30話から。
苗安素(ミャオアンスー)を心配しながら夜道を歩いていた竇昭(ドウジャオ)は、突然背後から近づいた人物に簪を取られます。
ぬお、蘇琰(スーイエン)だ。やっぱりかな。万仏寺で竇昭に視線をやってたのは、この簪を見てたのね。
これって、滄北幇に村を焼かれた母子からお礼に貰ったもの。
その時の母子の状況を伝えると、蘇琰は涙ぐみながら、袖口から同じ簪を取り出します。
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所感 ネタバレです
宋墨(ソンモー)と竇昭が助けたのは、蘇琰の母と弟だったよ。
昭聞書舗で、眠っている2人を涙ながらに見る蘇琰。
蘇琰は、2人は遼東でいい暮らしをしていると、汪格(ワンゴー)に騙されて配下についてた。こんな苦労をしてたなんて、知らなかった。
自分が来たことも内緒にと言った蘇琰だったけど、お母さんが目覚めちゃって無事再会。
蘇琰は、このご恩は決して忘れない、機会があれば何倍にもしてお返ししますと。
も少し早く気付いてくれてたら、安素周りのイラつきは少なかったのになー。
慶王が都に戻って来るんだそうで。え、いらない(笑)
太子妃にその宮宴の相談に呼ばれてた竇昭は、お菓子の試作。
宋墨も、太子と慶王の狩りの護衛につくらしい。こっちはロクなこと起きない気がするよ。
2人は、慶王が宋翰(ソンハン)を使うなら、宮中の慶王の協力者を探るためにも、東宮の力を借りないとと思ってる。でも宋墨は傲慢な太子と話すと、つい口論になっちゃうんだって。
分かるわ。あの人、なんか話通じないんだもん。
ならここは太子妃よね。彼女は太子よりもずっと、肝が据わってて話が通じる気がするわ。
竇昭の料理の試食をする太子妃は、義母が宴の準備には竇昭を頼れと言ったと言う。
皇后だよね?皇后は、太子妃と竇昭をわざわざ近付けない気がしたんだけど。「失敗は許されず、平凡な宴では義母の不興を買う」らしいので、宴成功=自分と慶王のメンツ、そのためには竇昭の力量が不可欠と思うくらいには、竇昭を買ってはいる訳か。
それにしても太子妃、太子を、あの毒舌の石頭て(笑)やっぱりこの人はいいわー。
そこで竇昭は、太子妃が妊娠していることに気付きます。匂いに反応するのは、自分と同じだから。
更に、太子妃に白玉蘭を手折ってと言われた汪格の腕を見て、その入れ墨に気が付いた。巻き戻り前、宋墨と自分を撃ち抜いたのはコイツだった!とな。コイツが宮中の協力者。
具合の悪くなった太子妃を急いで治療しようとした竇昭。汪格に阻止されるけど、警戒心はMAXになってますしね、叱り飛ばして太子妃に鍼を施します。
その頃、やっぱり宋墨のほうはロクでもないことになってた(笑)
太子と慶王が口論からの殴り合いだよ。
口論に巻き込まれそうになった宋墨は、上手に回避はするけど、2人のゴタゴタは静観の上、金吾衛にも2人に背を向けて見るなと命じます。

宋墨だけが、真ん中でスン(^m^)
完全に殴り合いになったところで宋墨は冷静に窘め、双方をがつっと一発ずつ殴りつけて終了。
だけどこのケンカ、思うより大事になったよ。
皇后は皇帝に呼ばれて、叱責を受けてた。
皇后には参政を許し、慶王には藩地と太子を越える俸禄を与えてきたのに、それでも足りないのか、身の程を弁えろと。
それを扉の外で耳にした慶王は、誠に我らがお嫌いなら、死をお与えくださいって言うんだ。
ふむ。こりゃ、元凶は皇后だったねえ。
あ、だからこその陸記補歯輔と蘇琰で、慶王はむしろ傀儡か。
慶王は皇后から、ずーっと摺り込まれてたんだな。遼東行きが自分の中でも決定打となったか?
