有翡 第50話「赤い衣の女子(おなご)」あらすじとネタバレ感想

あらすじ

平穏を取り戻した大薬谷をあとにして、周翡たち一行は帰路についた。しかし、沈天庶は謝允の残した「宿鉄法」を試すために数多くの匠を集め、再び大薬谷の人々を捕らえてしまう。一方、四十八寨に戻り、周翡を遊びに誘った謝允が向かった先は仕立て店であった。周翡のために赤い衣を仕立てさせていたのだ。試着をしようと席を外した周翡の茶に、謝允はある薬を入れる。謝允は己の生死を選択するために、最後の決断を下していた。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

一見落着して、大薬谷を出て行こうとした周翡達を追って、小虎たちが飛び出して来ました。
恩人を見送りに来たんだって。
ここで、応何従(おうかしょう)と周翡が石を蹴り合ってんのはなんで？

その頃、沈天庶は、名工をたくさん集めて、武器と甲冑の製作の準備。宿鉄法を使うつもりね。
斉門の禁所にあった宝も全部運び出せって言ってるけど、あれ、崩落で埋まったんじゃないの？そこから探し出せってことか。
更に沈天庶は、大薬谷の住民をまたもや捕えて閉じ込めよって命じてました。
なんなんだよー、もういいじゃんかー。

四十八寨に戻った周翡に、謝允が甘栗を持って登場。周翡の口に甘栗を入れながら、春回鎮へ遊びに行こうと誘って、連れ出します。
仕立て屋に向かった２人。
謝允は周翡に真っ赤な衣を準備していたみたいよ。
だけど、試着に向かう後ろ姿を見送る目がさあ、何か考えてる顔だよねえ。

と思ったら。
謝允は、周翡が飲むであろうお茶に、何か薬を入れ、思い詰めた表情です。
ほんっとにもー、またひとりで勝手に何か考えてやらかす気だなあ。

赤い衣を着て出て来た周翡に、見惚れたのは本当なんでしょうが。蓬莱で絵を描きながら、周翡に赤を着せようと思ってたんですってよ。それでも謝允は、しっかり周翡にあのお茶を飲ませました。

焦らなくていい、元気になったらまた、一緒に旅をしようという周翡に謝允は、この先何があっても元気でいてくれ、なんて、ちょっとそれ、別れの言葉みたいじゃないかー。
約束すると言った途端、周翡の目が霞んでいきます。

謝允は、周翡が応何従と解毒剤を試そうとしていたことを知っちゃったんだね。生きるか死ぬかなら、自分で選ぶ、周翡を犠牲には出来ないって謝允の意志に、応何従も納得したと。だから薬を盛ってしばらく眠らせ、させまいとしたってことか。
阿翡、私が死んでも元気でいてくれ、いいなって。
いやー、もうっ。

周翡を寝かせた傍らに、２つの薬。
謝允は周翡の手を握って、想いを語り、間違えていれば決して助からないという薬を、さっと選んで飲み干しました。隣に横たわり、その頬に手を当てて目を閉じます。

雪山の夢を見ていた周翡。
岩に凭れかかった謝允が、しばしの別れだ、20年後にまた会いに行くよ、約束だ、なんてさー、もー。
分かっていても、ハラハラさせるシーン作ってくれたなっ。←
周翡も、自分は破雪刀を会得して無常を極めたけど、何も成せなかったと絶望に座り込みました。

朝になり、目覚めた周翡は、傍らの謝允の息を確かめます。
思わず、その手を握り締めた、これは、これはどうなんだっ。
でもきっと大丈夫、薬の選択は間違っていなかったんだよっ。結果の引き延ばしだよっっっ(笑)

夜になって、雷が鳴り始めています。
でもまだ謝允は眠ったまま。だけどお腹が上下に動いてたから。
そして、ぴくりと指も動きました。
急いで首筋の脈を診て、その手を握る周翡だけど、このままでは死んでしまうと呟いてますよ。え？
そしてなぜか、斉物訣を思い出します。試してみようと。

