そこに繋がってましたか、韓世元(かんせいげん)。そりゃ、言いにくかっただろうが。
でもさあ、兄ちゃんだって、自分の力で出来る最大限の努力をしたんでしょう。それ以上は、どうしようもなかったのでしょう。
惨劇を当事者として体験した人が、その光景を払拭できないのも理解はできる。でも、その恨みはちょっとな。恨む相手を間違えちゃいけない。
これって、沈渡(ちんと)と根底は同じよね。命あればこそ。その後の選択は本人次第。私自身は逃げる選択もアリかなとは思うけど。
14話からです。
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所感 ネタバレです
沈渡に説得され、翌日ようやく告白した韓世元の秘密。
彼は、礼部侍郎、張宝環(ちょうほうかん)の弟で、姉は錦綉坊の主人の妻、張宝鶯(ちょうほうえい)でした。
あの事件で姉は処刑され、兄はなんとか弟だけを助けた。
なのに弟は、自分を助けられたのなら、どうして姉も助けてくれなかったんだ、姉を見捨てたと兄を恨み、姓を母方のものに変えて事件から目を逸らしてた。

錦綉坊の主人の妻じゃなあ。妻の実家の弟は見逃せても、妻自身は難しいでしょ。
でも、韓世元まで連座の予定だったの?なのに張宝環は大丈夫だったの?
太皇太后のお気に入りだったから?
公主が執着してたのも、張宝環の弟だと知ったから抱き込もうとしたらしい。
顔家のパパは、残念ながら顔家はそれほどの大波を被って生き残れる家ではないんだと、采薇との結婚話は一旦見送り。
顔幸と沈渡が、錦綉坊事件を冤罪だと証明できたらきっとって思ったけど、でもその後も韓世元、普通に顔家をウロウロしてたし、冤罪証明前でも、結婚話してたよね?あれ?(笑)
その告白の前夜、ケンカした上に互いに眠れなかった顔幸と沈渡は、星空の下で語り合うんだけど、ここでようやく沈渡、収容所に来てくれてた子は顔幸だったと気付いたねえ。
ただ、それを当人には言わない。徐婉(じょわん)にしか。
沈渡の過去が途切れ途切れにしか出て来ないので、この時は誰が嘆願し、この時は誰が助け、みたいなのがいっぱい後から出てきます。そもそもの父告発も、一旦は縁を切って生き残り、何がなんでも冤罪を晴らせという、沈渡母の意向だったよ。でもこれは納得したわ。
ただちょっとさー、内容的に「星漢燦爛」を思い出しちゃったんですケド。
あちらと違って、沈渡は自分が願って娶った訳じゃないけど、仲良くなったところで最後、巻き込みたくないとか言い出して、わざと遠ざけるアルアル、するんじゃないのう?
そこは置いといて、まずは錦綉坊事件に絡んだ陳守傑(ちんしゅけつ)の妻、殺害事件ね。
妻は錦綉坊の職人だったけど、こっそり陳守傑に匿われ処刑を逃れていたことで、錦綉坊事件を画策した犯人だと誤解した、刑部の季方鳴(きほうめい)に殺されてました。

