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有翡 第18話「二流の達人」あらすじとネタバレ感想

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有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
目次

あらすじ

周翡と謝允のあとをつけて、霓裳夫人の居場所を探し当てた沈天庶は、海天一色について夫人を問い詰める。夫人は羽衣班に危害が及ぶのを恐れ、海天一色は巨大な宝物であると明かす。一方、霓裳夫人のおかげで回復した周翡は、訪れた茶楼で講談を聞いた。語られていたのは、南刀(なんとう)の継承者である侠女が活躍する武勇伝だった。その頃、衡陽の街を一人で散策する李妍(りけん)も李徵(りちょう)についての講談を聞き、自分は李徵の孫だと思わず叫んでしまう。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

謝允と周翡を付けて来た沈天庶(しんてんしょ)は、内力を損ねている周翡を、この衡陽(こうよう)で回復できるのは霓裳(げいしょう)夫人の浮波手(ふはしゅ)だけ、更に、周翡の傷を見れば夫人は、李徵(りちょう)への義理を捨てて見殺しにはできないだろうと分かっていたと。
全く。この人も他人の事情をどこまでも知ってるよ。

沈天庶の狙いは、海天一色(かいてんいっしき)についてでした。弟子達を人質に取られてしまった霓裳夫人は、仕方なく、信じるか否かはあなた次第だと前置きをし、言いました。
回転一色とは巨大な宝物。私が知るのはそれだけ。
天下に関わる秘宝で、どんな姿でどこにあるかさえ知らない。

それが嘘なら、羽衣班を潰すと言う沈天庶に、衡陽はあなたの地盤ではなく、甘棠公(かんとうこう)の軍営も近い、私と共倒れする覚悟があるなら相手になってやると言う霓裳夫人。
沈天庶は、今日のところは信じようと、弟子達を解放し、去って行きます。
霓裳夫人の気迫のみで乗り切ったなー。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
羽衣班の姐さん達も、相手が地煞でなければ、そこそこ出来るんだろうけどなあ。

でもちょびっとだけ、謎の海天一色のことが語られました。謝允はもっと知ってるんでしょうが、この人、自分のバックボーンに繋がりそうな話は全くしないからなー。

休んで薬を飲んでいた霓裳夫人のもとに来た謝允。夫人は霊雨(れいう)達を外させます。
謝允は周翡を助けてくれたことに感謝し、お礼に羽衣班のために尽くすと言うんだけど、夫人は、あなたには関係のないこと、例には及ばないって。自分の情義だからね。
事情はどうあれ、恩に着ますと言う謝允に、あの子を慕っているのねって夫人。

夫人は謝允に、町の噂の真相を聞きます。
南刀の後継者が、江湖の騒動に関わっているって噂になっているらしいよ。

少し前、四象山(ししょうさん)に地煞(ちさつ)の沈天庶が現れた。その後、霍家堡(かくかほう)の騒動で霍連涛(かくれんとう)が逃亡、大堡主の霍長風(かくちょうふう)は死亡した。
あ、霍家堡は四象山にあったのか。知らなかった。
噂では、沈天庶は霍家堡の腿法(たいほう)を奪うためと聞いたが、信じられないと謝允が言うと、夫人も、地煞にとって、そんなものは奪う価値もないと言ってます。

そういえば、呉費将軍の遺児が命を狙われていますと謝允。
夫人、黒幕は誰と驚きます。
地煞の仇天晋(きゅうてんしん)だと言うと、それは不可解だと夫人。
謝允も、同感です、子供を追うだけにしては、仇天晋は大物過ぎるって。
ほう、アレでも一応。←
つまり地煞の狙いは海天一色。夫人も、アレだけじゃなく何か知ってるのかなあ。
誰も見たことがないようなもののために騒動を起こし、それを狙いながら、己とは無縁の物だと気付かない愚か者めって夫人。ホントね。これほどまでに、人の欲とは。

