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「九重紫」【9】竇家の次は宋家。こっちも呆れてモノが言えないわー。「鶴髪」の理由がまたとんでもなかった。

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九重紫
画像出典 百度百科

24話からです。

兵部尚書の王行宜(ワンシンイー)は、職務怠慢という理由で内閣から罷免、盛天府の巡検司に降格。
娘の王映雪(ワンインシュエ)は死刑。でも癲疾のため、自宅での自決が許可される。
抱いた枕に明児と話しかけながら、デンデン太鼓を鳴らす継母。とんだ現実逃避ね。だって竇昭(ドウジャオ)が来たら、ちゃんと憎まれ口叩くんだもん。
竇昭は継母の歪みの正体を言葉にし、素蘭(スーラン)が白玉蘭の花びらを部屋中に撒きます。母を思い出して、絶望を味わえばいい、と。

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目次

所感 ネタバレです

反省したとは言え、後妻の本当には気付かなかったんだろな竇世英(ドウシーイン)。
ここまで露呈してようやく、科挙のために都を離れたことから間違いだった、だってさ。
この人は反省後悔云々よりも、己の甘っちょろさと、お粗末な判断能力を疑うことを学習しなはれ。

白玉蘭の下では宋墨(ソンモー)が待っていて、改めて竇昭のことは全力で守ると言うんだけど。
ここから、宋墨自身の行く先にも暗雲が立ち込めるんだよ。

魏廷瑜(ウェイティンユー)のほうは、屋敷は没収され、平民へと降格。
下っ端の役人にまで貶められながらも、竇明の絵だけを大事に抱き締めてた。

あの令牌紛失からの惨事を重く見て、兵馬司の怠慢に怒る皇帝。
宋墨を信頼し、宋家一族は朕の期待を裏切らないなんて言う。ん?これは、わざと?
宋墨は、本邸が間者を引き込んだことを「援軍」と言って、皇帝の前でも親父に嫌味。
自分が賊を一掃するって宋宜春(ソンイーチェン)に、竇世柩(ドウシーシュー)は、前線を退いて久しいんだから世子に任せてはどうかと言う。これで宋墨排除に出る気だな。
皇帝は、五城兵馬司の提督に宋宜春、兵部尚書代理に竇世柩、宋墨には賊の討伐を命じます。

陸記補歯舗には宋宜春と竇世柩。2人は策は万全と思ってるけど、蘇琰(スーイエン)は不満そう。城北には手がかりが多数残ってて、綿密に捜査すれば黒幕が危ないと考えてる。

出征の門前。見送りには行かないと言ってた竇昭を、それでも宋墨は待ってた。
竇昭は万仏寺の御神籤を、全部大吉にして持って来たわよ(笑)
宋墨の引いた籤は「愛し合う夫婦、一生添い遂げる」宋墨、満足♪

九重紫
画像出典 SHANGHAI YOUHUG MEDIA CO.,LTD.
馬上でのこの体勢は腹筋使いそう(笑)

絵を抱えてヨロヨロ歩いてた魏廷瑜は、酔仙楼の店員からもツケを払えと苛まれ、酔仙楼から出て来たあの時の画商にも、路地裏で捕まります。絵を奪われ、死なせた癖に絵だけ大事にして何になる、燃やして弔ってやろうと火を点けられてしまう。
殴る蹴るされても、辛うじて燃え残った絵を抱き、その場に倒れる魏廷瑜。
命尽きる間際に見た夢は、笑顔の竇明。自ら全てぶち壊した、その手にあった幸せ。

縁を切られたとはいえ、あの姉は手を差し伸べることもなかった訳ね。巻き込むなと景国公に止められたのかもしれないけど、保身だったんじゃないのお?

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死罪だったはずの継母は、竇昭の奏上で生き永らえたっぽい。そういう決定が下されたのは、母親が赦したのかもと思う竇昭。
父によれば、屋敷に妙な術師が来て、病は治せる、経を唱えながら毎日山頂まで、三歩で一礼、九歩で叩頭しながら登れば、竇明を地獄の苦しみから救えると言ったんだとか。
聞いた途端、正気になって山に通ってるってアータ。やっぱり心神喪失も演技では?
直後に紀詠(ジーヨン)が、そんなもん女子には成し遂げられない、それはほぼ脱出できない八大地獄の最下層、無間(むけん)地獄と同じって言ってるので、妙な術師には紀詠も絡んでるの?

