あらすじ
兵部尚書・宋凉（そうりょう）の謀反を暴いた高秉燭。しかし内衛に捕らえられ、不良井を救いたければ宋凉と結託した罪を認めるよう武攸決に脅される。この事案の調査を皇帝から任されたのは晋（しん）王・武慎行（ぶしんこう）だった。武慎行は従弟である武攸決に、宋凉の身柄を大理寺に移すよう指示する。一方、武思月は高秉色を助けるため百里弘毅の協力を得て、消えた王登成の行方を追う。
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ネタバレ感想
煽りまくる宗凉(そうりょう)の喉元に、短刀を突き付けるアーラン。
武思月が、殺せば糸口を失う、宗凉の思うツボだと叫びます。
百里公が息子を下手人にさせたいと？
これが効いたと思うわ。
宗凉は法が裁く、殺せばコイツと同じだって言葉を聞きながら、ぼろぼろと大粒の涙を零して、アーランは思い留まりました。
高秉燭は手戟の刺客を追って、不良井の中へ飛び出して行きます。
土地勘のある高秉燭が近道しても、必死で走っても、戦っても、ほんっとこの手戟の刺客は強いし、すばしっこい。なんなんだ、いったい。
なんとか抑え込んで、もう少しでその覆面を剥ぐというときに。
まーんず間が悪い。李北七達が突入してきて、あろうことか高秉燭を抑え込んじゃったわよ。
バカか？ほんっと、バカなんか、内衛。
春秋道の刺客だ、捕えろって、高秉燭は叫ぶんだけど、この人が捕まえられなかったんだから、内衛のモブ達になんかにゃー無理デスよ。
李北七も、高秉燭よ、観念しろとか、見当違いのこと、エラそうに言うしぃ。
いっくらアンタ、個人的に気に入らないって言ったってさあ。
こういうことが何度も何度も起これば、どうせ今までのやり方で無理ならばと思うようになるわよ。ここから数話あとの、高秉燭の決意もむべなるかなと思わされます。何より武思月以外、内衛も信じられないんだもんなあ。
その頃、どこかの誰かが、伝書鳩を飛ばしてました。誰だ？なんだ？
内衛府に捕えられた高秉燭。武攸決(ぶゆうけつ)がもっともらしく罪状を告げております。
宗凉と結託して不良井を売った罪まで被せようとしてるな、この男。
高秉燭に全部押し付けて事件を無理矢理解決ってことにして、更に武思月から引き離そう作戦なんでしょうが。だーから、最初から気に食わんのだ、この黒兄貴は。この人にとっては、高秉燭に罪があろうがなかろうが関係ないんだと思うんだよ。そういうことをしでかしそうな顔なんだよぅ(笑)
勿論、高秉燭は全部でたらめだと言うんだけども、黒兄貴は、それくらい分かっていると答えましたよ。うわ、やっぱりだよ。もう奉御郎なんて呼んでやらない、黒兄貴で充分だ(^m^)
死んでほしい。おまえの命などどうでもいい。妹を守りたい。
だそうです。へーえ。
阿月とは寄り添って生きてきた、唯一の家族。今日までどれだけ白い目で見られて屈辱を受けてきたか。一番の願いは、妹にいい連れ添いができること。叶うなら、この命と引き換えにしてもいい。
おまえがそれに値するとでも？逆らうことのなかった妹が、おまえのために幾度となく私を騙した。自分の命さえも顧みない。おまえにその価値があるのか。
黒兄貴の言い分の前半はさあ、そのまま不良井の人達の悔しさにも繋がるんだよね。け、そんなの、オマエだけじゃないよっていう。不良井のみんなにだって高秉燭にだって、大切な人はいるし、とてつもない屈辱に耐えてきている。
だけど、自分は皇帝と同じ「武」姓。不良井の住民は罪人の家族や子孫だってか。
価値ってなんだよ、人の命はみな、等しく平等だよ、バカもの。
時代背景ってのは当然だとしても、ほんっとーに、この理屈は気に入らねー！ぺぃぺぃっ。
