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陳情令 第22話「不夜天の決戦」あらすじとネタバレ感想

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陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
目次

あらすじ

行方不明だった三月の間、詭道術法を修めていたと藍忘機に告げた魏無羨。だが藍忘機は魏無羨の心がむしばまれるという不安を払拭できずにいた。そんな中、誤解がきっかけで金子軒が江厭離を泣かせてしまう。怒りで暴走した魏無羨は金子軒を殴るのだった。一方、射日の征戦では温若寒が操る傀儡の前に四大世家は苦戦を強いられていた。聶明玦は総攻撃を命じ、自らも藍曦臣が手に入れた地図で不夜天に乗り込むが、温若寒の陰鉄とある者に阻まれ…。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

Twitterで(未だにXではピンと来ない)、作詞家の松本隆さんが、陳情令の、中国ドラマのファンだって流れていたので、「週刊文春WOMAN2023秋号」の抜粋記事を見に行ったんですよ。そしたらもう、本当にいっぱい見てらっしゃる。ラブ史劇がお好きらしいですが(数日前私は苦手と書いたばかり 笑)、抜粋でも楽しい記事でした。ついったの華流沼のみなさんが喜んでるのもよぉく分かったー♪

誤解に気付いて藍湛を追いかけた魏嬰。2人は屋根の上にいました。
この場所にいると、昔を思い出さないかと魏嬰。
雲深不知処でも屋根の上でやり合ってたわね。不浄世では藍湛は登っていなかったっけ?不浄世の瓦より雲深不知処の瓦の方がモノがいいと言ってたのは、魏嬰ひとりで転がってた時かな。

ケンカをしたのだと藍湛。
魏嬰は笑って、俺が夜忍び込み、藍二公子に捕まった、ただ惜しいな、ここには天子笑がないって言って、寝転びます。
世事は変化する、同じではいられないと言った藍湛に、魏嬰はお礼を言います。
夷陵の監察寮でのことね。師姐に黙っててくれたと。

相変わらず魏嬰を心配する藍湛に、魏嬰は、分かってる、だが薛重亥(シュエチョンハイ)のような邪道じゃない、詭道(きどう)術法だと言いました。
なんだなんだ、それはっ。

陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
陳情令名物?屋根の上。中国ドラマには多いけど、このドラマはまた特に印象的。

あの三月の間、暗黒の日々の中で会得した術。藍氏の音律術に感謝するよと言った魏嬰。
どうやらその音律術に呪符を組み合わせて編み出したもののよう。竹笛一本で万物を操るんだそうな。
…わからーんっ。

藍湛は、詭道術法を支えるのは精神かと聞きました。魏嬰は頷きます。
藍湛の目線が不安そうに下がったよ。あー、そういうことか。

精神で操るのは火中の栗を拾うも同然。一歩間違えば気が暴走して、取り返しがつかぬ。
魏嬰も、それは承知の上。だから毎日瞑想して気を鎮めてる訳なのね。でもそのシーンはかなり大変そうでしたけどね。今にも飲み込まれそうでしたけどね。吠えてたものね。
そして実は、代々似たようなことをしてきている世家もあるんだよなあ。これは後々のネタバレ。

おまえの心配は承知だが、魔道に落ちたりはしないって、魏嬰は誓ってるんだけど。
この3本指出すのって、中国特有かな。他のドラマで見たことあったっけ?

調べました。3本の指は、天、地、人に誓うという意味があるんだそう。
他のドラマでも出てくるらしいよ。見逃してるんだろうなあ(^m^)

信じるか?と聞かれた藍湛は、迷いながらも頷きました。
魏嬰も、信じて貰えるのかどうか心配そうに見てたけど、藍湛は魏嬰自身のことは信じてるんだよ。その心根は。兄上に聞かれても、彼はそのようなことはしませんって言い切ってたし。
ただ、その状態に魏嬰の精神が本当に耐えられるのかどうか、心配なのはそこ。危ういと思っているのはそこ。根拠のない自信にしか、見えないんだと思うんだよ。そもそもビッグマウス気味の人だし。

それでも、信じて貰えた魏嬰は、笑顔を見せて屋根を降りました。
その背中に、私に協力させよと藍湛。
分かったと言った魏嬰は、背中を向けたまま笑います。嬉しかったんだなー。
藍湛の表情は硬いままだけどね。めっちゃ心配してるからね。
協力させよ、てか、既に清心音奏でて、聞かせちゃってますからねっ(^m^)

