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ロング・ナイト 沈黙的真相 2話「パズル」あらすじとネタバレ感想

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ロング・ナイト 沈黙的真相
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.
目次

あらすじ

2003年、大学院を卒業した江陽は希望に胸を膨らませて平康県検察院に赴任。順調に出世を遂げる江のもとに、同級生・李静からかつての恋人・侯貴平の死の真相を探ってほしいという連絡が入る。2010年、張超のアリバイが判明し、地下鉄事件の捜査は難航。そんな中、新聞記者・張暁倩宛てに謎の差出人から郵便物が届く。そこには奇妙な写真の一部が同封されており、新聞に掲載しなければ爆発を起こすという脅迫文が添えられていた。

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ネタバレ感想

2003年、江譚(ジャンタン)市。
雨の中、学生用の郵便物の受け渡し場所に急ぐ大学院2年の江陽(ジャンヤン)。希望に満ちていて、キラキラ。動きも生き生き。これはカワイイ白宇さん。

ロング・ナイト 沈黙的真相
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キラキラ江陽

自分宛の通知を受け取ると、トキドキしながらその場で開きます。
平康(ピンカン)県の検察院、採用通知。嬉しくて踊り出す江陽。

江陽がバスで平康に着き、出迎えていた女の子と抱き合うシーンは、女性の回想でした。
彼女と江陽は、ネットで知り合い文通をしていたらしい。彼は100通もの手紙を送ってくれたと。平康県の検察院を受けたのは、彼女と一緒にいるため。既にそこで働いていた彼女の同僚になります。

当時の私は若すぎて、考えが浅かった。
今、思えば、私が江陽を死なせたんです。

2010年、江譚市。
事件のあった地下鉄駅構内の、監視カメラ映像を見る厳良(イェンリャン)。
なぜヤツが殺したと?と言うと、顧一鳴(グーイーミン)は、自分の取り調べで自供したし、被害者の爪から張超(ジャンチャオ)の皮膚片と血液が採取され、凶器に着いた指紋も一致、監視カメラにもマンションの敷地に入る張超の車が映っていると言います。
確かに一見キレイに証拠が出揃って、張超の犯行は揺るぎないものに見えるけど、刑事事件専門の敏腕弁護士が、これほどまでに自分が犯人ですの証拠を残したまま捕まるのは、不自然過ぎ。

監視カメラに映っていた張超の車の運転手は誰だか分からないらしく、張超は、江陽に車を貸した、運転していたのは自分ではなく江陽だと、自供をまたひとつ翻しているらしいよ。
携帯電話や銀行カードの履歴からは、江譚市を出ていない記録が残っているものの、それも江陽に貸していたものだと供述しているみたい。

状況証拠が揃い、本人も認めたのに、北京にいたとは思えないと言う趙(ジャオ)局長。
厳良は、張超が、犯行当日、江譚ではなく、1000キロ離れた北京にいたのは事実と言います。飛行機に乗ってるからねえ。そっちを調べれば間違いないので。

監察医の見解は、死亡推定時刻は夜8時から12時の間。背後からの絞殺。
でも、張超には北京にいたというアリバイがある。
アリバイがあるのに、供述は状況と一致する。

それをすごい偶然だとかみんなは言うけど、偶然で済ませられることではなく、そこになんらかの思惑があるってコトでしよ。張超は状況を知り尽くしているってことなんだから。
厳良はそこに注目してます。

任玥婷(レンユエティン)は、張超は真犯人を庇っているのではと言います。局長も、真犯人は妻では?と。ではなぜ、わざわざ駅の構内で、あんなにも注目を集める騒ぎを起こしたのか。

その頃、江譚晩報(ジャンタンワンバオ)社の張暁倩(ジャンシャオチェン)の元に、手紙が届きます。中には、切り取られた写真の一部と、HGPと記名された手紙。
それを編集長に見せた張暁倩。編集長は、大スクープだと驚いてトップ記事にしようとしますが、張暁倩はまず公安局に知らせるべきではと言います。夕刊では速報にとどめ、明日の一面で全文公開と決めて、張暁倩は公安局へ。