私怨を晴らしている場合か？と高秉燭は言います。ほんそれ。
キミの原動力も私怨といえば私怨だが(笑)
宗凉の謀反には裏があると言っても、やはり罪は認めんかと、話の通じない黒兄貴は、不良井を潰すと脅します。うわあ、真っ黒。内衛の長として、この謀反の裏を暴くのは当然のことだろうに。
あ、この人もまた、その実、反皇帝派だったりするの？
唯々諾々として従ってみせてはいるものの、密かに力をつけることを目論んで我慢してるだけで、もしかして同じ「武」姓、自分が皇帝になったっておかしくないとか、思ってる？
だしとたら、宗凉の謀反の裏なんか暴かなくてもいいよね。むしろ関係者生かしておいて、失敗前提で引っ掻き回して欲しい。そうすれば漁夫の利を狙いやすい。そのためには、現状さまざま被って死んでくれる駒が必要。
当然、高秉燭は怒りますが、黒兄貴は、英雄になりたければ罪を被れと言いました。
おまえ１人が死ねば、不良井の者どもは命を繋げる。選択肢はない。
はー、胸糞悪い←失礼。ずっと気に入らなかった黒兄貴が本当に黒かったので、筆が進みます(大笑)
武思月は急いで内衛の牢に駆け込んできました。
黒兄貴に、高秉燭に罪はない、結託したのは王登成だと訴えますが、とにかく排除したい黒兄貴は、証拠は？とか抜かします。そして、高秉燭は自ら認めたと嘘八百。
ここまでくると、妹を守りたいじゃなくて、管理して思い通りに操縦したい、だよね。
黒兄貴は、２人が結託したかどうかなど陛下はご関心がない、求めるのは真相ではなく結果だと言いました。うん、この言葉も結局のところ、皇帝を侮る発言だと思うし、続く、我らは武氏一族なのだぞってのも、自分が皇帝になるって野望を隠してるんだと思えば。
陛下の求めに応じよと言われても、ショックを受けてる武思月は返事もせず、高秉燭の牢へと駆けていきます。
黒兄貴、思うように妹が動かないことに、悩む顔だけども。そもそもそんなのハナから無理よ。何も知らない深窓の令嬢じゃないんだ、アンタの妹は。
武思月に、なぜ罪を認めた、どうかしてると言われても、高秉燭はだんまり。認めてないけど、アンタの黒い兄貴が俺を殺したくて勝手に話を進めてるんですぅとは、言えないわな。
詰め寄る武思月に、俺が宗凉と共謀した、おまえが知らないだけと呟く高秉燭。
じゃあ、なぜ宗凉の謀反を警告し、阻んだと言われてしまい、ちょっと言葉に詰まる兄さん(笑)
だけどさ、何があった、私が相談に乗るって、あーた、知らないこととは言え、おまえがソレいうかあ…だよなあ。
罪を犯して罰を受けるのは当然、去れと言われても、何があったのか、教えてくれと武思月は退きません。そこに李北七が黒兄貴の、早く戻れの伝言を伝えに来ました。
武思月は、王登成を捜すと飛び出して行きます。奴を捕えて罪を認めさせると。
止めようと叫ぶ高秉燭だけど、一本気の武思月は止められないよー。
陛下の元では、晋王、武慎行(ぶしんこう)が、だらだらとおべっかを使いながら頭を下げていました。
そんな話を聞くために呼んだのではない、宗凉の謀反をどう見ると陛下。
確かに腑に落ちぬ点は多いと晋王。
この人も兵部尚書を経験してるんだそう。もしそちが宗凉ならと陛下が言いかけると、晋王は慌てて、それはだいぶ昔のことで、私はっ…みたいに、疑われまいと慌てる小者(笑)
陛下は呆れつつ、宗凉の謀反の動機を聞いていると言います。
宗凉は軍の出、軍功によって昇進、朝臣とは交流せず寄る辺もなく皇帝だけを天と仰いだため、兵部尚書に抜擢された。徒党を組まない人だったからの抜擢らしいんだけど。
徒党を組まず、皇帝の恩恵だけに頼る者が謀反を企てるだろうかと晋王が言うと、陛下はにっこりして、よく見えておる、と。
