鎮魂 1話　謎の殺人事件　あらすじとネタバレ感想

あらすじ

地球に似た惑星・海星（かいせい）では、海星人、亜獣（あじゅう）族人、地星（ちせい）人の棲み分けができていたが、隕石衝突によって戦争が勃発。海星人は４つの聖器で星を平和へ導く。数万年後、龍城（ロンチョン）大学で謎の殺人事件が発生し、特別調査所の趙雲瀾（チャオ･ユンラン）所長が調査にやってくる。事件の目撃者 李茜（リー･チェン）の話は要領を得ないが、趙雲瀾は李茜の指導教授 沈巍（シェン･ウェイ）に興味を抱く。

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ネタバレ感想

鎮魂はあらすじを引用とさせて頂きました。
問題はないと思うのですが、もしダメだよってご連絡があったら、消しますです。

さて。冒頭、ざっと世界観の説明ナレーションが入るのですが、あれ一回で分かりました？
私は全く頭に入らず、だけど早く本編が見たくてそのまま通り過ぎたので、改めて見返してみました。

舞台は海星という古い惑星。
この海星に、数万年前、宇宙船に乗った異星人がやって来て住みついた。
これがベースの「人」海星人。

そのうち、海星の動植物と融合して進化し、それらの特性を有して自在に変化できるようになった人々が、亜獣族人。

また、地上ではなく地底に定住した異星人が地星人。
地底では、気候による化学反応から地星人の体が変異し、体内エネルギーが覚醒。自然の元素を操る、分解する、人の心に干渉するなど、様々な能力を発揮するようになった。

地星人の能力は驚異的ではあるものの総数の少なさから当初は特に問題はなかったが、巨大な隕石の墜落により生態系が崩れ、地底の資源が枯渇。地上へと避難した地星人の中の過激派による侵略を発端として、戦争となった。海星人は隕石のエネルギーから4つの特別な力を持つ聖器を作って地星人を退け、３者の間には平和協定が結ばれた。

こうして改めて整理してみると、少数民族とはいえ、なんかもう既に地星人、最強なのでは？
元々太陽の光を欲していなかったから地底に住んだのか、地上には既に別の宇宙人がいて、地底しか空いてなかったのか分かりませんけど(後に光に喜んでいるので後者かな。そもそも最初に共存の選択肢はなかったのか。そしたら驚異の進化もなかった)、例えば地上で生活する権利を争うとなれば、指揮者が有能だったら問題なく勝てるんじゃ？メンタルもフィジカルもマテリアルも制御できちゃうんだもん。
地底の資源問題はどうなったのかな。平和協定の中に打開策も入ってたのかな。

　
ということで、まず出て来たのは沈巍(シェンウェイ)教授です。いきなりの見返り美人(違)
龍城(ロンチョン)大学の生物工学科の教授で、DNAの変異を研究するサイエンティストなんですけど、電子機器がダメで携帯すら持っていないっていう珍しいお方。
まつ毛バサバサでね、口を横にすいーっと広げて、微笑む表情がとっても印象的です。

研究授業みたいですね、スライド助手を教え子の李茜(リーチェン)が務めてます。授業を見ている偉いさんの一人に欧陽(オウヤン)教授。欧陽教授は優秀な沈巍をスカウトしたかったみたいなんですが、沈巍はすっきり即答で断ってました。物腰はとっても柔らかくて謙虚だけど、政治的な野心より自身の研究一筋ってタイプかと分かります。そして李茜が何か心配事を抱えていることも。

夜の街をビクビクと歩いているのは、郭長城(グオチャンチョン)。
そこへバイクで登場したのが、趙雲瀾(チャオユンラン)。郭長城が紹介されて入る予定の特別調査所の所長でした。

所長、趙雲瀾は豪放磊落って感じの人。でも怪奇事件を追う特別調査所の所長なんて仕事は、細部も疎かにはできないはずなので、そう見せているところはあるかも。ヒゲにチュッパチャップスみたいな、ロリポップっていうのかな、棒付きキャンディーがトレードマーク。禁煙して口寂しいからだそうな。

そこへ次々と所員達が出てきます。
亜獣族人、蛇族の秘書、祝紅(ジューホン)。
亜獣族人、猫族の副所長、大慶(ダーチン)。
科学担当の林静(リンジン)。
事務担当の瀚噶(かんかつ)族の霊体、汪徴(ワンジェン)。
あと最初の所内顔見せシーンでは出てこないのですが、調査員の地星人、楚恕之(チューシュージー)もいます。あっ、用務員？みたいな役目の李さんもいました。

