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追風者 第3話 あらすじとネタバレ感想

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追風者
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目次

あらすじ

沈図南に能力を評価された魏若来は、助手として採用され、央銀への出入りを許可される。沈図南は民間の通商銀行併吞に動き出し、通商トップの張鳴泉と、江浙商会会長の虞世清に揺さぶりをかける。沈近真は共産党を裏切った顧倫を暗殺するが、顧倫に裏切られた李晟達は林樵松の拷問を受ける。

みるアジア

ネタバレ感想

「君子盟」のほうを先に終わらせてから、こちらにかかろうとしてしばらく開いてしまいました。
こちらのドラマも、結構先まで見進めていたのですが、途中で気付いたよ。
「陳情令」の江楓眠(ジャンフォンミエン)の中の人は、こちらでは象徴的な悪役の虞世清(ユーシーチン)だったし、「紳士探偵L」の沙威(サボイ)部長は、「幇」のトップの銭少良(チェンシャオリャン)だったー。どちらも1話2話で登場済だったわ。おじさんの見分けは難しいわー(笑)

さてさて。
沈図南(シェントゥーナン)のクリスマスパーティに忍び込み、妹だとは知らずに、顔見知りになっていた沈近真(シェンジンジェン)に頼んで、沈図南に会わせて貰い、推察した沈図南の目論見を語った若来(ルオライ)ですが。
自分が考えたと言っても、これは政府機密の窃盗だ、自首するか私が突き出すかって、デスクからピストルを出した沈図南に迫られてしまいました。

ピストルに驚いて、黙り込む若来。
沈図南は、どう分析したか話せ、と。
ハナから疑ってはいなかったのかな、単に脅しただけかな。
才能は認めても、人となりはまた分からないから試してるってことかな。

若来がまず注目したのは通商銀行。
ここ半年の通商株の不自然な動きは、中央銀行の傘下に入る前の銀通(イントン)、大華(ダーファ)の動きと一致していた。更に、華信(ファンシン)、興夏(シンシア)、東盛(ドンシャ)も最近同じ動きをしている。
これは偶然ではないと思って調べた取り引き記録には、鯤鵬(クンペン)実業の影があった。表向きの取り引き人は劉(リウ)主任だが、真の黒幕は沈図南、中央銀行だ。
「荘子」の一節、「鯤鵬、青天を背負い図南す」がその根拠。
加えて、自分が同じ立場だったら、そうすると思ったから。
恐らく小口の株は集め終わり、通商の大株主と交渉中なのではないか。通商銀行頭取の張鳴泉(ジャンミンチュエン)が株を買い戻して流れから抜け出さないと、銀行の支配権を譲ることになる。
そうなれば、残る3つの銀行も同じ轍を踏むことになる。

全て図星だったんでしょうね。
沈図南は、本当に夜学の出身かと呟きました。
若来の「明らかでしょう」って小声は、え、別に夜学だとしたって、こんなの調べれば明らかに分かるでしょうよってコトかな。

でも、それでも採用はして貰えないんだって(哀)
沈図南は、自分は闘うために中央銀行に来た、君の目的は金、能力はあるが信念がない、と。

これさあ。前回、沈図南が鄧澤(ダンズー)処長と話してた時も思ったんですよ。
おぼっちゃま育ちは、信念だけじゃ餓死するような暮らしをしたことないでしょ?この国のこの時代に、金の苦労をしたことがない一握りの富裕層だから、金じゃないって立派なことでも何でも言えるのよ。庶民にとって、生きるための金は大事だぜ?(笑)

だけど、その信念が今後どうなることかと、先を見る前から思ってしまうよ。あなたの信頼している国民党は、既に腐敗が始まってる。その現実を突き付けられた時に、この人は何をどう言うのか。
確固たる信念ってやつはある意味、諸刃の刃ってとこ、あるよね。
上手く回っている時はいいけど、想定外の変化に臨機応変に対応できなくなっていくと、最終的に、しがみ付いているのは本当に信じた理念なのか、ここまで走って来てしまった今までの自分の道程なのかって話になりがち。沈図南はそうならなければ良いのですが。

若来は、あなたとなら金以上の何かができると思ったと言います。
今は太平の世か乱世かと聞かれたが、とっくに乱世。大物たちが笑顔で市民から搾取している。あなたの計画に感動して、この悪しき金融界を変えられると思ったのに。

