その1の続き、15話からです。
その1にも書きましたが、これを書く際に2周目をし、初見の印象よりも、良く出来た話だったかもーと見直しております。ええ。
やっぱりこのドラマのテーマは「愛」だったんだなあ。
最終話に新たな登場人物はいませんが、コトの顛末を書いています。
思いっきりネタバレしていますので、ご注意ください。
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第15話 親友生還の波紋
山前書院 陳儒

謝宣の小師叔。謝宣の言う、学問と同じくらい武術の得意な人。
薬王谷から天啓に来た司空長風に出会い、百里東君を巻き込んだ秋露白争奪騒ぎを目撃する。
李長生が百里東君、尹落霞(玥瑶)と共に天啓城を去った後、稷下(しょくか)学堂の祭酒に就任。そこで司空長風を指導したが、弟子にはしなかった。もっと強い方が弟子にする、江湖での再会を待っていると告げたため、司空長風は天啓城を離れることを決めた。師匠になったのは、ネオ李長生。
学堂に居ながら、朝廷の思惑や、琅琊王、鎮西侯周辺の事情も正確に読み通している人。
皇子達の謀反の際は、琅琊王の傍らで戦っていた。
第16話 幻の名酒を巡って
彫楼小築 醸造師 謝師

12年物の秋露白を高いところに飾り、欲しければ、彫楼小築一の達人である自分と戦って、勝てば奪い取れ、負ければ何かを残していくようにとしていた。
司空長風が百里東君の手土産にしようと挑戦するが歯が立たず、自分の槍、銀月槍を取られてしまう。
そこで合流した百里東君が、秋露白と銀月槍を賭け、酒造りで挑戦する。
百里東君が作ったのは「七盞星夜酒(しちさんせいやしゅ)」で、審査をしていた簫若風の武術の域をも上昇させてしまい、勝者となる。
これ「歌行」で唐蓮が命を賭けて飲んだ酒でしたね。
百里東君の師匠が古塵と知り、謝師も納得する。
風秋雨

妓楼、百花楼の花魁。
子供の頃に、お互い孤児で引き取られ、その後、離ればなれになってしまった義兄を探していた。
その思い出の曲を知っていた司空長風が、風秋雨の琴に草笛を合わせたため、義兄ではないかと部屋に招き入れるが、司空長風には過去の記憶がなかった。その真偽のほどは明確にされてはいない。それでも互いに一目で惹かれる。
2度会ったきりだったが、青龍使として数年天啓城で過ごした後、3度目は会わずに去ろうとした司空長風を追って、天啓城を出て行く。
「歌行」司空千落の母。

きっと母似。
北離 国師 斉天塵

「歌行」でもお馴染み国師サマ。
望城山、呂素真の師弟、蓬莱島、莫衣の師兄。「歌行」では、天文観測や暦作り、天下の大事を占う欽天監のトップだったので、趙玉真を占った呂素真の腕も確かだったはず。
皇帝に呼ばれた李長生の阻止計略、第二の刺客?だったが(第一は虚懐功を繰り出しコロッと負けた濁清)、ハナから戦うつもりはなく、派手にやられたフリで吹っ飛んだ。宮仕えはいろいろ大変なのね。
姫若風の言う「天下には3人半、素晴らしい人がいる」の「半」の人。
天に通じ、呂素真と並ぶ実力を持つが、国師の肩書に押し込められて仙気を抑えているから「半」らしい。後の3人は、古塵、李長生、姫若風。
姫若風、自画自賛。でも李長生の出奔の目的を探れず落ち込んでたな。

「歌行」ではこちら。
じいちゃん達はほとんど変わらん。
眉の根元とヒゲの量にだけ、変化を入れてるのかな。
第17話 達人 帝都を去る
大監 瑾宣

大監、濁清の弟子。
既に何度か顔は出しているものの、この時点でも未だキャプションが付いていないが、これが「歌行」でのヤツ、やらかしまくった五大監トップ。
濁清の元で、代わりに制裁を加える者を陛下は望んでいる、なんてー悪巧みに追従し、ちょいちょい青王を唆す。
そのうちに皇帝は青王を見限り、分かり易く琅琊王に肩入れを始め、鎮西侯を琅琊王の後ろ盾にしようとするが、尚も濁清は百里家を狙い続けた。31話で百里東君に挑むが破れ、勤仙に助けられて命拾いする。この後、必死で濁清の虚懐功も身に着けたのでしょうか。厄介な。お陰で「歌行」では蕭楚河が大変な目に遭った。
蕭若瑾の即位後、五大監の長となる。

「歌行」ではこちら。
だいぶ老けましたな。
「春風」34話での司空長風との並びを思うと、この人だけ世代が上のような老け込み方です。
第18話 銘酒を超える7つの杯
18話で初出の重要な登場人物はいません。
第19話 同年代の師匠
南宮春水

ネオ李長生。若返っても、人を食ったような性格は変わらない(^m^)
百里東君と天啓城を出ようとした際、姫若風に秘密を探られ、自ら語って若返ってみせた。若返る度に別人として生きており、最初の名は、姫虎燮(きこしょう)。百暁堂の創始者で始祖。
逍遥御風門の大椿神通で30年毎に若返るが、回復には鍛錬が必要。そのため百里東君を護衛代わりに同行させた。今回の生で終わりにすると決め、洛水のいる雪月城を目指す。読書人風に拘っていたのは、洛水の趣味。
簫若風に、後の天啓四守護となる人物の候補を上げ(姫若風、司空長風)、百里東君は除外しろと伝える。
司空長風を弟子にして槍法を伝授後、洛水と共に遊歴に出る。百里家の危機には駆けつけ、かねてからの約束通り李寒衣を弟子として連れて行く。
李寒衣をニ城主として雪月城に送った後、琅琊王ではなく蕭若瑾が即位した北離を見限り、もう戻らないつもりで極寒の地に向かったらしい。
北離開国皇帝 天武帝 簫毅

