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風起洛陽 第30話「偽りの墓」あらすじとネタバレ感想

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風起洛陽
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目次

あらすじ

伏火雷霆の威力を痛感した高秉燭は、間もなく行われる燃灯(ねんとう)大典が春秋道の狙いだと予測。皇帝に中止を求めるよう公子楚に訴えるが、難色を示される。そこで高秉燭は春秋道の動きを予測すべく、春秋道の頭目・逍遥子を訪ねて内衛の牢に向かう。その頃、百里弘毅はある疑念を確かめるため、侍衛の申非(しんひ)らと共に兄・百里寛仁(ひゃくりかんじん)の墓を掘り返していた。

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ネタバレ感想

聯昉。
春秋道が、燃灯大典を狙って伏火雷霆(ふくからいてい)を作っていると確信した高秉燭。
その日、陛下は自ら天堂に赴いて、明かりを灯す。春秋道にとっては絶好の機会。
大典中止の奏上を頼むものの、公子楚は返事をしませんでした。
大典は朝廷の各部が時間と費用をかけて準備した行事で、陛下の宿願でもあるものだからなー。中止が無理なら延期でもいい、最悪の場合に備えるべきと言う高秉燭は言うんだけど。

悪人の捕縛のために、聯昉が陛下に何かを中止させたことはないと安白檀。得体の知れぬ物を恐れて大典を中止させれば、聯昉の権威は失墜する。
あれは山を砕くほどの威力、陛下はおろか、神都中の民も死ぬ、権威を気にしている場合かと高秉燭。

公子楚がようやく口を開きました。
自分は神都のために動くが、我らはしがらみに縛られ及び腰だと思っているな?
違うのか?と高秉燭も答えます。

具合が悪そうな黒兄貴のところに、支えられて武思月が来ました。
飲みかけてた薬を噴き出す黒兄貴。なぜ噴いた?
大事に至らなくて良かったという表情は、確かに妹を心配する兄の顔なんだけどねえ。

陛下から燃灯大典の警備を任された、手抜かりは許されん。伏火雷霆という武器を得て、春秋道が何かしでかすかもしれない。
黒兄貴の言葉に、武思月は警護の任に出る気満々だけど、黒兄貴は、体を休めて二度と危険を冒さぬことだと言います。
迷惑をかけた償いをしたいと武思月は言うけど、それ前に、足が治るのかな?

公子楚は、おまえは市井の出、朝廷の恐ろしさを知らないと言ってます。
私は公子楚で東川王でもあるが、一歩間違えば明日は囚人だ。地位など惜しくはないが、聯昉が悪人に奪われるのが怖い。お前の話も聞き入れられなくなるぞ?
民を案ずるのは分かる、それでこそ執戟郎だと、公子楚は高秉燭の胸をグーで叩きます。
伏火雷霆のことは陛下に伝えるが、陛下は燃灯大典を中止にはすまい、一刻も早く春秋道の陰謀を止めねば。

それしか打つ手なしってコトか。厳しいな。
それでこそ執戟郎だってのも、認めている、だから頼むぞ?ってことよねえ。重い信頼。

風起洛陽
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グーでぽんっ、でちょっと笑顔。されたほうは笑えない。

奩山(れんざん)の銅から伏火雷霆まで、春秋道の企みは深いと言った高秉燭は、内衛の密牢にいる逍遥子に会いに行くことに。

掌秋使は、宮嫣(きゅうえん)を呼び、アーラン暗殺を命じていました。
「春」に内緒でそんなことしたらさあ。多分この命は「秋」の破滅に繋がるんじゃないのかね。「春」はアーランの名前が出ると反応してるから、弟を殺したくはないんじゃない?

