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山河令 第11話「生死を共に」あらすじとネタバレ感想

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山河令
画像出典 Youku information technology (Beijing) co., LTD
目次

あらすじ

岳陽派が英雄大会の準備を進める中、周絮の署名がある偽の手紙で誘き出された張成嶺は、毒蝎四大刺客の俏羅漢にさらわれる。だが、それに気づいた周絮が後を追いかけ、温客行も駆けつけたことで、蝎王の手に落ちようとしていた張成嶺は救われる。そこで二人に深く感謝した張成嶺はついに、隠してきた琉璃甲について口を開き…。

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ネタバレ感想

山河令 登場人物 登場順一覧(7話~11話)はこちらから。

英雄大会の準備は着々と進められています。
ここで高崇(ガオチョン)が言ってることが本音だとしたら、この人、誤解されるようなやり方しかできない、不器用な人なのかもしれません。世渡り下手。
でも、大きな組織のトップとしては「自分、不器用っすから」って、言い訳にならないよなあ。余程できる副官が側でフォローしないと、組織が衰退する元になるんじゃ?
だってトップが誤解されれば、組織全体が誤解されるでしょ。で、現状その通りになってますから。デキる副官どころか、獅子身中の虫がいるし。

さて、パワハラ会議の後、残った喜喪鬼と艶鬼。
腹に据えかねた喜喪鬼は、谷主に諫言するんですが、谷主温客行、だって谷主だもん、鬼だもん、奇矯なのが私の通常状態だもーん!になってますからね。
喜喪鬼は、鬼の中でも長老、谷主より長く鬼谷にいるのかも。みんなの前で以外は、他の鬼達とは態度も違います。
慌てて艶鬼が取りなそうとしますが、喜喪鬼は思い上がりが過ぎると言い、谷主は寛容にも限度があると言い、お互い引きません。でもまあ、喜喪鬼を下がらせることでその場を終わらせた谷主は、艶鬼を残します。何か指示したいことがある模様。

艶鬼はかなり冷静な人だね。谷主の所業が何のためか理解していて、それを口にして叱られても、忠心から出た言葉ですってビクともしない。素晴らしいクールビューティっぷり。腹に一物も二物も抱えている男の鬼達なら、ビクビクしちゃうようなところよ。

艶鬼の変装術は、阿絮と同じ、四季山荘の秦懐章(チンホワイジャン)から授けられたものでした。元々柳千巧(リウチェンチャオ)は顔に痣があって、それを気の毒に思った秦懐章が教えてくれたらしい。
ならばなぜ四季山荘を頼らなかったと聞く谷主に、もはや鬼になった身、俗世に未練はありませんと言います。や、鬼谷に入る前にって話と違うの?ま、いいか。

そうとも。我々は鬼なのだ。鬼は光を浴びると灰になって飛び去る。
自分にも言い聞かせる言葉ですな。阿湘の言うように「人間らしくなる」心地良さなんて、やっぱり捨て去らねばっていう。

山河令
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阿絮のほうは、未だ飲んだくれながら町を歩いていました。
んー、言ってもいいかなあ。…まぁたこの自虐癖かよー。
結局この人は、慕ってくる成嶺が可愛くなっちゃって心配だし、老温のことでも後ろ髪引かれてて、岳陽城から姿を消せない。で、延々、自分は呆れたバカだーとか、こんなことがしたくて天窗抜けたのかーとか、自嘲の独白を続けるんだけどさー。

ったく、だらしねーな、いい加減に腹ぁくくれ。

そう言ってやりたいのでございます。
なんでしょうねえ、老温の自嘲とは、ちょっと種類が違う気がするんですよね。単に贔屓の差じゃないと思うんだけどな。老温もめんどくさいけど、阿絮のほうがもっとめんどくさいというか(大笑)
もう認めなよ、あなたは人との繋がりを求めてる。でもそれでいいんだよ。ペナルティは充分受けた。そんな資格はとかナンとか、ンなことは心底どうでもいい。

