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陳情令 第16話「無情の殺戮」あらすじとネタバレ感想

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陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
目次

あらすじ

紫電に縛られた魏無羨、江澄、江厭離を運ぶ舟が雲夢から遠ざかっていく中、蓮花塢で孤軍奮闘していた虞夫人のもとへようやく江楓眠が到着、果敢に戦うも最後は温逐流の手にかかり、蓮花塢は全滅してしまう。失意の中、宿で身を隠す魏無羨たちだったが、温氏の追っ手はすぐそこまで迫っていた。ところが魏無羨が目を離した隙に江澄が姿を消してしまう。江澄が復讐のために蓮花塢に戻ったと踏んだ魏無羨は、江厭離を宿に残し雲夢へ向かう。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

紫電に縛られた子供達3人の舟は、滑るように進んでいきます。
少し行くと、紫電がするりと解け、江澄の腕に収まりました。
慌てて舟のベンチの板を外し、櫂の代わりにして、必死で舟を漕ぐ魏嬰と江澄。

その頃、温氏の応援が来てしまった蓮花塢は、大変なことに。
虞紫鳶(ユーズーユエン)も、紫電を江澄に渡してしまったしね。いくら強くても…
六師弟がなんとか起き上がり、江楓眠(ジャンフォンミエン)に教えて貰った言葉を思い出して、温逐流(ウェンジューリウ)を狙っていたのに。もう少しで上手く行きそうだったのに。王霊嬌(ワンリンジャオ)がそれを見つけてしまい、後ろから刺し殺してしまいます。わーん、六師弟ー!

中庭の真ん中で、傷だらけになりながらも、仁王立ちで頑張っていた虞夫人。そこにようやく、江楓眠が駆けつけました。でも温逐流が気付いちゃった。まっすぐ飛んで来ちゃった。
ああ、そうか。温逐流、昔馴染みっぽい虞夫人には、直接向かわなかったのかもしれないな。でも江楓眠には、そういう何かはなかったってことかな。

林の中でひとり待っていた江厭離(ジャンイエンリー)は、蓮の花の模られている玉佩を落とします。玉は割れてしまうという、象徴的なシーン。

江厭離を待たせて蓮花塢に戻り、塀を登って、上から中を覗いた魏嬰と江澄。
その惨状を目の当たりにして、ショックが隠せない2人。

陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.

中庭に立っていた温逐流は、手を握り合ったまま倒れている江楓眠と虞紫鳶の亡骸を見下ろしていました。その向こうでは、ベタベタしている温晁(ウェンチャオ)と王霊嬌。
話は自分を凌駕した虞紫鳶の悪口になっていって、後ろの屋根の上でそれを聞いちゃってる江澄の動揺ね。2人の視界には、温晁と王霊嬌の先に、倒れている江楓眠と虞紫鳶が見えているのでしょう。
魏嬰は大丈夫だと思ったけど、江澄が物音立てたり、声を出したりしそうで、ハラハラしたわ。

虞夫人を恨んでいる王霊嬌が、遺体を切り刻もうとしたら、温逐流が止めたらしい。やっぱりか。辱めるなってことだね。そういう気持ちを持っている人だってのに。あ、違うか、そういう気持ちを持っているからこそ、何があったか分からないけど、温氏の下について、裏切れないんだなあ。とはいえ、一番厄介な敵には違いないんだけど。

衝撃の余り、気を失いかけて屋根から落ちた江澄を、慌てて追う魏嬰。
江澄、林の中をどこまでも走っていきます。
ここからしばらくがねえ…仕方ないんだろうさ。きっとまだ10代なんだろうさ。ショックも悲しみも分かるんだよ。でもね、次期宗主。やっぱりさあ。もうちょーっとさあ。拗らせてたから、本人の中でもそこへの心構えなんて、全然できてなかったんでしょうけどねえ。

一方、ご機嫌な温晁は、雲夢江氏の九弁蓮の紋章を取り外して、妓山温氏の太陽紋に取り換え、蓮花塢を監察寮にするつもりなんでしょうな。
江楓眠と虞紫鳶の亡骸にお酒を注いでますが、虞夫人の耳に入っちゃったのが、地味に気になってしまいましたよ。