身分の高い皇后である自分より先に、身分の低い側妃が産んだ皇子の存在。なんとか慶王を優位にと考えていたら、息子は遼東なんて辺境に追いやられた。プライドのせいで腹を割って皇帝と話し合うことも真意を慮ることもせず、ただ恨み辛みだけを熟成してきたのね。腹を割っても慶王が次期皇帝にならなきゃ同じことだったでしょうが。当人だけは大層な悩みと恨みと思ってそうだけど、そんなんありがちー。
てか、皇后、あれから3年って言った?なーんだ、遼東たかだか3年ぽっちか。
そういえば麻雀してる時、慶王は12才で遼東に送られたって言ってたけど、え、この人、15才?
ないわー!
慶王、真心を疑わないでくれと、真っ直ぐ目を上げて言ってますよ。母の企みに乗っといて。
最後通牒のつもりかね。
皇后は、皇后位を返上、慶王も庶人にしてくれとパフォーマンス。
皇帝は怒りの余りに具合が悪くなっちゃってますわ。
毎度コレなんだよね、この人。大事な時に体調が。
ん?確か宋墨の盛られた怨憎会も、感情が乱れると苦しむんじゃなかった?
一方、太子夫妻は宋墨夫妻と共にいました。
殴られたと怒る太子と、スンッとお茶飲んで相手にもしない宋墨(笑)
更に太子の偏狭っぷりと、太子妃の度量の広さの対比よね。まー笑っちゃう。夫を「毒舌の石頭」と称するだけのことはある。
夫妻の様子を観察した竇昭も、慶王の帰京は太子と宋墨の排除だと、しっかり言葉にして伝えます。
アンタは君子気取りで計略とか嫌いだろうけど、殺されたら元も子もないよ?って言われて、さすがの太子も目が泳ぐ。
定国公の死の真相を話してくれれば、それで慶王一派の正体を暴いて身を守れる。
竇昭の言葉を聞いても、太子は皇帝に誓ったからと話さないんだよ。
そしたら、そーなの、でも私は誓ってないから話すわって太子妃(笑)
あ?離縁?いいわよ、子を連れて再婚するから。共倒れなんて御免よ。
はー、気持ちいい人だなー(^m^)
定国公の死は皇家の秘密に関わっていて、少しでも漏れれば国が乱れるんだとさ。
まず、皇帝が定国公を都に連行させたのは、本当に殺すためではなかった。
皇帝にとって蒋梅蓀(ジャンメイスン)は、唯一信用できる相手。救済のことなど疑うはずもない。だからこそあれは、皇帝が蒋梅蓀に託した役割だった。
あの時、重い病で命も危うかった皇帝は、なんとか太子の立場を強固にしたかったけど、このままでは自分の崩御後、蒋梅蓀が、臣下の御し方も知らない太子に信従するとはとても思えない。だから、わざと蒋梅蓀を叱責投獄して爵位を奪った後、太子に朝廷で無実を叫ばせることで、蒋梅蓀を太子に心服させるつもりだった。
勇猛公正な忠臣を、策略で貶め服従させたくはないと太子は反対したけど、何しろ皇帝は時間がないと焦ってた。太子は慈悲深く清廉だけど、慈悲だけでは国を任せられない。北にも南にも敵がいて、各地の藩王も様々狙っている中、なんとしてでも蒋梅蓀に太子の後ろ盾になって欲しかった。だから死に行く自分が悪役になろうとした。太子の即位後、蒋梅蓀を出獄させて再び実権を与えれば良いと。
それが朝廷の流儀と言われればそうなんだろうけど。でも悪手だよね。
口で頼んだくらいじゃダメだと思ったんでしょうけど。為人と行動を見極められたら、太子の「足りなさ」に気付かれてしまうから。
ってなんだよ、結局太子の不出来が原因だよ。なのに誓ったから言わないとか。ふざけんな?
イマイチな息子への親心ってのは分かるけど、唯一信用できる相手なら、皇帝はそれこそ太子のように真っ直ぐ頭を下げて頼み込むべきだった。こういうのを策士策に溺れるってんじゃないの?
