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風起洛陽 第34話「明火の爪痕」あらすじとネタバレ感想

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風起洛陽
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目次

あらすじ

爆発はすさまじい被害をもたらし、神都を大きく揺るがす。激怒した皇帝は武攸決に調査を指示。そんな中、大理寺卿の高昇(こうしょう)は高秉燭が疑わしいと武攸決の従兄・武慎行に耳打ちする。その頃、高秉燭は武思月が爆発現場にいたことを知り、声を枯らして彼女を捜し回っていた。一方、友を失った悲しみに茫然とする百里弘毅の元に、ある人物がやってくるが…。

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風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 2024.3.20現在のリンクです

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ネタバレ感想

慌てて戻ってきた安白檀から、含嘉倉(がんかそう)で爆発が起き、食糧の大半が失われたと聞いた公子楚と高秉燭。
事の重大さに、公子楚の目が点になってます。鋭さ失せてる。驚き過ぎて。よろけてる。
聯昉の責任の重大さにも、きっと震えが来ちゃうくらいなんだろなー。
内衛は聯昉の不可侵領域だったよね、確か。やったのは内衛なんだもんなー。

風起洛陽
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え、なんて?

陛下の元にも、晋王から報告。隣には黒兄貴も頭を下げてる。
強風と穀物の燃えやすさから、火は大きく燃え広がり、全ての倉に火が回ってしまった。
対策をして周辺への延焼は免れているものの、死傷者の数は確認中。
大理寺と内衛、禁軍総出で救助に当たっている。

陛下の視察の後、警備を増やしたことで、犠牲者の数が増えたと言ってしまった晋王は、朕のせいかと言われて、ヒビりまくり。
陛下は、輸送船に即刻号令をかけ、10日以内に食糧の調達を命じます。
民が騒げば、朕がいる限り、神都は四海から助けを得ると伝えよ、と。
含嘉倉を壊した程度で、神都や朕を滅せると思うとは、片腹痛いわ。

調査を命じられた黒兄貴は、大人しく平伏してますけど。
なんとなく分かってきたよ。
まだ直接皇帝を狙う時ではなかったんだ。

大典が狙われていると思わせつつ、万全な警備を敷いて何事もなく終了させ、自分は陛下からの信頼度を上げる。
含嘉倉の爆発で、宗凉(そうりょう)の謀反から始まった春秋道の陰謀調査に当たっていた晋王と、事件を察知できなかった聯昉の公子楚は、陛下の不興を買う。
更に食糧難で神都は荒れ、民からの陛下への支持も揺らぐ。

この調査を命じられてるから、ここでもっと功績を上げる計画も既に立ててあるんでしょ。そうすればきっと聯昉も手に入る。やっぱり兵部尚書なんていらなかった。聯昉が手に入れば、陛下は両翼を奪われたことになる。それには、駒として使った李北七が邪魔なので、多分李北七は殺される。
残る邪魔者は皇太子。だいぶ叩いた後だけど、ここでもう一押し、あの脇の甘い皇太子を陥れれば、李家の排除も完了。

ってことで、公子楚が失脚して皇太子への陰謀が出てくれば、完全に黒兄貴だね。
春秋道とは、百里寛仁=掌春使が友達だったんだし、寛仁を生かしておくことに黒兄貴が協力したのなら、というか、あの奏上文は確実にそれやった証拠だから、黒兄貴は寛仁の理念に協力するふりで、逆に自分の謀略の実行部隊として利用してる訳よね。なら、いずれ寛仁も消されるのでは?
両親を早くに無くして苦労を余儀なくされた武氏として、その過程で、同じ武氏なのにって歪みまくったこの人が狙うのは、皇位だね。晋王もそこまでは思いが及んでないかも。腰の低い甥を完璧に演じてるし。きっと晋王も排除リストの一員でしょうよ。