公安局の廊下を案内されて歩く張暁倩を見た局員は、たまたまそこにいた捜査チームの若手、馬少林(マーシャオリン)に、江譚晩報の張暁倩だぞって囁きます。張暁倩は、潜入捜査官、劉明洋(リウミンヤン)へ寄り添った記事を書いたことで、局員達の間では有名。好意的に受け留められている様子。

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任玥婷姐さんと纏ってる雰囲気が似てる気がする張暁倩

手紙を開く任玥婷、傍らには、厳良と顧一鳴。
手紙は、張暁倩の記事が好きだ、ファンと一緒にパズルで遊んでくれないかという文面で始まっています。切り取られた写真がパズルね。

警察が24日以内に事件を解決できるか賭けよう。
3日ごとに写真の1/9を送る。
24日後、9枚のピースが揃うと、江陽殺しの真犯人が分かる。
もし、もみ消したりすれば、大勢の市民が死ぬ。
写真を受け取ったら、翌日の一面に掲載しろ。
しなかった場合は、夜12時に市内で爆発を起こす。

警察にはヒントを与え、江譚晩報を巻き込んで脅すことで、世間にも広く公表して注目を集めさせ、何がなんでもこの事件を有耶無耶にはするなという意図、ですな。
これでますます、この事件は単純な怨恨殺人などではないだろうとなりますわ。
厳良は、張超が同じく「24日」という言葉を出したことを思い出していました。

公表による混乱は防ぎたいが、一面掲載をしないで爆発が起きれば公安局の責任となる。
厳良は、これは張超の仲間の仕業だと見て、差出人を突き止めるため、スクープを載せた新聞は発行部数を制限し、指示に従ったように見せかけておびき出すと言います。
記事の載った新聞は、投函場所から3キロ以内のスタンドに並べ、購入者を尾行する。

ひえー?限定ったって、あれだけ刷られた新聞ですよ、捜査員、どんだけ必要なんだい。

夕方、現場を見にいくという厳良に、任玥婷はあの若手の馬くんをつけます。ここからマーくん、厳良とちょいちょい会話して、厳良を信頼してったみたいで、よく働くのよー。
任玥婷は、張超にもパズルの件を聞いたら「偶然だ」と言われたらしい。
捜査陣も容疑者も、同じ言葉を使っておる。

2人が張超のマンションに着いた頃、あたりはすっかり暗くなってました。
馬少林はなぜ張超は眼鏡の件で、うろたえたのかと聞きます。
3号線に初めて乗る近視の男が、眼鏡もかけず真っ直ぐ出口に向かったんだと厳良。マーくんも、あ、下見をしてたってことかと気付きました。
ということは、本人の言うように、タクシー云々のトラブルの末に、仕方なく地下鉄を使ったのではないということ。計画的だったということ。

覆した後の供述では、張超はこの部屋で、スーツケースに入った遺体を見つけたと言っているそうな。最初の供述で、殺したと言った場所の壁には、介護用の手すりが2本、付けられています。
凶器はベランダにと言った時、突然部屋のカーテンが開き、ベランダから女性が現れます。張超の妻、李静(リージン)でした。
いかにも怪しい登場の仕方だわねえ。

公安局から刑事が入ると聞いたので、貴重品の管理に来たという李静。ん?既にケンカ売ってる感。
厳良はベランダに貴重品があるのか?って(笑)
李静は、大した物はないが、捜査の状況を確認しようと思ってと言います。
夫が殺人容疑で逮捕されてるのに、被害者の江陽も知り合いなのに、李静の落ち着いた皮肉っぽい態度は非常に不自然。

張超の教え子だった江陽はどんな人物だったか聞かれ、李静は、品性下劣な男ねと言います。賭けに30万元も使われ、タダでここに住み、遊んで暮らしていた、お陰で私は夫と口論が絶えなかったと。
江陽を恨んでいた人物も知らない、江陽の遺品も、しばらく置いてあったが、元妻は何も持っていかなかったから、ほとんど捨てた。残っているのは、張超が棚に保管したものだけ。江陽の本や手紙があるはず。
部屋は貸しに出したいから、全部持っていってと言いながら、厳良の様子を慎重に窺っている感じの李静。