竇昭の診察をした紀詠は、竇昭が眠れてないことに気付きます。宋墨が林で襲われる夢を見るらしい。
自分の不安を友達の話にして聞くってのもよくあるけど、紀詠はお見通しよ?だからわざと、それはマズイ、タイヘン、一大事!とか言われちゃうのよ。辛辣だが心は脆い、とも。
結局それなのかもしれませんな。元々この人は脆い人。ただ、意地とか自己防衛心とかで、強く装わざるを得なかった過去だったし、これまでだったっていう。

そこに前線から文が届く。
世子、林で待ち伏せて奇襲。

普通に読めば、宋墨が奇襲を仕掛けたって報告でしょーに。
でも竇昭は、宋墨が襲われたと勘違いして、前線まで飛んでっちゃうの。
案の定、誤解で泣いてた竇昭は、ピンピンしてる宋墨にどうした?って声かけられて抱き着いちゃう。巌も陸鳴も笑ってるわよ。
かっちこちの「軍師」から、夫を心配する妻に移行してってますよって表現なのかなあ。

本人にとってはさほどではない怪我でも、心配してくれる竇昭に驚く宋墨。
今までのこの人が、どれだけ周囲に恵まれていなかったかだねえ。軍営で育てば多少の怪我は日常茶飯事でも、蒋蕙蓀(ジャンフイスン)がいつも側にいてくれれば、違ったんでしょうね。

丁度、宋墨の誕生日だったらしく、長生麺まで用意してた竇昭。
誕生日の主役の願いのキスは、また陸鳴に邪魔される。今回は未遂ではないものの。
もう何度目かねえ。これだけお約束を繰り返されても、もうお腹いっぱい。

賊から救った難民が、宋墨にお礼を言いに来ます。
滄北幇に村を焼かれた母子は、娘を捜しに都に行くつもりだけど、ツテもなく居場所も分からないらしい。竇昭は、母子を昭聞書舗で預かることに。
感謝した母子は、お礼の印に竇昭に簪を差し出します。

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でも朝廷では、宋墨が手柄を求めて兵部に背き襲撃、賊の反乱の原因は竇昭が嫁荷を自慢して妬みを買ったからってことになってるらしいわ。クソ親父共のクズな謀略だ。
弁明した竇世柩は次輔に任命されたんですってよ。毎度の手ね。悪い噂を流し、相手を庇って自分の株を上げる。
皇帝に警戒させるのが狙いだと竇昭も分かってるけど、皇帝サマ、定国公の二の舞は避けようとするんじゃないかとは思うんですけど。

宋墨は滄北幇の幇主を捕え、兵や民たちの前で宣言します。お、竇昭も傍らにいるよ。
都の騒動では、既に239人の流賊を死刑に処した。周辺3省を拠点とする7大勢力も討伐し、8千人が討ち取られるか捕虜になっている。今後、都で反乱を起こし民に害を及ぼす者は、骸を城壁に晒し見せしめとする。被害者のため万仏寺で経を唱え、今日から一月は酒宴をやめ冥福を祈る。
更に竇昭も、昭聞書舗と苗家商舗が、被災者に食糧と薬草を3日間、無料で支給すると。

クズな謀略を跳ね返す2人の策は、なんと太子に気にされてたよ。民心を掌握されている、宋墨の実権を剥奪すべき、ですって。
堅物ってか、浅はかなんだなあ、この人。誰かが民に寄り添って名を挙げると足をひっぱる有象無象と変わらん。そら、皇帝も太子にはしてるけど、後継者に指名できない訳だ。
汪淵(ワンユエン)が慌てて、竇昭はこの施しは陛下の恩情だと伝えていると言う。
皇帝は百も承知で、2人は慈愛と尊厳を示し、暴君の汚名を雪ぐだけでなく、民の不満を鎮め、朕の顔も立ててみせたと言う。
でも太子は、媚びを売ってるって言うんだよ。
さすがに皇帝、溜息をつき、そちも見習ってくれれば安心できるものを、と言ったわ(笑)

九重紫
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心底、息子にガッカリしてるパパの顔。

上っ面しか見えないんじゃなあ。広和楼に来た時もそうだった。宋墨、鼻で笑ってたもんな。しかも人を見る目もない。皇帝と定国公の真の関係や、周辺の事件の根底にあるものにも、まだたどり着けないわね。

