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風起洛陽 第35話「人心の妙」あらすじとネタバレ感想

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風起洛陽
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目次

あらすじ

皇帝は武攸決に、聯昉の長である公子楚の役割を継ぐよう命じる。神都最大の食糧庫である含嘉倉が爆破され、街では食糧の強奪や暴動が起き始めていた。爆破事件に関する朝廷の協議に呼ばれなかった李譯忱は宮殿に向かうが…。一方、含嘉倉の火災現場を調べていた武思月は、燃えかすの中に、存在するはずのない古い籾があることに気づく。

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ネタバレ感想

そうそう、ついさっき百度を眺めていて知ったのですが、白浪くんの中の人、蒋龍(ジャンロン)くんは、イボくんの映画「熱烈」にも出演されてるそうじゃないですかっ。
いやー、9月日本公開の映画「熱烈」、またひとつ楽しみが増えました。
蒋龍くんて子役からだったのねー。芸達者なはずだわ。

さて、陛下から、聯昉(れんほう)の長の打診をされている黒兄貴。
そちは聡明ゆえ、朕は高く買っておると言われて、戸惑い顔を見せながら、言葉で謙虚さを印象づけることもしっかりやってますな。更に忠誠心は誰にも負けませんときたもんだ。
聯昉は陛下の耳目、内衛は懐刀と、黒兄貴もわざわざ言葉にしていますが、その双方を、能力や忠誠心如何に関わらず、一人の手に委ねてしまうことの危険よ。
今まではそれぞれ、李氏と武氏とに振り分けていたのも、意図があってのこと。
でもここに来て、この選択をするって。それだけ粛清しまくっちゃって、人材不足なのかもしれないけどさあ。逆に言えばそれだけ、この黒兄貴が上手に懐に食らいついていたってことなんでしょうけどねえ。

陛下のお望みとあればと答えた黒兄貴に、望まぬかと陛下。
ほら、上手。自分は望んだわけではないのだと、まず擦り込んでいます。
で、聯昉と内衛を一人に託すのは危険と、自らの口で語ります。
信じておると言われても、自分では兼任は手に余りますと、一旦は言います。
優秀な者を宗室から選び、お任せくださいと、宗室には東川王、李譯忱(りえきしん)以上に優秀な人材はいないことを承知の上で言います。
陛下の言葉に異を唱えている訳なので、ぷるぷるすることも忘れない(笑)普段、そんなのしたことないのに。

傍らで観察している楊煥(ようかん)には、そこら辺のさじ加減も見えているんでしょうか。

陛下は、これは晋王からの推挙、そちの心づもりを聞いただけだと言いました。
はあーっと溜息をついて、晋王の御恩はまさに山のごとしって(大笑)
感謝の極み、しかし私には恐れ多い…

そういう目で見ると、本当に上手いっすね、さすがとしか言いようがない、黒い人。
ここまで固辞する姿勢をとっても、他に適任などいないってのも折り込み済なんでしょ。
自分は決して望んではいなかった、でも皇帝の願いを退けることなど出来なかったって形をしっかり作りました。

さて、街は食糧難で大騒ぎとなっていました。
こういうのも中国ドラマ、あるあるかも。
米屋に集まった人々の大騒ぎ。米屋襲撃の勢い。

そんな報告を、公子楚は悲痛な表情で聞いてました。
神都中の米が3日で売り切れ、店舗破壊や略奪が起きている。
安白檀は、この騒ぎで春秋道に何の利点があるのかと言ってるけど、春秋道は皇帝を妖后と呼ぶ組織ですからね。反皇帝過激派なんだよね。皇帝の統治に傷をつけて人心を掌握したいのよ。
更に、それだけじゃなくてね…

今日の協議に陛下は公子楚を呼ばなかったと聞いて、高秉燭も驚きます。東川王が公子楚となって初めてのことなんだって。ううむ。あちらの陰謀が着々と進んでいる。

民衆が群がる米屋に、大理寺がきました。
裴諫(はいかん)が、陛下は10日以内に神都に食糧を運ぶよう命じられた、混乱に乗じて法に反する者は大理寺が厳罰に処すと言うと、人々はゾロゾロと帰っていきます。

高秉燭は、含嘉倉(がんかそう)の爆破は聯昉の失態、誰かが煽れば、陛下は聯昉に容赦すまいと言いました。最悪の場合、長の座が何者かに奪われる。
郎君は長年聯昉を統べ、神都に詳しい。聯昉を追われれば、春秋道の望み通りだ。

膝をついて、公子楚を薄笑いを浮かべて見ながら言う高秉燭。だからここでじっと悩んでないで、動けよってことなんでしょね。
公子楚もその言葉を受け取って、皇帝に会いに行くことにしたけど、でもま、多分もう既に遅かったろうなあ。
安白檀は、行ったきり帰って来られなくなることも心配してるだろうか。