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アタシを疑いなさいよと言わんばかりの李静さん

局長が捜査チームに夜食の差し入れを持って来た時、厳良と馬少林も帰ってきます。趙局長、いいおっちゃんだなあ。

江譚晩報で集めた指紋照合の結果、手紙と写真に付着した指紋は2人分、張暁倩と陳(チェン)編集長のもの。封筒に…と顧一鳴が続けようとすると、厳良の、ずるーずるーって麺をすする音が響き渡っちゃう(^m^)
封筒の指紋は郵便局員と、荷物室の周(ジョウ)のものだけ。ずるーっ。
趙局長が厳良に、ちょっと静かにって言ったっ(大笑)

手紙や写真に手がかりはなし、差出人は捜査に関する知識がある。
写真には「峰山(フォンシャン)路」の表示が写っている。
峰山路はこの省に2つあるが、背景等照合の結果、平康県だと断定。

江陽の経歴に、深く関わる平康県が浮かび上がります。
厳良が、江陽について詳しい人物はいないかと聞くと、馬くんが、記者の張暁倩に聞いてみてはと。劉明洋の記事のお陰で、公安のみんなは彼女を信頼してますな。厳良も劉明洋とは関りがあるけど知らなかったみたいで、すぐに確認、張暁倩にアポを取ります。

厳良は、いつの間にか事件を解決する人だって噂があるのね。独自の考え方で調べていくからか。眼鏡の件だって、聞かれたから馬くんには答えたけど、チームと共有はしてませんね、そういえば。顧一鳴は未だ、厳良に懐疑的。

翌日、張暁倩と会った厳良は、予習してきたと言って、劉明洋の記事の載った新聞を出します。厳良と明洋は警察学校での同期で、同じ部署に配属されていたんですって。あの任務には元々厳良が就く予定だったものの、当日虫垂炎になってしまい、明洋に変わったと。だから厳良は、ずっとそれを心に残してるのか。

張暁倩は、一年以上江陽を取材してきたらしく、彼は明洋と同じ、悲劇の人だと思うと言います。
有名大学で法律を学んだエリートが、事件を起こして2年間刑務所に入り、家庭を失って携帯電話の修理工となり、最後は殺された。
その事件について聞いた厳良に、張暁倩は、先入観は禁物です、かつての恋人、呉愛可(ウーアイコー)を尋ねてみてはと。

捜査チームは、任玥婷課長が今日は泊まるからと、みんなを帰しました。厳良は、明日、呉愛可に会いに行くから一緒に来てくれって。了承した任玥婷は、あなたも家に帰ってないでしょと言うんですが、帰る必要がないって厳良。家族はいないのかな。
厳良が見ていたのは、マンションから持って来た江陽の遺品みたいね。
中華人民共和国検察官法という本の中から出て来たのは、身分証明書のコピーでした。
侯貴平(ホウグイピン)。HGP。
2人はデータベースを調べ、侯貴平が10年前に亡くなっていることを知ります。

呉愛可の家で、どどーんっと飾られている結婚写真を見る厳良。めっさ美人の呉愛可の隣には、眼鏡をかけた四角い旦那。冒頭で、私が江陽を死なせたと言っていたのは、呉愛可でした。

ちなみにこの旦那役、脚本家の劉国慶(リウグオチン)さんらしいですね(^m^)

呉愛可は、大学卒業後、しばらく付き合っていたけど、お互い合わないと感じて別れたと言います。
江陽は、職場でも唯一の大学院卒で、見た目も性格も人当たりも良く、検察院の中でも有望視されていた。仕事ができたので、1年もしないうちに捜査監督科の科長に抜擢され、4人も部下がいた。
呉愛可の父は当時検察院の副観察長で、その父親にも認められており、結婚の話も出ていた。

李静の語る江陽とは別人です。呉愛可は、懐かしそうに微笑みを湛えて話します。幸せだったんだよね。
でもその後、ある女性が現れたことで、平穏な生活は壊れたと。それは李静でした。

2003年、平康県。
仕事中の江陽の元に、学生時代の友人であった李静からの電話が入り、話があるから週末会えないかと言われます。快くOKしたものの、女性と2人きりで会うのは、呉愛可との間にあらぬ誤解を招いてしまうと考えたんだろう江陽。
科に戻り、昼食を用意してくれていた呉愛可にその件を告げました。うん、誠実だな。
だけど江陽はそこに呉愛可も呼び、別の席で待機していてくれと言いました。でもこれが、最初のターニングポイントとなっちゃうんだよね…

