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陳情令 第9話「惑わしの霧」あらすじとネタバレ感想

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陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
目次

あらすじ

大梵山にある舞天女の祠に閉じ込められた魏無羨と藍忘機たち。襲い掛かる村人たちを操っていたのは温晁だった。江澄と温情も合流し、魏無羨と藍忘機は幻音の霧の中、温晁の梟を始末し、村人たちも正気に戻る。実は舞天女の像に埋まっていた陰鉄が温若寒に奪われたため、像が村人たちの霊識を吸収していたのだ。温情と別れた魏無羨たちは櫟陽へと向かうが、櫟陽では地元の仙家である常氏一族が突然 姿を消すという事件が起きており…。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

祠に侵入して聶懐桑(ニエホワイサン)を襲っていた傀儡たちを、藍湛(ランジャン)が法術で止め、魏嬰(ウェイイン)が呪符で網みたいな金糸障(きんししょう)を作ってガードします。
随便(スイビェン)を抜こうとした魏嬰を藍湛が、まだ生きていると止めました。
白瞳になっている人は、まだ生きてるって証拠なのか。
村人が一時的に傀儡にさせられているのでは、殺す訳にはいきませんわ。

藍湛、何か方法は?
突撃だ。

噴いた(笑)
藍湛、真面目な顔して、策など練る気もない、清々しいまでの一択。
しかも、待て待てって騒いだほわいたんに禁言術かけちゃうという、猪突猛進っぷり。
藍湛にとって懐桑は、ただのやかましい邪魔者認識だわね、これ。

魏嬰が懐桑に、いいか、俺にぴったりくっついていろって言い聞かせていた時、外から笛の音が聞こえ、傀儡達は武器を下ろして去って行きます。

外の焚火の前で笛を吹いていたのは、温情(ウェンチン)でした。
傀儡たちは焚火の前に集まり、ぴたりと動きを止めます。
でもその時、またあの梟が飛ぶ音が。

祠の中から出ようとした3人は、背後からの待てという声に驚いてました。
舞天女の祠に入るとは不届き者よ、とかなんとか言ってる声に1人びびるほわいたんをよそに、藍湛も魏嬰も、気が付いちゃった。
瞬間、藍湛はムッとした顔になり、魏嬰は随便を収めて、江澄(ジャンチョン)、出てこないと藍湛が逆上するぞ、だって。そうよね、邪魔者がもうひとり増えちゃって、しかも脅すような真似されて、藍湛のムカムカボルテージも上がったよ?

笑顔で駆け寄って、江澄、なぜここに?って言った魏嬰ね、来て悪いかと返されて、少し困ったような笑顔になるんですよ。なんかさあ、この感じが、すごく腑に落ちちゃった。
いなくなったから心配したって素直に言われれば、素直に返せるものを。いつもこうして魏嬰は、真意は分かってはいても、トゲだらけの反応をくらって飲み込んで来たものが多いんだろうな。言い返してはいるけどさ。藍湛も、ムカつく気持ちをほわいたんに託して、禁言術を解いたんじゃない?きっとそう。言ってやれ要員(^m^)

尚も江澄は、巻き込んだのは誰だとか言うんだよ。誰かを悪者にするとか、犯人捜しとか、そういうのにやたら厳しい人っているよね。懐桑まで溜息ついてるし。
魏嬰が、自分がついて来たんだ、藍湛を責めるなっていうと、庇うのだけは早いなだってさ。あーもう、厄介な人だよ。江澄贔屓の方には悪いけど、どれだけ心根は優しいって分かってても、話すだけでこれだけ削られる人と一緒にいるのはしんどいなあ。

江澄の言葉から、笛の音が温情(ウェンチン)だと知り、音が止まったから危険かもしれないと、急いで外に出る4人。
火を掲げて梟と対峙していた温情は、4人を見て火を手放しました。すると、止まっていた傀儡たちがまた襲ってきます。一旦藍湛が法術で止めるものの、それでも完全には無理なんでしょうね。
温情はみんなに逃げろと言い、みんなは温情も一緒にと言う。
魏嬰は温情が村人達を救いたいと思っていることを察し、事情はともかく今は全員で力を合わせないと、村人達が正常に戻る方法を教えてくれって言いました。

陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
温情、綺麗だよねー。でも頑ななお姉ちゃん。知ってるなら吐けっ(笑)