結果、皇帝の策は破れて、蒋梅蓀は殺された。犯人ではないけど、皇帝とアンタが要因じゃんか。自分の恥くらい晒しなさいよ。
そして、汪淵(ワンユエン)はその場で全部聞いてたんすね。
と思ったら、その汪淵がやって来たよ。さっき、皇帝と皇后、慶王の場にいたけど。
皇帝はなぜ定国公が無実と知りつつ、死後、処罰をしたのかと聞かれた汪淵は、皇后に説得されたのだと言う。無実だと公表すれば、民の目には皇帝が忠臣を殺したと映り、皇家の面目が潰れると。
それまで黙っていた宋墨は、皇帝のために生涯を捧げた舅父の命より、対面が大事なのかと。ま、言いたくもなるわなー。
でも汪淵は、陛下も重罰を科すに忍びず、遺体は埋葬し、一族も追放で済ませたと。
いやいや。そもそも何もしてないのに。ただあの時、宋墨もそれで助かったんだけど。
ただ今まで、何も言えないで通していた汪淵が、太子と宋墨が手を組み国を立て直すしかない、でないと陛下と定国公の作り上げた安寧が失われると、珍しく言ったねえ。もうそういう局面だってことね。
ただ宋墨はここで汪淵にぶつけます。
遼東にいる慶王が、いくら間者がいるとしても臨機応変に動き過ぎる、反逆を企んでいるのは万皇后のほうではないのか?
ふふ、気付いていなかった太子。
汪淵は溜息で応えたけど、皇帝に皇后が定国公を誣告してたのも見てたのねえ。
汪格のほうも、太子妃と竇昭が近付かないよう見張れと言ったのにと、皇后に叱られてた。案の定か。だけど宮宴で竇昭を頼れと太子妃に言ったのは自分じゃないの。近付かない訳がない。それよりも、息子の帰還を盛大に祝うことを優先したなんて、甘いわ。お陰で太子サイドは助かったけどね。
皇后は皇帝が発作を起こすたびに、徹夜で国務を代行して目が悪くなってたんですって。
自分がこれだけやってきたのにってトコか。でも絶対滅私じゃないよね。野心がベースにあったでしょ?
ただ皇帝が、蒋梅蓀以外に信頼できる朝臣を作っておけば、皇后の周囲に抑止力になる人物を配置できたかもしれないなー。
そしてやっぱりね。皇后は皇帝に、宋墨と同じ毒、怨憎会を飲ませてたわ。あの丹薬だね。
皇后が「身勝手で偽りに満ちた男」と皇帝を称するくらい憎むようになった理由は、定かではないけど。まあ、エエとこの娘のプライドを、知らず何度もへし折ってきたんでしょうかね。
皇后が皇帝に毒を盛っていたことは、太子たちにも明らかにされます。
陛下は生来体が弱く、十数年、術師の丹薬が欠かせなかった。皇后が丹薬に毒を混ぜ始めても、微量だったために盧(ルー)院判でも、長い間見抜けなかった。
今、汪淵が知ってるってことは、ようやく盧院判が気付き、皇帝も承知の上ってことだ。
だからこそのあの怒りなのね。遼東行きと毒混入と、どっちが先だったんだろう。
でも薬も混じってるから、解毒法も見つからない中で服用を止めれば、むしろ危険。皇帝が皇后の二心を暴けないまま、毒入りと知りつつ飲み続けている理由がそれなのか。解毒法が見つかるまで。
この期に及んでも、太子は宋墨を疑う。バカですか?
