目次
所感


➤ 「家族の名において」2025.3.28現在のリンクです
譚松韻(タンユンソン)も宋威龍(ソンウェイロン)も、このドラマが初めて。
その後、宋威龍は「君子盟」、譚松韻は「恋心は玉の如き」を見ています。
張新成(チャンシンチョン)だけは「天才基本法」が先。
あのスンスン裴之(ペイジー)の印象がものすんごく強かったから、驚いたのは、内面に複雑なものを抱えているからこそ、表面的には明るくおちゃらけてる演技の張新成でした。うほ、こういうのも似合うのかと。後に「大宋少年志」を見て、更に納得しましたが。
画像出典 百度百科
タイトルの通り、テーマは家族です。
日本の家族観と違うのは分かってはいたけど、いやー、ちょっと息苦しくなっちゃうような濃密さだよね、あちらの家族って。親戚の口出しも含め。
向き不向きはあるとは思いますが、ドラマとしてはお勧めです。
お話は、父子家庭の李海潮(リーハイチャオ)と李尖尖(リージェンジェン)親子のところに、ご近所の凌和平(リンハーピン)と凌霄(リンシャオ)親子、李海潮の見合い相手、賀梅(ハーメイ)の子、賀子秋(ハーズーチウ)が転がり込むような形で、変則5人家族が出来上がっちゃうところから。
凌親子は団地の上の階に住んでいるので、家はあるんだけど、警察官で毎日忙しい父親は、息子の面倒を一人で見ることが出来ず、李海潮に頼りまくるという。
そんな訳で、凌霄、賀子秋、李尖尖の3人は、血の繋がらない仲良し兄妹として育っていきます。
このパパ李海潮が、とにかく常識人でいい人なんだよね。麺店を経営しているから、食事を作るのはお手の物。帰宅してくる凌和平も一緒にご飯食べたりするから、まるで奥さん(笑)
凌家には、過去にいろいろとあって、凌和平と妻の陳婷(チェンティン)は毎日ケンカばかり。息子の凌霄は、団地の階段にぽつんと座ってるような子でした。
この母親、陳婷がすんごいんだ。異様です。ずーっとこの人、異様。今思い出しても腹が立つ(笑)
精神的におかしいのは間違いないので、凌和平は早々に決断して、無理矢理にでも精神科を受診させればよかったのに、この夫もまた、厄介な妻を持て余して仕事に没頭しちゃってるタイプなんだよね。
その皺寄せは、可哀そうに、凌霄に来ていました。
見て見ぬふりができない李海潮と、凌霄のことを大好きになっちゃった尖尖が介入して世話をするように。陳婷は家を出て行き、凌夫婦は離婚し、凌霄も少しずつ現状を受けとめ、心を開いてく。
おせっかいおばちゃんから勧められた見合いを断り切れず、賀梅に会った李海潮だったけど、見合いには反対だった尖尖は、賀梅の子の賀子秋にも、最初は意地悪な対応をします。でも賀梅にはちょっとした事情があって、親戚に賀子秋を預けて行かなくちゃならなくなるんだけど、親戚にも余りいい待遇を受けてなかった賀子秋が可哀そうになった李海潮は、息子を預かることにしちゃう。
この子がね、「山河令」のチビ甄衍(ジェンイェン)なんですよっ。老温の子供時代ね。
かっわいいのよぅ(^m^)自分が厄介者なのを分かっていて、そっとお風呂場で手洗い洗濯とかするんだよ、健気にも。だばー(涙)
素直に育ち過ぎて、凌霄にベタベタして賀子秋に意地悪する尖尖に、おばちゃん、ちょっとムッとしたくらいよっ(^m^)
画像出典 百度百科
とはいえ、その後3人はとっても仲良しに育ち、やたらと出来のいい兄貴2人と、あまり勉強が得意じゃない妹って形で、高校生、大人へと成長していく間に、まーあ、いろいろあるんだわってお話。
尖尖の高校時代からの親友たち、斉明月(チーミンユエ)と唐燦(タンファン)も含めて、家族ってなんなんだよ!とな。
あ、月ちゃんは初めてでしたが、唐燦は、「君、花海棠の紅にあらず」、「想いの温度差~九霄寒夜暖~」、完走してないけど「尚食」にも出てた何瑞賢(ホールイシェン)です。やっぱりパッと目を引く子よね。
