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鎮魂 28話 恋人の復讐 あらすじとネタバレ感想

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鎮魂
画像出典 Youku information technology (Beijing) co., LTD
目次

あらすじ

沙雅(シャーヤー)が捕らえられる。沙雅は協力する代わりに、華玉柱(ホア・ユージュー)を捜してほしいと言いだす。利用されていたと知っても沙雅を信じたい林静(リン・ジン)。そんな中、城東(チョンドン)区の林が伐採されるというニュースを聞いた沙雅は顔色を変える。沙雅と華玉柱は昔、古班(グー・バン)の愛を争っていた。林で死んだ古班の復讐に燃える沙雅。だが華玉柱は恨みを忘れようとしていた。

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ネタバレ感想

王向陽(ワンシャンヤン)には、まだ恨む相手が残っているのか。
黒袍使として改心すれば情けをかけると言った教授に、沙雅(シャーヤー)は、華玉柱(ホアユージュー)という人物を探すことを条件に、協力を約束します。

資料を手に町を探す楚恕之(チューシュージー)と郭長城(グオチャンチョン)ですが、いきなり会った花屋のお姉さんがその人っぽいですね。相変わらず個人情報資料を落としてばら撒き、それを人に見られるって、特調所の人間としてどうなのって思うけども。

お話には全然関係のない中の人話なんですが、この楚さん役の江明洋(ジャンミンヤン)、三国志 Secret of Three Kingdomsの馬天宇(マーティエンユー)と同じ、「加油!好男児」ってオーディション番組の出身で、その時の北京チームのリーダーだったとか。当時の写真も見ましたが、やっぱり若い頃からコワモテ系キリリ!でしたねー。

沙雅に林静は、俺に近付いたのは利用価値があるからだろ、嬉しいよって、お人好しね。でも似たような状況にいる林静だから、だとしても交流することで芽生えるものがあることも分かってる、というかそう思いたいんだろな。でも根底の罪悪感は拭えないってことも。
沙雅がここにいるのも、ただの時間稼ぎ、計画のうちだったとしても、ね。

華玉柱と沙雅、もうひとり古班(グーバン)と3人は幼馴染で、地界から一緒に来たみたいですが、古班は地上で亡くなっているようです。
来た当初は、帰らなければと言う華玉柱と、このまま居座っちゃおうかっていう沙雅。
でも古班が亡くなった後は、生花店をしながらそっと地上で生きていきたいと願う華玉柱と、古班の死に恨みを持ち、復讐してやると力みまくる沙雅。
どちらの場面でも、落ち着いた優等生発言を繰り返す華玉柱と、やんちゃで感情的な沙雅。

この世には白と黒しかないのか、服従するか、裏切るかっていう林静の言葉には、自身の心情も滲んでますね。グレーもファジーも揺らぎもあるわよ、人間だもの。

林静のあげた水色の玉のついた指輪を見る沙雅は、ちゃんと嬉しそうだったと思うんだけどな

あの生花店の前にいた所長は、店から飛び出していった華玉柱のピアスを目にして追いかけます。華玉柱は、城東(チョンドン)区の林が伐採されるというニュースに慌てたので、そこに古班を埋葬したのかも。
沙雅もそのニュースを聞き、華玉柱もそこに来ると言って林静と向かうことに。

あのピアスは、古班からのプレゼントだったのね。だからあんなに大切にしてたんだ。3人セットで幼馴染って言ってるけど、古班は「君に」って両方とも沙雅に渡してるよ。だけど沙雅はそれを片方、華玉柱に渡した。彼からの贈り物はいつも半分こ、彼がどちらかを選ぶまではって。

もう選んでるだろーよ、鈍いな。

うーん、これさあ、華玉柱も古班のことが好きだった訳でしょう?古班の気持ちに気付いてないとはいえ、残酷だよ、沙雅。だって多分、あそこに古班と華玉柱がいたのは、古班は沙雅が好きで、それを相談してた感じじゃない?でもまだ勇気がなくて的な。華玉柱、めっちゃ微妙な表情してますもん。だって自分がそれを沙雅に伝える訳にはいかないし。単純に古班が情けないんだけど。

