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「開端-RESET-」2~3話 ネタバレ感想

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開端-RESET-
©Daylight Entertainment, CO.,LTD ©Century UU
目次

1話 ループの始まり おさらい

1話は、リー・シーチン(李詩情)が繰り返していたループに、シアオ・ホーユン(肖鶴雲)も入り込んだ、仲間増えたーってところで終わりました。
1話の内容はまとめページに書いちゃったので、ここではおさらい。

1話で分かったことは。

シーチンはひとりで、5回のループを繰り返していた。
1回目は、古い携帯電話の着信音を聞いて目覚めた途端、バスは爆発した。
その後、無理矢理降りようとしたり、緊急脱出用のハンマーで窓を割ろうとしたりしたけど降りられずにループし、5回目には心臓発作を装って運転席の近くにいたために、交差点に突っ込んで来たデリバリーのバイクを避けようとして、バスがタンクローリーに衝突し、爆発したのを目撃した。
万策尽きた6回目、ホーユンを痴漢だと騒いで巻き添えにし、2人でバスを降りた。
本人はまだ気づいていないが、1回目は着信音を聞いてすぐ爆発したのに、2回目以降は気付いてから爆発するまでに、回避しようと画策する時間がある。

繰り返しの中で、冷や汗をかいて目覚めたシーチンにティッシュを渡そうとしたり、救急車を呼ぶ?と気遣ったりしてくれたりしたのは、ホーユンだった。
バスの中には運転手含めて10人が乗っていて、6回目、シーチンとホーユンを停留所ではない場所で下ろした後、ロスした時間を取り戻すかのようにバスはスピードを上げ、1:42に爆発した。

バスは降りたものの、捕まえたタクシーがバスの後ろを走っていたために、爆発に巻き込まれて亡くなってしまったホーユンが、バスの中で目覚めて、えっとなった7回目から、第二話です。

2話 謎の着信音

目覚めたホーユンは、シーチンを見て驚き、どこかで会ったことがあるかと聞いた途端、シーチンもその事実に気付いて、仲間ができたと大喜びですよ。
めーっちゃ嬉しそう。分かるけど。
とは言ってもねえ、初めての人はさ、戸惑うのが当たり前だよね。

ということで、7回目と8回目は、ホーユンがパニックになって暴走して(それはシーチンも既に試してみた方法だった)、費やしてしまいました。

9回目。放心状態のホーユン。ようやく少し冷静になって、シーチンとの会話が成立します。
元々は冷静なタイプなんだって自分で言ってるけど、それも分かるよ。衝動的に動いたのは2回だけだし。少ないほうだと思うわ。既に経験値を積んでるシーチンが、情報提供してくれるからだけど。

シーチンは能動的に自分を気遣ってくれたホーユンを助けようとして一緒に降ろしたら、ループに巻き込んでしまったらしい。
バスを降りることができる唯一の例外が、痴漢騒ぎでの途中下車なんだけど、それでも眠ると(ホーユンは死んでたけど)、ループして戻ってしまう。

ここでシーチンは、バスが交差点に入る時間をずらして、事故を回避しようとします。
心臓の具合が悪いので、少しだけ路肩に止めてくれと運転手に頼んだんだけど、お薬おばさんがいたのを忘れてたねえ。ひとりループの時に一度、お薬おばさんから心臓の薬を貰っちゃって、バスを減速させるのも止めるのも出来なかったんだけど、今回も、お薬おばさんが出て来ちゃいました(笑)
それでも、交差点で数秒、アクセルを踏むのを待って貰ったら、事故の回避に成功。
2人してほっとしたのも束の間、橋の上を走っている時にあの着信音が聞こえ、直後にバスは爆発してしまいます。

この9回目にしてようやく、交差点での事故が爆発の原因ではなかったことが分かりましたよ。
事故はたまたま。そこにタンクローリーがいたのも偶然。
爆発物はバスの中にあったってことだ。

そして10回目。
シーチンは、1回目と2回目で同じ音を聞いていたことを思い出します。降りようとして騒いでいた時には気付かなかった、あの着信音。1、2、9回目で聞いたってことね。
そしてまた、ホーユンを痴漢に仕立て上げ、2人はバスを降りました。

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はあーっと溜息をついて諦め、痴漢と叫ばれるために手を差し出すホーユンが可笑し可愛い(笑)

