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ロング・ナイト 沈黙的真相 9話「刑事」あらすじとネタバレ感想

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ロング・ナイト 沈黙的真相
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目次

あらすじ

2006年、警察学校での研修を終えた朱偉は江陽たちと再会。しかし全ての手がかりは途絶え、陳明章は監察医を辞めて起業を決意していた。そんな時、王海軍という男が丁春妹らしき女性を殺したとの情報が入る。2010年、卡恩グループの不当な資金調達が発覚。一連の事件と卡恩グループとの関係を疑う厳良たちは、朱の行方を追い続ける。一方、胡一浪は記者・張暁倩に接触。謎の差出人から送られる写真について、探りを入れようとする。

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ネタバレ感想

2006年、平康(ピンカン)県。
3年間の警察学校研修を終えた朱偉(ジューウェイ)が戻って来ました。
出迎える江陽(ジャンヤン)と陳明章(チェンミンジャン)。
熱血朱偉はハグしようとするんだけど、インテリ江陽と陳明章は、クールです。ちょっと江陽の頬がニヤついて見えるから、わざと素っ気なくしてるんだろうけどね。
朱偉が冷たいって文句を言いながら荷物を入れようとトランクを開けると、画面には映らなかったけど、トランクの中には朱偉へのプレゼントの茅台(マオタイ)酒が入ってたんじゃないかな。
朱偉、感激してます。

2010年。
顧一鳴(グーイーミン)は朱偉を目撃したとの通報を受けて、通報者や周辺の店にも聞き込みをしていました。この周辺で見た。後ろに荷台のある、普通の三輪車に乗っていた。
でも、三輪車は青と赤、2つの証言が。
顧一鳴は無線で捜査員達に情報を伝え、周辺を捜索することに。

その頃、朱偉はカーキの幌をつけた赤い三輪車に、浄水器用の大きな水のボトルを積んで、配達に出てました。その帰り道。周囲には赤い三輪車がたくさん走っているんだけど、道の先の様子を見て、朱偉はUターン。張り込みにすぐ気づくのはさすが刑事だわ。
でも、それを顧一鳴が目撃。朱偉の三輪車を追います。柯(コー)くんは、馬(マー)くんみたいな怖い運転はしないのね(^m^)

飲食店の中から、警察の様子を窺う朱偉。麺を注文したものの、手を付けずに裏口から出て行きます。あれ、お金払ってない。←
でも手付かずのドンブリが残されていることに、顧一鳴も気付きましたよ。

公安局には任玥婷(レンユエティン)が、5通目の写真を持って来ました。
ちょっとボケているようで、鮮明に解析加工するみたいよ。

その頃、江譚晩報(ジャンタンワンバオ)の張暁倩(ジャンシャオチェン)には、卡恩(カーン)グループからの接触。爆発事件を記事にされたのに、接待をしてくると言う。怪しいわー。
編集長と共に出向いてみると、待っていたのは胡一浪(フーイーラン)でした。
張暁倩の顔に見覚えがある、どこかで会ったことが?と言う、胡一浪。
しばらくじっと互いを見て、張暁倩は初対面ですと笑顔を見せました。
冗談だ、口説き文句だと胡一浪は笑いますが、違うよね、彼女も何か関係しているのではと勘ぐってるよね。

ロング・ナイト 沈黙的真相
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笑顔を見せた後に、こうしてキュッと厳しい顔になる。この子も何か…

胡一浪は、店員に江譚晩報を持って来させ、写真を送ってくる人物に探りを入れます。本当に我々にも分からないんですよーと言う編集長。写真の解像度が低いことを胡一浪が指摘すると、張暁倩は特別捜査本部が解析中です、いずれ、明らかにと言いました。
顔がさあ、胡一浪、いちいち怖いんだけどー。

夜、車の中で李建国(リージェングオ)は電話で脅されてました。さっさと事態を収拾しろと。でもこの人、もう公安局辞めてるんだね。だからもう義理は果たしたというんだけど、どの口が言ってやがる、そう簡単に縁が切れると思うな、例の写真が出回ればバレちまうんだぞって言われてる。
相手は、胡一浪かな。こういう人達とは一回でも縁が出来てしまったら、離れるのは至難の業なんでしょうよ。

