あらすじ
楊瑾に挑まれた勝負を受けようとする周翡。しかし彼女の弱った体を案ずる謝允は、断雁十三刀の速さと重さには太刀打ちできないと周翡を説得しようとする。それでも周翡は南刀の継承者として楊瑾に勝つために秘策を練っていた。勝負の日、周翡は霓裳夫人に刀を借りる。霓裳夫人の脳裏をよぎるのは、かつての好敵手・李徵と殷聞嵐の姿であった。一方、追っ手から逃れて四十八寨へ向かう李晟と呉楚楚は、立ち寄った街で狼藉者に襲われる。
ドラマ公式サイトより引用
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ネタバレ感想
周翡にずんずんっと部屋に入り込まれ、身は売らぬっなんて、トンチンカンなことを言った謝允ですが、ふざけないでと、一言で返されてしまってます(笑)
私は楊瑾(ようきん)に勝ちたい。
あなたは蜉蝣陣(ふゆうじん)を一目で見抜いた。
断雁十三刀(だんがんじゅうさんとう)も知っているはず。
知らない、講談で聞いただけだって言う謝允だけど、周翡は、そっと傍らに跪いて、謝允の膝に手を乗せて、お願いよ。お願いってばあ♪
ふっ。随分と謝允の扱いが上手くなってきてる気がするー(^m^)
甘えられちゃった謝允さん、この顔である。
私に頼んでどうする。一夜で達人にしろと？
そんなことができたら、曲など書かずに門派を立てる。
そうは言うんだけど、言い方がこっちも甘えんぼだよ、カワイイ(^m^)
策はあるでしょ、断雁十三刀のことを教えてと言う周翡に、謝允は内心、上手く説得できれば諦めさせられるかもしれないとか思ってますが、うん、無理だろねえ。
断雁十三刀については私も詳しくはない、だが知る限りでは、恐れるほどのものではない。名門の刀法とは大きく違っていて、君が10年後に熟達すれば相手にもならない。
今は無理だと言いたいのでしょうが、そんなんで諦める子じゃないよね。
霓裳(げいしょう)夫人は、周翡の意志を千載憂(せんさいのうれい)に確かめて来てと、霊雨(れいう)に指示していました。こちらも、何か考えているみたいね。
断雁刀は速いだけでなく重いんだそう。下手な武芸者なら防ぐだけで精一杯。
重くて力強いから、受け流す必要がある。今の周翡では、刀を握っているのも難しい。
そう言われて、じゃあ速さを鍛えると言う周翡。南刀の名を守りたいなら、この勝負はやめるべきだと謝允は言います。例え拒んでも、評判を落とすのは卑劣な楊瑾のほう。なのに、なぜ危険な勝負を受けようとする？機会ならまたある。
周翡は、今回の勝負を避けて、この先南刀の継承者だと名乗れるのかと言います。どうせまた別のヤツらが挑んで来る。たとえ勝てなくても、堂々と負けた方が隠れているよりマシ。
謝允もその意志の固さには舌を巻いてますな。
君には楊瑾ほどの根性や基礎がない。磨き上げた速さもない。
速さは何にも勝る武器。楊瑾が長年鍛錬してきたのは、刀の速さ、ただそれだけだ。
だが君は違う。李家の武芸は、素養がなければ真似すらできない。
君が母君に学んだのは刀法だけではない、あらゆる学問だったはず。
知識が豊富で視野が広い、熟達の域に達すれば…
この謝允の台詞、分かり難いんだけど、要するに、今は全然歯が立たないけど、そもそも周翡のほうがベースの素養は段違いに豊富。だから今じゃない、もう少し経てば、なんなく勝てる相手なんだからってことでしょ？
でも周翡はその「今じゃない」のところは、すっ飛ばして考えてますよね。
私の破雪刀は楊瑾よりも速くなる？
今回の勝敗はともかく、私には変幻自在の技がある。速さを求めず無常に徹する。
謝允の言葉を反芻しながら、周翡は閉眼禅してたのかな。魚老が教えてくれた瞑想修行。