はーあ、みたいな感じで立ち上がった公子楚、蝋燭の火に直接指で触れてるね。熱いだろうにっ。
周囲にぶら下がった似顔絵だとか、情報だとかにも、いとおしそうに名残惜しそうに触れます。
振り返った公子楚は、高秉燭に頼みがあると言って、両手を合わせました。
軽く頭を下げ、聯昉を頼むぞ、って笑うんだよ。
高秉燭もさあ、この人は皇族の中では本当に稀有な人物だと、改めて思ったでしょうよ。2人の間には、いつの間にか、信頼の絆が生まれてましたねえ。

風起洛陽
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内衛では、黒兄貴の前に突っ立つアーランが、ただ「会いました」とだけ言いました。
心当たりのある黒兄貴は瞬間止まり、動き出して、誰にだ、だと。
私の兄、百里寛仁です。

今どこに?
知りません。
神都に戻っていたとは。
本当にご存じなかったのですか?

だよねー。そりゃ、そう言うわ。

兄は春秋道の掌春使でしたと言ったアーランを、驚いたように見上げて、何を言っている、春秋道に入るなど、あり得んと怒鳴る黒兄貴。この人が怒鳴るのは、武思月が危険な時以外は、ほぼ、疚しさ隠し。
そもそも冷静なアーランは、ビクともせず、本人の言葉ですと言います。
お前が知らなかったはずはないだろうって視線に見えちゃうわー。

それが事実なら、神都の騒動はこの私の責任かと黒兄貴は言いました。
今となっては、隠し事はできぬようだ。ついてこい。

え、アーラン、大丈夫?

含嘉倉の焼け跡を調べていた武思月は、燃え残りの籾を見つけました。
すぐ近くの他の燃え残りも手にし、古い籾が混じっていることに気付きます。
燃えた米は、新しいものばかりではなく、古いものと入れ替えて爆発させたってことかな。
なら、新しい米はどこかに保管されてるってこと。今後、何らかの形で使う計画があるのね。

書庫に連れて行かれたアーランは、書簡を見せられます。父、百里延からのものでした。
かつて陛下は寛仁の流刑を命じたけど、当時流刑は死も同然。その晩、百里延は黒兄貴に嘆願の手紙を送ったらしい。
黒兄貴は、私と寛郎は兄弟も同然、見殺しに出来ようかと言います。
それで2人で、寛仁は既に死んだことにし、陛下を欺いた。
寛仁は長安に逃げ、名前を変えて二度と神都には戻らないと誓った。

人を欺くには、本当のことに少しだけの嘘を混ぜるといいらしいよー。

武思月のところには、李純が報告に走ってきました。
含嘉倉の主事、陳卓(ちんたく)は自宅で自害してたけど、家には大量の財物があったらしい。
買収されてたんですわね。
更に李北七が陳卓に会ってたらしいよ。アンタかよ、買収したのも。
随分といろいろなことを任されてしまってたようですな…

その後はとアーランに聞かれ、会えるものかと黒兄貴。
陛下を欺くのは大罪、百里延も死ぬまで一言も漏らさなかったはず。当然自分も口を閉ざしてきた。
まさか寛郎が君に、自分が春秋道の掌春使だと告げようとは。
姿を見ぬ間に、一体、何が起きたのか。

風起洛陽
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はあーあ、お上手、お上手。パチパチ。
自分は情を持って助けただけ、その後のことは何も知らなかった、とはいえ、自分にも責任がある、必ず捕えて話を聞く、だから誰にも言うな、言えば九族が罪に問われ、七娘達も無事では済まないんだぞ?ってな。
いい人仮面を被ったまんま、アーランに釘を刺しました。や、これは脅迫だよなー。

部屋に戻った黒兄貴のところに、武思月が帰ってきました。途中でアーランに会ったのかな。
黒兄貴はアーランは質問に来たと言ったけど、ま、それはあながち間違いではない。
アーランは確かめたかったんだろうけど。コイツは全部知っているのではないか、何を知っているのか、結託しているのか、と。

武思月は現場から持ち帰った、変色している古い籾を見せました。
天下一の食糧庫に、古い籾などあるはずがないと黒兄貴。
武思月は、事前に春秋道がすり替えたのかもと。
ならば、食糧は春秋道の手にあるのかと、黒兄貴は陛下に報告に。

宮殿に向かう馬車の中で、安白檀は公子楚を慰めてます。讒言など陛下は信じぬはずって言ってるけど、いやいや、信じるんだよ、意外とあの人。黒い人のほうが上手だったと言うかなんというか。
その時、馬車の前に飛び出してきた女性が。
宇文佩佩(うぶんはいはい)でした。
神都を離れるので、ご挨拶に伺いにって、こんな不躾なご挨拶があるかよー。
馬車の中の2人の顔が厳しいのは、何か察知してたのかな。
それでも、大丈夫だと言って出て行く公子楚。