厳良(イェンリャン)はまた、雲吞を持って劉明洋(リウミンヤン)の病室。
昔話をするんだけど、劉明洋は懸命に食べているだけ。
警察学校に入る入らないって頃からの、友人だったんだね。悩みながら入ったものの、刑事になったら厳良よりも仕事熱心になったんだって。
刑事になって後悔したか?お前ならこの事件をどう調べる?
答えが返ってこないのを承知で、そう尋ねた厳良が帰ろうとすると、劉明洋は、後悔してないとだけ、呟きました。認知症みたいに、波があるんだろうか、この症状。

ちょっと泣きそうになりながら、廊下を歩いていた厳良の前に、劉明洋のところにやって来た張暁倩が。あ、雲吞持ってる。ひと足遅いぞって、厳良。

2人は一緒にちょっと飲んでます。
張暁倩は、警察にとって事件の捜査はどんな意味があるのか、ずっと不思議に思っていると聞きました。厳良は、自分は刑事しかできない、事件解決の度、心にぽっかり穴が開くような感じがする、その穴は、より大きな事件でしか埋められないと言います。
要するにあなたと、明洋と江陽は同類ですねと張暁倩。
俺は甘い。
みんな強い。
この2人の会話はいつもいい感じ。お互いに敬意が感じられて。

特別捜査本部の会議。
卡恩グループの財務状況を調べるために、銀行業監管局に協力を要請したところ、多くの問題が発覚したらしい。グループの不当な資金調達に銀行が加担、ダミー会社経由で迂回融資をしており、5年前から赤字に転落しているのに、銀行は融資を続けていると。

厳良は、間違いなく卡恩グループは地下鉄事件と関係があると言うんですが、趙(ジャオ)局長は、規模も大きく影響力のある民間企業の卡恩グループが関わるといささか面倒だと。
厳良に勧められ、局長は、この状況を高(ガオ)副庁長に報告することに。

朱偉は未だ捕まらないんだけど、顧一鳴は多分、自分とは何度もすれ違ってるはずだと言います。車見てUターンしてったもんね。面は割れてるよね。
地下鉄事件の半年前に休職した朱偉は、江潭市に来てからの行方が分からないんだそう。
厳良は、相手は百戦錬磨のベテラン刑事、老獪だ、でもヤツを捕まえれば事件は半分解決したも同じって、両手をグーにしてまたあのポーズ。今日は任玥婷が乗ったね。みんなで気合いが入ります。
ずっとグーのポーズしてる厳良が、可笑しカワイイ(笑)なんか人形みがあるんだ、この人(^m^)

高副庁長に、卡恩グループが関わっているようだと報告した趙局長。地元の星の大企業、地元経済界の大物が絡む事件、手を入れれば混乱は間違いないことも告げるのですが、高副庁長は、事件が大きかろうと、大勢に累が及ぼうと、捜査の手を緩めてはならんと言いました。いかなる障害も自分が取り払おうと。
あー、こういう人がさあ、江陽や朱偉の上司であったなら。泣けて来ちゃうなあ。

2006年。
火鍋を囲んで、茅台酒で乾杯する、江陽、朱偉、陳明章。ご機嫌で高級酒をガブ飲みする朱偉。江陽は、杯を煽って、かーって顔になってますが、その左手には指輪が。おおお。

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画面のピントが指輪に合っておりますデス。

事件のことを聞こうとした朱偉を止めた陳明章は、今夜祝うべき事柄が3つあると言いました。
1つ目、朱偉が警察学校での研修を終えた。副課長のまま、元の職場に戻る。
2つ目、陳明章は監察医を辞めて、持っていた株を全て売却、かなりの資金を得て、江譚市で起業する。
これは江陽も初耳だったみたいで、朱偉と2人して溜息をついていますが、陳明章はもう警察にいたくはなかったんじゃないかなあ。本人はやったぞ♪みたいな感じなんだけど、2人にとっては、3人しかいない仲間が、平康(ピンカン)県からいなくなるということだ。でも、大金を手にしているからの、太っ腹茅台酒なのよね。

3つ目、江陽は結婚し、既に2歳になる子供もいる。
ってことは、朱偉が警察学校に研修に行ってまもなく、子供が出来たってことね。早業だな(^m^)
友達がいのないヤツらだな、なんで今まで教えてくれなかったって朱偉。嫁さんの写真を見せろって騒いで、江陽の財布に入った写真を見せて貰います。穏やかそうな奥さんと、かわいいちびっこ。
江陽は、ここ数年かけずり回った中で、最大の収穫だと言いました。化学肥料工場で働いている奥さんの郭紅霞(グオホンシア)は、学歴は高くないけど話が合い、何をしても応援してくれるのだと。いやあ、それが一番でしょう。日常くらい穏やかじゃないとさあ、気の毒過ぎるもの。
酔っぱらった陳明章は、確かに江陽の妻は呉愛可(ウーアイコー)とは比べ物にならんって失言しちゃってたけど、いやあ、逆でしょうよ、あの子だと結局はいつも、江陽が板挟みになって苦しむんだよう?