ただ宋墨を称える宴は中止。文武百官は誰も進言しなかったけど、硯堂(イエンタン)だけは思慮深いと、皇帝は勅命を下します。
千人に上る民が死傷したことを鑑み、宮中の者から百官まで一か月の間、酒宴を禁ずる。
聞かされてるだけの太子も、少しは何か気付いてくれるといいんだけど。

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その頃、宋翰(ソンハン)は父親に、音楽の師って人のところに連れてかれてた。
その女性は馴れ馴れしく宋翰を翰児と呼び、飾り紐を手渡します。毎年誕生日に贈られていた紐は、この舒窈(シューヤオ)の手作りだったんだと。宋翰もその異様さに動揺、2人の手を振り払って出て行く。
この人、宋宜春の愛人ね。ずっと囲ってたんだ。そして多分、宋翰はこの人の子。

宋翰は今まで贈られていた紐を燃やしてたよ。
そこに、宋翰の猫が頤志堂(いしどう)に来てたと宋墨が抱いてくる。宋翰は紐のことを誤魔化す。

この晩、初めて竇昭は、緝影衛(しゅうえいえい)の陳嘉(チェンジア)が宋墨の密偵になってたのを知ります。不安で覗いたけど、巌と共に毅然と報告しているし、宋墨が信頼しているのも確認。

2人は宋翰が行った屋敷を調べてた。借主は偽名、20年前から黎(リー)姓の女子が住んでる。絵姿から、教坊司の罪人名簿にあり、病死とされている官妓の黎窈娘(リーヤオニャン)。彼女は月に2回、万仏寺に参拝に行ってる。
陳嘉は、英国公だけでは、隠れて罪人を救い出し、20年も匿うのは無理だと言う。

竇昭は万仏寺へは、自分が調べに行くと申し出ます。
ただ蒋蕙蓀を大切に思う宋墨が、クズ親父の長年の所業を知って荒れないよう一声添えて。

でも宋墨が屋敷に乗り込んだ時、黎窈娘は自害してしまってた。泣き喚く親父と立ち尽くす宋翰。
宋翰は兄には今知ったと言い、荒れる親父に縋りつく。
そんな弟を見る兄の目はもう冷たい。弟は既に何か知ってたなと思ったよね。
可愛がられていた宋翰は、必死で父親を庇う。もう宋墨には、長年母を裏切った上、死に追いやった男を庇うヤツにかける優しさはない。
宋墨は屋敷を制圧、父親と宋翰の身柄を拘束します。

紀詠と共に万仏寺に行った竇昭は、問答の末、なんとか住職の証言を引き出した。
18年前、黎氏も蒋氏も万仏寺にいて、黎氏は生後一か月の子を抱いていた。蒋氏は寺の中で早産したが、その時産まれたのは女児。それを英国公は男児だと偽った。
そこで子供を取り換えたんだ。

紀詠は、名家の秘密に関われば恨みを買うと引き留めるけど、竇昭は昭世録の記述を思い出し、ここが正念場だと、運命を変えられなくてもあの人と共に歩むと、急いで帰ってくよ。
カマキリ野郎は本当に幸せだなと呟く、紀詠の目は赤いねえ。

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宋墨のほうもそれを暴こうとしてた。認めない父親に、遺骨と宋翰を使って血の証明をしようと。それもさっき亡くなった黎窈娘の遺体を使って。
黎窈娘の遺体を傷つけられそうになって、親父はようやく白状します。

黎窈娘の本名は黎舒窈。福亭長官の娘。
庶子だった宋宜春とは任務地の福亭で出会ったが、福亭長官は汚職で蒋梅蓀(ジャンメイスン)に捕えられ、一族は罪人となった。
その後、宋宜春は狩猟の褒美として蒋蕙蓀との婚姻を賜り、権力になど手の届かなかった庶子が、爵位も官位も手に入れてしまった。そして教坊司で黎舒窈と再会。

親父は、蒋梅蓀を黎舒窈の仇と逆恨みしてたけど、罪を犯していた福亭長官への処罰は正当なもの。捕縛は蒋梅蓀の独断でも謀略でもない。娘を官妓に落としたのは、実の父親だって話だよ。
でもそんな理性的な判断など出来ない親父は、蒋蕙蓀の産んだ娘と宋翰を入れ替えた。

