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所感
タイトルが情報サイトみたいになっちゃってますが。
見始めました、とっても楽しみにしてました♪
みるアジア
中国ドラマ 追風者 〜金融界の夜明けへ〜 作品情報 5分無料で見る
中国ドラマ 追風者 〜金融界の夜明けへ〜 作品情報 5分無料で見る ,【みるアジア独占!】2024年最大級のヒット作!金融業界を舞台にした、緊迫の展開から目が離せない!
みるアジアでは、毎週3話ずつ公開のようで、まず3話分が配信されてます。
全38話なので、10月いっぱいまでかかるのかな。
冒頭は1930年の上海だったので、映画「無名」やドラマ「偽装者」、舞台は台湾だけど映画「返校」の時代より10数年前ってことになるのね。このドラマが何年分を描くことになるのか分かりませんが。
あ、「返校」は1960年代でしたっけ。
ま、いずれにしろ、あの時代です。
1912年に愛新覚羅溥儀が退位して清朝が崩壊した後から、1921年に創立された中国共産党が中華人民共和国を設立した1949年まで、中国本土にあった中国国民党による政府が中華民国。その後、蒋介石によって逃げるように台湾に遷都される訳ですが。映画「返校」の舞台は、その後の台湾ね。
その間、1940年から1945年まで、南京を首都とした汪兆銘政権ができます。
映画「無名」やドラマ「偽装者」の舞台はこの時代、国民政府の首都は重慶に遷都しており、南京には日本が介入していた汪兆銘政権があり、延安には1937年からそこに拠点を定めた中国共産党があり。
確か映画でもドラマでも、南京、重慶、延安って地名で、それぞれを指してたよね。
でもこのドラマの時代は、まだ汪兆銘政権はなく、国民政府の首都は南京です。
1931年に中国共産党は江西省で中華ソビエト共和国を樹立しますが、この江西省というのがね、このドラマの主人公、魏若来(ウェイルオライ)の出身地な訳です。
共産党の根城である江西省の出身だから、共産党と関係があるかもしれないからと、国民党政権下にある中央銀行は、若来の類まれなる才能を認めつつも正式採用に難色を示したし、学校は卒業証明書を発行してくれなかった。
既に気の毒。
とはいえ彼の周辺にも、彼の知らないところで共産党に入っていた人物はいる訳ですが。
本人はまだ、政治的なイデオロギーに関心はありません。日々を生きるために精一杯だし。
出身地のせいで差別されているのは自覚していて、その中でなんとか自分を認めて貰う術を探して、いろいろ頑張ってるってところ。
ただこの3話の間にも、武装蜂起している共産党と国民党政府サイドとの武力抗争も描かれます。
この時代の物語は、結果として全て共産党に行き着くというのは分かってはいるものの、当時はこうして信念のために自ら命を投じた若者がどれだけいたのだろうってところは、ちょっと考えちゃうよねえ。
日本だって、戦時中とかはそうだった訳だけど、徴兵された一般の国民はイデオロギーのためになんて戦ってなかったと思うもんなー。
ネットに落ちている写真等を眺めるに、若来が人民服みたいなのを着ているので、パリッとスーツの銀行マン姿は、中頃まで続けばいいくらいなんでしょうかね。仕事上、なんだこりゃな国民党政府の腐敗を目の当たりにしてしまって、転向してくんだろうな。バカ正直で真っ直ぐっぽいもんな、るおらい。
貧しい農村出身だけど際立って秀でた頭脳を持つ青年が、有力者に気に入られて職を得る。
こうきたら、困難を乗り越え実力を発揮して、金融界の大物に成り上がるというストーリーでもいいのになあと思ってしまうけど、かの国のあの時代で、それはないんだよなあ。そもそも国民党政府は倒れることが分かっている屋台骨だから。
なのできっと後半、日本人にはプロパガンダ臭を強く感じるかもしれないけど、それは仕方ないでしょね。同じ「みるアジア」で配信されている「理想の輝き」も顕著だったし。イボくんは28話の主人公です。
だけどそれが母国の思想なんだから、それを創るのも演じるのも当たり前なので。
七宝街っていう貧困街のアパートで、みんなとわいわいしながら、日々を懸命に生きている貧しい青年の姿が愛おしいです。メイクのせいもあるんでしょうが、本当に何も持っていない、へちょっと眉の下がった素朴な青年の顔なのよ。もー、かっわいいのよ。