だけど、中央銀行のルールだ、採用は出来ないともう一度言われてしまいました。
この時、目を伏せた若来のね、目の下の筋肉がぴくぴくっと動くのですよ。
こんなん、やろうとしてやれるもんじゃないよね?でもきっと偶然じゃないよね。演技だよね?
おおお、ここに立ってるのは王一博じゃなく、魏若来なんだーと思っちった押し贔屓(笑)

と思ったのですが。
さっき、朱一龍兄さんの映画「消失的她 妻消えて」を見てたら、にーさん、やってた(笑)
目の下の筋肉ピクピク。役者って、役者ってぇっっっっっ!

諦めて、失礼しましたと出て行こうとした若来を、沈図南が止めました。
個人的な助手が欲しい。来週、黄(ホアン)秘書のところへ来い。

びっくりしちゃって、ありがとうございますって一生懸命頭を下げる若来。かわいい(^m^)
やめてくれ、拝むんじゃないって、沈図南の言葉のチョイスもおもろい。

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ただここで、初心を忘れるなって言う沈図南の言葉たちは、今はまだ本当に、国民党政府なら、国を国民を救えると思っている。全く疑うことなく信じている。
若来も、全力で国に尽くしますと誓いました。

それにしても若来、ちゃんと確約書を書いて貰う辺りもしっかりしてますな。
何も持たずに行ったら、つまみ出されかねないもんなあ。

扉の外では、沈近真が立ち聞きしてた(笑)気が気じゃなかったんでしょう、きっと。
人を紹介すると部屋を出ようとした沈図南は、最初に妹に、きょとん顔の若来を紹介することに。
妹だと言われて、たまげる若来。内心では、沈図南の妹が、足から血が流れるほどの怪我をして人の人力車を奪い、妙な小芝居に付き合わせた!?かな?(^m^)

妹は、アレが兄にバレるのではと慌てて、考え直せと言うんだけどね。若来が中央銀行の試験を受けてたことも知らないしね。素性も人柄も能力も知ってるにーちゃんに、さらりと追い払われました。
若来はこういうとこも賢いよ。
にーちゃんには、ただ人力車を横取りされたことがある、とだけ。笑い話で済んだだけ。

パーティ会場に戻り、沈図南は鄧処長に、若来の能力を買って個人的な助手にすると告げました。
見ている黄従匀(ホアンツォンユン)の顔よっ(笑)
めっちゃ気に入らないんだねえ。こりゃ、意地悪されそうだねえ。
若来くん、こんないいお酒なんて飲んだことないみたいな、助手にして貰えて嬉しくて仕方ないみたいな、へこへこしながら、背中を丸めてぐいぐい飲み干す余裕のない感じが、とっても分かり易い。
これ、ビシッとスーツを着こなすようになる頃には、すっと背筋を伸ばしてチビチビいくんでしょね。

それから、会場内で江浙商会会長の虞世清(ユーシーチン)に、別室で淞滬(しょうこ)警備司令部軍法処処長の康少捷(カンシャオジエ)に紹介される若来。
2人で話があるからと、若来を部屋から出した後、沈図南はどう思います?と処長に聞きます。
江西省吉林出身と聞いて、上海に出て来た年を聞いて、粛清のあった年だなと、すぐに処長は言ったからねえ。粛清を逃れて来た共産党かもっていう疑念。若来は自分は関係ないとは告げたものの。
その立場なら慎重になったほうがいいと言われてしまった沈図南だけど、それでも、ま、手放さないんでしょうね。
ああ、そっか。
信念を貫く人だから、周囲から何を言われても、若来を手元に置いてくれたってことか。
そこは感謝なんだけどさ。その信念の屋台骨が崩れるのが分かっているだけに、先の葛藤がもう見えてしまってなー。

若来は、ここぞとばかりにめっちゃ飲んでめっちゃ食べて、フラフラと千鳥足で七宝街に戻ってきます。
酔っ払い演技がとってもカワイイ(^m^)会場のダンスを見たからか、踊る時みたいに腕を上げてくるくる回ってるけど、酔っぱらって回ったら、気持ち悪くならない?強い人は平気なのかー。

