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「ロング・ナイト 沈黙的真相」作品情報、主な登場人物、あらすじ感想一覧 全12話(完)

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ロング・ナイト 沈黙的真相
目次

所感

白宇(バイユー)ファンには、胸が痛くなるようなドラマだと聞いてはいたものの、そこはそれ、見てみたいってもんですよね。字幕付きのDVD等も、確かまだ出ていない作品だし、どこかで配信来ないかなーと思っていたんですが。
ふと気づけば、やだっ、U-NEXTさん、いつもありがとうっ、お世話になります♪

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ロング・ナイト
画像出典 百度百科

ばいゆさんの作品順としては、「鎮魂」「紳士探偵」⇒「ロング・ナイト」⇒「風起隴西」となるのかな。
12話だから、まだ途中までしかポイントなし視聴解放になっていない「斗羅大陸」を後回しにして、さくっと見てしまおうかと思ったんだけど、いやはや、なかなかどうして、さくっとはいかなかった。

面白いので、次はどうなる、次は…となるんだけど、内容が複雑で重いんだよー。白宇演じる江陽(ジャンヤン)の、これでもかっ!ってくらいの不遇っぷりには泣けます。
あとね、画面が暗くて、え、このおじさんはどのおじさん?待て、同じ人?とはなります(^m^)だから、配信は有難いよー。

物語は2000年から2010年の間を、行ったり来たりしながら進んでいきます。
冒頭、2010年現在。地下鉄の駅構内で起きた爆発物騒ぎの犯人が持ち歩いていたスーツケースの中から現れたのは、爆弾ではなく、江陽の死体でした。
ここから始まる、彼の、うん、彼らの7年に渡る戦いを、凄腕だけどちょっと変人扱いされている刑事、厳良(イェンリャン)が遡り、解決していきます。

2話での若々しいばいゆさんの可愛さが、2006年辺りの凛々しさを経て、それから一気に枯れていきます。この間10年弱なんだけど、それどころではない落差に見えます。なんかそれだけでも感動してしまいました。ええ、ファンとしましては(^m^)

でも江陽、正義感に突き動かされて頑張っていくんだけど、とっかかりは完全に「巻き込まれ」なんだよねえ。その後、降りない選択をしていくのは、勿論江陽本人なんですけど。いいところまで追いつめたと思ったら、呆然となり、悔しい思いをし、ってのを何度となく繰り返して、結局はあんなことに。はあ。
前途洋々だったエリートが、なんでこんな…の思いが、しばらく残ります。
途中で、言い出しっぺの家族が、もう巻き込むなと言ってきた日にゃ、見ているこちらがギリギリギリ…となりました。2話の最後である女性が、今思えば、私が江陽を死なせたんですと言ってますが、それなっ!←
とはいえ、面白かった。ただ、お疲れ様ーとか、口走りそうになるドラマでした。

あ、余談ですが、その昔、飲茶のお店でバイトしてたことがあって、そこに、ドラマで出て来たのと同じ、貴州茅台酒があったんですよ。あれ、50度越えの高級酒なんですよね。バイトのみんなでちょびっとずつ味見させて貰ったことがあるんですが、下戸の私は舐めるだけで精一杯でした。
それをさあ、ドラマの中で、江陽、陳明章、朱偉がグイッグイやってるの。ひー!
ドラマのシーンとはいえ、大陸のみなさんって、基本強いんでしょうかねえ。びっくりだったわ。

作品概要

  • 制作 中国 2020年発表 全12話
  • 原題 沈黙的真相/The Long Night
  • 原作 紫金陳(ズージンチェン)「長夜難明」
  • 監督 陳奕甫(チェンイーフー)
  • 脚本 劉国慶(リウグオチン)

あらすじ

2010年。一見単純な殺人事件。しかしその背後には、巨大な秘密が隠されていた。その秘密を明らかにするために7年という年月をかけ、数え切れないほどの代償を払い、さらには人生を賭けた7人の男女。彼らの矜持とは。
スーツケースに詰められ、動かない体で公の場に現れたのは、将来を嘱望されていた若き検察官ジャン・ヤン。2003年から2010年の7年間に賄賂と使い込みの罪を着せられ3年間を刑務所で過ごしたこともある彼の死体を運んだのは、有名な地元の弁護士、ジャン・チャオ。ジャン・チャオは殺人と死体遺棄を素直に認めたが、判決言い渡しの直前で、自分はジャン・ヤンを殺していない、アリバイもある、と告白し、捜査は行き詰まる。この奇妙な事件は注目を集め、「雪だるま連続殺人事件」を解決した名刑事、イェン・リャンが特別捜査本部に加わることに。取り調べ室でジャン・チャオと対峙したイェン・リャンは、「24日間」というタイムリミットを与えられる。果たしてこの検察官と弁護士はどういう関係だったのか、なぜ検察官は変わり果てた姿で発見されたのか。一見単純に見えた事件の背後には、巨大な秘密が隠されていた。

