鎮魂 27話　研究所の秘密　あらすじとネタバレ感想

あらすじ

記憶が蘇った大慶（ダーチン）はさらに任務への情熱を燃やす。趙雲瀾（チャオ･ユンラン）は所員たちと共に王向陽（ワン・シャンヤン）を追い詰めるが、鴉青（ヤーチン）に連れ去られてしまう。鴉青は次に沙雅（シャーヤー）に海星鑑（かいせいかん）の研究所を襲わせる。そんな沙雅に心を奪われた林静（リン・ジン）は隠れてデートを重ねていた。研究所で人間を変異させる血清を研究していたと知った沈巍（シェン･ウェイ）は、趙雲瀾の父･趙心慈（チャオ･シンツー）を訪ねるが…。

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ネタバレ感想

拾って可愛がっていた猫が人型になったのに驚き、化け物だと思って殴ってしまった李さん。
そのせいで10年前、大慶は記憶をなくしてしまったんですが、李さんはすぐに後悔して、なんとかツテを辿って特調所の用務員となり、罪悪感を抱えたまま、それでも謝ることもできないまま、大慶の好物の小魚を釣ってきては、炒っておやつを作っていたんですね。

全部水になんか流せるか！って言ったけど、でも優しい大慶。
暴走大吉(ダージー)のことだって許しちゃうんだもん、特調所に入ってからの李さんを知ってる大慶が、許さない筈はないよねえ。大慶が殴られて記憶がなくなったことを知っているのに、あんなにバシバシ手刀入れる大吉もタイガイなんですから。

何かを守ることと人生の意味を知るために、大慶は特調所にいるんだって。

教授、大吉にも恩赦を与えたみたい。王向陽(ワンシャンヤン)に唆されて騒ぎは起こしたけど、人を殺めてはいないしね。
大慶は目的があって特調所に来たことを思い出したんだって。教授の目的も同じなのでは？と聞くと、ふっと笑う教授です。

倉庫みたいな場所に現れた王向陽を取り囲む、特調所のメンバー。
筆がなければただの人間だと言う楚恕之(チューシュージー)に、王向陽は、みんな同じだ、心があるから悲しむと。

そ、所長の言う通り、自分の手は汚さないでコトを起こすのがヤらしいワケよ。奥さんのことは、本当に不運で不幸な出来事だったのは確かなんだけど。

でも、飛んできた鴉青(ヤーチン)が、王向陽を連れ去ってしまいました。次回会う時に決着が着くだろうって。沙雅(シャーヤー)使って誰をターゲットにしてるのさ。

王向陽が功徳筆で空に印を書くと、地界の天柱の周りに何やら封印の文字みたいなのが浮かび上がります。25話で書いた時に言ってた「龍城につけた印はこれで30か所目、あと3か所で願いは叶う」っていうの、残るは一か所みたい。

今まで数々燭九が失敗してきたから、力が強いと言われる功徳筆を使うには、夜尊側も知恵を絞ったってことなのかな。持ち主を陰で温存して別の人間を実行犯にすれば、長ーく悪さできますもんね。誰の発案だよ、全く。

地界では、夜尊が徐々に力を取り戻しているせいで、操られる人が増えている様子。
摂政官は、鎮圧のために兵を出すことを地君に訴え、承認されました。

さて、林静(リンジン)と沙雅(シャーヤー)、いつの間にかラブラブなんだが？
でも突然、沙雅が言います。
なぜ、裏切り者だと隠してたの？

えっと思ったら、アナタ、ラブラブなとこから全部、居眠り中の林静の夢かっ！
好きな子に秘密を問い詰められる夢を見るって、深層心理ってことじゃーありませんか。心苦しいのは確かなんだろうなあ。
だけど、金属溶解液みたいなのを作って、25話で見つけた証拠の注射器を溶かしちゃいましたわ。あららー。

海星鑑から欧陽(オウヤン)教授と高(ガオ)部長が出ていくのを見ていたのは、鴉青と沙雅。研究所の結果を待ってるのは、こちらもか。
でも相変わらず沙雅は、自分の復讐のために協力はするけど指図はしないでのスタンス。こっそり盗むより、派手に壊すほうが自分らしいトカなんとか。

