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風起洛陽 第24話「謎めく丹薬」あらすじとネタバレ感想

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風起洛陽
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.
目次

あらすじ

ようやく康金を見つけた武思月。しかし内衛の仲間・李北七(りほくしち)に見張りを任せたにもかかわらず、康金は原因不明の死を遂げてしまう。一方、高秉燭たちは掌春使(しょうしゅんし)と呼ばれる春秋道の中心人物が、謎の丹薬を研究していることを知る。百里弘毅は康金の衣服に付いていた白い粉を調べ、実験の結果、それが何なのかを突き止める。

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ネタバレ感想

嫁に手を出されて康金(こうきん)を監禁し、殺そうとした男は、春秋道の宮嫣(きゅうえん)に殺されてしまいます。だけど宮嫣の狙いは康金。暗器を振りかざした時、武思月と李北七が飛び込んできました。
武思月は、李北七に康金を見張れと言って、逃げる宮嫣を追いかけます。

聯昉では、高秉燭からの報告の続き。
間者や刺客を動かすのが掌秋使なら、掌春使は何をしているのか。
華慶之(かけいし)によると、書物に出て来る仙法を研究しているんだとか。
18話で掌秋使が、暗号の法則は師兄が何年も研究したもの、百里弘毅(ひゃくりこうき)如きに解けるかって若庵(じゃくあん)に言ってた、アレもそうか。そういうタイプの人ってことね。

高秉燭は、それは丹薬作りに関係することらしいと言います。
聯昉も内衛も逍遥子を尋問したが、そんな話はなかったと安白檀。
掌春使と掌秋使には確執があり、掌秋使は些事しかやらないが、自分は大事を成すと掌春使のほうは言っているらしいよ。

高秉燭は、華慶之は掌春使を見下しているが、春秋道を動かす者が、練丹術しか興味のない無害な者とは思えない、きっとただ者ではないはずと言います。春秋道の内部は、想像以上に複雑な様子。
だいたいさー、分かり易くとんがってる掌秋使より、華慶之にまで侮られてる掌春使の方が、その実、怖いんじゃないのー?
公子楚は、そういえば、と、康金の家が見つかり、月華君が向かったことを高秉燭に伝えました。

宮嫣を追う武思月だけど、人が多くてね、なかなか追いつかないところ、宮嫣は通りすがりの人を刺し、その騒ぎで武思月の足止めをしました。酷い手口だけど、武思月の足止めには効果的だわよ、全く。

風起洛陽
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宮嫣を取り逃がした武思月が戻ると、康金は死んでいました。
見張ってたはずの李北七は、最初は見張っていたが、君が心配で離れたと。
アンタ、どうしてこんなに使えないんだ?
流れを考えれば、大事な証人が狙われているのはバカでも分かるはずなのに。
でもこの人、内衛でも武思月と並んで、黒兄貴の片腕の筈。なのにここ数話、アホなの?みたいな動きをして、全て武思月が心配でと言う。単なる幼馴染?としてとか、叶わない恋心を抱く身としての行動としても、妙にお粗末なんだよね。

ということで、今までも様々ほんのりと武思月の邪魔をしてるように見えた黒兄貴が、いよいよ李北七を使ってまで邪魔するようになってきたかなって、印象しかないんだけど?
それが何かはまだ分からないけど、黒兄貴には、武思月に暴いて貰いたくないことがある。妹の幸せを願っているのも本当でしょうけど、見合いを持って来たりして、仕事から遠ざけようとしているのは、その両方の意味があるんじゃない?
でも一本気な妹は、そこに着々と近付いて来る。だから李北七まで使う羽目になっている。じゃない?

