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陳情令 第48話「暴かれた呪い」あらすじとネタバレ感想

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陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
目次

あらすじ

江澄に金丹のことを問いただされた魏無羨は、過去には執着していないから忘れるよう江澄に伝え、魏無羨の思いに江澄もわだかまりを解いていく。一方ようやく目当ての品を掘り当てた金光瑶だったが、地中から毒が噴き出し手を負傷、箱を開けると入っていたのは首をつながれた赤鋒尊の骸だった。驚愕する金光瑶を必死で手当てする蘇渉。その裂けた衣からのぞいた千瘡百孔の痕を見た魏無羨たちは、当時 金子勲を呪った者が誰だったかを知る。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

魏嬰と藍湛の内緒話を耳にした江澄@自己修復中、が口を挟みました。
ふん、口止めだと?
お前は欲が無く、実に偉大だな。

途端の魏嬰の、あーあ、また始まった…って呆れ顔にめっちゃシンパシー(^m^)
毎度いちいち嫌味を突っ込んで来るブレなさは、いっそアッパレかもしれない。

誰にも知られぬよう善行を施すとは、なんとも感動的だ。
泣きながら跪き、感謝しようか?

おーおー、やってくれ、やってくれと思ったけど、江澄の目は既にちょいと潤んでますわね。
金凌もさすがに、外叔上、もうやめてって言ってるわよ。自分が信じていたものが、目の前でガラガラと崩壊進行中な金凌も、カワイソだよねえ。

感謝しなくていいと魏嬰が言うと、江澄は笑って、そうとも、見返りを求めぬ、高尚ではないか、だそうです。
だが、私は違う。
どうりで父上が、お前こそ、江家家訓を理解すると言う訳だ。

いつの間にか、兄上まで金凌の隣に立ってた。

お前は全てにおいて、私に勝る。天賦の才、修行の成果、霊力、そして徳までも。
そして私は低劣。だったら私は何だ。

うん、紛れもなく江家当主、雲夢江氏の宗主さまですけどね…
密かにドでかいコンプレックスを抱えて苦しんできたんでしょうが、それだけ分かってるんなら、どこかで軌道修正できたのでは?天賦の才は仕方なくても、せめてコミュニケーション術でも磨いて、宗主としての人望だの人格だのを高めてみるとかなら、意識と努力でどうにかできたはず。
どうせ自分はこんなんだと不貞腐れて努力をしないのは、ただの思考停止だからねえ。

更に江澄は、何の資格があってとか言うんだわ。
アンタに金丹をやるのに、資格が必要なんすか?

資格ってなんだ?江家から恩を受けただろ?と魏嬰。
もーね、全部人のせいにしないと気が済まない江澄の言い分。けど、この人も吐き出さないと、前には進めないんでしょうね。しょーがねーなー、手間のかかるおぼっちゃまだよー。

私こそ江家の息子で、雲夢江氏の継承者だぞ?
だが長年おまえに抑えつけられて、たくさんの命が犠牲になった。
父上に母上に姉上、そして金子軒。おまえのせいで金凌は両親を失った。

金凌が江澄を掴むんだよ。だけど振りほどく江澄。
先に誓いに背き、江家を裏切ったのは誰だ。
言ったよな、将来私が家主で、お前は配下となって一生私を支える。
姑蘇の双璧がなんだ、雲夢は双傑。江家を裏切りはしないと。誰の言葉だ。

はいはい、なんだかんだ江澄も、魏嬰が大好きだったのは分かったよ。
後で出て来る回想シーンで、なんであの時、両親の死で使い物にならなくなった江澄が、魏嬰が姉弟を世話するためにひとりで外に出ている間に、フラフラと出て温氏に捕まり、金丹を取られてしまったのか、その理由も分かるんですけどね。そしてそれを、この人は最後まで言わないんだよね。
これもまあ、陰徳ってことだわね。このシーンは16話です。お焼きを買おうとした魏嬰の背後に忍び寄った温氏の兵が、魏嬰に声をかけずに踵を返したのは、どうしてだったのか。
その場面を目にした江澄が、魏嬰を助けるために飛び出し、自分が囮になったからだったのでした。