研究所にひとり残っていた李茜(リーチェン)を、沙雅は電撃で動けなくし、また金庫を漁りますが扉は開きません。でも李茜、失神はしてないので、全部見てますよぅ。
沙雅は、テーブルの上の実験道具を叩き落として、あなた達の宝物を壊しに来たと言います。ん？完成させたくなかったの？そしたらただ、金庫もろとも研究所を破壊すれば済むのでは？金庫の中身は欲しいの？
沙雅はそのまま帰り、李茜は必死でどこかにメールを打ちました。

李茜は匿名メールを、特調所か教授に送ったんですね。それを見た所長、教授、大慶が海星鑑に来たのですが、中には入れて貰えない様子。
高部長はとぼけるけど、郭副部長が耳打ちした言葉は、大慶には聞こえていました。「また」荒らされたことがバレバレ。
その時、廊下の向こうを支えられて歩く李茜が通ります。驚く教授。部長は李茜がいることすら隠そうとするのね。
でもこれで、22話と今回の2回の匿名メールは李茜からだと、みんなにも分かったぞ。
研究所が2度襲われても誰も殺されていないってことは、犯人の狙いは「物」だってことも。

李茜の病室には欧陽教授がいました。
完成に近付いていた血清は壊されちゃったけど、以前の失敗作が残っていて、欧陽教授はそれを改良する気らしい。李茜はリスクが高いと反対しますが、追い詰められているからやっちゃうよね。

研究所に忍び込む所長達。ドアは、以前林静の作った磁気を壊す機械で開きました。
林静にも忍び込むことを言ったのかという教授に、話していないという所長。所長は、性格が変わらなかった時に、ちょいと林静を疑ってますが、教授もそれは気付いてるのかな。

めぼしいものはなくなっていた室内ですが、所長が踏んでしまったアンプルの匂いを嗅いだ大慶は、地星人だと言います。猫も嗅覚聴覚鋭いんだねえ(^m^)
ホワイトボードの化学式を見た教授、研究していたのは、人間を変化させる血清だと分かってしまいましたよ。

林静と夜道を歩く沙雅は、空を見上げて、こんな星空をいつまでも見ていたいと。地界には星空もないもんね。私の故郷に晴れはない、だから星空もないと言った沙雅。地星人ですって、カミングアウトだと思うけど、林静ちょびっとスルーした？
沙雅は、左耳にしているピアスに何か強い思い入れがあるみたいですよ。

特調所に戻った大慶は押収品を探しますが、注射器はありません。袋だけが残っています。
所長、海星鑑と星督局がどうして特調所の動向に詳しいのかにも、考えが及んじゃったね。
やっぱり23話で、楚恕之と林静が調査に行った海星鑑に入れて貰えなかった時、林静、守衛さんとアイコンタクトしてたんだなあ、あれ。目でご挨拶なんてものじゃなくって。

龍城を離れると言う沙雅に、林静が仕掛けようとした追跡装置はショートしてしまいます。電気を操る人だからねえ。正体を尋ねようとした林静に、沙雅は明日の最後のライブに来てと言って去りました。

外に出た沙雅を待っていたのは、鴉青と王向陽。
沙雅の能力は、功徳筆の効力。沙雅が林静に近付いたのは情報を得るため。

だけど林静は、大事な話は何一つしなかったみたい。まあ、お互いスパイ同士みたいなものだからなあ。沙雅自身は、これ以上、林静を巻き込みたくないって思ってるね。
王向陽は、計画は仕上げの段階、沙雅の能力を更にパワーアップさせようと言うんですが、また危険なことをさせようとしてるんだね。力を強めさせて。
それは、沙雅の復讐にも繋がってるってことだもんね？

次に沙雅が襲ったのは、海星鑑の郭副部長夫妻でした。郭長城の叔父さん達ね。
誰の予定を聞き出そうとしてるんだろ。欧陽教授か、所長パパ趙心慈(チャオシンツー)か。
その傍らを、呑気に小郭と楚恕之が通りかかります。
小郭のビリビリ棒は、沙雅には吸い込まれるだけで効きません。でも楚恕之の糸には勝てず、逃げた沙雅は、あの大事なピアスを落としていきました。

