R.I.P. 霊異街11号　7話「先 行ってるぞ」あらすじとネタバレ感想

あらすじ

小虎(シャオフー)殺害の真相が判明し、阿海(アハイ)は無事に弟分の告別式を送ることができた。占い師のもとで父との関係に関して悩みごとを打ち明ける阿海。そして、組からも足を洗い、親父の家業の葬儀社を継ぐことを決意した阿海は、そのことを(ドゥオドゥオ)に伝える。そんな折、阿海は肺がんで死んで成仏できていない男に出会い、タバコを一緒に吸い始めることに。

R.I.P. 霊異街11号オフィシャルサイトより

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ネタバレ感想

トンネルの中で華兄貴に向かい、アンタが小虎と俺を襲わせたのかと問いただす阿海。そこに阿源もやって来て、２人で華兄貴に銃を向けます。
メンツは揃った、白黒つけよう。

阿源が「阿海、さっさと撃て」と言ったところで、阿海の銃口は阿源に向けられました。

刀傷の男と小虎は同じ銃で撃たれていたようです。
朵朵の隠しカメラは、モーテルを去る際に廊下ですれ違った阿源を映していました。そして小虎が最後に聞いた音は、やっぱり阿源の着信音。あの現場に、電話に出なかった阿源はいたのです。車の中の領収書の切れ端も、仕組んだのは阿源でした。
華兄貴は刀傷の男が誰と共謀していたのか、白状するなら金をやるとその交渉に行っていたみたい。その後、阿源が証人の刀傷の男を消したんですね。阿源、はねられて意識のない小虎を撃ったんか…
更に阿海を撃ったのも刀傷の男ではなく、実行犯はとっくに華兄貴が見つけて始末していて、その際に阿源との結託も吐いていたらしいんだな。刀傷の男の噂を流したのも阿源ってことか。もー、早く言えよって話なんだけど、兄貴。

野心が強く、功を焦って前のめりだから、上からも下からもイマイチ信用して貰えない、所詮鉄砲玉止まりってとこだったんだね、阿源って人は。華兄貴もそこら辺は見抜いていたのでしょう。
阿源は華兄貴の腹を撃ち、次に阿海に銃を向けます。でも逆に阿海に詰め寄られて怯んだ隙に、倒れていた華兄貴に撃たれてしまいました。

身から出た錆だ。
どうするべきか分かるな。
光があるうちにここを出ろ。
振り返るな。

やりきれないねえ。兄貴はなんだかんだ阿海を一番買ってたんだろうね。

阿海達の初めての葬儀は小虎のものとなりました。
組の若いのも、あの変な髪型の子を先頭に３人来ました。阿源が死んで、華兄貴は不在と言ってたけど、死んではないのかな、や、でも至近距離から腹撃たれてたもんね。影響が大きいから、死んだけど行方不明みたいなことにしたのかな。それをどうにか手配したのは阿海ってことよね？

赤ちゃん、生まれちゃってますね。
どんくらい経ったんだろうか、亡くなってから。

以前朵朵が撮った小虎の動画を見てる阿海。
思い出して、うるっとしているガラスの向こうに、にまにましながら指ハートしてる霊の小虎。
小虎って、きっとあんまし頭は良くないんだろうけど(笑)人としては出来た子ですよね。死んでも明るくてさっぱりしていて、ある種、達観している。

来世でも兄弟になろうな。
先、行ってるぞ。
じゃあな、兄弟。

早く組から足を洗えと言って、小虎は成仏していきました。
そんな遺言貰っちゃあ、そうせざるを得ないっしょ。これで本格的に葬儀屋を継ぎますね。

阿海はまた夏林梅(シアリンメイ)の元に行きました。占い師としての腕はどうなのか分からないけど、親身になって話を聞いてくれるおばちゃんって存在は、阿海にとっても何か救いになってるんでしょうね。いつも話を聞いて貰ってるお礼だって、盛音と同じような丸眼鏡をあげてましたよ。なんだかかわいい２人だわ。

阿海はどうしても、お父さんが出てきてくれないのを気にしてます。最後に大げんかしちゃって、そのままになっちゃったから。そういう後悔は後を引きそうですよね。夏林梅はきっと成仏したのよって言ってたけど、葬儀屋として独り立ちするまで、出てこないで見守ってるような気がするなあ。

阿海は成仏したのかって尋ねながら何か投げましたが、どこかに転がってっちゃったみたい。
多分あれはポエってものかなと思います。三日月形の木片で、落とすように投げて吉凶を占ったり、お葬式の時に表裏がセットで出るまで投げるしきたりがあるみたいです。
パパ、お返事もくれない…みたいな？

いつものお店で、葬儀社の今後について話し合う阿海と朵朵。
阿海は足を洗って、葬儀社を継ぐことを決心したようです。小虎の遺言でもあるしね。
良かった良かったー。

阿海がいつもの階段を降り、タバコをくわえた時、後ろから声をかけられました。見ると階段の途中に座り込む男。寒そうに手に息を吹きかけながら、一本くれないかと。
そこは今さっき阿海が降りてきたところです。あっちの人だね、この人も。
遺体が冷凍庫にあるから寒いのかもしれない。

仕方なく火を点けたタバコを階段の際に置いてやります。
うまそーに煙を吐いて、死因は肺がんだという男。
これくらいのすれ違いなら、霊との交流もたいした問題ではなさそうですが、ドラマですからね、この人が何かまたやっかいなことを頼んでくるぞー(^m^)

職場にひとり残っている盛音は、パソコンの中から、懐かしい写真を開いて微笑んでいました。写真の中の若い盛音も、とっても可愛い笑顔です。この人が、あの時の会話の人かな。彼氏はいるの、死んだわっていう。

盛音の先輩。ちょっと盛音と似ているところがある、人付き合いは不器用だけど良き理解者って感じかな。法医学者としての在り方も影響を受けているし、離れてこそ見えるものがあるという言葉も、この人から。
留学する前に、シャツのボタンを掛け違えたまま盛音に会いに来て、ぎこちないハグを交わして、LINEの交換をして。
その後、何があったんでしょうね。

一方、なぜか下生(シアション)葬儀社には「殺人犯は死んで償え」と横断幕が張られ、周囲には紙銭、冥銭？が撒かれています。
鍾刑事のところでは、チンピラが大量に捕まってました。あの変な髪型の舎弟もいるわ。この大量のチンピラ達は、黒水(ヘイシュイ)の組長が消えたことで、紅蓮(ホンリエン)がシマの争奪をしかけて騒ぎを起こした結果みたいね。舎弟に戻ってきてくれと言われますが、遠回しにおまえも進退を考えろと言う阿海。
葬儀社が荒らされたと鍾刑事に告げると、何か恨みでも買ったかと言われますが、多分この騒ぎに関連してるんじゃない？でも「下生葬儀社 社長 高志海」の名刺を見せると、鍾刑事は喜んでくれましたよ。もう戻るなよって。

あの階段に戻った阿海の前に、またあの男が座っていました。
溜息をついて、何が望みだと聞く阿海。
死んで数か月にもなるのに、未だ、息子達は引き取りにも来てくれず葬儀もあげてくれないと嘆く霊は、耀彭(ヤオポン)建設の彭懐昌(ポンホァイチャン)と名乗りました。
またこの霊のために、一肌脱ぐ羽目になるのね。
仕方ないよねぇ、困ってるのが見えちゃうんだもの。