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「九重紫」【2】あれ、定国公の危機ってこんなに早いのねーと驚きつつ、ようやく2人が再会したー

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九重紫
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3話からです。

相変わらず、宋墨(ソンモー)は定国軍で海賊討伐に励んでました。
だけどさー、定国軍への兵糧が遅れ、みんなは空きっ腹で戦っていたらしい。気の毒に。
その兵糧手配の役目を担っていたのが、父親の英国公ですわよ。定国公と定国軍と息子の宋墨に嫌がらせしようとしたのかもだけど、結果、単に仕事が出来ないヤツになってるじゃーん。
捕えた海賊を尋問して拠点を突き止めた宋墨は、強行軍ながらそのまま拠点討伐にも成功して帰ってくると、怒った定国公に親父が捕まってた(大笑)

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目次

所感 ネタバレです

この英国公もまた「少年歌行」李素王でしたね。雷無桀の母方のじいちゃん。少年歌行組、多いな。
でもこの方、王九胜(ワンジウション)は「蓮花楼」 「長風渡」 「黒豊と白夕」と、あっちゃこっちゃでお見かけするので、王茂蕾(ワンマオレイ)とか、高曙光(ガオシューガン)みたいに、見かけると、あ、でたでたと思ってしまうおじ様のお1人(^m^)

で、この父親、英国公宋宜春(ソンイーチェン)が、定国公蒋梅蓀(ジャンメイスン)に失態の罰として軍規に則り、ムチ打ち30回を、今まさに施行されようとしてるところに戻って来た宋墨は、自分の手柄と引き換えに父親を庇い、代わりに自分がその罰を受けます。
だけど父親は、身代わりになった息子を振り返りもせず去って行く。クソ親父、その2。

宋墨が拠点討伐を強行したのは、最初から父親の罪を庇うためだったらしいよ。定国公の言うように、そこまでしてやる価値なんてないと思うけど、息子としてはまだ、愛されたいって気持ちは捨てきれないんだろな。いつ、それを手放せるのか、そしてこの父親がここまで息子を厭う理由はなんなのか、この2つが楽しみ。

あ、宋墨の部下の兄、陸争(ルージョン)と弟、陸鳴(ルーミン)。双子かってくらい似てるじゃないっすか。船のシーン、見分けつかなかったもんね。2人は、刘子豪(リウズーハオ)、刘未豪(リウウェイハオ)、本当の兄弟ですって。双子じゃないのに、めちゃくちゃそっくりだなー。

九重紫
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左、兄、右、弟。

それと、竇昭(ドウジャオ)の従姉の趙璋如(チャオジャンルー)は、刘美彤(リウメイトン)だったのね。最初、全く気付かなかったわ。「慶余年」北斉の皇帝サマですよ。「猟罪図鑑」にも「斗羅大陸」にも出てました。
御史っていう、それなりの官吏の娘だけど、幼い頃からの荘園暮らしの上、父親が入り婿を狙ってばかりいるので、婚期を逃しかけてる設定のよう(笑)

竇昭の情勢を読む力で、竇昭たちだけでなく、隣人の苗安素(ミャオアンスー)の家も儲かってました。竇昭は、仕掛けるだけでなく引き際も見事なんだよね。儲かればつい、もっともっとと欲張ってしがみ付いて損をするってありがちだけど、それをしない潔さがあります。レッドオーシャンになる前に撤退っていうね。

そこへ、竇家からの誘いが。
家族の宴、父親の竇世英(ドウシーイン)が風邪を引いて、娘に会いたがっていると聞かされ、珍しく父親が呼んでいるならと、趙璋如や苗安素と共に行くことに。
この時、物陰から竇昭に向かって頷いていたのは、この地で師事していた陳曲水(チェンチューシュイ)先生。試しに行ってみろってコトか。

一方、自宅に戻った宋墨は、自分のいない間に両親と弟の3人が絆を深めているのを目の当たりにする。母親は長男にも優しく心配もしてるし、弟も兄を慕ってくれているみたいなのがせめてもの救いだけど、弟を猫っ可愛がりしているクソ親父だけは、宋墨に庇われたことも忘れたように、あーじゃねこーじゃねと責め立てる。自分の失態で左遷されたクセに。なんかキモチワルイ。
気晴らしもしたくなるよね。宋墨は帝国軍副将の巌朝卿(イエンチャオチン)と共に夜市に出て、その後ひとりで街をぶらつきます。

