南胤最後の公主だった萱(けん)妃の形見を持っていた単孤刀(ぜんことう)が、業火虫を操る術師、風阿盧(ふうあろ)の子孫である、万聖道(ばんせいどう)の封磬(ほうけい)に発見され、南胤復興の思いに取りつかれた。そこまで、李蓮花と方多病は残された手紙等々から推測できました。
とはいえ、単孤刀は別に南胤に思い入れなんてないだろうし、単に自分はこの国と南胤双方の血を引く権力者となる出自だったのか、うは、これで見返せるって、そんな野心で増長しただけよね。
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所感 ネタバレです
子供の頃、李相夷(りしょうい)が弾き飛ばした単孤刀のペンダントが、萱妃の形見の玉だったよ。万聖道の一員である印ってより、もっと根本的な証だったわ。
体にある痣も決め手だったらしいけど、なんで子孫に痣があるのを知ってたのかね。子孫代々同じ痣があるなんてこたー、実際はそうないと思うけど、ま、ドラマだ。そういう設定なんでしょね。
てな訳で、死そのものも計画のうちかと気付いた李蓮花は、漆木山(しつぼくざん)の墓の隣に埋葬した単孤刀の棺を暴きます。
ついこの間まで、薬棺のお陰で生前の状態を保っていた遺体は、白骨化してました。手品かい(笑)
改めて遺体を調べると、着ていた鎧は天外雲鉄ではない偽物、矢じりで欠損していたはずの小指も、遺体のほうは刀で切断されてた。
遺体は骨を砕き皮を剥がれた別人。無心槐(むしんかい)の線香が残っていたのは、その痛みを和らげるためのよう。とんでもないな。
南胤再興のため一旦朝廷と手を組もうとしたのを、李相夷に阻まれた。側近とコソコソしてたのを、劉如京(りゅうじょけい)にも知られた。だから金鴛盟の謀りだと嘘を言って、金鴛盟に殺されたことにした。
角麗譙(かくれいしょう)の笛飛声(てきひせい)への執着を利用して、碧茶の毒と雷火弾で四顧門と金鴛盟双方に打撃を与え、万聖道を急成長させた。
そんな父親の陰謀を知った晩、方多病の前に単孤刀が現れます。
なんかもう、言い分が身勝手過ぎて気持ち悪い。育ててもないし、使えねーと見限ったはずなのに、天機山荘と李蓮花のお陰で立派に成長したとみるや、唯一の血縁だと主張してくる。血を分けた云々っての、中国ドラマでは殊の外多いね。儒教ベースのお国柄。
そこに李蓮花も。
さすがに目の当たりにすると、あんな思いで捜し続けた俺の10年、なんだったんだってのは、クるだろねえ。しかもそれ、余命だったのに。

ぷるぷるするわよ、当たり前よっ。
まあ、今更言葉を交わしたところで、単孤刀の妄執は止めようがない。未だ、勝った負けたに拘ってるのもガキっぽい。
真実を知るほど進むべき道が見える、知れて嬉しい、後悔していないって息子のほうが、ずっと大人よ。
私が巻き込まねば知らずに済んだって李蓮花は言ったけど、そこは違う気がするよ。何度振り払おうとしても、方小宝くんが自ら巻き込まれに来てたよー?