ここで、2人の最期の回想シーンです。
温逐流に刺されてしまった江楓眠。楓眠と叫ぶ虞夫人。
更に向かって行こうとした兵を、温逐流は止めました。もうとどめを刺す必要はないってことなんでしょうが、むちゃくちゃな殺し方はしないって意志みたいにも見える。
剣を振りかぶった江楓眠ですが、後ろから切りかかられ、そのまま膝をつきます。それを見た虞夫人も、もう頑張る理由が無くなっちゃったんだね。上を見上げて笑い、手にしていた短剣で自分の胸を突き刺しました。
倒れながら、必死で這い、江楓眠に近付くと、その手を握りしめます。
その手を握り返し、三娘子(サンニャンズ)、私は…と呟いて、江楓眠は絶命してしまいました。
最期くらい、ちゃんと言ってやりなよぅと思ったのは、私だけでしょうかねえ。泣き笑いのような表情で、虞夫人も息絶えていきます。

陳情令
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拗らせまくった夫婦だけど、この手がね…

さて、辺りが薄明るくなるまで走っていた江澄。草むらに座り込み、許さないと呟くと、今度は戻ろうとします。はー。厄介なお子ちゃまだなあ。必死で止める魏嬰。
戻れば死ぬぞ。
では死んでやる。
敵を討つのは今じゃないと止める魏嬰を殴って、戻って行こうとする江澄。

こんなこと言ったら、きっと江澄ファンに叱られるのでしょうが、これほっといたら、後の魏嬰の苦悩もなかったかもしれないんだよなー。それじゃ、物語にはなりませんけどね。でもさあ、状況的に仕方ないのかもしれないんだけどさあ、ここからしばらく、江澄、自分の感情に振り回されちゃって、大事なことは何も言えないし任せられないし、師姐にも精神的に縋りつかれるし、魏嬰がひとりでいろんなもん背負っちゃって、大変なんだものー。

約束したんだ、お前を守るとと、なんとか追いついた魏嬰ですが、逆に江澄に首を絞められます。
なぜ奴らを救った?何度も言ったはずだぞ、英雄を気取れて嬉しいか?

これ何のことかなと一瞬思ったんだけど、魏嬰が温氏に楯突いて、藍湛や綿綿を守って、温晁に目を付けられたことか。

藍忘機や金子軒が殺されても、我らに何の関係が?
死なせておけばいいのに、なぜ出しゃばった。雲夢は滅び、両親も死んだ。
さぞかし満足だろう。

うーん。まあ確かに、他の仙門は襲撃されてはいても、宗主達は今のところ無事なんだよね。姑蘇藍氏は、藍曦臣(ランシーチェン)が行方不明ではあるものの。いわゆる全滅状態なのは、雲夢江氏だけ。そこには確かに、温晁の私怨があった訳だけど。
だとしても、毎度そうではあるけど、江澄から出る言葉の辛辣さはなあ。
全部誰かのせいにしないと、保てなかったんでしょうけどねえ。言われたほうは蓄積していくよ。

蓮花塢では、宝玉2400点以上が押収され、ご機嫌な温晁はここで宴ですってよ。
やっぱり蓮花塢を、雲夢監察寮とするらしいわ。
蓮花塢の主となれますねって言った王霊嬌を、真顔でじっと見る温晁が可笑しかった。蓮花塢ではないぞ、雲夢監察寮だぞって。この人の真顔は、時々ふっと笑いたくなっちゃうんだよね(^m^)
温晁は温逐流を呼び、江澄と魏無羨を絶対に逃がすな、いずれ災いとなると言いました。

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草むらで目覚めた魏嬰。疲れ果てて眠っちゃってたんだね。江澄も寝てたのかな、でも既に起きていて、傍らに座っていました。
魏嬰は立ち上がり、行こうって言うんだけど、江澄は動きません。あんた、姉さんを待たせてんの、忘れてるっしょ?
師姐がひとりで俺たちを待ってるって魏嬰に言われて、ようやく歩き出す江澄。

戻って来た2人が、ぽろぽろと涙をこぼしているのを見た師姐。だけど、阿羨、話してと言います。
泣き崩れる師姐。棒立ちで、一緒に泣くしかない2人。

魏嬰は、2人を屋根付きの舟に乗せて、雨の中一人で舟を漕ぎます。
昨日さ、紫電で虞夫人に何発も打ち据えられて、しばらく立ち上がれないって言われてたくらいなのに、その後で、江澄を追いかけていっぱい走って、肉体的にも精神的にもボロボロなのは魏嬰だって一緒なのに。それでも、お世話をするのは魏嬰なのね。