その頃、稽古を終えて自室に戻った成嶺は、洗面器の下に挟まれた手紙を見つけていました。
「絮」と書かれていたら、そりゃ、阿絮だ!って思っちゃうよね。
嬉しくてわくわくしながら夜を待って、こっそり北苑の裏庭に向かおうとすると、あの意地悪、謝無恙(シエウーヤン)に見つかってしまいます。いずれ岳陽派の掌門になれば、なんでもできるっていうコイツの顔が怖かった。目を見開いているだけで、妬み嫉みでいっぱいって分かる顔。上手いな。
でも後ろから、阿湘が手刀で一発、謝無恙を気絶させてくれました。

何も知らない阿湘は、ハテナを浮かべつつ成嶺と一緒に北苑の裏庭に行くのですが、そこに座っていた使用人は殺されていて、飛んできたのは毒蠍、俏羅漢(しょうらかん)。手紙は罠。
この時点では、なぜ毒蠍が「絮」と成嶺の関係を知っているのか疑問が残るんだけど、それが分かるのはもう少し後。

阿湘が頑張るものの、攻撃されて倒れた隙に、成嶺は攫われてしまいます。
そこに控えていた魅曲秦松(みきょくしんしょう)が魔音の琵琶をかき鳴らし、阿湘はじめ、岳陽派の人々もバタバタと倒れ、動けなくなってしまいました。

阿絮は、さっき成嶺がこっそり隠れながら歩いていた場所に座り込んで、まぁだウダウダ飲んでいたところ、放せーと叫びながら、空を連れ去られていく成嶺を目撃。
ほらほらー、自嘲してる場合じゃねーってばよ!な状況だぞ、ある意味、良かったかも。悩むのは、そんな暇があるからなんだっ(笑)

岳陽派のみなさんも、町を大捜索中。
丁度通りかかった老温は、祝邀之(ジューヤオジー)高山(ガオシャン)コンビに会います。琵琶を持った男と聞いて、魅曲秦松だなと言う老温に、良かった、ご存じだって言う祝邀之の嬉しそうな顔。ほんと、この人は憎めない。
成嶺が攫われたと聞いて顔色が変わる老温。その時、屋根を走って逃げる魅曲秦松を発見、即座に追いかけます。

武侠物のこの「跳ぶ」シーン。能力が高いほど、高く長く飛べるらしいんですよね。魅曲秦松と老温のひと跳びの距離等々、一目瞭然です。

さて、攫われた成嶺は、お寺みたいなところに拘束されていました。
俏羅漢と毒菩薩(どくぼさつ)が、瑠璃甲を出せと拷問するんですが、成嶺、なかなか肝が据わっています。ぼっちゃんも、この短期間で随分と精神的に鍛えられたね。元々芯は強い子だったのでしょうが。

魅曲秦松は迎えを待っていたようですが、金毛蒋怪(きんもうしょうかい)は何してるんだか分からないけど、女子2人は忙しいんだから、ひとりで行きなよ。
そこへ、成嶺をどこにやったと、老温登場。

いまひとつ仲の良くない俏羅漢と毒菩薩。魅曲秦松と金毛蒋怪が遅いから見に行けと言う俏羅漢に、男どもの命なんてどうでもいい、こっちが見たいと言う毒菩薩です。
成嶺、水攻め。
そうか、濡らした紙はこんな使い方もできるのねって、現代の一般人にはいらない知識。

魅曲秦松は、さっくりと手を潰されていました。琵琶を弾く手だろう、もう使えぬなあって、さらりと言う老温。
父が教えてくれた。人間の体には全部で206個の骨がある。
80いくつまで握り潰すと、頑固者も口を開いた。

想像すると怖い話ですが、これも老温の正体の大きなヒントなんですよね。
それにしてもアナタ、握力ゴリラ並み?