朝、部屋の扉を開けた謝允の目の前に、周翡が立っています。昨日の続きをって言う周翡に、まだ諦めてなかったのか、眠い、まだ寝るって逃げちゃう謝允。
もっと速くとはどれくらい？もっ重くとはどれくらい？
一緒に食事をしていても、ずっと考え込んでる周翡。謝允がおーいって、手にしたお箸を目の前で振ったら、ばしっとその箸を箸で掴まれる(^m^)謝允の箸はポキリと折れてしまいました。自分の箸を取られちゃっても、それでも周翡は、ぼーっと考え中。
集中力半端ない。にしても、普通じゃないなー。
一方、李晟と呉楚楚は、屋台の店でお焼きを食べようとしてました。
呉楚楚の男装を褒めてみたり、この辺は貧しくて、お焼きくらいしかないけど、四十八寨に着いたら御馳走を食べさせるって言ってみたりと頑張る李晟(^m^)
でも呉楚楚は、苦労したお陰で食べ物のありがたみを知った、このお焼きで充分よって。
それにしても、かなりでっかいお焼きだよねえ。中に餡も入ってるんだろうか。
次にいつ食べられるか分からないからと言った李晟は、お焼きをひとつ、袋に入れて保管してます。
というかね、私はずっと李晟と呉楚楚も衡陽(こうよう)にいるのかと思っていたんだけど、どうも違うっぽいですな。周翡の周囲の町は、ここほど殺伐とはしてなかったし。
謝允は、羽衣班のみなさまに囲まれて、ずっとここにいて欲しい～♪なんて言われておりました。満更でもない様子だけど、周翡を自分の弟子ってことにしてる訳？なんでまた？
こういうのを、鼻の下を伸ばしていると言うのであーる。
少し離れた場所で、閉眼禅に勤しむ周翡は、面倒くさくなったのか呆れたのか嫉妬したのか、その場を離れて行きます。
え？みたいな顔で見送ってる謝允だけど、これは当たり前だぞ？面白くないって感情を抜きにしても、閉眼禅の邪魔だし、謝允がみんなの前で自分を笑うのもムカつくでしょうよ。
廊下を歩いていた周翡は、霓裳夫人と霊雨の会話を聞いてしまいます。
霓裳夫人、回復にちょっと手間取ってるみたいね。霊雨は周翡を助けたせいだと尚も言い募ってるけど、既に終わったことを、あの人を助けたせいだせいだっていつまでも言うの、潔くないなー。夫人が心配なのは分かるけど、夫人の想いと義侠心をもっと汲みなさいよ。心配は既に伝わってるから。
そしてこれを聞いてしまった周翡は、自分を助けてくれた人に、無謀な挑戦を受けるとは言いにくくなっています。勝負をすると知ったらきっと止める、孫のように思ってくれる人を傷つけたくないって思っているけど、うーん、それはどうかな。南刀の名に懸けてって話なら、霓裳夫人は認めてくれちゃう気がしますけど。
刀のない周翡は、枝を使って鍛錬していました。でも軽い枝ですからねえ、どうも調子がでないみたいよ。さっきの、謝允に群がる羽衣班のお姉さん方の光景も響いてるかな？
そこに謝允。逃亡兵の物語の後は、命がけで君子の供をする話にしようなんて皮肉を言ったりして、周翡をムカつかせてます。でも自分自身への皮肉なんだってさ。武芸に情熱を燃やす侠女殿のお供をするんだってさ。
枝を奪って、周翡の肩に突き付けた謝允は、もしかして嫉妬した？っていうと、当然の如く、してないわって答え。鼓動が早い、汗ばみ、頬が赤らんで、私の目を見ないって。
…イヤな観察力だなあ、それ。当人から言われたくないわ。
でも、そんなことないわって、きょとんとしながら近づく周翡、間近で謝允をガン見。
へえ～、みたいな感じで近付く謝允ですが、ぎりってところで、周翡に叩かれました。
だけど叩いた周翡は、なんだか変。具合が悪くなってしまいます。慌てて、つい内力を込めちゃったって感じなんでしょうかね。
そして謝允に、だーっと言われてしまいます。