さすがに竇昭も怒って太子に、アンタがそんな暗君なら宋墨も私も補佐なんかしないと強い言葉を投げ、太子を怒らせるけど、そこですかさず太子妃が。
よく言った!竇昭、銭を出すから、毎日罵りに来て!(大笑)

え、おま… つーん。
更にもうひとつ、汪淵からの情報は英国公府のこと。
万皇后と慶王の話を偶然耳にしてしまった汪淵。英国公府には定国公の文があって、それがまだ見つかっていない。
知ってる、殿下が探しに来たって宋墨。
婚礼の日の話ね。こそこそしてたの、バレてるのよ、太子(^m^)
ただ内容は太子も知らないけど、重要なのは確かだ、と。
結局のところ、頭の固い太子は、儒学に則った考え方でしか物事を測れない。
そんなに礼節だの理だのが大事で、民を蜂起する危険な群衆としか見られないなら、長男でも母親の身分が低いから身分秩序を乱すからと、太子を譲ればいい。それだって理には違いない。
でも現実はそんな理想通りではない。賢明な君主がいたところで現状は貴族がのさばり搾取し尽くし、民は安心して暮らせない。そんな状況で誰が君主を崇めるのか。
竇家も宋家も皇家も、悲劇の原因は同じ、君父は至高、妻子は卑しいとされ、より卑しい者と争う構図。正しさより尊卑で事が決まる以上、陰謀は永遠になくならない。
礼法が本来の目的をそれ、逆に民心を乱すのならば、国は早晩廃虚と化す。
挑戦的に宋墨に意見した太子は、宋墨、竇昭、太子妃に次々と畳みかけられて黙る(笑)
「民は国の本なり」と理解し、殿下が名君となれば、私が四方を平らげ奸臣を討つ。条件はひとつ、復讐でも帝位の簒奪でもない、陛下の口から真相を天下に告げること、忠臣に名誉を返し遺族を慰めること。
承諾すれば我らは盟友、断れば敵が1人増えるだけだと手を上げた宋墨。
おずおず手を上げたものの、私に条件を付ける気かとか、まぁだ言い出した太子。アホだ…
でもすかさず、太子妃がその手をぺたんと宋墨の手に付けちゃいます(笑)
てかさー、この人で本当に大丈夫なのぉ?不安になっちゃうんだけど。
相変わらず、旦那同士は仲悪いですけどね、奥さん達がしっかりしてるから大丈夫か。
宋墨は、太子が竇昭のことを気に入っちゃったと不機嫌。余命幾ばくもないと承知してるから余計にかな。ヤキモチだと分かって、竇昭は笑ってるけど。
宋墨は街中で馬車を降り、そこから屋敷まで竇昭を抱いて帰りましたとさ。見せつけたかったのね(^m^)
皇帝はケンカの一件を気にしてた。コトが明るみになれば、責められるのは護衛をしていた硯堂(イエンタン)だと。硯堂が罷免になれば、朝野の情勢は均衡を保てなくなる。
まだ口にはしないけど、皇帝は何やら決意を固めた模様。
宋翰(ソンハン)と安素(アンスー)は、安平(アンピン)を弔ってた。
どんな思いで、墓の前に跪いてるんだかね、この男は。
ただここで、安素ですらも、おや?と思うようなことを宋翰は言ったな。
騰驤衛(とうじょうえい)の指揮使になって、宋墨にも劣らぬ実権を得たと。
都の兵糧や兵馬を補給する仕事らしいけど、それは戦がないと重んじられない職。宋翰はまるでこれから戦があると予言しているような口ぶり。
まだ何も気付いていない安素は、お金が必要ならいくらでも渡すなんつってるけどなあ。
英国公府には、だいぶ具合のよくなった栖霞(チーシア)が。
まだ記憶は混濁しているみたいだけど、2人は栖霞に、定国公からの手紙を受け取った時の行動を思い出させるよう誘導します。
定国公からの手紙を蒋蕙蓀(ジャンフイスン)に渡した栖霞。手紙には蒋蕙蓀の絵。手紙はよく定国公がイタズラしてたみたいに、お茶で濡らさないと文字が出ないようになってた。でもそれを見た蒋蕙蓀は血を吐き、これを隠して世子にしか渡さないようにと、むしろより目立つ場所に貼ることを命じた。
栖霞が廊下の突き当りにある掛け軸の絵に、お椀のお茶をかけると、絵からは文字が浮き出ます。
それで栖霞もほとんど正気に戻ったみたいだね。
私は陛下に召喚されたが、心配には及ばぬ。
福亭の水害は堤防が原因で、重臣の横領と関係があり、私はこの件を上奏する。
そして裏には関係している朝臣の名前。
沐川(ムーチュワン)、竇世柩(ドウシーシュー)、宋宜春(ソンイーチェン)、竇世英(ドウシーイン)
その他、10人弱の名前。
え、あのボンクラ竇昭パパまでリスト入り?
