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ロング・ナイト 沈黙的真相 4話「学校」あらすじとネタバレ感想

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ロング・ナイト 沈黙的真相
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.
目次

あらすじ

2000年、支援教師として苗高郷に赴任した侯貴平は充実した日々を送っていた。そんな時、教え子である勤労学生の翁美香がレイプされ、自殺を図る。自分に落ち度があったと感じた侯は、疑わしいチンピラ・岳軍を告発。しかし岳は罪に問われることなく釈放される。2010年、侯の元恋人・李静は、自分の渡したカメラが彼の死を招いたと告白。厳良たちは江陽の遺品から写真館の領収書を見つけるが、その写真館もすでに火事で焼失していた。

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ネタバレ感想

2000年、苗高(ミアオガオ)郷。
近くで子供達が遊ぶ小さなダム。ボートに乗っていたカップルが水死体を見つけます。

2003年、平康(ピンカン)県。
午前10時の電話を待てと言われていた江陽(ジャンヤン)。
呉副検察院長経由で会議にかけた貰った、侯貴平(ホウグイピン)の再捜査の件ね。
丁(ディン)検察院長からの電話は、力にはなりたいが、証拠が少なすぎるというもの。
書類を叩きつける江陽ですが、検察院が多忙過ぎて証拠の少ない事件に人員を裂けないというのも、理解はしています。でも、部屋に入ってきた呉愛可(ウーアイコー)に江陽は、天は見ていると言いました。
侯貴平が無実なら、必ず証拠はある。
許可が降りなくても、密かに調べて証拠を見つけ、立件するつもりのよう。

2010年、江潭(ジャンタン)市。
厳良(イェンリャン)と任玥婷(レンユエティン)は、李静(リージン)の営む書店へ足を運んでいました。2010年の李静、ようやくちゃんと笑顔を見せた気がしますね。

ロング・ナイト 沈黙的真相
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よしよし、着々と…ってな。

どうして侯貴平の恋人だったことを黙っていたのかと問われた李静は、聞かれたのは江陽の件だけだったからだと答えます。

そういえば、このドラマもナッツの会社がスポンサーなんでしょうか。よく出て来るよ。山河令並み。

侯貴平に何の関係がと聞かれ、本件との関係が浮上してきたと任玥婷。
よければ侯貴平の話を聞かせてくれないかと厳良に言われて、李静は話し始めます。

侯貴平は大学の同級生で、1年の時に交際を始めた。バスケが好きな明るい学生で、人気者だった。大学院1年の時、貧窮地区の教育支援プロジェクトに参加し、二度と帰って来なかった。
最後の言葉は、少し言い淀みました。
そこにまだ何らかの思いが残っているのだろうことに、刑事2人は気が付いただろうか。

2000年、苗高郷。
同僚となる高(ガオ)先生から、派遣された学校の宿舎に案内された侯貴平。早速夜は歓迎会。馬(マー)先生と高先生と共に、お酒を飲む侯貴平は、馬先生が仕事で苗高郷に来て、この土地の女性と結婚していることを知ります。高先生は、週末は自宅に帰る単身赴任みたい。

学校は名前は中学だけど、中学から高校までの勉強を教えていて、生徒たちは12才から18才までいるらしい。馬先生は理数系、高先生は体育や美術、音楽。侯貴平は、英語と国語を任されます。
苗高郷は自給自足のできる豊かな土地だけど、とにかく辺鄙な場所で、新しい先生が来ても皆、一か月足らずで帰ってしまうんだとかで、2人は侯貴平を歓迎してくれます。

馬先生は、明日教育局の人が来ると言いました。卡恩(カーン)グループが寄付で、新校舎を建ててくれたんだってさ。

翌日の式典。卡恩(カーン)グループの会長、孫伝福(スンチュアンフー)は、校舎だけでなく、書籍や時計、学用品も寄付してくれたらしい。地元の企業家として、以前から支援もしてきているらしい孫伝福に、苗高中学の名誉校長の称号が与えられました。

寄付された時計や学用品にざわついている教室に入って、侯貴平は新任の挨拶。

ロング・ナイト 沈黙的真相
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やる気に溢れる、だけど爽やかで優しい、いい先生だったのに。

