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成化十四年~都に咲く秘密~ 47話 渦巻く陰謀 ネタバレありのあらすじと感想

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成化十四年
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.
目次

あらすじ

唐泛と汪植は、謀反を企てる李子龍とは別に、重臣の万安や万通、尚明が政変を起こして朝政を牛耳ろうとしていることに気づく。だが、暗殺未遂で手配されている唐泛は身軽に動けず、単独行動を控えて情報収集を急ぐことに。苦労の末、互いの消息をつかんだ隋州と唐泛、汪植の3人は、着々と反撃の準備を進めていく。そして、ついに準備が整い各自が動き始める直前、唐泛は、冬児が全ての計画を李子龍の養女・青歌に漏らしてしまったことを知る。

成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより

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ネタバレ感想

楊福は、賈逵にどこかの経脈を突かれた、みたいな感じ?話せなくなっていたようです。だから余計な事言えずにただ逃げてたんですね。納得。

物乞いスタイルの汪植と唐泛、東記でご飯。もりもり食べる汪植。心配事いっぱいで食べられない唐泛の言った「逃亡犯と死人だ」に笑ってしまいました。あちらでは椅子に乗ってしゃがんで食べるのが、物乞いらしいふるまいなのかな。

情報を漏らしたのは誰か。唐泛には察しがついているのか…

李子龍は明の転覆を狙っていますが、3バカ上司達はどちらに転んでも自分達は無事って形を狙っているから、李子龍が失敗すれば李子龍を排除し、成功すれば皇太子を擁して自分達がバックにつくつもりだろうと唐泛。
でも、成功すれば李子龍に消されてお終いじゃないのかな。李子龍は自分が帝位につくつもりだもの。明を存続させないもの。ま「その時」はこないけどね。

ここで東姐さんがカッコ良かったんですよー。
唐泛がお金を持っていないことにも、何か大変なことに巻き込まれていることにも気付いていて、黙ってお金を渡してくれるんですよ。死んじゃ駄目よって。

馬車の中の冬児、兄さん達の側で力になりたいと泣いてましたが、隙を見て、馬車から飛び降りてしまいます。この子の行動力もすごいよね。それで走って都に帰るんですもん。強いわ。

だけど多分、馬車で一昼夜くらい行ってるよね。どれくらい遠くから戻ったんだ?

汪植はキッズの元に落ち着き、丁容への連絡と陛下の捜索を指示します。
唐泛は自宅に戻り、碁盤に碁石を並べて、何やら考え始めました。これずーっとやってるんですけど、凡人には何も分かりません。状況の錯綜具合とか、それぞれの思惑とか陰謀とか整理して策を練っているんでしょうけど、あれで分かる人達は頭の回路が逆におかしいと思いますわ。

一方、隋州と陛下を匿う法源寺には余秀蓮もいました。随分と落ち着いたなあ、お嬢さま。多分あちこちに面は割れていないので、情報収集には良いですね。いやあ、ここに来てあの余兄妹がこんなに頼りになるとは。
唐泛が陛下暗殺未遂ですって。万安め。都は厳戒態勢、陛下と隋州はしばらく法源寺に留まることに。

冬児、早いっ。だからどの辺りから走って戻ったんだと…
でもお陰で、東記の連絡役は冬児に頼めることになりました。ここで冬児、唐泛の碁盤を見てるんですよね。でも唐泛に余裕がなくて、何をしているのか冬児に話さないんだよ。余裕じゃないか、ずっと唐泛は冬児の才能には気付いているのに、所詮子供だと侮ってましたもんね。その度に思い知らされて、協力させてきたのに、それでも大事なことは言わないの。