この方もどこかで見ている…蓮花楼だったかも。
錦綉坊の主人、孔先融(こうせんゆう)の友達だった季方鳴は、黒幕に騙されて唆されてた。
火蛾門(かがもん)という、不老不死を謳う門派を巧妙に搦めて、特殊な薬剤も使ったりして。
直接唆したのは陳火蛾(ちんかが)で、その後ろには来羅織(らいらしき)がいるんだけど、まだこちらサイドは、来羅織まで辿り着いてはいない。
顔幸は、錦綉坊周辺の話は、太皇太后や汝寧(じょねい)長公主も絡むから、分を弁えて首を突っ込むなと沈渡には強く言われたけど、まあ、聞きゃーしませんわね。
本当の怖さをまだ知らないからねえ。細心の注意を払わないと、自分の命ばかりでなく家族まで狙われる羽目になると、本気で気付くのはまだ先。
とはいえ、人殺しの罪を着せられて投獄されたり、火事で危うく焼死させられそうになったりした。
お陰で沈渡は、大慌てで疑いを晴らしに走り回ったり、火事場では無事だった顔幸を思わず抱き締めちゃったりしてましたわよ。
周囲の人には、これだけで丸わかりなのになあ。この娘ときたら…
その上、2人が大事な話をしようとすると入って来る景林(けいりん)くんはもう、お約束か。
ここまで何度、言葉を呑み込んで後手に回ったよっ(笑)
でも、さすがに自分が陳火蛾に捕まって殺されそうになり、助けに来た沈渡が陳火蛾を仕留めて大怪我を負った時は、ちゃんと自分が心配してることを自覚しましたわね。検視の技術で、傷口の縫合までしちゃったよ。
確かに、遺体解剖の後は縫合もするんでしょうが、生きてる人の体もその技術で応用できんの?解剖後の遺体だからって、甘い縫合じゃないのね?
あ、昔死んだはずの陳火蛾は、心臓が右側にあったから、刺し殺したはずでも生き残ってたってのが、復活劇の真相でしたわよ。でも今回は沈渡に首を切られてた。
心臓右人物ってのも、時々出てきますわね、中国ドラマ。
この辺りで陸垂垂(りくすいすい)も、仮面の男が来羅織だと分かってショックを受けてましたが。今までが余りにもお気楽過ぎたし、余計な口も挟み過ぎてたしなー(笑)
直後に、江郎行(こうろうこう)といい感じになってたから、こっちと上手くいくんでしょうね。
来羅織とじゃあ、明るい未来なんて、これっぽっちもないもん。

それにしても来羅織、仮面を取っても垂垂なら自分を受け入れてくれると思ってたんだろうか。
瞬間笑顔だったもんな。リアクション見て笑顔消したもんな。そっちのほうが信じられん。黒羅刹として、あれだけヤな男を刑部に見せつけて来たのに。
こっちはこっちで、頭ン中、おめでた過ぎない?
顔幸は、沈渡とは契約結婚みたいなもんだと知った陸垂垂や雲雀(うんじゃく)のお節介で、縁結びの寺で密偵の徐想仁(しょしょうじん)と2人にさせられる。
でも兄のように思っていると言うと、徐想仁は嬉しそうに義兄妹になろうだって。
2人から妙なこと言われて、徐想仁も戸惑ってたっぽいな。そこで彼は、密偵の令牌を顔幸にくれましたよ。おおお、これで万が一の時は、密偵を動かせる。
更にどうやら雲雀、徐想仁のことが好きになっちゃったらしい。顔幸と徐想仁の線がなくなったから、これで安心して沈家を出て、徐想仁の元で密偵修行をするんだってさ。
というか、いったいなんだったのよ、この人の最初の騒ぎは。
お寺には偶然、潘池(はんち)もいたりして。
沈渡が顔幸を心配して景林をつけてたから、潘池を見た景林がすかさず出て来て、芝居っ気たっぷりに顔幸を連れ戻しちゃいます。…景林(笑)
ただそこで、攫われて見世物にされてた女性を助けた潘池は、火蛾門と甘南道の繋がりを不審に思い、彼女を送りがてら、甘南道に行ってみることに。