アーランが七娘の絵を完成させたところに、丁度七娘。
慌てて懐に仕舞うアーラン。何、今じゃないってか?
七娘は、武思月からの手紙を持ってきてました。アーランは急いで内衛へ。

康金の死因は不明らしい。遺品を見ていたアーランは、衣類についた匂いに気付きます。
広林客桟でも、クローゼットで嗅いだあの匂い。
袖口かなんかに残っていた白い粉を採取して、アーランはそれを調べることに。

家に帰ると、七夕の果物盛りみたいなのを作っていた七娘。
アーランは急いでやりたいことがあるんだけど、ひとまず立ち止まって、ご苦労だったと七娘に声をかけます。うっわー、アーラン、偉いねえ、随分と普通の人の気遣いを学んでいるっ(笑)
嬉しそうにテレる七娘に、でもアーランは、だが公務があると告げました。
なんですってぇ?な顔の蕾芝(うんし)だけど、七娘は、私は蕾芝と過ごすから行ってと答えました。
こちらの対応を変えれば、相手も少しずつ変わってくるって、お手本のようだわ。

街では七夕の灯籠祭。舟の上では宇文佩佩(うぶんはいはい)が舞っています。
若庵に、馬車の中に忍び込まれた妓女ね。紅綃坊(こうしょうぼう)の有名な舞姫らしい。
それを目にした柳灃(りゅうほう)は固まります。どうやら宇文佩佩は春禾(しゅんか)みたいだよ。

自室で、持ち帰った粉を調べるアーラン。それをそっと見に来た七娘。
アーランはお皿に粉を乗せて、熱するんでしょうね、手を出して、火を、と言いました。
そこに七娘がいるのに気付いていて、普通に助手をさせようとしている(笑)

相変わらず、それは何とぐいっと踏み出す好奇心旺盛の七娘を手で掴んで制して、気を付けろとアーラン。なんだか分からないものだからねえ。掴まれた手をそっと触り返す七娘でございます。
がっ。それを外から盗み聞きしている申非と蕾芝がいるよっ(笑)
なんか匂わない?
着火剤かな?
中で何してるの?
知るかよ。
トンチキ従者ズ。でもま、心配してるんだよね、お互いの主人がシアワセになるようにと。

熱した粉からは、紫の煙が出ています。
アーランは筆を取り、七娘に水を持ってくるよう言いました。
新たな粉に水をかけるアーラン。おそらく、硝石だと言います。申非の鼻は正確だ、着火剤にも使う硝石でしたよ。火薬の原料となる硝酸カリウム。

そこに指を入れようとしたアーランを、毒があるかもしれないと慌てて止める七娘。
アーランがじっと七娘を見た、この間はなんだい?あ、こういうのは、心配してくれてるのかぁ…と学んでるの?(笑)
大丈夫だ、毒はないと言って、指でかき回すアーラン。水を含んだ硝石は、質量を増やして固まりました。
アーランは書庫で、新修本草経集注、という書物を開きます。
硝石は水に触れると結氷し、燃やせば青紫の煙が上がる。
北帝玄珠(ほくていげんしゅ)は硝石の古称で、純度の高いものは貴重、克部産が最も質が良い。

出た、克部。康瞻彼(こうせんひ)は克部の人だった。
七娘が時々口を挟みますが、説明するのもめんどくさそー。
少し考えたいから先に寝ていてくれと言われて、手伝いましょうかと聞くけど、アーランから返事はありません(笑)仕方なく引いた七娘ですよっ。
すごすごと帰って行く七娘だけど、アーランは思い出したように呼び止めます。
めっさ笑顔で戻ってきた七娘に、アーランは懐から似顔絵を出しました。贈り物だと。
その場で見ようとしたのを止めて、後で見てくれ、と。

掌秋使のところには、若庵が報告。
近頃、春秋道の動きが聯昉に全て漏れている、華慶之(かけいし)の正体が露見したか、と。
十数年、問題はなかったのに、間もなく大業が成るという時に、なぜと掌秋使。
若庵は、華慶之の息子の陳超(ちんちょう)はどうすると聞きます。掌秋使は親が失敗したら、使い道はないから殺せと。
春秋道の過去も暴かれないように。大業の邪魔をする者も。

