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「鳳凰の飛翔」【15】いくら儒教の色濃い世界でも、みんなマザコンが過ぎる。とはいえ先にやったらやり返されるのは覚悟しないと。

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鳳凰の飛翔
画像出典 百度百科

64話から。
ようやく大悦編が終わった。
そしてみんなは金獅の軍営に戻る。そっか、まだこっちがあったよ。
今、知微(チーウェイ)は一応、金獅国の王后でした。

だけど赫連錚(ホーリエンジェン)は、知微が帰りたいなら私は諦めると言って、2人に話をさせるんだわ。なんだかすっかり、出来たお人になったわね。

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目次

所感 ネタバレです

2人の認識も、赫連錚はいい人だと一致。
寧弈は、だから赫連錚と一緒に金獅に帰れと言います。
君を幸せにできるのはヤツだけ。私では君を幸せにできない。

寧弈はもう、疲れてしまったのかもしれない。
双生蠱を解いたら、自分もいつどうなるか分からないし。もう望みは、雅楽(ヤーロー)を助けることだけになっちゃったのかも。それには皇帝との、今までにないほどの対立は必定。
そこに知微を巻き込めないって感じでしょうかね。

私達は、別れを告げてばかりねと知微。
ホントね。でも今度こそ、それなりにきっちり別れる感じではあるのかな。

そしてそして。
天盛では、皇帝が雅楽の監禁部屋に足を運んでたよっ。
雅楽の作った香を焚いてる模様。なんだよ、昔々の香をずっと嗅ぎ続けてたんじゃなかったのか。
なら、なんであんなにも盗まれて動揺したんだ。

意味深な皇帝の言葉に、陛下のお言葉は絶対、私の同意は不要、理解して欲しければ明言してください、誰が虫なのですかと雅楽。
自問してください、虫けらを排除すれば、本当に陛下の草木が生い茂るのか。
皇帝は、兵権を持ち、大軍を動かせる寧弈を脅威と見做し始めたんでしょね。
頭の回転の早い人なんだな、雅楽って人も。

皇帝は、そなたは無用の存在だとか言う訳よ。
誰がそうしたんだ。少なくとも寧弈にとっては、昔も今も無用じゃないぞ。
皇帝は、この20年、誰にも打ち明けられない話を、ここに来て呟いてるんですって。
何よ、アンタにとっても無用じゃないじゃないの。一方的な愚痴聞き係にしてるじゃん。

でもそれも終わる日が近いと聞いて、つまり私は今年の雪が見られないのですねと言った雅楽を見て、皇帝、薄笑いを浮かべてるんだよ。うわあ、この人もまた、どこか壊れてるんだな。
座卓の上の香を払い飛ばして、恨み言を言う雅楽を見る目が変。歪んでいる。
無関心より、恨まれたほうが嬉しいってヤツ?もしかして。

死ぬ前に一度だけ弈に会わせてと言われた皇帝は、金羽衛を呼び、雅楽を夷瀾宮へ移せと命じます。
雅楽は背筋を伸ばして皇帝を寧世征(ニンシージョン)と呼び、私の唯一の願いは二度とあなたに会わないことよと言って出て行きました。

趙淵(チャオユエン)が、なんでまた憎まれるようなことをと飛んで来るけど、憎しみでも心の中は自分で占められるからなんだと。やっぱりか。病んでるなー。
その上、金羽衛に寧弈を途中で捕らえて押送しろと命じ、姚丞相と辛子硯(シンズーイエン)を楓昀軒(ふういんけん)に呼びます。

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投壺をして遊んでいた皇帝の元に、姚丞相と辛子硯。
皇帝は遺詔を姚丞相に渡しました。
姚丞相は、それを見て大慌て。そこには、第七に帝位を継がせると書いてあった。
辛子硯も投壺の矢羽根を皇帝の足元に放ったよ。絶対わざとだっ(笑)
2人は難しい顔をして跪いてしまいます。

傍らに座り込んだ皇帝は、後事を託せるのは2人だけ、寧斉(ニンチー)は成人していても経験が浅い、この重責を2人に託したい、だとさ。
なんにも分かってないんだな、この人。おべっか使いにコロリと騙されてるマヌケ。
2人は揃って遺詔の撤回を願うけど、皇帝は、自分の願いを聞き入れるか、職をして隠居するかを選べと言う。