この3人で仲良く火鍋を囲むシーンは、ほのぼのしていていいんだけど、これからは陳明章が近くにいなくなっちゃうからね。次の火鍋シーンはね…確か辛い感じになるのよね…

酔いつぶれて寝てしまった陳明章を傍らにして、朱偉が事件の話を聞きます。
江陽は言い淀みながら、俺は能無しだ、この3年で手がかりは切れたと。
黄毛は失踪、金山写真館は焼失して店主は死亡。唯一の手掛かりが消えた。
落ち込む江陽を励まそうとする朱偉だけど、さすがにね、厳しいなって顔にもなってる。
そういえば、江陽の息子は江小樹(ジャンシャオシュー)っていうんだって。

2010年。
張超(ジャンチャオ)の取り調べ動画を見ている厳良。
地下鉄駅の構内で、爆弾のスイッチのように見せかけたものは、オモチャのリモコンだったと張超が証言している。出かける前に大量の酒を飲んだせいで、ポケットに入れたことも覚えていないと。

2007年、平康県。
江陽は、妻に息子のお迎えを頼み、車で朱偉を迎えに来てます。
ご機嫌の江陽は、朱偉に何偉(ホーウェイ)という人物の資料を見せました。チンピラというか、ちょっとしたならず者集団のトップで、指名手配からの逮捕。検察院で取り調べたところ、何偉から司法取引を持ち掛けられたんだって。
集団の構成員の1人が、2003年に依頼を受け、苗高(ミアオガオ)郷で女を殺したと。
殺されたのは丁春妹(ディンチュンメイ)ですね。あの人もな。あの時、岳軍(ユエジュン)じゃなく江陽を信じていれば、死ぬこともなかっただろうに。

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束の間の希望。でも大きな最後の希望だったのに。

何偉は、殺された相手の名前は知らないが、苗高郷の女店主で、殺した男は王海軍(ワンハイジュン)だと言います。報酬に釣られて依頼を受け、死体は山に捨てたと、酔っぱらった王海軍が口を滑らせたけど、依頼主のことだけは、言えば殺されると言って言わなかったらしい。
そしてなんと、王海軍は今、卡恩グループ警備部の部長なんだと。

李建国にバレないよう、信頼できる仲間だけで迅速に王海軍を逮捕し、陳明章も伴って遺体の捜索に向かう朱偉。白骨化していたものの、なんとか女性の遺体を発見。
監察医の検視を待っていたところに、江陽もやって来て、ようやくここまで来たことを喜び合う2人でしたが。

来ちゃったよ、李建国が。

本当にここはさあ。腹が立つというか、やり切れないというか。
李建国って男にロクな死に方させないでくれと願ってしまう感じですよ、ホントに。
2010年にもう公安局は辞めたから関係ないと逃げようとした李建国を脅して、縁が切れると思うな、一人だけ逃げられると思うなと言った胡一浪に、絶対手を離すなと言ってやりたくなります(^m^)

翌日なのかな、へろへろで朱偉が江陽の検察院にやって来ました。
王海軍が死んだ。

うわあ、李建国に殺されたんだ。
朱偉は、平康県人民医院だと言い、江陽は部下にカメラを持たせて急ぎます。
霊安室の入り口でひと悶着あったけど、正規の検察院の仕事を邪魔すると問題アリと思ったんでしょうか、一応李建国は電話で許可したみたい。なんとか中に入って写真を撮るものの、素人には着目点が分からない。その場で、江陽は陳明章に電話で指示を仰ぎ、頭部の外傷、首や腕周りの注射痕を確かめます。
首に、注射痕はありました。
ここまでするようになったヤツら。正気の沙汰ではないと言った陳明章は、江陽と朱偉も気を付けろと。