江澄は、その後、魏嬰が温情達を守り、出て行ったことを責めました。
うちに世話になったのに、うちを蔑ろにしやがって、とな。
温情と温寧には、金丹の恩まで加わってたんだよ。知らなかったとは言え、江澄のためだよ。
ただ江澄は、それをどうして自分に言わなかったのかってところにもひっかかってたのね。
でもさあ、この性格のアナタに、あの時、言えたと思うー?結局ソコなのよねえ。

こんな仕打ちの数々を恨んで何が悪い、恨んで当然では?
まるで私がお前に顔向けできず、長年道化役だったも同然ではないか。
おまえの偉大さにひれ伏すしかなく、恨むこともできぬと?

…めんどくさい。
はい、ごめんなさい(笑)
なぜ自分に話してくれなかったと、江澄は泣き崩れます。
うん、それはあなたの性格が面倒だからと、言えたら楽ですがー。

魏嬰は溜息をついて言いました。
そんな姿を見たくないからだ、と。
江澄は、自分を支えると言ったのにって恨みをまた繰り返します。
ホント、どんだけ好きだったんだ。どんだけ頼りにしてたんだ。まるで捨てられた怨女だ。

すまない、約束を破った。
魏嬰は言いました。割とサラリと言ったなって感じね。
言わないと終われないし。なんか既に温度差を感じてしまったな。

江澄は、ぽかんともきょとんともつかない顔になって、笑いました。
この期に及んで謝罪されるなんて、私は随分ご立派だな。

うおー、江澄が、江澄が謝ったー!
すまんと、対不起とーっ。

謝らなくていい、江家への恩返しだ。気にしなくていい、忘れろ。
お前の性格じゃ、ずっと覚えてるよな。
だけど今の俺からすれば、全部過去だ。まるで前世のことのように。
水に流そう。もう執着するな。

陳情令
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魏嬰兄ちゃんに涙を拭われて、微笑まれて、ようやく毒気の抜けた江澄。
というか、恨みという魏嬰に繋がる最後の糸も、綺麗に断ち切られたって感じかも、これ。
ようやく江澄も、心の整理がついたかなあ。どんなに願っても、もう二度と戻れないんだと。

江澄が必死の自己修復に戻る中、聶懐桑(ニエホワイサン)も意識を取り戻します。
だけどその時、観音像の後ろを掘っていた金光瑶(ジングアンヤオ)の手下達が急に悲鳴を上げました。
何か匂いのするガスみたいなものが噴出したっぽい。
蘇渉(スーショウ)に支えられながら出て来た金光瑶の手は、真っ赤に爛れています。
硫酸とか塩酸とかそんな感じのもので、酷く火傷したような感じ。

見に行ってみると、完全に顔からやられて倒れている坊主達と、掘り出された棺がそこにありました。蘇渉が棺の蓋を取ると、中を見た金光瑶の顔色が変わり、後ずさりしてよろめきます。
棺の中にあったのは、切り離された首を縫い付けられた、聶明玦(ニエミンジュエ)の遺体でした。

ん?首のなかった遺体は聶家が管理してましたよね。
首はあの芳菲殿の騒ぎの時、金光瑤がどこかに隠したはずだったけど。
もう1人の黒幕氏よ、いつどうやって首を探し出したんだ?ホンットーに、君の手腕には恐れ入る。

ここで首の継ぎ目がアップで映るんですけど、気付いてしまいましたよ。大哥、王翌舟(ワンイージョウ)さんの動脈がね、元気に動いてる(^m^)脈までは止められないよねー、しゃーないしゃーないー(笑)