翌朝。
4大世家が集まり、大哥の号令で、いよいよ不夜天に攻め込むことに。
聶明玦(ニエミンジュエ)が先頭で馬に乗り、藍湛と魏嬰も馬で並んで、後ろに師姐の馬車と続いています。他の人達は御剣の術で行ったんだね。江澄も魏嬰に、自分と一緒に先陣を切れって言ってましたが、魏嬰、御剣の技、もう使えないんだよ、それは無理なんだよ…
多分、師姐のために護衛も兼ねて、大哥と藍湛は騎馬にしたのでしょうから、自分もそうすると選んだ形で、剣が使えないのがバレずに済んだかな。
江澄にしてみれば、自分より藍湛と一緒を選んだ?ムキッ!かもしれない。や、姉さんのため、きっとそう、落ち着けって、自分に言い聞かせてる気もするー。

門の上からは、聶懐桑(ニエホワイサン)が、魏兄、気を付けてーって叫んでます。それまで一緒に無駄話してた藍湛の顔が、仮面になってますが(^m^)
後半は、邪魔が入ると、もっと分かりやすく藍湛がすんっとなるので、それも面白いんですよ(笑)

その頃、温若寒(ウェンルオハン)は相変わらず、陰鉄の前で舞ってます。あれをなんと表現したらいいものか、私には分からん。若寒おじさんの舞ですな。
そして射日の征戦隊は、放たれた傀儡達と戦っていました。御剣で向かった先発隊でしょうか。若様の戦う姿がいっぱい映ります。青っぽい人達もいるので、金氏と江氏メインの隊かな。
そのうち、傀儡達の幾人かが爆発して、異形へと変わりました。なるほど、あの溶岩内包してるみたいなのは第二形態かい。それをあの舞で操ってたんですね。
江澄もいるんだけど、この異形がまー強い。全滅を避け、仕方なくひとまず撤退です。

高笑いする温若寒。
そこに仙督に感謝をとやって来た人物。ちゃんとピントが合ってない映りでしたけど、あのオデコは間違いありません。孟瑶(モンヤオ)ですよ。ここにいたのよーっ。
夷陵の監察寮で温晁が言ってた温若寒の「新しいお気に入り」は、この人だったのよぅ。

味方の軍営には、死傷者がたくさん。中には、傀儡になってしまっている弟子達まで。4大世家、ひとりずついるね、檻に入って。亡くなっているのか、倒れている人達も顔に赤黒いヒビ。

江澄と金子軒の前で、聶宗主は、私が判断を誤っていた、やはり陰鉄の力は侮れぬと言いました。江澄が、傀儡は不死身のように、斬っても斬っても倒れなかった、これで不夜天を攻められるのだろうかと言うと、若様も、大軍でも不死身の敵とは戦えないと言います。
聶宗主は、正面から突破できないなら、自分が不夜天に潜入して、温若寒を殺すと。そうすれば傀儡も制御できなくなると言うんだけど、それは誰が見ても非常に危険な策。でも大哥は死を覚悟でそうするつもりです。自分が死んだら、藍曦臣(ランシーチェン)に委ねるとまで。

そこに、藍曦臣が、岐山の布陣の地図を持って入ってきました。
こ、れ、はっ!と色めき立つみなさんだけど、これ、誰からの情報かって、ね…

魏嬰と藍湛は、傀儡にされてしまった人をみていました。剣で斬られるだけならいいんだけど、傀儡の傷に触れてしまうと、自分まで傀儡になっちゃうんですって。以前は別にヒビに触れてもなんともなかったと思うので、それだけ3つ揃った陰鉄の力が増しているってことのよう。藍湛でも、三月も霊力を注がないと治せないと言ってます。

そこに、金氏の師弟が魏嬰を呼びに来ました。師姐に何かあったみたい。
魏嬰が急いで向かうと、金の若様のテントの中で、師姐が泣いていました。何でもないという師姐ですが、魏嬰は、どう見てもそっぽ向いて立ってる若様のせいに違いないと、睨みつけます。

陳情令
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師姐を泣かせたのは、おまえか!?おまえ以外にいないなっ!

