あらすじ
李妍が口にした詩を手がかりに、地煞山荘の谷天顕と七荘主・陸天曠(りくてんこう)は大薬谷(だいやくこく)へたどり着く。仕掛けが施された扉の向こうには、村が広がっていた。2人は海天一色のありかを聞き出すために、村人全員を監禁する。谷天顕たちのあとに続いて大薬谷にやってきた周翡たち一行は、捕らわれた村人たちを見て、どう動くべきか考えあぐねていた。一方、軍営にいる聞煜将軍のもとを訪れた謝允は、戦に苦しむ民を思い、君主のあり方について決意を固める。
ドラマ公式サイトより引用
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ネタバレ感想
兪聞止(ゆぶんし)から借りたっぽい知識人達３人は、なかなか優秀な様子。
詩を片手に、岩の周囲を探り、カラクリを解いていきます。
谷天顕(こくてんけん)と陸天曠(りくてんこう)の目の前で、陰陽模様の入った岩壁が開きました。
我先に入ろうとした陸天曠ですが、谷天顕からお前は大荘主から指示された私の補佐、立場を弁えろと言われてしまう。仲悪いのねえ、ホント、この２人は。
陸天曠は、補佐じゃない、お前の見張りだと言い、谷天顕はお前こそ疑わしいと言い。
中に入って偵察してきた部下が、この先に村があると報告。
谷天顕は先に陸天曠を中に入れました。
大薬谷の人々は、大慌て。竹だの棒っきれだの持って出て来るんだけどねえ。
それを見て笑った谷天顕は、自分の槍を部下に渡し、私は谷天顕、巨豹と呼ばれていると名乗ります。でもそれで、地煞だと分かる村人達。
谷天顕は、海天一色を知る者はいないかと聞こうとしたのに、陸天曠がまどろっこしいと村人達を捕えろと言っちゃいました。谷天顕、信じられなーいって顔で陸天曠を見てるよ。
なーんかムカつく犬のドヤ顔
同じ悪党でも、沈天庶(しんてんしょ)と谷天顕は、安平軍にいたこともあってか、どこか共通するところがあって、不要な殺傷はギリギリしない感があるんだけど、胡天瑛(こてんえい)とその犬、陸天曠は手段を選ばないよね。要するに、品がない。
その頃、沈天庶は、でーっかい鐘を義手で叩きながら鍛錬の真っ最中でした。
２人が大薬谷に到着したと聞き、自らも向かいます。
周翡達、周翡、謝允、李晟、呉楚楚、李妍、楊瑾ね。
６人が山を降りて歩いていると、第三皇子の使いが待っていました。
謝允に話があるから会いたいんだとー。
預かってきたという手紙には、敵の大軍が国境に集まっている、狙いは不明、もし攻めてきたら天下が乱れるから謝允に相談したい、だとさ。
何をフザケタこと抜かしてんのかね。そんなもん、皇帝がなんとかしろや。陳王朝がどうなってんだか知らないけど、皇太子だの第二皇子だのもいるだろーよ。柱国だって一応いるだろーよ。まあ、アイツは使い物にはならないだろうけど。
第三皇子がしゃしゃり出て、なぜアンタらが滅ぼした旧王朝の謝允を巻き込む？ほんっと、あり得ない。いい加減自立しなさいよ。
行くつもりはないと言った謝允に、周翡は行きなさいよと言いました。友があなたを必要としている。いやいやいや、ないないない。本当の友達なら、巻き込んで来ないわよ。
大薬谷へはどうせ何日もかかるからと周翡。危険は冒さないで。待ってる。
謝允も行っちゃうんだもんなー、全く。
さて蓬莱の周以棠(しゅういとう)。
李瑾容(りきんよう)は、同明大師のお陰で、毒はまだ残っていて目覚めないものの、脈は落ち着いたんだそう。
四十八寨が心配なら、お戻りくださいと大師は言うんだけど、周以棠は若者達に任せてきたと言います。託したのだから、経験を積ませてやらねばと。
では、安平軍のことはと聞かれ、そちらも大丈夫だと。
でも同明大師は、周以棠が浮かない顔なのを気にしていたのね、我が地獄に行かねば誰が行くと言いました。ご教示に感謝をと周以棠。出て行くのかな、蓬莱を。
謝允は馬車の中で、女性の悲鳴を聞き、馬車を止めました。この周辺は聞煜将軍も駐屯していて、あちこちで争いが続いているところらしい。先に聞煜将軍の元へ向かう謝允です。第三皇子はこの辺りに長居するなと言ってたらしいけど、私が逃げてもいいのかって謝允さん、お使いの人達を脅す(笑)
安平軍では、謝允は変わらず陛下なのねえ。