宇文佩佩は、含嘉倉の爆発で神都が荒れているので、神都を離れる、郎君の安全を祈願してお守りを貰ったと差し出します。受け取った公子楚は、泣いている宇文佩佩の涙をひょいっと指で拭って、なぜ私がここを通ると?と聞きました。
あ、そっか。知る訳ないのに。怪しかったのはそこか。

その時、刺客が4人走ってきました。
てか、周囲の屋根から飛んでくるとかでなく、意外に遠いところから走ってくるよ(笑)
安白檀がそちらに対応している時、何か気配を感じたのかな、公子楚がパッと振り向いた途端、宇文佩佩は公子楚を刺しました。
わー、走ってきたってとこから計略かーい。安白檀を遠ざけるための。でも訓練なんか受けてないだろう元柳家の使用人。よくもまあ、これだけぐっさりと刺せたな。
突き飛ばされた佩娘は逃げ、安白檀が慌てて戻ってきますが。
誰もいない夜の街に、安白檀の叫び声だけが響きます。

いや、死なないぞ、東川王はきっと死なないぞうっ(祈)
これでスムーズに聯昉は黒い人の手に落ちてしまうけどもっ、くぅう。

含嘉倉の食糧が春秋道の手に落ちた可能性がある報告を、陛下にしてる黒兄貴。
含嘉倉の陳卓と李北七がすり替えた、見落とした私の落ち度、だそうです。
そこへ、血相を変えて走ってきた楊煥から、東川王が襲われた報告。
逃げた宇文佩佩を追っていると。

さすがに驚き憤った陛下は、東川王が公子楚だと黒兄貴に告げます。
このように見落としも手抜かりも多い聯昉を、使えようか。
はい、黒兄貴は聯昉を手に入れた。くっそー!←

内衛と聯昉の長を兼任し、各府の兵も動かして、春秋道を一掃し、含嘉倉の食糧を取り戻せ。

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聯昉には、詔を持って黒兄貴が入ってきました。
迎える高秉燭。
あら、詔を読むの、李純じゃないの。アーランにあんな恥ずかしい嫌がらせしたヤツの癖して。
でも公子楚が刺されたことは、みんな初耳。
って、おい、聯昉だろうっ!なんでアンタらのほうが情報遅いのよっ。

それでも、関係なかった内衛が継ぐだと?って声もしてる中、高秉燭も立ち上がり、すぐに詔は受け取らず、聞きました。
爆発は春秋道の仕業とのこと、何か証拠でも?
私が来たことが証拠だと黒兄貴。んまー、エラそうなこと。
聯昉の皆さんも納得いかない顔で睨んでますが、そこに、奉御郎の着任は陛下のお考えだと安白檀が言いながら、東川王を支えて入ってきました。

みんな、公子楚が東川王だとは知らなかったしねえ。ざわついてますわ。
東川王は高秉燭を見て、そっと首を横に振り、高秉燭もすぐに納得します。
きっと考え始めたと思うの。この一連の騒ぎで、一番得しているのは誰かってこと。

諸君、私が聯昉の公子楚だという東川王の顔色が酷い。
長年共勤めて来たが、身分が露呈し、刺された。
私では力不足ゆえ、今日より聯昉の長の座を奉御郎に譲る。
皆全力で奉御郎を手助けして欲しい。春秋道の謀反の計画を暴くのだ。

跪いて詔を受け取り、続く黒兄貴の演説を聞く高秉燭の顔よ。
おまえか?おまえなんだな?じゃないかなあ、これなー。

まずは聯昉の組織を熟知する者に主事を任せたいと言い、黒兄貴は高秉燭を指名しました。
春秋道はそこまで来ており、我らには時間がない。
黒兄貴の言葉を聞く高秉燭、ものすんごく怒ってるなー。

陛下は羽林軍を春秋宮に向かわせたものの、既にもぬけの殻。
神都では噂が飛び交い、食糧の奪い合いや暴動が起きてました。
その騒ぎを、文字通り、高みの見物する掌春使と宮嫣(きゅうえん)。
何やら今夜決行する計画がある模様。

「春」は宮嫣に、「秋」と自分の違いはなんだと聞きます。
宮嫣は、「秋」は喜怒哀楽が激しかったが、「春」は温和だと答えました。
「春」は笑って、奴の最大の問題は人心を軽んじる点だと。

人心は伏火雷霆より遥かに力がある。天堂を爆破すれば、春秋道の威厳を示せると考えるようなヤツには死んでも分からない。
神都は平和ボケしているから、朝廷の内通者を使って含嘉倉の準備を隠蔽したものの、実は疑われもしなかった。そんなだから突然の災難に対処できず、人心が乱れた。
人心が乱れれば、我らに機会が訪れる。

その時、玄関に木の枝を刺した男を見て、「春」は妙に滾りました。
私の種が芽吹いた、と。
あの木の枝は、何かの合図なんだな?