多分、李長生のひとつ前の生の時の友人。
貧しい育ちで「繡剣19式」という安物の剣譜しか買えなかったが、それを5才から17年も鍛錬し続け、裂国剣という絶世の技を編み出した。それは現在も簫家の技として残っている。
後に天下一の剣、天斬を持ち、大軍を率いて旧都を攻め天武帝となった。
南宮春水が、基本の鍛錬を軽んじる百里東君に、その大切さを教えるために話した逸話。
「天斬」は天道の剣として「歌行」では欽天監の天剣閣に保管されており、簫毅のひ孫、簫楚河とも縁のあった剣。

ひ孫がこちら、永安王、蕭楚河。
李宏毅(リーホンイー)が「春風」にも特別出演しています。
第20話 師匠の縁 弟子の縁
南訣 刀仙 煙凌霞

雨生魔との戦いに勝ち、南訣NO.1となっていた。
余命を察した雨生魔が、葉鼎之を連れて自らの技を見せて回っていた最後、13種目の相手。
雨生魔が13番目の技、魔仙剣は見るなと言ったのは、命を燃やす技だったから。でもしっかり見た葉鼎之は、見てしまえば受け継げといわれる。
煙凌霞は敗れるが、雨生魔も命を失うことになり、葉鼎之に別れを告げて姿を消す。
南宮春水の言葉によると、煙凌霞は雨生魔が好きだったっぽい?雨生魔は全く気付いてはいなかったようだが、多分葉鼎之は気付いた。
後に、葉鼎之は煙凌霞に教えを請いに行き、雨生魔の形見の剣を預ける。
兵神 羅勝

李長生の昔馴染みで、屈指の武器職人。南宮春水が百里東君に双手刀剣術を授けるため、刀を入手しに尋ねた。
羅勝は天外の隕鉄を手に入れて、依頼された客の剣と共に既に刀も制作しており、刀は尹落霞(玥瑶)が「尽鉛華」と名付ける。
そこで南宮春水から渡された刀法も、「繡剣19式」同様基礎の「五虎断山刀」で、またもや傲慢なぼったん、百里東君は基礎を侮る。
でもその刀法のみで天下に名を馳せたのは、他でもない羅勝。羅勝に叩きのめされた百里東君も、ようやく身に沁みたらしい。南宮春水が強者に立ち向かう若者は傲慢でなければと言っていたが、安易に他者を侮らない葉鼎之や司空長風に感じるのは気概で、傲慢さじゃないよなあ。
同時に制作していた剣は、雨生魔の依頼だった葉鼎之のもので、久しぶりに2人は再会する。
李素王の妻になった女性と恋仲だったが、心を伝えるのが下手で逃していたらしい。わ、ソコ、上手くいってたら李心月はいなかったー!
温歩平

温壺酒の兄弟かな?
暇を持て余していた温壺酒と共に、錦城、唐門の試毒大会へ向かう。
唐門は、天下一の毒術を持つ温家の座を毒術と暗器で狙っているが、温家は挑まれるなら倒すのみの姿勢。
せっかちな温壺酒を馬車に乗せ、ゆったり向かっていたが、百里東君も唐門に向かっていると聞いた温壺酒は、馬車を飛び出していってしまう。
唐門での騒ぎの際、李長生の思惑をすぐに察する辺り、見極める力のある人。
第21話 幕を開ける毒の競演
唐門 唐怜月

唐大長老の直弟子。
試毒大会に訪れた南宮春水が門前で消えたことで、百里東君とひと悶着する。温壺酒に止められるものの、この人も血気盛ん。
後に琅琊王の元で、天啓四守護、玄武使となる。
蕭若瑾即位後、北離の危機には、琅琊王と共に南訣に出征する。
この人と「歌行」慕雨墨の関係は、「暗河伝」で描かれるのでしょうか。

「歌行」ではこちら。
随分と貫禄がつきました。
尹落霞

賭王の娘、本物の尹落霞。
錦城牌館で無双していたところ、唐門にいる百里東君たちと別行動をしていた玥瑶が会いに来る。
天啓城での出来事を聞き、身分や使命、権謀術数も取り払えばと尋ね、玥瑶に百里東君が好きと自覚させる。
後に自らも柳月公子の弟子となり、蓬莱島から戻る百里東君と玥瑶を、柳月と共に迎えに行く。

「歌行」ではこちら。
賭け事好きな理由がようやく分かりましたよ。血だったのね。
唐門 唐霊凰(とうれいこう)

毒も暗器も、現在唐門では一番の実力者。
毒術は江湖では長年邪道の一種として蔑まれてきたらしく、その立場回復のために力を注いでいる。温壺酒はどちらが上か、実力を試しに来た。
五大毒門というのがあるらしいが、毒神教、雲枯派、不死宗、五毒門と唐門?温家は入ってないのだろうか?
唐霊凰はどんな毒でも耐えうる体にしたという元は悪辣な海賊だった薬人を披露し、毒で倒せた者を唐門よりも上とし、毒門の長と認めると言う。
でも仏門の力を使い、五毒門にも温壺酒にも負けなかった薬人は、先に東門に潜入していた南宮春水だった。
唐門 大長老 唐軒策