聞煜将軍に会った謝允は、甘棠公(かんとうこう)から聞いているだろうと言います。体のことも聞煜将軍は知っていました。周翡のお陰で抑えることができたと聞き、周さんは命がけで陛下に尽くしています、お体を大切にしてくださいと将軍。
謝允は、周以棠は災禍に遭い、既に四十八寨を離れたと伝え、これからどうするかを相談に来たと。
立場は別として、陳家の治世をどう思うと尋ねた謝允に、武人の私に天下の大事は語れないと将軍は言いますが、この辺りは戦禍が続くが民の生活は落ち着いていると。
謝允は、国が変われば代償を払うのは民、再び民を犠牲にする必要があるだろうかと言います。私の力で民に安寧をもたらせたなら、あの世で先祖に顔向けもできるだろうと。
もう簫再興は諦めてくれってことでしょうね。
将軍は、自分がここに来たのは、恩義と仲間のためだと言いました。でも謝允の言葉を聞いて、何を為すべきか分かったと。
そこに兪聞止の私兵が来たとの知らせ。大軍ではないが、目的が分からないと。
最後に兪聞止と戦ったのは半月前、何か別の目論見がありそうだと斥候を出すことに。
その頃、周翡達も、争いの跡に遭遇。この周辺は戦いの前線らしい。
倒れている村人達と、隠れていた小さな子供。
大薬谷の農民だろうと李晟。なぜ朝廷は動かないのかと李妍。
逃げ出す子供を追った周翡は、家に帰ると聞き、みんなで後をついていくことに。
子供は案の定、大薬谷へとみんなを案内しました。
ちゃんと陰陽マークの扉の開け方も知ってたー。
周翡は謝允に印を残すと言って、カメさんの絵を描いてった(笑)あ、これ王八か、スッポンか(^m^)
エライぞ、ちび。
だけど大薬谷の村は既に地煞に蹂躙されてます。人っ子ひとりいませんよ。
地煞の兵と兪聞止の私兵が、村人達をどこかに分けて集めているのを見た５人は、隠れながら様子を探ることに。
村人達は、男女に分けられて、牢に入れられていました。男牢の前には谷天顕と陸天曠も。
谷天顕はなぜ村人達を集めたのか、分かっていません。話そうとしない陸天曠に対して、胡天瑛とお前は地煞の顔を潰したと言いました。胡天瑛が兪聞止と結託して大荘主を裏切ったのだと。
それに怒った陸天曠、大荘主のために動いていたから周翡に殺されたのだと言い返します。
それを見ていた李晟は、数が多過ぎるから、聞煜将軍に加勢を頼もうと言います。
だけどそれでは時間がかかって、みんなが殺されてしまうと李妍。
周翡はじっと考えているんだけど、ケンケン言われちゃってさ。考えさせろよ、少し静かに(笑)
そのうちに、陸天曠が一時ごとにひとりずつ出して、海天一色のありかを吐くまで拷問すると言い出してます。
楊瑾も焦り出しました。
周翡は海天一色を探して、謝允の透骨青を解毒し、塞に戻りたいと思っているけど、どれも簡単に口には出来ないと考えてました。
李晟が呉楚楚を連れて行こうとした時、周翡は李晟をにいさんと呼び、このまま去ったら、塞に戻った時、民を見捨てたことを母上に話せるかと聞きます。
でも李晟は、もしおまえに何かあったら、誰が謝允を助けるのか、伯父上や伯母上を悲しませてもいいのかと言いました。
周翡は、父も母も謝允も、分かってくれる、そう信じていると。
四十八寨に退却の文字はない、ここで退却したら、みんなを失望させる。
楊瑾は、今までで一番信服した言葉だ、助けるんだな？って。
呉楚楚にも同意されて、李晟も心を決めましたよっ。策を練り始めます。
まず聞煜将軍の元に向かう人を籤で決めると、呉楚楚が大当たり。将軍とは面識もあるし、適任かも。
周翡は呉楚楚に、蓬莱の陳俊夫師叔に貰った彩霞(さいか)を渡しました。暮雲紗を作った匠が作ったって、あれも陳師叔作だったのかー。その他にも、暗器が飛び出す腕輪も。楊瑾は、小薬谷で作った蛇の毒と眠り薬の混じったものを。
呉楚楚は見送りに岩戸まで出て来た李晟に、何か小袋を手渡してハグすると、男の子も連れて出て行きました。
心配だけど、大丈夫。この子はかなりしっかりした子だから。ちゃんと聞煜将軍の元に到着するよ。
呉楚楚は木に目印を書きながら、安平軍の駐屯地を探します。
周翡は、荘主２人は自分が相手にすると言ってました。
江湖の掟に従って、果たし状を出して戦う。悪辣な２人が同時に来たらどうするんだと李晟は言うけど、そこも考えたけど、２人は仲が悪いから、上手くいく、その隙に、みんなは村人を助けてと。
