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有翡 第21話「春山に積もる雪」あらすじとネタバレ感想

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有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
目次

あらすじ

霓裳夫人が謝允に「今から語る話を題材に曲を書いてほしい」と語り始めたのは、若き日の李徵と殷聞嵐の友情の物語だった。南刀の李徵には周翡という後継者が育っているが、山川(さんせん)剣の殷家の零落を思うと、夫人の心は深く沈む。翌朝、周翡たちが目覚めると殷聞嵐ゆかりの剣が見当たらず、樵雲居の羽衣班も皆、姿を消していた。その時、樵雲居の門を叩く者が。門を開けると、周翡と李晟を捜して李妍と共に下山した馬吉利(ばきつり)がいて…。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

霓裳(げいしょう)夫人は、謝允に、今から話す出来事を題材に、詩を作ってくれる?と言います。曲名は「春山に積もる雪」。

夫人と李徵(りちょう)、殷聞嵐(いんぶんらん)の思い出話。
お酒の強い2人は、意気投合して散々飲んだ後、降り出した雪の中に出て、手合わせを始めました。
それを見ている若かりし頃の夫人。
美しい剣舞を見ているみたいな2人の手合わせは、同時にお互いの刀と剣が折れて終了。2人共、短くなった刀と剣を打ち合わせて、笑い出しちゃうという。
楽しかったんでしょうね。実力も人柄も、尊敬し合える、なかなか出会えない好敵手と認め合えて。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
楽しそうな2人と、若くて意味が分かってない夫人。

夫人はその後、羽衣班に戻り、2人のために刀と剣を打ち直したんだそう。
でも、殷聞嵐が蓬莱のある富豪から、鎧と剣を寄贈されたと聞き、卑しい身分の自分が贈った剣を持てば、恥をさらすことになると思い、渡さなかった。
まさか、その数年後に、2人共失ってしまうなんて思いもよらずに。

でも李殿の孫娘のあなたに会えた。そう言って、霓裳夫人は周翡に、この刀はあなたのものよ、返さなくていいと手渡します。これで李殿に義理を果たせると。

霓裳夫人は、青龍主の件や、周翡と謝允の出会いについて尋ねるんだけど、最初に謝允が洗墨江を渡って来たところは、すっ飛ばして話しましたね、2人とも。霍家堡(かくかほう)の牢獄で、知り合ったことにしたんだ。呉楚楚の件も、地煞が、呉楚楚というより、呉楚楚の持っているものを探していることも内緒にしました。

夫人は、きっと、話はざっくりダイジェストなんだろうと気付いてはいたのかもしれないけど、疲れているだろうから、早く休みなさいと退出させます。

残った剣を握って微笑む夫人。
殷殿、四十八寨は、李殿の望み通りのしっかり者でかわいい後継者ができた。これで破雪刀は継承される。私が気がかりなのは、あの子のことだけ、と言います。
殷沛(いんはい)のこと、夫人も知ってるのか。この感じは、彼が持つ、そして多分本人も知らない秘密を、霓裳夫人は知っているのかもしれません。

はい、「あの子」出て来た。山あいの村で眠っている殷沛。
山川剣を狙われて追われていた殷沛は、斉門の道長、沖霄(ちゅうしょう)に助けられたみたいよ。お世話を頼まれていたらしい子供、小虎にそれを教えられ、思い出す殷沛ですが、どうせ剣の鞘狙いで助けられたのだと思います。
でもさ、それなら殷沛の寝ている間に、盗んで逃げればいいだけのこと。どうしてそれに気付かないのかなぁ、この拗らせヒネクレぼっちゃんは(^m^)

この村は、滅びた大薬谷のあったところで、その後、流民の里になっていた模様。
子供の小虎に、ズケズケとモノ言われる殷沛がオモロイ。
ヤなヤツなんだけど、なんだろうなあ、この人、どこか残念な人だからさ。名前を教えてと言われても教えやしないのに、小虎に手を引っ張られてぐいぐい連れて行かれながら、私が誰だか知ってるのかとか口走って、あっさり知らないよって言われてるし(笑)

殷沛に会った道長、嬉しそうだな。
赤ちゃんの頃の殷沛を知っているらしい道長は、父君は傑物だったと言います。天下一の武芸者だったかは定かではないが、天下一の君子だったと。
ヒネクレ殷沛は、君子だったからこそ、人に騙された、大勢の者が父の友を名乗るが、狙いは殷家の宝だって言うんだよ。
この人なりに、人を信じて裏切られてきたってのがあるんでしょうが、表面を取り繕うこともしないのかできないのか知らんけど、そういうトコだよねえ。本体弱っちいネズミが、四方八方にトゲ出してヤマアラシみたいになってる感。
小虎にまで、命の恩人にその言い方は失礼だぞって正論ぶつけられちゃう、残念さ。