村人達を操っているのは、隕鉄を封印された梟を操る温晁。梟を殺せば救える。
早く言えよって笑う魏嬰。
温情は、なんでもかんでも自分ひとりで背負おうとしちゃうお姉ちゃん気質なんだなーってことに、魏嬰も、うっすら気付いたんだろうなあ。確かずっと後にそんな台詞もあった気がする。

藍湛が魏嬰に、金糸障を張れと言います。それだけで全てを察知した魏嬰は、金糸障を温情、江澄、懐桑を囲むように張りました。2人で梟退治に向かうつもりね。相談しなくても、このツーカー度ったらっ♪
魏嬰は江澄に、2人を守れ、危険な時は効力を強めろ、お前の十八番だろ?と言い残して、既に向かっちゃってる藍湛を追います。

梟を追って林の中を走る2人。
突然、林の中に霧が立ち込め、感覚を惑わされてしまいます。藍湛はすぐ隣にいるのに、それが分からなくなっちゃう魏嬰。何度も藍湛、藍湛って叫ぶんだけどさ。藍湛、返事くらいしておやりよ(^m^)
梟が作り出した幻音の霧なんだそうだよ。魏嬰は流光呪(りゅうこうしゅう)で晴らしてやるって言うんだけど、まったく効果がありません。
幻音は方向感覚を狂わせて、心を乱すから、念力を集中できないんだって。
でも藍湛は平気です。これは思考するほどに影響を受けるらしい。藍湛、無の境地ってことでしょうか。さすがは僧侶の家系、姑蘇藍氏双璧。

梟が鎖を飛ばして藍湛を襲ってきます。断ち切って避けた藍湛。
しっかしアイツ、トリのクセして、いろいろやれるんだな。
幻音にだいぶ狂わされてきた魏嬰に、藍湛は五識を閉じよと。目を閉じて感覚を研ぎ澄ます2人。藍湛に赤裂符をと言われ、魏嬰は赤い呪符で、藍湛は水色の法術で、襲ってくる梟の鎖を弾きます。

その頃、江澄達は金糸障の間際まで傀儡達に迫られていました。ほわいたんは術が使えないからねー、あわあわして、こっちも補強してって言うんだけど、江澄は自分でやれって冷たい。てか、一緒に温情もいるのに、そこでええかっこしいにはならないんだな。でもこういうちょっとしたことで、人となりってバレるのよ?魏嬰なら即、懐桑を庇ったと思うもの。

温情は懐桑の前にいた傀儡のおばあちゃんを見て、止まります。魏嬰達を祠に案内したおばあちゃんね。自分の親族だったみたい。ピントがあっていないけど後ろには、後で出てくるおじさんって呼ばれる人もいました。温晁に、自分の親族に手を出されて傀儡として利用された訳だ。そりゃ、腹立つわ。それだけでも、魏嬰達に手を貸すのも当たり前だわ。

林の中では、だいぶ上手く連携も取れてきたけど、梟の鎖に捕らわれてしまった魏嬰。でも木に縛り付けられたところで、目線が動き、気を失ったフリ。
梟がトドメを刺そうと飛んで来たところを、つかみ取って締めました。そこに藍湛も飛んで来て、鎖を断ち切り、魏嬰は梟を投げ捨てます。

霊識で操っていた温晁は逃がしちゃったみたいだけど、でもこれで村人達も元に戻っているはずと、急いで戻る2人。
だけど、落ちた梟のところに、温晁、来たよ。潜んでたよ。2人の後ろ姿、見えてるよー。

何が起きたかも分からずに、体が痛いとへろへろになっている村人達。でも3人がいません。
その頃、3人は温情の親族たちと共に、一族の墓地に来ていました。
ここは、2話でも出て来た場所。姑蘇藍氏の門弟達、藍思追(ランスージュイ)と藍景儀(ランジンイー)が墓守のおじいさんに出会った所です。温情達、温氏傍系のお墓だったんですね。
おばあちゃんは、操られてしまったとはいえ、温情を襲ってしまったことを後悔して泣いちゃってます。仕方ないよー、卑劣な温晁が悪いのよー。温情は、すぐにこの場所から離れて、岐山にも行かないようにと言いました。子供を抱いたさっきのおじさんも、頷いています。この子、覚えといてくださいな~♪

そこへ、みんなを探し当てた2人が合流。ほわいたんの、お見それしたぞ~がありーの(笑)

陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
これ、割と珍しいツーショットかも。なんでここに?と聞かれる2人。