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メインの登場人物とキャスト

厳良(イェンリャン) / 廖凡(リアオファン)

江潭(ジャンタン)市公安局の刑事。凄腕だが多少変人。難事件を解決するにはこの人と、評判が高く、この地下鉄事件の捜査チームにも呼び出された。洞察力や事件に対する嗅覚が鋭く、チームの面々とは少し違った視点から、独自に調べていくことが多い。

江陽(ジャンヤン) / 白宇(バイユー)

平康(ピンカン)県の元検察官。2010年、恩師だった張超(ジャンチャオ)の運んでいたスーツケース内から死体で発見された。将来を有望視されていた優秀な検察官だったものの、2003年、大学時代の同級生、李静(リージン)から、かつての恋人、侯貴平(ホウグイピン)の死の真相を調べ直して欲しいと頼まれたことで、人生が変わってしまう。

李静(リージン) / 譚卓(タンジュオ)

弁護士、張超(ジャンチャオ)の妻。江陽(ジャンヤン)の学生時代の友人。江陽が平康県の検察官になったと知り、2000年に平康県で亡くなった恋人、侯貴平(ホウグイピン)の冤罪を証明して欲しいと依頼する。夫が江陽殺害容疑で逮捕された後、殊更に江陽を嫌っていたような不審な態度をとる。

張超(ジャンチャオ) / 宁理(ニンリー)

元法学部の教授。過去敗訴は一件のみという敏腕弁護士として名を馳せていたが、地下鉄の駅で、江陽の遺体の入ったスーツケースを持ち、爆発物であると見せかける事件を起こす。殺害を認めた後、アリバイを提示して自供を覆し、事件を根本から掘り起こさせようとする。

張暁倩(ジャンシャオチェン) / 黄堯(ホアンヤオ)

江潭晩報(ジャンタンワンバオ)の記者。検察官から身を落とした江陽の取材を、長期間続けていた。厳良(イェンリャン)の元同僚だった刑事に寄り添った記事を書いたことで、公安局内でも好意的に名が知られている。3日毎に届く彼女宛ての匿名の手紙と、事件の手がかりだという9つに切られた写真を捜査チームに提出、協力する。

朱偉(ジューウェイ) / 趙陽(ジャオヤン)

平康(ピンカン)県の敏腕刑事。熱血過ぎて、多少暴走気味なところがあるせいか、部下だった李建国(リージェングオ)に陥れられて、降格してしまった過去を持つ。2003年に監察医の陳明章(チェンミンジャン)に紹介された江陽と共に、侯貴平(ホウグイピン)の冤罪事件を追う。2010年現在は、地下鉄事件の半年前から休職し、行方不明。

陳明章(チェンミンジャン) / 田小洁(ティエンシャオジエ)

法医学界の権威。2000年当時は、平康県の監察医で侯貴平(ホウグイピン)の検視を担当していた。江陽に改竄前の検視報告書を渡し、朱偉を紹介し、再調査に協力する。最初は胡散臭いことこの上ないオヤジだったものの、最後まで、江陽の心強い味方であり続けた。

任玥婷(レンユエティン) / 吕晓霖(リューシアオリン)

江潭市公安局の捜査課課長。地下鉄事件の捜査チームを率いている。厳良とは過去に仕事をしており、その実力には一目置いている。地下鉄事件には、何か複雑な裏が隠されていることに気付いている。

侯貴平(ホウグイピン) / 陆思宇(ルースーユー)

2000年、大学院生時代に教育支援として、平康(ピンカン)県苗高(ミアオガオ)郷の教師として赴任し、熱心に指導していたが、そこで遺体となって発見された。江陽の同級生で李静の恋人。亡くなる前、自殺した生徒の暴行事件を捜査するよう求めて動いていたが、それを妨害され、自らも女性に暴行し追われて自殺したと処理されてしまう。

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