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後ろの科員が、呉愛可の現在の旦那ですよっ。

それにしても、職場の同じ科に恋人がいて、周知の事実で、他の科員がいても、一緒に仲良く彼女の作って来た昼食を食べるとか、ちょっと日本ではないかもしれませんねえ。しかも、いちゃコラいちゃコラしつつ(大笑)

喫茶店で、李静と待ち合わせた江陽。
李静は、江陽が平康県の検察官になったことを知り、平康県で亡くなった侯貴平のことを、調べ直して欲しいと頼みに来ていました。侯貴平は江陽と李静の同級生で、李静の恋人でもあった人。
彼は溺死じゃない、殺されたと思うと李静。
学校では、平康県に教育支援に来た侯貴平は、水泳中に溺死したということになっていたけど、それは学校側が影響を恐れてそう知らせたものだと李静。
平康県公安局からは、侯貴平は女性をレイプし、警察に追われて飛び込み自殺をしたと発表されたらしい。

ありえないと江陽は叫んでしまいます。
そんな男じゃないことを知ってたんだね。当然李静もそう信じています。
侯貴平の教育支援中に、教え子がレイプされ農薬自殺をした。彼はその捜査を上層部に訴え続けていた。そんな彼が、同じような事件を起こすものかと。

侯貴平は、その告発のせいで、無実の罪を着せられて殺されたのではないか。
捜査監督科の科長のあなたなら、彼の潔白を証明できるのでは。
それが李静が来た理由でした。
彼の死で、家族がとても苦しんでいることも聞かされてしまい、考え込む江陽。

そこで、腹を立てた呉愛可が、許せない話だと声を上げてしまいます。
江陽、調べてあげて、潔白を証明しなくちゃ。

義憤にかられるのは分かりますがね。大事な話に彼女連れて来ちゃって聞かせちゃったのがバレて、江陽も気まずいし、店の中でデカイ声でこんな秘密の話を騒ぎ立てちゃうのも、お子ちゃま過ぎる。

呉愛可の登場に戸惑いつつ、李静も、突然こんなことを頼まれても困るのは分かる、けど事実をはっきりさせたいと言います。
江陽も迷うよね。それが本当なら、なんとかしてやりたい、でもまだ検察院に入って1年弱、科長とは言っても、経験も権限もまだまだなんだもの。
でも、呉愛可にはそれが分かりません。院卒の江陽より下だとしても、少なくとも江陽より先に社会人になってるはずなんだけどなあ。
なら父に頼むと呉愛可に言われてしまい、江陽も内心いろいろと過ったんでしょうね、手は尽くすと言ってしまいました。

帰り道、余り気が乗らないみたいねと言った呉愛可に、違うよと言った江陽。
彼女の言う通りなら、背後にはきっと利権が絡んでいる、キャリアのない自分が公安局の落ち度を暴けば、大勢を敵に回す。
冤罪を調べるのは職務だわって呉愛可の言葉にも、間違いはないんだけど、人ひとり、そういう形で葬っている背後にあるのがどれほどのものか、見当もつかない訳だからねえ。余程の地位と権力をバックにして調べないと、逆にこちらが潰される可能性は高い。

でも、お姉ちゃんにはそれが分からない。江陽の力を買ってもいるんだけど、ワタシの彼氏はこんなにスゴイって思わせてよってのも混じってるんだろうな。李静の前でもそんな感じでした。
呉愛可に押し切られる形で、江陽はこの事件を再調査し始めることに。

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こんなシアワセは本当に束の間だった…

そして、冒頭の台詞となります。

当時の私は若すぎて、考えが浅かった。
今、思えば、私が江陽を死なせたんです。

厳良と任玥婷は、侯貴平の死について調べることにします。

次回は、江陽の奮闘と、それを明らかに妨害する人物の登場。2010年時でも、侯貴平事件は不自然に隠されてるんだよねえ。

江陽と打とうとすると、ちょいちょい江澄と打ってしまうので(笑)間違えてる箇所があっても、生暖かく見守ってくださいm(_ _)m

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