夫人は、ふと、謝允が、沈天庶が海天一色の話をしても何も動じなかったことを思い出します。あなたは誰の手先?王麟将軍?違うわ、周以棠(しゅういとう)ね。

うーん、残念っ。王麟将軍すら、逆に謝允に跪く間柄でしたー。
謝允はそれには答えず、私の名前は謝允と言います、お見知りおきを、ですって。夫人、一旦引きましたが、ふぅん、何者なのよ、この男って思ってる思ってる(^m^)

翌朝、目覚めた周翡は真っ先に霓裳夫人のことを聞きます。謝允は、夫人は丹薬を服用したから、数日休めばよくなるはず、夫人のためにも、今はしっかり静養しろと。
周翡も、沈天庶が来たことは気付いてたんですな。夫人の居場所が分かれば、沈天庶はもう来ないはずだって謝允は言うんだけど、え、なんで?
とりあえず、本当に回復したのかって、ペタペタ触って叩かれる謝允ですが、まー、甲斐甲斐しくお世話することっ。

さて、情報がシャットアウトされている四十八寨ですが、どこから来たものか、李瑾容(りきんよう)の元に「身内に裏切り者あり」って文が届いていました。お、ようやく当主、動く?

李晟(りせい)と呉楚楚(ごそそ)は、四十八寨への途中で宿を取っています。これは衡陽なんでしょうかね。周翡達にようやく会うのかな?

茶楼にご飯を食べに行くために、周翡に服を用意した謝允ですが、羽衣班の恰好だ(笑)周翡は落ち着かなくてウロウロしてますが、似合うじゃん、かわいいじゃん。謝允も、瞬間目を丸くして、でもいつもの軽口っぽく褒めるもんだから、仁王立ちで腕組みの周翡に睨まれてます。自分の服を来たいと言う周翡ですが、食事に行くには汚れ過ぎてた、良く似合ってるぞって言われて、驚きつつ、我慢するわだって。ちょっと褒められて嬉しかったんだろうにー。いつもの無造作な髪も、謝允の手で結われて、やっと笑顔が出たわ。へたくそって憎まれ口は叩くケド。

大きな笠にベールをつけたまま食事をする周翡。邪魔くさいだろーに、いつもと違う自分が恥ずかしいんですと。この子もいろいろめんどくさいなあ(笑)二度と無茶はするなって謝允に言われても、反省はするけど不条理には屈しない、今は武芸の力が弱すぎるから、鍛えなくちゃって。

謝允は筆を出して、お酒?をつけてテーブルに何か描きだします。
謝允の武芸者ランキング講座の始まりー。

達人は9つの段階に分けられる。武芸の道は山を登るように険しく果てがない。
周翡は洞窟で青龍主を殺した上、自分は無傷だった。敵が油断したとはいえ、借りものの刀で勝利した。だから周翡は達人。でもまだ腕前は二流。
ただとにかく運が悪い。出くわすのは、誰もが恐れる大物悪党ばかりって言われちゃってる。

一流の達人だと思う人物を挙げてみろと言われて、周翡が真っ先に挙げたのは、斉門の道長。次に霍家堡の堡主。これは正解らしい。

でもその上に超一流の達人がいるんだそうな。木小喬(ぼくしょうきょう)や沈天庶ね。
青龍主や仇天晋は違う。
青龍主が過大に評価されるのは、残忍で謀に長けた部下に恵まれたから。油断ならない相手ではあったものの、四象山の他の主の足元にも及ばないって、どんだけ強いんだろ、四象山。

そして更に、超一流を上回る宗師と呼ばれる者がいる。
超一流との違いは…と、勿体つけた謝允は、周翡に腕をぐいーんっと握り込まれて、いたたたたっ(笑)

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
んー、たたたたたたたっ!

ま、かわいいケド。でもこの回はなんなんだ、お休み回かね?デート回?まあ、達人ランキング話も知識としては必要なのかもしれないけども。時間使い過ぎじゃない?

