あらすじ
仲間たちと最後の聖器 鎮魂灯を捜す趙雲瀾（チャオ･ユンラン）。鎮魂灯は特調所の隅で眠っていたが、肝心の灯心がない。手がかりを求めて蛇族の森を目指す趙雲瀾たち。一方、血清によって死に際の人から遺言を聞く能力を得た郭長城（グオ･チャンチョン）は、街に残って犠牲者の言葉を聞くことに。その頃、地星（ちせい）人と鴉青（ヤーチン）が亜獣（あじゅう）族を取り囲み、神木を捜し出そうとしていた。
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ネタバレ感想
特調所に戻った、所長、教授、大慶(ダーチン)、祝紅(ジューホン)、楚恕之(チューシュージー)、郭長城(グオチャンチョン)の６人は、倒れている李さんを見つけます。
李さん、みんなが戻って来ると信じて、鴉族達を追い払ってくれてたみたい。
教授が手当てをしようとするんですが、心臓にダメージを受けている様子で、李さんは大慶の腕の中で亡くなってしまいました。
咄嗟に李さんの手を握った郭長城は、李さんの人生を垣間見ました。
大慶が喜ぶ姿を思い浮かべて、楽しそうに小魚を炒る姿。特調所に面接に来た時の様子。
李さんって、李鴻春(リーホンチュン)って名前だったのね。
郭長城は、李さんの人生が見えたと言い、もう一度、小魚を炒ってあげたいって、それが李さんの最後の望みだったことを話します。
一度じゃ足りない、何回も作ってよ、李さんの小魚をもっと食べたいよと嘆く大慶。
李さんともいろいろあったけど、悲しい別れでした、うう。ただ、普通の人だったんだよ、人型になる猫なんて、普通はびっくりするもんだよ。後悔して特調所に来てからは、ずっと大慶が喜ぶことをって考えてくれた、いい人だったんだよね…
目覚めてしまった能力にどう対処していけばいいのか、郭長城はやっぱり悩んでしまっています。教授が気遣って声をかけると、無念な思いを聞くと、より一層悲しくなると言います。だよなあ。
でも、楚恕之は言いました。せっかく芽生えた力だ。死にゆく者の願いを聞き、救ってやれる。そう考えれば、悪くないだろ。
それが救いになると、分かるには分かるけど。でもまあ、この人だからこの能力なんでしょうね。そういう役割なんだわね。
李さんと、汪徴(ワンジェン)と桑赞(サンザン)の敵は、何があっても討つと大慶。
そうだ、だから一刻も早く聖器を見つけるという所長。
所長は鎮魂灯は特調所の中に、存在を忘れられたままあると言います。タイムスリップから戻って落っこちてきたのは、特調所でしたもんね。
過去で実物を見てきた所長、なんとか思い出そうとしています。ああっ！←
以前、特調所はガラクタだらけで、所長が就任した時に整理とリフォームをしたんだって。その時に古いランプを見つけてしまっておいたと。うわ、捨てなくて良かったねえ、古いガラクタだーって。
書庫の奥の物置スペースの段ボール箱の中から、出て来ましたよ、鎮魂灯。
特調所に4つ揃った聖器。でもこの鎮魂灯には灯心がないんですって。1万年前の映像と違うところなかった気もするんだけど。あの時は灯心あったの？
で、その灯心の材質も不明、どんなものかも分からないみたい。
教授は、可能性として、聖器は地界から地上に渡って来たもの、地界にあるかもと言います。でも、今の地界は地君殿を始め、全て夜尊の手の内。ゲートも夜尊の監視下。教授は一人で行くつもりのよう。
その時、全員のスマホに林静からの動画が入りました。
林静が夜尊に吸い込まれてしまったあの時、芝生にボイスレコーダーみたいなのが落ちて動いてましたが、音声じゃなくて動画だったのか。それを全員に転送するようにしてたんだね。
既に覚悟の上だったってことですか。