そこに綿々(ミェンミェン)が入ってきました。これは誤解でと言いかけたのを、怒鳴って喋らせようとする魏嬰。
そして、若様は未だ、誤解中。我らに恥じることはないとか言ってるけどねえ。恥ずかしい思いをするのは、アナタのほうなのよ。
入り口には、藍湛も。気になって覗きに来ちゃってる(^m^)

綿々の話では、師姐は手当てや食事の用意をする中で、毎日3椀、汁物を多めに作ってたんですって。2椀は江澄と魏嬰、1椀は若様に。

若様、びっくり。それは阿鳶(アーユエン)という人が作ったものだと思い込んでたらしいよ。綿々が知っててくれて良かったけどさあ、この人も妙なところに、いつも関わってくるよね。ドラマ上、使いやすいんでしょうが。

綿々は、師姐は自分では渡せずに、阿鳶に頼んだんだと言います。最初は綿々が頼まれたんだけど、阿鳶に託してこっそり天幕へと運ばせたんだとか。江さんを責めないでくださいなんて言ってるけど、なんでアンタが行かなかったんだよー。

だが、阿鳶は私に…と言いかけた若様の言葉を遮って、魏嬰は言います。
彼女は恥ずかしそうに否定したのでは?
若様、返す言葉もありません。

それが今日に限って、師姐と若様が鉢合わせしてしまい、若様は師姐が阿鳶を真似したと勘違いして言ったんだそうな。
婚約は解消したのに、なぜこんな真似をするのか。清河に送り届け、私の任務は終えた、戦場で苦労せずともよい。
師姐が、未練がましくまとわりついてきてると思ったらしいけどさあ、他の師弟達もいっぱい見てる前で、言うー?
しかも師姐も、ロクな説明もできないという。そして、若様に畳み込まれます。
世家の出でも、真心を模倣するのは感心せぬ、卑しい身でも世家の者より高尚だ。自重されよ。

魏嬰、一瞬で沸騰しました。若様に歩み寄って、胸に一発ストレート。
金丹なくても、若様を飛ばすくらいの力はあるんだね?
金氏の弟子達が剣を抜いたところ、振り返って陳情を吹く魏嬰。黒いもやもやが、金氏の弟子達をなぎ倒してしまいます。も一回振り返って、今度は若様の頬をグーで殴る。

テントの外に出ていた藍湛も、はっとして入ってきて、魏嬰の手を掴みます。
それで、ようやく落ち着き、出ていく魏嬰ですが。
これはあの詭道術法のせいで、感情をコントロールできないってところなのかな。
でも師姐が絡んだ対若様の件では、この人、元からケンカっ早いし、これが初めてじゃないし。今回は若様、自分のミスで師姐を傷つけることを言っちゃったので、謝りはしてませんが、やり返しはしなかったけどもねえ。

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一方、大哥は兄上と話してました。大哥は聶明玦、兄上は藍曦臣ですよー。
あんな機密事項満載の情報をどこから手に入れたのかって、不思議なのは当然。
捜査には数か月を要したと言った兄上は、協力者の名前は今は言えないけど、信憑性はあると言いました。大哥は、そういえばと、雲深不知処が襲撃された後、どこにいて誰に救われたのかと聞きます。兄上の反応から、その時、救ってくれた人と今回の情報の出元は一緒だと、大哥も気付くんだけど、兄上は、それが誰かは温氏を滅ぼしてからだって言うのよ。本人の同意も得ていないと。
うーん。この判断がなあ。仕方ないのかもしれないけど。大哥が知ったら気配が漂って、いわゆる密偵くんが危なかったかもしれないし、うーん、難しいところです。

大哥と兄上は、お互い背水の陣だと、大哥の潜入の結果如何に関わらず、7日後に総攻撃だと確認し合いました。
この2人は、お互い比較的若くして宗主になってるから、多少質は違うんだけど、根底の真っ直ぐさが一緒なので、話が通じるのは早いよね。次世代を担う頼もしい若き宗主達。

岐山への襲撃再開。
でも、相変わらずあの第二形態が強すぎて、仲間がどんどん傀儡になってしまいます。温若寒の策で、小隊みんなが挟みうちにされ、不夜天へと誘導されている様子。潜入している大哥からの連絡もまだないみたい。とはいえ、7日経たないうちに攻め入れば、大哥の計画に影響があるかもしれないと、兄上はじめ、江澄、魏嬰、藍湛達は迷っていました。いずれにせよ、挟みうちにされれば、不夜天に進むしかないんだけど。
魏嬰も藍湛も、岐山の情報元を訝しんでますが、兄上は、旧友だとしか言いません。信じ切っているからね。まあ、ここではまだダイジョブなんだが。