命を助けた私を弟子にして武芸を伝授するのか?なんて言うと、道長に、おまえに武芸を仕込む気はないと言われてしまいます。
殷沛は生まれつき体が弱く、もともと内傷があるんだそう。武芸者を目指す体じゃないんだってよ。というか、今まで、自分で気付いてなかったのか?おめでたいな。
殷聞嵐(いんぶんらん)は知ってたんでしょうが、まだ子供だったし、言わなかったんだろね。多分、紀雲沈(きうんちん)にも分かってたかもしれないけど、まあ、あの人がそれを殷沛に言う訳はない。

道長の言っていることが本当だと判断できない殷沛は、「人を見たら泥棒と思え」から抜け出せません。
道長は、小虎に2人で水を汲んで来いと命じました。

小虎が桶1杯の水をすたすたと運ぶ後から、大人の体の殷沛は桶2杯を持って歩くんだけど、ヨタヨタよろよろしています。運べないのよ。腹を立てて水を放り出し、戻って来た殷沛は、道長が自分が寝ていた部屋で、何かしているのを見てしまいます。あー、道長も下手ねえ。疑ってばかりのヤツに、更に疑いの芽を増やすとこ見せちゃうなんて。単に整理してただけだとしても。

馬脚を現したなと言う殷沛。お宝らしい山川剣の鞘は持って歩いてるからね。
でも道長は殷沛に、苦労したのだなって言います。誰彼構わず威嚇しまくる、こんなハリネズミになってりゃあ、そう思うよ。それにね、そもそも道長、アンタが後生大事に抱えて歩いてるそんなもの、欲しがってないわよ。だって道長だって、その一翼を担う人だから。

道長は、殷聞嵐から送られた手紙を見せました。
手紙は間違いなく殷聞嵐の文字。文芸の風格においては、李徵も遠く及ばないって道長。
実に無念だって言う道長に、自分がいるんだから家系は絶えないって殷沛は言い返すんだけど、山川剣は継承できませんからね、殷沛では。そこは言わずに道長は、身体は弱くても頭は切れる、殷家は復興できるかもなって言ってくれます。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
チューチュー噛みつく噛みつく。

でも、自分の体の弱さにまだ気付かず、尚も噛みつく殷沛。
道長は、水汲みをしても気付かなかったのか?小虎よりも劣っていたではないかと言います。無理に信じろとは言わないが、お前は武芸の修行などせぬほうがいい、己の命だけでなく、殷家を絶やすことになると言って、出て行きました。

殷沛、呆然。
そもそも紀雲沈に攫われなくても、例え殷家が襲撃されなくても、自分では山川剣を継承できなかったってことを、初めて知った訳だ。

さて、樵雲居(しょううんきょ)。
周翡と謝允が、霓裳夫人の部屋に行くと、あの剣はなくなっており、羽衣班も皆、姿を消していました。
羽衣班って、鳴風楼(めいふうろう)同様、諜報を担う組織だったみたいですな。で、いなくなる時はこうして、いつも突然なんだそう。

四十八寨に帰って修行を続けると言う周翡に、私も一緒にいいか?って聞く謝允。
1人で行けるでしょとツンで返されても、断られなかったのが嬉しそう(^m^)
そこへ、表の門を叩く音。
今度は誰だよーと行ってみると、立っていたのは馬吉利(ばきつり)でした。

李妍(りけん)が相変わらず勝手なことをまくし立てますが、誰も真剣に聞いてない(笑)謝允ですら半笑い。そして叱られてまた、泣き真似。かー、いちいちめんどくさい。
馬吉利に謝允のことを聞かれて、友人だと答える周翡。甘棠公(かんとうこう)に文は届けたが攫ってはいない、周翡とは霍家堡の牢獄で会ったと謝允。
何か腑に落ちなさそうな馬吉利でしたが、まあ、そこは飲み込んでくれました。