棺に駆け寄り、ゆっくりと振り返った聶懐桑の表情。
答えよ、何を企んでいると、珍しく声を荒げた兄上。
でも、金光瑤の動揺っぷりからも、元々この棺に入れてあったのは、大哥ではなかったわね。本当は何だったのか明示はされなかったけど、わくわくして掘り出してたんだから、大哥の訳がない。

陳情令
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魏嬰が、すり替えられたんだろと、それを指摘すると、すかさず蘇渉が魏嬰に剣を向けて、お前の仕業か、ですってー。なんでもかんでも魏嬰の仕業って、バカの一つ覚えかい。
俺がやるなら、もっと酷いケガになるぞって言い返されてる(笑)

魏嬰は、金鱗台で秦愫(チンスー)が見せた手紙の話をします。
あれを秦愫に渡して、金光瑤の所業を伝えたのは秦夫人に仕えていた碧草(ビーツァオ)。なぜ彼女が突然暴露する気になったのか、扇動した者がいたのではないか。監禁していた思思(スースー)も、誰が救って碧草と共に雲夢江氏に行かせ、秘密を暴かせたのか。その者はおまえの秘密を全部調べ上げ、ひと足先にここへ来て、赤鋒尊の骸とすり替えた。お前を見張る者は、この瞬間も、どこかでおまえの一挙一動を窺ってるかも。

あは、違った、ソイツは人間とは限らないって、魏嬰がわざと付け加えると、いーいタイミングで雷が鳴るという。
みだりに恐怖心を煽るな、とか、蘇渉、アンタ、どの口が言うんだ(笑)
金光瑤は、くだらぬ口論はやめろ、毒が抜けたら仕切り直して出立だと言いました。
棺の中身を持って、どこかに高飛びするつもりでしたか。だとしたら、やっぱりママじゃないのかなあ。この人が逃げる際にまで持って行きたいほど大切なものって言ったら、他になさそうだよね。

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広間に戻ると、魏嬰と江澄だけは手首を縛られます。なぜ藍氏兄弟は無事?あ、2人とも霊力を封印させられてたんだっけ。でもそれも時間の問題だよね、復活しちゃいますよ~。

蘇渉のケガを見た金光瑤は、先に自分の手当てをしろと薬を渡します。
蘇渉は敵意剥き出しだが、金光瑤にだけはやたら礼儀正しいなーなんて、藍湛に囁く魏嬰。でもその時、藍湛は、仙子ちゃんにボロボロにされた蘇渉の服の破れ目から、とんでもないものを見てしまいましたよっ。
体を向けよと藍湛に言われて、咄嗟に素直にこちらを向いてしまった蘇渉。
その胸には、千瘡百孔(せんこうひゃっこう)の痕。

おまえだったか。
魏嬰に言われて、慌てて隠す蘇渉だけど、もう遅いわ。
みんなが驚きます、特に江澄ね。
金凌のお祝いの日、金子勲(ジンズーシュン)に掛けられた呪い。それをアイツは魏嬰のせいにして襲撃してきた、アレ。

ほわいたんが、どういうことだ?と兄上に聞きます。
兄上は金光瑤に向かい、これも窮奇道での殺戮の一環か?と。
あの日、魏嬰を招いたのも、金子勲が千瘡百孔のことで魏嬰に殺意を抱くと知ってのことか?

立て板に水の金光瑤が、少し黙って回想し、なぜそんな質問を?なんて言うの。
江澄が、金子勲が呪われなければ悲劇は起きなかった、一度の殺戮で金子軒(ジンズーシュエン)と金子勲を片付け、後継者争いの邪魔者を消した、誰が蘇渉に指示したのかは明白、と。
魏嬰も、おまえとは確執も関わりもなかったのに、なぜ俺を金子軒殺しに仕立てたって言うんだけど。

この金光瑤の表情からは、あの時、そこまで繋げて考えてはいなかったっぽいなあ。もしかしたらこの呪いも、単に蘇渉の個人的な恨みでやったもので、それを上手いこと金光瑤が利用したって流れかもしれません。ただ知ってはいたでしょうね。