一足先に帰ってきてた姚揚宇(ヤオヤンユー)も、声をひっくり返して驚いてるよ。
姚丞相も命を賭けて諫めようとしてるけど、辛子硯は一人で戦ってはいけないと、将軍淳于鴻(チュンユーホン)と顧衍(グーイェン)に連絡を入れることに。

皇帝もまた、顧衍には知られないよう、金羽衛を使って寧弈捕獲を指示。寧弈が鎧を脱がねば討伐するまで、だってよ。皇帝は双生蠱で自分の身が危うくなってもと覚悟を決めてる模様。
見当違いも甚だしいな。獅子身中の虫がいるんだよ。寧弈を遠ざけたら逆にその身は危ない。
趙淵に、寧斉が名君になれるよう補佐してくれなんて。誰が付いたって、あんな毒蛇がなれるわきゃーない。

姚丞相の屋敷には、寧弈派が勢ぞろい。
姚丞相親子、淳于鴻親子、辛子硯。そこに顧衍もやって来ます。
顧衍は、副指揮使の陸明(ルーミン)が各地に金羽衛を潜ませろって命じられたのを知ってた。ただそれが何の為かは分かってない。
辛子硯は、これは皇帝も背水の陣ではないかと気付きましたよ。
全員が皇帝に背いても、寧弈に忠誠を誓うと決意。

だけどさ、この話が、なぜか月泠(ユエリン)から第七に漏れた。
楚王から兵権を取り戻すだけなのに、どうして辛子硯は大仰にも手を組んだのか、と。
第七は辛子硯の弱みを握っていると言い、あの者を連れて辛家へ、と。やだな、ニ花だよね。
第七は、力を持ち過ぎた寧弈は、今や皇帝の脅威になっていると見越し、ここでまたわざとらしく、孝行息子を演じる気だよ。

ただし孫弘(スンホン)達だって、第七を利用してるだけなので。
汚れ仕事は火鳳幇(かほうほう)にやらせて、自分の手を汚さない卑怯な第七の本性を、皇帝に暴くつもり。寧弈が死んだ後に第七も殺して、皇帝に子を失う辛さを味わわせるんですってよ。

第七の部下に連れられたニ花が捕らわれて、辛子硯の家に連れられてきた。
魏王府の宝石を盗んだ罪だとさ。辛子硯もそんなん信じやしないけど。
二花は奴隷市で捕まって、無理矢理第七の屋敷に連れて行かれたらしい。

辛子硯は上手いこと言いくるめて、ついでに脅しもして、公務に出かけてく。
対峙していた男はそれで怯んだけど、後ろにいた下っ端が、辛子硯が逆らえば、女は殺せと第七が言ったと、ひとりで二花を追いかけ、殺してしまうんだよぅ。うわあ。義兄さん、見誤っちゃったなー。
この男、何度か見てる気がするんだけど、もしかして火鳳幇だったっけ?
少なくとも、第七の立場が悪くなると言われて、対峙していた男は怯んだ。でも火鳳幇ならそんなことでは怯まないからね。

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寧弈は、顧衍と淳于鴻と寧澄、背後に大勢の兵を従えて、皇帝の待つ皇宮へ。
それを見た皇帝は、剣を抜き、逆賊め、謀反する気かと言う。
寧弈は顧衍を呼び、10丈退けと命じます。寧弈だけを残して、みんなは門まで後退。

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これだけの実戦部隊に攻め込まれたらと、皇帝は怖くてたまらんのでしょうな。

跪いた寧弈は、丸い箱を出して、双生蠱は解けましたと報告しました。
私が傷付いても、父上に害は及びません。

皇帝は寧弈の胸に切っ先を押し付け、何度勅命に背いたか数えてみろと言う。
双生蠱を解けば許されるとでも思ったかと。
寧弈は低い声で、双生蠱が関係ないならば、なぜ今まで私を生かしたのかと聞くよ。
毒はここにある、父上は安心して私を切り捨てられる。
この体は父母から貰った、取り戻したいならご自由に。
そういってぐっと自ら剣先に体を寄せるけど。
趙淵が必死で仲裁しようとするけど。
皇帝は、寧弈に従う大軍が背後にいると言ってきかない。