そのアーランは、申非と共に百里寛仁の墓を掘り返していました。
五じいと七娘が慌てて駆け込んで来ます。露わになった棺に覆いかぶさり、阻止しようと必死な五じい。
申非に離されたけど、この異様な必死さは、何か知ってるな?
アーランの腕を掴んだ七娘は、事情を聞きます。アーランは、天通が兄上の書を持っていた訳を探ると答えました。

高秉燭は内衛、黒兄貴の元へ。
私情剥き出しの黒兄貴に、公子楚からの使いだと伝えても、聯昉など恐れぬ、阿月は不在だ、頼る者はいない、だそうで。内衛の長が聞いて呆れるな。アンタとは違うんだよ、私情じゃないんだよ、バカめ。
高秉燭は、事は燃灯大典の安全に関わる、伏火雷霆の破壊力はご覧になったはず、燃灯大典で爆破した場合、責任を取る覚悟があるのか?と言いました。正攻法で正面突破。

アーランが掘り出した棺の蓋を開けると、中には石ころが詰まっていました。
やはり生きていたかと呟いて、アーランは五じいを振り返ります。
兄上は指が6本で仕官できず、苦しんでいた。祖父の残した書物から、春秋道や妖術との関わりに気付いたに違いない。兄上が存命なら、全てに説明がつく。

アーランの回想。
書物だらけの寛仁の部屋に入り、先生の授業は退屈過ぎる、遊んでと言うアーランに、九連環のやり方は分かったかと寛仁。難しくて何度やってもできない、兄上みたいに指が6本なら、できるかもしれないけど。
何も知らない無邪気な子供の言葉には違いないけど、寛仁は、指の話はやめろと何度言えば分かると怒ります。アーランは単純にそれを羨ましいと思っていたんでしょうが、何度もコンプレックスを抉ったら、まあ、怒られるわなー。そりゃ、削ぎ落したかったでしょうよ。

そこに、アーランを狙って刀が飛んできました。申非が弾いてくれたけど、宮嫣含むたくさんの刺客が襲ってきます。
たけどなぜか藪の中から、刺客達を狙った矢も放たれました。雨あられのように。
あー、こっちは「春」の手の者かな。「秋」がやらかすことを察知してたね。
手勢を失い、宮嫣達は逃げていきます。残ったのは、ぽかんとしている百里家のみなさん。
助けてくれた藪の中の人達も、ささっと消えたっぽいねえ。
この隙に逃げましょうって申非に、棺を元に戻してからだと答えるアーランの落ち着きは、全部分かっちゃってるからでしょうね。一応、寛仁は自分を殺そうとしてはいないのだな、と。狙ってきたのは春秋道内の別の勢力だな、と。

逍遥子と対面する高秉燭。
ふてぶてしく笑いながら、武思月の時と同じように自説をぶち始めた逍遥子に、高秉燭は言いました。
「茂る雑草」
「明火で焚く」と叫び、暴れる逍遥子。さすれば消えてなくなると言いながら、きょろきょろと辺りを見回します。
高秉燭が、どう焚く?と聞くと、逍遥子は、こちらに来い、近付けば教えると。

これ、春秋道のあの文章の一節なので、それを知っている相手は仲間かもしれないと逍遥子は思い、内緒で話せるかどうか、周囲を窺ったんでしょうね。

私の名前が分かるかと聞かれて、逍遥子と答えた高秉燭に、お前は春秋道の者だなと逍遥子は言いました。
春秋道、すなわち天の道なり。全ての雑草を燃やし、正統に戻す。明火があればな。
それから?と聞いた高秉燭に、逍遥子は歌い始めます。

古に大椿というものあり
西北に生まれ、瘴気を吸い、川の側で長じ
谷に向かいて盛り、天に及ぶ

雑草は多く、焼き尽くせないと高秉燭が言うと、できるはずだ、雑草が育ち、芳しい草が辱められる世だが、烈火で塵となせば、万物はあるべき場所に戻ると、逍遥子。
雑草はひたすらに増え、刈っても翌年には茂る、やはり、伏火雷霆を?
ずいっと近付いてそう言った高秉燭が、春秋道の者だとすっかり信じ込んだっぽいな、逍遥子。
よい考えだ、伏火雷霆かと笑う逍遥子に合わせて笑った高秉燭は、どこに放つ?と聞きます。逍遥子は神都だと、具体的な場所は言わず、また大椿の歌を歌い始めちゃう。
でもさっきとは歌詞が少し違っていました。