超一流は常にいるけど、宗師は滅多にいない。
枯栄手(こえいしゅ)の2人の継承者は邪道を進み、継承が途絶えたから超一流止まり。北刀の関峰(かんほう)は隠遁し、弟子が成長する前に滅びてしまったから、こちらも宗師とは言えない。
でも南刀の李徵は、零落した門派を救い、山川剣(さんせんけん)は武林の勇となった。この2人だけは宗師の名にふさわしい。

李徵や山川剣の殷聞嵐(いんぶんらん)が、江湖を闊歩していた時代が全盛期だったのね。民の間にも、親しまれる逸話がたくさん生まれたらしい。英雄譚というのは、みんなに好まれて広まるもんね。武林も民衆も、生き生きしていたってことなんでしょう。
でも2人とも、割と早く駆け抜けてってしまった。だからその後、悪が蔓延っちゃったってことになるのかな。
そして周翡は次々に、その頃、李徵と繋がりのあった人達に助けられてるって訳ですな。本人の運の悪さを、じいちゃんの徳が救う。

周翡は、後を継いだ母のような達人も、四十八寨の細事に追われて、まだ功績がないと言います。
そっか、何か功績と言える名を上げる出来事がないと認めては貰えない世界なのか。陳情令でもそうなんだけど、登場人物がよく自分の手柄、手柄っていうのは、そういう考え方がベースにあるからなのね。なんかやたら利己的に見えてたけども。
謝允も、今後の発展は担ってるものの、自身の功績という点では期待は薄いと言います。
そして邪悪で卑怯な手を使う沈天庶は、早く倒すべきだと思うと。

いや、簡単に言うけどな(笑)それがまだ誰も出来ないから、みんな苦労してる訳でなっ。
でもこれ、謝允は、それをするのは周翡だよって言ってるのかもしれない。

その頃、呉楚楚の部屋を、お菓子を持って李晟が尋ねていました。
うーむ、なんっかこの李晟の表情がムカつく(ごめんっ 笑)
呉楚楚は悪夢を見ていたらしく、酷い汗です。
部屋に入った李晟は、罠に落ちた時の傷を気にしてますが、あのねえ、何でもないと強がったなら、呉楚楚の前でも分かり易く痛がってんじゃないわよっ。やっぱり痛いのね、大丈夫?って言って欲しいだけじゃんか、それ。しかも重ねて恩を売ることにもなってる。本当のヒーローは相手にそんな恩着せがましい真似はしないよ、李徵のように。← すいません、李晟には厳しくて(笑)

ほら、素直な呉楚楚は、私のせいでごめんなさいって言ったわよー。
なんかいい雰囲気になってますが、呉楚楚が過去の李晟を知らなくてよかったわね。

周翡達も、かみ合ってんだか、かみ合ってないんだかの会話を続けてます。
謝允の立場や生き方を知るにはいい台詞だったのかもしれないけど。うーん。やっぱり脚本、冗長だよね。

その頃、四十八寨では、李瑾容が出動しようとしていました。鄧甄(とうしん)が、もう遅いので明日にしてはというんだけど、李瑾容は、内部に裏切り者がいる、一大事だから早く甘棠公(かんとうこう)に相談したいと。留守の間、任せると令牌を渡された鄧甄は驚き、命を賭けて守りますと言いました。やだこれ、フラグかなんかですか?

帰り支度を始めた茶楼の歌い手に、最後に一曲頼んでやれと、謝允にお金を渡された周翡。心付けよとお金を渡すものの、何か一曲お申し付けくださいと言われて、結構よ、曲なんて聞いたことがないと言います。はー、まぁだ、コレかい、この子は。無駄に周囲の人達の心証を悪くするだけってくらいに、社交性がないの。

謝允が、不調法で申し訳ないとすかさず謝って、何か面白そうな講談でも聞かせてくれって言いました。
では、世事を語りましょうと始まった話は、巷の噂ゆえ、嘘か本当か分かりませぬと前置きつきではあるものの、周翡の話。これが霓裳夫人の言ってた噂か(^m^)

我らが宿敵との争いに、天下無双の傑物が現れた、なんとそれは侠女。
山奥に住み、神業を得た侠女は、見るからに手強い武芸者だ。

それを聞いて周翡は、段九娘かもとか言ってますが、謝允はにやっとしてます。予測してるよね。あ、そっか。江湖に広がる噂の英雄譚。こういうことなんだねえ。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
にやにやにや