そうこうしてるうちに、顔幸は太皇太后から書令史昇進の褒美を打診されます。
せっかくの心遣いを、自力で試験に挑戦したいからと辞退しようとした顔幸。
すかさず徐婉が、それでいい、書令史の立場で考査を受けるほうがハードルが高い、受かれば更なる昇進、落ちれば六部からの除籍、それでも受けてみる覚悟はあるかと。
そう言われて、断れる顔幸じゃないわね。
後ろのほうで楽器奏でながら、叔父の金蔵も心配そうだったけども。
でもさすがだな、徐婉姐さん。
太皇太后の気分も害さず、顔幸のやる気を掻き立てた上で、更にその気概を太皇太后に認められるよう、上手いこと誘導してくれましたよ。
沈渡から、謁見で失敗しないように気を配ってくれと手紙貰ってたらしいけど。
更に徐婉は、沈渡がこれほど誰かに心を砕くのは初めてだと言ってくれました。
徐婉は沈渡が大切にしている上、自分を信じて以前上奏文を託してくれたシゴデキ顔幸を応援したいと思ってくれてるみたいだし、顔幸も人を見る目の確かな沈渡が信用しているならと、徐婉を信頼してるってことで、いい関係が築けたみたい。
沈渡には想い人がいると勝手に誤解しちゃってはいるものの、顔幸も、沈渡は自分に誠実だったとようやく認め、離縁の期限まで大切に過ごそうと心を決めてます。
その頃、姉の采薇(さいび)は公主から嫌がらせを受けてましたよ。韓世元との結婚を控えていたから。
あれ?破談になったのでは?と思ったんだけど、なぜか話は進んでいたらしい。
だけどなんなんだろね、この公主って女は。
陳火蛾の時に、自分を陥れたい勢があると分かってるのに、安易に感情的に余計なことばっかりして、結果また自分の首を絞めて。
公主は、単純な嫌がらせで夢見の悪くなる薬を盛っただけだったみたいなんだけど、黒幕が介入していて、采薇は火蛾門が使っていたらしい、とんでもない毒を盛られてしまいましたわ。
でもここで韓世元が、火蛾門の毒なら公主が犯人ではなく、陳火蛾事件を調べている顔幸のせいじゃないかと言い出す。
ちょっと気になってたんだけどさ、韓世元、まだ義兄になった訳でもないのに、顔幸に対しての言葉がキツイよね。オマエのせい、とか。兄を恨んでたって告白した時も、けんもほろろに顔幸の言葉をぶった切ってたし。
アンタと姉のせいで、身代わりに結婚してくれたってこと、忘れてんのかね。犯人にさせられそうになったのだって、顔幸に助けて貰ったでしょう?むしろ感謝を向ける相手だろうに。
捜査する顔幸のせいで、自分達まで陳火蛾に捕まったとか、そっちばっかり恨んでたりするの?兄貴の時と同様に。私の中で、すっかりいけ好かない男になったぞ、コイツ(笑)
ただこれで猪突猛進の顔幸もやっと、自分の行動が家族を危険に晒すってことに気付きました。
命に代えても助けると飛び出そうとした時、パパが、おまえだって大事な娘だと言ってくれたよぅ。
だけど、こういう時に頼りになる潘池はいない。必死になって、解毒法を探す顔幸。
ところがだ。
この解毒剤の処方を、来羅織が陸垂垂に渡しましたよ。
自分で毒盛っといて、自分で解毒剤の処方を渡す。
まずは警告の意味よね。更に解毒剤の素材のひとつである、心臓が右側にある陳火蛾の血は自分しか持っていない。それを盾にして、沈渡と顔幸の動きを止めるつもり?
沈渡と顔幸がそこに辿り着かなくて采薇が亡くなれば、公主が犯人だと思われて、公主は、顔家と繋がる丞相と賢王、沈渡の内衛府との関係性は最悪になるって企みね。
ただ賢王は、丞相のやり方に不満を持ってるっぽいなあ。公主を陥れるこの流れを聞いて、今までどれだけ裏工作をしていたのか、聞いたりする。これまで自分を支えてきてくれたことには感謝していても、親族と争ってまで、幼皇帝の摂政となって権力を握りたいとは思ってないと。丞相を愚かだと。
うーん、張天陽(チャンティエンヤン)だからなー(←マダ言う笑)
どこまで本音なのでしょう。
でも、そう思い続けて、結果、地位ある育ちの傲慢さはあっても、根は本当にいい人だった「黒豊と白夕」ってドラマもあったんですが。
ただ、丞相の狙いは、賢王の摂政止まりなんだね。
とするとやっぱり来羅織のほうは、現皇族を廃しての国家転覆、かなあ。
それでもね、そんな状況にあっても顔幸は沈渡を頼らない。
長男の顔墨傑(がんぼくけつ)が景林に頼み事をしたことで、景林から顔家の事情を聞いた沈渡。
景林、めっちゃ体かがめて、ぐりーんと下から沈渡を見上げて報告。おもろ(笑)
でもその報告は、現状も、御察司から流出した解毒剤の素材の血の話も、ほぼ全て網羅。なんってよく出来た子なんだ♪
い~いところでのお邪魔虫役まで、させられてるけどね(^m^)

