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成化十四年~都に咲く秘密~ 15話 唐泛を死罪に ネタバレありのあらすじと感想

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成化十四年
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.
目次

あらすじ

部下を引き連れた隋州は、郡王・朱見謀の屋敷を無断で捜索しようとするが、それを知った万通が駆けつけて朱見謀に謝罪する。隋州は、王府から連れ出され万通から叱責されるが、唐泛の安否を心配し、仕方なく汪植を訪ねることにする。隋州は王府を捜索して唐泛を救い出すよう汪植に頼み込むが、汪植は容疑者が皇族であるため協力できないと突っぱねる。その頃、郡王府の密室に設けられた牢の中では、唐泛の目の前で朱大善人がついに本性を現し…。

成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより

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ネタバレ感想

サブタイが禍々しいんですが、まあ、それは後々。

万通が朱見謀にへつらっているところに、隋州がやって来ます。足の不自由な御者はいるかと駝三のことを聞きますが、朱見謀はおらぬと一言。出入りしていることくらい調べはついているはずなので、隋州の中では、朱見謀の関与も確定的となったでしょう。仏壇のおかしなところにも気づいてたしね。

でもこれで朱見謀、お尻に火が付いた感。時間がないぞー

隋州はその足で歓意楼に向かい、汪植に協力を頼みます。でも証拠は曖昧、相手は皇族。汪植は口では断りますが、視線がさまよいましたよー♪

で、お尻に火のついた朱見謀、ドゥルラを檻から出し、実行しようとしていました。
唐泛も目を覚まし、朱見謀に動機を問いただします。

いやあ、びっくりしました。どこまでも身勝手な論理、身勝手な執着。気持ち悪い。
地位だの名誉だの世間体だので、がんじがらめになるしかない家に生まれた悲哀っていうのも確かにあるのでしょう。こんな皇族のボン、その女性が手玉に取ろうと思ったとしても、簡単だったのかもしれません。でも相手もその時は純愛だった可能性もあります。猛烈に反対されてお金を積まれ、泣く泣く裏切ったのかもしれません。突っぱねた先にあるのは、死しかないでしょうし。数年後会った時に平然としていたのだって、市井の女は皇族のボンとは違うのよ、いつまでも過去に囚われていては生きていけないのよ。真相は分かりませんけどね。

ただこの話も、トリガーに過ぎないのでしょう。元々、この人の中にあった嗜虐性を引き出しただけなんだろうな。それを誰かのせいにしたかっただけ。父親とその女性のせいに。心の底では分かっているから、朱善大人になっていたんでしょ。

笑っちゃったぞ、自分に酔いまくってる朱見謀劇場

朱見謀がドゥルラに彼岸花の汁を飲ませ、刃物を突き付け、危機一髪ってところで、ひょっこり入って来たのは賈逵です。駝三も一撃。 
この人が劇場型で良かったですよー、随分と時間をかけて朱見謀劇場繰り広げてくれましたから。

朱見謀が仏壇の隠し扉から外に出ると、そこには汪植がいました。
いやあ、しびれましたね、汪植の往復ビンタ。んで、さっとハンカチ出して手を拭う。
尻ぬぐいに来たのは、陛下と皇室の尊厳を守るため、貴様は死んでも構わぬ。
かかか、かっこいいぞ、汪植ぅ♪

未だ檻の中にいる唐泛の元には、賈逵がやって来ました。
早く出してと騒ぐ唐泛に、ふっと笑った賈逵。竹筒でぷぅ。
笑っちゃったなあ、確かにこの尻ぬぐいの場に唐泛がいたら、ややこしくなるもんねえ。

家で目を覚ました唐泛、やって来た冬児と共にドゥルラの元に急ぐと、裴淮とウユンプラガがいました。ウユンさん、本当に丈夫だな。彼岸花の汁の量が多かったため、ドゥルラは未だ昏睡状態です。

そして皇帝に事の顛末を報告する汪植。皇帝は悪行に走った気持ちは理解できると言います。厳罰に処すべきだが、皇室の体面も考えて、よきに計らえ。
この皇帝は暗愚ではないんだよね。その分、汪植は大変だろうけどね。

皇帝の謁見を終えた汪植に、すれ違いざま唾を吐きかけたのは余正鵬でした。この人、まだエスカレートするんですよねえ。

表向きの犯人は駝三で収束させ、朱見謀は北境への追放ですか。え、そこ異民族ほいほいじゃないの?大丈夫?と思ったのは私だけでしょうか。
まあ唐泛は納得しませんよねえ。

順天府では、駝三の審理が始まります。隋州に伴われて、朱見謀もやって来ました。
ライラ(来了)って言う唐泛の顔、やらかす気満々ですわ。

成化十四年
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全て自分の罪だという駝三。唐泛は彼の出自を調べ上げていました。駝三の本名は瀋辰(しんしん)といい、元は王府の侍衛総監だったんですね。女主人を怒らせたとして先代に追放されたものの、復讐のために顔を潰し、身なりを変えてまた王府に潜り込みました。すっかり容貌の変わっていた瀋辰に気づくものはおらず、復讐は容易と思われたものの、彼はそれをしませんでした。そこにいた子供、朱見謀は自分の子だと分かってしまったからです。先代は、生殖能力に問題がありました。

侍医の証言に、朱見謀がちょいと反応しましたね。知らなかったの?知ってたの?駝三が父親だと気付いてはいたものの、先代の体のことは知らなかったか。先代は朱見謀が自分の子ではないと分かっていて、王府存続のために黙って育てていた訳ですか。となれば、いろいろと辛く当たっても、というところでしょうか。