帰り際の晋王に、大理寺の高昇(こうしょう)が駆け寄り、伏火雷霆のあった場所に、高秉燭と百里弘毅がいたって告げ口してますよ。当たり前だろう、必死で阻止したんだよ、バカ者。その三か所だって、阻止される前提の囮だったとしても、放っておけば爆発してた。

でも考えたら、アーランと高秉燭の決死の頑張りが、黒兄貴の警備大成功の一助になっちゃったのが、また腹立たしい。申非が、申非がそんなものの犠牲になったなんてっ(涙)

黒兄貴が内衛から入った文を見て走り出したのを、晋王は訝し気に見てたよ。
武思月の報告が入ったかな。

高秉燭にも安白檀から、昨日、武思月が含嘉倉にいたというところまでの報告が。
必死で含嘉倉に走る高秉燭。

その頃、春秋宮では「春」のところに、手勢を連れた「秋」が乱入してきました。なるほど、「秋」はあの囮の三か所を爆発させて皇帝を殺すのが「大業」だと思ってたんだ。
だから高秉燭達が阻止したのは、「春」のせいだって言ってますが。
青夜を使ってヒントを与え、今回の爆破を囮扱いとしたんだから、「春」のせいとは言える。

短絡的な「秋」に「春」は、皇帝を殺しても皇太子がいる、皇太子を殺しても孫がいる、皇帝1人殺したところで、結局は恨みを買ってこちらが狙われ、長年の大業の邪魔になるだけだと。
理解できない「秋」は宮嫣(きゅうえん)に、捕えろと命じますが、宮嫣の槍は逆に「秋」に突きつけられました。青夜を心配していた宮嫣だったよなー。両方を取り込んだ「春」の勝ちだった、とな。
含嘉倉は始まりに過ぎないと、「春」は言いました。

高秉燭は一晩中、含嘉倉で武思月を探してました。
あちこちに巻き込まれてしまった人達がごろごろ転がってるけど、武思月はどこにも見当たりません。

百里家には、申非の亡骸が運ばれてました。
五じいが顔を拭き、蕾芝(うんし)が泣き叫び、七娘が涙し。
アーランは自室で呆然と座り込んでいました。
時間を忘れてぼんやりしているアーランを、呼びに来る申非はもういない。何をするにも、どこに行くにも一緒だった申非はもういない。
七娘が静かに隣に座り、黙ってアーランの手を握ります。

部屋から出てきた七娘は、五じいに心を落ち着ける薬を頼みます。傷心の余り、体を壊しそうだと。

あ、李北七が出てきた。
武思月を隠しておいた部屋に飛び込んできたものの、武思月はいませんでした。
ここがどこか知らないけど、爆風が及んでいたので、含嘉倉内だよね。仕掛けた伏火雷霆からは、遠い場所を選んだのでしょうが。
と、突然顔に、小石混じりの土をぶっかけられます。いた、武思月。

普通に戦ったって、李北七には勝てないのは実証済みだってのに、愚直過ぎるわ、姐さん。しかも武器は簪ってアナタ。
外から、月華君と呼ぶ声が聞こえ、李北七は急いだように刀を抜きました。
それを振りかぶられたことに驚く武思月。
だけどその時、李北七は飛んで来た矢に胸を刺され、突入してきた3人の内衛に刀で刺し貫かれました。
そこに、阿月と飛び込む黒兄貴なー。
驚いた顔で自分を見る黒兄貴をじっと見据えて、李北七は目を見開いたまま、絶命。

その頃、百里家の回廊を歩く五じいは、すれ違った人物に驚いてます。
来たかあ、とうとうここまで。

静かにアーランの元に歩み寄ったのは、百里寛仁。掌春使。
アーランと笑顔を向けられて、ぷるぷるするアーラン。
兄に会って挨拶もなしかと言われ、既に死んだ人間だ、急に現れても呼び方が分からない、しかも春秋道の者なら尚更だと答えます。
笑う寛仁は、気付いていたか、春秋道の者は掌春使と呼ぶが、お前は寛仁兄上と呼べ、だって。
アーランは、兄ではない、春秋道の逆賊だ、なぜ来たと。
可愛い弟が、共に育った友を失ったから来たんだってよ。
殺したのは春秋道だと言うと、私ではない、だってさ。同じことだろーが。
他の者はみな、私を恐れる、そんな目で見るのはおまえだけだ、だそうで。