ふお、あれ、ここに繋がってたんかいな。
無駄なことをと思ってたけど、無駄じゃなかったんか。すいません、すいませんm(_ _)m
どういう効果か分からないけど、斉物訣で学んだ気を、泣きながら必死で注入？する周翡。
南境に行くんでしょ、洞庭湖で釣りするんでしょ、髪を結ってくれるんでしょ、私達はまだ何もしていない、目を覚ましてよと。

謝允の目からも涙が零れます。
聞こえてるのか。必死で呼び戻されているのが分かってるみたいだわよ。
だけど合わせていた掌がずるりと落ち、謝允は倒れてしまいます。
その手を引っ張って起こそうとした周翡も、一緒に倒れてしまいました。

…引っ張るよね。まあ、あれだけの毒だ、天下の奇毒だって言い続けてきたんだから、そう簡単じゃないってことなんでしょうが、まったくもー。

翌朝。眠っていた周翡の隣に謝允はいませんでした。
まる２晩、誰も来なかった訳だから、謝允がいないのなら、それは自分で動いたってことよ。
飛び起きて走る周翡。
四十八寨は、春なんだね、花々が美しく咲いている中で、謝允は木の上にいました。
あらやだ、お着換え済っ(笑)

20年ぶりだが、全然老けてないな。
君はどこの水草なんだ？

元気になったようね。
君のお陰だ。
その後が周翡だな。
じゃあ、今生も次もその次も、私に尽くして。

いや、既に散々尽くしてると思うけどっ(笑)
まあ、お互い様でしたけどね。

ずっと君に従おう、妻よ。
だそうです(笑)婦唱夫随、良いですねえ。
ほんのりピンク色の、キレイなラブシーンでございましたわ。

とはいえ、これでメデタシメデタシではないのですよ。
まあだまだ沈天庶の企みは続いているし、陸天曠(りくてんこう)も生きてるよっ。

あ、そういえば今「黒豊と白夕」を見てるんですが、アイパッチ童天仰(どうてんぎょう)の中の人が、立派な武将役で後半出て来るんですよ。勇壮ってビジュアルではないんだけど、それでも実力があって信頼されている役で。なんか、ほっこりとしてしまったな←
「黒豊と白夕」は、あっちこっちで見かけた人がいーっぱい出て来ます(^m^)有翡からは、霍連涛(かくれんとう)も兪聞止(ゆぶんし)も、応何従もいるのよ。

さて、その応何従が、四十八寨から出て行くところ。
李妍(りけん)と楊瑾(ようきん)がお見送り。
寂しがる李妍に、楊瑾は、蛇使いは大薬谷を再建して人を救う、応援せねばって言います。
応何従、ちょびっと嬉しそう。2人に会えて幸運だと。
何をすべきか、分からせてくれた、ありがとう。

決意したんだね。最初の頃は、自分なんてーっていろいろ引き気味でテキトーだったけど。やればできる子だったんだものね。何より、内容の欠けた薬王経から、透骨青の解毒薬を作れたことは、大きな自信になったでしょう。
楊瑾には、李妍を大切にと、李妍には、いじめられたら私に手紙を書け、蛇でお仕置きだと。

だがしかし。
大薬谷はまた大変なことになっていました。
地煞が村人を捕えています。小虎、大丈夫か、小虎っ。籠みたいなところに隠れさせられたぞ。

沈天庶、２人いるのはなんでだ？
外の沈天庶と内の沈天庶の表現でしょうか？
外の沈天庶は、新しい義手で鐘をガンガン叩きまくって、内の沈天庶は次の一手を碁を打ちながら考えてる？ま、どーでもいいか←