金光瑤は、確執がなければ無事でいられると?と言いました。
誰かが最初の一太刀を浴びせるのだ、と。

江澄の煽りに怒った蘇渉が、恨みを噴出させます。
お前たちは廉潔の名士を気取るが、それは良い家柄に生まれただけ、侮蔑できる資格があるのか?外門の弟子は人ではないのか?私に身を守る力があれば、脅迫もされず、落ち葉を掃くように藍氏から破門もされなかったはず。

え、ちがーよ、アンタは藍氏を売ったからだよ。でも売らなきゃ自分が死んでたけど。

藍湛は慌てず騒がず、破門する、と言いました(笑)
信義に背いた者は留め置かぬ。
そこには身を守る力だの生まれだの関係ないって話よねえ。

蘇渉は、こういう藍湛の態度が気にくわないんですってよー。
まるで自分が人として劣るかのようにって言うんだけど、いやあ、性根も質も劣ってるでしょ?
碧霊湖の時だって、自分の実力も計れずに、野心満々でみんなに迷惑かけたでしょ。助けて貰ったのに、それを感謝もせずに恨みにするって、品性劣ってるでしょ。
そんな経緯を知ってる人達が、アンタに敬意を払う訳がない。恨んでいるのに、その相手の真似っ子ばかりするヤツを敬う訳がない。

蘇渉は、金子勲のように人を見下すヤツは全員殺すと言いました。
やっばり最初はこの人の個人的な恨みで、一番簡単そうなアイツをターゲットにしたっぽいかな?

魏嬰は笑い出しました。泣き笑い。
予想外だった。大勢殺した理由が、まさかそんなことだったとは。

それを聞いた金光瑤が、カチンと来たぞ(笑)
この2人の歪んだ反骨精神は、お互いに理解し合えるものがあるんだねえ。

金光瑤が魏嬰に近付きました。
自分は単にとばっちりを受けただけだと思うのか?実際はそうでもないぞ?

これはねえ、あながち間違いでもないと私も思います。
過去の魏嬰の言動には、散々引っかかるところ、あったもんね。
魏嬰も復活後、若かりし頃の失敗の数々には気付いてたとは思うんだけど、ここでは、違うと?(単なるとばっちりではないって言うのか?)と答えていますな。
何かというとやり玉に挙がってしまう要因は、当時のこの人の中にも間違いなくあったと思うよ。

あ、ここら辺、中の人、朱賛錦(チューザンジン)くんの顔芸がスゴイっすよー。熱演です。

金光瑤は、自分達が金子勲に呪いをかけなくても、別の理由で襲撃されていたはずだと言います。
良く言えば義に篤く自由で何事にも縛られないが、悪く言えば至る所で敵を作る。
敵に回した者に何かが起これば、真っ先に疑われるのはお前で、真っ先に報復の対象となるからだ。
たとえ不夜天で陥れられなかったとしても、一生無事で済むと思っているのか?
だからお前のような者は短命なのだ。

それを聞いた江澄が、お前こそ短命だと言って、更に決定的な言葉を呟いてしまいました。
妓女の子め。のし上がるためなら、恥も外聞もなしか。

これで金光瑤は江澄のほうにフォーカス。
今の気持ちは分かる。真相を知ったゆえ、怒りがこみ上げるのだ。
長年の行いを振り返り、高慢な心に罪悪感が過った。だから全ての責任を押し付けられる悪魔を急いで見つけたいのだな?何もかも私のせいにして気持ちが楽になるなら、好きにせよ。
ただひとつ確かなのは、魏公子がこうなったのは、お前にも責任がある。

いやはや。この人がスゴイなあと思うのは、こういうところよ。
だってこれだって、あながち間違いじゃない。
魏嬰にも江澄にも、例え気付いても認めたくない部分を、むき出しにして突きつける効果的なやり方(笑)事実を憶測で繋いだとしても、信憑性がある話にできる。演技力もあるかもしれないけど、状況を読む力や洞察力もあるよね。
なんでこっちの道に走ってしまったのか。本当にこの才は勿体なかったよねえ。