寧弈は、皇子として貰った魚符と兵部の麟符を返し、皇族の籍を離脱し庶民になって、二度と都には戻らない、と。
まだこの世に生きていながら、辛酸をなめ尽くしている母に会うためです、と。

タヌキは、朕を恨むと?父が憎いのか?親子の縁を切りたいほどに?と叫ぶ。
てかさあ、なーに寝ぼけたこと抜かすかな。恨まれるようなことしてた自覚あるんじゃん。
なのに、恨まれたくない憎まれたくないって?父親なら何してもいいって?
呆れた。身勝手な毒親だ。
しかも今、アンタの剣先は自分の息子の胸に入ってるんだよ。

こうなるとむしろ、このバカ朕の絶望する顔が見たくなっちゃいます。
へっ、偉そうにしてる癖に、あんな太鼓持ち毒蛇に騙されてんの。やーいやーい!(笑)

寧弈は、己が恨めしいと答えました。
皇族に生まれて、権力を追い求める運命、母の監禁をずっと知らずにいた己を恨む。
お願いです、母を返してください、もう20年です。
剣を掴んで叫ぶ寧弈の必死の訴えに、皇帝はその場に剣を落としました。

これさあ、皇宮の前庭でやってるの。みーんな聞いてるの。
え、皇帝、マジか、と思ってる人も多いだろうなあ。
灔妃(えんひ)、死んでないの?皇帝が20年も幽閉してただとぉう!?やば…と(笑)

寧弈は双生蠱の解毒や兵権返納を口実にしようとしたのかと思ったけど、本当に雅楽のためなら、全てを捨てようと思っちゃっただけなのか。てか、無理だと思うけどねえ。

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火鳳幇。
大成皇太子としての意地に取りつかれてる孫弘には、寧弈の行動が理解できない。
異様に動揺してます。なんでよ。人それぞれでしょうに。
孫弘と月泠は、寧弈が後継争いから身を引いてしまったら、どうやって寧世征(ニンシージョン)を苦しめたらいいのか分からないんだって。
え、こっちもバカなの?次は当然第七でしょ?この2人の動揺の意味が分からん。
孫弘が、あの者を呼び戻すべき時だとか言ってるけど、知微か?えー、まーた大成の亡霊に取り憑かれるのぅ?いい加減にしてくれよー。

一方、辛家は悲惨なことになってた。
二花が殺されて、多分動揺した大花が流産しちゃったんだろね。
もー、いっちばん被害を被ってる人達。その上、寧弈が後継争いから降りて庶民になるなんて。
多大な犠牲を払った辛子硯にとっては、どれほどの落胆か。

その頃、寧弈は、雅楽の到着を子供のように待ってました。
涙の再会だけども。辛家の不幸を見た後では、良かった良かったと簡単に思えないわ。

鳳凰の飛翔
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ママと会えて、幸せいっぱいで琴の調律してる寧弈のところに辛子硯。
あの晩、家中で異変があって、皇宮に向かうのが遅れてしまったと辛子硯は言う。
庶民に落ちるという策で、皇帝の警戒心を解いて望みを繋いだと、あれはあくまでも策なんだろうと、そう信じて言う。
ふっと笑った寧弈に家中は落ち着いたかと聞かれた辛子硯は、全て私事だから、時期が来たら話すと。
更に勢い込んで火鳳幇の話を始める辛子硯だけど。
第七と結託して韶寧(シャオニン)を殺し、汚れ仕事を一手に引き受けていると言っても、寧弈は全く興味のない顔なんだよね。
そして、完全に降りたと、幸せだと、吹っ切れた爽やかーな笑顔で言う訳だ。

雅楽に凌英に他の皆も集まって、ほのぼのした家族団欒を見せられた辛子硯の心中を思うともう。
良かったなと言いながら、だが今の私は共に喜べる気分ではないと、渡された盃の中身を床に撒いて去っていく。
この仕草は弔いなのに。
寧弈、気付いてないの?ママ~♪で頭いっぱいで、ベタベタ甘えて。
雅楽は自分の夢は?とか勇気は?とか言ってくれてるけど、今は何も考えたくなさそう。