内衛に運ばれた康金は、スズメバチの毒で殺されていました。
外見に異常はなく、喉が腫れて窒息死する。頭部の左に小さな傷があった。

黒兄貴に報告する武思月。死因となった毒の入手先は不明だが、きっと春秋道の仕業。
現場には李北七がいたとかと、黒兄貴。
私を心配して勤務を交代して来たと言った武思月に、たとえ心配でも、内衛が私心で勝手な行動をするなど、許されると思うか?と黒兄貴。
これは何よ、李北七の勝手を武思月が受け入れたことへの叱責?
事の経緯を詳しく報告させますと武思月が言うと、必要ない、却って面倒だ、だってよ。

宮嫣が、これ多分陳超の家でしょうね、殺すために忍び込むと、陳超はいなくなっていました。麺の器を火にかけたまま。
間一髪。陳超は聯昉に保護されてたよー。
公子楚は、春秋道が口封じに来るはずだから、守ってやれと言ってます。
返事はしたものの、納得いかない様子の安白檀。
韓執事を殺害した華慶之に情けをかけるのかと。

では私にどうしろと?
討つべき敵は討たねば。

韓執事を殺したのは春秋道で、陳超ではないと公子楚。
本人だけ罰するのが聯昉の原則だ。

納得できませんと安白檀。
公子楚も、韓執事を殺害した華慶之を私も殺したいと言いました。
だけど、聯昉自体、酷吏が百官を監視して罪に陥れるために作った組織なんだとか。
だから公子楚は、引き継ぐ時、一族の連座は禁じようと決めたらしい。
これこそが、聯昉と酷吏との違いだ。
やっぱり東川王はデキル人。

翌日、アーランは、高秉燭と武思月を呼び、硝石の実験を見せていました。
克部産の北帝玄珠は献上品で、民間では売買が禁じられているらしい。
春秋道が大金を使い、露見も恐れず間者も犠牲にして欲しがるのがコレかと高秉燭。
これが「大業」に関係するもの。
北帝玄珠は、製氷や練丹の他、薬剤や着火剤としても使えるもの。
製氷ならこれほどの純度は必要ない。製氷以外の使い道が、春秋道の目的。

その可能性を絞るために、2人に来て貰ったとアーラン。
三人寄ればなんとやら。
武思月は、近頃、毎日留白楼で道を説く神仙がおり、練丹術に詳しいそうだと言います。
それ、柳適(りゅうてき)らしいよ、七娘の父親。
まーた、柳家?みたいなアーランの肩をぽんっと叩いて、任せたぞと高秉燭。
はい?って感じのアーランの顔っ(笑)

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俺は薬舗へ。
私は着火剤を調べる。
兄さん姐さんはそれぞれ行ってしまい、仕方なく柳適に会いに行くアーランです。
七娘を誘って。

すっかり小綺麗な恰好で、おっちゃんと話をしている柳適。
練丹術は素材の質だけでなく、むしろ火加減が重要なのだと自説を解いてました。
そこに来た娘夫婦。
だけど、お願いがありますって、婿の言葉を完全無視して、娘にだけ話しかける柳適。
とはいえ、空気の読めなさは、めげなさと同意(笑)アーランが、練丹術についてうかがいたいと続けると、先ほど、自分が大金かけて作った丹薬を、素材だけ重視したってねえ~と言われてしまったおっちゃんが口を挟みました。
柳公は長年修行をしているが、丹薬作りには詳しくない。

七娘が感情的に父親を庇い、アーランが料理にも例えて、火加減が重要というのは間違ってないと、理屈で詰めたものだから、柳適は満足そうに、うちの婿の百里弘毅(ひゃくりこうき)だと、おっちゃんに紹介してくれました。おっちゃんは気を悪くして帰っちゃったけど(笑)