夫が関わってると知って、蒋蕙蓀は取り乱した訳ね。
でもその後栖霞は、宋宜春が宋翰に、蒋蕙蓀はお前の母ではないと舒窈(シューヤオ)の話をしているのを聞いてしまい、蒋蕙蓀は夫に殺されたことに気付いてしまい、精神を病んじゃったのね。
絵から文字だけを複写したのは、昭聞書舗の趙良璧(チャオリアンビー)。流石は紙屋さん。
このリストは慶王の致命傷になるけど、皇帝の体調が悪化している今、定国公の二の舞は避けないとだ。
竇昭もなんで父の名前があるのと言ってるけど。単に兄貴が引き込もうとしてるだけかな。竇世英自身にそんな大それたことに加担する勇気はないよね。兄貴に騙されて操られそうではあるけど。
ってことで、竇世英を尋ねる夫婦。
ボンクラ親父はやっぱり騙されてたわー。雲扉銀楼ってとこに投資して、配当金で竇昭たちのために高い家をいくつも買ってた。
娘にまで父上は騙され易いからむやみに投資しないでと言われて、ワタシは戸部出身だぞとか言ってるけどさあ。だとしてもだよ。これだけ人を見る目がないんですぜ?
しかも沐川の紹介で竇世柩も噛んでいると聞けば、宋墨も竇昭もピンとくる。
そこに陸鳴(ルーミン)が、雲扉銀楼の主は景国公、張家だと調べて来ます。投資している多くは六部九卿の官僚だと。こりゃ、官僚たちの懐の弱み握って総ざらい計画じゃん。
張家は庭の増設に数万両使う富豪だしと安心している親父に、溜息つく娘。
戸部なら国の財政状況は知ってますよね?年間納税額300万両に対して、支出は600万両、なぜこの財政危機に張家はそんな大金を出せるのか、景国公の俸禄などたかが知れていると、婿に言われる親父。
張家は皇后の実家で、遼東の馬市から資金を得ている、慶王は太子と対立して朝臣の懐柔を狙っていると娘にも言われる。
投資と政治は別モノだと言い張る親父に、宋墨は、投資契約書にサインしましたかと聞く。
その契約書で慶王は縛り付ける気だ、今後は慶王を支持するか口を閉ざすしか道はない。
弟をその状態にした上で、竇世柩は宋墨を引き入れようとしている。
宋墨が潜兵を集めろと言ってるので、いよいよなんだね。
慶王派も宋墨の仲間を探ってはいるみたいだけど。
契約書を破棄しようと、親父の代わりに雲扉銀楼に行く竇昭だけど、そこにいたのは宿敵(笑)魏廷珍(ウェイティンジェン)。生き残ってたわ、この人。相変わらずムカつく女だな。
相当な対価を提示したけど、魏廷珍は破棄に応じてはくれませんでした。まあ、そうだろね。
でも竇昭もそれは承知の上で、宣戦布告に行ったみたいだね。
陳嘉(チェンジア)のところには、紀詠(ジーヨン)が大金と慶王推薦の鎮撫使の任命書を提示してた。
その上、趙璋如(チャオジャンルー)の名前を出して揺さぶる。全くもー。
ただ紀詠が慶王に組したフリでいるのだとしても、これくらいはするよな、この人は普通に。
まあ、陳嘉が本当に寝返らないかの踏み絵だと思えば。
宋墨は、竇世柩から契約書の件で話がしたいと雲扉銀楼に呼び出されます。
姪の旦那を、嫁の父親である自分の弟を盾に脅すって、すごいわ。
懐柔話を断れば、慶王は即、自分を排除するだろうとの予測済。