先に唐門に忍び込んだ李長生(南宮春水)に頼まれ、試毒大会で共に芝居を打つ。頼みを聞く代わりに取り引きしようとするが、ライバルの雷家を引き合いに出され、拒めなかった。
過去も未来も、なんちゅーか潔くない人ではある。
李長生は大椿神通を解くため、自分に毒を盛らせて先に逍遥御風門の薬石の術を解いてから、唐軒策に手伝わせ、最終的に自身で大椿神通を解いた。
途中で、唐霊凰と温壺酒のレベルを逍遥天にまで引き上げたのは、李長生のお礼のつもりだった模様。

「歌行」ではこちら。
蓬莱島 莫衣

清風道人の弟子で国師、斉天塵の師弟。
大椿神通を解く際、李長生は霊体で蓬莱島に飛び、清風道人に別れを告げに行ったが、道人は既に亡くなっていた。李長生は、もし愛弟子たちが来ることがあれば、一杯飲ませてやってくれと莫衣に頼み、蓬莱島を去る。
後に廊玥福地で内功を失った百里東君が訪れた際、その復活に力を貸す。百里東君は1年余りもかけて、今までとは違う独自の内功を手に入れ、神遊玄の域にまで達した。
その際の会話の中に、後の「歌行」での百里東君の運命を予知していたような台詞があった。百里東君はいずれ、東西南北のどこかを守ることになると。東の蓬莱島だね。自らの闇落ちも見越してたんでしょうか。
その間に葉鼎之は、天外天の当主として周囲の魔教を取り込み、地位を固めてしまっている。

「歌行」ではこちら。
第22話 生涯最後の妻
雪月城 城主 洛水

雪月城の城主。
李長生がその生で最後に愛した女性。南宮春水となり大椿神通を解いて、洛水と共に生きることを決めていた。
大椿神通を解く際、莫衣の後に洛水にも霊体で会いに行き、後に実際に雪月城に向かうが、捨てられたと思っている洛水は最初、怒り、取り乱す。
雪月城に入ろうとした百里東君と司空長風に、南宮春水の依頼で、登天閣16階をクリアする条件を出す。
後に雪月城の城主を百里東君に、三城主を司空長風に継がせ、南宮春水と共に遊歴に出る。
雪月城 洛河

雪月城の城主、洛水の弟なのかな?
雪月城の門前で、招状のない百里東君と司空長風を足止めした。入城するため、2人が直接洛河を倒そうとした時、洛水から、登天閣に挑戦させろとの命が届く。通常10階踏破で入城可能らしいが、南宮春水の思惑から、16階踏破を指示された。
洛河自身、2人の実力は見るだけで察していた。
14階が関の山だろうという南宮春水の予想を越え、2人は16階に到達するが、番人に放り出される。それでも南宮春水の助けは借りず、百里東君は恋の病から技を編み出して再度挑戦、2人は最上階を踏破した。
南宮春水と洛水の遊歴に同行する。
第23話 恋の病と成長と
23話で初出の重要な登場人物はいません。
第24話 因縁の婚礼
天啓城 影宗宗主 易卜(いぼく)

易文君の父。婚礼直前、逃亡しようとした娘の力を奪い、阻止する。
娘の護衛にしていた筆頭弟子の洛青陽の想いも、易文君を見逃そうとしていたことも気付いていた。
影の存在の影宗だったが、娘が景玉王に見初められ、洛青陽も皇帝の侍衛に取り立てられたことで、日の目を見る時が来たと野心を膨れ上がらせていた。ただし皇帝は、景玉王の前代未聞の影宗との婚礼による問題も、易卜の野心も知りつつ、泳がせていた模様。
婚儀での花嫁奪還は、洛青陽を易卜が止め、百里東君と司空長風を百里成風が止め、葉鼎之を簫若風が止め、失敗に終わる。とはいえ、最強の弟子である洛青陽への想いもあり、その強さを認めてもいる。
易文君帰還の際は、何もしなければ皇后になれた、出奔したなら戻ってくるべきではなかったと言った。この時、朱雀使となっていた司空長風に破れる。
第25話 待ち人来たらず
北離 琅琊王親衛 葉嘯鷹(ようしょうよう)

琅琊王の忠実な親衛。
景玉王の婚礼の日、葉鼎之が易文君を奪還しようとして琅琊王に阻止され、魔に囚われて倒れた後、葉鼎之を密かに隔離するために現れる。
葉嘯鷹に担がれていく葉鼎之の叫び声は、婚礼会場にも響き渡った。
意識を失った葉鼎之を馬車に乗せ、できるならおまえの婚礼に出たいものだ、なんて笑って冗談を言う。若い頃って、こういう人だったのねーっ(笑)
葉鼎之の父、葉羽に憧れていたらしい。景玉王は愚かだと称し、葉鼎之に、将軍では惜しい、天下一になれと励ましている。
仁徳が備わる琅琊王以外の皇子達は二束三文だと思っているが、琅琊王自身は皇族になど生まれたくはなく、皇帝になどなりたくはなく、できることなら仲間と共に江湖に出て過ごしたかったと思っているのも、重々知っていた。

「歌行」ではこちら。
だーいぶ迫力が増しました。
第26話 動けぬ少年たち
忘憂老人

簫若風と葉嘯鷹が葉鼎之を匿った、慕雲居にいた僧侶。
天下一を目指して旅立った葉鼎之を無禅と共に追ったのは、簫若風の依頼で、魔仙剣を使い魔に堕ちかけている葉鼎之を守るためだった。2年で邪術の反動も跳ねのけ、更に上の域に至ると、葉鼎之を姑蘇城外へと誘う。それを、葉鼎之を尾行していた雨寂と玥卿が、歯噛みして見送っている。
苦心して易文君への執着を解こうとしていたが、易文君の懐妊を知った玥卿が嬉々として現れたことで、葉鼎之の心は更に乱される。
その後、天啓城を出奔した易文君と葉鼎之の日々も見守っていた。
後に葉安世(無心)を引き取り、断固として守り続けていたのも納得。