別れた時はこのくらいだったなとか、昔話を始めようとする寛仁を遮り、アーランは聞きます。
なぜ含嘉倉を狙った?全ての手がかりは天堂を指していたのに。
瞬間、厳しい顔をする寛仁だけど、笑いながらアーランの隣に座り、何年ぶりだ、怒っているのか、子供の頃のままだな、これでも兄と認めないかと、6本指の手を見せました。

小さい頃から賢かったアーランは、10才上の寛仁と共に学んだとか言われても、アーランは、なぜ父上を殺し、私を生かした?と聞きます。昔話なんかより、聞きたいこと、山のようにあるもんね。
墓では「秋」の手から守り、龍光門では宮嫣に見逃させた。
やっぱり、アーランを引き込みたい以外にないんじゃないの?

部屋の外では、五じいや七娘が集まって、心配してます。
でも七娘は、大丈夫、傷つけられはしないわと言ってる。珍しく冷静だ。

寛仁は、私に何が起きたか知りたいのだろうと言います。
だから早く話せよっ、アーランに触ろうとすんなー。避けられてるけども。
アーランはずうっと、睨みつけております。

運ばれていく李北七の頬に触れようとして、頬ではなく肩にした黒兄貴。
なぜ?自分の策略で殺した、腹心の頬の冷たさに触れる勇気がありませんでしたか?
武思月は、李北七との思い出が走馬灯になってる。
黒兄貴は、拾って頭を撫でて育てて、ようやく一人前にしたのに、なぜかくも愚かなことをって叫んでるわよ。李北七、私は間違えたのか?って、まー、白々しい。死んでくれてホッとしてる癖して。

風起洛陽
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寛仁の告白。
アーランは幼い頃から非凡で、百工の技を好み、父、百里延や、祖父、百里虎に好かれていた。百里虎に技を教わっていたのも、寛仁は遠くから見ていた。理屈ばかり並べて見下されていた自分とは大違いだった。
当時、北溟(ほくめい)書院に、国事を論じる者がいた。百里虎は嫌っていたが、彼は寛仁に多くの事を語ってくれた。百里家は形なき学問を嫌うため、内緒で教わった。それが逍遥子、寛仁の師尊。
師尊から教わった道理の1つが「茂る雑草、明火で焚く」

妖后は才を重んじ、能力さえあれば機会を与えると言うが、全て嘘。健常で聡明なアーランには、指1本多いだけで化け物扱いされる苦しみは分からない。凡庸であることに甘んじる輩こそが、雑草なのだ。

ただ聞いていたアーランは、世への恨みは消えていないのだなと静かに言いました。
ちびっこアーランは、寛仁が仲間を集めて得意げに論じているのを、傍らで立体パズルを手にしながら聞いてたんだね。
仲間には、余り学をひけらかすなと言われ、それよりおまえ自身の抱負を聞かせろと言われ、国と民、どちらを支えたいのだと聞かれ、国や民が何になる、自分が求めるのは正道だと答えていた寛仁。
正道とは、女は朝政をせず、君臣の別を守り、君主が徳と知恵を備え、嘘をつかぬことだと。
武則天の世の中で、この言葉は皇帝と朝廷への批判ですわ。
仲間達は口を慎め、家族に累が及ぶぞとビビるけど、だが真実であろうと退かない寛仁。
酷吏が横行し、見目重視で嘘がまかり通り、異形なら仕官できぬ。全員死ぬべきだ。

これが知られることとなった訳か。アーランは聞いてたんだねえ。

兄弟のお前なら分かるはずだと言われて、父上も雑草か?なぜ殺した?とアーラン。
私は殺していないってまた寛仁は言うけど、同じことでしょ。アーランの時のように、寛仁は百里延が殺されるのを阻止しなかった。

殺人などどうでもいい、死は計画の一歩にすぎんと寛仁。
含嘉倉ですら、ただの駒。悩むな、ただ知ればいい。
神都の炎は既に燃え上がり、勝利は目前。

アーランは「神都七天、天枢は至高、天堂は偉大にして、天津橋は要害の地にあり」と呟き、神都全体を壊せたのに、なぜ含嘉倉を選んだのだと聞きます。まさか、別の目的が?