降りて即、シーチンはバスの中に爆弾があると警察に通報するんだけど、まあ、この数分で警察が間に合うはずもなく、1:42にバスは爆発してしまいます。タンクローリーとの事故も起きているので、爆発物に関してはすぐには警察も調べがつかないでしょうね。

2人は、ひとまず話し合うことが出来るんだけど、警察にはあっさり2人の身元が割れちゃう。
シーチンは通報する時に名乗ってるけど、偶然バスに乗り合わせていたホーユンまで、なんでこんなに早く見つかるのか。
他のドラマを見てても思うんだけど、街中の監視カメラの数がスゴイし、国民情報のデジタル化もかなり進んでるみたいだよね。これが実際にもそうであるのなら、すごい話だけど、ちょっと怖い。

シーチンは、一度事情聴取を受けていて、ループのことを話しても信じて貰えないことを経験してるから、警察にどう話せばいいものかと考えます。
でもホーユンは、事情聴取は初めてなので、素直に話すつもりでいる。せいぜい虚言癖を疑われる程度、酷くても容疑者止まりって考えてるけど、うーん、ちょっと甘いぞー?

確かに動機も前科もないけど、直前にバス停じゃないところで降りて、爆弾があると通報して、歩道橋の上で様子を見ていたら、ま、怪しいと思われるのが当たり前。
爆弾の痕跡が見つかるまでは、なんで爆発物のことを知ってる、お前が隠したんだろうと思われるだろうし、爆発物が見つかれば、当たり前のように犯人の線で事情聴取されるに決まってる。
ただ犯人なら、通報してみすみす身柄を拘束されるか?って疑問は出て来るけど、精神的な何かを持っていれば、普通じゃない行動するかもしれないしなー。例えば、もっと大きな組織が背後にあって、自分達が殺されないために警察に捕まるなんて、ドラマみたいな話(笑)だって、あるかもしれない。

ベテランのチャン刑事は表向き紳士的だったけど、若いジアン刑事は、相手が若い女の子のシーチンでも、脳震盪で記憶がまだ曖昧なうちでも、めっちゃ高圧的に怒鳴ってましたからね。男のホーユンなら、かなり精神的に追い詰められるだろうよ。

確かに2人の日常のどこをどう調べたところで、爆弾とか背後に何かがいるかもとかってのは、結び付かないでしょうが、その調べがつくまでって、短時間じゃ済まないよね。だいじょぶかあ?
でもま、ウソをついて、双方の言い分が食い違うよりはマシと言えばマシかなー。

3話 2人の供述

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警察が来るまでの作戦会議。
大きな螺旋型の、なにこれ、展望台?かなり印象的な建造物の途中に立ち止まって、話をする2人。
お話がループなので、この螺旋型は丁度いい場所ですな。

そういえばこのドラマは廈門(アモイ)市で撮影したらしいんですが、「猟罪図鑑」も同じ廈門みたいですよね。街並みの美しい観光地らしいですが、双方に同じ場所が出て来てるかどうかは、まだ気づいてないんだけど。

ホーユンは筆記用具を出して、情報の整理。
これまでの10回分の、目覚めた時間や、爆発の時間と場所等々を並べて記していきます。
今まで、こういうことをメモして纏めようとしたことがなかったシーチンの表情。
あら、この人、意外と頼りになりそう?的な(笑)

10回目の目覚めは1:36なんですって。
10回繰り返しても、猶予の時間は10分もないのか。
だけど9回目の目覚めは1:37だったらしい。1分ずつ早くなるってことね。
シーチンが何も干渉しない時の爆発が1:42なら、10回目は1:33になっててもいいのに。どこで端折られたよ。
9回目の爆発は、交差点を過ぎた橋の上だったから、爆発時刻も1:42よりは遅かっただろうしねえ。そう規則的でもないのかな。交差点で事故が起きるのが1:42ってことなのかな。

あ、そか。爆発時間が一定でないならば、それは時限式ではないってことだ。
1:42に事故が起きれば、その衝撃で爆発するのかもしれないけど、それ以外の時は、携帯の着信音が鳴った時に、爆弾を持っている人物が起爆させてるってことだよね?
とすると、爆発時間は余り関係ないのか。
少しずつ早くなる目覚め時間と猶予時間の間に、事故を回避し、誰が爆弾を持っているかを突き止めて、それを阻止しないといけない?
うわー、ちょっと、気が遠くなる…