で、金光瑤の言い分の続き。

なぜ大勢が夷陵老祖を倒そうとしたか、なぜ関係ない者までが一斉に訴えたか。
それは単なる同調ではない。
射日の征戦後、蘭陵金氏、清河聶氏、姑蘇藍氏が競い勢力を形成する中、蓮花塢を再建したばかりで何をしでかすか分からない魏無羨を抱えた雲夢江氏を、他の世家が歓迎などするものか。
だけど、もし江宗主がこの師兄を少しは厚遇し、2人の結束は固いと示していたら、もしくはことが起きても寛大に処置していたら、その後の悲劇は起きなかったかもしれない。
忘れぬことだ。乱葬崗の討伐には、お前も加わったのだぞ。

えぐるえぐる(笑)
途中の魏嬰の涙はなんでしょうね。思い出しているのか、悔しさなのか、悔いなのか。
だけど魏嬰も黙っちゃいなかったですな。
それだけ言い返すんだから、妓女の子って言葉は逆鱗に触れるのか。
なるほど、赤鋒尊を殺す訳だ。

そこには触れられたくなかったんでしょうか。
出立するぞと立ち上がった金光瑤に声をかけて止めた魏嬰。
どうやって赤鋒尊を殺したんだ?聞かせてみろよ。
おまえと薛洋は、赤鋒尊を傀儡にしたかったが、かなり手間取った。
怖くないのか?赤鋒尊が化けて出ることが。

雷の音が響き渡る中、魏嬰は口笛を吹き始めました。夷陵老祖の本領発揮。
黒いモヤモヤが金光瑤に纏わりつきます。
だけど前庭に沸いた黄色っぽいモヤモヤは、赤鋒尊じゃないですね。
孟瑶(モンヤオ)、非業の死を遂げよと、顔を赤く爛れさせた女性が恨み言を言ってます。
ふむ、孟瑶、母親がいじめられた妓楼に火を点けたな?母親のいた妓楼は雲夢にあったはずだから、観音廟は放火して焼け落ちた妓楼の跡地に建てたってワケだ。

更に、金光瑤の目には、覇下(バーシア)の刀霊が見えていました。
他の皆には見えていないっぽい。
下衆めと罵られて、覇下に叩かれて倒れる金光瑤は、他の皆さんの目には、何もないところで一人で倒れ伏している人。
パニックを起こして悲鳴を上げる金光瑤の姿は、温晁(ウェンチャオ)を彷彿とさせます。

あ、なるほど、ここには薛洋の復元した陰虎符があるから、多分金光瑤が持っているから、魏嬰は口笛の音で霊を操れたってことね。
その時、兄上の霊力が戻って来ました、おおぅ♪
しゅばっと朔月(シュオユエ)を抜き、金光瑤の喉元へ。

陳情令
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それを見た蘇渉が剣を振り上げるものの、咄嗟に藍湛が避塵(ビーチェン)で弾きます。蘇渉の剣は折れてしまい、手首の腱も切れたっぽいねえ。いつものスパァンって感じではなくて、どすって感じだったので、霊力を封印しても、こんなヤツ相手なら、普通に力技で対処できますが?にも見えたけど。上手いこと兄弟揃って霊力復活したのかな?

藍湛は魏嬰と江澄の縄を切るんだけど、魏嬰の時は、手首の間に剣を入れて上にスパンと切り(安全)、江澄の時は上から振り下ろしてましたね(怖い)。この扱いの違いよっ(笑)

魏嬰は、金光瑤の腰に巻かれた軟剣を抜き取って、渡してくれと言いました。
諦めたような金光瑤の袖の中から、床に落ちた陰虎符。

この陰虎符は拾ったもので、薛洋の持ってた陰鉄では作れなかったはずなんだって。え。そなの?