ドラマの放送は2020年、撮影は2019年だったらしいんだけど、当時尖尖役の譚松韻は29才だった訳です。高校生のおかっぱカツラはちょっと違和感あったけど(笑)芸達者なのは間違いないとしても、童顔ってすごいね、高校生役も普通にこなせる。
宋威龍は20才、張新成は24才。
お判りでしょうか、役者さん達の実年齢と、この3兄妹の年齢は全く逆だということを。
宋威龍の落ち着きっぷりも怖いくらい。「君子盟」でのスットボケ顔のほうが、子供っぽく見えたわ。
張新成の人知れずの苦悩シーンは、これお手のもんだろうな感。この人も上手いよね。
画像出典 百度百科
そういえばこのドラマも、撮影場所は廈門だったようです。
「開端-RESET-」も「猟罪図鑑」もですよね、他に最近もう一本あった気がするけど、多いねえ。綺麗なところなんだね。
ってことで、何話かまとめてボチボチいきます。
あらすじ
幼少期に母を亡くした李尖尖(リー・ジェンジェン)、そしてそれぞれ母親が不在の凌霄(リン・シャオ)と賀子秋(ハー・ズーチウ)。李尖尖の父である李海潮(リー・ハイチャオ)は凌霄と賀子秋を家へ招き入れ、幼い3人と李海潮、そして凌霄の父・凌和平(リン・ハーピン)の、傍から見たら奇妙な5人家族が誕生する。凌霄と賀子秋はそこで初めて安らぎを手に入れ“家族”の温かさを知るのだが、それぞれの肉親との関係も断ち切ることが出来ず人知れず苦悩する。そして成長した凌霄と賀子秋は李尖尖への恋心を自覚するようになり―。何よりも大切な“家族”に対する彼らの思いやりと愛情表現に、心解きほぐされ柔らかな気持ちになれるヒーリングドラマ。
「家族の名において」公式サイトより
作品情報
- 制作 2020年発表 全40話 芒果TV
- 原題 「以家人之名」
- 監督 丁梓光
- 脚本 水阡墨、王雄成
人物相関図
画像出典 公式サイト
あわせて読みたい
中国ドラマ「家族の名において」 オフィシャルサイト
タン・ソンユン(「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」)×ソン・ウェイロン(「働く女子流ワタシ探し」)×チャン・シンチョン(「大宋少年志~secret mission~」)!実力…
リンク
ネタバレ感想一覧
第1話 第2話
家族の名において 第1話 第2話 あらすじとネタバレ感想
1話2話は1999年幼少期の出会い編。大人の抱えるそれぞれの事情が子供に影響を及ぼすのを、てきるだけ回避しようしたら出来ちゃった変則5人家族。
第3話 第4話
家族の名において 第3話 第4話 あらすじとネタバレ感想
尖尖の高校生活が始まったものの、平和だった5人家族に突如として訪れた、陳婷という嵐。これが気の毒な凌霄の、長い長い苦悩の始まり。
第5話 第6話
家族の名において 第5話 第6話 あらすじとネタバレ感想
賀蘭の言葉に長年の鬱憤が爆発した海潮。小さい頃からの子秋の想いや凌霄の苦悩も一番分かっているのは海潮。小橙子の骨折騒ぎを経て厄介な女三代が去ると、今度は子秋の実の父が登場。一難去ってまた一難。
第7話 第8話
家族の名において 第7話 第8話 あらすじとネタバレ感想
試験と卒業を控えていた子秋の前に、実の父、趙華光が現れる。靡かない子秋と一家は、営業停止の嫌がらせまでされ、子秋は人知れず悩むことに。
第9話 第10話
家族の名において 第9話 第10話 あらすじとネタバレ感想
状況にがんじがらめになる凌霄と、これ以上海潮の負担になりたくない子秋。2人は一気に大人にならざるを得なくなる。子供のままの尖尖を取り残して。
第11話 第12話
家族の名において 第11話 第12話 あらすじとネタバレ感想
2人がいない日常に必死に慣れようとする尖尖。次第に心は疎遠になって行き、9年後。先輩と木彫りのアトリエを開き働き出した尖尖の前に、ややこしいサプライズを抱えた2人が現れる。
第13話 第14話
家族の名において 第13話 第14話 あらすじとネタバレ感想
急激に距離を詰めようとしてくる2人に困惑した尖尖は、2人を遠い親戚だと思おうとする。帰って来た2人も、家族には言えない事情を抱えていた。