李晟(りせい)とは山を下りてすぐ、離れ離れになったと言うと、馬吉利はさすがに、なんと身勝手な者ばかりなのだと言います。
だーよねえ、言われても仕方ない。周翡だって最初、みんなに黙って李晟を追いかけたのは、身勝手な迷惑行動よ。本人は好き勝手する李晟の尻ぬぐいだと信じて疑わなかったみたいだけど、違うわ。
馬吉利には、今後単独行動を禁止すると言われてしまいました(^m^)
すぐに荷造りして出立だってさ。よーやく衡陽(こうよう)から移動だー。

支度が整うまで少し時間があったらしく、謝允は周翡と一緒に町をブラブラしたかったみたい。プチデート気分ね。一緒に歩けて嬉しそうな謝允ですが、そんな2人を付けていたのは楊瑾(ようきん)でした。でも今度は、自分も修行したいから、四十八寨に連れてってくれ!じゃないかな、この人のことだから。

買ったお菓子を食べながら、馬吉利のいる洋品店に入ってきた周翡と謝允。
一級品ではないが質は保証すると言われていた馬吉利に、周翡はなぜ上物を買わないのかって言っちゃうんだよね。
ここのシーンが分かり難かったんだけど、馬吉利の、自分の娘へのお土産の予算はそう多くなかったんでしょう。だけど、世間知らずのお嬢さんの周翡に、なんで良い物を買わないんだと不躾な言い方をされて、金がない訳じゃないんだって、仕方なく店主にチップを上げざるを得なかった。そんな見栄、張らなくてもいいのに。
それでも、傍らにかかっていた、多分一級品の着物を見て、ちょっと切なそうな顔になります。本当は、それくらい良い物を買ってあげたかったんでしょう、馬吉利パパ。

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
これも謝允の目ざとさ、察しの良さかな。

それに気付いたのか、これも分かり難かったんだけど、謝允が周翡を促しました。
周翡はその着物を手に取り、自分に似合うかと聞いて、それなら年も体型も近い、馬吉利の娘にも似合うはず、お世話になったお礼に私が贈りますって。
でもねでもね、お金を出すのは謝允なのっ(大笑)なんの躊躇もなく、当たり前のように、謝允がお金払うのっ。謝允が懐から出したお金の連は、馬吉利がチップで出したものの3倍くらいありましたな。

謝允が持っていたお金は、周翡の刀を買う予定のものだったんですって。
って、また、刀を贈る気でいたのか。どうせすぐ折るよう?(笑)
そして周翡も、買って貰うの当然と思ってんのね。あの程度の金で買える物じゃなくて、曲で稼いで上物を買ってくれって言うんだよ。

ねえ、中国の女性って、みんな「こう」なんですかー!?

↑言いたくもならない?(^m^)
他のドラマでも、中国の女性は概ねみんな強いけどさあ。ここまでロコツに変ではない気がする。最後に、ちょこっとニヤリとでもしてくれれば、強めの冗談にも見えるんだけど、始終、周翡って真顔だからなあ。

そういえば、李晟と呉楚楚も洋品店で服を買ってましたっけ。呉楚楚、途中まで男装でしたからね。四十八寨に行くのに、ちゃんと女性の恰好でないとって。
店主には相変わらず、若い夫婦だと思われて、李晟ニヤニヤってのがありーの。
今まで、拠点で随分と裏切られてきたから、この店も何かあるのかなと思ったけど、拠点じゃないし、普通の店だったっぽい。でもそこで、李晟がめまいに襲われてしまい、呉楚楚の咄嗟の判断で、お店の馬を売って貰い、馬で帰る事にしたみたいだよ。

周翡達は、四十八寨の麓の春回鎮までたどり着いたようです。
で、そこの宿屋で一休み。
謝允は周翡に、四十八寨まであと少しなのに、どうしてもう一日留まる?と聞きます。周翡は夜の山道は迷いやすい、それに…って言葉を濁します。この子、知らないんだよ、寨に入る手続きや掟を(笑)
それを見て謝允がニヤリとしてるから、アンタ、知ってるんでしょ?(^m^)

横で聞いていた馬吉利がニヤニヤしつつ、部下に指示するって形で助け舟。
人数を確認したら、名簿と礼牌を準備し、第一の歩哨所まで届けよ。
一般の弟子は二度確認を行え、初めて山に入る者には長老の承認が必要ゆえ、3日ほど時間を要す。

ほー、いろいろとある訳だ。
二階から降りて来た李妍と一緒に、周翡達のテーブルに座った馬吉利。
そこで謝允、馬吉利に、以前謝殿は一人で入山したから、歩哨所や山の掟を熟知しているだろう?とバラされてしまいます。目を丸くした周翡に、殴られそうになったけど、逃げ足は速いぞ(^m^)てか、もう慣れたね。からかうと叩かれる(笑)