話している間に、シーチンの証言が曖昧過ぎて、ホーユンは何か隠していると腹を立て、メモ用紙をゴミ箱に捨てちゃうんだけど、違うって。この子はアナタほど論理的思考じゃないんだってば。
それに自分だって、ループ2回目まではシーチンが止めるのも聞かずに、衝動で動いたでしょうよ。シーチンは1人だったから、時間の確認とか周囲の風景の確認とかしないままに、それを5回やった訳だよ。

ホーユンも少し落ち着いて、ゲーム制作者の立場で言うと、爆発を防いで乗客を一人残らず救ってこそ、ゲームクリアとなってループから抜け出せる設定だろうと言いました。
うん、こりゃ難易度高いわ。

てか、ここで初めて名乗り合ったわ(笑)そっか、そうだったね。
一応シーチンは6回目でバスを降りた後、事情聴取を受けたこと、その時の様子を思えば、連行されたら簡単には釈放しては貰えないだろうことを話します。
なら真実を語れとホーユンは言うんだけどさあ。

普通に考えて、ループしてるなんて誰が信じてくれるんでしょうねえ。ゲーム脳の弊害かいな。
僕らは無実だ、どうして警察を騙そうとするって言うけれど、こんな出来事、現実的に説明できないんだってば。ループしたから知っていることを話したところで、犯人の言い逃れか、精神異常と取られるんだってば。経験者だからシーチンはそれを語ってるんだってば。

なんて考えていたら、警察が来てしまいましたわ。
これはもう、ホーユンも身をもって体験して貰うしかなさそうだ。君も一回、全く話が通じない全く信じて貰えない、ただただ疑われる苦痛と焦燥を味わって来るといいよ。

案の定、警察は2人を一緒の車にも乗せず、取り調べも当然別々。
車に乗せられる時点で、むしろホーユンのほうが不安そうになってる(笑)

そういえば前回、張刑事をチャン刑事と書きましたが、字幕はジャン刑事ですね。若いのはジアン刑事。
ちょっとー、分かりにくすぎる。zhāngとjiāngだもんなー。
張刑事と江刑事なら、字ズラで見分けがつくのに。

シーチンは何をどう話そうかと、必死で考えながら、取り調べを受けます。
張刑事は、なぜ爆弾の存在を知ったのかと聞きます。
でもシーチンが話せることは何もない。ループなんてハナから信じて貰えやしないと経験済。
だけど、爆弾があるなら、なぜ運転手に話して乗客を降ろすよう言わなかったのかと言われてしまいます。
考えたらそうだった。そこ、2人とも全く気付いてなかったよね。それだけパニックだったんでしょうが。

ホーユンも江刑事に、超自然現象だと言うんだけど、ま、何一つ信じて貰えません。
ね?もう分かったっしょ?この視線の前で、シンプルに真実を言うことの難しさよ。
既に半分失望してるでしょうが、それでも一応ホーユンは、僕たちはループに入ったと言いました。
シーチンは10回、僕は5回、事故が爆発の原因かと思いきや、事故を避けても爆発した、だから爆弾があると言うと、即、無駄話に付き合う暇はないと言われます。人が何十人も死んでいる、考え直せと。

シーチンのほうは、会うのは二度目のジャン刑事に、ジャン刑事と呼びかけました。
普通に会話していたけど、流石にベテラン、気付いたね。どうして名乗っていない自分の名前を知っているのかと。
これは考えた末の呼びかけだったんでしょうか。ただ驚いているみたいに見えるシーチンの表情からは分からないんだけど。

ホーユンは、そわそわ中。
なるほど、本当のことを話したら、こういう反応なんだね…を体験中(笑)
ただ、シーチンに怒って自分で書いたメモをゴミ箱に捨てたので、それを証拠品として拾われていたから、そこにループの記録をまとめてあるんだと言うんだけども。
若いジアン刑事は一切聞く耳を持ってくれない。
自分が犯人なら通報するか?と言っても、じゃあ、ちゃんと説明しろと堂々巡りですよ。
何を言っても、死んだ魚みたない目をされる。どういう表情だよ…ってホーユン(笑)

なんかもう、めんどくさくなったぞ。
早く2人して寝てしまえ、仕切り直しだ、仕切り直し。
でもまだ、この時点では、2人して眠ると巻き戻ることを知らないんだけどね。

シーチンのほうは、どうしてジャン刑事の名前を知っているのかと聞かれて、病院であなたが名乗った、水をくれた、右手では蓋が開かず、持ち替えたと言います。
これも、普通なら知らない情報。ジャン刑事は以前ジアン刑事を庇ってケガをしていて、右手に余り力が入らないらしいよ。それをシーチンが知るはずもない。この事実が分かるのは少し先なんですが。