阿文(アーウェン)が、中央銀行に落ちたやけ酒だと思って、慌てて抱き留めてくれるんだけど、ご機嫌若来は、パーティ会場から持って来たお菓子を阿文に押し付けます。今、食え♪(笑)
沈図南の家に行ってきた。でかい屋敷だった、水晶のシャンデリアに、使用人でさえ最高級の革靴を履いていたって。
水晶のシャンデリアかあ。「風起洛陽」でも、聯昉内部にはそんなんがあったけど、ガラスのある時代でも水晶を使うのは高級品ってことなんだね。ま、そだよね、量産できないもんね。中国はブラジルと並んで水晶の一大産地だけども。

沈図南から貰った確約書を見せて、明日から沈図南の助手だと言うと、阿文ってば、ほんっとーに喜んでくれました。ええ子や。片や、酔っ払いで、へ~らへらしてるんだけど(^m^)

部屋に戻った若来は、両親に手紙を書いてました。中央銀行の沈図南の助手になった、と。
これもまた。私があれだけ酔ったら、手紙なんて絶対に書けない(大笑)

翌朝。阿文から話が伝わって、アパートのみんなが総出でお祝い。
あの白髪のおじいちゃんは、沈図南のこともちょっと知ってるみたいだ。
大家の周(ジョウ)さんは、相変わらず若来から情報を貰って儲けようとしてるけど、勤めるようになったらそれ、インサイダーだからね?っても、そんな知識は当時の庶民にはないんだろな。
と思ったら、阿文がそれは法律違反だって。阿文が知ってるってのにー。
金持ちになっても、みんなのことを忘れるなって周さんがまた言うのは、恩恵を受けたいってことなんだよねえ。悪い人じゃないけど、相当ちゃっかりしていて単純にいい人って訳じゃない。
おじいちゃんは、注意点や励ましの言葉を口にはするけど、そういうことは言わないもんな。
若来も、おじいちゃんの言葉はしっかりと受け留めてるようです。

中央銀行初日。
若来は他の新入行員たちと共に、黄秘書の案内で行内を見て回っていました。
一通りの案内が済み、黄秘書を呼び止めた若来が、沈図南の居場所を聞くんだけど。
分かっているはずなのに、わざわざ若来をねめつけて、用は何だと言う。全く。これだけ分かり易いことするのかねえ。自分の品性を下げてまで。ただの嫉妬だと、誰でも分かるのに。
それでも、助手ですからと言う若来を、一応黄秘書は、二階の秘書処の隣の経済研究処にいると案内してくれました。

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住まいを聞かれて、七宝街だと言うと、貧民街なのは有名なんでしょね、は?みたいになる黄秘書。
近くに引っ越せと、君の報酬なら払えると言われてしまいます。その気のない若来に、ま、いいけど、人には言うな、ですって。なぜかと聞いても、自分で考えろと、ぽんぽんっと二の腕を叩かれた(笑)
沈図南の助手が七宝街に住んでるなんて、体裁が悪いと気付けってトコかな。

沈図南の部屋の前につくと、中から電話の声が聞こえてきちゃった。
行内とはいえ、不用心な気がするなあ。
だって「宋先生、高峰(ガオフォン)は厳罰に処するべきです、死刑でもいい」なんて内容ですよ。
高峰っていうのは、前回パーティ会場で捕まった中央銀行外貨局副局長です。
飼い主は、孔庸之(コンヨンジー)だ、顔を立てておけ、見せしめにはなったと宋先生。
これで行内で改革反対派の声は消えるだろうから、通商銀行の件に専念を、と。

中国の視聴者には、もしかしたら分かってて当たり前の話なのかもしれませんが。
ちょっとまとめておこう。ちゃんとした名前が出て来なかったりもするので。

宋先生というのは、結構有名な宋氏三姉妹の弟、宋子文(ソンズーウェン)。
1930年当時は民国の財政部長で、弟2人も民国の高官。牧師だった父親がボストンの実業家宋氏の養子になり、上海で成功して財閥となっていたため、子供達全員がアメリカの大学を出ています。
宋氏三姉妹は、3人が3人共、この時代の有力者と結婚したことで有名。
長女、宋靄齢(ソンアイリン)は孔庸之の妻。ここでの大姐。
次女、宋慶齢(ソンチンリン)は孫文の妻。1929年に国民党を脱退、後に共産党へ。
三女、宋美齢(ソンメイリン)は蒋介石の妻。
三姉妹はそれぞれの主義に則り、社会福祉にも尽力したようですが、「一人は金を、一人は権力を、一人は国家を愛した」なんて言われているらしい。長女、三女、次女の順ですな。
んで、民国19年のこの時期、長女と三女は、金も地位も権力もあったと。
ちなみに、1930年は昭和5年です。