そこへひょっこり楊瑾が。
目ざとく見つけた李妍にケンケン言われ、周翡にも嫌味を言われるんだけど、楊瑾は、私も四十八寨で修行して再び挑みたいと言いました。やっぱりなー。こういうところは真っ直ぐなんだけどねえ。
言い合ってる李妍と楊瑾をよそに、後ろで乾杯してる謝允と馬吉利が面白い(笑)

座り込んだ楊瑾の腰に下がっていた、赤い玉の令牌を見つけた李妍は、何も言わずにそれを奪い取りました。
令牌は行脚幇(あんぎゃほう)の五蝠令ってものらしく、それを持っていれば、行脚幇が宿や車についてあらゆる便宜を図ってくれるんだそう。とっても便利。
李妍は、勝負に買った褒美だと周翡に預けて、楊黒炭、ありがとう、でも四十八寨には入れてあげないって。ちょっとかわいそ過ぎる(笑)
どうしても李妍には勝てない楊瑾は、困った顔で出て行きました。

さすがに馬吉利も、李妍、横暴だぞって。小薬谷の主との関係を拗らせたくないからと、取りなしに出て行きます。

その頃、四十八寨でカラクリを操る魚老のところに、寇丹(こうたん)が来ていました。
魚老のことを、師叔って言ってますね、寇丹。
ご機嫌伺いに来ましたって寇丹は言ってますが、李瑾容(りきんよう)に外の情報を伏せてたことを考えると、怪しいんですよ、この人。化粧も悪役風だし(笑)李瑾容も18話で、内部に裏切り者がいるって手紙を貰ってますし、裏切り者はこの人ね。

寇丹は、昨日、鳴風楼掌門宛ての手紙が届き、私宛てだなと思って開封しましたと言い、それを魚老に見せます。手紙は、兪聞止(ゆぶんし)からでした。以前、地煞の仇天晋(きゅうてんしん)と結託して、沈天庶(しんてんしょ)を出し抜こうとしてたヤツね。朝廷の柱国(ちゅうこく)という役職にいる人。

来るべきものがついに来たと思う魚老です。
寇丹の目は、魚老の反応を見てる目だよなあ。
そなたの考えを聞かせてくれと言われた寇丹は、鳴風楼は強大な勢力の怒りを買い、江湖を離れたと聞いていました、しかし、差出人は和解を求めています、何か思惑があるのでは?と言います。

なるほどね。以前、魚老も言ってた怒りを買った相手ってのは、兪聞止だったんですか。兪聞止って、いつから偉かったんだろうか。魚老は李徵に助けられてるから、今の「陳」ではなく、謝允の親族の「梁」時代のことですよね。その頃から兪聞止は、朝廷でそれなりの地位にいたってこと?

魚老は、思惑など、どうでも良い、だが、四十八寨に迷惑がかかるなら、我らはその者に「誤った選択だ」と伝えねばならぬと言いました。
分かり難い言い回しだけど、四十八寨に迷惑のかかる和解などしないってことですね。

寇丹は、大昔の出来事とはいえ、誤解を解くのは良い行いでは?と言います。その結果、鳴風楼はこの塞を出られると。
なるほど、そう考えるかと魚老は笑います。
子供の頃の寇丹は、密偵にはなりたくないって泣いて魚老を困らせていたらしいんだけど、長じて、やる気満々になっちまったのね。自分が掌門として鳴風楼を再興し、江湖で名を上げてやるって、野心たっぷりになっちゃったんだろねえ。

それはそうと、魚老と寇丹が向かい合ってるのを横から映している絵、等倍ですかね?
寇丹、でかっ。魚老、ちっさっ(笑)

魚老は、江湖の密偵達は皆、悲惨な末路を遂げたと言います。知っているのかと言われて、視線を逸らした寇丹は、ちゃんと知らなかったのかな。もしくは知っていても野心が勝ったか。
生き残ったのは、羽衣班だけなんだそう。おお。
羽衣班は密偵をやめて、芸を売る生業に鞍替えしたからなんですって。多分霊雨(れいう)達を見ると、技術は継承してるっぽいから、その手は密かに得意だけど、本業はあくまでも劇団って訳だ。

魚老は、生き残る道を選択したのは素晴らしい。何より大切なのは、生きる選択を誤らぬことだと言います。この文は、見なかったことにしようと、燃やしてしまう魚老。
ご教示に感謝をと言った寇丹ですが、この人、もう手を染めちゃってますからね。違う決意をしてしまったのではないかな、これで。うう(涙)

有翡
画像出典 Shanghai Fanstory Works.
魚老、もっと疑ってー!

