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成化十四年~都に咲く秘密~ 43話 迫る魔の手 ネタバレありのあらすじと感想

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成化十四年
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.
目次

あらすじ

皇帝暗殺の計画を知らされた汪植は、急いで警護の準備に取りかかるが、その不安をよそに、隋州は唐泛の救出を最優先に考え、配下と共にその糸口を探していた。一方、李子龍に監禁されている唐泛は、これまで自分をかばってくれていた人物が青歌だと確信する。青歌は李子龍から唐泛の殺害を命じられるが、「唐泛を生かしてこそ博浪が得られる」と必死に説得する。その頃、隋州と薛凌は、街で一風変わった轍(わだち)を発見するのだが…。

成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより

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ネタバレ感想

大典会場を睨み据えながら、早口でめっさ丁容にいっぱい指示する汪植。
丁容、あれ全部覚えられたのかな。どんだけスゴイんだよ、この人は。

汪植が賈逵に弓弩について尋ねると、ここでウユンの名前が出てきました。ウユン、馬車作るだけじゃなくって、弓の名手でもあったんだねえ。

唐泛を心配して、相変わらずウロウロの熊さん状態の隋州の元に、将軍が西廠にいる情報を薛凌が持ってきます。そこへ同じく唐泛を心配したウユンもやって来て、一緒に西廠へ。あ、ウユンが汪植に確保されるわー。

万貴妃が汪植に、私もあなたの命も陛下次第って言ってたのは、陛下がいなくなれば自分達も反対勢力に滅ぼされるってことですよね。宮中の人間関係、怖いよなあ。

西廠の牢内で、高義将軍に話を聞く隋州達。
唐泛の策は「自分の身と引き換えに、李子龍への忠誠心を示せ」だったと。

唐泛には何か生き残る策があったのかなあ。捕まれば命が危ないことは百も承知だったはずだから、とにかく隋州達を信じていたのか、それともただ官吏としての、命も顧みない真っ直ぐな忠誠心だったのか。でも思い返せば、確かにいつもかなり無謀なことはしてましたね、この人。今までは上手いことみんなが間に合って、助けてくれたけど。

唐泛の救出が第一だと言う隋州と、陛下の安全が最優先という汪植。でも李子龍の計画の詳細な手がかりは一切ありません。それを紐解くには唐泛が必要だという隋州。これはそれぞれ別方向からいくことになるかな。

その頃、李子龍は青歌に、唐泛を殺せと命じていましたが、やっぱり青歌には殺せないんですよね。
気絶させた唐泛を連れ、一旦城外に出るつもりで雇った馬車が金三だったという。
金三の腕なので、危ういところも上手いこと逃げおおせ、馬車は城門を出ることができました。ただ逃げ出したと見せかけておいて、入城の警備は甘いためすぐに戻るつもりのよう。そこで振り返った金三は、馬車の中を見て「唐泛」と呟いてしまい、その場で青歌に切られてしまいました。わあー、無事でいてーっ!

汪植はウユンと対峙しています。なんで明に協力しないとならないというウユンに、なんで唐泛を探すのだと汪植。こういう理屈勝負で汪植には勝てませんよ。ウユンも協力することに。そこで汪植は、ウユン以外の弓の名手3名の情報も得ました。

ウユンの思いにはちょっとじんときましたねぇ。
この後、ウユンと隋州が語り合うシーンもあるんですけど、隋州ももうオイラト人だからなんてのは全くなくなっていて、唐泛を間にして、とても心が通じ合ってる仲間同士の会話になってるんですよ。隋州が、唐泛にいろんなことを教わったっていうのは、敵国の何人だからどうではなく、その人自身を見るってところ、とっても大きかったんじゃないかな。
ああ、ここでもか。将軍の話しかり、ドゥルラとアラスの話しかり、です。

成化十四年
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ちょっと珍しい組み合わせ

隋州は城門の周りを調べ、特徴的な馬車の轍を見つけました。御者はかなり腕の立つ人物だと推測する隋州。そうよ、金三なのよっ、早く見つけてやってよー。
城門封鎖の時間を考え合わせ、その間に逃げるとしたら馬車はどの辺りまで行けるのか、隋州と薛凌は検証を始めます。この轍にやけに隋州が拘るのは、経験からの勘なのか、唐泛の匂い(笑)がするのか。でも当たってるので、なんとか頑張って早くたどり着いてくれっ。

目を覚ました唐泛の元には、李子龍がやって来ました。
唐泛を他の者に殺されたら悔しいと言う李子龍。怖さと執着が気持ち悪いー。
殺せない青歌が、唐泛は生かしておいてこそ使い道があると言ったら、ペチンってした癖に、そう簡単に死なせるわけにはいかないって。んー、青歌は試されたのかなあ。ただのいじめ?
そしてそこへひょっこりと無言で顔を出すオシュ・テムルねー。アンタ何しに来たよ。
自分の立ち位置を知らせに?え?頭悪い?

当然のことでしょうが、オシュ・テムルも李子龍の駒でしかないですよね。
でも本人は夢にもそう思っていなさそうなところが、イマイチ頭が悪そうなんですよー。
アラスのほうが対李子龍には警戒してたよねえ。

それでも、オシュ・テムルによって、将軍と唐泛の結託は李子龍の知るところとなりましたが、相変わらず李子龍は余裕です。それもひとつの攪乱要素にするつもりらしい。
この人の余裕っぷりねえ。もう散々見せつけられているので、計画が失敗して悔しがる顔が早く見たくて堪らなくなりますよ。ほんっと、お上手だよなあ、王茂蕾(ワンマオレイ)さん。

あ、唐泛、青歌の正体にも気付きましたね。そして、自分が今までなんとなくサクッとやられずに済んできたのは、青歌のお陰だったことにも気付きました。そなんだよ、青歌は唐泛に友情かなあ、分からないけど、何かシンパシーを感じてしまってるんだよね。

汪植は丁容に任せた博浪の隠し場所について尋ねますが、囮の存在も含めてきっちりと管理していた丁容は、汪植にすらも詳細は話さない徹底ぶりです。
でもそのお陰で、博浪の在りかを探っていたオシュ・テムルもお手上げ状態。で、やっぱり余り頭の良くないオシュ・テムル、カッとして、囮も含めて全部力でねじ伏せようとして李子龍に止められ、唐泛を殺そうとして青歌に止められます。青歌は唐泛を使った策を思いついたよう。

なんですけど、コレがね…なかなかな策だったんですよ~。

ちょっと疑問だったんだけど。
王憲が完成させた博浪は、あの時全て木鳶と共に爆発してしまったってこと?
だから李子龍は西廠が持っている未完成だった半分を欲しがっている?
それとも単純に、もっと必要ってこと?

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