不夜天で魏嬰がバラバラにした陰虎符の欠片の行方は、そういえば明らかにされてなかったけど、あの時、姚宗主や欧陽宗主が斬り合いながら争ってた欠片が、結局今、ここにあるってことなのか。
やだー、私はずっと薛洋の隕鉄で精製したんだと思ってたー、だけど腕が未熟だから、魏嬰の陰虎符みたいな力が出せないものだとばかり。
そういえば、金光瑤や薛洋は、陰虎符の「欠片」と、しきりに言ってた気がします。
偶然拾うなんてあの状況ではあり得ない訳だから、兄上の言うように、要するに金光瑤は随分と前から陰虎符を狙っていたってことです。

それだけではなく、既に不浄世で薛洋とは手を組んでいたと魏嬰。
10話で、魏嬰がとっくり片手に、孟瑶とばったり会ってましたよね。総領が孟瑶に嫌味言った後。
あの時の黒いつま先、直前、孟瑶が誰かと密談?してたのを見ていたのは魏嬰だったの?魏嬰はあの時既に、孟瑶が妙な行動をしているのを見ていたと?分かりにくっ。

金光瑤の回想で、その時のシーンと、暁星塵(シャオシンチェン)と宋嵐(ソンラン)と別れて、薛洋を引き取っていくシーンが流れます。これも10話でした。
そして、金光瑤は認めます。
こうなっては、事実が増えようが減ろうが同じことだと。

当時、陰鉄を持っていた薛洋は、暁星塵を救おうとして、2人で協力して陰虎符を精錬したんだけど、どうやっても魏嬰の陰虎符の半分の威力しか出せなかったらしい。だから魏嬰の壊した陰虎符の欠片を手に入れて、そっちを使ってたってこと?とはいえ、欠片だからね、最大の効力は得られなかったか。

金光瑤はずっと疑問だったと、魏嬰に聞きました。
当時はみんなが考えていたように、金光瑤も魏嬰が薛洋の持っていた陰鉄を奪って陰虎符を作ったと思っていたけど、そうではなく、薛洋の陰鉄は奪われてはいなかった。魏嬰はどうやって陰鉄を手に入れて、陰虎符を作ったのか。

魏嬰は、薛洋の言っていた言葉を伝えます。
陰鉄は4つだと思われているが、本当は5つあった。
そして魏嬰が、屠戮玄武の体内で偶然それを見つけたこと。
四方の気は玄武に帰するとは、そういう意味だったかと納得する金光瑤。
薛洋は魏嬰にしか、その話はしなかったんだねえ。

幾度も悪事を重ね、皆を欺いてきたのは陰虎符のためかと兄上。
それだけではないと金光瑤は言うんだけど、兄上はそれ以上聞こうとしません。
ただ、黙って剣を納めてしまいます。

お前の所業を知らなかったわけではない。でも苦渋の決断だと信じていた。
だがお前は手を染めすぎた。信じていいか分からぬ。
ちょ、まあだそんなこと言ってるー。どこまでも甘いなあ、もー、兄上ー。

金光瑤は膝をつきます。
私が間違っていた。

甘っちょろい兄上はぷるぷるしちゃうんだけど、魏嬰は呆れてるな。
まぁたかよー!だもんなあ。話はいいからやり合おう?って魏嬰。
そうよ、言葉に気をつけろって言ったのは、兄上よぅ?素直に聞いてどーすんだ。

二義兄上とは付き合いも長い、真心で接してきたことは知っているはず。
もう仙督の座に未練はなく、陰虎符も渡した。
今夜、東瀛(とうえい)に渡り、二度と戻らない。
それに免じて、命だけは助けてください。

泣き落としの命乞いは、そうね、ここじゃもう、兄上にしか効かない手だわね。

次回、みんなは、聞く必要ないって、苛つくんだけど、兄上も確かめたいこともあったみたいで、聞いてやっちゃうんだわなあ。ま、それで分かったこともあるっちゃーあるんだけどねえ。
まんず、人が良すぎる。ってところを、逆に突っ込まれたりしつつーの次回です。

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