羅摩天氷4つを整理しておくと。
金満堂のは、宗政明珠(そうせいめいしゅ)→万聖道。子虫入りの羅摩鼎(らまてい)もここ。
玉楼春のは、李蓮花と方多病→天機山荘、何暁恵(かきょうけい)に預けた。
黄泉府連泉のは、牛頭馬面→方多病→角麗譙→笛飛声。
最後の1つは四象青尊。でも本人は獄死。一緒に百八十八牢に捕えられていた、妻の両儀仙子(りょうぎせんし)が多分持っている。
ってな訳で、笛飛声が牢を破ったって情報が。
笛飛声がなぜ羅摩鼎を狙うのか、理由が分からないから方多病は恩知らずだと怒り、李蓮花は達観しちゃってるので、まあ、自分の読み違いかーなんて溜息程度で。
そこに、急いで天機山荘に戻れと連絡が入ります。
その頃、笛飛声と単孤刀の話を物陰で聞いてる雪公がいたよ。しぶといな。生きてたんか。
両儀仙子は、笛飛声に破られた牢から出た後、自害したように見せかけ、看守の琵公子(ひこうし)に逃がされてたっぽい。しかも琵公子は、天機山荘の出身らしいよ。
雪公はその足で、異形の巣窟から角麗譙を救出します。こっちも生きてたかー。
預けた羅摩天氷に何かあったかと方多病が李蓮花と駆けつけると、何暁鳳(かきょうほう)の結婚だったよ。だけどお陰で天機山荘は、よそ者が大勢集まる絶好のチャンスとなっちゃってた。
だけどさ、数日前に拾ったどこの誰とも分からない男と荘主の妹を即結婚させちゃうって、どうなってんのよ、天機山荘。
それでも、パパの戸部尚書、方則仕(ほうそくし)と方多病も、言いたいこと言い合ってて微笑ましい。生みの親より育ての親よねえ。
何暁恵から、送り主不明の天機山荘に似たカラクリ箱の中に、天氷が入っていたと言われて開けてみると、中身は空っぽ。短時間のうちに消えたから、盗んだのはきっと来客。
3人は、客を集めて本物を見せ、反応のおかしい人物を探ることに。
念のためにと呼びに行った、ザンバラ髪の展護院、展雲飛(てんうんひ)は、実は李相夷とは旧知の仲。腕の立つ展護院もまた、李蓮花を李相夷だと勘付いたね。お互い知らないフリしてるけど。
でも対面の様子を見て方多病は、あ、知り合いかもと気付いた顔だ。
展護院は、何暁鳳に命を救われ、ケガをしている時だったけど対決して負けたので、そのまま天機山荘の護衛をしているんだそうな。
夜、林の中を歩いていた李蓮花は、展雲飛から江湖流のご挨拶を受けます。
展雲飛は李相夷との約束を守り続けて、髪を結わないらしい。李相夷を旧友と言い、再会を喜んでくれたわ。
李蓮花も、展雲飛がここを離れないのは、何暁鳳に惹かれちゃったからってことに気付いてる。この人が何暁鳳に負ける訳がないから。更に氷片も、展雲飛が保管してた。
新郎は魏清愁(ぎせいしゅう)と言って、見栄えは良いけど腕の立たない男って情報を得て戻って来ると、方多病がやっぱり知り合いだったかと待ってたよ。
昔、どこぞの悪いヤツを捕えた時、縄が足りず、李相夷は展雲飛の髪紐を借りようとした。オシャレだった展雲飛が貸そうとしなかったので、勝ったら借りる、負けたら展雲飛は一生髪を結わないって話になったんだと。アホな賭けに、なんと律儀なー。
客の中で怪しかったのは、邢自如(けいじじょ)という、小遠城の屋敷購入も何暁恵に勧めた男。ビンゴでしょ。でも邢自如の動きには特に不審点はなく、ただ碁石を並べているだけらしい。
その報告を受けた方多病、それが有名な棋譜のものだとすぐに気付く。うお、尚書の息子の教養~。
だけど翌朝。新郎の魏清愁は、血だまりと背中の刺青の皮を残して失踪してしまいました。
結局ね、魏清愁は両儀仙子が術で姿を変えていたのでした。その術を使うと内力を消耗するから武芸はダメになるらしい。背中の刺青は夫の四象青尊が施した、業火虫を操る方法なんだって。
百八十八牢で、看守の琵公子に恩を受けた四象青尊は、亡くなる前、天氷を琵公子に贈った。角麗譙が天氷を狙っていることを知り、10年も前から不信感を持っていたから。災いの種と分かっていて、琵公子は引き受けてくれた。
両儀仙子は、牢を破りに来た金鴛盟と戦って死んだ恩人琵公子の、羅摩天氷を何暁恵へ直接手渡せという遺言を果たそうと、天機山荘に来た。追われていたので、術を使って男の姿になって。