だけど部屋には、金融関連の新聞の切り抜きみたいなのが壁いっぱいに貼ってあって、情勢の勉強もものすんごくしている努力家で。
血だらけになる切ない今後の流れがあるらしいですが、ううう、頑張って見るよ。
既に出て来ていますが、警察の工作員なのかな、今後立ちはだかる役になるんだろう林樵松(リンシャオソン)は、「黒豊と白夕」の豊蘭息(ほうらんしょく)のお兄ちゃんや「軍師連盟」の辟邪(へきじゃ)演ってらした張天陽(チャンティエンヤン)なんですよねえ。ちょっと最初分からなかったわー。
うるうるもぬるぬるもしてない(言い方)彼を見るのは初めてなので、別の意味で楽しみ。
そういえば、張天陽さんてば、イボくんを拷問したシーンが放映された後、SNSに、若来くんを拷問しちゃってゴメンよ謝罪動画をアップしてたんですね。笑っちゃう。お茶目な人なんだな(^m^)
と、単純に日本人は思っても、もしかしたらあちらではそれだけではない意味もあるかもしれないと、少々うがった見方もしてしまうけどね。周囲見回してしっかり身を守らんとな…
毎度異様に話を大きくしてしまうファンダムの年齢域って、めっちゃ若くていろいろ抑制のきかない年頃なのかしらね。
あ、いわずもがなな感じですが、沈図南(シェントゥーナン)は王陽(ワンヤン)、沈近真(シェンジンジェン)は李沁(リーチン)で「慶余年」のお2人。
銀行話なので、おじさん達がいっぱい出て来て、見分けがつくかどうか分かりませんが、「陳情令」の江楓眠(ジャンフォンミエン)の中の人や、「紳士探偵L」のサボイ部長の中の人もいらっしゃる模様です。
週3話、じっくり見進めよう♪
あらすじ
1930年の上海。中央銀行の一般職員となった魏若来(ウェイ・ルオライ)は、優れた能力を買われ、上級顧問の沈図南(シェン・トゥーナン)の信頼を得ていく。やがて沈図南の妹・沈近真(シェン・ジンジェン)と出会った魏若来は、金融界の多くの腐敗と闇を目の当たりにし、迷いと苦悩の中である決断をする…
©BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.
作品情報
- 制作 2024年発表 全38話
- 監督 姚暁峰
- 脚本 翁良平
- 旧タイトル 長風破浪
人物相関図
ネタバレ感想一覧
第1話
追風者 第1話 あらすじとネタバレ感想
苦学生の魏若来は、出身地が訳アリで会計学校の卒業証書が貰えない中、その優秀さを惜しむ先生から、中央銀行の採用試験を勧められていた。中央銀行には国民政府の政策を実行するため、抜擢された沈図南が特別顧問に就任しており…
第2話
追風者 第2話 あらすじとネタバレ感想
中央銀行の採用試験で、大活躍を見せた若来だったが、やはり出身地のせいで不採用となってしまう。落ち込んだものの面接での沈図南の言葉にヒントを得て謎を解き、クリスマスパーティをしていた沈家に潜り込む。
第3話
追風者 第3話 あらすじとネタバレ感想
若来の才能を買い、個人的な助手に据えた沈図南は、早速、若来を証券取引所の現場に同行させる。一方沈近真は、裏切り者の顧倫を始末しようとしていた。
第4話
追風者 第4話 あらすじとネタバレ感想
通商銀行の併呑が終了し、新人研修が始まる若来だったが、黄従匀から研修への出席を邪魔されてしまう。一方、保釈金用の金塊を持って上海に現れた孤星だったが、林樵松達に情報が漏れていた。
第5話
追風者 第5話 あらすじとネタバレ感想
兄が貸金庫に預けたものが金塊だと知って動揺する若来だが、遺言を全うするために動く。沈図南の指示で張鳴泉を止めに行った先で、危うく殺されそうになるものの…
第6話
追風者 第6話 あらすじとネタバレ感想
約束の時間、央銀のロビーには捜査隊が入り込んでおり、気付いた沈近真は接触を避けた。若来の部屋には林樵松の指示で李晟達が侵入し、兄が共産党だったことを告げる。
第7話
追風者 第7話 あらすじとネタバレ感想
筆記試験の結果が芳しくなかった若来の実力を、実技で試そうとした沈図南。若来は、黄秘書の目論見を決算実技で打ち破る。そんな中、李晟達は着々と若来に近付いていた。
第8話
追風者 第8話 あらすじとネタバレ感想
李晟達が金塊を持ち逃げしようとしてるのではないかと疑った若来。姿を見せずに協力を要請した徐諾から、兄は李晟達のせいで死んだことを聞かされ、徐諾の策に乗り、金庫の鍵を李晟達に渡す。更に自らの潔白を証明するための工作も済ませていた。
第9話