2003年。江陽は、苗高郷の派出所に出向いていました。
2000年の11月2日の夜、丁春妹(ディンチュンメイ)という女性の通報で出動したのは誰かの確認。パソコンのデータにはなく、手書き文書に残っていた名前は、高志遠(ガオシーユエン)と楊徳新(ヤンダーシン)。でも2人共、2001年の旧正月前に異動していました。
事件直後の異動ですな。生きてんのかしら。
翌日ダムで死体が見つかった時の記録も、担当した警察官は同じ2人。

江陽は、死体を見つけた夫婦を尋ねました。
見つけたのは女性のほう。うつ伏せになっていた遺体には水草が絡まっていたと。

学校にやって来た江陽を、窓から覗いていた馬先生。変な出かただな、馬先生。
ボイスレコーダーを見せて、侯貴平の話を聞きたいと言った江陽に話し始める先生。

侯貴平が馬先生に、この学校の生徒は卒業したらどうするのか、受験は?と聞きます。
この10年、進学した子はいないと馬先生。
先生は、ここ数年の統一試験の結果を見せました。教師不在だった英語と国語以外、みんなかなり良い成績。この2つさえ上がれば、一流大学にも合格できるほど、出来がいい。

これは、同じように貧しい村で生まれ育ち、村初めての大学進学者だった侯貴平にとっては、他人事じゃなかったんじゃないかなあ。2教科の学力を上げさえすれば、奨学金とか得られれば(制度が分からないけど)、高い教育が受けられる学力を持った子達が、埋もれずに済むと考えてもおかしくはない。

特に、翁美香(ウォンメイシャン)と葛麗(ゴーリー)は抜きん出ているけど、2人とも英語だけ点数がかなり低い。
でも馬先生は、この村の子は高卒で充分なんだ、大学に行かない子は工場で働くか、畑仕事をするか、2人も縫製工場で働いていると言います。

侯貴平は、工場に2人を尋ねて行きました。
仕事が終わった後と週末、学校で補修を受けてみないかと勧める侯貴平。頑張れば一流大学にも行けるからと。2人共、驚いてはいたものの、嬉しそうでしたね。君達は頭がいい、違う道があると、都会から来た若くてやる気のある先生に勧められたんだもんねえ。

そして夜、翁美香と葛麗を先頭にして、たくさんの女の子達男の子達も補修にやって来ます。学ぶ機会を与えられるっていうのは、嬉しいことなんだろうなあ。統一試験に向け、みんな生き生きと勉強していました。

2010年の李静。
人の運命なんて、小さな選択ひとつで変わってしまう。あの時、彼を止められていたら、大勢の運命が変わっていたかもと言います。

週末、教室にひとり残っていた翁美香。彼女の様子がおかしいことに、侯貴平は気付きません。そういえば近頃、葛麗を見かけない、仕事も休んでいるとかって聞いた侯貴平に、翁美香は、彼女なら大丈夫ですとだけ答え、教室を出て行きます。
直前に何か書いていたオレンジ色のノートみたいなの、机の中に入れてった?

だけど教室の外に立っていた翁美香。話があると言った彼女と、一緒に夕食に行くことにした侯貴平。外に出て行くと、金髪の男が車を乗りつけ、翁美香を呼び止めました。男は従兄だと告げ、食事に行く約束だと言います。翁美香の様子が変。嘘なんだわね。彼女はきっと、この男を避けたくて侯貴平と一緒に外に出たんじゃない?
けどまあ、だいたい良い人っていうのはだな、この手には軽ーく騙される訳だねえ。

先生と食べると、男の手を避けた翁美香ですが、もしかしたら家族を盾に脅されていたのかもしれません。いい人侯貴平が譲っちゃったもんだから、翁美香は仕方なく車に乗らなくてはいけなくなりました。振り返り、何か言いたそうに侯貴平を見て、連れられて行きます。