宋翰こそが跡継ぎって言うけど、蒋蕙蓀と結婚してなければ、しがない地方の小役人で終わったはずの庶子の男に、跡継ぎに残すものなんてあったんか?
そんな告白を聞いても、宋翰は宋墨に縋って父親を庇う。
贔屓の理由はソレかと、あの母の息子ではないのかと、普通ならショックで呆然とするだろうに。それでもこの態度は知ってたな?と、少し前から弟への視線が鋭い宋墨も思ってるよね。
宋宜春は、誰の力を借りて囲ってたのかについては口を割らない。蒋蕙蓀がそれに気付いたから殺したんだろう、蒋氏兄妹の死は黒幕の思惑なんじゃないか、と迫っても。

しつこく父親を庇う宋翰もまた、いつ真相に気付いたと聞かれても今日だという。おかしいと思っても、母の次に兄も失うのが怖くて気付かないふりをしてたと。弟が自分に短刀を向けて迫っても、兄はビクともしないよ。樨香院(せいこういん)で待てと。

九重紫
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宋宜春を磔にして、松明を持つ宋墨。
枯れ枝をいっぱい括り付けてるから、火を点けたら、あっというまに火あぶりだね。
そしたら雨が降ってきちゃった。悪運の強いヤツめ。
愛しているのは舒窈だけ、蕙蓀に求めたのは利益だけ、お前を産ませたことを何より後悔していると叫ばれ、怒りに囚われた宋墨はなぜか膝をついてしまう。
宋宜春は、私を憎むほど痛みが強まるのではと言う。いつの間にか、毒を盛られてたわよう。

初めて白髪が目立った時。家で板打ちされた時。宋墨ママが亡くなった時だ。そんなに前かよ。
親父は罪を捏造して罰するだけのつもりだったけど、家職が板に仕込んでたと。あの男…
毒が骨の髄に達して髪が全部白くなったら、命は終わるんだって。巻き戻り前の鶴髪もソレか。

刀を振り抜いて切りかかろうとした宋墨は、駆けつけた竇昭に止められます。
竇昭は刀の刃を素手で掴み、この先がどれほど辛く険しくても、共に歩むからと。
竇昭は毒のことを知らない。でも過去の記憶があるからいずれは気付く。
だけど宋墨は毒のことは内緒にするんだろうなあ、あるある。

そこに勅命を持った汪淵がやって来ます。英国公親子はすぐに参内せよと。
でも竇昭には勅命がないから、同行は認められなかった。

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皇帝は宋墨が親殺しにならないよう、すんでのところで止めてくれたっぽいね。
更に太医の診察で、宋墨に盛られた毒は怨憎会という珍しい毒だと判明。初期は症状がなく白髪が混じるだけだが、急速に悪化して骨の髄が痛み、全て白髪になると命を落とす。

ここで皇帝の言葉に私がまた驚いた。
宋墨さん、成人したばかりなんですってー。待って、成人っていくつよぅ(笑)

憎しみが減れば苦痛は和らぐけど、今の状態では良薬を大量に投与しても、もって1年。
皇帝が渡されて、苦悩の表情になったのは、宋墨の白髪の束かなあ。

皇帝は、何としてでも硯堂(イエンタン)を救えと太医に厳命し、宋墨に会いに行く。
宋墨はうわ言で、あの男が子供をすり替えた、絶対に黒幕を見つけると口走ってた。
寄り添う皇帝の手を、舅父上と言って握りながら。
皇帝は、絶対にそちを死なせぬ、そちの母と舅父の死も無駄にするものかと言ったね。
この人もまた、定国公以降の朝廷に蔓延る悪意をなんとかしようとしてるんだな、きっと。

宋墨に親父が捕えられてすぐ、朝廷に駆け込んだらしい大伯父、三叔父の前で、宋宜春は汪格にムチ打たれてました。拷問大好き汪格だけど、これ、宋宜春を切り捨てたよね?
そこに勅命です。
宋宜春は、嫡庶を変えた罪で五城兵馬司提督を解任、でも爵位は残された。
じきに宋墨が継ぐしね。
親父は宋翰の名を祠堂に収めさせてくださいと願うけど、汪淵も冷たかった。
礼儀廉恥は国の柱、嫡庶の別は礼と法の根、嫡女の行方も知れぬのに、陛下が不義の子のことなど哀れに思われるものか、と。