追風者 第9話 あらすじとネタバレ感想
関税保管権の奪還計画が始動。それは指揮する沈図南周辺への危険を伴っていた。危機を感じた虞世清一派も動き出す。そんな中、若来は拳銃を隠し持つ必要性を感じ…
第10話
追風者 第10話 あらすじとネタバレ感想
懐柔策にも屈しなかった沈図南の暗殺を、虞世清は張鳴泉に指示する。関税保管権の奪還投票の時間に会場に沈図南が現れなかったことで、流れは否決に向かいそうだった時、若来が意を決して立ち上がり、演説を始める。
第11話
追風者 第11話 あらすじとネタバレ感想
近真と若来の輸血で一命を取り留めた沈図南。でもこの暗殺未遂事件には本人の策も含まれていた。それに気付いた林樵松は、沈図南に取り引きを持ちかけるが…
第12話
追風者 第12話 あらすじとネタバレ感想
暗殺者が口封じされたことで反撃を決意した沈図南は退院。兄の敵が共産党共通の敵だと知った近真は、興夏の不正の証拠写真を撮り、徐諾が黄秘書のカバンにフィルムを忍ばせる。若来もまた興夏を調べ、証券取引所で興夏を呑み込もうとチャレンジするものの…
第13話
追風者 第13話 あらすじとネタバレ感想
沈家の年越しに誘われた若来は、新しいスーツを着て出向き、楽しい時間を過ごす。その頃、張鳴泉の銃強奪事件を調べていた捜査隊のところに若来の名前が浮上。若来は捕えられてしまう。
第14話
追風者 第14話 あらすじとネタバレ感想
拷問されても自白剤を使われても、本当のこと以外、決して言わない若来。央銀を捜索しても何一つ後ろ暗いものが出てこなかったことで、林樵松達にも焦りが。図南は近真と若来救出に向けて動き出す。
第15話
追風者 第15話 あらすじとネタバレ感想
宋先生の尽力で蒋主席の副官が動き、ドイツ人の銃器専門家、通訳の近真を入れた特別調査班が作られ、林樵松の捏造は次々無駄になる。雑居房に移動させられた若来は、新人イジメで袋叩きに遭うが…
第16話
追風者 第16話 あらすじとネタバレ感想
釈放された若来。家でも職場でも腫物扱いとなるが、阿文、周さん、メガネくん達に助けられつつ図南の弟子となる。近真の暗躍で、R社と共産党とのタングステン商談が行われることになり、情報を得た図南も阻止に動き出す。
第17話
追風者 第17話 あらすじとネタバレ感想
R社との交渉は建前と本音が入り乱れ。若来とハンスの飲み勝負に沈図南は助けられる。近真の暗躍で、雷鳴もハンスとの面会が叶い、共産党にとってまたとない情報を得る。
第18話
追風者 第18話 あらすじとネタバレ感想
車夫達のストライキで病院に向かえない魚児を、偶然遭遇した若来と姜虎豪が助ける。近真は、そこに李晟達が生きて入院しているのを目撃し、暗殺を企むが失敗。若来も央銀に来た捜査隊の会話から、李晟達の居場所を知ってしまう。
第20話
追風者 第20話 あらすじとネタバレ感想
李晟達に逃亡された康処長は、沈図南の圧力に負け、林樵松に全ての責任を押し付けて近真を釈放する。あの晩、李晟達を追った若来は、密かに李晟達を始末していた。
第21話
追風者 第21話 あらすじとネタバレ感想
図南に頼まれて近真への忠告をしようとした若来は、近真から共産党への興味を引き出そうとされるが、全く揺らがない。そんな時、江西から若来の幼馴染、嵐のような春苗がやって来る。
第22話
追風者 第22話 あらすじとネタバレ感想
若来を訪ねた近真は春苗と鉢合わせし、春苗は近真に若来をお金で売ろうと持ち掛ける。春苗の稼いだ銀貨が偽造だったことに気付き、若来たち央銀は偽造銀貨工場と黒幕を突き止めようとするが、黒幕と繋がっている警察局と捜査隊との合同捜査を押し付けられてしまう。
第23話
追風者 第23話 あらすじとネタバレ感想
偽造銀貨工場を突き止めたものの、央銀が踏み込むと、工場の持ち主、大姐と結託していた警察局と軍法処との銃撃戦になってしまう。若来の頼みで協力してくれた車夫たちにも犠牲者が。しかも、頼みの綱の宋先生は大姐の圧力に屈していた。
第24話
追風者 第24話 あらすじとネタバレ感想
大きな挫折を味わった若来と図南。若来は、神のように崇めていた図南の悔し涙を見る。そんな若来に近真は資本論を渡す。その頃、上海では日本との衝突が表面化し、若来の住む閘北が襲撃されててしまう。
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