所感
「みるアジア」で見始めました。まだ配信も途中までで、それも全ては見てないので、続きを見るのがものすんごく楽しみ♪
このドラマは、タイムループものです。
なぜなぜ、どうして?が少しずつ解明していき、その知識をちょびっとずつ重ねて仕切り直していくので、何を言ってもめっちゃネタバレになりそうなドラマですねえ。
ただこの「ちょびっとずつ」が、もしかしたら合わない方もおられるかもしれません。
延々ループしてくから。何度も何度も何度も、試しちゃー失敗し、じゃ次は…を試しちゃー失敗し、が繰り返されるので、だー、もう、またかよーっ!となる人もいるだろうなあと思いました。
そうならないように緩急つけたりして、だいぶ工夫はされてるなとは思うものの。
私は実際のところ、せっかちなのも間違いないんだけど(笑)実験検証気質も持っているので、この「よし、この手はダメだったか、ならば、次に試すのはー」という感覚には、割とはまり込みます。
前回書いた「流光城市」の場合は、この相手をどう追い込むのかの方を主軸に見ていたので、主役2人の邂逅、急に台詞がなくなってB.G.M.が付いちゃったわよラブラブシーンは、ほぼ早送りしてましたもんね。最注目点がラブじゃなかったからさー。こういうとこに出てくるイラチ( ̄▽ ̄ゞ
ドラマはまず、走っているバスの映像に被せて、女の子がバスが爆発すると警察に通報している音声。
だけどバスは爆発してしまいます。
「第一集」のタイトルが入って、直後、バスの座席に座った女の子が焦った様子で目覚めます。
隣に座って寝ていた眼鏡の男性もその動きに驚いて目覚め、彼女の様子を見て、自分のカバンからティッシュを差し出してくれる場面。
これが、主人公、リー・シーチン(李詩情)とシアオ・ホーユン(肖鶴雲)の最初の出会い。
というか、多分今までも隣に座っていたんでしょうし、ティッシュを差し出されたのも、初めてではなかったんじゃないかな。この時点では、シーチンが何度もループしているのはまだ、はっきりとはしてないんだけど。
ただ、今まではシーチンにとって隣の彼は、単なるモブとしての登場人物だったんだよね。
ちょいとドンくさそうな(笑)ホーユンは、慌ててカバンを開ける時に、肘でシーチンの胸を突いちゃう。勿論、たまたま当たっただけなんだけど。
でも切羽詰まっていたシーチンは、ここで初めての行動に出ます。ホーユンを痴漢だと騒いで巻き添えにし、運転手に掛け合ってバスを降りることができました。ホーユンもついでに連れ出して。
直後、シーチンは電話で警察に通報し、ホーユンはタクシーを捕まえて目的地方面へ。
最初の通報音声は、この時のものですね。
だけど、ホーユンの乗ったタクシーはバスに近付き、爆発の巻き添えになってしまいます。シーチンもなぜかバイクと接触して転倒、脳震盪を起こして入院。
その病院でシーチンは、焼け爛れて運ばれて来たホーユンを見てしまいました。目が合うんだけど、重傷の彼がそれに気付いたのかどうか。
自分が巻き添えにしたために、彼は犠牲になってしまったとシーチンは思ったでしょう。巻き添えにしなければ、2人ともバスの中で一緒に犠牲になっていたとは言え、自分はこの程度で済んでいるのに、と。
通報したため、病室で事情聴取を受けるシーチン。躊躇いながらも、何度も何度も爆発してループして、ようやく今回は降りることが出来たから通報したと本当のことを話しますが、チャン(張)刑事は聞いてはくれるものの、全く信じてはくれませんでした。
疲れて果てて眠ろうとするシーチン。
その頃、心臓に電気ショックを受けていたホーユンは、助かりませんでした。
心電計が0を示した直後、バスの中で飛び起きたのはホーユン。
最初にシーチンが飛び起きた時みたいに、冷や汗ダラダラの目覚め。
ふと傍らを見ると、シーチンが居眠りしてました。
え゛…
ここまでが1話です。
この厄介なループゲームのパーティにホーユンが加わった!ってところまで。
そうなんだよね「開端」は、やっぱりゲームっぽいんですよ。脱出ゲームっぽい。
ちょっと意味は違うんだけど、例えばRPGだと。
たいした装備も経験値もない状態でフィールドを歩き始めた時は、急いで先に進みたいと焦ると、最弱スライムの群れにうっかりやられたりするけど、繰り返していくうちに、こまめに休息したりセーブしたり、少しお金が溜まったら、薬草と銅の剣を買おうって知識がついたりして、少しずつゲームの世界に対応できてくっていう、アレ。(ちなみに私は、ドラクエ派(^m^)
だから、RESET。
失敗するとリセットされて、スタート地点のバスの中に戻る。
主役の2人は、他の登場人物達のように記憶はリセットされないので、知識や選択肢が増えていく、ゲームのプレイヤー視点。
ならこのお話の最終目的は何なのか。
どう動いていけば、このループゲームから抜け出し、無事にクリアとなるのか。
ホーユンがゲームクリエイターってのも、まんま、ソコですよね。
大学生のシーチンが1人でループしていた時は、何度か繰り返しても、都度衝動的に動いていただけで、まだまだ明らかに知識も戦略も足りてなかった。
でもそこにホーユンというパーティメンバーが増えたことで、思考の幅が広がります。
彼は仕事柄、ゲームの流れを組み立てている側なので、慣れてるんでしょね。時系列のフローチャートめいた物を、ささっと紙に書き出したりします。彼の仮説に基づいて、冷静に情報を整理してから行動するようになってからは、知識が効果的に積み上がっていく。
ここでふと思ったんですが、この2人、手相でいくと、「火」と「風」だわ。
シーチンは「火」情熱行動型。思い立ったらすぐ動く。エネルギッシュで行動力抜群だから、経験値は貯まり易いけど、その分失敗が多い。
ホーユンは「風」現実思考型。考えて納得しないと動かない。理性的だから、安易なことはせず細部に気を配りつつ冷静に結果を目指すけど、葛藤は多い。
だからコンビで協力し合えば、バランスがいい筈なんだけど、今のところ、どう見ても、シーチンが暴走しがち。先にこの世界に入ってたからってこともあるけど、ま、こりゃ、性格だわな。
正義感に溢れた直情暴走型のシーチンを、今ひとつ弱々しい(笑)ホーユンが上手く抑えられるといいんだけど(^m^)
実は私自身が「風」で、熱血「火」の友人がいるので、正義感や優しさであれよあれよと言う間に暴走してくのを、傍らで眺めてるってことがよくあるんですよ(笑)でもこれ、命がかかった場面だと考えると、ほんと冷や汗ものだなーと思いつつ見ております(^m^)
ちなみにこのドラマも「琅琊榜」チームの製作らしく、謝玉だの霓凰だの黎鋼だのの中の人がいますよ。
あとね、バスの乗客のお薬おばさんが、「山河令」の桃紅だったー(^m^)
ひとまず今日はここまでー。
各話ずつは書かないけど、数記事、続ける予定です。
作品情報
- 制作 2022年発表 全15話
- 原題 「開端」
- 原作 祈祷君
- 監督 孫墨竜、劉洪源、老算
- 脚本 祈禱君、邱玉潔、黄凱文
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