「下僕」ってことについて、ちょっと考えてしまいました。
魏嬰の立場って、とってもあやふやなんだよね。宗主は親友の息子として、仙門の大師兄として育てた。宗主の子供達は、ほとんど兄弟のような関係性で育った。でも宗主夫人はあくまでも下僕だと線を引いていた。とはいえ、虞夫人にもほぼタメ口でしたけどね。
本人の日々の言動は、決して下僕ではない。宗主夫人以外の、宗主を含む血縁達に対して、決して下僕はしないだろうという態度を取っていて、それを誰も咎めはしない。だけどこういう時に、結局は使用人なんだなと思えてしまうシーンも出て来る。
育てて貰った恩があって、幼少期から慣れ親しんだ蓮花塢だけど、魏嬰はやっぱりどうしてもデラシネなんだなあと思えるんですよ。雲夢江氏も、心の底から故郷だと言える場所じゃないんだろうなと。逆に、宗主も師姐も次期宗主も、完全に下僕として扱っていたら、また話は違っていたんでしょうけど。
完全な温氏の下僕の温逐流や、聶氏にいた時の孟瑶や、スピンオフの映画「乱魄」に出て来る聶宗輝(ニエゾンホイ)。←彼は聶氏の親族で、忠実な聶明玦(ニエミンジュエ)の部下でした。
こういった人達と比べると、魏嬰はやっぱりどこか違うんですよねえ。
ただもうひとつ、どんな恩やどんな功績があったから知らないけど、温逐流は元々趙逐流だったのを、温に改名を許されているんですよね。でも、玄武洞であれだけの功績を収めた魏嬰を、宗主は手放しで褒めたけど、宗主夫人は憎々し気に罵った。なのに肝心の宗主は、それをどうすることもできない。例えば、完全に下僕として育てられていたとしてもこの扱いでは、揺るぎない忠誠心は育まれなかっただろうな。育てて貰った恩のみに、縛られるだけで。

宿を取ってようやく休めても、師姐は熱を出して寝込んでるし、江澄はぼーっと座り込んでいて使い物にならない。魏嬰は江澄に、師姐を頼んだぞ、どこにも行くなと言い聞かせて、師姐の薬を買いに、ひとりで外に出て行きます。

薬を買って、ついでにお焼きも買おうとした魏嬰。でも町では、温氏の追手が魏嬰達を探していました。あわや見つかりそうになった時、遠くで、捕まえたぞ!の声。魏嬰に剣を抜こうとしていた兵達は、急いでそちらに走っていきました。

初見では、ハラハラしつつも、なんてことなく見てしまっていたシーンです。でも、完全にロックオンしていた魏嬰を放って、走って行った兵達は、誰を見つけたというのか。そこまで最初は、頭が回っていなかったんだよねえ。

温氏の追手は想像以上に早く、すぐにここを離れなければと急いで宿に戻ると、江澄がいません。眠っていた師姐は、江澄が出て行ったことに気付いてはいませんでした。

まさか、蓮花塢に行ったのではと呟く魏嬰。探しに行かないとと立ち上がろうとする師姐を止め、魏嬰は、劉(リウ)ばあさんのところにいてくれと、絶対に無事でいてくれと約束させます。
師姐も、阿澄を連れ戻して3人で眉山に行くと約束させます。

既にボロボロな魏嬰、雨の中、転びながらも蓮花塢に走りました。
もうへろっへろだよね、気力だけで動いてるよね(涙)

なんとか蓮花塢に着き、夜になるのを待って屋敷に忍び込みます。
足音を耳にして急いで隠れ、やって来た温氏の首に手を掛けて物陰に引きずり込むと、それは温寧(ウェンニン)でした。
私だ、味方だよと言われても、まだ顔見てないんでなー。

陳情令
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温氏憎しで誤解したとはいえ、こんなことされても魏嬰のために働くと言ってくれる、温寧なのだ。