夜、宿舎の前に人が倒れていると叩き起こされた侯貴平。駆けつけると、倒れていたのは翁美香。抱き上げて病院に走り込みます。

2003年の江陽。
翁美香の事件は何月何日でしたかと聞きます。
馬先生、確か10月の…

2010年の李静。
10月6日の深夜過ぎだった。
週末で実家に帰っていた時、母が狭心症の発作で病院に運ばれた日だった。

それから一か月足らずで侯貴平は。
いやもう、なんとも気の毒過ぎる。これだけ、いい人先生を見せられた後だとさあ。

病院の廊下にいた侯貴平に、出て来た医者は、農薬を大量に飲んでいた、手は尽くしましたが、残念ですと言いました。
数人の子供達と廊下に座る侯貴平は、後悔に苛まれていたことでしょうよ。
最後に会ったのは自分。しかも何か相談したいことがあったらしい彼女の様子に気付けず、むざむざと金髪の手に渡してしまい、自殺させてしまった。

病院から帰るオート三輪の二台で、侯貴平は子供達に、翁美香の従兄を知っているかと聞きます。髪を染めて、黒い車に乗っている。
その人は従兄じゃない。黄毛(ホワンマオ)だよ、うちの村のチンピラだ。

一昨日の午後、2人は街に行ったと言った侯貴平に、学校で一番のちびっこが、黄毛にいじめられたんだと言いました。
工場の近くでも、黄毛がウロウロして誰かを待っていたと、女の子も。

侯貴平は急いで教室に戻り、翁美香の机からオレンジ色のノートを開きます。
黄毛が工場に来て、一緒に街へ行けと脅す。すごく怖い。
葛麗も目を付けられ、身を隠した。

2010年、李静。
侯貴平は、平康県の公安局に通報し、黄毛はレイプの容疑で逮捕された。
でも話は単純じゃなかった。

2000年。
侯貴平の元を訪れた李静。二人はベッドの中で話していました。
電話で話していた件はどうなったのと聞く、李静。
翁美香の遺体を検視したら、レイプされた痕跡があり、黄毛は逮捕された。でも有罪になっても刑罰が下っても、翁美香は戻らない。
目を閉じると、最後に見た翁美香の絶望した顔が浮かぶんだそう。本当はちょっとおかしいと思っていたんだと。それでも、強く引き留めることをしなかった後悔でいっぱいになっていた侯貴平。

その時、ドアを乱暴に叩く音がして、開けると同時に、飛び込んで来た黄毛が侯貴平に襲い掛かります。
裸でベッドにいた李静もさあ、ドアを開けたら隠れる場所のないところにいるのに、なぜ慌てて服を着ないのかとか、侯貴平もなぜそれを待ってからドアを開けないのかとか、思うことは多々あれど。
李静に手を掛けられそうになり、侯貴平は黄毛を引き倒して、首を絞めます。
騒ぎを聞きつけた馬先生が来て、黄毛を追い払ってくれました。
一応、お世話になった先生だからね、黄毛も、アンタの顔を立ててやると、一旦退きます。黄毛、岳軍(ユエジュン)って名前なのね。

2010年、李静。
それで終わりならまだよかった。

その時、任玥婷のスマホが鳴り、席を外します。
李静は続けました。
私がカメラを渡さなければ、そこで終わっていたはず。
侯貴平は何を撮ったんだと聞く厳良には答えず、李静は、彼から来た最後の手紙は江陽に渡した、遺品の中から探してと言います。その中に写真が入っているんでしょうか。
あ、その写真って、張暁倩(ジャンシャオチェン)のところに届いている切れ端のアレでは?

電話を終えた任玥婷は、進展があった、戻ると言いました。

捜査本部に戻ると、3通目の投函地区は東城(ドンチョン)区だと判明していました。今までは西城(シーチョン)区だったので、更に捜査範囲を広げないとなりません。
更に江陽の遺品から、写真館の領収書が出てきていました。日付は2000年10月26日。
これは侯貴平の残した証拠です。

その領収書のコピーを厳良がボードに貼るんですが、その隣に、日付の入った写真の切れ端が貼ってあるんですよ。これ、前回この場所が映った時は、なかったものです。
並べてある写真の切れ端は3つ。でも張暁倩(ジャンシャオチェン)の元に届いた写真の切れ端はまだ2つ。なんだこれは。どこから出て来た?

