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有翡 第49話「海天一色、開く」あらすじとネタバレ感想

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有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
目次

あらすじ

仕掛けに迷う李晟たちの前に沈天庶が壁を打ち破り現れる。海天一色の仕掛けを解くよう迫られた李晟は、仲間の無事を保証し、「薬王経(やくおうきょう)」を渡すことを条件に応じる。そして、5つの品を使った八卦(はっけ)の術でついに仕掛けを解くが、沈天庶は約束を破って書物を奪い李晟たちに襲いかかる。一方、「斉物訣(さいぶつけつ)」の世界に捕らえられた周翡は気が暴走し、謝允の必死の呼びかけでやっと現実へ戻る。そして沈天庶と対決し、書物を取り返そうとするが…。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

壁の未完成の水波紋と手前の金属の水波紋の図柄が、上手く重ならないと悩む李晟(りせい)。
楊瑾が金属部分をガタガタすると、紋様のついた金属部分が動いて手前に倒れました。
部屋の外では、壁を破ろうと、沈天庶(しんてんしょ)が鋼鉄の義手を構えたところ。

その頃、周翡は、「斉物訣」のせいで瞑想したまま気が暴走しかけていました。
だから言ったこっちゃない(前回、あたくし、今やるコトか?と文句言いました(笑)
謝允は何やら自分の気を使って、周翡の両手にぽんっと触れますが、弾かれてますよ。
必死で呼びかける謝允さん。

沈天庶がとうとう壁を破って入ってきちゃったよ。
斉門の弟子なら、この仕掛けが解けるだろうと沈天庶。
李晟は、条件が3つあると言います。
仲間を無事に外に出すこと、
「薬王経」は渡せ、他は全部くれてやる、
3つ目は、後で話す、と。

お前を殺せば仕掛けは解けぬと?と言った沈天庶に、李晟は自信たっぷりにその通りと。
沈天庶は了承しますが、うーん、この人が約束を守るとも思えないよなー。

楊瑾がしたように、台についた紋様を倒すと、壁の紋様と重なって台の仕掛けが動き出し、中から円盤が出て来てぐるぐる回ります。
仕掛けがぴたりと止まったのを見て、李晟は沈天庶に、5つの品が必要だと言いました。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
道長の言葉を思い出し、頑張る李晟

李晟が見つけた払子の軸の先の蓋みたいに、全ての品は分解できるようになっていたのね。
仕掛けの一番外側の模様のある円盤の下に、5つの凹みのある円盤があって、そこに、それぞれのパーツを埋め込むようになっているらしい。
しかもこれ、八卦に基づいて、嵌め込む順番があるっぽい。道長の言葉を思い出して入れていく李晟。
全てを入れ終わると、仕掛けは勢いよく回り出し、扉が開き始めました。

周翡は「斉物訣」の世界の中で、絶望を突き付けられていました。でも、この人は、気持ちの強さでは負けないからねえ。陰陽のナンタラは…と、よく分からない観念の世界の蘊蓄が続いていて、本人は林の中を彷徨っていますが。
周翡の手を握って、呼びかける謝允。
周翡は、目を開けました。ようやく戻って来たかいな。
で、「斉物訣」っていったい何だったのさ。強くなれたワケ?
気が暴走していたと聞いて、慌てて巻物を見ると最後に、この功法は危険で命に関わるゆえ、慎めと書いてあったらしい。
怒る周翡だけどね、自分のせいでしょ。ちゃんと読みもしないで、謝允に危険だと止められても聞かなかったでしょ。そもそも、なんだったのさ、この時間。謝允を凍えさせて心配させて、全く余計なことを。謝允に凍え死にそうだと言われて、やっとそれに気付くなんてー。

さてさて、扉の向こうに、海天一色がその姿を現しました。
20数年前に隠されたお宝なので、あんまりキラキラはしてなくて、蜘蛛の巣張ったりしてるけど。
中に入った沈天庶が、陰陽マークのついた箱をあけると、中には宿鉄法。ありましたなー。
薬王経はどこだー?あ、その下にあったっ!

沈天庶は2つを手に出て来ると、欲しいものは己の力で奪うべきだと言って、さくっと前言撤回。
李晟に薬王経は渡さず、命だけは取らないと言いながら、数歩いったところで、皆殺しにしろと言う。ニワトリかっ、お前はっ。
アンタだって己の力で奪えなかっただろう。人の力だろう。まったく。

その頃、ようやく部屋を出た周翡と謝允は、海天一色の部屋の扉が動いた音を聞いてました。
急いで向かうと、宿鉄法と薬王経を持った沈天庶にバッタリ。
あっちでもこっちでも大変なことにになっちゃったよー。
戦いながら薬王経を取り合う周翡と沈天庶。
その時、洞窟が崩れ始めます。
宿鉄法と薬王経の両端をお互い手放さなかった沈天庶と周翡でしたが、周翡はその2つを刀で真っ二つにしてしまいましたよ。半分あれば全部奪われたことにはならず、こちらにもヒントは残される。交渉の余地も奪いに行く余地もあるわね。