所長はパパラッチの叢波(ツォンボー)に調べて貰おうとしてるんですが、告発者だなんて言って、いろいろやってた割に情に篤い叢波は、友達を調べるのはかなり渋ってますね。

電話の途中で所長は、教授と趙心慈が会っているのを見てしまいました。
教授は、研究所の開発内容について、問いただすのですけど。
研究は長く計画してきたこと。始動したに突き進むしかない。君達には止められない。
そう言った所長パパに、教授は、人工的に変異を起こせば、人間の未来に影響が出ると。

要するに、所長パパは地星人との戦いに万全を期すために、人間も特殊能力が使えるようになる研究をしてた。教授は地星人の多くは平和を望んでいると言うけど、過激派がいる限り、そんな甘い考えは何の保証にもならないって意見。

この世界や、私と君が守るべき男のために。

うほおう。パパ公認！(違います)

教授は、この件は地界には内緒にすると言い、その代わり海星鑑は彼を巻き込むなと。
パパ、また心臓を押さえます。手術の直後に起きる発作だって誤魔化しますが、違うよね？

教授が外に出ると、所長が待ち構えていました。
2人が知り合いだったことも、知らなかったのね。でも黒袍使としては、特調所の前所長と知り合いでも、何もおかしくはないよ。期間的なことを言ったら、息子より長いのでは？
でも所長は静かに怒っておる。相棒だと思ってたのにぃっ。←

あー、そっか、1話で教授が特調所の個人情報書類、見てましたよね。なんで一介の大学教授がそんなん手に出来んのん？って思ったやつ。パパに連絡して貰ってたんだー、納得ー。

君に余計な心配をかけたくなかった。
まだ信じても？

信じたいんだよ、信じさせてくれよぅって心の叫びよ、これはっ。
もーほんっと教授、いい加減に隠すのやめてくれ。
むしろその態度が、余計な心配と疑心暗鬼を倍増させてる状態だと気付いてくれ。
それとも何？パパと密約でもしてんの？

実は何度もあんたを疑ってきたが、最後には信頼した。

ここのセリフについて、まるわかり字幕を提供してくれている「みるアジア」の字幕担当の方がブログを書いておられます。興味深いですよぅ。

郭副部長夫妻襲撃の件を話し合う特調所。楚恕之の拾ったピアスを見て、林静はすぐにそれが沙雅のものだと気付きますが、言わずに席を立ちます。でも祝紅がライブに行った時の写真で、ピアス確認ができてしまったー。誘われたライブなんだから、ひとりで行けよーと思ってたけど、ここに繋がってたんかいっ。

沙雅の最後のライブ。
そこに所長も教授もいることに気付いた沙雅は、ギターをかき鳴らして電気を操作、フロアの明かりを消して逃げます。走る沙雅の前に、防電手袋をした林静が。でも手袋だけじゃあね。肩を掴まれて電気を流され、林静失神。ただ沙雅も、もう嫌になっちゃったみたい。大慶と楚恕之が来ても、倒れた林静を抱いたままで、逃げませんでした。

それを見ていた鴉青と王向陽、これも想定内、時間稼ぎが出来ればいいんだって。
ほんっとうに、クズだよ、2人とも。

特調所で取り調べを受ける沙雅は、素直に話します。心まで寄せてなかったしね。
ただ、何のために協力していたのかは話しません。自分の復讐については。

海星鑑を襲ったのは自分。
鴉青はあの血清が夜尊の計画に役立つと言っていた。
燭九の尻ぬぐいのため。
王向陽は、目標を定めたら、同じ恨みを持つ地星人を探して扇動する、気に食わないヤツ。

王向陽はまだ誰かに恨みがあるのか。
そう聞かれた沙雅が、一瞬止まります。最後の相手は同じ人だもんね。
そして多分それは、あの人なんだろうなあ。どこでそんな接点があったんだろう。
特に王向陽に。

　 　
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