電話での宋先生の対応は、最前線で戦おうとしている沈図南にとっては、生ぬるかったのでしょうね。実際宋子文は、政敵として孔庸之とはかなりやり合っていたらしく、宋子文の葬儀の時には、それを忘れていない姉の宋靄齢も宋美齢も欠席したらしいですが。

そこに、黄秘書に連れられた若来が入ってきます。
沈図南の指示以外は、従匀(ツォンユン)に従えと言われる若来。素直に宜しくと言うんだけど、もうね、従匀の顔が分かり易っ(笑)
しっかり頼むぞと従匀に言う沈図南は、きっと秘書の心情もお見通しなんでしょうが、若来も、その程度、自分でなんとか出来なきゃ、先は厳しいぞって感じなんだろな。

ここは誰でも入れる場所じゃない。日頃の査定も考査でも、私に恥をかかせるな。
ふっつーにやれば、そこは全く問題ないと思いますのよ。むしろ抜きん出ちゃうと思うんですよ。普通にやれればね。
わざわざこういう台詞が入るってことは、まず隣のメガネに意地悪されるんだろうなー。

沈図南は、通商の大株主に会いに行き、午後からは若来を連れて証券取引所に行くと言います。通商との戦争を終わらせる、と。
それを聞いて早速、従匀が、若来はまだ何も分からないんだから自分が行く、と。
アンタ、上司がそうするって言ってんのに、秘書が何を言ってんだ?キミの知らないやり取りがあったから、それで能力を認めたから、沈図南は早めに若来に現場を見せたいんだよ。
ま、従匀の直訴は軽くスルーされましたけどね。

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さてさて。こちらは大物なんだか小物なんだか分からない人達(笑)
虞世清のところに、張鳴泉が泣きついていました。
虞世清は、別に通商銀行が最初でも最後でもない、この中央銀行の民間銀行併呑はまだまだ続くと言うんだけど、張鳴泉は上手くいったら株の10%を譲る、通商はあなたのものだなんて調子のいいことを言う。
虞世清は、沈図南の矛先を自分に向ける気か?と釘を刺しつつ、手は貸そうと言います。南京に思い知らせてやるんですってー。

その頃、沈図南は通商銀行の大株主たちと会談をしてました。
通商銀行が中央銀行の傘下に入っても、みなさんの利益は維持されると。
私腹を肥やしていた高峰の投獄で沈図南を信用し、秩序と安定を求めていたみなさんからは、いい感触を得ました。
試算だと51%の株が手元に集まることになるので、張鳴泉は負けたも同然らしいんだけど、最大の懸念は筆頭株主に次ぐ虞世清なんだって。
ふむ。既に泣きつかれて、何かやらかそうとしてるよー。

そこで、沈図南は従匀に、若来の出身校で恩師と同級生を当たるよう指示します。来歴と政治的態度を。図書館の閲覧履歴もだって。共産主義の本とか読んでないだろーな?でしょうね。けどちょっと待ってー、従匀、図書館履歴と言われてピンと来ないのって、秘書としてあり得ない。若来に嫉妬なんかしてないで、もっと視野を広げろ。

一方、やたら物々しい雰囲気なのは、リチャーズホテルかな。
淞滬(しょうこ)警備司令部軍法処が、共産党の裏切り者、顧倫(グールン)を503号室に閉じ込めて、周囲を狙撃手等々で固め、共産党地下組織が顧倫を始末しに来るのを待っている。
そして前回、テーラーの徐諾(シューヌオ)からメモを貰った沈近真が、変装して503号室に忍び込む準備。清掃員のおばあさんに化けたぞ。

部屋の中では顧倫が荒れてました。
指揮系統も話し、同志を罠に嵌め、日新(リーシン)書局のことも話して、李晟達(リージェンダー)も捕まった、他に何がある?卑怯じゃないか。
殺されるかもしれないのに、こんなところに閉じ込めて囮にするなんてって話なんでしょうか。
軍法処の捜査員に殴られましたわ。
隊長の林樵松(リンチャオソン)は、拷問はするなと止めてるみたいだけど、所詮裏切り者が何を偉そうに主張してやがるってとこね。