「歌行」ではこちら。
無心だけでなく、パパ葉鼎之からずっとお世話になってた訳ですね。
40才で禅道の大家と呼ばれていたらしいので「春風」での「老人」キャプションは少々どうなの?感。
無禅 Ver1

忘憂老人の弟子の小坊主。
お茶目でカワイイ子供らしーい子供。
姑蘇城外、鴉寒寺の敷地内に家を建てた葉鼎之の元に、ちょいちょい遊びに来る。易文君が雨生魔の弟子達に連れられて来た時も、そこにいた。
終盤もうひとり、少年になった無禅くんVer2 がいる。

「歌行」ではこちら。
うーん、おっさんになり過ぎではあるまいか?
というか、この人も忘憂大師同様、過去の葉鼎之の様々を誰より間近で見知っていた生き証人だった訳だ。子供の記憶なので、曖昧なんだろうけど。
第27話 略奪騒動の波紋
南訣 雨生魔の配下たち

雨生魔の配下だが武術は苦手。以前雨生魔と共に、雰囲気作り楽隊?として登場していた。雨生魔の死後、葉鼎之に仕えようと、呼ばれるまで近くに潜んでいた。
易文君の様子を探るよう指示されて出向いた天啓城で、濁清に存在を知られ、天外天に利用される。
易文君を連れ去る実行部隊となるが、その際、洛青陽も易文君の意志に従い、見逃した。
多分右から2人目がリーダーの秦月寒。
易文君を姑蘇まで送った後、追っ手がいることに気付き葉鼎之に手紙を送るが、待ち伏せしていた玥卿と飛離に始末された。葉鼎之は手紙から、父親の旧友という言葉に引っかかりを覚えた。
第28話 波乱の産声
天外天 魄官 鍾飛盞(しょうひさん)

無相尊使の配下。兄の飛離と幼少期を天啓城の親戚の元で過ごした。
無相の命で復活した無法、無天と共に、易文君を王府から連れ出し、葉鼎之のいる姑蘇に送る。無相は、一旦2人を一緒にさせ、その後、更に引き離すことで葉鼎之の心を折り、天外天に協力させようとしていた。
そこに接触する濁清。葉鼎之が雨生魔の配下を天啓城に送ったのを知っており、彼らなら天外天より易文君に信用されると飛盞にリーク。飛盞は葉将軍の旧友を名乗り、彼らに実行させた。
逃亡劇の発案は天外天。濁清のアシストが入り、実行したのは雨生魔の配下。追う朝廷側を追い払ったのは天外天。
葉鼎之の不在を狙って易文君を姑蘇から連れ出す際も、簫羽重病を騙り、洛青陽の命だと言って説得する。
第29話 首謀者は誰か
天外天 魄官 鍾飛離

鍾飛盞の兄。慎重な飛盞とは逆に向こう見ずだが、武芸には真摯。
無相の命で、飛盞、無法、無天と共に、易文君を王府から連れ出し、葉鼎之のいる姑蘇に送る。事後、無法と無天を現場から早々に切り離し、天啓城に戻した後、天外天とは知らず協力した雨生魔の弟子たちを始末した。
蕭若瑾が即位して5年後、葉鼎之と易文君の間に生まれた葉安世が2才になった頃、2人の引き離し作戦を、飛盞と共に無相から命じられる。
こちらは玥卿と共に、葉鼎之に恨みを植え付け、天外天へと連れ出す係。
天性武脈ではないが努力で虚念功の第3域まで身に付けており、それを葉鼎之に受け継がせた。2人の唆しにより、葉鼎之は更に魔を孕む。
道中、葉鼎之が虚念功の影響で夢を見ていた頃、追う馬車内で独自に虚念功を修練していた百里東君も同じ夢を見ていた。
その後、全てを知り、天外天を乗っ取った葉鼎之に始末される。
第30話 天下一の男 現る
暗河 闘笠鬼 蘇喆(そてつ)

琅琊王が百里洛陳を天啓城まで護送する道中、道を塞ぐ。
暗河は、青王からの依頼「百里洛陳と琅琊王を殺せ」を受け、蘇昌河と蘇暮雨が発ったところで、皇帝からの依頼「百里洛陳を救え」を受け、2人より格上の蘇喆がやって来た。
異なる依頼を同時には受けないはずだが、後の依頼主は先の依頼主など死なせることができる立場。暗河としては、いずれ死にゆく者の銭を懐に入れたってことらしい。
一行の前に3人で現れるが、ひょっこり顔を出した李長生を見て、何もせずに帰っていく。先の顧客には、李長生が現れ事は成せず、後の顧客には李長生が現れ事は成せたと伝えろと指示する。
魔教天外天との戦いの際は、天外天も暗河の敵として、蘇昌河と蘇暮雨と共に司空長風達に加勢し、雨寂、莫棋宣と対峙する。
元暗河 慕風情(慕暖)