でも何暁恵は小遠城に行ってて不在。何暁鳳に結婚を迫られたので、それなら何暁恵も戻ってくるだろうと承諾した。
カラクリ箱に羅摩天氷を入れたのも両儀仙子。そのまま逃げようとしたら、曲者が入り込んでいるのに気付き、天氷を回収して、何暁鳳の香袋の中に隠した。
初夜の盃に睡眠薬が入っていたのも気付き、自分は飲まずに何暁鳳だけを眠らせ、侍女娥月(がげつ)となって入り込んでいた刺客を、返り討ちにした。娥月の背中に同じ刺青を入れて皮を剝ぎ、遺体は寝台の中に隠して女性に戻り、侍女の衣装を着て逃げた。
さっき入れた刺青が、腫れもなくキレイな皮だったとかってのは、考えない方向で(^m^)
邢自如と繋がっていた娥月は、邢自如の並べていた棋譜を暗号として、連絡し合ってた。
急いで探しに行くと、裏山の温泉で、両儀仙子と邢自如が戦ってました。
何暁鳳が一足先に着き、危ういところを展雲飛に助けられ、邢自如は死亡。
だけどこんな状況 ↓↓↓ を目にした方多病が、意味ありげに笑ってたよっ(^m^)

あら、こんなにイイ男だったかしらとか思ってませんか、叔母サマ(^m^)
内力を使い果たしていた両儀仙子は、全てを告白し、「形を遺し極楽を得、仙となり玉京へ上る」と呟いて、亡くなりました。
これ、刺青の解読に関係するのかな。
そこにあの亀の子大砲と共に、単孤刀が攻めて来たよー。
李蓮花は李相夷だとバラされちゃうけど、何暁恵はびっくり何暁鳳は喜び展雲飛はニヤリ、みたいな。
単孤刀は、万人冊3位の無戒魔僧ってのを連れて来てました。ふん、3位か、陽昀春(よういんしゅん)より下じゃん。
李蓮花の煽りに乗った単孤刀は、場所を変え、2人だけで戦うことに。
異様に内力の強くなっていた単孤刀は、そこでとんでもない告白をします。
修行の正念場だった漆木山に、李相夷の生死が不明だと伝えると、動揺した漆木山は内力の制御が出来なくなり、重傷を負った。だけど全ての功力を単孤刀に与え、助けに行けと命じて力尽きたんですと。
師匠の功力を騙し取って殺したってことだ。
その上さ、助けに行く自分の安否など、気にも留めてくれなかったとか言うんだよ。ほんと、ガキなんだなあ。僕だけを愛してって泣き叫んでる子供。
そしてまた、お前が悪い、だってさ。
誰かを悪者にしないと自分の精神状態もコントロールできない、まさしくお子ちゃまだ。
方多病が助太刀に来たけど、碧茶の毒が解毒されていないこともバラされちゃうし、単孤刀の合図で山荘前で待機していた敵が攻撃を始めちゃった。
押されてた天機山荘だけど、カラクリを作動させると兵隊達はほぼ全滅。亀の子大砲も、一度見ている方多病が作った磁石の矢で、使い物にならなくなったわ。さすがだ、天機山荘の一人息子♪
だけど、それまで様子見をしていた無戒魔僧は意外と強かった。みんなバタバタと倒され、李蓮花が戻って来た時、倒れていた何暁鳳が、飛んで来た笛飛声に人質にされてしまいます。
ただ、何暁鳳のお腹に剣を刺した単孤刀に、笛飛声の顔、あ、何すんだ、だったよ。
この人、女性は殺さない主義らしいんだよね。まだその台詞は出て来てないかな。
方多病は、2つの羅摩天氷を渡すしかなくなっちゃった。
それでも、捕えていたのが笛飛声だったので、2つ目を渡すと同時に、何暁鳳は解放されました。これが単孤刀だったら、そのまま殺されてたよね。
万聖道で羅摩天氷を並べて喜んでいた単孤刀だったけど、羅摩鼎を出した途端、両方笛飛声に奪われましたよ(^m^)無戒魔僧も封磬(ほうけい)も、笛飛声の敵じゃない。
単孤刀は、必要ならしばらく貸してやる、こちらは笛飛声も興味があるだろう忘川花を手に入れたから、返すなら交換だってさ。悲風白楊の第8段階に登るには忘川花が必要っていうのを、角麗譙から聞いていたらしい。
笛飛声が羅摩鼎を使いたかったのは、自分の痋虫(とうちゅう)を排出したかったから。
いやーこの痋って字、ようやく探せたー。石寿村で何度も出て来たんだけど、見つからなくて使えませんでした。
笛飛声の育った笛家では、痋虫を埋め込み、音で子供達を支配してたんですな。だからどうしても当主に逆らえなかったんだけど、虫さえいなくなれば、復讐できる。
その頃、李蓮花は師匠を思って、師匠の瓢箪で酒飲んでました。その上、めっちゃ内力使って剣持って暴れ回ってる。ダイジョブか?