更に皇帝の容態は一層悪くなり、もう余り時間は残ってはいない。
陸鳴と巌と相談してるところに竇昭が、形勢逆転に繋がる新情報を持って来た。
雲扉銀楼に向かうと、そこにいたのは竇世柩と慶王。予測通り。
帯剣を認められずに中に入った宋墨は、慶王から解毒剤を渡すから、こちらに付けと言われる。
解毒されたら、敵が討てないと宋墨。おまえらだってことは分かってるからねってコトね。
懐柔が無理だと分かった途端、兵達が乱入してくるけど、宋墨にあっさりと剣を奪われて慶王を人質に取られる不甲斐なさ。やはり兵の調錬が足りないなとまで言われてさ(笑)要するに頭数だけ揃えた寄せ集めだなと。

泡くった竇世柩が、皇子を殺せばどうなるかとか言うけど、冷静な宋墨に、それで敵が討てるなら、この場で手を下すと言われる。契約書があるのを忘れたかと言ったら、建物が爆発しちゃった(笑)
竇昭が突き止めたのは、雲扉銀楼の密室の存在でしたよ。建物の外壁に比べて内部の狭さに気付いて。多分、いろんな人達のサイン入り契約書は、そこに隠してある。
無事に竇世英の契約書は手元に戻り、その他も証拠品として押収したものの。
慶王は、宋墨は街を爆破した罪人、この場で処刑する、だとさ。
宋墨は契約書と定国公の文を陛下に提出すると言うんだけど、蒋氏を貶められて感情的になり、手にしていた契約書の上に血を吐いて、その場に膝を付いてしまう。
あの毒は厄介だな。皇帝と同じだ。ここぞという時に。
そこに汪淵がやって来ます。竇昭も。連れて来たのかな。
汪淵は、慶王、宋墨、竇世柩は参内せよと。
呼ばれていないから中に入れない竇昭は、宮殿の外の石畳に跪いてました。
うわあ、妊娠初期にそんな冷たいところでー。
ただねえ。ここでも皇帝サマ、いまいちだった。何か考えがあったのか知らんけど。
親族のなんたら王ってのが何人も投資&慶王に加担していて、慶王と共に口々に宋墨を糾弾する。明らかな証拠を前にしてるのに、皇帝は宋墨の行動すら全部、竇世英のせいで収めようとした。
竇昭のところには竇世柩が、余計なコトを言いに来る。一緒に呼ばれたのに、中にはいないんだね。けど、竇昭の決意は固い。爆薬の密造は死罪、兵権を握る伯父上の姪が密造したとなれば一緒に裁かれる、その時は皇后と慶王に切り捨てられ、我ら夫婦と共に死罪だと、むしろ脅し返す(笑)
英明な陛下なら放っておかないと言うんだけどさあ。
そこに皇后が来た。家の差配と朝廷は違うのよと。
でも言ってることは、慶王は息子、宋墨は他人って話で、家の話と変わらんじゃないか。
その後の、朝廷の貧官を全て処分したら、朝廷は回らず民の信頼を失うってのは、朝廷の話だけど。
でもそんなのは、紀詠が科挙を受ける時の理想の話で予測なんかついてるのよ。その上で、竇昭は皇帝に期待してたんですがね。
竇世英に全てなすり付けようとした皇帝だけど、宋墨は竇世英を庇います。
多分ここで皇帝は、一旦竇世英に全部押し付けて宋墨を守ろうとしたんでしょね。なんたって、皇帝にとって宋墨は、朝廷均衡の要だから。あーもう、みたいな顔したから。
竇世英は後で助ければいいと思ったかな?その手口、既視感バリバリなんすケド?