魏嬰に、ここはどんな場所だと聞かれた温情は、一族が埋葬されていると答えます。
舞天女の祠も、温氏のもの。温情の一族は、医術を専門とする妓山温氏の傍系で、岐山を離れて代々この場所に住んでいた。でもなぜか祠の舞天女が暴れ出し、人の霊識を吸う事件が起きてしまい、生き残ったのはここにいる人達だけ。その後、温情と温寧(ウェンニン)は、温若寒(ウェンルオハン)に引き取られた。舞天女がそうなった理由は、今でも分からない。

藍湛を振り返って頷く魏嬰は、この異変も隕鉄の影響かもと納得し合ったね。

回想シーンの、霊識を吸われそうになって、ぼんやりしてしまったあの男の子が温寧か。以来温寧は霊識に影響を受けやすくなってしまって、温情は温寧に薬を与えてた。だから碧霊湖でも、白瞳になっちゃったってことなんでしょう。

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そして不夜天城では、温晁が温若寒(ウェンルオハン)に叱責を受けていました。
魏無羨達を一網打尽にするはずが、裏切り者の温情に阻まれたって言ったら、温情の一族、大梵山温氏に手を出すから、歯向かわれたのだって、そういうところはちゃんと理解できる若寒パパ。
薛洋(シュエヤン)の監視をするよう、櫟陽(れきよう)へ行くよう言われていたのに、勝手なことをして、しかも失敗してるからなー。そりゃ、怒られますって。

わちゃわちゃしながら歩く魏嬰、江澄、懐桑。
少し離れて、藍湛と温情も続きます。

陳情令
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こっちのツーショットも珍しい。やかましい3人からは離れて、だけど会話もナシと(笑)

もう厄介ごとが起きませんように~って祈る懐桑に、俺といれば髪の毛一本、失うものかなんて言う魏嬰。温情の助けなしで生き延びられたと思うのか、こっちはいい迷惑だって言う江澄。
魏嬰の調子の良さってのはありますけど、頼んでもないのに勝手に追いかけてきて、こっちはいい迷惑だって言い草は、何?
言い合いになって、つーんと行ってしまった江澄の前に、野生の鶏が現れたっ!
ほわいたんがいち早く見つけ、捕まえようとするのに魏嬰も乗り、江澄にも参加させようとするんですけど、ヤだね、って言うヤツの腹も鳴る(笑)
嫌味ばっかり言って、反撃されるとすぐ捻くれる人のお守りも大変よね…

ここから少しの間、同じ出来事を語るのに「20年前」と「10年前」と字幕には出て来ます。温情や温寧の年齢から考えると、彼らが子供の頃、温若寒がやらかして、それが舞天女の異変の原因なら「10年前」が正解だと思うんだけどな。

3人がいなくなった後、ようやく藍湛が温情に話しかけます。
20年前、なぜ舞天女は動き出した?
分からないって言ってたけど、きっと知ってると踏んだな?
幼かったし分からないと言った温情ですが、そこにひとり戻ってきた魏嬰。
舞天女の心の臓には何が欠けているかを知っているか?
雲深不知処から温晁が追いかけてくる理由も知らないと?
何も知らないなら、なぜ俺たちを助けた?

温情は、あなたは温寧を助けてくれた、恩に報うが温家の家訓、他のことは何も知らないと言って、立ち去ろうとします。

舞天女に欠けているのは隕鉄だな?
魏嬰は、祠で舞天女が藍湛だけを狙ったことから、そう確信した模様。
目的が隕鉄でないなら、納得できる理由はただひとつ。????藍湛に惚れたんだぁっ♪
びーづぅい!言われてるけどね。真面目に聞いてりゃ、おまえはっ!ってな(^m^)

でも魏嬰の、情報の欠片から推察する力はすごいな。
大梵山は、地形や方角も良く霊力溢れる土地のはずなのに、今は霊力も枯れ、奇妙な気配が漂っている。舞天女は天地の霊物だが、人形に変化するには外部からの力が必要。100年平穏だったものが、なぜこの20年、人の霊識を吸っていたのか。
天然の奇石だった舞天女が人形に変化したのは、中に埋め込まれていた隕鉄の力。でも10年前、誰かが隕鉄を取り出したせいで、舞天女には霊力が供給されなくなった。それを舞天女は、人の霊識を吸うことで補おうとした。隕鉄を取り出した者が、温若寒だ。

ね、10年前と20年前が混在している。
温情の回想シーンで、温若寒が隕鉄を取り出している時、後ろに温情を含む大梵山温氏が揃っているので、10年前が正しいと思う。そしてこの後、大梵山温氏の悲劇が起きて、親が亡くなってしまったから、温若寒は生き残った姉弟を引き取っていったのでは?