元暗河の女性。現在は百里洛陳の部下。
暗河時代の名前が、慕暖。慕姓は「歌行」慕雨墨の親族かな。
「医術と秘法の慕家」らしく変容術の達人で、下記、蘇冷を李長生の顔にしたり、南宮春水を李長生の顔にしたりする。
蘇冷を李長生にした時の百里東君の似顔絵がカワイイ。
慕風情は微妙な顔になってたけど、結構似てたよね。かなりデフォルメ入りだったけども(^m^)
蘇喆も慕風情も、本物の顔は違うっぽい。蘇喆と慕暖は、過去の戦での生き残りの2人だった。
蘇冷

こちらは蘇姓でも、暗河の蘇家とは関係ない模様。
百里洛陳の護衛で、父親も間諜として百里洛陳と共に出征していた。
本人も、農民にも商人にも成りすますことができる。
百里洛陳の護送の際、暗河の前に現れた李長生は、慕風情に変容術を施された蘇冷。仕掛け人は百里東君。
二度目の変身は、31話で百里洛陳の元に皇帝と濁清が現れた時。
ここで濁清は李長生を偽物だと感じ、その後、学堂で南宮春水が化けた李長生を侮り、30年かけた修行の成果を奪われる(^m^)
北離 七御史 張誠重

青王の告げ口を受けて、29話で深夜に皇帝に呼び出される。
琅琊王が連れてくる百里洛陳の審問を任されてしまい、胃に穴が開きそうな神経質そうなおじさん。
皇帝にも、判決が下せないと泣きつき、愚か者と叱られる。
ただ鎮西侯に造反の意がないならば、告げ口した青王の罪を問わねばならず、役人としては泣き言もいいたくなる状況ではあった。
胡不飛の意見を聞き、皇帝は「廃」と書いた紙を投げつける。張誠重は青王の王位剥奪かと慌てるが、皇帝はおまえは能無しって意味だって(笑)
ただ皇帝も、張誠重の提示した青王への甘い処分を受け入れる。
皇帝が青王に濁清を近づけたのは、鎮西侯の罪証を得るためだったが、青王のあまりの不出来さに、懲らしめることに変更した。鎮西侯のことは依然危険視しつつ、琅琊王への後ろ盾は期待する。
北離 七御史 胡不飛

張誠重と共に百里洛陳の審問を任されても、酒飲みで職務にもいい加減なため、飄々としている。胡家は三代に渡る官吏家系。父親も龍雲閣の主席大学士、葉羽の友人で、百里洛陳とも同窓だったんですと。家柄はいいのに(^m^)
帰宅途中で、百里家の危機に駆け付けた葉鼎之に会い、百里東君の「七盞星夜酒」を餌に協力させられる。胡不飛は百里洛陳に会いに行き、その訴えを書き留めた。百里東君にも、祖父の無罪を実証すれば酒を7壺贈ると言われてその気になり、皇帝の前でもはっきりと、鎮西侯に造反の意はないと告げた。
ただ、テキトーなフリは処世術の模様。頭も良く度胸もある。刺客に襲われて葉鼎之に助けられた時、咄嗟に手にした筆を隠したので、あれ、暗器になってる?もしかして。実は武芸もできたのかも。
瑾仙 沈静舟(風雪剣)

濁清の直弟子。師匠の命で、大監ながら3年江湖に出ていた。
帰還命令で天啓城に向かう途中、百里東君の無事を知り、城外に出た葉鼎之と知り合う。既に持っているのはあの派手な緑の剣。
葉鼎之の、南訣での雨生魔との最後の日々の噂を聞き、江湖人として敬服すると語る。その素性を知りつつも、ここは城外、今の自分は勤仙ではなく沈静舟、そなたも偶然出会った友に過ぎないと言って去り、濁清にも葉鼎之に会ったことは報告しなかった。
濁清が、久々に姿を現した李長生を偽物と断じ学堂に乗り込むも、実は南宮春水が化けた本物だった現場に同行していた。
師匠が南宮春水から、30年築き上げた力を奪わるのを目撃、その後、百里東君に敗れた瑾宣を助けに飛んで行く。

「歌行」ではこちら。
何考えてるか分かり難かったものの、大監の中ではかなりちゃんとした人でしたが、やっぱり若い頃からそうだったのね。
ま、あんな現場に立て続けに居合わせたら、相手の力量を見誤り、増長することの怖さは身に沁みただろうさ。
第31話 皇帝の駆け引き
瑾威

濁清の直弟子。勤仙同様、師匠の命で、大監ながら3年江湖に出ていた。
鎮西侯造反騒ぎと前後して、濁清に呼び戻される。
それを葉鼎之が目撃、何かあると調べ始め、百里東君を狙う無法無天の足止めに繋がった。葉鼎之が百里東君を陰で守るだけで姑蘇に戻ったのは、姫若風だけが知っていた。

「歌行」ではこちら。
瑾玉

濁清の直弟子。
以下、瑾威と同じ。

「歌行」ではこちら。
第32話 再び江湖の旅へ
天山派 王人孫

不在だった忘憂老人を尋ねて、葉鼎之の家の前で大声で呼びかけてた人。
修練に生き詰まり、忘憂老人に教えを請いに来たのだったが、現れ方がまるで道場破り風だった。
他意はないと感じた葉鼎之が自宅に誘ったことから、交流が始まる。
葉鼎之と易文君の束の間の幸せだった姑蘇の時間を、共有していた人。
その間、天啓城では皇帝が病に倒れて皇位争いが激化、蜂起した青王ら6人の皇子は、琅琊王率いる天啓内衛司(天啓四守護 青龍使 李心月、朱雀使 司空長風、玄武使 唐怜月、白虎使 姫若風)や虎賁軍に鎮圧される。
皇帝の龍封巻軸の内容を反故にした琅琊王により、蕭若瑾が即位。行方不明のまま易文君は宣妃に封じられている。