いやあ、その宗凉に、妖后と呼ばれてましたでー？皇帝とは認めてなかったのよ、あの人。后って言ってたのよぅ？
本件に関わる全ての者を洗い出すのだと、陛下は武慎行に命じました。
それから楊煥(ようかん)に、まだ跪いておるのかと聞きます。
外は暗いのに、東川王がずっと跪いてたんですねえ。聯昉(れんほう)が宗凉の謀反を察知できなかったからか。
好きなだけ跪かせておけと陛下。
うーん。
というかだね、陛下。かなり見誤っていると思われますわ。
出て来た晋王は、こんな時間までひたすら跪くとは、何をしでかした？なんて声をかけるんだけど、聯昉の公子楚がこの人だってことは、晋王も知らないんじゃないかな、この感じ。
おまえは一番陛下に愛されている、自尊心のためにご不興を買うなと言われて、ごもっともですと東川王。かわいそーに。とは言え、まだ内部の間者をあぶり出せないんだから仕方ないか。
晋王は、何やら楊煥と内緒話をして去っていきます。
楊煥は東川王に、今日はお帰りくださいと伝えました。
東川王は、宗凉が動く前、何者かが韓冬青(かんとうせい)を殺し、聯昉の注意を逸らした、とはいえ私の不手際、聯昉はお咎めなきようと言うんだけど、楊煥は、今更遅い、と。
どうやら以前、聯昉の廃止が議論された時に、陛下は子孫の中で一番のやり手の東川王に聯昉を託したらしい。東川王なら安全だと、そこには強い信頼があったってことね。
だからこそ、ぼやぼやしてないで早く鋭い耳目に戻さないと、公子楚(こうしそ)の職をすげ替えなくてはならないと楊煥は釘を刺します。
宗凉の謀反の件は、晋王が調査を命じられた、聯昉は介入せぬこと。そう言って楊煥は去りました。
晋王なあ。むしろ野心たっぷりに見えますけどねえ。
陛下との話の合間にも、妙に何度も楊煥が映っていたので、晋王とこの人の間には何かあるのかも。
そういえばこの晋王、中の人は、琅琊榜の紀王でしたね。あちらは、にこやかな外面だけど、ここまで無事に生き残ってるんだから、それだけの人じゃない、中身はよく分からないって人だった。こちらのほうが腹黒そう。
と思ったら、あらま、早々に出て来た。楊煥と晋王は繋がってましたわ。へえ。
楊煥はこの人の何を見込んだのか。単純に「李」より「武」につくべき、なのか？
暗流が潜む今は会いに来ないでって言ったでしょうって、楊煥の言葉はつっけんどんなので、さほど熱はないのか、心を寄せているんじゃなく、見張ってる感じなのか。
とはいえ、陛下のお心は煥相が一番承知だ、だから宗凉の一件をどう調べればいいか、指南してくれないかと頼られて、まんざらでもなさそうなんだよね。
楊煥は、宗凉が日頃誰と交流があったのかをなぜ武氏が調べるのか、宗凉が死の前に誰の名前を吐くのか、容疑が懸かる者の身柄も押さえた、宗凉との関係をしかと洗い出すのね、と言います。
「なぜ武氏が調べるのか」が大事なんでしょうが。寵愛されていた李氏の東川王が危うい今、武氏としてのチャンスなんだよってことかな。
で、晋王と黒兄貴の密会ですわよ。２人は従兄弟？
内衛は手柄を立てた、武氏としても陛下の前で顔が立つ。分家でも、武攸決、武思月兄妹は最も苦労したが、今や誰より前途は明るい。この先、武氏はお前たちが頼りだ。
この「最も苦労した」時、この人はどれだけ手を差し伸べていたのか分かりませんが、今や、黒兄貴を血縁として、がっちり取り込んでおくのが吉と、晋王は見ていると。
黒兄貴は、ホントなんだかわざとなんだかわからん咳をして、滅相もない、この体では迷惑にならないだけで充分ですと言います。
目下朝廷では２つの尚書の座が空いていると晋王。工部尚書と兵部尚書ね。
そこで陛下に推挙しようと思うが、ひとつはお前でもいいかと。