恐怖に震える華容の民。侠女はたった一人で、地煞の禄犬(ろくけん)こと仇天晋を倒すと、当たりは血の海となった。その後、侠女は衡山を目指すと、そこでも弱者のために戦った。

この辺りで周翡も、自分のことじゃん!と気付き、飲んでいたお酒にむせて噴きそうになってます。傍らで、笑いを堪える謝允がかわいい。

策を講じて青龍主をおびき出し、見事に成敗したのだ。民は喜び、侠女に、どちらの門派かと聞いた。
南刀、李徵が亡くなって20年が過ぎ、江湖は破雪刀が復活したのだ。

そういえば以前王夫人が、江湖に破雪刀が蘇ったとか、自分のことも、この20年、江湖から消えていた瀟湘矢が、再び血を見せてしまったとか言ってましたが、王夫人も武芸者が華やかに腕を競っていた時代の人、だから、ああいう物語めいた言い方だった訳か~。

その話を聞いていた他のお客達も、口々に噂し合っています。
南刀の継承者の話を聞いたか?
もちろん。その武芸者は若い女子らしい。
女子には間違いないが、若くはないと思う。でなきゃ、地煞や青龍主と戦えない。
南刀の継承者はきっと、筋骨隆々の年増女だ。
南東の継承者は人ではないんだ、素手でクマを殺すほどの化け物だってよ。

笑い転げちゃってる謝允を殴って、周翡は出て行っちゃいました。

衡陽の街。
馬吉利(ばきつり)と一緒に山を下りたはずの李妍(りけん)が、ひとりでフラフラしています。遊びじゃないんだってばよーってのは、この子には通用しないんだよなー。きっと馬吉利達に内緒で、遊び歩いてるに違いない。

李妍の入った茶楼では、こちらでもまた講談師が、侠客は衡山を目指しーなんて話していました。
それをじっと聞いている男がいます。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
コイツコイツ。アホなんだけど人は良くて、結構重要人物。

講談師の、南刀の継承者という言葉に、李妍も、ん?って顔になる。
でも、色恋のしがらみを避け、山に籠った李徵は、図らずも四十八寨を築いたのだって言葉に、脊髄反射してしまった李妍。でたらめよっ、祖父上を貶める気?と叫んでしまいます。
あああ、世間知らずのバカがここに…

確かに、李徵は「図らずも」築いた訳じゃないですけどね。図ってたんですけどね。
でも馬吉利、ダメだよー、こんな子から、目を離しちゃー。

ざわざわしてしまった店内。さすがに居心地が悪くなって、出て行く李妍。
でもそれを、さっきの男がじっと見ていました。
李徵の孫娘ってことは、あれが南刀の継承者?って。
いやいや、違うからっ。
願ってもないって思ってるから、きっとこの人も武芸者なんでしょうけど、普通、それなりの人ならば、一目で相手が武芸者か否か、分かりそうなもんじゃない?李妍のどこに、そんな質を見たかな。

店を出た李妍は、アホの上塗りをしてました…
店の前で人を集めて、自分が李徵の話を始めちゃった。
だけど、李徵さん、手先が器用で針仕事の達人だったんすか?(^m^)
聞いた人達から心付けを貰い、お小遣いを稼いだ李妍は、嬉しそうに去っていきますが、それをさっきの男が追いかけます。大きな刀を背負ってるから、きっと南刀の後継者に挑戦しようとか、そういうことかねえ。

謝允は、相変わらず甲斐甲斐しく周翡のお世話をしています。ご飯用意して並べて。
悪夢を見て、よく眠れなかったって言う周翡に、どんな夢だ?って聞いてやってる。

沈天庶が地煞の犬を引き連れてた、そこに青龍主まで現れて、太極八卦陣で攻めてきた。それから母上が出てきて、私を叩いた。太い鞭で独楽みたいに回して。今も目が回ってる。