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さて、竇家の宴は意外に盛大で、屋敷も派手に飾り付けがしてある。義妹の竇明(ドウミン)や継母は着飾っている上、どうやら集団見合いも目論んでいたらしく、適齢期の若者も数人呼ばれてました。自分の娘だけ着飾らせて、竇昭には何も言わなかったのは、王映雪(ワンインシュエ)の意地悪でしょうが。
でも、それをあの五旦那、竇世柩(ドウシーシュー)は怒る訳よね、自分が礼部堂官に昇格した祝いの席に、竇明の侍女にしか見えないような恰好で来たと。
メンドクセ。アンタの出世祝いなんて平服で充分だっ(笑)

でも竇昭は、聞かされてなかったなんてーことは言わず、皇帝自ら倹約に努めている中、任命書も届く前から浪費しては朝敵に弾劾されると正論で応酬。失態を怖がった五旦那は、派手な提灯も取り外し、招かれていた中で一番の有望株、鄔貽芬(ウーイーフェン)の孫の鄔善(ウーシャン)もさりげなく味方してくれて、着飾っていた竇明も着替えさせられることに。

ただ竇明は、巻き戻り前とは性格が違ってました。以前のミニ継母みたいな性悪じゃなく、気弱ですぐ泣く子。母親が嫌ってるのも分かっていて、竇昭のことを姉として慕ってたりもする。
そんな娘を不甲斐なく思いつつも、継母はなんとか竇明を鄔善と結婚させようとしてる訳ね。
しかもさあ、目の敵にしてる竇昭のお金まで、竇明の嫁荷にしようと当てにしてるってナンなんだ。
五旦那もまた、以前は王行宜(ワンシンイー)の権力を頼るために、娘の王映雪と弟を結婚させ、今度は鄔貽芬に擦り寄るために、姪のどちらかと鄔善を結婚させようとしてるヤツだよ。
父親は未だ、兄と後妻の言いなり。で、娘に反撃されると、しおしおになる。全く不甲斐ない。

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だけど一度アレを経験している竇昭が、思い通りになる訳がない。
竇昭の侍女、素心(スーシン)と素蘭(スーラン)と一緒に別棟で待機中だった陳先生は、竇昭が「家」に負けなければ、提灯が外されることまで予測してたっぽい。頭のいい人だな。

出席していた男たちも、鄔善以外はクズ。
招かれた家の庭で、品のない女子達の品定めをしているのを耳にした竇昭は、それを窘めた鄔善だけをその場から離し、屋根に設置してある測雨器の水をクズ共にぶちまけたりしてます。鄔善だけは、やったのが竇昭だと気付いて、苦笑してたけども。
さっきの会話とコレで、鄔善は竇昭のことを気に留めたよねえ、間違いなく。

てな訳で、五旦那が仕掛けた集団見合いのお遊び、男女の対句合戦。継母の意向で、竇明だけが頑張って参加してたら、鄔善は竇昭をご指名。代わりに趙璋如が、ちょいと品のない上の句を書いて丸めた紙を投げつけちゃう。や、姐さん、いくら腹の立つ竇家とはいえ、それは自分の首を絞める行為よ。
そしてそれに、さらに下品な下の句を付けたのは、龐昆白(パンクンバイ)という男。コイツはさっきも竇昭狙いで、趙璋如を残り物のミカン扱いしたヤツ。きっちりキリッとしてる鄔善の隣に座っていると、それだけで品なく見えるのが凄いわね。
趙璋如をバカにする周囲に怒った竇昭は、男性席に乗り込みます。意見しようとしてくる参加者たちの家の弱みも、商売人として握っているから、彼らも言い返されて口をつぐむ。

竇昭は、薄情な男は得やすく云々と書いた上の句を扇に書き、権力に媚びる不才の輩が嫌い、己を過大評価して女子を見下し、棚に並ぶ商品のように婚姻の品定めをする、まるで売れ残りのミカンにたかる蠅だと言い放つ(笑)
怒る五旦那に、またも鄔善が竇昭を庇うけど、竇昭は、自分は同席する資格はないと、とっとと出て行きます。
でも陳先生のとこに戻った竇昭は、これは自分の忍耐力を試されていたのだと理解してましたね。

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その後、素心と素蘭と散歩に出た竇昭は、尾行されていると知り「銀票を取りに帰って」と言って片方を帰します。これきっと何か指示の合言葉でしょうね。尾行していたのはあのいけ好かない龐昆白だな。

