しかも、孟子義(モンズーイー)と李昀锐(リーユンルイ)なので。
孟子義は言わずもがな「陳情令」の印象が強烈で、以降もコンスタントに活躍していて好感の持てる役者さん。
李昀锐は初めて見た「星漢燦爛」は役柄がアレだったんでねー。ビジュアルは良いのになんか、いまひとつって印象が残っちゃったけど、巷の人気は高い。なら他のドラマも見ないと!と思ってた。
そしたらさー、これは良いじゃーありませんか。特に序盤の巻き戻り前ね。
あの悲劇の将軍っぷりはビジュアルの作り方も含めて、めっちゃハマってましたねえ。彼はこのドラマでかなり人気出たのでは?
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所感 ネタバレです
京城で太子と慶王による皇位争いが激化する中、ドウ・ジャオ(竇昭)は幼い頃に母を亡くし、商才もないうえに女癖の悪い夫のいる嫁ぎ先で、病を押して大黒柱として一家の事業を取り仕切っていた。妹と夫の密通現場で母の死因を知り、家を離れることを決意。道中で遭遇した定国軍の少帥・ソン・モー(宋墨)に事情を説明していると、慶王派の軍がやってきて両軍が激突する。何者かの放った矢に、ソン・モー(宋墨)もろとも刺された瞬間、暗闇へと落ちていく。目を覚ますと、過去の記憶を持ったまま、母の生前に戻っていた――話本「昭世録」と過去の記憶を武器として運命に立ち向かいながら、婚姻を疎みつつも、運命を共にしていたソン・モー(宋墨)に惹かれてゆく。
衛星劇場「九重紫」サイトより
という始まり方で、前世というか、巻き戻り前は冒頭の30分ちょっと。
だけどそれが、とても強い印象を残します。
監督さんは、「命がけブライダル」や「虚顔」や「風月変」、まだ見てないけど「遂玉」の方なんですよね。絵の作り方がきっと私、好みなんじゃないかなと思う。

まず竇昭は、使えない上に浮気者のクズ夫、済寧侯、魏廷瑜(ウェイティンユー)の本性を知らずに、婚家で孤軍奮闘して10年、病気を患うようになってたんだけど。
夫は義妹の竇明(ドウミン)と浮気し、竇昭の死を待ってた。しかも竇昭の生母が亡くなったのは、この義妹の母である父の後妻、王映雪(ワンインシュエ)と父親のせいだったと知った竇昭は、夫と義妹の不貞を暴いて、婚家を出奔します。
ただ、国の情勢は不穏。
太子と慶王の帝位争いが激化し、その中で定国公が陥れられて一族共に殺され、定国軍も濡れ衣を着せられてしまってた。定国軍の少帥で驃騎将軍、宋墨は、太子が舅父、定国公の仇であると信じて、慶王に組して東宮を占拠するものの、太子は仇討ちの相手が違うと嗤って自害。
その言葉を受けた宋墨は、賊軍と呼ばれつつも、東宮で奪った玉璽を手に、用があるなら慶王から会いに来いと都の郊外に立て籠もったために、慶王は即位することもできない状態になってました。
そんな中、田舎に戻ろうと馬車を走らせていた竇昭は、夜道に現れた子供を避けようとした馬車から転がり落ちそうになり、宋墨に助けられます。宋墨の子供への態度を見て、冷酷非道だって噂とは違うと思った竇昭の前にはもう1人、紀詠(ジーヨン)、円通と名乗る僧侶も現れます。円通は、竇昭が重病なのを見て取り、万仏寺へと誘います。万仏寺の裏山には、帝国軍が駐留してたよ。
ただ、それを見ていたヤツがいる。済寧侯の手の者か、慶王の手の者か。
済寧侯は慶王と近しい間柄らしいので、結託して追ってくるってのもありそう。
万仏寺で互いに、患ってるっぽいことを知る2人。
竇昭の境遇を聞いて、早く人心を知った分、断ち切れるのは不幸中の幸いだと宋墨は言う。
でも自分のことは詳しく話さず、死を迎える者、一生を誤った、とだけ。
死を目前にして、後悔してることだけは伝わって来るけど。
円通って人がまた不思議でね。竇昭の脈を取ってすぐに重病と分かったので、医術も出来る上、天象も読めるっぽい。んで、この2人は因果をなすと言う。