だけどそんな中、謝允が人質に取られてしまいましたわ。
沈天庶の腹心、左右一対の残りの1人も、落ちて来た岩にやられてる。
なんとか入り口とは別の場所から脱出できた6人。周翡は半分の薬王経を応何従(おうかしょう)に預かって貰い、半分の宿鉄法を手に、謝允奪還を決意してます。
海天一色の他の宝物達は、洞窟の崩落と共に、永遠に葬られてしまいましたねえ。まあまあ、それも良かったってことだ。謝允を縛り付けていた大きな憂いも、さっぱりと消えたんだもん。

沈天庶は、ようやく欲しかったものが半分とは言え、手に入ったので感無量みたいな表情。
どうして数々の宝の中からこれが欲しかったのかって話を、部下にしています。
この義手を作った匠の技は素晴らしかったが、その匠の師匠の持っていたこの「宿鉄法」という最高の技術で作った武器に比べれば、おもちゃみたいなものなのだと。この技術を使った武器を作れば、地煞は無敵になれると。
こちらも、謝允を使って残りの半分を手に入れるつもりのよう。

周翡と李晟は、既に地煞の軍営を偵察していました。
謝允は、鎖をつけられて牢に入れられながら、牢番に話しかけて、なんで地煞に入ったんだ?とか聞いてるよ。沈天庶は品性もなく部下の扱いも酷いだろう?柳家荘の知人を紹介しようか?なんて言ったところに、沈天庶(笑)
謝允を殺さないのは使い道があるから。もうすぐ友が現れるぞ、だそうで。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
なー、アンタ、なんで地煞なんかに入ったんだー?

李晟が、甕を割って注意を引き付け警備が手薄になったところで、周翡が謝允の元へ。
謝允は、宿鉄法の半分を見て、これが以前周翡に話した伝説の鍛造術のことだと言います。
そんな技術を沈天庶に渡してしまっては大変。
謝允は座り込んで、宿鉄法の半分を熟読、暗記することにしたみたいよ。頭良すぎないか?
あ、ちなみに謝允の鎖は外せなかったみたい。なんでも切っちゃう周翡の刀でもダメなんかい。

謝允の独房に侵入者があったと報告された沈天庶。それでも鎖が外れなかったようで、謝允は残っていると聞き、謝允を連れて来いと命じます。更に大薬谷を捜索して、仲間達を探せと。

一方、応何従もまた、半分の薬王経を見て、分かる事を纏めていました。
そこに周翡が戻って来ます。だけど、やっぱり透骨青の完全な解毒法は半分だけでは分からないんだって。

翌日、応何従は薬剤を捜しに大薬谷へ。それに李妍も楊瑾も同行。
まだ大薬谷には地煞がウロウロしているよ、気を付けてー。

謝允は沈天庶の部屋に連れて来られていました。
そこへ、周翡が1人でやって来たと。うん、作戦開始だね。

謝允と薬王経の半分と、宿鉄法の半分を交換よと言った周翡は、これでしょと半分の書物を見せ、すぐさまそれに火を点けて投げ捨てました。
慌てて走り、火を踏み消す沈天庶だけど、燃えて読めないところが多くなってしまったっぽい。
周翡は、これで宿鉄法は消えた、でも半分は謝允が覚えていると言います。
すらすらと暗記した内容を話す謝允。

沈天庶は、またお前たちにしてやられたと呟きました。
ならば宿鉄法を使って、刀を一振り鍛造しろ。それが上手くできていれば、薬王経も人質もくれてやる。
どうせまた、約束を違えるんでしょうけど、ま、やるしかありません。

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薬剤探しで大薬谷の林の中を歩く李妍、応何従、楊瑾。
そしてそれを地煞も偵察中。
なぜか李妍を少し離した楊瑾は、応何従に向かって、大事なものを預かってくれと言います。自分はこんな生き方だから、いつ何が起きるか分からないから。
応何従は、大事なものって李妍かなと勘違いして、預かる気満々だったんだけど、楊瑾は、小薬谷の掌門の地位だと、令牌を突き出しました。私には関係なーいと逃げ出す応何従(笑)

今、「黒豊と白夕」を見ているんですけど、この応何従の中の人が、偉いさん世子の側近で出て来るんですよね。こちらの飄々とした変わり者とは全く違う、ずっと真面目、ずっとキリリ。いやいや、ほんと役者さんってすごい、面白い。
そしてこのドラマは、私にとっての初、楊洋(ヤンヤン)なんですが、あのするっとしたノーブルなビジュアルは、イボくんと同じカテゴリーみたいに見えますねえ。ただ彼は、前髪アリとナシとで、全然雰囲気変わっちゃうのね。
そういえば、このドラマで楊洋の配音の方は、陳情令の藍忘機と同じ方でした。