あ、そういえば素心と素蘭も双子の役者さんたちだったんですよ。こちらは並んでのアップがまだあまりなくて、今やっと気付いた同じ顔。主役2人の側近がどちらも同じ顔って面白いね(^m^)

狐の仮面をして歩き、芝居小屋を見かけた竇昭。
「羅衫記」と書かれた出し物の看板の向こう側には、同じく仮面を被った宋墨がいました。
「羅衫記」って、官吏である子供が賊である父親を裁く物語らしい。自らの境遇を考えれば、そりゃ興味も沸くってもんで。2人はそのまま隣同士の衝立席へ。

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ようやく出会ったのに、2人とも仮面を外さないんだよー。仕切りの屏風も外して会話し始めたのにさー。その後の謎解き遊びでも、互いの聡明さには気付き合っているのにさー。
ただ、この出会いで、竇昭は宋墨がお芝居と似たような境遇で苦しんでいることを察し、ちょこっとだけアドバイスを送り、宋墨はすれ違った際に、竇昭が付けていた香入れが自分の帯にくっついて来ちゃったことに気付きます。

別れた後、竇昭は賊に攫われるものの、そこはね、あの「銀票を取りに帰って」が効いてたよ。
賊は既に、陳先生と素心、素蘭に捕まり、のこのこやって来て乱暴しようとした龐昆白は、まず竇昭に叩かれ、みんなに袋叩きにされ、さくっと捕縛。龐昆白は王映雪(ワンインシュエ)の甥だってさー。
それを塀の上から見ていたのは、なんと紀詠(ジーヨン)でした。

紀詠は、黒幕の元に逃げるのを見込んで龐昆白を逃がし、案の定、王映雪の元に駆け込んだ後から、みんなで捕吏を連れて実家へ。王映雪の悪巧みを暴き、鼻を明かすことに成功。いい気味だ。
だけど親父はさあ、一応は怒ったものの、後妻の言葉にころっと懐柔されるテイタラクよ。昔は善良で忍耐強い女子だったのにって、もう、そこから大間違いなんだからね?
王映雪は禁止されている高利貸しにお金を借りたり、凶悪らしい滄北幇ってところにも接触してるらしい。あの賊はそこか?そしてそれを竇明も知っていて、母親を心配してました。
なるほど、いずれこの継母は破滅するわね。でもまだまだ先は長そうだ。

竇昭は謝罪する父親に、父上は悪くない、期待した自分の過ちだと強烈な嫌味を残して去ります。

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紀詠ってば、祖母の崔老婦人の遠縁だって名乗ってたけど、それは本当らしく、荘園にも招かれてます。
で、体調不良で倒れた祖母を、さくっと治療してくれる。
紀詠は昔から感情が希薄なんだって。だから情に流されない物言いをするのね。
子供の頃に亡くなってしまった父親から貰った千里鏡で天体観察をして天文学に通じ、体が弱かったことで万仏寺に預けられ、住職から医学を学んでました。
元々頭も良かったんでしょね、首輔になってみようかなーみたいなノリで、科挙を受けるらしい。

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そんな紀詠に、竇昭は都に行ってしまう前にと、医術の指導を頼みます。
鶏や鴨を解剖したり、紀詠の頭に鍼刺したら、紀詠、ころっと気絶したりしてるのが可笑しかった。
ただ紀詠は、国の病巣である官僚制度に大鉈を振るおうとしているから、殿試でそれ言っちゃうと、状元になるのは難しいかもねえ。

さて、定国公の命で福亭の暴風雨救済に駆り出されていた宋墨は、隠し財産や食糧を抱え込んでいた腹黒いヤツらを総ざらいして、そのお金で食糧を準備し、救済に宛ててたよ。
捕らえた者たちを前にして、手にした砥石で刀をシュッシュッと研ぐの、良いですな♪

その定国公は、市舶司総管で太監の丁謂(ディンウェイ)に泣きつかれてました。
皇帝は被災地に太子を送ることを決めたけど、そうこうしているうちにも被災者は弱っていく。それが待てなかった定国公は、自分の判断で国の倉を開け、救済を始めた。
丁謂は独断でそんなことをされては、自分だって責任を免れないではないかーと騒いでる訳だな?
そこに来た巌朝卿から宋墨の行動を聞いて、定国公、ぱっと目が輝く。さすがはオレの甥!てな。

だけど被災地で宋墨は、暴走した馬車から子供を助けようとして、大きな木箱が頭に当たり、昏倒してしまいました。
その頃、福亭に近い貞定の被害救済へ出向こうとしていた竇昭は、胸に痛みを感じます。
2人の因果ってことでしょうかねえ。