己の状況をわきまえよ、ただでさえ楊瑾は強敵、その上、君は体が弱っている、どうやって戦う？負けると決めつけないでか？だから今日まで私はこの話を避けて来た、だが私を叩いただけで、君は痛みにうめいた、そんな体で戦えば、どうなるかは明白だ。
ぐうの音も出ない。周翡、泣いちゃったわよー。珍しいな。
去っていこうとする周翡に、この宝刀は？って枝を出す謝允(笑)
勝負はしないと周翡は言いました。そんな暇があったら、武芸を磨くわって。
謝允はしてやったりな笑顔になってるけどねえ、どうなることやら。
李晟と呉楚楚のいる町では、ゴロツキが幅を利かせてるみたい。屋台に難癖をつけているのを見て、李晟は剣を手を掛けますが、冷静な呉楚楚に理路整然と止められます。
慎重に動こうと立ち上がったところに、どうやら追手も来ちゃったみたい。
ゴロツキ達は、いいから銭を出せと叫んでいます。李晟はお財布から少しお金を出して、道端にばら撒き、お金に群がる人達の騒ぎに乗じて逃げようとしたんだけど、ゴロツキのボスの目に留まっちゃいましたよー。
襲われる２人。でも剣を使って騒ぎになると、追手にバレる。李晟は身を挺して呉楚楚を守り、ボコボコに殴られてしまいます。残りのお金を財布ごと投げると、ようやくゴロツキ達は引いていったものの。
川のほとりで、李晟を介抱する呉楚楚。
熱が出てしまったらしい李晟は、魘されながらも呉楚楚を守ろうとうわ言。
でもすぐ気が付いたので、幸い、そうオオゴトにはならなかったようですが、それでも、2人の心が更に近付く出来事にはなったわね。李晟は、残しておいたお焼きを呉楚楚に食べさせます。呉楚楚、噛み締めてますな～。
夜、中庭で鍛錬に勤しむ楊瑾。その音がうるさくて、李妍(りけん)は眠れない様子。
文句を言いに飛び出してきますが、知らんぷりで続ける楊瑾に、金物の洗面器を叩いて更に大きな音を出す李妍。近所迷惑だなあ。だけど楊瑾は、集中していてそれも気付いていなかったっぽいよ。マジか。
でも泣き出した李妍には、ようやく気付きます。そんな李妍のワガママ攻撃に、仕方なく外へ食べ物を買いに行かされる楊瑾。根がいい人過ぎて、むしろかわいそだー(笑)
そういえば、馬吉利(ばきつり)のこと忘れてた。未だ、李妍を探しまくってますが、見つからず。馬吉利、羽衣班のことに思いが及んだみたいね。
めっちゃいい人でしかない楊瑾が買ってきてくれたお菓子を、ご機嫌で食べる李妍。アンタ、眠くて仕方なかったんじゃないんか？
食べると動きが鈍くなると言った楊瑾に、李妍は周翡が洗墨江を渡った時と同じねと言います。それを聞いた楊瑾は驚いてる。翼があっても渡れぬ川をどうやってって。洗墨江の凄さは、結構知られてるんですね。
周翡に挑むなんて、身の程知らずってことよと李妍。でも楊瑾は、更に闘志がわいてしまったらしいわ。ああ、武芸バカ。
え、洗墨江を渡った？マジで？
そこに徐舵主(じょだしゅ)が、連絡が入ったとやって来ました。周翡が衡陽(こうよう)に来る前に深手を負い、羽衣班で療養して治ったばかりのようだと。だからきっと勝負は受けないだろうと言います。
そんな相手に人質を使って挑んでも、勝負とは言えません。
そういうところはちゃんと弁えてるんだね、この人達も、一応。
約束の日。霓裳夫人と周翡と謝允がお茶を飲んでいるところに、楊瑾と李妍がやってきました。この数日、本当に辛かったのよーとか言う李妍。ほんっと、この娘は。泣き落としで男を操る妻妾によくいるよねえ、こういう泣き落とし得意の嘘つきって。
楊瑾は、今日はこれを持って来た、役立つはずだと言って、周翡に小箱を差し出します。小薬谷の秘薬で、損ねた内力を早く回復するものなんだって。君は内傷を負ってるんだろう？飲めば治るはずだ。