古に大椿というものあり
八千年を春とし、八千年を秋とす
大椿あるところに春秋道あり
古に大椿というものあり
西北に生まれ、瘴気を吸い、川の側で長じ
谷に向かいて盛り、天に及ぶ

武思月が聞き流したこの歌、高秉燭は、これがヒントになると気付きました。

武思月は、薬を運んで来た陳武に、先ほど高秉燭が来たと聞き、急いで向かいます。
牢から退出した高秉燭も、武思月の容態を聞きますが、大事ない、内衛に任せろ、帰れと言われてました。
でも、外に出て、内衛の中庭を歩いていた時、武思月登場。

脚はよくなったか?
なぜ私を呼ばない?

姐さんよー、そろそろ気付いてもいいんじゃないの?
呼んだところで、黒兄貴が話を通すと思う?アンタの兄貴は妹が思うよりシスコンで腹黒いんだぞ?

奉御郎に話があった。しばらく神都を離れる。
そう聞いて、何を発見した?兄が何か?

うん、まだ言えないわ。

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私も行く、脚なら問題ないと武思月は言いますが、高秉燭に、脚を治すことを優先しろ、今の神都にはお前が必要、奉御郎に従い燃灯大典の警護をしろと言われてしまいました。
武思月は、あの言葉を覚えてる?と聞きます。
あなたは生きろと言った。
共に阿曇を捜し、不良井の皆に神都を歩かせ、共に生きて熱くしい神都を見ようと。
その約束を守ってくれる?

うん、分かるんだけども。あれは緊急時の話でな。
無事に戻れば、高秉燭は聯昉の執戟郎でな。
間違いなくその夢は本人の中にある夢なんだけど、実現は今のままではきっと難しい。
こちらの事情に武思月を巻き込んで、独り身のまま待たせることになる。

それでも、ぎゅっと拳を握って、永遠に守るさと言い、振り返らずに高秉燭は行ってしまいました。
今は、これが精一杯って感じね。
武思月、泣いてるけど、今の高秉燭にとって、永遠に守ると呟くことがどれだけギリギリまで踏み込んだ答えだったか、気付いてやってくださーいっ。

と、そこに、黒兄貴が倒れたとの知らせ。
ホントかよー?どうせ妹は聞きつけて会いに行くからって、邪魔したかっただけじゃないのぅ?

傷が癒えぬところに過労ですって言われてるけど、傷って何?
岩の掘り起こしで傷付いたんすか?
武思月は、私が身勝手なばかりにこんなことにって言ってるけど、黒兄貴の言うこと聞いてたら、この壮大な陰謀の真相には、全く近づけないと思うケド。

私が悪かった、これからは兄上の命を聞く、そう武思月が言ったら、急に気が付いて、今の言葉を忘れるなって、ほらー、この言質取りたかっただけ、みたいに見えるじゃんよー。
傍らでへこへこしてる医官もグルなんとちゃうか?

兄を気遣って、負担を減らそうとし、自分と李北七に任せてと言う武思月だけど、ここで黒兄貴が、李北七が二度と約束を忘れなければいいがって言うんだよね。
北山で、武思月を命に代えても守るって約束を破ったと怒られてたけど、この場でわざわざ呟くって、別の意味があるのではないかと穿って見てしまいます。だって、あれ以来、李北七出てこないもんね、しかも行方不明っぽくないか?