それにしても毎度思うの。口をぽかっと開けて注ぎこむ飲み方、マヌケに見えるー(笑)それが江湖流ってコトなんですかね。全然カッコよくないと私は思うけど、あちらではアレが豪快に見えるんでしょか。
その後、李蓮花は山の上から、刎頸(ふんけい)を向かいの岩肌に投げつけました。天外雲鉄、がしっと刺さったよ。大事に持ち歩いていた法剣との、決別の大暴れだった訳ね。
そこに方多病も来て、命が大事って訴えるけど、もう長い間、死と隣り合わせで生きて来た李蓮花の意志は固く、最期を迎える前に必ずやり遂げたい、単孤刀を阻んでみせると言われて、返す言葉がなくなっちゃった。
李蓮花が、記憶を失った時の笛飛声のうわ言から過去を調べると、西南の死士の養成所で育ったことが分かったんですと。笛飛声の目的が分かれば、天氷を取り戻せるかもと。そして2人は、西南へ。
復讐は、一緒に行くことになるかなと思ったけど、違いましたねえ。

ふふん。笛家に現れた笛飛声がカッコイイわ(笑)
痋虫さえいなければ、この当主自身の腕は、全然たいしたことなかった。笛飛声はあっさりと当主の全身の経脈を損傷させ、そこにいた子供達の痋虫も全て取り出して、子供達を解放します。
はあ、終わったと思った時、閻王尋命が忘川花を盗んで持って来ました。更に業火虫を殺す唯一の方法は、雪山晶塩で溶かすことだと分かったんですって。
それを持って、李蓮花に会いに行こうとした時、角麗譙が。
そこで、なぜか閻王尋命から血が噴き出し、笛飛声の首に傷がつきます。
どうやら忘川花の毒は閻王尋命に注入され、花からは毒性がなくなってたんだとか。その毒を笛飛声も受けちゃったってことのよう。
肖順堯(シャオシュンヤオ)兄さん、マスカケに近い上、とってもくっきりした二重感情線ね。思いの強い情熱2倍の人(^m^)
毒に犯された笛飛声は、単孤刀の連れて来た万人冊1位の浮屠三聖に捕えられてしまいました。
その場で角麗譙は、笛飛声の手足の腱を切るんだよ。こわ。単孤刀でさえ、顔を歪ませてる。
笛飛声は、魚龍牛馬幇って変な名前の組織を作った角麗譙捕われの身に。あー。
さらっと角麗譙と笛飛声との出会いが描かれてましたが。笛飛声、命の恩人じゃん。だからあんなに執着したんでしょうが、こんなに愛しているのに想いに応えてくれないって、そんなの普通のことよ。相手にも意志がある。ホンット、こういう人は根本からおかしい。肖紫衿(しょうしきん)も単孤刀も、似たようなこと言ってたねえ。
李蓮花と方多病が笛家に着くと、外では閻王尋命が絶命していて、中では当主が這いずってた。
2人は当主から痋虫についての情報を得ます。
大は小を制し、母は子に克つ。業火虫は最上位。
刺青に、業火虫母虫の居場所が示してあるのではと考えた2人は、天機山荘に戻ってパパ方則仕の書斎から資料を大量に持ち出し、調べまくります。
李蓮花は折れた剣を持ち続ける展雲飛に、新しい宝剣を贈って、髪を結えなんて言ったりもしつつ。
展雲飛が髪を結い宝剣を持った凛々しい姿だったら、面食いの何暁鳳に選ばれたんじゃないかと思ったのね。展雲飛も男前だし。賭けのせいで、良縁を逃したのは?みたいなセリフが以前ありましたっけ。
そうでなくても、邢自如から助けた時、もう縁は繋がったと思うけどね(^m^)
でも以降、展雲飛はちゃんと髪を結って出て来るんだよぅ(笑)
紋様が神霊を表すものじゃないかと気付いた時、蔵書を勝手に持ち出したなーって、パパ方則仕乱入。でもそこにあった図を目にし、100年前の皇城だと気付いてくれました。
ってな訳で、次の舞台は皇宮だよ。
その頃、単孤刀もまた、羅摩鼎を使って母虫は皇宮だと突き止めてました。
自分は、大熙(たいき)と南胤双方の血を引くと言ってた単孤刀の目的は、母虫を使った皇位簒奪かと気付いた方多病。
2人は、パパ戸部尚書に、皇城司への警備の強化と、皇宮に入り込めるようお願いして、いざ。
だけど方多病は同時に、忘川花で李蓮花の解毒ができると単孤刀が口にした情報を調べさせてました。
陰陽2種ある忘川花は、陰花だけだと真気が溢れて体が破裂して死ぬから、双方一緒に食べないといけない。笛飛声の悲風白楊の第8段階にも、陽花が必要なんですと。
閻王尋命の破裂はソレか。ならもう毒性は無くなってるんだよね?