ちょっと慌てた様子の黒兄貴の言い分はだな。
今や我ら武氏は一流の名家。私を高位につける必要があるのか。
用件があるなら、単刀直入に言ってくれ。
尚書の座も取り引きの道具。それをチラつかせて、晋王にはやらせたいことがあると。
でも黒兄貴が狙っているのは、別に尚書なんかじゃないんで。みたいなのが本音？
晋王は、宗凉の背後には何者かがいると言いました。
陛下の天寿には限りがある。崩御後を最も気に掛けるのは？
私が思うに、東宮だけだ。
発言は慎重に、証拠があるのかと言われた晋王は、証拠ならあるだろう、高秉燭という下手人がいると答えます。
5年前に現東宮を助けたことがあり、今回は宗凉と結託したってシナリオを黒兄貴に書かれちゃった高秉燭。この双方を結び付けて、李氏の東宮に罪を被せて排除し、陛下亡き後も武氏が皇位を継いでいくって流れにしたい訳だね？
ただ、内衛が調べただけでの証言では弱いので、高秉燭を憎んでいる大理寺の高昇(こうしょう)を使って、更に話を強固にしたいと。高昇の元に送れば、とにかく罪を着せるだろうから、こちらは静かに待っていればいいだけ。
尚書の座をチラつかせてさせたかったことは、東宮失脚の陰謀に加担しろ、か。
晋王も、宗凉と本当に結託したのが誰だとか、どうでもいいみたいよ。腐ってる武氏…
大理寺では、ボロボロの宗凉の前に、高昇が立っていました。
心残りはないか、私がかなえてやると高昇。
宗凉は、死んで悔いなし、心残りはお前たち走狗の首を落とせなかったことだと言います。
高昇はそれだけ重用されていながら、どうして謀反などと寄り添う姿勢を見せ、黒幕を吐けと言うんだけど、九族皆殺しが家の断絶がなんだと、宗凉は揺らぎません。20年前に、武則天が自分の命を繋いでくれた人の墓を暴いて、亡骸に鞭打ったことや、周囲の邪魔者を殺して即位したこと等々を挙げて、あんなの玉座についているだけの妖婦だって言う。
高昇は諦めて、去って行きました。
百里家では、アーランが傍らに七娘を従えて、祖廟にお参り。
我らの婚姻は両家の決めたこと。父は死に、巽山公は罪を認め自害した。
この婚姻はと、アーランが言いかけると、七娘が、私を追い出すのねと言います。
アーランは、七娘は百里家のために身を粉にした、離縁しても百里家の財は渡すと言うんだけど、七娘は、財など求めないと。
くどいと思うけどやはり聞いておきたい、叔父上の所業でなければ私を受け入れた？
アーランは、君は巽山公ではない、君を恨んだりしない、ただ私といても時間を無駄にすると言いました。
七娘は、その言葉だけで満足、まとわりついたりしない、離縁状を貰えればすぐに出て行くと、涙を堪えて言いました。
そこに、武思月から連絡が入ります。
アーランは申非を連れて、武思月と共に白浪の家。
なぜか立体パズルをしながら、王登成を捕えれば、高秉燭は無実になるのかと聞いてます。
難しいという武思月に、じゃあなぜ協力させようとするのかと。
武思月は可能性に賭けたいと言いました。高秉燭がいなければ、もっと犠牲者が出た。
で、アーランのパズルを取り上げて、見殺しにはできないって強めに詰め寄りました。
うは。なんか分かるー。そんなんしてないでちゃんと聞けっていうな(笑)
けど多分アーランは、苛ついてたり、考え事してたり、どうしていいか分からなかったりする時に、こうして手を動かすんじゃないのかなー。
溜息をついたアーランは、パズルを取り返して聞きました。
高秉燭の母親は王登成の手中にあるのか？
武思月は不良井にはいなかったと言います。
アーランは、王登成が攫ったならば、高齢の母親を城外に出すには、馬車を使う、城門の記録を調べれば追跡できると推理。