風起洛陽
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アーランは百里延の手紙を思い出しながら悩み中。
寛仁は何かあればあなたを頼れと言った、御恩は決して忘れず必ず報いますと書いてありましたな。
その恩人が、なんか黒いってのは、本当に悩みどころでしょうよ。

というか。この不敬事件の時点で既に、2人は充分話し合っていたのではないだろうか。パパもそれに騙さて助けを求めた。でもまあ、他の人ではここまでやるのは無理だったよね。こんな口は禍の元、涙を飲んで断ち切らなくちゃいけなかったねえ。でもパパも、あの指のせいで歪んでいった息子を切り捨てられなかったんだろうなあ。

いろんな人の言葉がフラッシュバックしてたけど、最後に映ったのは、アーランの婚儀当日、諦めてトボトボと部屋を出て行く百里延の後ろ姿でした。

そこに七娘が入ってきます。
米を買いに行ったけど、どこも売り切れだった。うちも野菜を含めて3日で尽きる。
アーランは、神都を離れるとしたら、付いて来るかと聞きます。
即座に、もちろんと答えた七娘に、アーランは数日後に神都を離れると告げます。
どうしたの、誤魔化さないでと七娘に言われたアーランは七娘の手を握り、選択を迫られたと言いました。間違えれば、君と私の九族全員の命が危うくなる。何を選択すべきか。

でもね、そんなアーランの手を握り返して、七娘は言いました。
私の知る百里二郎は、結果を恐れず自分の信念に基づいて行動する。だから嫁いだの。
やりたいようにやって。結果がどうあれ、そばにいる。

今まで頼りにならなかった妻がようやく。や、この想いだけは、最初からずっと変わらなかったんだよねえ。
アーランはちょっと、痛ましいものを見るような目になってるけど。でもこれ完全に委ねられたってことなのでねえ。信念に従えば、方向性は当たり前に決まってるでしょうが、でもこの争いに敗北してしまえば、七娘含めて皆殺し…重い。

聯昉、高秉燭のところには武思月。案内してきた聯昉の職員は、横目で武思月を眺めて去っていきます。
高秉燭は、東川王が襲われ、お前の兄貴が後を継いだから、連中は不満なんだと。
武思月は未だ何も疑っていないので、黒兄貴に協力して欲しいと言いに来てたよ。
高秉燭は、含嘉倉の爆発後、洛河両岸で春秋道の動きが激しい、神都で最も貧しい場所で、不良井もそこにあると言います。春秋道は含嘉倉の食糧で人心を買う気だろうと。

そこに、南市に流民が急増、春秋道も混じり込んでいるとの報告。
報告に来た延清(えんせい)は、流民は枝を持っていたと椿の枝を持ってきました。用途は不明。
これがアレか。「春」が見て喜んでいた枝。何かの合図。

街では、きょろきょろしながら家の戸に枝を差す人達。
「春」の計略はまず、神都の平民は玄関に椿樹の枝を飾れば、夜中に3日分の食糧を受け取れると流民に噂を流させること。
夜中、本当に米の袋が投げ込まれていきます。
何も知らない人々は、春秋道のお陰ね、感謝しますと、口々に言い出しました。

高秉燭と武思月は街を歩くんだけど、その噂が聯昉に伝わってないはずないのに、何の合図だって言ってるんだよねえ。
もう間者はいないのに。間風はどうしたよ。長ひとりがすげ変わったところで、噂が聯昉に入るのを防げるとは思えないんだけど?

その家の中では、食事の準備をしている模様。食糧はないはずなのに。
春秋道に買収された流民の仕業かって高秉燭。
何も知らない平民は、配られた含嘉倉の食糧で、春秋道に感謝してしまう。

そこに暴動の報告。
春秋道と結託している民がいるとの知らせが入り、官府が現地に入って暴動になったらしい。
既に民衆の間では、春秋道は救世主扱いとなってる証拠ですな。自分達を助けてくれる春秋道を、何もしてくれもしない役人達が迫害するのかと。
春秋道が火をつけた、薪一本くわえるだけで、人々の怒りが燃え上がると高秉燭。

全く。下手に頭が良くて困る。
まあだいたい、大掛かりな謀反なんて起こせる人は、頭が悪い訳はないんだけどもねえ。

点けられた火は、さらに燃え上がります。

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