それでも、病院で会った記憶は当人にはないからねえ。覚えがないとジャン刑事。
シーチンは、覚えている筈がない、ループの途中で会ったと言いました。
病院では正直に話したけど、信じて貰えなかった、どうせまた信じないとシーチン。

これだけ考えて話しても、揺さぶるくらいの違和感しか持たせられないかもなあ。
ただ今回は、モニターでドゥー副局長が見ているので、2人して同じループの話をしているから、少しは揺さぶれるかなとは思うけど。でもなー、超常現象を警察は信じないでしょうね。
どう調べても不思議現象としか言いようのない話って、実際どこにでも転がってはいるとは思うんだけど、それでもこれ、死人の出てる爆発事件だからねえ。

シーチンは仕方なく過去のループについて、また一から話しました。
ホーユンも話してるんだけど、つまり事故は変数で爆発は必然だったって力説しても、ジアン刑事はハナから理解しようとしない。
シーチンのほうはジャン刑事なので、一応のところ、1、2、9回目に着信音が鳴ってバスは単体で爆発したことまでは聞いてくれてます。シーチンは着信音を口ずさんでる(笑)パッヘルベルのカノンですわ。

荒唐無稽な話を続ける2人の薬物検査も行われますが、当然異常なしです。

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さすがに警察の皆さんも、どう解釈したらいいのかと考えてるっぽい
ジアン刑事だけが作り話ですよと簡単に息巻くけど、みんなは思案顔。
さっきホーユンが言った「どういう表情だよ」をジアン刑事も先輩たちに言ってるけど(笑)キミは少し短絡的過ぎるのよ。

ジャン刑事は、2人には作り話をする理由がないと言います。爆弾と関係ないなら、あんな手の込んだ話を作る必要はなく、犯人ならば通報はしない。
さらに調べでは、2人の間には本当に今まで接点は皆無だった。だけど一緒にバスを降り、話し合ってあんなメモまで残している。

取り調べの担当が交代します。
ホーユンは張(ジャン)刑事に、シーチンは協力的だ、シーチンを庇うためにループなんて話を作り上げたなと言われてしまいます。
シーチンのほうは、江(ジアン)刑事に、ホーユンは無実だ、君の仕業だと彼が言ったと言われちゃう。

これさあ、密室の中では実際に行われていることなのかもしれないけど、映像にして見せられると、どれだけ自分達は警察サマなんですって言っても、台無しだよねえ。
完全に嘘をついて騙して、ほぉら、相手は裏切ったぞ、だからお前も吐けってやり口。別室で取り調べを受けていても、2人の話は一致してるのに。荒唐無稽過ぎて、信じられないだけで。

仕方のないことなんでしょうが、これだけ何度も何度も本当のことを話しても、本当のことを話さないなら、罪になると言い続けられるって、とてつもないストレスだよねえ。
自分達で全てを調べるのは難しいから、警察の手を借りようとして通報しても、頭っから犯人扱いじゃなあ。まだジャン刑事や副局長やベテランは、何かおかしいとは考えてはいるけど、ジアンの若造はなあ(笑)ただ腹が立つ(^m^)

だけど、ジアン刑事は、自分の思い込みでこの交通事故のホーユンの役割は何だと言い、シーチンに矛盾を突かれました。ホーユンが交通事故と言ったの?あり得ない、と。
でもお陰で、これは離間策なんだと気付いたかな。

その時、現場からの情報が入り、よーやく、爆発物の痕跡が見つかったんだけど、それでむしろ、ホーユンは容疑者として勾留ってことになっちゃいましたわよ。
ほらね、甘かったっしょ、ホーユン。しかもシーチンよりキミのほうが精神的に脆いから、落とすならこっちと狙われちゃってるよ。

さてさて、取調室で疲れ果てシーチンは眠ってしまい、ホーユンのほうは映らなかったけど、またバスの中に戻ったようです。11回目の始まり。
シーチンが気付いた時、丁度最後部座席の黒い少年が乗って来たところでした。
また少し、目覚める時間が早まったかな。ひとつ手前の停留所のところまで。
とすれば、次の12回目からは、ひとまず普通に停留所で降りてみることが出来そうです。

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