水攻めでも、歯が折れ飛んでも屈しない成嶺。え、えらいぞぉ~(>_<。)
そこへ、見張りを吹っ飛ばしながら飛び込んで来たのは阿絮です。

山河令
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四大刺客を敵に回すとは何者だ。
クソ蠍に俺の名を聞く値打ちはない。
うは、カッコいいじゃん、阿絮♪生きてるっ!
いやだって、さっきまでウツウツしてたけど、俄然生き生きしてるんだもーん。

戦いながら、軟剣白衣で成嶺の鎖を切ると、あの客桟では分からなかった成嶺も、白衣を見て、師匠!て。今度は分かったね、良かった良かった。
2人相手に華麗に立ち回る阿絮でしたが、そこに金毛蒋怪も襲い掛かってきます。
戦いが長引くと、内傷に影響が出るのね。血を吐いてしまった阿絮に駆け寄る成嶺。阿絮は大丈夫だっていうふうに小さく頷きます。

蠍王が一度狙いをつけたら誰にも邪魔できないという毒菩薩に、奇遇だな、俺も狙ったものは誰にも邪魔させないって言い返す阿絮。袖口に仕込んだ発射装置みたいなので針を飛ばすと、逃げ遅れた金毛蒋怪が倒れます。それを見て色めき立つ2人ですが、さらにそこに、ボロ雑巾状態になった魅曲秦松が投げ込まれ、スローモーションで現れる老温です。ふふっ。

元々怒りながら来た老温だけど、成嶺に支えられている阿絮を見るなり、手前の姐さん2人なんか視界にも入らなくなったよね。さらっと軽くかわして、阿絮と成嶺の元に飛びます。
真っ直ぐ阿絮に向かって、阿絮を支えて、無理に戦うな、成嶺を逃がせって言われてるのに、ダメだ、お前を傷つけた、切り刻んでやるって言う。見るからに成嶺も傷だらけなんですけどね。

山河令
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あの。ボクも。ボクも傷つけられました。えと、ぼく、も…
成嶺の、小さな心の声を代弁してみました。
それくらい、成嶺のこと見てないのよぅ。分かるけど、分かるけどおっ、ちょんりん…

その隙に逃げ出した姐さん2人。外からは不穏な物音がします。
出てみると、林の中にたくさんの薬人がウロついていました。
趙家義荘にもいっぱいいたよね、毒蠍が操る人道に反する生体兵器。

成嶺と逃げろ。…逃げぬのか、お前と共に死ぬのも悪くない。
ぺいっ。やなこった。

おまいら…
そこへ、生死を共にするとは、お二方は高尚だなと言いながら、降りて来たのは、蠍王でした。あ、初めましてーって感じ?阿絮は会ったことあるんだろうか。

とんだ失礼を。お出迎えが遅れたって、蠍王、なんっか老温に通じるトコあるなー。
そこへ、姐さん2人も合流、魅曲秦松と金毛蒋怪の敵だって言うんだけど、蠍王からは、力不足で主の顔を潰した者が何を言っていると叱られてしまいました。
周首領、紹介してくれぬか、そこにおられる生死を共にする友人をって、やっぱり面識もあったんだね、北の天窗、南の毒蠍。

お前は誰だ、なぜ成嶺を攫った。
知りたいなら教えてやってもいいが、自分から名乗るのが礼儀ではないか?

老温は阿絮を傷つけられて頭に血が上ってますが、動じずにゆったりと話す蠍王、やっぱり平常時の老温みたいだよ。そういう組織を束ねる人間の雰囲気は、似てくるのかな。
蠍王、きっと知ってるね、老温の正体も。

賭けをするか。負けた方が勝者に明かす。自分は一体何者なのか。
お前より口数が多い。

笑っちゃいましたよ。なんなら何度かリピートしましたよ。
真顔で言うんだもん、阿絮。
そしてホントに口数多い蠍王、緑色にしてみました。

阿絮が小型爆弾みたいなのを飛ばし、その隙に3人は逃げ出します。
そしてやっぱり、蠍王は知ってたね。天窗のトップと鬼谷のトップがなぜ一緒にいると不思議がってます。うん、お互いにそれを知らずに知り合ってるんだよぅ♪