応何従が大薬谷に戻ると、村は荒らされ、誰も見当たりません。
慌てて小虎の家に行くと、傍らの籠が揺れていました。
小虎を助け、事情を聞く応何従。

馬で進む沈天庶の元には、聞煜将軍が周以棠(しゅういとう)から兵符を託されて、20里先に駐屯しているとの知らせ。丁度いいと笑う沈天庶。

聞煜将軍の元に早速沈天庶から、海天一色の件で会いたいと連絡が入ります。
あああ、今度は聞煜将軍が危ないなあ、もー。
そっか、聞煜将軍にはまだ海天一色がどうなったか知らせが入ってないのか。
本当に見つけたのかもしれないと、会いに行っちゃいます。

旧友と話しに来たとか言う沈天庶。
私が軍にいれば、天下を奪還できただろうなんて言うもんだから、聞煜将軍は、腕を失った経緯を忘れたのかと言い返します。
沈天庶は、そのお陰で匠に出会い、海天一色の中の宿鉄法に出会えたと。
これで聞煜将軍も、海天一色が開かれてしまったのに気付いたかな。
沈天庶は和睦を求めに来たと言いました。沈天庶の手にある優れた武器と最強の安平軍があればってことか。

志す道が違うと言った聞煜将軍。
戦いになった２人だけど、聞煜将軍の槍は沈天庶の義手に弾かれてしまい、歯が立ちません。
槍は義手にぽっきりと折られ、そのまま胸に一撃。あああ。

その頃、周翡と謝允の元に、応何従からの手紙が届いていました。早業だな。
周翡に謝允、李妍に楊瑾、李晟に呉楚楚、みんな揃って、周翡宛ての手紙を李晟が開く(笑)

周翡、医術を学ぶべく、大薬谷に戻ってみると、村は荒らされ悲惨なありさまになっていた。
村人は地煞に捕らわれ、小虎は心から悲しんでいる。

なんだってー！？となるみなさん。
そこへ、聞煜将軍が沈天庶に殺され、兵符も奪われたとの連絡が。
沈天庶と、結託している兪聞止(ゆぶんし)、2人を倒すため、もう一度みんなは立ち上がります。
もう謝允も、武芸でも戦力になるぞっ。

まず応何従を呼び戻す。
兪聞止は李晟と呉楚楚が担当。呉楚楚は呉費将軍の遺児として、大臣達にも繋がれるみたいね。
李妍は塞を守るための留守番です。

さて、沈天庶は、宿鉄法での武器制作が上手くいかず、苛ついていました。
どうやら謝允はあの時、正しい製法を伝えてはいなかったみたいよ。
でもだとしたら、沈天庶の義手はまだ、宿鉄法のものではないってことか？
あの時できた刀で沈天庶は周翡の熹微(きび)を折ったけど、正しく作ったのは周翡の「幽皇」だけだったんだね。
2人いた職人の１人が殺されてしまい、もう１人はどこが間違いだったか分かると伝えて、もう一度作り直すことで命を繋ぎましたよ。

陸天曠は、胡天瑛(こてんえい)が死んだ日の沈天庶の行動を調べていました。そしてやっぱり、沈天庶は胡天瑛を見捨てたのだと確信。復讐に燃えてるー。

作り直しのおっちゃんが頑張って完成させた時、そこに陸天曠。
その刀を手にした陸天曠は、そのまま職人のおっちゃんを斬ってしまいました。

陸天曠の中の人の左手、感情線短いなあ。これっだけ短い人も少ないですわよ。

陸天曠は職人の残した手記を書き直してますね。改竄してんのか。だけどあの経緯からだと、職人が間違いに気付いて書き直したようにも見えます。筆跡違うだろうけどねえ。
で、沈天庶に、職人が手記を持って逃げようとしていたと報告。沈天庶はあんまし信じてないっぽい顔だけど、この２人はお互い様だよな。

さて、いよいよ最終回。
武芸が使えるようになった謝允が戦うシーンもありますよ。確か。
そういえば、李瑾容の毒は同明大師がすっかり治せたんでしたっけ？
全て上手くまるっとすっきり収まりますようにー。

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