後れを取ってはいけないと、方多病は、李蓮花を引き止めておけと書き置きを残して、忘川花探しに出かけてしまいます。
とはいえ、李蓮花のほうも一刻を争うので。単身都へ。
天機山荘の屋敷を出て行く李蓮花がスローで映ってたのは、これでもう会えなくなっちゃう人がいるってことかしらん(寂)
その頃、方多病は、警備の厳しい、万聖道の洞窟に忍び込んでました。
忘川花があったんだけど、すぐに封磬が飛んで来て、単孤刀も来ちゃった。罠だったかな。
単孤刀は相変わらず方多病を懐柔しようとするけど、方多病は共闘などあり得ないが、父親なのは確かだと、一度だけ叩頭しました。これでもう負い目はないと。
け。なんで単孤刀が涙目なんだよ。これが最後だと思ったんでしょうけど。
方多病は単孤刀に、千鈞帰元陣(せんきんきげんじん)って穴に突き落とされます。漆木山が作ったものの改良版で、生還した人はまだいないらしい。
過去に名を馳せた英雄達がピーク時の実力で襲って来る幻と、現実のトラップとの組み合わせみたいな、所謂虎の穴的修行陣(漆木山の意図)、あるいは抹殺陣(万聖道の意図)、みたいな場所ってコトね。
でもね、きっといーい具合に方多病の修行場になるだけって気がするよ。また一段と腕を上げて戻ってくるわよ。
方則仕の手配で、都で神医との評判が立ってる李蓮花に、まんまと皇宮からの呼び出しが。
貴人が病なんだって。昭華宮の前には他の医者達がいて、後から西孛(さいはい)国師だって無戒魔僧が来たよ。皇太后の病気を治したとかで、既に入り込んでたよ。
だけど無戒魔僧、あんまり頭良くないんだと思うの。ちょっと都合悪くなると、いちいちきょどった顔になるの。表情の落差がお上手だなあと、見ててニヤついてしまいました(^m^)
李蓮花を貶める言い方をして、宦官に宥められた無戒魔僧は、李蓮花から賭けを提案されます。
どちらが貴人を治せるか、負けた方がここから去る。
先に無戒魔僧が入って行こうとすると、中から花瓶が飛んでくる(笑)門前払いよ。尚も不躾に点穴を施すとか言うと、宦官に無礼が過ぎると止められる。
そこで李蓮花が、私が学ぶは儒医の道、香山の楓が紅葉するように礼を尊びますと声をかけました。
ああ、紅葉て。中にいるのはあの子だねえ(^m^)
案の定、李蓮花だけが入ることを許されました。
李蓮花は、扁額の「昭」の字を見て、昭翎(しょうれい)公主だと分かったらしいよ。
公主は、方多病を探しに行くのを皇太后に認めさせようと、仮病を使って引き籠ってたらしい。
李蓮花が来たのは何かの捜査かと、生き生きして協力を申し出てくれましたよ。
公主は、李神医のお陰で治ったと宣言し、賭けに負けたのになぜ去らぬ?と無戒魔僧に言ってくれたんだけど。
そこに皇太后が来ちゃった。私の恩人を追い出すでない、だってさー。
どうやら国の宝みたいな血域の霊薬を使って、歩けなかった皇后の脚を治しちゃったらしい。そんな宝を使うほど、皇宮に入り込みたかったと。
何か変わったことはないかと聞かれた公主は、皇城司の軒轅簫(けんえんしょう)が急に身元の不確かな侍女達を総入れ替えしたと言います。でもそれは、方則仕の助言で、間者排除に動いてくれたっぽい。