その頃、陰鉄を手の上で回している温若寒に、傷だらけの聶明玦が対峙していました。
陰鉄で攻撃されて、高笑いする温若寒の前に膝をついた大哥。そこに現れたのは、あああ、孟瑶でした。
聶宗主、お久しぶりですと言われて、ゆっくりと顔を上げる大哥。
うーん、やっぱり少し匂わせといたほうが良かったかもー。ただ大哥が、この驚きを演技で出来たかどうかは疑問かな。だけど、いろいろと考え合わせれば、あ、コイツが密偵だったかと気付くはずなんだけど、状況が状況だし、即、頭に血が登っちゃったもんなあ。

大哥は孟瑶に攻撃し、孟瑶は大哥を蹴とばしました。あくまで密偵の立場ですので。
でも何も知らない大哥は、孟瑶を倒して周囲を蹴散らし、温若寒に向かっていくものの、あの陰鉄ってなんなんでしょねえ、阻まれて倒されてしまいます。

陳情令
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表情からはかなり分かり難い人。本音を語っても胡散臭い(笑)朱賛錦(チュウザンジン)くんが上手くてなー。

孟瑶、この時はさ、ちょいと心配そうな顔はしてるけど。歩み寄って来た温若寒が、大哥にトドメをさすんじゃないかって、ちょっとハラハラしてるっぽいんだけど。
温若寒はひとまずトドメはささず、孟瑶に、炎陽殿の外は盛り上がっておるぞ、おまえの考えた筋書きを見たくはないか?なんてご機嫌で言ってますわよ。

外では、みんなが戦ってました。兄上も強いな。藍湛や江澄も安心して見てられるんだけど、魏嬰、金丹ないのに、ほぼ素手で、なんでそんなに戦えるん?藍湛に庇われたりはしてるけど。

あらかた倒し終えた時、炎陽殿の中から火の玉が飛んで来て、正面にいた数人に当たって一瞬で傀儡になり、岩が弾けるように飛び散ってしまいました。うひー。
その上、背後からも正面からも、第二形態を先頭に、更にたくさんの傀儡達。残っている味方はもう数人なのに。
魏嬰は藍湛に、どんな方法だったら生きて戻れるかなって言います。死闘だと藍湛。
この人以前も、何の策もなく、正面突破だとか言ってた気がする。こういうとこストレートよね。
残ってるみなさん、頑張るんだけど、まあ、多勢に無勢でね。

魏嬰は、ぴょーんと飛んで、ゆーっくり時間をかけて振り向き、笛を吹き始めました。
いや、アナタ、その手を使う気なら、もちょっと早めに出そうや。ほぼ全滅に近くなってからじゃなくてって、思ったのは私だけだろうか?だってさー、この間に味方も、いっぱいやられちゃってるのよ。こんなギリギリのとこじゃなれば、死ななくて済んだ人達、いっぱいいただろうよー。
まあね、メインの登場人物達の戦闘シーンのためとはいえっ(笑)

石像の上に立って笛を吹く魏嬰。笛からも体からも、黒いもやもやが出てるし、空中からも、黒いもやもやを呼び出して集めてる感じ。戦いながらちょいっちょい気にして、魏嬰の様子を見る藍湛がかわいい。この人の戦闘シーンは文句なく美しいんですが、ちょこちょこ振り返って見てるのは可愛いんですよっ(^m^)

陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
きっとこの白鶴は内心また、うぇいいんっと鳴いてるはずデス。

だけど、何も変化がないなーと思った頃(これも魏嬰の笛シーンのための尺ですか?)、やーっと、その黒いもやもやが集まって、傀儡達に吸い込まれていきます。傀儡達は同士討ちを始めました。
それに気付いた、江澄、藍湛、兄上は、なんなんだこれはって感じで周囲を見てますね。
でもほら、笛吹き始めてからここまで、結構時間かかったじゃん。なんでもっと早く(笑)

そして室内でも、温若寒が陰鉄を操れなくなっていました。
慌てて、外に出て行こうとしてますよ。いよいよだね。

このシーン、とても分かりにくいんだけど、魏嬰の後ろに、もやもやを発している金属みたいなのがぐるぐる回ってました。あれが、魏嬰の作ったもの。今後、いろいろとまた物議を醸しだすもの。
大哥との会議の席で、陰鉄にも相克するものがあるはず、一月も経てば分かるはずと言ってたものです。一か月で、魏嬰があの乾坤袋の中にあった暗黒の剣から精製したものなんだよー。

あれ、ふと気付きました。この場に、金の若様と、クズ従兄はいなかったのね?どこで何してたの?

さて、次回はやっとこさ、落日ですよー。

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