所長のライブ配信の指示で、研究所から血清を盗もうとした時、捕まった郭長城は血清を打たれてしまいましたが、その時、郭長城から逃げろと言われた林静は、外に出る前、これを撮っていたのでしょうか。特調所が楽しかったこと。だから特調所のために生き、特調所のために死ぬと覚悟していること。で、外に出て、鴉青(ヤーチン)に会ってしまい、夜尊に吸収されるところも、その後、誰だか分からん女性の手下に夜尊が、鴉青の助手となり亜獣族人の権力を奪えと言ってるのも入ってました。ついでに余分な道も塞いでおけ。
命がけで知らせてくれた林静の残した動画から、思い出した大慶。麻亀(マーグイ)は地界への入り口を2つ作っていて、もうひとつは亜獣族が守っていると。それを聞いた祝紅は、蛇族の聖地がその「余分な道」ではと思い当たります。ならばあの夜尊の手下の女性と鴉族が向かっているはず。
所長は灯心と入口の話を族長に確認したいと言って、祝紅と一緒に行くことに。
教授はいつものゲートから地界に戻ることに。
郭長城は犠牲になった人の遺言を聞くため、楚恕之は郭長城を守るために残ります。
今回の任務が最後の勝敗を決める。全員揃ってここで再会を。
祝紅は族長から預けられた神木を手にし、郭長城は鴉族の女の子東南(ドンナン)を助けた時、鴉青から受けた恩は必ず返すと言って貰ったシルバーの羽根ペンダントを祝紅に渡しました。これを見せれば願いを聞くと言われたから、交渉の時に使ってくれと。
郭長城は、彼女はまだ引き返せると言うんですけど、そうかあ？林静が吸収された時、ヤバって顔はしてましたけど、それまでどれだけのことをしてきたかって考えると、簡単に改心しましたぁ、はい、帳消し♪で、済む人じゃないと思うんですけどね。
外に出た郭長城と楚恕之。地星人の襲撃で町は破壊されて燃え、道端に人が倒れて、かなり大変なことになっています。楚恕之の励ましで、みんなの遺言を聞き始める郭長城。結構体にも負担がかるのかな、それともまだ慣れないからか。それでも頑張る小郭。
槐の木のゲート前には、教授がいました。でも何か細工をされているのか、なかなかゲートは開きません。一層の力を注ぐとゲートは開いたのですが、教授、吐血。
黒袍使自身のエネルギーが弱まっているせいかもしれませんよね。
この決戦で勝敗が決まる。人々を守らねば。
決意を秘めた表情で、地界に向かう教授です。
あ、ちなみに。
朱一龍さん、吐血プリンス(吐血小王子)との異名を持つお方デスよ(^m^)
吐血シーンって前後の繋がりとか含めて演技力がないと、ちょっとおかしな感じになるらしいんですが、チューイーロン先生は演技力もあるし、吐血姿が美しいのですって。分かる♪
蛇族の森では、既に鴉族と地星人が、蛇族と花族の長老を取り囲んでいました。
三か月後に族長を選ぶって約束だって鴉青は言うんですが、それでなんで地星人引き連れて来て包囲するのか訳が分かりません。終始、この人は何がしたいんだか分からない。亜獣族の族長になりたいってだけで、あんなにも悪事に手を染める必要があったんでしょうか。むしろそういう名誉職からは遠のく所業だろと思うんですけど。2/3の亜獣族人達を敵に回してんだよ？
蛇族と花族の長老２人を傷つけないように捕えろと言った鴉青に、横から出てきた夜尊の手下が口を挟みます。手ぬるい、情けをかけるな。
鴉青は、口出し無用、裁量権は私にある、この女を捕えろと言うんですが、銃を構えているのは地星人なので、最終的に鴉青の命令は聞かないみたいよ、身の程を弁えろって言われちゃってるよ。アホじゃな、鴉青。
夜尊の手下は、目的は計画の遂行、亜獣族人を殺せと言います。でもそこで、所長達が近付いてきた知らせの烏の鳴き声。夜尊の手下は相手をしてくると、皆殺しねと言い残していなくなりました。
さて、妙な霧の立ち込めている森の中を彷徨う所長達。祝紅の実家だってのに迷うってことは、そういう操作されちゃってんのよ、道は合ってるのかじゃなくて、すぐ分かるっしょ。
大慶ってば、爪で木に跡つけてたんですね。さすが猫さんだな(^m^)なので、同じところを巡ってたことが分かります。