林の中で休憩中の3人。成嶺は泣きべそで、阿湘姉さんの言う通り、お二人は私を見捨てなかった、うわぁ~ん!になっております。可愛い♪
このシーン、阿絮と老温のいい兄さんっぷりが、ホンットに和みますよね。阿絮もかなり柔らかい顔になったし、老温は相変わらずママ味たっぷりの表情。

で、やっぱり食べ物を準備するのは老温の役目なのね。
一番最初の串を阿絮に渡したら、成嶺に先にあげてしまう阿絮です。ちょっと老温が、なんか言いたそうな顔に見えたぞ。マダオコッテル?とか?
本当に親身になってくれるのはお二人だけだって言う成嶺に、おじぎみ達も負けてないぞって、縁談話を持ち出して茶化す老温、阿絮に睨まれて黙る(^m^)

成嶺は、溜まりに溜まっていたことを、2人の前で吐き出します。
短期間のうちに、これだけの不信感を植え付けてしまった責任は、高崇にあるよなあ。高崇が成嶺に直接働きかけたのって、瑠璃甲を出せ、五湖盟碑にいくぞ、娘と結婚しろ、これだけ。それも全部命令したり、怒鳴って言うことを聞かせようとしたりで、成嶺の意見や意志を聞いてやったことなど1度もない。いくら父親の言葉が根底にあったとしても、それでも自分を尊重しようとしてるのか否かは、成嶺にも判断ができる。沈慎なんか言わずもがな、表面上は思い遣っているような言葉を発しても、沈慎にまで強く出られて黙るしかない趙敬も、全くアテにならない。これじゃ五湖盟の3人に、成嶺が心を開く訳がない。

阿絮と老温は少なくとも、成嶺はどうしたいって聞くんだよね。
行動で示さず、ただ信じろ信じろって口で言うだけの人より、行動で示しても、口では簡単に信じるなって言う人のほうが、どれだけ誠実に見えるかって話ですよ。だから成嶺は、パパの言葉があったとしても、阿絮と老温のことは信じようと決めたんだよね。まあ、老温は裏にいろいろありますがー。

成嶺はようやく、今まで誰にも言わなかったことを2人に打ち明けました。
あの日、張玉森(ジャンユーセン)が言った「誰も信じてはならない」という遺言のような言葉。
それ以来、成嶺は誰を信じていいのか、本当に誰も信じてはいけないのかと、会う人会う人、それを見極めようとしてたんですね。だからいつもあんな目で相手を見てたのね。
そして瑠璃甲のありか。切羽詰まった張玉森が成嶺のお腹を裂いて、そこに瑠璃甲を隠した。
いてててててて、もう、そう聞くだけで痛い私はHSP(笑)

今、取り出しますって言う成嶺に、おい、俺が欲しいと言ったかって止める阿絮。
義兄弟への信頼はとうに失っていたのだなと老温。
表面上はともかく、長年反目し合っていたということも、成嶺は打ち明けました。父親からの手紙に書いてあったと。さすがに2人も驚いて手紙のありかを聞きますが、成嶺は毒蠍に攫われた際、隙を見て仏像の足の下に隠したのだそう。あの時、そんな間があったのか。
手紙は長命山の剣仙宛てでした。

五湖盟の五義兄弟と親友だった容炫(ロンシュエン)が邪道に落ちたのは、五湖盟の5人が原因。6人で六合心法(りくこうしんぽう)を研究していた時、容炫を傷つけた剣に毒が塗ってあった。そのせいで正気を失い、悪の道を究めた容炫は討伐されたのに、5人は責任を放棄した。張玉森は容炫と生死を共にするつもりだったが、成嶺の祖父に監禁され叶わなかったことを、終生悔やんでいた。剣の毒を塗った人物は分からないが、その剣は高崇のものだった。

五湖盟の中に、もしくはごく近くに、容炫と高崇を陥れようとしたヤツがいたってことよね。例えば高崇が何か企んでたとしても、自分の剣に毒を塗るほど、真っ直ぐなバカでもあるまいし。最終的に五湖盟として責任を負わなかったという点で、陥れられたにしても、高崇にも責任があると言えばそうでしょう。