その頃、辛子硯は一人で月を眺めてました。
才があると自認し、名君を立てるために半生を費やしてきたのに、待望の子を流産させてしまい、義妹まで失い、挙句の果てには、これぞと見込んで忠誠を誓った相手に梯子を下ろされてしまった状態。
すっかり追い込まれてしまったけど、腹黒第七と徹底的に闘うという気持ちだけは萎えてない。ま、復讐に近いよね。
それでも、寧弈の個人的な決断を恨んだり、忠誠への裏切りだと感じるって描写はないのが、この人の筋の通ったところ。あの二花の死も「私事」と言い切れる人だし。
あくまでも臣下として、名君を立てるために邁進してきた、それが自分の使命であるなら、相手が悪いんじゃなく、自分の見込み違いと納得する方向に向かうんでしょう。

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皇宮では、第七が皇太子になってましたわよ。
だけど皇帝は、新たな遺詔を作ったらしい。
新帝は即位後、兄弟を殺してはならない、自分の子達に安らかな余生を送らせない場合は、遺詔に基づき廃されると。残ってるのは寧弈と第十だけだね。この人、8人も子供がいて、5人も死んでるのか。
毒蛇、誓ってるけど、皇帝が死んだらさくっと破るでしょうし、即位前なら?みたいな屁理屈捏ねそう。

皇帝は、いつか理解して欲しい、皇帝とは皇宮に囚われた囚人だと、と言って消えてくよ。
確かにそうかもしれない。
だとしても、だからと言って、嫌がる女を無理矢理娶って、自分に靡かないからと言って20年も幽閉するとか、常軌を逸してますよ。

焦ってるんだろう孫弘は、今頃、寧弈と辛子硯は結託してると、第七に報告。
第七もまた、庶民になったのは寧弈が皇帝を油断させる策だと思ってるけど、今、自分は見張られているから手を出せないと言う。
それでも、寧弈の弱みを握って脅せと進言して、逆に第七に、おまえ、ただ者じゃないだろう的なことを言われておる。
誘拐が得意と聞いた第七は、孫弘に何か頼んだわね。

寧弈の留守中、屋敷には、第七からの大量の贈り物。デカイ箱多過ぎなんだけど。
使者が、灔妃を懐かしむ王順儀からの物もあると聞いて、受け取ることに。
雅楽は、このままにしておいて、寧弈が帰ってきたら処分させてと言います。

そういえば、第七の母親は、才人から順儀に昇格したんですな。

余談ですが、調べてみると順儀という称号があるのは宗の時代。
四夫人 = 貴妃、淑妃、徳妃、賢妃(正一品)
十八嬪 = 太儀、貴儀、妃儀、淑儀、淑容、順儀、順容、婉儀、婉容(従一品)、昭儀、昭容、昭媛、修儀、修容、修媛、充儀、充容、充媛(正二品)
その下に、婕妤(正三品)、美人(正四品)、才人(正五品)
更にその下には側女たちって階級になってたらしい。どんだけあるんだ(笑)
でも、才人から順儀って、かなりの出世。皇太子の母親が一番下では都合悪かったんでしょうけど。

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さて、深夜。
贈り物のデカイ箱の中から出て来たのは宗宸(ゾンチェン)たち。
全くもう、この男もロクでもない。
一味は雅楽を攫い、宗宸はダミーの丸めた布団を担いで囮となり、駆けつけた寧澄に殺されたよ。
そこに飛び出して来たのは南衣。
宗宸は南衣に、彼女を守れと言い残します。
怒りで寧澄を追おうとした南衣は、なぜかそこにいて宗宸は私のせいでーと騒ぐ孫弘に、私は彼女の兄だ、決して都には戻るなと知微に伝えろ、寧弈は我々を皆殺しにすると言われる。
あー、離間策。宗宸はこのために自ら死んだんだな、これ。
南衣、騙されないでー。

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タコ坊主のせいで、命がけの茶番にしか。

あっ、もしかして、ここに孫弘がいたのが、以前楚王府に孫弘が匿われたことに繋がってたのかな。タコ坊主は、ずっと楚王府で下働きかなんかしつつ、時々抜け出して火鳳幇に戻って悪だくみしてた、と。
訳アリそうに馬車の前に飛び出した割に、ちーっさい伏線だったなー。