不良井から近い城門は４か所。
申非や白浪も動員して、城門の衛兵にお金を握らせて聞き込み。
アーランと武思月は白浪の家で地図とにらめっこ。
その間に、内衛では、高秉燭は結託を認めたのに、大理寺に手柄を譲るなんてと李北七。晋王の仰せだから、たとえ大手柄でも譲らねばと黒兄貴。
ようやく白浪が微安門で、王登成が老婆を連れて出た記録を見つけ、伝書鳩を飛ばしました。
アーランと武思月は、翠雲峰だと見当をつけ、伝書鳩の籠をぶら下げた武思月が馬で急行します。
途中のポイント数か所で、確かに王登成は目撃されていました。
それらの情報から、沢燕峰だと、居場所を割り出すアーラン。
沢燕峰にある建物の庭で、王登成は高秉燭の母親に薬を飲ませていました。
武思月を認めると、母親を家の中に戻し、王登成は、今更逃げようとは思っていないと言います。
ただ、母親がかわいそうで。外の日を浴びたことがないと。
高秉燭の母親は、親を亡くした王登成を息子同然に迎え入れてくれたんだそう。
でも高秉燭が不良井から追放された年に患い、人の判別もつかなくなって、王登成のことを高秉燭だと思っているらしい。
王登成は、もう腹をくくっている、自分が行けば高秉燭は助かるのか、みたいな態度で武思月に接するんだけど、鋳兵坊での表情を見ちゃってるから、いまひとつ信じられませんわな。
でも武思月はそこには居合わせていないからねえ。さすがに勧められた水は飲まなかったんだけど、テーブルの上の香炉には、眠り薬みたいな香が焚かれていたようです。倒れてしまう武思月。
王登成は、高笑いしながら叫びました。
俺の命は物の数に入らないのか。なぜ俺たち不良人はネズミのように薄暗い場所で生きなくてはならないのか。それほど卑しい命か。お前たちが決めたんだ。だから生きる道を模索しただけ。何が悪い。
うーん。似たような希望を持っていたかもしれないけど、高秉燭と王登成とは、やっぱり違うなあ。
不良井そのものに対する愛情が、高秉燭とは段違いだ。
アーランは、武思月からの連絡が途絶えたことで、何かが起きたのを察します。
申非を置いて、ひとりで街に出たアーランは、紅綃坊(こうしょうぼう)に。
最初の時は、あーんなにぷるっぷるしてたのにね。慣れたのかしらん(^m^)
店の中を探し、目当ての人物を見つけると、護衛に止められます。
百里弘毅(ひゃくりこうき)より用件がと伝えると、目当ての人物、東川王が通してくれました。
アーランは、東川王のチャライお芝居応対には全く迎合せず、言いました。
ある方を捜しているのです、聯昉、公子楚を。
東川王は酔ったふりのまま、周囲の人達を遠ざけ、公子楚に会いたくてなぜ私の元へ？と言うんだけど、アーランはマイペースで話し続けます。こりゃ、とっくに気付いてた？
月華君は王登成を捜しに行き、捕らわれた。公子楚の手で、大理寺から高秉燭を救って欲しい。
東川王は、奉御郎に頼めばいい、なぜ聯昉なのだと言うんだけど、アーランは、王登成に辿りつけるのは高秉燭だけ、月華君の単独行動ゆえ、奉御郎に知られれば騒動になると答えます。
では、なぜ私に協力せよと？と聞いた東川王に、アーランが少しだけ表情を緩めました。
東川王は風流人として名高い、きっと情に篤いでしょう。月華君の危機だ、きっと公子楚は見捨てないはずでは？
東川王、酔っぱらった芝居が上手くて、そんなに褒めんなよっ(^ー^)m みたいな仕草も変にカワイイ(笑)
ただこれで、アーランが見破ってるのはバレたねえ。
でもきっとこの人は、アーランの頭の良さも認めて、助けてくれると思うぞっ。
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