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竇昭は精神を安定させる薬や風邪薬を煎じてた。
紀詠が呼ばれたけど、薬のことじゃなく、屋敷のことで忙しくなるから、昭聞書舗を紀詠と苗安素(ミャオアンスー)に頼みたいって話でしたよ。
紀詠は、竇昭のためじゃなく宋墨のためなら呼ぶなと帰りかけて、溜息をつき、竇昭に傷薬を渡します。離縁するなら力になるって。
でも竇昭は、これから起きることを全力で止めたい、それが望みだと告げました。

宋墨は案の定、毒のことは内緒にしたまま、一年後の竇昭が生き易いよう、周囲の敵をできるだけ取り除こうとしてた。そんな想いで眺める、人々の優しい交流の様子は辛いだろうねえ。最期まで一緒に歩めれば悔いはないと、自分に言い聞かせてるみたいだ。

陳嘉が糸口を見つけてきたらしく、家職が連れて来られます。
家職は、18年前生まれた女児は早産で数日も持たなかった、くらいしか知らないっぽい。でもコイツの所業は許し難いからね。籍を抜かれ軍営に放り込まれて、死なない程度にいたぶられるらしいよ。

牢の中の宋宜春は、黒幕に言及する気配もない。これだけ庇うんだから慶王よね。でも自分がもう、捨て駒だとも気付いてないのはオメデタイな。
ただ、宋翰も一味だなと宋墨に言われた時、翰児「は」違うと声を荒げた。
流賊の事件後、兵馬司と都の兵を慶王の配下にし、役所や宮中にも潜り込ませているはず、太子位を奪うだけだとしたら大掛かり過ぎる、これは謀反の布石だと宋墨。
認めない宋宜春だけど、宋翰が無事でいられると思うのか?で、また動揺する。
宋墨は、自分ではなく他の者が殺す、だってお前はもう用済みの駒だから、とな。いくら秘密を抱えて死んでも、やつらが宋翰を見逃すと思うのかと言われて、やっと気付くなんてねえ。
よく考えろと言い捨てて宋墨が出て行った後、牢の通路に隠れて蘇琰(スーイエン)がいた。出入り自由ですか、この人。

名前すら付けられなかった妹の位牌を祭っていた宋墨。家じゃないのね。どこなんだろう。
そこに竇昭がやって来ます。怒りのせいで倒れたと太医に聞いたと、薬を持って来てた。
宋墨の心に必死で寄り添おうとする竇昭。その想いは嬉しいけれど、今や期間限定なんだと、どうしても考えてしまう宋墨だねえ。

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さて、趙璋如(チャオジャンルー)は陳嘉に槍を教えて貰ってた。順調に近付いてます。
滄北幇の件以降、どうしても護身術を学ぶと、璋如が選んだ先生は陳嘉だったんだって。
竇昭と宋墨は、2人がうまくいくかどうか賭け。期間は半年だって宋墨。
その期間の指定が切ないけど、これ、結果予測は一択で、賭けにならんと思うぞ?

宋翰はフラフラと夜の町を歩き、偶然安素に会ってました。
その時間でも普通に働いてた安素は、以前優しくしてくれた宋翰を中庭の苗圃に誘います。
真っ直ぐな安素と、久々の人の優しさに戸惑う宋翰って感じかなあ。

帳簿仕事中の竇昭の部屋にも、宋墨作の料理がたくさん並びます。
私の得意料理を全て味見して欲しいて。
内緒にしようとしても、こんな些細なところに焦る思いが滲んでしまうし、この先いくらでも食べられると言われりゃ、動きが止まってしまうよ。
その上、実はたくさん持ってた自分名義の店や工場や田畑や船まで、竇昭の名義に変えて管理して欲しいと言い出す。
一気にコレはね、怪し過ぎるよ、硯堂くん。

李昀锐(リーユンルイ)の、隠し事しつつ寂しげに微笑む顔は、まんずぴったりだし、孟子義(モンズーイー)の、笑ってるのに笑ってない、突き止めてやるわって目もぴったりだ(笑)

竇昭は眠っている宋墨の髪に白髪が増えていること、こっそり診た脈がおかしいことを知ります。
で、宋墨を心配して竇昭に打ち明けるべきかとウロウロする陸鳴と、それを窘めてる巌を見る。
それでも2人は話してはくれません。