昏睡している間、宋墨は夢を見てましたよ。
自分は巻き戻り前の鶴髪姿。
あ、私、鶴髪って言葉を、このドラマで初めて知りましたわ。
そこに、狐の面をした竇昭が現れ、香入れを差し出して、まだ互いを知らないのに死んだらダメと言う。
竇昭の右耳の後ろには、花びら型の痣。
あ、書き忘れたけど、巻き戻る時、竇昭の耳の後ろにこの痣が出来たんだよね。

3日も昏睡していた宋墨は目覚めます。
どうやら定国公が、宋墨が持っていた竇昭の香入れに入っていた安息香を焚いたら、目覚めたんですって。伯父さま、いい仕事しました♪

貞定の被災地では、竇昭は早速鍼治療も取り入れてました。3人娘の他に、鄔善も働いてたよ。へんな空咳してたから、病気になったかも。

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そして半月後。
貞定の荘園に、夜中、いきなり一晩泊めて欲しいと宋墨一行がやって来た。
出迎えた素心は、梅公子と名乗り商人だと言う一行の手には皆タコがあり、足音も立てないことを竇昭に報告。これだけで訳アリの軍人たちだと分かってしまう。

更に、貞定に来てから師事していた陳曲水は、本当の名前を陳波(チェンボー)といい、福亭の元巡撫、張鍇(ジャンカイ)の参謀だったんだそう。
張鍇は15年前、福亭が海賊に襲われた時、城を捨てて逃げ、定国公に斬首されてました。陳波もまた、巌将軍の矢を受けてたみたいね。

だからお互いに、あの時のアイツだと、陳先生と巌将軍は分かってしまった訳だ。
商人を名乗る一行は定国軍、四お嬢さまの率いるこの荘園は、陳波がいるんだからどうせロクなもんじゃない、と。
この辺り、竇昭たちに比べて、巌将軍も陸兄弟もめっちゃ脳筋なのよ。敵には容赦ない宋墨が一番、思考に柔軟性がある。とは言っても、猜疑心はめちゃくちゃ強いんですがね。

実はあの救済の後、定国公は皇帝から理由も分からないまま、呼び出されてました。
不審がる宋墨だけど、定国公は定国軍に、何があっても引き続き救済をやめるなと言い、宋墨には妻を頼むと言って軍営を出て行きます。
でも巌将軍から、定国公府が緝影衛(しゅうえいえい)に包囲されていると報告を受けた宋墨は、ただ事ではないと察知。急いで屋敷に潜り込み、定国公夫人を助け出そうとしますが、夫人は一族は難を逃れられないと覚悟し、赤ん坊の息子だけを宋墨に預けました。

ってことで、何がなんでも大帥の子を安全な場所へ避難させるのがミッションだった彼らは、一夜の宿を貸してくれた荘園の全員を口封じしてから去ろうとしてたよ。
ここでさ、巌将軍の、陳波がいるんだから四お嬢さまもロクでもないって短絡的な物言いは、自分たちの罪悪感を薄めようとしてるだけよねえ。

陳波は自分のせいだとひとりで犠牲になろうとしたけど、その話や一行の情報を聞いた竇昭も、「昭世録」と合わせてだいたいの流れを読んでました。
これは定国公の危機、彼らはその息子を、この近辺にある安全な場所に連れて行く途中、多分、梅公子は宋墨。であれば、陳波だけの問題ではなく、道中接触した信用していない相手全ての口封じを考えても致し方ない。それをなんとか阻止しなければと。

それにしても、功臣は君主の脅威ってお話、多いねえ。
中央に陣取ってる皇帝の周囲には、やいのやいの言う朝臣が群がってるから、どんなに信頼していた相手でも、力を持ち過ぎてるなとうっすら感じて、ちょびっと芽生えた疑心が膨れ上がるって構図なんでしょうけどね。
紀詠の言う、官僚制度は国の病巣っての、こういうのも含まれるかもね。

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巻き戻り後、竇昭と宋墨が素顔のままで直接会うのはこれが初めてか。
竇昭は勇気を振り絞って、宋墨たちの事情など知っていると告げます。宮正司の女官だって嘘は、さくっと見破られてしまって刀を突き付けられたけど、その隙に素心たちが赤子を確保。宋墨もこれは時間稼ぎだったと気付き、一旦は刀を納めます。
こうでもしないと話し合いに応じてはくれないだろうと言う竇昭だけど、素心たちは赤子を人質にしたから逃げられるなんて叫ぶ。いや、無茶だろう。どんだけの定国軍が入り込んでると思ってんのよ。