歓意楼から出て来た丁容、尾行がついてるのはどこの手のもんだ?李子龍?
キッズからの報告を受けて、汪植は自分が丁容と接触することにしました。

3バカ宴会中。唐泛の推測はバッチリ当たってましたね。ロクでもないヤツらだ。
今のうちに笑っておけばいいさぁ。

東記で冬児に接触したのは青歌でした。青歌は言葉巧みに冬児に近づき、唐泛の碁盤の配置を説明させてしまいましたよ。

ほらみろー、だから冬児を侮るなとー

まさか青歌が来るとは思わなかったんだろうけど、青歌があちら側って知ってるのは唐泛だけなんだから、そういう話はちゃんと共有しとこうよー。一応冬児だって警戒してたのに、唐泛が何も言わないから、局面くらいいいかなって喋っちゃったんだからさあ。
でもあの盤面で、何がどうなってるのかが分かるおかしい人達、唐泛、青歌、そして今後冬児も間違いなくそうなりますよね。

さて、町中の薛凌のところには、めっちゃ利発そうな小僧さんがやって来た。ここ、面白かったなあ。滔々と勅旨を述べる小僧さんと、あわあわしている薛凌。後でも薛凌への連絡をこの小僧さんがしてるシーンがあるんですが、いやあ、いーい絵ズラ(^m^)

成化十四年
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東記で待機中の冬児のもとには泥鰌くん。あの危機を乗り越えた仲じゃないか。
内緒話をしているところに今度は余秀蓮です。面識あって良かったねえ。冬児は嫌いだったけど、今は大丈夫だよ、お譲さまもいろいろ乗り越えてきたから。
でもこれで、唐泛、汪植、隋州、そして陛下、全員が無事でそれぞれ機会をうかがっていることが通じたぞー。

ただね。唐泛は、冬児の報告に喜んで奇襲をしかける連絡をみんなに入れるんだけど、その内容は青歌が読んじゃってるんだよ。冬児は悪くないよー。唐泛が冬児を侮ってたからだよぅ。

堂々と都の中を馬車で移動する李子龍は、青歌と3バカの話。3バカの余りの汚さに青歌が憤っています。そういう分別があるのに、なぜ李子龍なんかに誑かされているんだろうか、この人は。いいように摺り込まれちゃったのでしょうけど、唐泛達との交流で疑念は沸いているはずなので、とっとと目を覚ましてくださいなー。
ん?それはそうと、3人を信じていない李子龍の切り札とは?

準備のできた隋州、汪植と丁容。万貴妃も武装し、娘子軍を率いて出陣の準備です。
冬児と共にいた唐泛は、碁盤で最終確認。そこで冬児が局面を青歌に話してしまったことが分かるんですよ。一気に荒れてるけどね、冬児だけのせいじゃないってば。
責任を感じた冬児は、汪植キッズの元へ走りますが汪植は既に出てしまった後。

丁容と共にいた汪植のところにやって来たのは、東廠の兵と尚明。汪植は死んだ、これは偽者、でいくつもりですか。汪植が尚明と向き合ってると、傍らの丁容が少しずつ後ずさるんですよ。うわあ、ここでかあ。尚明に銃を向けた汪植に、丁容は剣を向けました。

いやー、ていよぉー!っていう諸姉の叫びが聞こえそうな場面

ここで丁容の回想シーンが入るんですけどね。
確かに丁容は逸材です。でも汪植のように清濁併せ吞んで、冷徹に毅然として組織を引っ張るタイプかと言ったら、違うんじゃないかと思うんですよ。機械にも化学にも秀でた研究者とか技術者とか、そっち系の人じゃん。毒だの爆弾だの、生き生きしながら分析したり分解したりするんだよ?汪植もかけがえのない自分の右腕ならば、も少し分かり易く尊重する様子を見せても良かったっちゃー良かったんでしょうけど。
でも、この人にもこういう野心はあったんだなあ。泣いてましたからね。丁容が辛かったのも確かかもしれないね。完全に心折れたのはいつ頃だったんだろう。

ただ、この様子を汪植キッズがしっかり見ていましたよ。

万通の部屋に忍び込んだ隋州も、北鎮撫司の仲間に見つかってしまいました。
娘子軍を率いた万貴妃も、万安から足止めを食らってしまいます。

さてさて、計画が次々に潰されています。
次が最終回。どう巻き返すことができるのでしょうか。
あー、終わってしーまーうー。

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