雅楽を攫われた寧弈は、魏王府へ乗り込む。
第七はすっとぼけてるけど、あの時孫弘に頼んだのはコレだろう。
直接、兄弟に手を出さなきゃいいんダロ?てか。

南衣は金獅の知微の元へ飛んでました。
んもー。知微が行く時は、かなり時間かけてたのに、南衣、どんだけ早いん?
寧澄が宗宸を殺したと言う南衣だけども。それ前に雅楽を攫ったからだよっ。
知微を守れと言われたと聞いて、知微は天盛に戻ろうとするけど、赫連錚が止めたわ。
知微は、先生の死も突然兄が出て来たのも変、出自を考えれば、そこに何かがあると言います。
でも赫連錚は知微は寧弈を心配しているんだと気付いてる。まあ、そりゃそうなんだけどね。
知微は、寧弈が黒幕だなんて信じない、大成の残党を皆殺しにするはずないと。

あれえ?赫連錚は自分の誓いをかるーく破りましたねえ。
真相を明らかにしたいから、天盛に戻る、一月で帰ってくると知微は言ってるのに。
帰ってきやしないと思ってるんでしょう。ま、感情的には仕方ないかもだけど。
自分の誓いをコロッと反故にするかあ。せっかく見直したのにな。
赫連錚は離縁を選びましたよ。最初っから、分かってたでしょうに。いつか振り向かせてみせるなんて、自惚れでしかないと。

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辛子硯は皇帝に、寧弈と第七がケンカ、その原因は雅楽が攫われたからだと報告。
皇帝は、第七の仕業だとすれば、その狙いは考えたくもないと呟く。
辛子硯もまた、その懸念は同じ、魏王の行いは廃太子の行いと同じ、国を託され疑心暗鬼になって兄弟を陥れる、先行きが不安だと。

朕は魏王を見誤っていたのかって言う皇帝に、辛子硯は言葉を控えたけど、だーから最初っから姚丞相と共に反対しただろーが!と、言いたかっただろねえ。
雅楽誘拐について調査せよと言われ、辛子硯はパキッと返事して帰ってく。
でもその会話を、外から月泠が聞いてたわよ。

その後、辛子硯は、あの日、辛家に何があったのかを知った寧弈に謝られ、辛子硯も雅楽の件を知るのが遅くなったと。
ようやく、第七が火鳳幇を使い二花を殺したこと、雅楽の誘拐にも火鳳幇が関わっているだろうことの情報が共有されます。
寧弈から、雅楽が誘拐された時、屋敷に宗宸が現れたと聞いて、第七だけでなく、大成の残党も火鳳幇と関わりがあると察する辛子硯。

寧弈が、ママ~♪になっていたあの時、自らの辛さを隠して進言しに来た辛子硯の言葉に、ちゃんと耳を傾けていたなら。あの時点で火鳳幇を調べ始めていたなら。
でも後の祭り。

辛子硯は、皇帝から第七の調査を命じられた、これは寧弈が朝廷に返り咲くチャンスだと言うんだけど、寧弈はこれは自分への脅しで、朝廷に戻れば雅楽の命が危ないと、すっかり腰砕け。
てか、何言ってんの?って話なのよ。
朝廷から逃げて庶民になったところで、皇族の血を有しているだけで、相手にとってはターゲットだとなんで分からないんでしょね。都でのほほーんとしてないで、ママ連れて遠くに逃げ出してるならいざ知らず。ま、逃げたって追われるだけで、一生隠れ続ける日々しか待ってないよ。
第七と直接会って、それくらい気付いたんじゃないの?