謝允は、地煞や四象山は分かるけど、母君が叩く理由は?と聞きます。周翡は、山の外で母上の顔に泥を塗ったからだと答えました。周翡にとって李瑾容は、抜こうとしても抜けない楔みたいなもんなんだろね。ずっとそうされて来たしね。

笑った謝允は、あなたの言葉が正しければと言われて、私は嘘はつかない、私は君の悪夢に現れないし、天下のことを何でも君に話せると言います。でもすかさず、耳が早くて口が上手いだけよと言われて、ちょいとスネる謝允。かわええ♪今度は周翡が笑う番。
随分と心の距離が近付いたなあって感じのやり取りでしたわね。割愛するけどね(笑)

謝允は、みんな沈天庶を憎んでいるから、今まで何度も沈天庶が襲われたって噂も流れたけど、誰も信じないし、沈天庶も相手にはしなかった、でも君の場合は本当に青龍主は死んだからなーって言います。大物を倒してしまったから、嫌でも沈天庶の記憶には残っちゃってるよね。今までは周翡の言うように、若い新参者なんか相手にはしないよねって程度の認識だったとしても、今後は分からない。

それを聞いて周翡は、厄介だわ、母上がそれを知ったら、私は殺されると呟きます。
もし目を付けられてしまったら、四十八寨がまたターゲットにされるかもしれない訳だしね。謝允の時の、あの剣幕考えるとね。
謝允は、まだ母君のことをそんなにって言うんだけど、これはさ、幼少期からの摺り込みですよ。叔父の李瑾鋒(りきんほう)が周翡を助けて死んだ時からでしょう?ちょっとやそっとのことじゃ、拭い去れないでしょうな。
謝允は、当分の間、私のいうことを聞いて鳴りを潜めていろ、武芸を使うな、面倒を起こさなければ、みな、君を忘れると言います。周翡は、私が暴れる時は事情があって、やむなく戦ってるって言うけど、いやいや、自分から突っ込んでってますけどね?それが、侠客としての情義ってもんに基づいていたんだとしても。今まで何度、謝允に止められて、だけど言うこと聞かずに突っ込んだか。

そういえば李晟、どうしてるかなって話になってますが、いますよ、そこに。そこらへんに。李晟だけじゃなくて、李妍までいるよ。衡陽、賑やかなことになってるよっ(笑)

その李妍は、待ち構えていたあの男に行く手を遮られていました。派手な刀持ってるなあ、この人。
李妍、黒炭みたいに色黒な人ねって言ってる、黒炭は初見からかっ(笑)
男は、楊瑾(ようきん)と名乗りました。擎雲溝(けいうんこう)の掌門らしい。あら、掌門。なのに李妍が武芸者ではないと気付かない?

刀を向け合ったものの、李妍の動きを見て、なんと不思議な足使い、刀法も南刀のものとは思えない、なんという気迫、眼力で私の心を操るつもりかって、アンタ…(笑)
おかしな人って行ってしまおうとした李妍に、逃げる気かと刀を向けた楊瑾なんだけど、あんなでっかい刀で本気で当たったら、李妍なんか一瞬だよね、失神させてしまいましたよ。
え、こんなはずではって頭ボリボリする楊瑾。キミは少し相手をちゃんと見極めろや。

さて、いなくなった李妍を、慌てて探す馬吉利達。呑気過ぎる。あんな爆弾娘、連れて行くって言い出すことから大間違いなんだけど、連れて出たならもっとちゃんと監視しないと。長いこと一緒に四十八寨にいて、なんで分からないのかが不思議ですわよ。

んで、李妍は楊瑾に、ちゃんと宿で休ませて貰ってました。
目が覚めた李妍に、ちゃんと謝る楊瑾。早とちりで頭悪そうだけど(笑)人は良いのねえ。
だけどまあだ、この子は李徵の孫だけど、南刀の継承者ではない、李徵の孫は1人じゃないってことに気付いてないのよー。

次回はようやく楊瑾が、本当の南刀の継承者は周翡だと気付き、挑戦しようと騒ぎを起こします。んで、周翡と李妍も再会だよー。

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