黒兄貴は、今の内衛に大切なのは、燃灯大典の警護に僅かな穴も作らぬこと、伏火雷霆を軽視せぬことと言います。でもそれは武思月一人では手に余るから、補佐をつける。
補佐の心当たりがあるんだそうですよ、黒兄貴。

百里家では、アーランが五じいに詰め寄っていました。
棺を開けるのを止めたのは、中が石だと知っていたからか?と。
墓地で襲われたのは、兄上の生死が陰謀に関わり、私が真相に迫ったからだ。本当のことを話してくれ。
さすがにねえ、命を狙われてるんだから、吐きなさいよっ。

百里延は寛郎が亡くなった夜、葬儀の用意を命じ、翌日の埋葬では着替えから納棺までひとりでやった。埋葬後は寛郎を話題にすることを使用人に禁じ、口を滑らせた者は追い出された。
五じいにも事情は分からなかったが、隠したい何かがあるのだと思い、棺を開けるのを止めた。

やっぱりねー。陛下にも人となりを信頼されていた百里延だったけど、大きな秘密を隠してたんだねえ。

翌日。
百里家には黒兄貴が来てましたよっ。うわ、補佐ってアーランかいっ。
先日は阿月を案ずる余り、きつく言った、気にしないでくれ、だそうです。
家に乱入して、さもアーランのせいだとばかりに激高して、醜態さらしてったわよね、アンタ。

黒兄貴は、陛下に燃灯大典の警護を任されたが、自分の体調は悪化を続けている、妹も怪我を負ってしまっている、そこでアーランを思い出した、内衛に加わり、妹を助けて欲しいと言いました。
え、内衛に入れ?
アーランも、ひ弱な自分に内衛は務まらないと答えたんだけど、黒兄貴は、自分を卑下するな、それも踏まえて最良の人選だと考えた、ですと。
伏火雷霆を理解し、その威力を知っている、何より肝要なのは、神都の建築物や路地に詳しいこと。春秋道の行動を読み、より有効に警護できる。

まあ確かにそうだけどさあ。これ、何の裏もないスカウトなんすかね?
考えてみますと答えたアーランは、奉御郎は私の兄と共に学ばれていましたよねと言いました。
あれ、これは初耳?以前そんな話、出てきたっけ?

黒兄貴は肯定し、寛仁と趙王と自分、3人で北門大学士、付律平(ふりつへい)に学んだと。
当時の話を聞きたいと言ったアーランに、黒兄貴は話し出します。
3人とも年が近く、身分や家柄の差はあっても、友情を育んでいった。趙王はみんなを誘っては講義を抜け出し、神都の風変わりな物は見尽くしたというくらい、街でも遊んだ。先生に見つかって叱られても、嘘をついて誤魔化そうとしたけど、寛郎は実直で嘘がつけず、耳まで赤くしてしまうので、結局全てを白状する羽目になった。

黒兄貴は懐かしそうに笑うけど、アーランの表情は複雑そうね。

お仕置きの際は寛郎が一番酷く打たれ、11本の指がタケノコのようになった。自分達の手も饅頭のように腫れたが、みんな痛みなど忘れて笑っていた。
あの頃が私の人生で、最も気楽で楽しい日々だったと黒兄貴。

毒見役になったのは、その後ってことなのね。
この頃はまだ、武思月が2才の時に死んだという父親も生きていたんでしょう。

まさかあのような悲劇に見舞われるとは。
10年前に寛郎は死に、7年前に趙王も死んだ。

アーランは、兄はまだ生きているのでは?と言いました。
黒兄貴の表情が締まり、傍らに立っていたお付きの者に下がれと告げます。
なぜそう思うと聞かれたアーランは、兄の棺には骸がなかったと。
黒兄貴は、盗掘や陰婚が横行していると聞くが、まさか士大夫の墓に手を出すとは、寛郎に申し訳ないと言うんだけど。驚きより先にスラッとそんな言葉が出て来るのって、どうなんだ?