でも周翡はそれを、霓裳夫人のために使おうと考えました。寸前まで、本当に断ろうとはしたっぽいんだけど。
李妍が、内傷を負っていたの？と驚くので、謝允もさすがに、今更なんだと言ったわね。分かる。言ってやりたくもなる。知らなかったじゃないんだ、そもそも人の事情なんて一切お構いなしなのよ、この子。
周翡は霓裳夫人に、刀をお借りしてもと聞きました。夫人、周翡を連れて行きます。
夫人の部屋に並べてあって刀と剣。刀を取って、しみじみと見つめる夫人。
李徵(りちょう)との思い出。
若かりし霓裳夫人の歌う店に、李徵と殷聞嵐(いんぶんらん)がいました。
どこかの文士が酔って兵士に暴言を吐き、店にいた兵士と揉めそうになったのを、立ち上がった李徵が文士の友人のふりで謝り、口を挟むなと言った文士を何かの技で潰しました。それは浮波手(ふはしゅ)だったみたいね。それに気付いたのは、霓裳夫人と殷聞嵐だけ。
李徵は、潰れた文士のテーブルにお金を置いて、そっと出て行きます。
か、カッコいいな、おい。どうやら、それが３人の出会いだったようですね。
夫人は刀を周翡に渡し、合うかどうか試してみて、気に入ったらこれで戦うといいと言います。勝負が済んだら、無傷で返しますと言う周翡。どう戦おうとしてるんだろうか。
羽衣班の舞台の上で、周翡は楊瑾と向き合いました。
手加減はしない、恨むなよと言う楊瑾。その太刀筋を見て、やっぱり速いと思っている周翡ですが、全てかわしていて、刀を鞘から抜こうともしません。
見ている霓裳夫人が、刀を抜かないつもり？と言うと、謝允は、2人の実力には差がある、刀を抜くとそれが露呈してしまい、相手に飲まれると言います。
徐舵主は、これは楊殿の勝ちだななんて言ってますけど。
霓裳夫人は、周翡が斉門の技を使っていることに気付き、蜉蝣歩で勝つつもり？と謝允に聞きますが、謝允はそれには直接答えず、内心、これは忍耐力で勝負していると考えてますね。
その言葉は聞いていないはずなのに、霓裳夫人は、やはり賢い子だわぁ♪ってホレボレしているよ。時を稼ぎ、相手の刀法を見極めるつもりなのねって。
ただ、避けづけるにも限界がありますと謝允。
隙が生まれなければ？と言う霓裳夫人に、楊瑾はカッとなり易い、逆上すれば実力を出せませんと。
うん、そろそろ楊瑾が苛ついて参りました。技の組み立ても単調になってきたみたい。
周翡は、楊瑾は青龍主や仇天晋(きゅうてんしん)とは違い、一撃では私を倒せないはず、速さも洗墨江の仕掛けには劣る、力だって巨石を動かすほどじゃないと、冷静に分析。
楊瑾が躊躇しました。速さに躊躇は禁物らしい。
その隙を見逃さなかった周翡。楊瑾のデカイ刀が舞台の板を打ち抜いて突き刺さったのを見て、その刀の上を走って楊瑾の背後を取り、手にした刀を抜いて突き付けました。
これが私の刀よ。
はっと笑った謝允は、周翡め、山を下りて賢くなったなって呟いてる。
一瞬の躊躇が命取りになったわねって、嬉しそうな霓裳夫人。
やるじゃないか、見直したよって謝允に言われて、周翡も嬉しそう。
楊瑾は負けてしまったことに憮然としながらも、懐から素直に小薬谷の薬を差し出しました。そのまま行こうとした楊瑾を呼び止め、周翡は言います。
私を南刀の女子と呼ばないで。姓は周、名は周翡よ。
楊瑾は拳を突き出し、楊瑾だと名乗ります。周翡が拳を合わせると、楊瑾はまたいずれと言って去っていきました。
これで、なんだかんだとご縁ができてしまうのだっ。
徐舵主は礼を取り、無礼をお許しいただきたいと言います。行脚幇(あんぎゃほう)の力が必要な時は、手を貸すと。
さすが南刀の継承者ね、知恵が回ると言った霓裳夫人に、周翡は、滅相もない、恩返しに薬を贈りたかっただけですと、楊瑾に貰った薬を差し出します。