駝三はあくまでも罪を被ろうとし、父親であることを否定したまま、自害してしまいます。
孤独だ孤独だと喚いていた朱見謀ですが、常に側にいて、全てを受け入れてくれていた人がいたんですね。しかも罪まで被ろうとしたのに、自分が恨んだ人同様、恩人に背を向けるのかと唐泛。

ここで唐泛がこれ言っちゃったために、順天府門前の傍聴人?達にも、朱見謀が殺人犯だとバレちまいましたよ。すぐに話は広まりますよ。
朱見謀は隙を見て隋州の剣を引き抜き、こちらも自害してしまいました。

さーて、怒ったのは陛下です。皇室の体面も考えてよきに計らえ、だったのに、唐泛がぶち壊した訳ですから。まあ、唐泛は唐泛で当然のことをしたまでなんだけど、この時代の官吏としては出過ぎた真似をってことになるんでしょうね。

汪植は真っ先に、唐泛を死罪にと進言しました。
ここで汪植が先に言っておかないと、万通と尚明に言われちゃうと、庇いだてするのか!?になって、助けられないですからね。それでも冷や冷やものですよね。
目論見通り、錦衣衛の万通と東廠の尚明は皇帝を宥める方向に向かい、順天府の長官、潘賓(はんひん)は降格、唐泛は通州への左遷で収まりました。

洪武帝が大明律を定めたのに、皇族が守らないなら意味がない。
裴淮に語った唐泛の言い分も、至極真っ当なんですよねえ。

そこへ、余のお嬢さまが乱入して来ました。
うわー、この人、女唐泛だわ。人の話も聞かず木刀で打ちかかってくる。はた迷惑な娘だなあ。
目覚めたドゥルラが間に入り、退けてくれましたが、お嬢さま、家に女がいたのかとまた思い込み。プンプン怒って門を出たところで、丁度帰って来た隋州と出会います。
こちらが本物の隋州と知ったお嬢さま。うーん、あんま、かわいくないよ?

東さんのお店で、隋州とご飯の唐泛。あの縁談はやめておけと言いつのってます。
隋州の表情を見ていたんですけど、自分の結婚話すら、他人事みたいな顔してますよね。育った環境的に、縁談相手を自分の意志で選べないってことは、重々承知しているのでしょうが、なんというか能動的に、自分の人生を幸せを選び取ることを諦めているみたいな感じ。従軍していた時の影響かなあ。それより朱見謀の話を始めた時のほうが表情動いて、疑問だ、知りたいって感情が見えるもんねえ。

そこへ、タシタシタシッと効果音が聞こえそうな勢いで入ってきたのは汪植です。
いきなりまくし立てたぞ、唐泛並みだぞ。でも、わ、うるせーと思わないのは、声質か喋り方か表情か。と考えると、唐泛の中の人、声の人も、あのチワワ演技がお上手ってことなんだなあ。

実はここでも隋州の表情を見ていました。面白いなあと思って。これはどっちも分かるんだよなーって顔でしょうか。口の達者な2人の間に入る気もないだろうしね。この時、どういう演技指導されてたのか聞いてみたいです(^m^)

ぶんすか汪植が外に出ると、もっとプンスカ案件が。
まぁたあの余正鵬です。酔っぱらって真っ赤な顔をして、汚物をかけるという。品がないよねえ、本当に。ああ、そうだ、品だわ。そこだわ。
流石の汪植もすごい顔になりました。

片や、余のお嬢さま。隋大哥って、誰が兄さんと呼べと言った!?

すいません、筆者は冬児並みに余秀蓮が気に入らない模様です。

自分の馬の馬装を頼みに来たお嬢さまを、ウユンの元に連れていく隋州です。
あれ?ウユンプラガが瀕死の時は、死にそう動かせない状態にも関わらず、早くオイラト人を連れ出せって、隋州、言ってましたよね。けどこの間は、ドゥルラも瀕死で隋州んちにいましたよね。
今や自らウユンの元に来るんだあ。腕を見込んでいるってだけじゃないよね、きっと♪

お嬢さまを送って来た隋州、余家の門前で不穏な会話中の余兄弟と、料理番の張徳貴に会いました。まーた酒飲んでる長男です。呼びかけられた時の、隋州のキョトン顔が大好きだ←
皇太后の命だろうと、汪植に近づくやつに妹はやらん、だって。
や、そりゃ、願ってもない。いらねーよっ。ぺっぺっ。

感情ダダ漏れで申し訳ない。でも感情を味わうためのドラマ鑑賞なので、ご容赦ください。

次男は謝ってますが、構わぬとだけ言って、いわゆる挨拶ナシで帰っていく隋州です。
ほう、あの顔はあんまし気分良くなかった顔なの?めっちゃポーカーフェイスだったけど?

ここで酔っぱらいのバカ兄貴がやらかすんですよ。
誰だろうと汪植を殺した者にお前を娶らせる。
普通はそれを真に受けはしません。特にこの兄貴は、例えお互いに愛し合っていたとしても、使用人と妹を結婚させるような人物ではないでしょう。でもそこにいた張徳貴はね。
歓意楼に新しい料理人として入り込み、汪植を襲おうとして、あっさりと賈逵に捕まりましたとさ。

汪植を手で庇っていたように見える女将にも、ちょびっと胸熱

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