夏之光(シアジーグアン)はやっぱり、なつのひかりと読んでしまうわ。
そんな万仏寺に、太監の汪格(ワンゴー)が兵を引き連れ、魏廷瑜を伴ってやって来ちゃった。
やっぱりか。
夜、覗いていたのは、汪格にくっついてた緝影衛(しゅうえいえい)の陳嘉(チェンジア)だったのね。
家を出た竇昭と宋墨が一緒にいたのをいいことに、済寧侯家の醜聞として駆け落ちをでっち上げ、2人を片付けようとしてました。
慶王もクズ仲間かよ。なら、定国公の件も裏にいたのは慶王だったのかね。
ふうむ、慶王、汪格、陳嘉、魏廷瑜。コイツら、ムカつく。
そうそう、魏廷瑜が「少年歌行」唐蓮なんだよー。李欣泽(リーシンゾー)、クズ役も合うのね(^m^)
ってな訳で、宋墨も慶王を狙って兵を送ってたみたいだけど、こちらも定国軍が現れて戦闘となります。竇昭は円通に連れられて裏山の洞窟に避難するものの、陳嘉たちは宋墨を罪臣にしたいがために、竇昭を仕留めに追ってきて、侍女の妥娘(トゥオニャン)も円通も殺されてしまいます。
次は竇昭って時にやって来た宋墨。陳嘉を刺し刺され、最終的に陳嘉は死んだけど、宋墨も重傷。
互いに巻き添えにし合ってしまったことを詫びつつ、逃げ出そうとした時、虫の息だった円通が、灯籠の隙間から「昭世録」という書物を出して竇昭に渡し、2人は因果をなす、天機を変えよという訳だ。
2人が円通の指し示した洞窟内の書庫みたいなところに逃げ込もうとした時、腕に刺青のあるフードの男が放った矢が2人を一緒に刺し貫き、2人はそのまま背後に現れた穴の中に落ちて行きます。
ん?時空の穴みたいな?
目覚めた時、竇昭は子供に戻っていて(幼名 寿姑ショウグー)、あの書庫のある洞窟の中におり、傍らには子供の円通(紀詠 字 見明ジェンミン)がいました。竇昭は書に没頭して鏡にぶつかり、オデコに怪我をして気を失っていたっぽい。
そこに母の趙谷秋(チャオグーチウ)と妥娘が。そりゃ、泣いちゃうよなあ。
そして寿姑、「昭世録」を握り締めてるわよ。時空を超えて持って来ちゃった。
てか、ここに円通がいる辺り、この人はこの時戻りのなんらかのフックになってるんでしょうか。
前の記憶を口走っちゃってる寿姑を、遮るみたいな声かけしてるんだけどさ。
その頃、少年宋墨(字 硯堂イエンタン)も昏睡状態から、どこぞの住職によって目覚めたらしい。
母親の英国公夫人、蒋蕙蓀(ジャンフイスン)はとっても心配して駆け寄ってくれる。宋墨は長い夢を見ていたけど、どんな夢かは覚えていなく、ただ忘れてはいけない気がすると呟きます。
竇昭は、はっきりと前の記憶を残しているけど、宋墨にはないってことね。
母と妥娘と一緒に洞窟から出た寿姑と、母と共に歩く宋墨がすれ違ってるから、あの住職は万仏寺の人だったんでしょうかね。万仏寺、住職、円通。一体何者なんだ?
ただ、どうやらそれは明らかにならないらしいんだよねえ。
寿姑の家は、父親がようやく科挙に合格したところ。試験のために都に出ていて、そこから母親の友人の王映雪を連れて来たっぽいな。家で待ってる家族がどんな思いで合格を祈っていたかなんかそっちのけで、女作ってたクズ親父ってことですね。家が没落して自分で商売をしていた王映雪を、母も父へのお金をことづけたり、援助したりしてたみたいだから、どれほどの裏切りだと感じたことか。
母の趙谷秋の兄は、文武百官を弾劾できる御史の職に就いている模様。
寿姑は父親が合格の日に王映雪を連れて来ちゃうのを知っていたので、舅父をその場に同席させることに。味方固めの準備ですな。
これから起きることの予測がつき、「昭世録」を手にしている寿姑は、まずはなんとしてでも母親を守ろうと決意するんだけども。
都の竇家には、家主の五旦那、竇世柩(ドウシーシュー)がいて、趙谷秋の兄、趙思(チャオスー)に向かってケンカ腰。そこには寿姑の父親の竇世英(ドウシーイン)と王映雪が並んでましたよ。趙谷秋の前に。
ここで初めて、母は夫が自分の友人と浮気をし、側室として娶ろうとしていることを知ります。
一度没落したとはいえ、王家の父親は現首輔、鄔貽芬(ウーイーフェン)の門下生として返り咲いたらしく、その地位に目が眩んでるっぽい五旦那は、趙谷秋が世継ぎを産めていないことを盾に、側室を承諾させようとしてる。竇世柩の仕官や竇世英の学問のために援助してきた趙思は、当然のごとく怒り、父親は流されるまま。
従姉妹の趙璋如(チャオジャンルー)と一緒にそれを覗いていた寿姑は、王映雪の父親の王行宜(ワンシンイー)が出て来る前になんとかしなければと、その場に飛び込み、王映雪を追い出そうとするんだけど、王映雪はそこで喘息の発作を起こしてしまい、父親は浮気相手を庇うんだよなー。バカな男だよ。