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竇昭は宋墨に目隠しして、準備していた役者の前に連れて来ます。
あの時一緒に見た「羅衫記」の結末を自分が大団円に書き換え、演じて貰おうとしてた。
「羅衫記」は、母の仇である父と絶縁した主人公が、最終的に精神を病む物語。
時を巻き戻して、やり直す?なんて言っちゃう宋墨だ。うおっとっと。
竇昭は、修復できない家庭だったとしても、人は後半戦で新しい家庭が持てると言う。
その言葉は、今の宋墨にとっては辛いねえ。子供だって、その後の竇昭の枷になると思えば避けるよ。

宋墨は演劇開始の銅鑼を打てなかった。
2人の会話は微妙にズレてた。未来を語る竇昭と、私がいなくてもって言葉を出す宋墨。
前と同じくまた余命かもと、竇昭も気付いたでしょうか。
立ち上がった宋墨に、私に何か隠してる、打ち明けてと言う竇昭。
この一生は君のために捧げるって宋墨に抱き着き、あなたの一生は私の一生、分ける必要はないと言った竇昭だけど、宋墨は私を信じろと、その手を外して行っちゃうよ。信じられるもんかー。

九重紫
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あてもなく屋敷内を歩き、いろいろと思い出す宋墨。竇昭と初めて会った時のことも。
あの時の仮面をつけた宋墨に、同様仮面をつけた竇昭が、あの時と同じように。

不躾ながら公子の心を当てて見ましょう。あと3年?
首を振る宋墨。
1年?
仮面は消えた。心の仮面だったの?
1年後、この命は尽きる。円満な家庭は壊れてしまう。

私に死期を隠せば、その結果は変わるの?もし余命1年なら、よき夫婦でいましょう。
1年後、本当に死んでしまうなら、今一緒にいようが別れようが、私は悲しみに暮れる。
ならば別れない。毎日を大切にし、1日を1年と思って過ごす。1年後は私達の一生。
最期を迎える時、私が側にいる、ひとりで死なせない。

そうよ、考えたら前も、最期の時は一緒にいたんだよ。
そしてようやく2人は結ばれたのか。身も心も。

2人がいなくても、酥山食べてる璋如と安素を観客に、演劇は始まってた。
紀詠が来て、紅鸞星はやはり輝いていると言う。この星は良縁、慶事を司る吉星らしいよ。
よし。この人が言うならきっと、この余命1年はどんな形だとしても覆ると見た。
でも、友情は男女の愛情に適わないのか?なんて紀詠。まあねえ…がんばれっ(^m^)

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牢の宋宜春の元に、上役の命だと蘇琰が絵を持って来ます。
斉の景公が息子のために牛の真似をして、歯を折った故事。溺愛する子供のために犠牲になれってことらしい。お前が死ねば、宋翰に手は出さないって話のようですよ。

頤志堂には黎舒窈の屋敷にいた侍女が。
黎舒窈の死後、宋宜春に暇を出され、今頃路銀を貰いに来たんですと。
前日宋翰が来て侍女は追い払われ、翌朝、黎舒窈は自害したとの証言ゲット。

宋翰の様子を覗きに行くと、食事を叩き落として、猫がいないと食事ができないって騒いでた。
待て。猫を毒見役にしてたんか、コイツ。許せない←うちには猫がいます(笑)
この人がいつから猫を抱いてたか。父親と琴と笛を演奏してた時だったかなあ。

探しました。18話です。母上はもういない、練習に何の意味がと、結構強い目をして言った時、傍らの侍女が猫を抱いてました。宋墨の結婚前よ。
この人、こんなに前から母親は親父から毒を盛られて死んだと知っていて、それが自分に及ぶのが怖くて、猫を飼ったんだ。

宋墨は猫を連れて宋翰の元に行き、母の死について、何か話すことは?と聞く。
目を泳がせて、知らないという宋翰。宋墨じゃなくてもウソだと分かるよ。
宋翰を浴槽で水攻めにして、もう一度聞くと、宋翰は、誰に毒殺されたか分からないと言う。
私がいつ、毒殺されたと言った?と宋墨。

宋翰の罪認書を書き始める宋墨を見て、もう以前のようには戻れないと理解した宋翰は、そのまま溺死しようとするけど、さくっと持ち上げられて、ドカッと胸を殴られて息を吹き返す。
父上だ、父上に頼まれて薬を運んでいた。そして死後、自分が毒薬を運んでいたと知った。一家の離散が怖くて話せなかった。