私のために？って、感激の霓裳夫人。あの世の李殿が知ったら、きっと喜ぶでしょう。
周翡と謝允、李妍がきゃっきゃうふふしてるのを見た霓裳夫人は、これが若さねって呟きます。
李徵との過去を思い出しながら。
天下は広く、多くの若者が志を抱いて世に出る。
でも、5年10年経つうちに、世間の汚れに染まらないでいるのは難しい。
若いのに見事な歌だった、心付けを渡すのを忘れてすまないと李徵。
私は羽衣班の弟子の１人と名乗った夫人は、うちの門派の秘儀を使ったから、どこで学んだのか問いただそうと思ってと言います。
どうやら浮波手は、羽衣班の霓裳大師と李徵が一緒に作ったものらしいよ。でも謙虚な李徵は、霓裳大師と若い頃に縁があって教えを請うた、さっきのは見様見真似だって言うの。
何も知らない夫人は、結構な勢いで突っかかり、浮波手は師匠と南刀の李殿が磨いたものよ、私達も滅多に教われないのに、真似るなんて分不相応だと、本人の前で言い放ってますわよ。
でも李徵は優しいねえ、お嬢さんの生意気な物言いにも怒らず、騒がず、諭しながら微笑んでるんだもんねえ。
謝允は周翡に、実に見事な策だったと褒められてるけど、でも、もし奇策が失敗したらと聞かれて、別に構わない、せいぜい人に笑われるだけよって言います。
だけど、いくら強くても、人には必ず弱点があるはず、そこを突いたのと。
賢くなったって謝允。
そこへお邪魔虫。李妍が抱き着きに来ますが、そもそもの元凶はあなたよ、なぜ山を下りたのと周翡。
伯母上が許した。
あり得ない。
ね、そう思うわよね。でも許したのよ、李瑾容(りきんよう)、弟の子達には、信じられないくらい甘々だから。
馬吉利と一緒に下りて、努めがあるという馬吉利と別れたら、楊瑾に捕まったと李妍。
まあ確かに違いないんだけども。キミ達、馬吉利が必死で探してるだろうことには、頭が行ってないのね(^m^)
夫人に呼ばれて、部屋に向かう周翡と謝允。
硬い表情の周翡は、この刀は年代物、夫人の表情でいわくつきだと分かった。もしかしたら霓裳夫人も、私の継祖母かもと。人たらし李徵、行く先々に継祖母ってかー(^m^)
夫人は、この子ったら♪って、本当に孫に言うみたいだよ。
破雪刀(はせつとう)は誰から？
母です。
李徵は立派な継承者を得たって、満足そうな夫人。
周翡が、夢で祖父上に叱られそうな気がします、武芸ではなく奇策に出たからと言うと、夫人は笑い出します。
目を閉じると、李徵の温厚な顔が浮かぶわ、身に着けた衣は洗いざらしで、女子を見ると３歩下がって他人行儀な口を利くの、こんなお嬢さんが祖父上だなんて、あっはっはっはって。
なんかみんな、ほっこりしてしまったな(^m^)
刀をありがとうございましたと差し出した周翡。あちらの剣と、対になっているようですねと言います。
剣に目をやった夫人の回想。
李徵と殷聞嵐が乾杯してます。
我らは好敵手に恵まれたな、どうやら勝負はつきそうにないと李徵。
酒で勝負がつかぬなら、刀と剣を交えてみるか？と殷聞嵐。
そこに若かりし霓裳夫人がお酒を運んできました。こうして仲良くなったのね。
霓裳夫人は、私が旧友たちのために作らせた刀と剣なの、刀の名前は山(さん)、剣の名前は雪(せつ)、旧友のひとりは、あなたの祖父君よ。
山川剣(さんせんけん)と破雪刀の山と雪をそれぞれ互いの物に付けたんだねえ、夫人。
もう１人はと言った時、謝允が、山川剣の殷殿ですねと。
え、あの、こじらせ息子のいる殷聞嵐？と周翡は思ったであろうよー(笑)
次回は霓裳夫人と2人の関係。
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