この辺りの寧弈には、正直がっかりでしたねえ。実はこの先の知微にもそうなんだけど。
裏の裏まで読み通せてた、あの鋭利さはどこいったよ。大事なママを守るためには、今まで以上に鋭く慎重に、先々の危険まで読み通さないといけないんとちゃうんか?
血の繋がりとか家族とかが絡むと、特にあちらのドラマで見る方々は、途端に凡庸になっちゃう描かれ方をすることが多いよね。主役級が特に。物語のご都合なんでしょうけど。
脇を固める辛子硯みたいなタイプは、それを呑み込んで信念を貫ける描かれ方。そういう人がいないと話が回らないってか。

辛子硯にも、母親のために身分を捨てて何が得られた、何の権力もない今の身分では、奴隷市の調査ひとつできないじゃないかと言われる。
それが後継者争いだと、雅楽を奪還したら遠くに逃げて、二度と都には戻らぬと今更ながら言う寧弈だけど、辛子硯には、生きている限り付け狙われるとなぜ分からぬと言われる。
奇しくも、今、上で書いたのと同じことを(大笑)

周囲の者を守りたければ、天下を取るしかないと言われても、私の心も分かってくれ、だって。
母上の無事以外に、大事なことも関心もないんですってよ。埒が明かない。
その母上の無事は、あなたの出自だと、権力を得る意外に手はないと言われてるのにね。
辛子硯が、あーそうですかと分かってやったところで、それだけの話。辛子硯には見捨てられ、尚も第七の魔の手は迫ってくるという、更に追い詰められる状況になるだけ。

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感謝すると言われても、ショックで固まっちゃってる辛子硯。

王順儀の宮には月泠。そこに第七。解毒薬のお約束の日ですな。
月泠は、皇帝が心変わりしたからご準備をと囁く。辛子硯との会話を盗み聞きしてたからね。
第七は月泠に、まだ遺詔があるかどうかを探れと言います。
まだってのは、追加でってことかな?分からないけど。

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雅楽の手がかりが掴めない寧弈は、やり返すことにしたらしい。
青龍寺に王順儀が参っている時、周囲から人払いをしたのは呉英でした。
そこに寧弈が現れ、雅楽が消えた、私は焦っている、黒幕は第七だから、一緒に来て貰うと。

王順儀は本当に、自分の息子が愚かだけど卑劣ではないと思ってるんだろうか。
いくらボンクラでも、なにひとつ気付かず、疑念すら持ってないんだろうか。
今までにもちょいちょい、野心は見せてたのに。

第七の素顔が分かるはずだからと言われた王順儀は、割と素直に寧澄たちについて行きます。
それを辛子硯も見ているねえ。

知微と南衣は、都に戻ってたみたい。
宗宸が死んだことで、南衣はすっかり寧弈が大成の残党を皆殺しにするっていう孫弘の話を信じている。
でも知微は未だ信じられず、もしその男が本当に大成の皇子なら一筋縄ではいかないはずだと、都での様々な騒動に関わる人物ではないかと察している。
知微が行くのは危険だからと、南衣が会いに行くことにするんだけど、知微は自分の兄だから傷つけないでと。

奴隷市では、母親が攫われた第七が孫弘の前で荒れてます。
てかさあ、やったからやり返されただじゃん。なのに護衛を増やすなんてこともしてなかったじゃん。抜けてんのね。
孫弘は、皇太子位とは命がけで争うものだ、母親は喜んで犠牲になるなんて言い方をして、平手打ち食らってます。
それを南衣が盗み聞き。

第七が孫弘に毒を渡し、雅楽にそれを飲ませて返そうとしてるところまで聞いた南衣は、その場を離れて行きます。ここに雅楽がいることを確信したのね。

服毒させるまで確かめに、第七が孫弘と共に幽閉場所に行くと、既に雅楽は消えてました。南衣だー。
寧弈の仕業だと孫弘は言うけど、第七は、それなら奴隷市などとうに潰されていると叫ぶ。
孫弘がまたさあ、第七と火鳳幇を離間させる寧弈の策だとか言うのよ。この人、出まかせばっか。
第七は、雅楽を失い王順儀の身に何かあれば、自分が火鳳幇を潰すと言って出てった。

雅楽を連れ出した南衣は、寧弈のところに、寧澄と交換だって手紙を送ってたよ。
まったくもう、南衣もー。寧澄は雅楽誘拐犯の一味と戦っただけなのっ。
アンタの師匠は、自らやらかし、自らの死をもって、孫弘の策を進めようとしたんだよ。
それをさ、師匠の敵だなんだと、寧澄を恨むのはお門違いよ、バカ。