寛仁は興奮してます。いいぞ、素晴らしい、皆がお前を可愛がった訳だ、確かに賢い。
で、案の定でした。寛仁はアーランの明晰さを買って、引きずり込もうとしてました。一緒ならなんでもできる、だとさ。
この芝居がかった寛仁も、思えば黒兄貴の駒ってことよね。自分もそっちの立場にされていることに、まだ気づいていない。あと数話のうちに、きっと退場となるだろうことに。

アーランはあり得ないと言います。
その言葉を、残念だと嘆いた寛仁は、あの女をここにと言いました。
連れて来られたのは、「秋」。
寛仁は護衛の刀を抜き、父上はお前を愛した、敵はお前が討てと言って、アーランに渡します。
思わず立ち上がるアーラン。こいつかと「秋」を見ます。しかも申非の敵も同じ。

刀を握らされ、百里延の死、高秉燭との諍い、宗凉に迫ったことを思うアーラン。
でも最後に武思月の、百里公が息子の手を汚したいと思うか、殺せば奴と変わらない、という言葉を思い出しました。
刀を下ろしたアーランを笑う「秋」。敵討ちが目標だろうと詰め寄る「春」。
ここで手を下せば、どうあってもアーランは引きずり込まれてしまうよ。
俯いて動かないアーランに業を煮やした寛仁は、刀を奪い、自分で「秋」を殺します。
ああ、良かった、「春」がせっかちで(笑)
自分で刺しといて、やらなかった弟を、なぜか悲痛な顔で見てるけどね。

アーランは寛仁の背中に言いました。
凡庸な者は雑草?凡庸かどうかを判断するのはお前たちだ。お前の言葉は全て、野心を隠す言い訳だ。

それは違うと寛仁。今は理解できずとも、私が大業を成す日、お前は思い知る。
私こそが正しかったのだと。

ほんにこの人は劇場型だったのだな。「秋」の前では随分と大人しく装っていたもんだ。
だけど激高した時のこの単純さ。黒い人も利用し易かったのでは?コンプレックスと、膨れ上がった自尊心を刺激すればいいだけなんだもの。
ま、結果、世の中が悪い、それを自分が正すと進んできたのは、どっちも一緒か。

高笑いする寛仁を、アーランは静かに眺めて、視線を落としました。
ああ、この人は狂ってしまったのだなと、そんな感じね。

未だ武思月を捜し回る高秉燭のところに、武思月が来ます。
やっぱり現場の建物にいたのね。あそこ、よく延焼しなかったこと。
2人は、呆然と見つめ合っていて動きません。武思月の後ろには黒兄貴がいるんだよー。
でもようやく武思月が泣き笑いになり、高秉燭に抱き着きます。

焼野原になった含嘉倉で、黒兄貴を始め、内衛のみんなの見てる中で、がしっと抱き合う2人。
良かった、生きていたかと笑う高秉燭。
黒兄貴は黙って、その場で背を向けます。
こういうシーンは何か、見てはいけないものなのか?
アーランに七娘が抱き着いた時も、李北七と一緒に同じ反応したよね、この人。