「歌行」ではこちら。
子供だった無禅よりも、葉鼎之の真実を多分かなり知っていただろうに。
誰よりも思わせぶりで、イラッとしたなあ、ワタシ(^m^)
第33話 つかの間の幸せ
雪月城 二城主 李寒衣

南宮春水に育てられた後、雪月城に入り、良玉榜6位にランクインした頃。幼少期はちょいと生意気な子供でも可愛げはあったのに、ツンケンした温かみのない少女に成長していた。師匠、どんな育て方したのよ。
ただし、繰り出す理屈は正論。だけど情には疎い感じ。
大人バージョンも偏屈で意固地だったが、性格に難のある面倒な女に見えるのは、演出のせいなのかなんなのか。
この時の良玉榜1位が成長した望城山、趙玉真。挑みに行くと言った通り、葉鼎之との最終決戦前には、既に2度挑戦済み。
後に、軍営に現れた葉小凡と手合わせした時の冷気に、司空長風は天下一暖かい者でないと対抗できないと言ったが、それが強いのに妙にほっこりしてる趙玉真なのね。で、理屈や正論では割り切れない情を知る、と。
実は遊歴中、姑蘇時代の葉鼎之に教えを受けており、心から慕っていたが故の、罪もない人々を巻き込む許せない行為、だったらしい。密かに蘇慕雨と技の連携を練習し、葉鼎之を本気で殺そうとしていた。
幼少期と「歌行」はこちら。
葉安世 Ver1

葉鼎之と易文君、姑蘇時代の幸せの象徴。
王人孫や忘憂老人にも守られ、可愛がられていた2才の頃。
この後、忘憂老人は崑崙の隠会に出向き、王人孫も天山派に戻ることになり、手薄になった姑蘇に、天外天の魔の手が迫る。
葉鼎之は雪月城の百里東君に手紙を送って姑蘇に招いていたが、百里東君と玥瑶が姑蘇に到着した時、既にコトは起きてしまっていた。
易文君が都に連れ去られ、安世と共に天外天に攫われた葉鼎之を、2人は追って行く。
終盤もうひとり、ちょこっと成長した安世くんVer2 がいる。

「歌行」ではこちら。
北離八公子 無名公子 君玉

百里東君と玥瑶が、天外天に攫われた葉鼎之を追いかける途中、李長生の命で宣城で待ち構えていた。直前、葉鼎之を連れ出す玥卿、飛離の馬車にも遭遇するが、李長生から聞いていた玥瑶の話とは違い、馬車の中の玥卿が禍々しかったため、人違いかと見逃してしまう。
いずれ天外天と決着をつけねばならない玥瑶のため、東君に力を貸せってことだったのか?宣城で馴染みの女性ができるほど待ってたみたいだし。
李長生に一番近い筆頭弟子のせいか、言動が似ていてめっぽう強い。
行く手を阻む諸葛無成をさくっと倒し、天外天に到着後は、東君達に先を急がせ、自分は無相尊使の相手を引き受けて倒す。
その後、葉鼎之の深い絶望と覚悟を目の当たりにした。
北離の危機の際は、師弟の雷夢殺を助け、北蛮を退ける。
李長生の弟子だが、学堂に行ったことはない。遊歴中に司空長風とも交流しており、彼が時折詩的なことを口走るのは、読書人に擬態していた君玉の影響だった。でも昔はやんちゃだったらしいよ。莫衣に恨まれて、蓬莱島には近付けなくなるくらい(^m^)
第34話 一路 天外の天へ
34話で初出の重要な登場人物はいません。
第35話 怒りと悲しみの闇
元北闕 国主 玥風城

以前娘は、父は幽閉されたと言ったけど、違うじゃん、閉関してたんじゃん。北闕はみんな極寒の天外天に逃げ込んだのに、自分だけ快適な廊玥福地に20年も籠ってた。復興より我欲のほうが強かったんじゃ?
天外天が天性武脈を探したのは、ここの扉が虚念功を習得した天性武脈にしか開けられなかったから。玥卿は父が心配とかほざいてたけど、そもそもこの人、修行の邪魔を嫌ってそんな細工をした。外の人達が勝手に心配して騒いで、身勝手に他人を巻き込んだだけ。だって散々葉鼎之を苦しめて連れて来たら「邪魔された」だもの。なるほど身勝手な玥卿は父親似。
更に呆れるのは、そんな時間をかけても虚念功第3域。閉関が長過ぎたのも本人の実力不足のせい。そんな国主を抱く北闕、敗れる訳だよ。
百里東君は天外天に至る僅かの間に到達したし、葉鼎之も受け継いだ後、同程度の時間で3域から4域に上がった。2人は天性武脈だけど、なら閉関もせずに同じ域になった飛離の方が、玥風城より遥かに優秀。
その上、葉鼎之の力を奪おうとして百里東君と三つ巴になり、勝てないと知るや、魔に堕ちた葉鼎之に全部明け渡して負けるというテイタラク。しかも今わの際に葉鼎之に呪いを植え付けるんだから、罪深い。
そして葉鼎之は、魔教天外天の当主となり、内力を失った東君は蓬莱島へと向かう。
第36話 天の果てで鍛える
36話で初出の重要な登場人物はいません。
第37話 避けられぬ戦乱
葉小凡