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素心たちを黙らせ、なんとか話し合いに持ち込めた竇昭。
竇昭は、宋墨たちが目指しているのはご近所の譚家荘だと察してた。自分は蒋氏一門を敬っている、敵ではない、現状を見るに今回の要は赤子ではなく定国公、危機を脱すれば赤子は助かる、世子も道義に反しない。
巌が余計なコト囁いたり、定国公への陳情は多いから心配ないとか言うけどさ、竇昭は、その裏の読めない脳筋の考えを真っ向否定。むしろ非凡な定国公に、その正攻法と厚意は命取りになると。

なるほど。定国公の味方が多いほど、庇われれば庇われるほど、皇帝の疑念は膨らむってことね。
先に疑念があり、後に讒言を信じると陳先生も言うけど、巌は陳先生の何を知る訳でもないのに貶める言い方する。巌、←もうコイツ、イチイチめんどくさくて将軍ってつける気にならない(笑)
宋墨は巌をスルーして、竇昭に話を聞くことに。

竇昭は、群臣に定国公を弾劾させ、誰も擁護しない方法を提案します。悪口みたいな整合性のない弾劾を聞けば、皇帝の猜疑心も消え、旧情を思い出すことができるかも作戦ね。
危険な方法には違いないけど、宋墨は朝廷とは無縁の四お嬢さまが情勢を見極めていると呟くよ。
でも、じゃあ、お前は何者なんだ疑念が沸いたところで、赤ちゃんが泣きだした。

乳母が呼ばれ、赤ちゃんの日頃の様子を聞いた竇昭は、荘園の子供達を世話した経験から、羊の乳で赤ちゃんを落ち着かせます。ちゃんと乳の毒見も自分でして、宋墨に視線を送ってからね。
いくら乳母がいたとはいえ、ヤロー共には何もできなかっただろーて(^m^)

その時、その場にいた陸争の腹が鳴る(笑)続いて巌の腹も鳴る。
武器を置いて食事にしませんかって竇昭の提案に、真っ先に賛成したのは巌だよ。ほんっと単純な脳筋。

厨房では荘園のみんなと定国軍の兵たちが協力して食事を作り、残った兵たちは屋敷の修繕をしてくれてたりする。食事にありつけたことで、和気あいあいになっちゃってるよ(笑)
宋墨は、事情を知って匿ったとなれば、四お嬢さまも重罪だと言うけど、竇昭は、私にも守りたい人はいる、危険を冒さねば荘園は守れない、それに定国公は私の敬う方だと。

巻き戻り後、竇昭がどれほど定国公の人となりを知ってたかは分からないけど、巻き戻り前に自分を庇ってくれたあの宋墨が、命を賭けて定国公の仇を討とうとしてたことだけは信じられるって感じね。
誰かが運命に翻弄され、死地に立つことは望まないと、以前の宋墨を思い出して告げます。

その時、荘園には複数の足音が近付いて来てた。
殺気立つ定国軍。でも開いた門から入って来たのは、譚家荘の面々でした。
知らせを得て、宋墨たちが竇昭の荘園にいることに気付いたのね。で、水害の際に助けてくれた竇昭たちの命乞いをしようと、雨の夜中、急いで駆けつけてきてくれた模様。情けは人の為ならず。

それでも、宋墨は陳先生を人質に取ろうとしてた。竇昭はじゃあ、アンタも巌を置いてけよと(笑)
巌がどうなったか知らんけど。

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翌日、無事に出立した宋墨たちのところに、竇昭を調べに行った陸兄弟が戻って、上っ面だけの調査報告をするんだよねえ。巌といい陸兄弟といい、物事の裏が読めない人達。
竇昭は竇家の娘で、祖母は名門の崔氏、竇昭は財産を奪おうとして追放された、だとさ。
宋墨は、自分も父親に追い出された、女が争えば悪い噂しか立たない、彼女は聡明で機転が利き、深窓の令嬢らしくないと言うんだけども。
ここで家族の汚点、伯父の話が出ちゃったな。父親は戸部、伯父は礼部堂官、だから情勢に詳しいのでは?と。

