2023年8月– date –

ふもとの町で江澄と落ち合う前に温晁に捕まってしまった魏嬰。金丹を失くした魏嬰に抵抗の術はなく、乱葬崗に捨てられてしまう。

侍女をやり過ごし葉霊児にも気を遣わせて、話し込む２人。心が通じ合ったものの、お陰で葉霊児は風邪を引いてしまう。翌日、司理理に会いに行った葉霊児は…

瑠璃甲は鬼谷にあると蠍王から騙されていた莫懐陽。祝いと称して鬼谷に入って瑠璃甲を奪い、更にどうしても曹蔚寧と阿湘の結婚を許せないため、２人を始末してしまおうとしていた。

釈放された後、消されそうになっていた岳軍を助けて捕まえた江陽と朱偉だったが、またもや李建国に邪魔され、朱偉は3年間研修の処分を受けることになってしまう。

霓裳夫人と李徵、殷聞嵐の思い出話を詩にする約束をした謝允。夫人はあの刀を周翡に贈ってくれた。翌日、羽衣班はみな姿を消しており、そこに李妍を探して馬吉利が。

金丹譲渡の計画を進めていた魏嬰は、山中で倒れていた宋嵐を助ける。温情の元に運ばれた宋嵐は、薛洋に師匠を殺され白雪閣を滅ぼされ、自身も目をやられたものの、暁星塵によって抱山散人に治して貰ったらしい。

鶏肉の君を探して、靖王世子殿下の屋敷に行くも空振りした范閑は、林婉児本人に会ってみることに。医者を装い若若と紫祥殿に向かうと、侍女が長公主に連絡。

葉白衣の裁きで、老温は莫懐陽の追及を逃れる。宴席で、ひとり沈んだ様子の阿絮。もう自身に残された時間は数日。それでも老温の心の平穏を喜んでやりつつ、そっと涙を流す。

2010年、捜査本部も胡一浪も、朱偉を探していた。ひょんなことから廃ビル爆発の仕組みに気付いた厳良。更に厳良は自身の仮説を裏付けるため、李静のマンションにあった手すりの製造年月を探っていた。

謝允には反対されるものの、勝負を諦めきれない周翡は、楊瑾とどう戦うかを考えて続けていた。でもちょっと謝允を叩いただけで、未だ回復しきっていない体は悲鳴を上げ…

温寧の助けで、江澄を蓮花塢から救い出し、江厭離と共に温情のいる夷陵に逃げた魏嬰。そこで江澄が温逐流の手で、金丹を失ってしまったことを知る。

審理の場を皇帝に助けられた范閑だが、破談にはならなかった。そこには、皇帝の強い思惑が。

段鵬舉に化けた柳千巧から、趙敬の話を聞いた蠍王は決意する。柳千巧には解毒剤と抑制剤の処方箋を渡し、選択の機会を与え、柳千巧もひとつの決意を固めることに。

2003年、朱偉の協力を得て、侯貴平事件の再調査を再開した江陽。侯貴平を通報した丁春妹を尋ねるが、岳軍に邪魔をされ、丁春妹は口を閉ざしてしまう。

人質にされてしまった李妍だが、やりたい放題で楊瑾達は手を焼いていた。霓裳夫人と周翡が少し回復したところへ、李妍を預かっているから挑戦を受けよと、やって来た徐舵主と楊瑾。