3人は天柱に唆されて、地上に出たのか。それも沙雅の強い希望に、2人が折れた。振り回してんなあ。ずっとこういう関係性だったんでしょうね。
そして古班と華玉柱が、仲良く話しているところを見て誤解してしまう、と。
「君は穏やかで優しいし、沙雅より気立てもいい」⇒『だからきっと、僕よりいい人が現れるよ』だと思うけど、その言葉が出るまで、隠れて聞いてるタイプじゃありませんわな。
そして、2人で帰ればいいでしょ、私は残ると言い放って走り去り、蹲ったところで銃声を聞いちゃったと。
やっぱり趙雲瀾パパだ。逃げる黒い服の男を追いかけてる、趙心慈を見たんですね。
戻ってみると、古班は撃たれて亡くなっていました。

はあ、説明しない女と話を聞かない女。

例えば地星人だとバレたとしても、凶悪犯でない古班を、いきなり趙心慈が撃つとは思えませんけどね。何かあったな、これ、黒いヤツと。一部始終を見ていたはずの華玉柱がそれを話さないのって、華玉柱の中に燻ってた嫉妬心じゃないかあ?穿ち過ぎ?

林の中にいた沙雅と林静の前に、華玉柱が現れます。ほんっとケンカっ早いよなあ、沙雅。
古班に愛されていたのに敵を討とうともしない薄情な女と思っている沙雅と、恨みは忘れて生きることが彼の望みだと言う華玉柱。
そこに工事の音が響き渡ります。林静は所長からの電話で、そちらを迎えに。
2人が駆けつけてみると、林は掘り起こされていました。工事のおっちゃん達を電撃で追い払ったものの、多分お墓だったところはもう掘り起こされた後。重機まで電撃で壊す沙雅。めっちゃゴリっぽい。

そこに来たのは、鴉青(ヤーチン)と王向陽(ワンシャンヤン)。
華玉柱が止めますが、沙雅は王向陽に連れられて消えてしまいました。

現場には教授も来たのですが、功徳筆の効力で2人の行方も追えないようです。
所長は、人探しも改心するっていうのもウソで、林静はまた騙されたって言うんだけど、そこは少し違うと思いたいよね。あの時、城東区の林が伐採されないまま、華玉柱を探して、第三者を交えて話し合えていれば、もしかしたら違った流れになっていたかも。まあ、タラレバは言っても仕方ないけど。

そして趙心慈と高部長の乗った車は、沙雅達に襲われました。
ここの台詞達、なんか分からないのが多かったな。

趙心慈と話す王向陽が言った「趙心慈じゃない?」
パパの言った「おまえはどうだ、昔と同じか?」
前所長だから当然面識はあっただろうけど、趙心慈っぽくないと気付くくらい良く知ってるってことなんだね?で、今話しているのは、地星人パパのほうね。王向陽だって、真面目な果物屋さん時代とは別人ですしね。

鴉青が言った「真の任務を忘れないで」
王向陽が言った「お前も忘れるなよ、約束は果たして貰う」
真の任務は、夜尊復活なんでしょうが、王向陽が鴉青としていた約束ってなに?

特調所に、海星鑑の郭副部長が飛んできました。王向陽が自分の血で書いた脅迫文は、暗号文みたい。行方不明の3人が、趙心慈と高部長と運転手だと知った途端、以前見た趙心慈の事故の絵が浮かび、取り乱す所長。
ふらつく所長を抱き留めた教授の、人質を最優先に、冷静になれぽぽんっ、が良かったですねー!特にこの、ぽぽんっが(^m^)

鎮魂
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脅迫文には、いろいろ仕掛けがあるみたいで、まずは点字。林静が読めてよかった。
「午前0時開始で24時間で謎を解け」ですって。

いつも飄々として見せてる所長も、さすがに父親の命がかかってるとなっては、冷静ではいられないわね。

君とは違って冷静な父君が、なぜ君を所長に推したと思う。

教授よ…君とは違ってて。
教授に諭されて、うんうんって頷いて、必死で冷静さを取り戻そうとする所長が可愛かった。教授も涙目なんだもの。

叢波(ツォンボー)と林静は、徹夜で暗号解読です。
 あ、言い忘れてた、1人は鴉族で羽根がある。
 ふぇっ、早く言えよっ!
なんかいいコンビなんだよ、この2人。すっかり友達なんだよ。だもの前回27話で、叢波が林静を調べるのを渋ったのも分かりますよねえ。