そこへ、大理寺、裴諫(はいかん)がやって来ます。
うーん、裴亭長個人はいいんだけど、さっきの高昇と晋王の内緒話よなーと思ったら、やっぱりか。
裴諫は真っ直ぐ高秉燭に向かい、含嘉倉爆破の疑いでお前を連行するときたもんだ。
笑っちゃった高秉燭は、証拠はあるのかと聞きます。
裴諫は視線を落とし、連行せよと告げました。
うん、証拠なんかない、分かってる、でも高昇からの命令が出てるんだって顔ですね。
証拠もなく連行する気かと武思月に言われ、悪いが私は命に逆らえないと裴諫。
武思月は視線で、黒兄貴に助けを求めました。
黒兄貴は裴諫を呼び、高秉燭は無関係だ、忌々しい男だが、春秋道と繋がる証拠はない、私から高公に話そうと言います。
納得して、裴諫は帰ってくれました。

感謝しますと高秉燭に言われて、それには答えず、行くぞ、阿月という黒兄貴。
武思月は、ここにはきっと糸口があるから、残って探したいと主張します。
ちょいと間を置いてから黒兄貴は、焼けた建物は脆い、気を付けて探せと、李純達数人を置いて、帰っていきました。

高秉燭に、なぜここにいたと聞かれちゃった武思月は、失踪した李北七を捜してたどり着いたら、北七は春秋道に加担していて私を拘束したと答えました。
李北七がと驚く高秉燭だけど、李北七は死んだと知って、溜息。
なぜ私達を裏切り、春秋道についたと泣き出す武思月を抱き寄せて、真相を突き止めると高秉燭は言います。既に何かおかしいなと思ってるかな。あれだけ武思月を大事にして、自分にも牙をむいてきたヤツだもんねえ。

風起洛陽
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陛下の前には、晋王が跪いていました。
賊が神都を乱しておるのに、何の陰謀かすら調べがついておらぬと?と言われてしまう。
傍らの楊煥(ようかん)も、ちょっと気が気じゃない顔。
含嘉倉の消失で2人して覇気を失くし、腑抜けおってと。
あら、怒られてるのは2人セットなのね?
そち達の高い俸禄は、事が起きた際、対処させるためだぞと陛下。
晋王は、この極めて重大な陰謀に、聯昉が気付きもしなかったのは、明らかな怠慢、厳罰に処すべきと言います。うだうだ告げる晋王に、陛下は、つまり聯昉の長を代えよというのかと。
晋王は、陛下への忠誠は公子楚も持っているだろうが、手腕となるとと言って、黒兄貴を推挙したわよ。
怒りを買うわよ的に、楊煥はハラハラして見てたけど、陛下は、奉御郎を呼べと言いましたわ。
そーんなやり手に見えてるんだねえ、あの黒い人。

公子楚は報告を受けていました。
倉の半数は全壊、2割も損傷が激しく、朝の時点で死者48名、重傷者100余名、夕方には死者78名、重傷者200余名になっていました。
安白檀は、この事件で起きるであろう公子楚の進退問題を心配していました。天堂の爆破は阻止できた、責務は果たしたって言ってるけど、それだけじゃダメだったってことは、本人も分かってるよね。でも公子楚のことを思えば、口にせずにはいられなかったんだよね。ぐっと睨まれて、俯く安白檀。
私が公子楚であるのは陛下の信任ゆえ、それに背いた以上、いかなる罵りや罰も受けるつもりだと言った公子楚の表情は、もう穏やかでした。
こんなにデキるいい人なのに。黒いヤツらばっかり信頼しおって、陛下ーっ。

陛下に謁見した黒兄貴は、開口一番、どうか罰を、だそうですよ。他の人達のようにビクつかず、サラリと。こういうところが上手いんだよな、腹立たしい。
陛下はそちに何の罪がある、負担をかけておる、だってさ。
頂いた任務はおろそかにできませんという黒兄貴に、陛下は、更に荷が増えても耐えられるか?と聞きます。
聯昉の公子楚を代えるべきではと考えている。

楊煥が観察してますが。
黒兄貴、表情は変えないけど、内心、うひひ♪なんじゃないの?シナリオ通り。
あとは皇太子だけ。

あと残るは5話です。

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