林の中で、楊瑾が李妍に、これが終わったら私と南境に行かないかなんて言ってた時、地煞達が来てしまいましたよう。応何従が薬王経の半分を持っていることも、見つかっちゃったかもと思ったけど、ソコじゃない?
沈天庶の手下は、他の仲間はどこだと聞きます。そっちかいな。
あれ、この人侯右。随分前に死んだと思ってたけど、死んでなかったんかっ。
だーいぶ重傷で休んでいて復活してきたってことか、だから楊瑾がどれだけ強いか知らなかったのね。エラそうにいろいろ言ってたけど、楊瑾や応何従の煙にやられて、あっさり退却していくよ(^m^)

その頃、謝允は刀を作っていました。元々鍛治のできる人で良かったね、というか、このための設定だもんな。
傍らでは、それを記録している本職の鍛冶職人のおじさんと、同様見ながら一緒に作っているおじさん。周翡も隣で見ています。
沈天庶も傍らに来て、皇帝となるはずが落ちぶれて、今や私のために刀を打つ、なんて言います。
周翡が、あなたこそ力がありながら、犬に甘んじていると言い返すと、犬じゃなくて狼だ、だとさ。
真の強者となりたければ幾多の鍛錬を積むしかないと言った沈天庶に、謝允は、武芸に優れるだけではだめだ、真の強者とは、天下を思い、民を守り、敬われる者だと言います。
そなたは武芸は天下一でも、後世に悪名を残し、人々に唾棄されるだろう。
それを聞いて、周翡が嬉しそうだよ。謝允のは帝王学なので、沈天庶に分かるはずもないのよ。

李妍と楊瑾は、たき火の前で妙に気まずそう(笑)
思い切ったように楊瑾が李妍の手を取り、もう一度、落ち着いたら南境に行こうと言います。
私は、君と一緒にいたい。
李妍、走って逃げちゃったよ。子供だなーもー。

謝允は、夜通し打ち続けた刀に、「幽皇」と彫り入れていました。
最終工程を残して、薬王経を渡してくれと沈天庶に言います。さもないと刀は使えないと。
お前を信じると言って、薬王経の半分を投げた沈天庶。それを確認して、最終工程へ。

あー、最終工程って、人の血を吸わせることなのか。
謝允が指先を刃に当てた時、周翡が私がと言って、指を刃に。
周翡の血を、刀が吸い込んでいきます。いやー、魔刀だね。

謝允と一緒に作った職人の刀を受け取った沈天庶は、その刀で周翡に切りかかってきました。
それを受けた周翡の熹微(きび)は真っ二つ。謝允は周翡を庇い、急いで逃げ出します。
それでも沈天庶は、これぞ最高の武器だと喜んでるけども。
でもこれで、周翡の刀がこの「幽皇」になったよー。ユウファン。カッコいいじゃないか♪

へろへろの謝允を支えて歩く周翡。
そこへ李晟がやってきて、周囲に罠を仕掛けたから地煞はしばらく来ないと。
これよね。ある意味、都合よく上手く行った感はあるけど(笑)みんながそれぞれ自分ができることをして協力し合うというのは、こういうことよねー。てか、みなさん、いったい今どこにいるん?

ベッドで目覚めた謝允の傍らには、周翡がいました。疲れただけだと言われても、ま、心配だよね。
けどそこに、応何従が飛んできます。薬王経の半分、故意に文字を消された箇所があると。知識のある応何従なら、ある程度の予測はできるけど、毒をもって毒を制す解毒法なので、やはり正確さが必要なんだと。アイツめ…

謝允は、周翡に四十八寨に帰ろうと言いました。
どうせなら、山紫水明の地で死にたいと。
何を言うのと言われて俯いちゃう謝允を見て、さすがに周翡も、一緒に帰ろうと答えます。

李妍の元には、お菓子を持ってご機嫌伺いの楊瑾。
素直に思いを伝えたのに、なんで分かってくれないんだとジタジタする楊瑾に、分からないんじゃなくて答え方に迷っているんだと李妍。南境に行くなんて重要なことを…と。
でも、ちょっと行ってみるだけよと言われた楊瑾、大喜びです。
でもねえ、それを応何従が聞いてたよ。うん、しゃーないわ、ガンバレ、応何従。

そして彼は没頭します。
これまで、こんな集中して勉強したことなんいじゃ?みたいな頑張りです。
ドラマの時間、たっぷり1分使って(笑)、応何従はやりましたっ!えらいぞっ!

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
失恋の痛手の中、応何従はやりましたー!

周翡の元に駆けつけた応何従。だけど最後の1つの薬財が、枯木草か、枯雪芽か定かではないのだと言います。しかも毒性が強いので動物実験ができないと。
周翡は、じゃあ、人なら?私が試すと言いました。
人を救うために、別の命を犠牲にはしないって応何従に、やると言ったらやるって周翡。

応何従は、君自身の命を差し出すほどの価値が?と聞きます。
あるわと周翡。
でも、誰にも言わないでと。
その想いを受け、応何従は薬剤の準備に。

上手くいきますようにー。
てか、上手くいくしかないのだけど、それでもハラハラしますよね。
さて、残り2話ですよーっ。

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