公主は、何かあったら玉華門の典丘(てんきゅう)を尋ねてと、自分の簪を渡してくれました。
そんな話を全て聞いていたのが、陽昀春(よういんしゅん)。
彼は軒轅簫の弟子で、今回の警備強化のために、異動してきたらしい。
だけどそれで大量の間者を失った単孤刀は、無戒魔僧を送り込んだってことみたいね。西孛は元々、大熙の領土を狙っていたらしいので、国にとっても霊薬を使う意味はあった訳だ。
現場を経験して李蓮花のことも知っている陽昀春は、師匠に忠告してくれって言葉に頷くんだけど、軒轅簫はねえ。過剰な警戒など不要、一介の流れの医者の忠告などって態度なのよ。ありがちなプライドぷんぷん。
だけど、李相夷が昔、中秋の名月を眺めに皇城に入り込んだのを、軒轅簫は阻止も捕縛も出来なかったらしいよ。ふふっ。
西孛国師の陰にいる黒幕は、万聖道単孤刀だと言っても、おまえが李相夷か、我が家を救ってくれた万聖道と単孤刀を貶めるとはって、全く聞く耳持たない。コロッと騙されてる訳ねえ。しょーもな。
てか、李相夷と聞いた陽昀春の視線が可愛かったわ(^m^)

え、李相夷?って上から下まで視線が動いたりする(^m^)
翌日の宴で、なんとか皇帝の信任を得ようと思う李蓮花。無戒魔僧はおべっかバリバリで、宮中に玄塔を建てる計画を推し進めようとしてました。
100年前、光慶帝が宮中に極楽塔を建てたら皇子が生まれたって故事から、皇家に福を求めるためだと皇太后。
だけど典籍には何も記されてはおらず、旧址も残ってないんですと。皇帝は伝説だと言うんだけど、今は公主しかおらず、跡継ぎがいないと言われて、仕方なく納得。
そこで、封磬に連れられて、国師の依頼で呼び寄せた蘭竺の匠だと入って来たのが単孤刀だわよ。直接来たか。職人衣裳、似合うじゃん(笑)
単孤刀は流光舎利という、先帝時代に盗まれた宝を蘭竺から大金で買って来たと皇帝に献上し、それを置くために、宮中に塔を建てることを承諾させます。
いやはや、だいぶ準備の良いこと。
無戒魔僧は李蓮花を宮中から追い出そうとするけど、口八丁の李蓮花が無戒魔僧になんぞ負けるはずがない。封磬が口を挟むけど、公主に陛下の前で命を下すとは無礼と言われて黙り込む。単孤刀は職人だからここでは口を開けないしねえ、ふ。
玄術で占うと言った李蓮花の口八丁はまんまと成功し、皇帝は李蓮花も無戒魔僧と一緒に塔の建設地を選ぶよう命じます。
あちらは3人も揃ってたのに、李蓮花を追い出すことはできませんでしたとさっ(^m^)
ってことで35話まで。
この後、宮中では、母虫と共に国を揺るがす秘密が見つかってしまうんだよー。
作品情報
- 制作 2023年発表 全40話 爱奇艺
- 原題 「莲花楼」
- 原作 「吉祥纹莲花楼」藤萍
- 監督 郭虎(沈香の夢、美人骨、運命の桃花~宸汐縁~)、任海涛(沈香の夢、雲間の月は輝きて ~運命の恋人~、運命の桃花~宸汐縁~)
- 脚本 刘芳(琉璃~めぐり逢う2人、封じられた愛~、長安 賢后伝)、王威、李惠敏、程妤
人物相関図

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