ホテルに林樵松が入ってきた頃、沈近真はピストルを持って部屋のドアを開けていました。
顧倫についていた捜査員を撃ち、顧倫を撃ち、向かいのビルの屋上からライフルで狙われても、するりと避け、なぜか倒れていた廊下の見張り達も忘れずに撃ち、足早に去って行きます。
銃声でパニックになったホテルの中で、エレベーターが来ず、部屋に向かえない林樵松をしり目に、真っ赤なコートに黒い帽子とサングラスで402号室から出て来た沈近真は、さっさとホテルを離れました。

作戦に失敗し、顧倫だけでなく仲間達3人もまんまと殺されてしまった林樵松。
外にいた見張りの2人は、飲み物の中に薬を入れられていたらしい。立ったまま撃つと壁に血が付くから、昏倒してるところを撃ったみたいだよ。現場の痕跡からも、最低限の鮮やかな動きだったことが分かるようです。
部下の文彪(ウェンビャオ)から、狙撃手が犯人は清掃員に扮した女だと言っていたと聞き、林樵松は1話で、ゴミ箱から見つけた女性ものの黒コートを思い出します。

この失態、康少捷処長にめっちゃ叱られるんだろうなー。
林樵松は、李晟達を今すぐ尋問しろと叫びました。

ふと、李晟達って字ズラに既視感があると思ったんだけど「有翡」だったー。
あちらは、李晟(りせい)。李晟達(りせいたち)って、漢字でよく書いてたからー(^m^)

証券取引所には、沈図南と若来がいました。お昼休憩中なのかな。取引所は静かです。
そこに劉主任が来て、資金も手順も指示通りと報告。通商銀行の張鳴泉が、興夏銀行の王頭取と来ているとも。
沈図南は、虞会長に縋ったかと笑い、若来に興夏銀行について尋ねます。
興夏銀行は虞会長の主要事業で、資金力は絶大、正面衝突なら引き分けか負けるかと若来。財政部に資金を調達して貰っては?と言うんだけど、沈図南は、それを待っていては戦機を逃すと言います。今日はやるしかないんですと。
沈図南は、それなら第二案でいこうと、各口座の調整を劉主任に指示しました。

こうやって若来に状況を分析させつつ、細かい戦略を見せて勉強させてるんだね。
本気で育てようとしてくれてる。秘書の黄従匀は実務面では有能かもしれないけど、多分こういう山師の眼力みたいな点は欠けてるんじゃないかな。適材適所。

午後の取り引きが始まり、若来は二階の個室のテラスから双眼鏡とノートを持って、動きの確認。
隣の個室でも、張鳴泉と王頭取の代わりに、助手がテラスで確認してます。通商銀行株に大きな動きはなく、ホッとしたのも束の間、興夏銀行の株価がどんどん下がり始めました。王頭取が慌てて対策を講じると、沈図南は、今度は信和(シンフー)綿紡にターゲットを変え、更に激しく叩けと。

信和は虞世清サイドの資金源らしく、王頭取が虞世清に電話。
虞世清も全力で対策しろと、ヤツが屈服するまで手は緩めるなと指示してます。

沈図南は、この日、全力で虞世清にケンカを仕掛けた訳だ。
信和が反発し始めると、今度は錦隆(ジンロン)セメントに変更ですって。

その頃、李晟達は文彪から手酷く拷問を受けてました。それを見ている林樵松。
隊長は直接手は出さず、言葉での追い詰め役なのか。それって頭使う役目だよね。もしかしてこの人、元は結構なエリートだったのでは?

錦隆セメントが値崩れし始めてようやく張鳴泉も、虞会長の3社が狙われていることに気付きます。って、おっそい!(笑)
王頭取もまた慌てて虞会長に電話。虞会長も全ての資金を投入する指示。

追風者
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で、沈図南のところには、劉主任が、資金が足りないと告げに来ました。
テラスから値動きを観察していた若来は、何かに気付いて部屋に戻ってきます。私の狙いが分かったかと沈図南に聞かれ、揺さぶりと答えた若来。
沈図南はにっこり笑って、揺さぶれたかな、ですと。

はあ、間違いなくカッコいいんだよなあ。
苦悩するいい男って絵は、それはそれで素敵なんだけど(笑)没落する姿は見たくないなあ。

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