しかも、母が夫との思い出として大事にしている白玉蘭の花を、王映雪には花粉が危険だと、全部落としちゃったりすんの。
怒った寿姑に冷たくされ、一旦は側室を諦めようとした父親だけど、既に王映雪は妊娠してました。
だけどさ、後に生まれたの娘よね。ははっ。結局嫡男なんて出来なかったじゃーん(^m^)
ま、いいや。
そんな状況に体を壊したっぽい母は、夫の裏切りを許せず自害してしまいました。
母の死は、陥れられたんじゃなかったことを知る竇昭。
でもさー、遺言で誰からも裏切られぬよう寿姑を守れなんて書いたとしても、ちょっと娘に対して無責任に見える。この人は母より女だったってことかねえ。深窓のお嬢様から、世間知らずの奥様になったんでしょうか。その矜持が夫の所業を許せなかった?
ならば商いで身を立てていた王映雪と家の中で戦うとしても、早晩、完膚なきまでに敗北しちゃっただろうなあ。
意気揚々と竇家の正妻として入り込み、好き勝手しだした王映雪に一矢報いるため、寿姑は王映雪の作ったお菓子を食べて倒れます。喘息の薬にもなる麻黄の毒に中ったってコトで。
寿姑が目覚めると、父方の祖母、崔氏が来てくれてました。五旦那と父親の実母なんだけど、兄弟は親不孝で母親とは疎遠なんですって。自害した母が、寿姑を心配して姑に手紙を書いて娘を託したらしい。
崔氏というのは先祖が建国の功臣だったっていう有力な家柄のようで、祖母は王映雪の父親をもグイグイと詰め、竇家と王家から寿姑のための賠償金を手に入れました。お祖母様、すごぉい。息子らもなんも言えない(^m^)
寿姑は、貞定ってところにある崔氏の荘園に、趙璋如と一緒に引き取られます。
そこで隣人の苗(ミャオ)家の娘、安素(アンスー)とも知り合い、3人がここで仲良く大人になるのね。
そしてそこで、九重紫という花も知る。これ藤の花だよね。さほど手をかけずとも、どんな場所でも咲きほこれる強い花なんだって。
祖母はあの日、寿姑が自分で麻黄を飲んだことに気付いてました。
ただ寿姑は、王映雪が侍女と共に、寿姑に麻黄を盛ろうと計画してたのを聞いちゃってて、みすみす罠に嵌るより、先に自分を守ろうとした。
祖母は、聡明な寿姑が家族の争いの中で策略を巡らせて狭量にならないよう、連れ出してくれたらしい。その才は、国や世界のために生かして欲しいと。
祖母は王映雪が壊した母の翡翠の腕輪を、金継ぎで直してくれてた。ここで寿姑は、自分も九重紫のように、自分のために逞しく生きていくと誓います。
しっかし、こんなしっかりしたグランマがあんな兄弟を育てちゃったんすか?って疑問が残るわあ。
寿姑は、素心(スーシン)と素蘭(スーラン)という武術に長けた侍女を雇い、少女ながら商売に励み、自立の術を得ていきました。元手はきっとあの賠償金(^m^)
一方、宋墨のほうは。
母親の兄、舅父の定国公、蒋梅蓀(ジャンメイスン)の軍営に入り込み、従軍したいと訴えて、追いかけっこになってた。仲良しなんだね、伯父さんと。部下達も微笑ましく見てるので、いつものことなんでしょうね。
この蒋梅蓀もまた「少年歌行」葉嘯鷹(ようしょうよう)。似合うよねえ、将軍サマ。
宋墨は一応、英国公の世子ではあるんだけど、父親の宋宜春(ソンイーチェン)は、宋墨のことを虐げていて、暴力も振るってた。
宋墨が心休まる場所は、定国公のところだけだったんだろね。そりゃあ、親父を裏切って伯父の敵討ちもするわな。
そしてこちらもまた、親元を離れて定国軍の軍営で育つ訳ですね。

ってことで、宋墨は定国軍の少帥になり、蒋梅蓀の元で沿海を平定するのに尽力。
竇昭はかなりしっかりした商人となっていて、定国公のお陰で貿易が盛んになることを読み、海沿いの福亭という場所の店を買い漁ってました。貿易が盛んになれば、安く買った店が高く売れるもんね。
で、2人は同時に、同じ湾岸部の地図を見てたわ。

更に竇昭は「昭世録」を読み込み、命運を自らの手に握るため、周囲の人物たちの動向を調べ相関図を作ってました。そこには、陛下も慶王も宋墨も紀詠もいたよ。終盤は朝廷絡みになる中国ドラマあるあるになるのかな。
ここまでが多分導入部分で2話まで。細かく書き過ぎたー(笑)
でも、2人のバックグラウンドを理解しておくのは、この先大事、になるはず、多分。
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作品情報
- 制作 2024年発表 34話 腾讯视频
- 原題 「九重紫」
- 原作 「九重紫」吱吱
- 監督 曾庆杰、郭锋
- 脚本 贾彬彬、迟晚、蓝天雨、李昱萱、王佳绮





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