山河令– category –

瑠璃甲を得た晋王に陰陽冊を渡してはならないと、残り僅かの命で単身武庫に向かう決意をした阿絮。老温が起きると駆けつけてしまうからと大巫に頼んだものの…

瑠璃甲は鬼谷にあると蠍王から騙されていた莫懐陽。祝いと称して鬼谷に入って瑠璃甲を奪い、更にどうしても曹蔚寧と阿湘の結婚を許せないため、２人を始末してしまおうとしていた。

葉白衣の裁きで、老温は莫懐陽の追及を逃れる。宴席で、ひとり沈んだ様子の阿絮。もう自身に残された時間は数日。それでも老温の心の平穏を喜んでやりつつ、そっと涙を流す。

段鵬舉に化けた柳千巧から、趙敬の話を聞いた蠍王は決意する。柳千巧には解毒剤と抑制剤の処方箋を渡し、選択の機会を与え、柳千巧もひとつの決意を固めることに。

治療が始まり七爺達と和んでいた阿絮の元に、成嶺が谷主は老温だと知り動揺しているとの情報が。阿絮は老温と相談しようと鬼谷に向かうも、途中で谷主が追い詰められているとの噂を聞き、急いで白鹿崖へ。

阿湘と曹蔚寧がなぜか開心鬼に捕えられて蠍王の元に連れて行かれていた頃、掌門のやり方を責めていた范懐空は、逆に莫懐陽の野心に丸め込まれていた。

阿湘は曹蔚寧に全てを話した。阿湘を信じる曹蔚寧。隠れている洞窟の外で、蠍王達が肉を焼いて匂いを漂わせているところへ、莫懐陽が趙敬を伴って帰ってくる。

阿絮が平安銀荘に向かった後、韓英に必死で気を送り続ける老温。そこへ阿絮を捕えようと天窗がやって来る。成嶺がカラクリで防戦しているところに戻って来た阿絮は…

晋王の元に戻った韓英は、晋王の書斎で偽の瑠璃甲を見つけて持ち去る。その頃、天窗の段鵬舉は趙敬と接触、でも既に裏では毒蠍とも結託していた。

葉白衣を四季山荘手前で足止めしようと、外で待機していた老温。でも更に先回りしていたのは阿絮だった。葉白衣は老温が谷主だと知り、討ちに来たのだった。

四季山荘に落ち着いた3人。平安銀荘に呼ばれて行ってみると、葉白衣からの手紙が届いており、葉白衣の「心当たり」は、阿絮の旧友、大巫だったことを知る。

心の澱を吐き出してしまった阿絮と未だ抱え持つ老温は、深夜に飲みながら語り合う。高小怜を連れた桃紅と緑柳を見つけた阿湘と曹蔚寧。阿湘が助けを呼びに行く間に黄鶴が現れ…

四季山荘についた3人、美しい風景だが放置された屋敷は荒れていた。切なそうな阿絮を気遣う2人。老温は成嶺にお互い気遣い合うなら、話してしまえばいいのにと言われてしまう。

昏睡から目覚めた老温は、阿湘の幸せを願い、手放す決意をする。でも阿湘は鬼谷のことを隠していることが心苦しく不安で一杯だった。

阿湘達と合流した阿絮達は、町で毒蠍に襲われる。偶然再会した沈慎と共に郊外の空き家に落ち着いた一行。そこで過去を反省するような言葉を連ねた沈慎は…