ふん。あんなヤツらなんか当てにしてないし、何の情報も得てないわよ。竇昭は多分、商売のツテで、独自の情報網を持っているはず。だから実家に帰った時も、いろいろ知ってたのよ。
なんで竇昭の商売について、ちゃんと調べられないんだかさ。これもアレか、この世界で女子が自ら商売の手腕をふるうなんてのは、脳筋たちの脳裏には浮かばないことなんでしょね。

宋墨が、定国公と皇帝の思い出の戒尺話をした時、竇昭はそれを捧げて情に訴えてはとアドバイスしてた。一緒に演劇見た時みたいな感じだったし、竇昭の目を昨夜かなり間近で見たけど、それでも宋墨は気付かない。ただ竇昭の自分を見る目が、初対面の相手とは思えないと感じてるだけ。イコール、腹の底が読めないと帰着し、竇家の内情を探らせます。
竇昭が宋墨をじーっと見るのは、宋墨が相手の表情で嘘を付いてるかどうか判断できる人ってのを知ってるからなんでしょうがね。

一方、竇昭は、定国公が死んだら宋墨は過激になると知ってるから、不安でいっぱい。
それでも祖母が安息香を焚いて、ぐっすり眠っていたから何も知らなかったことだけが安心材料。
そこに安素と璋如が、紀詠が最年少で一甲の進士となったこと、竇昭の父親が母の崔氏の救済活動を朝廷に働きかけ、褒賞の申請が通ったことを知らせに。
母と息子の関係が改善されるかもってことで、祖母はこれしきで籠絡されないと言いながらも、息子の好物の雲吞を既に送った模様。

ただ、竇家では、継母が危機感を抱いてました。
母を呼び戻したいという夫に、これでばーさんが竇昭を連れて戻ったら大変だと。
夫にはそんなことはおくびにも出さず。でも義妹には全部話してるんだね。そりゃあ、巻き戻り前の悪辣な娘ならいざ知らず、今の娘には母親の苛烈さが不安となって押し寄せてるでしょうよ。

竇昭の父親も、長いことかかってたけど、五旦那も合格までに10年かかったんだってさ。なのに紀詠は一発で探花ですって。殿試3位ですね。状元じゃなかったのは、10年で首輔となり朝廷の害を除くと言っちゃったからみたいね。やっぱりかー(笑)それで福亭の小役人に任ぜられたから、プライドの高い紀詠は、竇昭に文句いっぱいの手紙をよこすだけで、帰っても来ないらしい。
でもこれで、福亭で何かあった時は、そこに紀詠がいるってコトだ。

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さて、朝廷では、宋墨の指示で事前の根回しが済み、定国公を口々に弾劾する朝臣たち。
雲陽伯、顧玉(グーユー)っていう、皇后の親族なのかな、彼が宋墨に頼まれて、朝臣の息子達に声をかけ、指示を出してました。更にこの計画の有力協力者は内閣首輔の鄔貽芬ね。鄔善のじいちゃん。継母の父親、王行宜(ワンシンイー)も一応派閥だし、お仲間。

あれ、顧玉ってば「ヒカルの碁」の何嘉嘉(ハージャージャー)だね。「大宋少年志2」でも中の人が変わった韋衙内くん演じてた。なんか久しぶりっ。

朝堂の計画は順調に進み、皇帝は整合性のない詭弁だと呟いたぞ。よしよし。
ただし。あのバカ五旦那が、何も知らない癖して余計なことを口走ってしまったらしい。
朝堂を出たところで、五旦那は鄔貽芬から睨まれ、関係のない礼部が余計なことを言いやがって、お前なんぞ、しばらく出て来なくていいってのを、やんわり言い渡され、暇を出されてたよ(大笑)
何言ったんだ、バカモノが。どうせ少々強い言葉を吐いて爪痕を残そうとでもしたんでしょうが。

そして後に分かるこの発言が宋墨に知られ、伯父がアレなら姪もソレかと誤解されちゃうんだよなー。ほんっと、何の役にも立たないばかりか、足引っ張る事しかしない男。

あれっ、また細かく書き過ぎましたかっ。
3話分しか進まなかった。これで5話までですー。
次はも少しサクサクいこう。でもそれだけ面白いってコトでっ。
次回、6話から。
巻き戻り前のクソ旦那、魏廷瑜(ウェイティンユー)登場。

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作品情報

  • 制作 2024年発表 34話 腾讯视频
  • 原題 「九重紫」
  • 原作 「九重紫」吱吱
  • 監督 曾庆杰、郭锋
  • 脚本 贾彬彬、迟晚、蓝天雨、李昱萱、王佳绮

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