第15話 第16話
家族の名において 第15話 第16話 あらすじとネタバレ感想
燃と付き合ったことで、更に酷くなった2人の過干渉にとうとう爆発する尖尖。月ちゃんの親子問題、唐燦の仕事問題、シンガポールの事情も含め、まだまだ問題は山積み。
第17話 第18話
家族の名において 第17話 第18話 あらすじとネタバレ感想
立て続けに起きた2つの出来事で、尖尖は一気に軟化。ようやく3人の関係が落ち着くが、凌霄が嘘をついてシンガポールを出て来たこと、睡眠障害であることが明るみに。
第19話 第20話
家族の名において 第19話 第20話 あらすじとネタバレ感想
月ちゃんの告白を受けてシンガポールに戻った凌霄。案の定、陳婷の逆上で携帯は壊されてしまう。予定の日に帰らなかった凌霄を気にする尖尖。尖尖のことを好きなんだろと荘北に自覚させられる子秋。一日遅れて戻って来た凌霄は…
第21話 第22話
家族の名において 第21話 第22話 あらすじとネタバレ感想
実は燃に振られていた尖尖。凌霄だけでなく子秋からも想いを告げられ、すっかりパニックで挙動不審になる。その裏で、賀梅の存在も浮上していて…
第23話 第24話
家族の名において 第23話 第24話 あらすじとネタバレ感想
子秋は賀梅と決別したものの、賀梅は子秋を心配していた。アトリエの経営問題、月ちゃんと唐燦の実家問題も再浮上する中、凌霄は唐燦とケンカして沸騰している尖尖に…
第25話 第26話
家族の名において 第25話 第26話 あらすじとネタバレ感想
月ちゃんと仲直りしたと思えば、今度は唐燦とケンカ。そうこうするうちに、子秋が御曹司ではなくなっていたという問題が明るみに。
第27話 第28話
家族の名において 第27話 第28話 あらすじとネタバレ感想
尖尖と一緒にいて幸せそうな凌霄だけど、やっぱりメンタルは敏感。シンガポールでの詳細を知った尖尖は凌霄を大切にすると呟く。一方、資金繰りに困っていた子秋は…
第29話 第30話
家族の名において 第29話 第30話 あらすじとネタバレ感想
子秋と賀梅、李海潮の事情が次々に発覚する中、尖尖と凌霄の件も2人の父と共有されるが、陳婷の存在が気になる海潮は賛成しきれずにいた。
第31話 第32話
家族の名において 第31話 第32話 あらすじとネタバレ感想
夢破れた唐燦は博物館ガイドへの転身を決め、またもや母親の無茶振りに頭を抱えた月ちゃんもようやく対峙することに。賀梅もまだ何か隠していそうな中、凌霄の母、ラスボス陳婷がやって来る。
第33話 第34話
家族の名において 第33話 第34話 あらすじとネタバレ感想
マンションの件で父親は怒り、月ちゃんもようやく自分の想いを母にぶつける。賀梅の真相を知った子秋の心がほぐれたのとは裏腹に、陳婷は相変わらず李家の周囲に不穏な空気をまき散らす。
第35話 第36話
家族の名において 第35話 第36話 あらすじとネタバレ感想
定住する気の陳婷とケンカした小橙子を、カフェでバイトさせる子秋。尖尖に盗作疑惑が起きる中、和平の言葉で陳婷もようやく凌霄のメンタル疾患に気付くものの…
第37話 第38話
家族の名において 第37話 第38話 あらすじとネタバレ感想
子秋のお陰で、少しずつ大人になっていく小橙子。両親の離婚に直面し、一気に大人になった月ちゃん。舞台に立てることになった唐燦。後は盗作問題とシンガポールの人。
第39話 第40話
家族の名において 第39話 第40話 あらすじとネタバレ感想
ラストの2話。収まるところに全て収まって、メデタシメデタシ。しんどい展開も多かったものの、とてもよく出来たドラマだったと思います。

まとめ記事、各話記事のあるドラマ一覧はこちらから⇒作品概要と一覧
単発記事の中国ドラマはこちらから⇒華流その他
タイトルリストはこちらから⇒50音順リスト
複数記事のあるドラマ一覧は、カテゴリーから選択してください。
コメント