魚老は瞬間、ちょっと疑ったのかなあ。寇丹を呼び止めて、この文をどこで手に入れたと聞きます。山菜売りの弟子が街で受け取った、相手を侮るのは危険です、でも文を渡したことで、私を信じて貰えますね?と笑顔で言った寇丹は、背を向けた途端に表情を変えました。うわあ。
魚老も、考え込む顔にはなりましたが、さほど疑いは持たなかったかもしれないね。

さて、こちらは安平軍の駐屯所。
周以棠(しゅういとう)の元に来たのは、聞煜(ぶんいく)将軍。
呉将軍の遺児は来たかと聞かれて、まだですと。ん?ここに連れて来る訳じゃないよね?
四十八寨に着いたか?って話かな?17話で李晟と一緒に四十八寨に行く、将軍は安平軍に戻るって話になってたよね?そうよ、アレ17話よ。どんだけ着かないんだよ、四十八寨まで。

呉楚楚は無事だが、周翡の具合が思わしくないようですって、ねえ、安平軍の情報、遅過ぎる。既に周翡はピンピンしてて、謝允を叩いてますよー。
あ、でもパパ甘棠公(かんとうこう)も、独自の間者を使っていて、既にその情報は得ていた模様。自分は助けには行けないけど、幸い側には才知に長けた謝殿がいるって、パパからの信頼篤いですな。まあ、パパも、最初から謝允の正体に気付いてたもんね。
周翡は運が強いから乗り切れるだろうと言いながら、湯呑を茶托に戻せず、ひっくり返す動揺パパ。大丈夫よ、馬吉利とも再会したしって、教えてやりたい(^m^)

聞煜将軍は、もうひとつ報告があると言います。
衡山で谷天顕(こくてんけん)と遭遇したが、李晟の助けで危機を逃れた、谷天顕達は誰かに会うために、衡陽に向かったようだ。
これも古いなあ。沈天庶が衡陽で姿を現したのは、周翡が霓裳夫人に気の修復をして貰う時。謝允と周翡の後を付けて、霓裳夫人の居場所に現れたのは、17話、18話だわ。

そこに、部下から四十八寨に関する報告はないとの連絡が入ります。
うーん、もしかしてこれも、寇丹の情報シャットアウトでしょうか。地煞は今度は、四十八寨目掛けて進んでる気がするけど。その上、李瑾容は塞を出てますけど。そういえば、あの人、どこ行ったの?パパに相談するために出たはずだけど、まだ着かないのか?

甘棠公のところには、兪聞止が地煞山荘に到着したって報告も入っているらしい。
周囲が不穏になってきたって言ってますが、割と呑気に見えるのは私だけだろうか。聞煜将軍に至っては、地煞を疑っているのですかって、阿呆。バリバリ疑わないとダメだろう、あの組織は。

その頃、また魚老の元に現れた寇丹は、当主が不在と聞き、仕掛けを見に来ましたと言って、なぜか懐から出した布で湯呑を拭き出します。魚老もちょびっと不審には思ったみたいなんだけど、ダメよう、もっと疑ってー!

春回鎮の周翡達は、明日には迎えが来るらしく、夕ご飯中。李瑾容が山を下りているので、歩哨所の検査は厳しくなるだろうと馬吉利。
李妍は、外の賑やかさに気もそぞろで、話を聞いてやしません。馬吉利に、君の身勝手さは目に余ると言われても、全く堪えてないよ。外の賑わいも君には関係ないと言われて、周翡の手をちょいちょいしますが、早く部屋に行けと言われ、仕方なく出て行きます。
が、黙っていなくなるに決まってるよね。でもま、もう春回鎮なので、どうせ諦めきれずにその辺をウロついてる楊瑾でも連れて、出歩くのでしょうよ。

実は今、琅琊榜2を見終えて、琅琊榜1をもう一度見返しているんですが、シナリオの進め方が、やっぱりこちらには、モタツキを感じてしまうんですよねえ。うーん。
でもま、私の中でこの作品は、へらへら笑う王一博を見るドラマなので、ま、いっか←

さて次回は、いよいよ四十八寨の異変がはっきりに目に見えてきます。
哀しい…

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