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この真ん中のねー。

江陽の遺品から領収書と共に見つかったのか、顧一鳴(グーイーミン)が平康(ピンカン)県の検察院から持って来た、江陽の捜査資料の中にあったものか。同じ写真の可能性があって、更にかなり重要な証拠となる日付入り。写っている人物達の足先も入っている。でもドラマではそれには言及してないんだよね。なんでかな。私の見落としじゃないと思うんだけど。
その切れ端の日付は、2000年10月25日でした。
領収書が翌日だから、この写真は侯貴平が撮った何か大変な証拠が写ってしまった写真で間違いないってことなんだろうけども。

厳良は、領収書の金山(ジンシャン)写真館に行ってみることに。
厳良に付くよう言われている、馬少林(マーシャオリン)も後に続きます。
階段の途中で厳良は馬くんに、先日、李静のマンションのベランダで写真を撮った物干しと同じものを、自分が留守の間に探せと言いました。
マーくん、だいぶ探すものの、見つからないねえ。

そしてまた、あの高層ビルの一室が映ります。
テレビのニュースでは粉飾決算試験の続報。卡恩(カーン)グループは資金ショートが発覚しって言ってるね。この10年の間に、平康県の地元企業だった卡恩グループは、テレビのニュースにも取り上げられるほどの大きな企業になっていたってことかな。
そして、男のスマホに、伸縮性物干しを探している男がいるとの電話が入ります。
机の上には、李静も食べていた、あのナッツ。

ああ、そうか。この後ろ姿は。
前回、もしこれが黒幕だとしたらと書きましたが、この人は、黒幕だけど黒幕じゃない。きっとあの人だ。ほー、大成功してるじゃーんっ←

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この人はきっとあの人~。

難しい顔付きで、捜査本部に戻ったマーくん。
厳良が独自に何を探っているのか知りたい顧一鳴達は、柯(コー)くんを使って、聞き出そうとします。そんなことは察しているマーくん、喋らないねえ(笑)
顧一鳴自身も擦り寄ってくるけど、はっきりと、厳良については話せませんと言われてしまいます。任玥婷が来ても、さーっといなくなるマーくん。あ、こらっ、まったく上司の顔がみたいって、アナタですよー(^m^)

厳良は、金山写真館だった場所に着いていました。そこは理髪店になっています。
近所の食堂のおじさんに聞くと、写真館は、だいぶ前に火事で焼けてしまったと。

派出所に、火事の記録を見に行った厳良。
警官は、担当ではなかったから記憶がないと言いますが、丁度かかってきた奥さんからの電話で思い出します。あの日は女房が難産で病院にいた、2003年9月20日です。

記録には、金山写真館で出火、店主の李大北(リーダーベイ)は火事で死亡と書かれていました。データベースにも、李大北の写真が。配偶者はなく、身内をたどるのも難しそう。

2000年。
雀荘で負けが込んでいる李大北。手持ちでは足りなくなり、店を出て、怪しげな道(タオ)兄貴という人物の元に、お金を借りに行きます。でも、こうして何度も借り続けているのでしょう、道兄貴に今までの借金を1週間以内に返せと恫喝され、逃げ出して、誰が返すかと毒づきました。博打に嵌って借金だらけの、ロクでもないヤツってことねえ。

コイツのところに侯貴平は、問題の写真を持ち込んじゃったんだ。その写真の重大さに気付いた李大北は、お金欲しさに写真を使うことを思いついたってところか。小さな街だもんなあ、こんなヤツの店しか、写真館はなかったんだろなあ。
で、2003年に江陽が調べ出してここにたどり着き、足が着くのを恐れた黒幕に火事を装って殺されたと考えると繋がりますわねえ。

2003年。
科長室で江陽は、李静から渡された、侯貴平からの手紙の入った箱を開けていました。
読み進めている時、部屋の窓に石でも投げつけられたのでしょう、窓ガラスが割れてしまいます。分かり易く簡単な脅しが、もう始まったってことだね。

2010年、捜査本部の資料が張られたボードを見る厳良の背中。
2000年、10月25日に〇のついたカレンダーを見る侯貴平の背中。
2003年、検察院の外に飛び出した江陽のスマホに、電話が入ります。
死にたいなら調査を続けろ。

ロング・ナイト 沈黙的真相
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これだけ周到に監視を続けているオマエは誰だっ。

江陽、侯貴平、厳良が、それぞれ見えない敵に向かって立ち向かおうと、振り向く姿。
まずは2000年10月25日へ。

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