逮捕した被疑者が取り調べ中に突然死んだ訳で。
このズラッと並んだお話し合いは、検察院⇒公安局の事情聴取みたいなものかしら。
李建国は、医者が言うには、王海軍は低血糖によるショック死だと。
江陽は病歴を調べると共に、昨夜の取り調べの録画を提出するよう求めると、李建国はこちらのミスで録画ができていなかった、責任は自分が取ると答えます。
江陽、怒り心頭。
思わず立ち上がって、人が死んでいるのにどう責任を取るんだ、お前が追うのは刑事責任だと言ってしまい、上司に、法律に通じた検察官なら立場相応の言葉遣いをしろと窘められるという。
この上司、朱偉が孫伝福(スンチュアンフー)を同行した時に、横にびたっと座って、地元の名士にすっかり騙されてませんでしたっけ?うん、いるいる、右側に座ってましたね。

んで、この上司が、被疑者は突然死、拷問の事実もなく、ミスは取り調べの録画を怠ったのみ、組織内で処分すると言いました。
あの注射痕は、江陽の立場からは言い出せないものなの?辞めている陳明章にも迷惑がかかる?今の監察医も抱き込まれてる?

と思ったら、江陽が言いました。
あの注射痕をどう説明する。
李建国はすっとぼけますが、検視で明らかになると江陽に言われたので、ああ、また手を回されてしまうな、これは。

次のシーンは、李建国の回想ですかね。
胡一浪から、孫会長から預かったとインスリン注射液を渡された李建国。冗談だろ、破滅の道だと言うんだけど、孫会長と祥東(シャンドン)が言うには、これが最後だとと胡一浪。
祥東、誰?と思うんですが、後で出て来ます。

警察官として人を殺すことには、さすがに抵抗を示す李建国。
胡一浪は、妮妮(ニーニー)の目のことだが、オーストラリアに名医がいる、年末には手術できると言いました。
なるほどね、娘の目を治すためにお金と、医者の伝手が必要だったんか、この人。
だけどさあ、自分の目を治すために、父親が人殺しまでしたって事実。そして後には警察官でありながら様々な犯罪に手を染めた人間の娘として、生きなくてはならなくなるってのは、娘にとってどれだけ大きな十字架となることか。

李建国、羅(ルオ)にやらせると言いました。
え゛、待て待て待て。部下を人殺しにするのか。うわあ、最低だ。

その李建国、取り調べの録画を怠ったことを、上司から叱られていました。
容疑者を公安局内で死なせ、その録画も録っていないのは大きな失態。今日から停職、厳しい処分を覚悟しろと言われてますが。
というかこれほどするっと「殺した」に繋がる出来事はないけど、前提として疑いがないからなあ。

江陽の元に陳明章から入った電話は、部下に撮らせた写真の件。写真を見た監察医たちは揃って、注射痕は新しく、死ぬ直前のものだと断定したと。ショック死の原因は低血糖だが、そもそも病歴がない、インスリンの過剰投与を怪しんでいる。腕や首の内出血は無理矢理注射されたせい、検視さえ行えば明らかになる。
うわあ、じゃあ、遺体を早々に火葬されないように今度は急がないと。

陳明章は、市に検視の申請をしてから検視まで5日ほどかかる、それまで遺体を保存しろと言いました。最後の証拠を失うなよと。

江陽が急いで遺体安置所に向かった時、奥さんから息子がいなくなったと連絡が。
あああ、来ちゃった。邪魔が入っちゃった。
これも胡一浪達の仕業でしょうね。江陽を王海軍の遺体から引き離して、その間にとっとと火葬しちゃう気だ。

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両親の名前も住所も正しく告げられて引き渡してしまった幼稚園の関係者に、怒りをぶつけることもできず…

通報し、夜の町を探し回る江陽夫妻。朱偉も助けてくれているのですが、そこに胡一浪が車で乗りつけました。
江検察官は多忙だからな、お礼はいらない、代わりに子供の面倒を見てやったぞ。

さすがの江陽もキレちゃったなあ。
胡一浪に殴りかかったのを、手下達が写真を撮ります。
やられた。

この間に、王海軍の遺体は火葬され、胡一浪を殴る江陽の写真はスキャンダルになると。
あー、腹が立つー!!!

次回は嵌められてしまった江陽の転落と更なる悲劇(涙)
そして残り3話です。

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