その頃、高崇は1人、隠し部屋を開けていました。中には亡くなった仲間達の位牌が6つ。
上段に、容炫(ロンシュエン)、容岳氏(容炫の妻)、甄如玉(ジェンルーユー)、甄谷氏(甄如玉の妻)、下段に張玉森(ジャンユーセン)、陸太冲(ルータイチョン)。

こんなことをしてるくらいならさあ、とは思うんだけど。
義兄弟や仲間達に対する気持ちが、悪いものではなかったことだけは、分かったけど。
自分の本心なんて、言っても誰も信じてくれない、あの者達はともかく、玉森、なぜお前までっていうけど。「あの者達」って誰よ。趙敬と沈慎?その他大勢を指すなら、こういう言い方はしないよね。

でもさあ、自分は言い訳はしないなんて話、良く聞くけど、それは果たして潔いのかどうか。
だって、必要なことまで言わない人が多いじゃん。言い訳になるって真実を伝えない人が。
自分の信念や矜持のほうが大事で、周囲を振り回してることには目を向けず、自分だけは清廉を標榜する人が。武侠の世界には、多そうだなあ。

そもそも我欲がなければ(それが先祖代々の五湖盟を守るってことだとしても)、20年前に武庫開けて、他派の奥義書、返してるんじゃないの?なんでそれをしなかったんだろう。五湖盟が大事って思いは、例えば丐幇(かいほう)の黄鶴(ホアンホー)が、うちの奥義書返せよ!ってのと変わらない。その後のやり方はアイツ、欲に塗れてヤらしいけど。

20年苦しんで来て、真相が明かされるのを待つつもりがって言ってましたけど、誰が真相を明かすって言うんだろう。これも不思議でした。自分じゃない前提だよね、この言い方。
まさか黒幕に見当がついてたとか?だとしたらそれこそ、五湖盟盟主の名の元に、糾弾しないといけないんじゃ?五湖盟の名誉を守るために、目を逸らしてた?証拠が掴めなかった?20年も?五湖盟盟主ともあろう人が?
20年間、それができなかったことが、そこにあったんであろう秘密を開示できなかったことが、成嶺パパを更に失望させたのでは?そんなに組織そのものの方が大事なのかと。では人はどうなのかと。

本当はすれ違いたくなかった大切な義弟、それが叶わないなら、残された息子を自分の娘と結婚させて、岳陽派と鏡湖派とを合わせて存続させるって気持ちは、分からないでもない。でもそれはあなたの勝手な思いと理想で、子供達がそれぞれ抱えている気持ちや事情は、完全無視ですからね。大切なはずの義弟の気持ちも、完全無視。一人前になるまでしっかり手元で育てて、鏡湖派として独立させるって選択肢もあるのに、それはしない。自分の掌中で物事を進めたい。いわゆる「良かれと思って」トラブル起こす典型なんだよなー。ずっとこの調子だったんじゃないの?この人。

と、今のところは思えてしまうのです。もっと複雑な事情があるのかもしれないけど、見ていてまだ理解できないんですよねえ。
だからこのシーン見ても、高崇、本当はいい人だったって単純には思えなくてさ。成嶺への働きかけも大失敗してるし。単純に不器用だとも思えなくなってきちゃう。意固地過ぎて、思いやりに欠けてて。
と、散々言っといて、それほどでもない話だったら、すいません。でも現状はね。

さて、林の中の3人。あれ、座る位置変わってますね。
成嶺、阿絮、ちょっとした間、老温だったのが、老温、人ひとり分くらいの間、成嶺、阿絮になってる。ぽつねんと膝を抱える老温の図、みたいになってますよ。

老温が阿絮にお酒を一口くれって言うと、阿絮は老温を見ないまま、成嶺に渡せと言って手渡します。でも、拭き拭きはしなかった。以前はわざとらしく拭いてたのに。

師匠、温殿、ケンカですか?