御察司、陳火蛾と聞いた沈渡は、自分をおびき寄せようとしたことも承知で、来羅織の元へ。
んー?死んだはずの陳火蛾にそっくりの女がいる。そういえば、陳火蛾の遺体の傍らに来羅織ともう1人、マントの人物が立ってましたっけね。
采薇に毒を盛り、顔幸に処方箋を渡して、陳火蛾の血を使って自分と取り引きしようとしたんだろうと沈渡。来羅織は、身に覚えはないけど、鏡像人の血は1瓶あります、ですってよ。
沈渡に振舞ったお茶の椀が空洞になってて、中に血が仕込まれてましたわ。
来羅織が要求したのは、この恩を忘れることなく、いつか倍にして返すこと。
そんなええ加減な要求?と思ったけど。先のはっきりしてない怖さは確かにある。
陳火蛾にそっくりな女は、来羅織の姉でした。弟の野望のために、家族が協力してきたんですってよ。その野望ってやっぱり皇位簒奪ってことかねえ。
采薇の毒は、公主と会って外に出た時、ぶつかったこの姉に針で刺された時のもの。
この毒騒ぎは、賢王と公主と内衛府を互いに疑わせるため。
沈渡との取り引きは、賢王にも公主にも付かず来羅織とも争わず、賢明に中立を保っているからこそ、太皇太后からの信頼の篤い沈渡に、不安と恐怖を植え付けるため。
だそーだっ。
器を持って顔家に現れた沈渡は、顔幸に、いつになったら私を頼ってくれるのだと。
そうだよねえ、そこだよねえ。迷惑をかけられないってのと、巻き込みたくないってのは、されたほうにしてみたら、心から信頼できないと一線を引かれてるのと大差ない。
なら沈渡くん、アナタは子晟@星漢燦爛と同じ真似はしなさんな?(^m^)
心労で倒れかけた顔幸をよしよしする沈渡。ようやくここまで来たかーい。
そして顔幸も、丞相のスパイにさせられたけど、あなたを陥れようとしたことはないと告白。
まあ、沈渡はとっくにそんなこたー知ってるわな。
そこで、ひょいっと解毒薬の毒見をしちゃう沈渡に大騒ぎする顔幸と、本気で心配されてるのを内心喜んでる沈渡だけど。
アンタら、そんなことしてないで、早くお姉ちゃんとこ行ってやれって。

采薇はほどなくして目覚め、公主からは采薇と韓世元の婚姻を祝う贈り物が届きましたわよ。
公主も慌ててフォローに回ったらしいな。
これでも今後まだ顔幸にキツイ物言いしたら、韓世元、クズ決定だよ?
正義を追い求めると家族に危険が及ぶ、でも、信念は変えず、家族も守ると顔幸は言うけど、そう簡単じゃないだろね。沈渡のほうも、自分が守ると言いつつ、来羅織との取り引きがしっかり、心に根を下ろしてるっぽいし。
ただ帰りの馬車の中の2人はいーい雰囲気です。
で、また顔幸が何か言いたそうにしてたら、外から景林が声かけちゃうという(笑)
顔幸は沈渡には想い人がいると思い込んでるから、自分はどういう存在なんだろうと無駄に悩み始めてるわ。
それでも家に帰ったら、太皇太后と徐婉の期待を裏切れないと、女官考査のために勉強し始めてしまう顔幸。ひとまず一件落着したなと、多分沈渡が期待していた甘い時間は皆無ですな。
陸垂垂はお礼を言うために来羅織を呼び出してた。
お礼なんてアータ、自作自演のコイツには全く必要ないのよーっ。
でも、どうお礼をしてくれる?なんてニヤつきながら脅すように来羅織が詰め寄った時、良かった、江郎行が陸垂垂を探しに来てくれて、来羅織は姿を消した。
必死で勉強する顔幸に、沈渡がお茶を入れてくれたりしてねえ。
そのお陰か、試験結果は首席で、刑部の令史になりましたよ。垂垂も最下位だけど合格。
それを見ていた景林は、奥様は私より官位が高くなりました、て(笑)
でも、嬉しいですって、悪意のない顔で笑うのよっ。いいわー、景林の存在は、癒し♪
同時に発表された役人の異動も、砂漠に行く名簿に顔家はなかった。
ひとまず、みーんな良かった、ひと安心ってところで、21話まででした。
ところがさ、そんな幸せも束の間。
今度は甘南道ってところで事件が起きてしまうんだよ。
甘南道、既に潘池が行ってますよー。
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作品情報
- 制作 2024年発表 40話 芒果TV
- 原題 「长乐曲」
- 原作 「长安铜雀鸣」凤凰栖
- 監督 王威、李国沅、刘睿
- 脚本 冯静凌、王寒、朴珍妮
- 撮影期間 2024年1月~2024年4月17日
人物相関図






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