機嫌の良くなった柳適は、アーランの持って来た硝石を、純度の高い珍しい北帝玄珠だ、献上品だろうと言います。宮中以外では、どこで扱っているかと聞くアーラン。
柳適は、雲萃観(うんすいかん)の天通道人が、丹薬を作るのに北帝玄珠を使っているらしいと思い出してくれます。七娘は雲萃観の場所を知っていました。

柳適は、柳灃が帰ってきていることを噂で知っていたみたいね。隠している七娘に問いかけるものの、七娘が誤魔化すと、次にアーランが聞かれちゃった。嘘の付けないアーランが困っているのを見て、確信されちゃう(笑)
あの弟、父親と確執があるんかー。だから百里家に居座ってるって訳?ま、あの性格ならば、春禾とのことを認めてくれなかったとか、父親が何を考えて家を出たのかとか全く関係なく、無責任にいなくなったとか、表面的なところだけで仲違いしてそうだわな。

雲萃観に出向いたアーランと七娘。
おみくじを引いて良くない結果だったら丹薬が買えると、雲萃観の道士が参拝客に説明してます。それで儲けてるっぽいな。だとしたら、おみくじ眉唾。いわゆる霊感商法みたいなやつー。
ここで祈ると願い事が叶うらしいと七娘、夫婦円満を祈りたいんだそうだ。
本殿に立つと、いきなり道士に、ぺっぺっと顔に水をかけられるアーランと七娘(笑)
すかさずおみくじ1回20銭を勧められます。アーランは、おみくじの入った筒と棒の匂い嗅いでるけど。既に何か察知したね?

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七娘の引いたおみくじは「下の下」でした。傍らに座っていた道士に見せると、これはいけませんな、命に関わります、だそうです。道を体得した道士がこの道観で仙丹を作っている、それを飲めば福に転じる。ただし値は張りますが、効き目は保証しますって、分かり易いな、これ(笑)

ではお願いと言った七娘が、偶然なのかわざとなのか、テーブルの上のおみくじの筒を落としてしまいます。急いで拾おうとするアーランと七娘だけど、座っていた道士は慌てて立ち上がり、自分でやるとアーラン達の手伝いを断りました。
七娘の手を引いて、素早く外に出たアーラン。

外に出た途端、七娘は、見た?下の下ばかりと言いました。
アーランも、気付いたか、おみくじも新しい漆の匂いがした、筒は古くても棒は新しいと。
本殿の右奥に向かおうとすると、警備の道士に立ち入り禁止ですと言われます。その扉の向こうにきっと何かあるんでしょね。
戻ろうとしたアーランは、下から登ってくる男の顔を見て驚きます。17話で、奩山(れんざん)からの帰り、木の根元に倒れていて、襲ってきた男だわよ。てか、よく顔覚えてたねえ。
急いで、顔を合わせるのを避けたアーランだけど、道士の恰好をしたそいつが、普通にあの扉の奥に入っていくのを見届けます。
こりゃ、帰って報告だわね。

その頃、柳灃は紅綃坊に来ていました。
宇文佩佩に会わせろと騒ぎ、柳家の十郎が来たと言えば会うはずだと、女将に金の玉をざらざらと渡す柳灃。自分が会えないなら、他の奴にも会わせない、紅綃坊は貸し切りにするという顔がヤダわー。
相手から拒絶されるってことは考えてないのね。自分はずっと思っていたところで、何年も経ってしまえば、相手も同じだとは限らない。ま、こういう人は、自分がこれだけ思ってるんだから、相手だって同じはずって理屈なんだろなあ。

アーランは自室で、雲萃観の見取り図を描いていました。あの道士は、私を殺そうとした者に間違いないと言いながら。その両サイドには高秉燭と武思月。
薬舗や闇市に、北帝玄珠の情報はなかったと高秉燭。用途は薬ではない。
着火剤でもなさそうと武思月。
道士も丹薬も偽物で、春秋道の刺客がいる、やはり怪しいのは雲萃観。

出来上がった地図を見て、高秉燭は充分だと言います。
今度は高秉燭武思月カップルが、雲萃観に潜入捜査ですな♪

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