兄が死んだ時、私は幼く、記憶も朧気です、ですがあの日、あなたは我が家を訪れていましたとアーラン。おおお、それは覚えてたんだー。
黒兄貴の顔、真剣。
寛郎は親友だった、弟の君にでも話したくないことが多い。どうしても知りたければ、内衛府の書庫を探せ。案内しよう。

ふむ。これは内衛に入る入らないは別として、協力はしないといけなくなったかねえ。

内衛では武思月が指揮を執っていました。
大典3日前に天堂の区域を無人にする。
前日には周囲に戒厳令を敷く。

だけど、李純から、検問所で十数人の流民が入ったとの報告。
大典前、流民の入城は禁止されているのに、李北七が入れたらしいんだよ。書類にも、内衛、北斗の印がついてます。そして当人は未だ、どこにいるか誰も知らない。
やっぱり何か秘密で動いてるね、李北七。てかこれ、明らかに春秋道のサポートなのでは?
李北七が二度と約束を忘れなければいいがって、黒兄貴の意味深なセリフを思い出します。

アーランは、黒兄貴が陛下に宛てて書いた文章を読んでいました。
罪人、百里寛仁は確かに朝政を謗ったとして、律例に基づき、隴右道行きを命じられ、終生帰京を禁じられました。判決を受けた百里寛仁は恐れおののき、屋敷にて急逝。私、武攸決(ぶゆうけつ)が百里家で骸を検めたところ、右手に指が6本あり、百里寛仁に相違ございません。

アーランが黒兄貴に、兄が朝廷を謗る訳がないと言うと、黒兄貴は、寛郎は、奸臣、頼君澈(らいくんてつ)に陥れられたと答えました。
当時、頼君澈は絶大な権力を握っていた。官職はなかったが朝廷を思い頼君澈の罪を奏状にしたためた寛仁は、陛下に渡る前にその奏状を奪われてしまい、逆に陛下を罵り朝政を謗ったと告発されてしまった。
罰が下ってから半月足らずで、寛郎は死んだ。

だとしても、死ぬのが早過ぎるとアーランは言います。医者は何と言っていたのかと。
診察した医者も、疑わしい点はないとの答えだった、そしてその医者も既に他界していると黒兄貴は答えましたわ。
中国ドラマではよくあるけどね、心労の余り死んだとか、鬱々と思い悩む余りにとか。
年寄りならいざ知らず、半月やそこらで、若い男性がそこまで弱らないよー。

武思月のところには、流民の足取りが掴めないとの報告。住所は全て偽りだったと。
李北七が入れた流民たちは、全員、潜っちゃったんだな、この大事な時に。こりゃ、間違いないねえ。
流民探しは大理寺に協力を要請、李北七は見つけ次第連れてくることと指示した武思月だけど、李北七に抵抗されたら、捕えるのか殺すのかと聞かれてしまいます。
連れ戻せと武思月は言いました。

寛郎には抱負があった。指のことがなければ、仕官し大事を成したはず。
君は寛郎に似てとても意志が強い。寛郎の死の真相を知り、朝廷を恨んだだろう。
大典の警護に協力するのが嫌なら、強制はしない。

風起洛陽
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むうー…

俯いて厳しい顔をしているアーランは、この人は嘘をついていると考えてるんだろなあ。あの兄がそんな死に方をするはずがない。この人や父親が協力してその死を作り上げ、姿を隠した兄は今、朝廷に絶望し、春秋道に関わっていると考えるほうが妥当。
だとしたら、むしろ引き受けるのでは?ただこれが、黒兄貴の罠じゃなければいいケド。

協力しますと、アーランは言いました。
やっぱり。

高秉燭は白浪のところで、地図を前に考えてます。
白浪は、錯乱したヤツの話を信じるのかというけど、高秉燭は、それなら逆に嘘はない筈だと。
アタリを付けた谷はとてつもなく広く、大理寺や内衛が総出で探しても、数か月くらいじゃ終わらないんですって。周囲は沼だらけ、古木だらけの林で、瘴気の立ち込めた場所もあると。

高秉燭は思い出したね。逍遥子の歌は、大椿、瘴気を吸い、ってあったよね。
瘴気のある場所が隠れ蓑になって、人が立ち入らない場所は、むしろ隠れ家に最適っしょ。
隠れ家っていうか、あーんなにでっかい春秋宮が築かれてるけどさあ(笑)

気付けば残り9話になりましたー。
そういえばイボくんのドラマ、みるアジアで配信予定の「追風者」はいつ来るかなー。

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