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成化十四年~都に咲く秘密~ 35話 運命の日 ネタバレありのあらすじと感想

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成化十四年
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.
目次

あらすじ

三年前、科挙の最終試験・殿試(でんし)で頭角を現した唐泛だったが、1位通過者が与えられる称号・状元(じょうげん)に選ばれず意気消沈していた。同じ頃、汪植は皇帝の侍従として御書房で平凡な日々を送り、辺境の守備から都へ戻った隋州は、錦衣衛に配属されるも周囲からは見下されていた。そんなある日、兵部の武庫司で大爆発が発生する。唐泛と隋州は被災民の救出に動き、勅命を受けた汪植も新たな船出を迎えようとしていた。この日を境に、3人の運命は一変していく。

成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより

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ネタバレ感想

それぞれの現在、成化14年に至るエピソードがいっぱい出てきましたよ。

まずは成化帝。
試験の結果通り1位を唐泛にしようとした陛下に、異議を申し立てる赤い官服達。白髭の万安がいるので、内閣の重鎮達ですか。本当に有能で才気溢れる人物が近くにいては邪魔だったのか、単に賄賂関連か。そしてそれを跳ね返せない陛下よね。

隋州は、驍騎(ぎょうき)将軍である隋安瀾(ずいあんらん)の姪孫(てっそん)だそうで。なんか難しいな。既に薛凌も小旗としてそこにいますが、まだ新人の様子見、少し意地悪な目で見てますね。
万通が錦衣衛に届いた案件を読むのですが、それ順天府並みの話なんだけどっ。
隋州が選んだのは逃走犯の逮捕、一人でやりますって。こうして「出来過ぎて頭角を現し過ぎた部下」になっていくんだね。

鉄市にはウユンプラガ。うわあ、アラスもいたー、え、王子殿下ですって!?
そしたらあなた、正攻法で戦争を止める尽力だってできた人じゃないのっ!
なんだ自ら企画してたのか。その立場だったら、感情はある程度邪魔はするでしょうが、理性ではドゥルラを駒としてもおかしくはないですね。それにあの場で投降したとしたら、むしろ大きな国際問題となって、オイラトは明に徹底的に攻撃されたかもしれません。

なんだよ、もう、最初から破滅しかなかったんじゃん。ばかもの。

アラスがあのアジトの肉屋に入ると、中にいたのはこれから丁満になろうとしているバルト。あああ、そういうことだったのかー。

こちらは夜の武庫司。
夜間に紛れて運び込んだのでしょうね、章鞏柱(しょうきょうちゅう)が積み荷を確認してます。馬車の中には王憲。本当にこの目が癖になるんですよぅ、楊凱程(ヤンカイチョン)さん。

成化十四年
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.

でもここで既に武庫司から箱をひとつ盗み出し、李子龍に渡す人物がいました。
これが歓意楼で汪植に渡されたものだったんだなー。

殿試の仲間達と飲む唐泛。さすがの唐泛も内心落ち込んでるんだろうな。
当たり前だよね、だって不正ですよ、不正っ。ぷんぷん。

そして問題の武庫司です。
あの箱を運ぶ下っ端達、とんでもない扱いですよ。常々王憲を侮っていて、それが態度にも出たんでしょうねえ。めっちゃ杜撰に扱って落とし、博浪はさっくり起動。

皇城も揺れ、万貴妃も武装で出動。
王憲と章鞏柱の馬車も爆風で飛ばされましたが、命は無事。
2人が避難する傍らに倒れていたのは、犯人を護送中の隋州。
妻と子を心配する犯人をひとまず見逃してます。法が全てだけど情もあるのね。

唐泛のいた店も吹き飛ばされましたが、裴淮が駆けつけており唐泛も無事。
あ、これが裴淮と唐泛の出会いですね。呆然としている唐泛を2発殴る裴淮。一緒にできるだけ人を助けることに。

このドラマ「2発殴る」が意外と多い(^m^)

東廠と錦衣衛、内閣のテイタラクに陛下は怒っております。
後に西廠を作った理由としての、陛下の怒りボルテージ上昇シーンでしょうか。

町では争いが起き始めていますが、唐泛がリーダーシップを発揮して吠えてました。
唐泛、こういうことが冷静にできる人なんだよ、本来はさあ。

救助のため瓦礫を持ちあげていた隋州に手を貸したのは、薛凌。少しだけ近づいたぞ。

この被災現場で、既に隋州と唐泛、汪植は出会っていました。
うわあ、ちょっとクるなあ。この時はお互いに、立場も名前も何もかも知らない同士。唐泛はまだ職にもついておらず、隋州は錦衣衛の小旗になったばかり、汪植は皇帝付きの宦官でしかなかったんだよ。次に揃って再会するのは3年後の東記です、順天府の推官と錦衣衛の総旗と西廠の督公として。

そして問題の鉄市、アラスですよ、アラスっ。
この爆発でバルトが亡くなってしまった。宦官への手筈は整っている。
はあ、なるほど。ここからまっしぐらだった訳だ。
でもアラスはやっぱりオイラトルックのほうが似合うね、カッコイイ。

城門の上から被害を目の当たりにして狼狽える王憲。章鞏柱がハンカチを持たせて落ち着かせます。あれはライナスの毛布だったんですね。アラスに攫われた時にじっと握りしめていた、あれ。

ようやく陛下の元にも、博浪の事実が報告されましたよ。
開発の中止と、敵の手に渡らぬよう図面や部品の廃棄を命じた陛下。
相変わらず役に立たない錦衣衛と東廠、内閣の面々ね。誰も被災民に物資を届けるってことに頭が回らない。ただ皇帝を怒らせないよう詭弁を弄して保身に走るだけの、烏合の衆。汪植は人々の状況を見て回っていたというのに。
陛下の目となり耳となるための、西廠の設立が決定した瞬間でした。

さてこちらは宦官の入宮。アラスが並んでます。
ちょっと思ったのですが、手術はどうしたん?どうやら爆発事件から、ひと月ほどは経ったようなんですけど、その程度で傷は癒えちゃうものなの?そうなの?経験者に聞くことも出来ないこの疑問…

唐泛は師匠のところで、順天府尹、潘賓(はんひん)と会ってました。順天府では実力を発揮できないぞって潘賓に言われてますけど、経験を積みたいのだそうですよ。師兄、こんな殊勝なこと言ってますけど、サボリ癖ありますよー、この師弟は(^m^)

ん、この師匠、どこかで見たことのある人ですね。何かに出てたな。今、ちょっと思い出せなーい。

北鎮撫司の門前では、爆発時に一旦逃がした犯人を隋州と薛凌が待ってます。あんな輩を信じちゃだめだという薛凌の前に、家人を郷里に葬ってきたと自首してきた犯人。あは~、得意そうな隋州の顔よ。

未だ瓦礫の残る町中では、浮浪児達に汪植が食料を与えています。汪植キッズの出来上がりね~。んもう、今後めっちゃめちゃ活躍するんだから、キミ達は。がんばれっ♪

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