葉鼎之に名前を貰った村の少年、葉小凡の成長した姿。
蕭若瑾即位後、北離の危機に際し、北方の天外天と対峙する百里東君の軍営に、雪月城の一員として魔教と戦いたいと現れる。
百里東君は、彼が葉鼎之の技を使うのを見て昔話を聞き、即仲間にするが、手合わせした李寒衣は、葉鼎之の弟子かと気色ばむ。
葉小凡は、江湖を渡り頂点に立つと言い、自分の名前を名乗れば会いに行くと言った葉鼎之に再会し、魔教の教主になった理由を直接尋ねたいと、単独で天外天の進撃を阻み、名前を伝えていた。
その時、外には葉鼎之が現れ、切なそうに軍営を見つめていた。きっと葉小凡の名前を耳にしたんだね…
その後、葉鼎之はこの場を配下に任せ、単身天啓城に向かう。天啓城では姫若風と李心月、瑾宣が待ち構えていたが歯が立たず、そこに百里東君が現れて僅差で勝ち、葉鼎之を連れ去る。
第38話 近づく対立の時
38話で初出の重要な登場人物はいません。
第39話 追いつめられる友
葉安世 Ver2 5才

天外天で生活をし、雨寂と莫棋宣にもすっかり懐いている。
天啓城で百里東君に敗れて行方の分からなかった葉鼎之について、姑蘇に行くに決まっている、父上は当主をやめてあの庵に帰りたいんだと言い切ったが、雨寂と莫棋宣は子供の言うことだと信じなかった。
その頃、百里東君に連れ出された葉鼎之は、2人をこれ以上巻き込まぬよう玥瑶だけに思いを告げ、自分のやり方で全てを終わらせると去る。
そして息子の言うとおり、破壊した姑蘇の家を修復していた。
葉鼎之討伐に名乗りを上げ、姑蘇に向かったのは、雪月城・李寒衣、暗河・蘇暮雨、蘇昌河、無双城・宋燕回、天山派・王人孫、望城山・王一行、無名剣・葉小凡の7人。
でも本気で葉鼎之を殺しに来たのは、暗河の2人と李寒衣のみ。
様々知っている王一行なんて、そもそも人の嫁奪ったヤツ(現皇帝だ)が悪いってのに、行きたくないよーとぼやきつつ、師門から強いられて来てたしね。司空長風にも、なんでおまえが来るんだと言われてたりして。葉鼎之を狙う蘇昌河の前に立ちふさがって、庇ったりもしたりして。
無禅 Ver2