木の影から、この迷いの森は抜け出せないわなんて言ってる夜尊の手下。でも、モブに毛が生えたくらいの感じなので、早々に撃退されると見た。←
蛇族の長老宅前では、鴉青の部下が鴉青に意見していました。考え直してくれって。
亜獣族の復興のためと言うから従ってきたのに、蛇族達との紛争は亜獣族の問題なのに、なぜ地星人の言いなりになるんだと。部下のほうが余程ちゃんとしているじゃないか、鴉青さんよ。
地星人達は意見した部下に銃を向けますが、鴉青が止めました。
でも地星人達は、長老２人を殺して、あの方への忠誠を示せと言います。
鴉青は、殺す前に、亜獣族に代々伝わる神木はどこにあると聞きました。
一方、所長達。大慶ははぐれてしまったみたい。イラついて木を蹴とばそうとしたらすり抜けてしまい、幻覚を見せられていることに気付きます。試しにもう一本叩いてみたら、それは本物。なんですが、そこは猫さんです。木に登って上から森を眺めてみると、あの手下のお姉ちゃんが、幻覚の霧をまき散らしているのが見えました。
そのお姉ちゃんの前に丁度所長。近づこうと踏み出したら、本物の木と正面衝突してひっくり返ったところ。笑うお姉ちゃんに、後ろから大慶が掴みかかります。でも大慶は詰めが甘いので。あっさりとお姉ちゃんに闇の力をぶつけられて、失神。
でも後ろから今度は祝紅。赤い力でお姉ちゃんの首を絞めます。未熟だ未熟だ言われてきたけど、ようやく蛇族として、いいところが見せられましたねえ。
トラ猫生きてる。置いてこ。
族長たちは、神木は隠してない、行方不明だって言い張ってました。
祝紅に預けたんだけどな、21話で。比較的早い時期に。どう見ても研磨してニス塗ってある木片で、これに芽が出て花が咲くとは、とても思えない代物だったけども。祝紅、持ってくるよぅ。そういえばあれは鴉青から、三か月後の族長選の話が出た後でしたっけ。
一万年前の浮游(フーヨウ)は蛇族だったのか。だから聖地の扉を開ける神木は、蛇族が持っているはずだと鴉青。
銃を構えた地星人は、特調所で働く蛇族の女を捕えれば分かるはずだと言いました。
良い提案ねと言って、鴉青は言ったソイツを力で倒します。神木を地星人に渡すつもりはないと、もう１人銃を持った地星人も倒してしまいました。花族の長老は喜んじゃいますが、別に鴉青は改心した訳じゃない、神木と族長の座が欲しいんですってよ。
そこに所長達登場。カッとして襲い掛かる祝紅ですが、まだ力不足でしたね。
蛇族長老曰く、代々の掟では、神木を芽吹かせたものが族長となるらしい。掟に背き神木を奪うつもりかと言われた鴉青は、私が選ばれた者かどうか試すと言います。へえ、掟には背かないんだ。あれだけ悪者だったのに、そこには忠実なんすね、やっぱり変な人だ。郭長城にもペンダント渡したりね、そういう気持ちが残っているなら、あそこまで突っ走る前に気付けよ、この道は間違っていると。
所長は祝紅に神木を渡せと言いました。
仕方なく渡してみる祝紅。
鴉青が神木を手に祈りますが、神木はビクともしません。当たり前。
族長になりたいっていう私欲で夜尊に加担し、たくさんの人を殺したきた女が、そんな聖物に選ばれるはずがないでしょーよ。
この時の所長の呆れた顔が良かったですよね。
亜獣族の祖先よ、私の努力を認めてくださるなら、どうか神木に芽をって言う鴉青を見る顔。
亜獣族の祖先の浮游(フーヨウ)は、世界を守るために先頭に立って３族同盟を作って、地星人の好戦派と戦った人ですよ。認めるはずがない。それにあれを努力と言うな、バカモノ。本当に努力している特調所の面々に謝れ。
悪にまで手を染めたのに、まだ努力が足りないと？って言う鴉青。
大慶が、努力の方向が間違ってるって、さらっと言います。誰でもそう思うけどね。
周囲みんな、呆れ果て～だと思うよ、ここ。
アンタは神木に選ばれなかった、族長の座には就けぬと蛇族の長老。鴉青はこれは偽物だと言い出して、花族の長老に先祖の宝を冒涜する気かと言われてます。