切羽詰まった所長は、幻覚に何か手がかりはないかと考えて長命時計を握り、また倒れてしまいます。
所長を自宅に運び、見守る教授。朝になってますね。
賢いはずの君が今回は愚かだって教授は思ってますが、いやいや、所長は自分が聖器と共鳴することで何かが分かるのなら、今までだっていつでもやってましたよ?
共鳴が小さくて良かった、さもなくばって、さもなくばどうなったんだろう。

教授はお香を焚いて、最近連絡が途絶えている摂政官に連絡をさせようとしていますが、うーん、あっちはあっちでドタバタしてましたよねえ。地君に鎮圧のための出兵を願い出てたし。

林静と叢波は、暗号がどこかの番地だとまでは突き止めました。
そこに沙雅からメール。林まで連れ出してくれたお礼だと、ちょっとしたヒントが。

沙雅のほうはそこで鴉青にバレそうになり、スマホを投げ捨てていました。王向陽はもう、功徳筆の力に自分の体が持たない感じですね。

王向陽と白素霞(バイスーシア)の回想シーンが入るんですけど、白素霞がなんかスゴイ。王向陽はずっと受け身です。やっぱり中国の女性って、全般強めですよね。
プロポーズした思い出の、真っ赤な電話ボックス。

脅迫文は血を使って指で書いたものだけど、その上に筆でも何か書いた跡があるみたい。血液成分の解析技術は海星鑑のものらしいですよ。技術を盗むなんてさすがだなって叢波は言うけど、そうね、確定ね、林静は海星鑑の研究者だったのね。

浮かび上がった文字は「三火三」八卦の「坤」と「離」の記号に似ているって教授は言うんですが、「三」は「乾」だよね。「三三」だから「坤」なのかな。まあ、いいや。
林静の技術と教授の知識によって解けた暗号。そんなメンドクサイのを王向陽がなぜ仕組めたかのほうに興味があるんだけど、当たり前のことながら、そこの説明はナシです。

特定できた場所に急ぐ所長と教授。だいぶ落ち着いた所長は、教授に巻き込んで悪いなって、いつものテレ笑いみたいな顔で言うんだけど、教授はスルー。こんな時でもそんなふうに笑ってる場合か、なのか、元はといえば夜尊なので返答に困ったのか、それも分かりませんけど。

再開発区画に放置されている真っ赤な電話ボックスの前に、鴉族の兄さん達2人が立ちはだかります。亜獣族の復興のため、長老を信じているって言うんだけど、そんな大層な理念を持ってるのかな、鴉青。
亜獣族の復興ったって、蛇族とも花族とも手を組む訳でもなく、騒いでるのは自分だけ。数でも圧倒的に負ける鴉族だけで、人間を廃して地上を支配できると本気で思ってるとしたら、愚鈍の極み。
だから夜尊に便乗したんでしょうが、所詮は駒、コトが成ったら喰われて終わり。それに気付かない長老の種族ってだけで、もう存続は難しいって話ですよ?
個人的な野心と言われたほうが、まだ納得できる。だから蛇族とも花族とも敵対して、出し抜こうとしてるとなるし。だとしても、ただの呆れたおバカには違いないですが。
そんな兄さん達2人、弱い、他愛ない。教授に諭されて帰っていく…アホじゃ。

いつもはサラッと治る教授の傷が治りませんね。所長も気付いたけど。

電話ボックスには運転手がいました。でもそこで手がかりは途絶えたと思った時、2人の目に入ったのは電話のプッシュボタン。
これでなんの手がかりもナシにこのボタンに気付くって、エスパーじゃなきゃ無理よ?

王向陽は沙雅のことを、憎しみがある限り俺に従う、俺もあの女も憎しみに溺れているからって言ってますね。分かってんじゃん。
誰かを恨んで復讐を誓うことでしか、精神の安定がはかれない悲劇だったのかもしれないけど、現状は、全てを投げ捨てて突き進む自分に酔ってるみたいに見えちゃうんだよなあ。だから、恨み言を言う時の王向陽と沙雅は、生き生きしてますよね。

廃ビルの中で目覚めた趙心慈が外に出ると、そこには沙雅がいました。
所長パパが古班?って思い出そうとしてるのに、それを待てずに攻撃するんだよ。
ずーっとそうなんだ、だから少しずつ早とちりして全部間違えていくんだ、この人。ホント、ちょっと落ち着け。まず人の話を聞くことから覚えなさい。
でも大好きだった古班の話も、ちゃんと聞かない女だったわな…


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