そんな癖のある所員達に、いちいち盛大に驚く郭長城ね。
うん、分かるよ、臆病だけど素直で裏表のない根っからの善人。でもその強調表現がずぅーっと続くので、イラチな方は要注意です←ワタシ　彼なりに成長はしていくんです。いくんですが、そろそろシャキッとせんかいっと、何度もドつきたくなるんだよ、ほんっとに(^m^)
でも郭長城は海星鑑の副部長の甥、母体組織の偉いさんの血縁なんですよね。所長、恩を売っとこって思ってるな。

さて、龍城大学で殺人事件が起きました。特調所が捜査に入るのですが、そこで沈巍教授と所長趙雲瀾が出会ってしまいます。しまいますっていうか、出会います。
趙雲瀾を見た時の教授の顔、出会いのシーンの間中の表情、注目です。だって既にめっちゃ可愛いんですよ。なんなんあれ、目が合って、慌てて視線を逸らして俯くのとか。

殺された女子学生は盧若梅(ルールオメイ)、第一発見者は李茜でした。
所長、いきなり断りもなく李茜の写真撮りましたね。2018年の中国ではコレOKだったってこと？それとも職務上問題ないってこと？

李茜は「影」が被害者の首を絞めていたと。ということは多分地星人の仕業、特調所の案件で間違いなしですね。そこへ沈巍教授が李茜を引き取りにやって来ました。

教授の心の底には何やら大きな感情があるようですが、所長は普通に教授を怪しみ始めます。教授の話を聞く所長の目がちっとも動かないんですよ、凝視。反対に教授は目がくるくると動く。多分これ、教授が所長の両目を代わる代わる見るからです。演技が細か～い♪←喜んでいます

所長から2人の尾行を命じられた郭長城ですが、まぁ全うできるとは思えない。で、早速見失ったのですが(多分教授に気取られてまかれた)、そこで町中を徘徊している李茜の祖母を保護し、自宅に送り届けます。

李茜の自宅で「影」に襲われる郭長城。そこに既に李家を張っていた楚恕之が現れ、傀儡(人形)を使って影を追い出しました。楚恕之は人形使い、傀儡師、みたいな特質を持ってます。
「影」の狙いは李茜。盧若梅は間違えて殺されたのね。

その頃、教授は特調所の個人情報を見ていました。なんで手に入るんだ？
そして回想シーン。
教授そっくりな誰かと、所長そっくりな誰か。所長そっくりな誰かは自らを崑崙と名乗り、ロリポップを教授そっくりな誰かの口に突っ込むんですよ。びっくり顔かわいい。
いや～でもこの長髪の古装？だかナンだか分からない恰好、白宇さん、えっらく似合っててねえ。良いのですよ、とっっってもっ(にぎりこぶしっ)♪

ここまでで分かることは、教授には１万年前の記憶があり、当時交流のあった崑崙と名乗っていた所長に再会して驚いている。双方生まれ変わっているのか、ずっと生きているのかは不明。
所長のほうに当時の記憶はない。なんとなく懐かしい気がするとは思っているようだけど、今のところそれが容疑者としての教授に近づくための方便なのか、本音なのか分からない。１万年前になぜ現代のロリポップがあるのかも、分からない、と。あれ「分からない」だらけ。

どうやら李茜はボケてしまった祖母を養いながら、バイトに明け暮れる苦学生のよう。そんな彼女を教授はとても気遣っています。きっと優秀な子なんでしょうね。
でも教授、李茜が大切にしている不思議な形のペンダントを見て顔色が変わりました。
そこへ現れた「影」、ペンダントが狙いだったよう。

屋上へ逃げた教授と李茜。教授が何かしようとした時、連絡を受けた楚恕之がやって来たのを目の端で捕えた教授は、普通に素手で立ち向かい、屋上から転落してしまいます。
楚恕之の参戦で、李茜もペンダントも無事、影は倒れました。

その時、辺りが暗くなり割れた空からやって来たのは黒衣に仮面の黒袍使(こくほうし)。所長曰くの黒兄さん。この目元、口元、どう見ても教じゅ…←

黒袍使は平和協定に則り、地上に出て来て悪さをする地星人を取り締まる、地星人側の権力者みたい。地上側でそれらの事件を調べて解決するのが、特別調査所ってことですね。

さて、落ちた教授の安否と謎のペンダントについては、次回っ。

　 　
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