そんなこととは知らない皇族達は、なんで情けをかけるのか、宋墨を殺せと喚き、皇帝はそれを黙れと一喝し、契約書は一旦保留でそのまま保管とします。一応、どれだけ大事な証拠なのかは分かってるしね。
ただ、皇帝が慶王にかけた、立派になったな、母親の教育の賜物だってのは、完全な嫌味よね。
それを正しく理解したのは、汪淵だけだったかも。
続く、お前は朕の伯父と弟から愛重されてるのを初めて知ったってのは、徒党を組んでたんだなって話で、さすがにそれは慶王も理解したでしょうな。
大事を成すものは損得を考慮すべきだ、一時の衝動で動けば大局を見失ってしまう。
宋墨にそう言った皇帝は、竇世英の罪として処理しようとする。
竇昭パパを守りたい宋墨は、私は損得で動かない、もし舅父が生きていたら、私益のために大切な人を犠牲にすることを許さない、と。
それよ。この人は、また同じことをしようとしてるのよ。
あの時の皇帝の計略は、国のためでもあったけど、太子という息子の私益のために、大切な蒋梅蓀を犠牲にする策だった。それで蒋梅蓀は殺された。
この人が皇帝として取って来たこういう手段が、貪官汚吏をのさばらせたのでは?
蒋梅蓀は謀反を企んだと騒ぎ出した皇族に、頭に来た宋墨は剣を抜いて突き付けてしまった。
乱心したかと叫ぶ皇帝に、宋墨は、いっそ乱心したほうが楽になる、おまえの身内びいきは、今に始まったことではない、私も我慢の限界だ、もうおまえには何も期待しないと叫びました。
皇帝に対して、おまえ(笑)
その姿に、皇帝は若かりし頃の蒋梅蓀を見てた。
朕のことを恨んでいたのか?と。
宋墨の持った剣が、あの戒尺の半分に見えてる。それを自分に突きつけられているように。
怨憎会の見せる幻覚なんでしょうね。
てな訳で、皇帝は倒れます。お約束。

若かりし、蒋梅蓀。この人一瞬、陸鳴と間違えそうになる。
そのまま宋墨は罪人とされ、これまでの功績で死罪は免除されたけど、詔獄行きとなります。
竇昭に向ける勝ち誇った皇后の顔がヤだわー。
宋墨を追おうとした竇昭はその場で倒れ、兵士を振り切って走った宋墨は竇昭を抱いて、太医と叫ぶ。
竇昭は紀詠に助けられて、宋翰の追っ手が来ないうちにと急ぎ、どこかに向かってた。
荘園かな?一番安全なのは。
ここですかさず紀詠が出て来るあたり、竇昭への個人的感情だけじゃない気がするなあ。だってもしかすると、宮中に潜んでたかもしれないよね?一応、長使だしな。
竇昭の星は明るいけど、宋墨は死ぬなんつってるけどさ、この人も結構読み違えるし(^m^)
その頃、汪淵は万仏寺の住職から、何やら八角形の箱に入ったものを手渡されてた。
もしかすると、これがアレ?怨憎会の特効薬、雪霊芝?
てか、こんな近くにあって、よく皇后一派が先に見つけなかったもんだね。
汪淵がそれを持って帰ると、既に宮中は皇后派に制圧され、汪格が中に入れてはくれなかった。
皇帝の代理は皇后が務める、同時に宮中と兵馬司は汪格が、汪淵は皇帝に付き添っていてくれと。
玉座に座る皇后には、竇世柩が宋墨を弾劾してました。
田舎の屋敷みたいなところにいたのは紀詠。ここって紀詠の隠れ家?
そこに兵を連れて乱入してきた宋翰だけど、紀詠はいきなり殴ったよ(笑)
相当嫌いなんだろなあ、この人のこと(^m^)
竇昭が対宋墨の人質になることくらい、紀詠もお見通し。なんなら兄を逆恨みしてるコイツは、竇昭を殺そうと思ってるだろうと。
紀詠は、宋墨の断罪前に騒ぎを起こせば、殿下に私心を見破られるぞ?とチクリ。
でもま、探してもここにはいないのよーだ(^m^)
あー、皇室の秘密がめんどくさくて長くなってしまいました。
31話までです。
次で終われるかなー。
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作品情報
- 制作 2024年発表 34話 腾讯视频
- 原題 「九重紫」
- 原作 「九重紫」吱吱
- 監督 曾庆杰、郭锋
- 脚本 贾彬彬、迟晚、蓝天雨、李昱萱、王佳绮





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