でも過去、誰も芽吹かせることができなかった神木、残るは祝紅だけ。所長が神木を取って、祝紅にならできると言いました。
タイムスリップした時に、所長は麻亀が浮游を喜ばせたくて、浮游の故郷の宝の種を芽吹かせようと試行錯誤しているのを見ていました。その時、所長のアドバイスで芽吹かせた種。一瞬でこの神木となった宝の種。代々神木として継承させると麻亀が言っていたもの。
ポイントはお酒でした。一万年前はお酒ってなかったらしいですが、なんで用意できたのかねって疑問は無粋ですね、そうですね…
人の恋路をにやにやと見守る人(^m^)
神木を皿に乗せ、お酒をかけてお皿ごと手にする祝紅。
突然、石が苔むし、急に水が凍り、木が枯れ、鉱石が金になる
これは全て不可能で、説明がつかぬ
なんだこれ。この言葉も、所長が一万年前から持って来たものなんだろうか？
祈る祝紅と神木を見ながら、所長は神木を手にした2人のことを思い出していました。告白しろってけしかけたのに、出来なかったヘタレ麻亀のこととかね。回想の中の所長の表情と動作がめっちゃ可愛いわ。
そのうちに神木は、にょきにょきっとカイワレみたいな芽を出しました。
天に選ばれし、亜獣族族長の誕生に、みんなが拝礼をって跪きます。亜獣族人の大慶はいいとしても、所長まで嬉しそうに。
うりゃ、見ろ！ってこの視線の先は多分鴉青。
鴉青も渋々。私の負けね、ですって、へー。ぺいぺいぺいっ(笑)
高貴な者の前ではアンタも頭を下げるんだなって、所長にも言われとる。
頭を下げたのは、今悟ったからなんですってー。
人間と協力するのが正しい選択だって。へー。
でも祝紅はひとり混乱中。族長になんかなる気はなかったって。
叔父さんの言う、阿紅！が、あほって聞こえるよ(^m^)
祝紅の父親は、亜獣族と人間の和睦に全てを捧げた人。
神木に従うのがお前の責任であり、好機でもあるって言う叔父さん。
祝紅も頷き、ここに亜獣族の新族長が誕生しました。
あのさ、鴉青が笑ってるんデスけどー。
まさかコレでこの人、なんのお咎めもなく鴉族の族長として居続ける訳ですか？はあ？みんなは許しても、私は納得いかないなあ。蛇族のナントカ兄さんだって、さっくり殺されてんですよ？この人に。李さんだって、鴉たちにやられて死んじゃったんですよ？
町では頑張り過ぎてへろへろになっている郭長城と、気遣う楚恕之。
そこに心強い野火(イエフォ)も合流します。
地界では、黒袍使に成りすました不届き者がいるという噂が流れています。特調所を襲撃しに来たあの地星人達、好戦的な黒袍使は偽者だと広めろって教授が逃がしたけど、ちゃんと仕事したのね。
そこへ、黒袍使様と言いながら近づいて来たのは、呉天恩(ウーティエンエン)の息子の水を操る呉暁君(ウーシャオジュン)。呉天恩は亡くなってしまったみたいです。敵を討ってくださいと言う呉暁君は、地君殿に探し物に行くと言う教授に、協力させてくださいと一緒に地君殿に向かいます。が。
この人、なんか目が変よ。夜尊に操られてるんじゃ？
その頃、真っ赤な背景の中に落っこちた林静。うお、生きてた。
夜尊に吸収されて、文字通り体内ってことですか。ちびっこになって。
そこで林静は沙雅(シャーヤー)のギターを見つけてしまいます。あの指輪も。沙雅は既に消化されてしまったのね…
地君殿にやってきた教授、摂政官に長刀を突き付けます。
夜尊に寝返っても、戦時であっても、地君殿は民のために働かねばならないという摂政官の言葉に免じて、命は取らないと刀を下ろした教授ですが、摂政官は言いました。
情けをかければ身を滅ぼす。
やっぱりね。呉暁君は洗脳済でしたよ。
教授の延髄に手刀を入れて来ました。
倒れたけど、教授、意識失ってはいませんね。
わざと捕まって様子を見るんだろうか。でも力が減退してるんだよね、大丈夫かなあ。
ってなところで次回です。
40話まで、あと3話ーっ。
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