よっ、成嶺、キミみたいなストレートな子が、このヒネた大人の間には必要だよっ。
その上、ちゃんと、老温が何かやらかして、阿絮の機嫌を損ねたのが分かってるのがいいよね。的確、的確(^m^)
子供にこれだけ宥められちゃあ、阿絮も軟化せざるを得ませんな。
で、ようやく阿絮が、成嶺がどうやっておびき出されたかを聞きます。
毒蠍の裏には「絮」を知っている人物がいるってことが、2人にも分かったね。

そこで阿絮がまた内傷の痛みを覚え、心配した老温が気を送ります。内傷のお陰で、阿絮の役に立てるって嬉しそう。私は骨格で見破ってたぞっていつもの話から、昔見た遺体の肩甲骨から、絶世の美女だと判別できたってところで言い淀み、続きを聞くかと言う老温。そんな背後の様子を、阿絮が感じ取ってるのがスゴイの。

過去のことはもういい、余り悲しむな。
老温、お前は一体何者なんだ。

温善人にはまだ、覚悟が決められないようです。
まあなあ、成嶺とこの鏡湖派が滅ぼされたのは、谷主が瑠璃甲という言葉を口にして鬼達を下山させたのが発端なので、ここじゃあ、まず言えませんわね。
温善人の戯言なんて、全く信じてないよ、阿絮も。
自らに利のない瑠璃甲レプリカの件だって、なんで?ってのも分かってないしなあ。

阿絮は立ち上がり、成嶺に向かって言いました。
本当に弟子になりたいか。
そこまで信頼を得た以上、真摯に答えるべきだ。

だが俺の正体を知ってから決めても遅くはない。

本名は、周⼦舒(ジョウズーシュー)。四季山荘の現荘主であり最後の荘主。
師匠は先代の秦懐章。
「四季、花は常にあり、天下の事情を知り尽くす」と言われた門派が、もう知るものもほとんどいないのは、全て自分の思い違いと力不足のせい。
それから天窗になるまで、毒蠍も知っていたこと、天窗と毒蠍との関係。

過去には心に背くことも、意に染まぬ殺しもした。
野垂れ死ぬつもりだったが、天は思いがけず俺に新たな道を用意していた。

阿絮の話を聞いても、成嶺の意志が変わるはずもないよね。
それを見て、ママ老温、バカだな、形式を踏んでしまえ、拝礼するんだ、早くっ、て素敵アシスト。

山河令
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いいだろう。おまえは本門派で6代目の直系の弟子だ。

わ~ん、成嶺、おめでとーう。
烈女もしつこい男に弱い、ホントだったねえ←

これもネタバレになっちゃうんですが、この林の中の一連のシーン、老温の表情を追っていると、とても複雑な心の動きが分かります。細かい演技してるよ、龔俊。成嶺の境遇に自分を重ね合わせてるんじゃないかと思う顔は、今までもあちこちにあったんだけど、ここもだいぶね。

次回はなぜかやたら老温が詳しい、瑠璃甲の来歴です。

 今日の瑠璃甲

  • 岳陽派(高崇)
    高崇の元にある
  • 太湖派(趙敬)
    趙敬の元から宋懐仁によって持ち出され、宋懐仁を殺した組織の手に渡っている。鬼谷のように見せかけられているが、宋懐仁についていた傷跡は毒蠍のようで、毒蠍の手に渡っている模様。
  • 丹陽派(陸太冲 故人)
    泰山派掌門、傲崍子が丹陽派の生き残りと共に託されていたが、傲崍子は無常鬼によって殺され、長舌鬼から蠍王に渡されるはずが、纏魂糸匣と共に老温の手に渡る。老温により30個の複製を作られるが、その後、老温が町中でこれ見よがしにぶら下げて方不知にすられたものが、本物か複製かは分からない。
    その方不知も天窗によって殺され、老温のものと2つ持っていた瑠璃甲は韓英から晋王に送られた。
  • 鏡湖派(張玉森 故人)
    1人生き延びた三男、張成嶺の体内に、張玉森によって埋め込まれていた。未だ成嶺のお腹の中。
  • 大弧山派(沈慎)
    沈慎の元にある

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