蓮花塢にいる温寧を見て、お前まで加担したのかと誤解する魏嬰。
恩義を忘れやがって、助けた俺がバカだったって、江澄並みに先走る魏嬰に、口の重い温寧はようやく加担なんかしていない、知らせを聞いて着いたばかりだと言います。
既に温寧には一度、でっかい獣に食われないように、命を助けられてるんだけどねえ。恩義恩義と、あなたも言うのかって、ちょっと思ってしまったわ。事態が事態だけに、冷静な判断が出来なくなっていても、仕方ないのかもしれないけど。

温寧から、江澄が捕らえられて中にいると聞いた魏嬰が、温寧を人質にしようかと考えた時、温寧が腰に下げていた小袋が目に留まります。
これは魏嬰が、碧霊湖で倒れた温寧に温情(ウェンチン)を介して渡した、護身用の護符。それを今でも大切にベルトにくくり付けているんですよ、この子は。
それを見て、辛うじて思い留まった魏嬰に、温寧は言います。

江の若君を助けに来たんだろ?私なら協力できるよ。

この無垢な顔よ。天使かもしれない。
実は正直なところ座学の頃は、大人が頑張って子供をやってる感が結構あったんですよ。小さい温情が、大きい温寧をナデナデしてたりしたからかも。だけど、この辺りから、その違和感はなくなりました。純真な子なんだわ、と。中の人、于斌(ユービン)くんの目がいいんだよねえ。

できるのかと聞かれた温寧は、私と姉上は夷陵の監察寮に遣わされたけど、手下は従順な門下生だって言います。だから、温晁ではなく自分に協力してくれる人手はあるってことね。
魏嬰が、それなら江澄の他に、江夫妻の遺体も持ち出せるかと頼むと、きりりっとした顔になった温寧、力は尽くすと約束してくれます。

すっかり温氏に乗っ取られてしまった蓮花塢。以前は夜でも清々しく、幽玄な蓮池って感じだったのが、演出で雰囲気変わっちゃってますねえ。
宴会のために用意されていた、荷風酒の壺を手にする温寧。

ちなみに「荷風」っていうのは、蓮池に吹く心地よい風のこと。
日本では、永井荷風で知られちゃってますが、元々は唐の時代の詩から来ています。

下っ端に声をかけられた温寧は、温晁への酒だろ、調べてたみたいなことを言います。多分既に薬を仕込んだ後だね。温晁が江氏を滅ぼしたと聞いたので、夷陵から会いに来たと言って去って行く温寧を見て、下っ端達、御曹司気取りだな、なんて陰口言ってる。

お掃除したらしい中庭は、宴会の真っ最中。びしっと座っている温逐流と、べたーっとしている温晁と王霊嬌が、遠目でも目立つ目立つ。
でもやっぱり温逐流はなんか様子が変です。元々、よく分からない人ではあるし、江氏は自分が滅ぼしたようなもんなんだけど、でも、なんちゅーか、敵に敬意を表して自重してるみたいな感じなんだよね。温晁に、なぜ飲まないんだ、お前が最大の功労者だろうと言われて、嫌そうに顔を逸らすんですもん。

ピキッとなった温晁に強く言われて、仕方なく盃を口元に持っていった温逐流。ん?なんか気付いたかな。何か入ってるなって感じたっぽいんだけど、門前にぶら下げられた江夫妻の遺体に目をやって、敢えて飲んだ感じがします。きっと生き残った誰かが、夫妻の遺体を取り戻すつもりで、酒に睡眠薬でも入れたのかもしれないくらいは、気付いたような気がする。でも、コイツらの元で粗末に扱われるくらいなら、そうして貰っても構わないとか、思ったような気がする。そうでなければ、何度も遺体に目をやる場面作る必要ないしねえ。

陳情令
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こんな顔して虞夫人の遺体を見て、敢えて薬入りの酒を飲むんだもんさ、何かあるとしか思えないっしょ。

って考えると、この人はどういう経歴の人なんだろうとか、これだけ敬意を持っていた虞夫人とは、もしかしたら眉山虞氏とは、どういう関係があったんだろうとか、すんごく興味をそそられる訳なんですわ。最後までそこは描かれませんけどね。単に高名だった紫蜘蛛の、強火担だったのかもしれないけどね(^m^)それにしても、何を間違えて温氏なんかに付いちゃったんだかねえ。

水上に張り出した回廊に隠れた舟の上で、魏嬰は温寧を待っていました。ついつい疑心暗鬼になってしまいつつね。

でも大丈夫、温寧はやるよ(`・ω・´)o
というのは次回です。

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