楊瑾はまた小薬谷で作った、地面に叩きつけると煙が出て相手は倒れる石みたいなのを出し、李妍も火薬を持っているから火花を散らせるから、火事だと思わせることができると言います。李妍が楊瑾のグッズを持って、女性と子供の牢に向かうことに。周翡は果たし状、その隙に、楊瑾と李晟が男達を助ける、かな。
林の中を歩いていた呉楚楚は、兵の足音を聞いて暗器を使いますが、やって来た兵に聞煜将軍の名前を出すと、兵は聞将軍と口にしました。これなら将軍の身内だと呉楚楚は理解。四十八寨の者だが、将軍にご報告があると伝えます。
周翡からの果たし状と聞いて、慎重になる谷天顕と飛び出していく陸天曠。
目論み通り、待っていた周翡のところにまず来たのは、陸天曠とその手下数人です。
周翡が戦い始めた隙に、牢の前の地煞達に煙の出る石を投げてから、飛び出していく李晟と楊瑾。
石、不発のものもあるみたいね(笑)
だけどその知らせは、すぐに谷天顕に報告されました。
李妍は、裏山に捕えられている女性と子供達の居場所を見つけます。
牢の前にひとり残っていた地煞にあの石を投げつけて倒して隠し、牢を開けようとしますが、すぐに他の兵がやって来て、李妍を村人だと勘違いし、牢の中に入れてしまいましたよ。
だけどその中で、李妍は応何従の笛の音を聞きます。
さて周翡のところには、谷天顕も来ちゃった。
２人同時に相手にすることになっちゃった。どれくらい時間が稼げるか。
だけど、謝允もまた、大薬谷の中に入ってきたみたいです。第三皇子のほうには行かなかったよね。当たり前よね。いつまでも頼られて応えていたらキリがない。そろそろ一人で考えろよ、眉毛も。
周囲を見回して、謝允は、兪聞止の私兵もここに来ていると呟いてます。
楊瑾がその他の兵を倒し、李晟が牢を開けて村人を誘導しようとするんだけど、村人達はどうせ助からない…みたいな態度。李晟に命がけで助けに来たのに、家族のことを考えろって発破をかけられて、ようやく動き出します。その中から出て来た男の子は、道長と一緒にいた小虎でした。殷沛(いんはい)と水汲みした、あのしっかりした子よ。小虎は、北西の洞窟に捕えられている姉さんを救うと、女性達の捕えられている場所に案内してくれることに。
その頃、李妍のいる洞窟からは蛇がたくさん出て来て、外の地煞が逃げまどっていました。
すっぽり布を被って笛を吹いてるの、応何従よねえ。
李晟と楊瑾の姿を見て、牢の中から李妍が声を上げ、扉を開けて貰うと、李妍は、蛇姉さんのお陰よって。応何従、女性のフリして女性用の牢の中にいたー(笑)
応何従が大薬谷に戻ったら地煞が来たので、みんなを助けるために変装してたんですってよっ(^m^)
蛇姉さん。
さて周翡のほう。
戦っているのに、谷天顕と陸天曠は全く連携もとれず、むしろ仲間割れを始めていましたよ。
シメシメな感じの周翡。だけど平然と２人相手に戦ってるよねえ。着実に強くなってますわ。
逃げていく村人を捕まえた謝允は、２人の若者が助けてくれたと聞いて、李晟と楊瑾だと気付いたかな。あれ、周翡は？って思ったかもだけど。
そのまま村の中に入って行った謝允は、村の兵糧庫を見つけ、ここに火を放てば混乱を招いてみんなを助けられるはずだと考えてるよ。
だけど中にあった米の中には、砂利が混じっていました。どうやらこちらは囮の場所のよう。
それにしても謝允さ、先日四十八寨で周以棠と話していた時は、ぶるぶる震えてたけど、あの寒気は時々波状攻撃みたいに襲ってくるんでしょうか。今、平然としてるよね。ずうっと寒いと動けないもんなあ。
村人を誘導していた李晟は、その中の１人から、北東の洞窟にも伯父が捕らわれていると聞き、裏山に兵糧や武器があると踏んで、そちらに行って騒ぎを起こせば、周翡の助けになるだろうと向かうことにします。牢を開けた時、李晟に活を入れられていた村人達も、一緒に行ってくれることに。
呉楚楚は無事に聞煜将軍の元に着き、山村の民が地煞と兪聞止に捕らわれており、救出したくても手が足りない、どうか兵を出してくださいとお願いしていました。将軍はすぐに兵を出してくれましたよー。
いーいところで間に合うと見たっ(笑)
いつにも増して、ちょいっちょい場面が変わったのは、緊迫感の演出かもしれませんが、目まぐるしかった。いくつかまとめて書いちゃいました。
次回はサヨナラ、谷天顕。
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