藍湛が言いました。
20年前(10だと思うが)、温若寒が隕鉄を取り出し、君の一族の命を奪った。残りの隕鉄を奪えば、更なる犠牲を出す。4つの隕鉄のうち、3つが世に現れた、最後の1つは?

温情は、温若寒には育てられた恩がある、余計な事は知りたくない、手は貸せないと言って、去って行きます。既にこの時、温寧は岐山に帰ってたんだろうか。だとすると、絶対に今は何も言わないよね、お姉ちゃんは。だけどさあ、親が死んだの、温若寒のせいじゃない?恩讐セットですよね?

去って行く温情を追いかけた江澄。ひとりは危険過ぎる、大梵山に姿を現してしまったから、温氏が黙っていないだろう、我らと同行してはって言うんだけど、やっぱり温寧は不夜天に戻っちゃってるみたいだから、それだけで無理だね。大梵山に来たのは、あくまでも一族を救うため、温若寒は私の医術を必要としていると温情は言って、去って行きます。

櫟陽に着いた、魏嬰、藍湛、江澄。あれ?懐桑は?
この地の仙門世家に向かうと、スタスタ歩く藍湛の肩のヒラヒラを引っ張って、睨まれる魏嬰(笑)でも、真正面から突然仙門に飛び込んで行ったって、何も聞き出せないと魏嬰は言います。酒楼に行って、まず噂話を集めるつもりのよう。
そこへ懐桑が来ました。いたいた。お迎えの孟瑶(モンヤオ)と櫟陽で待ち合わせだったみたいですね。まだ来ていないようだから、どこかで休もうってさ。
魏嬰は、藍湛と江澄の手を掴んで走って行きます。引っ張られる藍湛、二度目(^m^)

魏嬰は景気よく、お酒を3甕頼みます。ここケチると聞けるものも聞けない、いっぱいお金を払ってくれるお客さんには、店員さんもいろいろ話してくれるってことよ。てか、いちいち江澄、うるせーな。
魏嬰は、何か奇怪な出来事はないかと、店員の兄さんに聞きます。考える兄さんに、藍湛は東南には何があると聞きました。何か気配を感じたんだろうか。

兄さんは、東南には常(チャン)氏の屋敷があると言いました。そして思い出します。
櫟陽常氏は、屋敷に10数人程度が住んでいたさほど大きくはない、ここの仙門世家。それが最近、みな姿を消してしまった。でも夜になると、屋敷から強く扉を叩く音が聞こえる。泣き声や叫び声も聞こえるのに、昼間確認しても誰もいない。

兄さんが離れた後、藍湛の持つ隕鉄が反応し始めました。
藍湛、精神を集中しろって、魏嬰が言うけど、かなり強い反応みたい。あ、そっか、藍湛が東南って感じたのも、隕鉄のせいかな。
隕鉄の影響で、藍湛は常氏に起きた惨劇を察知してしまいます。
少し落ち着いたところで、行くぞと藍湛。

てかさ、途中で江澄が、それは隕鉄か?って言うのよ。舞天女の祠では、知らなかったよね。何をしているのかは知らんが、危険は明らかだって言ってたから。温情と魏嬰の会話を聞いてたかな?
そういえば、野生の鶏はどーした?←今頃思い出した(^m^)

店で孟瑶を待つと言う懐桑を置いて、とっとと行ってしまう3人。
一言、じゃあねくらい、言ってきなさいよ、アンタ達(笑)

常氏の屋敷前。物音は聞こえないものの、藍湛の持つ隕鉄が反応。隕鉄が使われた残滓かもしれません。そして門の前に立った時、扉を叩く音が聞こえました。

陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
…ごくり。

魏嬰が呪符を使って扉を開けると、まず吊るされている女性が2体。その向こうに、惨殺されている常氏の人々。兄さんは10数人程度が住んでいたと言ってたけど、被害に遭った人達は少なくとも30人はいるぞ(数えた(笑)。通いの門弟もいたのかしらん。
遺体を調べる3人ですが、生存者はなく、首に赤い亀裂が入って白瞳になって亡くなってます。傀儡にされて、相討ちしたってこと?

次回は、重要人物がいっぱい出て来ます。
薛洋(シュエヤン)、暁星塵(シャオシンチェン)、宋嵐(ソンラン)、聶明玦(ニエミンジュエ)、孟瑶(モンヤオ)、温逐流(ウェンジューリウ)。こうやって見ると、結構大事な回だよ、第10話。

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