バカだよ。気付いた時に頭を下げて話していれば、兄だけは味方でいてくれたのに。そんな父親で、家が壊れない訳がないのに。
しかも誤解してるけど、薬は毒じゃない。薬と甘草の組み合わせが、治療の妨げになっただけ。
教えてやる気もなくなってる宋墨は、宋翰を送らせ、そのまま鼻血を出して倒れました。

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宋墨が目覚めると、竇昭が、蒋蕙蓀が重病だった頃、英国公府が大量の甘草を買っていたことを突き止めて来た。てか、遅くないか?甘草の話はもっと前に紀詠が気付いていたのに。英国公府の割符を貰ったらすぐ、竇昭は甘草のことを調べると思ってたんだけど。

恐らく宋翰に罪はないと宋墨も分かってた。
あとは栖霞(チーシア)の病が良くなれば、何か証言が得られるかもしれない。

でも怯えてしまっていた宋翰は、精神的に逆噴射しちゃうんだよなー、これで。
この時、もう少しだけ言葉を交わしていたらとは思うけど、大事なことを黙って隠していた宋翰に、宋墨も優しくする余裕なんてないわね。

宋翰は何段階かに分けて、父親の所業を知ったみたいね。
蒋蕙蓀が危篤の時、おまえの母ではない、黎舒窈こそが本当の家族と言われてた。
誕生日の時、初めて黎舒窈と対面して逃げ帰った。
その後、1人で会いに行き、母だと告げようとした黎舒窈を遮り、私を国公府の二公子にしたのはあなた方だと言って拒絶した。良き息子で良き弟だったのに、今や不安で夜も眠れない。
そんなおまえらが蒋蕙蓀を殺したから、自分が知らないうちに毒を運ばされていたから。
あ、でも甘草のことも知ってたみたいね。プラス、まさか自分が不義の子だったなんてって衝撃。
息子を追い詰めてしまったことを知り、私が浅はかでしたと言って、黎舒窈は自害した。

部屋に閉じこもって食事もとらない宋翰に、手を差し伸べたのは安素。
たくさんの点心持参で、薬まで飲ませてたわよ。

宋墨は捜査で手柄を立てたとして、金吾衛指揮使になり、佩剣での登殿の許可と跪拝を免じられます。
実はもうひとつ詔があると手渡されたそこには、宋宜春が無辜の者を害した罪を認め、獄中で病死したとあった。

父親の棺の前で涙する宋翰を見ながら、立て続けに親を亡くして辛いだろうと宋墨。思い遣ってはいるけど、やっぱり以前よりは少し突き放し気味。ただ巻き込まれただけだから、変わらず樨香院に置くと。
この時も、ちょびっとでいいから、そう思っていることを直接知らせていたら、あるいは。
うーん、どうかな。

九重紫
画像出典 SHANGHAI YOUHUG MEDIA CO.,LTD.

顔を上げた宋翰の目は、闇落ちしてた。
この顔が欲しくて、この人にしたんだろうなあ。てか、ずっと怪しい顔だったけど←

おや、宋翰、死ぬ前の宋宜春に面会してたんかい。
死ぬ覚悟をした父親は、これからはしかと己の道を歩め、朝廷とは関わらず、一生凡人でいることだと言う。それならなぜ英国公になったのかと宋翰。自分が破滅したから、私の前途を阻む気ですか?
そういう息子の顔は父親を恨んでた。出自をバラしたあなたが私の悲劇を招いたと。
ああ、この人、不義の子ってワードに随分とやられてたんだ。ま、そうかもね。父親は真実の愛だとか思ってたとしても、息子にとっちゃ庶子にも悖る不義の子だ。
発作を起こした宋宜春に宋翰は駆け寄ったけど、床に転がった薬を多分宋翰は拾ってやらなかったのではあるまいか?
そして宋翰は、つまらん野心を肥大化し始めちゃうんだなあ。

宋宜春は亡くなったことで赦免され、宋墨が英国公を襲爵しました。
擦り寄ろうとする親族を、冷たくあしらう宋墨。何も言葉を発しなかった竇昭もまた、親族の悪口の的。
間に入って演じ始めた宋翰だねえ。あの親父亡き後、コイツが暗躍し始めるのかあ。やるせない。

ってことで26話まででした。
あと8話。

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作品情報

  • 制作 2024年発表 34話 腾讯视频
  • 原題 「九重紫」
  • 原作 「九重紫」吱吱
  • 監督 曾庆杰、郭锋
  • 脚本 贾彬彬、迟晚、蓝天雨、李昱萱、王佳绮

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