寧弈もこれは罠だと言うけど、どうして自分を脅すのではなく寧澄なんだ?とな。
ってことで、これは宗宸に関わる者の仕業だと気付く。
寧清(ニンチン)が南衣かもと気付き、寧弈は知微も関係者だと言う。
寧清は金獅に知微の様子を見に行くことに。でも無駄足だよぅ、気の毒。

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南衣は雅楽を魏府に連れてってました。
安心しろ悪人ではないと言う南衣に、でも私を助けた訳ではないと雅楽。
弈を脅すつもりでしょ、聞いているわ、あなたは鳳知微の側にいる南衣ねと、バレバレ。
てか、ママ、冷静で肚の据わった人だコト。
彼女の指示かと聞かれて、知微は関係ない、知ったら悲しむと。
ママ、知微が息子を捨てたとまで知ってた(笑)

この頭の良い人の前で、つい南衣は零してしまいます。
大成に忠誠を尽くせと師匠は言った。知微は大成の公主で天盛の皇子を愛せぬ。でも知微の母や弟、師匠も大成のために死んだ。大成は知微を苦しめるだけ。大成とはいったい何だ。

何物でもない。ただの幻。前世代の執念が子供達を苦しめている。
ママの言葉は南衣にも響いたんだねえ。ママも日落(リールオ)族を滅ぼされてるし。
南衣は、なぜみんなが自分を辛い目に遭わせるのか疑問だったけど、今の自分も同じことをしていると自嘲します。
人を捕えるのも殺すのも嫌なのに、知微を助けた寧澄を殺したくないのに。
でも私の師匠を殺した。師匠はなぜ大成の再興など望んだのか。
知微を傷つけたくないのに、なぜこうなる。

雅楽は可哀そうな子と呟きます。
前世代の執念など、受け継ぐ価値もない、と。

鳳凰の飛翔
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そうなんだよ、本当にそれだけなの。
でもなんでかみんな、受け継ごうとする。親が家族が師匠が大事に思っていたことだからと。
どうして自分の意志や判断に基づけないのか、やみくもに踏襲するのは愚かな試行停止だと、なんで気付かないのかと思う。沁みついている儒教の教えは厄介なもんだね。
雅楽みたいな大人が、この子達の周囲にいてくれてたらねえ。

寧弈ママは「ホームシック 戻ってきた娘」での偽母、廖穂芳(リャオスイフォン)の人。めちゃくちゃ訳アリの怪しい役がとっても似合う目力です。

皇帝もまた、命を賭けた趙淵の諫言を聞いてましたよ。
どうか、とても苦しんでいる六郎を助けてくださいと。
幼い頃、手にしていた富貴と栄華と家族を突然奪われ、愛していた知微も金獅に嫁がされた。
更にようやく母親と再会できた途端、母は拉致されてしまった。

皇帝は、つまり全部自分のせいか、借りを返せと言うのか、だってさ。
ええ、間違いなく、元凶は全部アナタですけどね。
貸し借りではありませんと趙淵。
宗正寺で8年も過ごし、その後兄弟に排斥されたこともある。その苦しみを誰よりもご存じのはず。その苦しみは陛下の苦しみ、これほど似た親子はいない。

持ち上げなきゃいけないんでしょうけど、親父の苦しみと同じじゃないでしょうよ。
原因と結果なんだもんさー。
皇帝に怒鳴られても、趙淵は言葉を止めませんでした。
だけどそれをまた月泠が聞いていて、皇帝に見つかってるわ。

自分の見る目の無さを棚に上げて怒鳴りまくる皇帝に、月泠は寧弈を復帰させて調査するよう命じれば、寧弈が本当に隠遁の意志があるのかが分かり、第七の反応も窺えると言います。

だけどそれを実行する前にねえ、いろいろ起きちゃうんだよなー。
ってことで、文句をいーっぱい書き過ぎちゃって、66話の途中までしかいかなかった(笑)
ここから話はまた駆け足で大きく動いていきます。

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作品情報

  • 制作 2018年発表 全70話 爱奇艺
  • 原題 「天盛長歌」
  • 原作 「凰権」天下帰元
  • 監督 沈厳、劉海波
  • 脚本 路怡、邹越、蘆菁、王佩、邱永懿

人物相関図

鳳凰の飛翔 人物相関図
画像出典 チャンネル銀河

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