鴉寒寺で座禅中、葉鼎之の危機を感じ助けに向かおうとするが、忘憂老人に、これは本人の因果なのだと止められる。
その後、「春風」の物語直後、この小坊主無禅くんは、少しだけ、5才の葉安世と出会い、会話したりしてたんですな。
2才の安世の記憶は、余り残ってなかったのかもね。
第40話 あの頃に戻りたい
最終話で初出の重要な登場人物はいません。
コトの顛末と改めての所感と。
見知った顔ばかりの盗伐隊を屋根の上から見下ろした葉鼎之は、葉小凡と王人孫に、懐かしそうに話しかけ、3人共にその目は潤んでいく。
そして最終決戦が始まる。
姑蘇へと急ぐ百里東君と玥瑶の前には姫若風が現れ、魔教教徒の所業は悪辣、たとえ葉鼎之の命でなくとも責任は免れず、それを救えば、北離と江湖、学堂や雪月城を敵に回す、おまえのやり方では奴を死なせるだけだという。鬼仙の域に入っても感情がある葉鼎之は、親友を巻き込まないため、その施しは決して受けない。師匠たちの言う、心のままに生きろというのと身勝手とは違うと。
そこに、既に慕涼城に引っ込んでいた洛青陽に連れられた易文君がやって来る。洛青陽は先帝の護衛も影宗とも関係がなくなって、自由に動けるようになってたんでしょうね。
呑気に挨拶している場合じゃないはずだけど、してますな。
ただ易文君は、全て自ら招いたことだとの自覚はあった模様。更に葉鼎之同様、百里東君をこれ以上巻き込めないから来るなと伝え、洛青陽と共に葉鼎之の元へ。
何度も宣妃と呼ぶ姫若風は無視して、もう一度そう呼んだら、この人を殺してと洛青陽に言いながら(笑)
姫若風、半笑いだったし、バカにされてると思ったかもね。姫若風のことだから、この元凶がと、本当にバカにしてたのかもしれないけど。
結局、葉鼎之は誰も殺さず、戦闘不能にするだけだったが、自らも蘇慕雨と李寒衣の技で深手を負い、内力で修復を試みる。
そこに、それまで手を出さず、戦闘を見守っていた無傷の葉小凡が歩み寄る。葉小凡に、なぜだと尋ねられた葉鼎之は、余りにも多くを失ったからだと答えた。
葉鼎之も、自分を殺すのは葉小凡なんだなと覚悟していたところ、葉小凡は逃げろと叫ぶ。南訣へ逃げ、二度と戻ってくるなと。
でも葉鼎之は、倒れている6人の足止めをしようとした葉小凡を気絶させ、コイツを連れて去れと言い、既に戦えない6人を見逃した。
易文君の言葉に動けなくなっていた百里東君だったが、五大監が飛んでいくのを見て、急いで駆けつける。神遊玄って、どこでも一足飛びだったはずでは?と思ったけど、まあ、いいや。
夜が明け、屋根の上でひとり、酒を飲んでいた葉鼎之の元に、易文君が。
ああ、ちゃんと会えていたのね。
そこに五大監と、瞬間遅れて屋根の上に百里東君が現れる。
幼馴染3人が揃ったのは、その昔、一緒に「白羽剣仙伝」を聞いた時以来だったらしい。
瑾仙の剣を奪い取り、白羽剣仙の物語を舞う葉鼎之。
3人一同に会したことで、魔気が薄れつつあるとは、遅れて到着した姫若風の台詞。執念も消え、鬼仙の域も出ているらしい。確かに禍々しさの薄らいでいくような剣舞でした。
ただ、優しい彼が本来の心を取り戻してしまい、魔教の教主としてしてきたことや、東君と文君の苦境を思えば、選ぶ道はひとつしかない、と。
五大監もただ棒立ちで見ている中、葉鼎之は、あの頃に戻りたいと呟いて、自らの周囲に結界を張ります。その中で自分の内力を全て散らしながら、文君と東君に向けて、最後の言葉を伝え、我が命はもはやここまで、天下に返そうと言って自害。
抱き留め、最期の言葉を聞いたのは百里東君。その後、易文君の腕の中で息を引き取る。
瑾仙のあの緑の剣は、こんな重要な場面で使われてたんですな。
知り合った時、互いの剣に目を惹かれ、いい剣だと思ったのがキッカケだったもんなあ。
結局、葉鼎之の最期を目撃していたのは、易文君、百里東君、玥瑶、姫若風、洛青陽、五大監だったんですね。10人もいたよ。
葉鼎之は戦死とされ、成し遂げたのは討伐隊だった7人ってことで収めたらしい。
魔教天外天の東征を好機と見た周辺諸国の脅威も、琅琊王や優秀な皆さんが鎮めて北離は安泰。
天外天の前国主の長女玥瑶は消息不明とされ、侍女玥卿は牢獄で自害。
その後、琅琊王は約束通り、定遠将軍、葉雲の謀反を覆す証拠を提出し、冤罪を晴らした。
やっとだー。でもそれを心待ちにしていた葉鼎之はいない(涙)
葉鼎之の墓の前で、百里東君が易文君に、君は軽率過ぎたと言ったのもすっきりしましたよ。
葉兄さんが許しても、私は許せない。
洛青陽は想いが強くて目が曇ってるから労わるばかりだけど、どう考えてもソレだからね。葉鼎之が他に道を選べなくなったのは。
百里東君は、安世のことも任せろと、葉鼎之の遺言だった氷原の者たちも故郷に帰すと言って去って行きます。これもう多分、アンタには二度と会わねーよ、だと思う。
瑾宣は、簫羽と葉安世の安全をチラつかせて易文君を後宮に連れ帰り、そこには失意の洛青陽が残された。この人も本当は、易文君を慕涼城に連れて行きたかったんでしょうが。あっちにもこっちにも息子がいるんでねえ。無理よ。
浅慮で右往左往し、類まれなる才能を持った一人の素晴らしい武芸者を破滅させたツケを、それだけではなく、結果として国を揺るがすほどの大事に発展させてしまったツケを、この人は今後の人生で払わねばならない。
とはいえ「歌行」でも、ダメな中年になってただけだったからねえ。子供達のために我慢している程度の認識にしか見えなくて。
返す返すも悔しいのは、なんでこんな女が良かったんだ、葉鼎之!です(笑)
それだって、フラフラ行ったり来たりしなければ、きっといずれ諦めもついたことでしょうにね。
百里東君は、北離の勢が安世を寄こせと天外天と向かい合う場に降り立ち、地に突き刺した刀の上に立って、天外天は下山を、北離は登山を禁ずると告げます。
更に莫棋宣を連れ出し、和議を結ぶ相談。
葉安世が安全に天外天に戻れるよう、莫棋宣達が教主のいなくなった天外天を整えるまで、12年の間、表向きは人質として葉安世を北離で守る。その間、天外天と北離の交流は断絶する。
これが「歌行」で出て来た「鎖山河の約」なんだな。
魔教天外天への制約のようでいて、その実、百里東君と莫棋宣の間で交わされた意志は、葉鼎之の忘れ形見を守ることだった。
「歌行」では全て琅琊王の手腕だとされてたけど、実際に動いて話を纏めたのは百里東君だったんですね。ちょいと疑ってた北離のどこぞのおじさんも、これは雪月城の下した決定で、雷家、温家、唐門、天山派、望城山、暗河も同意していると言われちゃ、異を唱えられやしない。
ここで莫棋宣は、17才になったら必ず迎えに行くと安世と約束してましたねえ。そして「歌行」あの日の、悪役ムーブ出し過ぎな空からの登場だったと。単に迎えに行っただけなのに(笑)
これで安世は、百里東君の言う「昔馴染み」の忘憂大師の元に預けられる訳ですな。無心として。
更にそこで、無禅ともちょこっと交流したりして。
雪月城に戻った途端、周囲に気付かれる前に、玥瑶と結婚するために実家に戻っていく城主百里東君とは裏腹に、嫁と娘がいるからって口実をつけられて、雪月城に足止めされている三城主司空長風。
後の、どこにいるやらフラフラ城主と、雪月城の要、三城主の立場や行動も既にここから(^m^)
なんだかんだやっぱり一番、司空長風が割食ってる苦労人って気がしてならない(笑)
いやー、終わりました。
やっぱり2周目は、いろいろと辻褄が合うようになって、初見より面白さが分かりました。お陰で顛末と改めての所感まで付け足したくなっちゃった。「少年歌行」も一回、見てこようかな♪
めっちゃ長くなりましたが、ここまで見てくださった方、ありがとうございました。
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作品情報
- 制作 2024年発表 40話 优酷网
- 原題 「少年白马醉春风」
- 原作 「少年白马醉春风」周木楠
- 監督 陈宙飞、高峰
- 脚本 周木楠、蔺丛鹤





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