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風起洛陽 第20話「2つの涙」あらすじとネタバレ感想

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風起洛陽
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目次

あらすじ

間者が漏らした情報が明らかになり、高秉燭は韓冬青が殺された日の内容に注目する。そして、その情報の送り先と武思月からの知らせにより、追い続けてきた手戟の刺客・十六夜の正体を悟る。無言で対決に向かう高秉燭だったが…。一方、自ら仕向けて内衛の牢に入った百里弘毅は、李済(りせい)という青年の話から、父を殺した毒が再び使われたことに気づく。

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風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~ 2024.3.20現在のリンクです

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ネタバレ感想

夷則(いそく)善巧は、華慶之(かけいし)って名前なんだね。
公子楚に凄まれても、一切吐かないらしいんだけど、善巧になってから漏らした情報の内容は集まったみたいです。その情報の中に糸口があるはずだと。ここに並んでるのが、聯昉特製の青藤紙って青い紙ね。
韓冬青(かんとうせい)の殺された、6月23日前後が鍵だと確認する高秉燭は、「6月23日法善寺で参拝客が騒ぎを起こし、3人が重傷」との情報を見つけました。

高秉燭が、武思月とアーランと行ったあの日、そんな騒ぎはなかったのよ。韓冬青が殺されただけで。
公子楚は、その参拝客とはお前たちのことかもと、この情報の送り先を調べさせます。

内衛の体術訓練を見学するアーランは、ぺったぺったと手を叩いて、いいぞ♪だって(笑)
で、相手に集中しろとか、腰を落とせとか、戦場で気を散らせば死ぬぞとか言って、アンタが邪魔したんだろと言われてます。少々ニヤッとして次。

風起洛陽
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すんっとしたまま、ぺったぺった。両脇の、なんだコイツ顔よ(笑)

高秉燭のところには武思月が来ていました。
姐さん、硬ーい表情だねえ。も少し取り繕えないんだろか。ツンケンしたり嫌味言ったり意地張ったりしないで、冷静に何事もなかったように振舞ったほうが、プライドの高い大人の女として胸張って見えると思うんだけど。
この人の年齢設定、いくつなんだろ。中の人の年関係ないからなあ、中国ドラマ。ビジュアル見て、大人なのに、何この反応とか思うと、結構な少年少女だったりするんだよね(^m^)

同時に話し始めてしまって、武思月はお先にどうぞと言います。
間者を捕えたという高秉燭に、聯昉の話は私に関係ないと武思月。
奴のせいで韓冬青は死んだ。敵討ちは半分済んだと言えると高秉燭。
そうよね、あの時、あれほど落ち込んだのは誰だい。だから教えてやったのに。

韓冬青の死が心にのしかかってるだろ。息も出来ないほど辛いはずだ。心の荷が少しでも軽くなればと。
そう言われても、あなたには関係ないと返しますよ、この人。
今更、気遣うようなことを言うなってことなんでしょうが、いろいろと対応間違ってる可愛げのない女っていうんだろうなあ、こういうの(笑)

高秉燭は、ぎゅっと拳を握って、話せと言いました。
十六夜はおそらく女だと武思月。高秉燭は驚いて目を上げます。
そこに慌てて跳び込んで来たのは安白檀。高秉燭に何やら情報を渡しました。
ふっと目を逸らした武思月。
何よ、聯昉で女とべったり…っての混じってるんだろうか。下衆の勘繰りでしょうか(笑)

安白檀から渡された紙には、積善博坊(せきぜんばくぼう)と書かれていましたよ。6月23日の情報の送り先。
うわあ。高秉燭が長年お世話になってた、あの、傷口ふぅふぅの女将ー。
さすがの高秉燭もショックを受け、黙って踵を返します。
武思月が追おうとしたけど、安白檀に止められました。
月華君、公子楚がお呼びです。

公子楚は、韓執事のことは高秉燭から聞いたかと聞きました。
聯昉に関わる機密ゆえ、何もと武思月が答えると、今日は共に韓執事を見送りたく招いたと、公子楚は韓執事に関する情報の書かれた冊子を渡します。
似顔絵とか年齢とか書かれてますね。鳩の絵はなんだ?
でもこれも聯昉の膨大な書類の1つに過ぎない、10年後は誰も韓執事が存在したことなど覚えていまい。

武思月は涙を浮かべます。
聯昉の執事はただの職位だと言われる。私のために命がけで聯昉を支えるためだけの存在だと。
そういう公子楚に、武思月は、だけど韓執事は韓執事です、この世に1人しかいないと言いました。
公子楚もそう思ってるんだろうけど、聯昉の長としては、執事とは言え歯車のひとつってことなんでしょうな。哀しいな。

人の生涯など、薄い冊子に過ぎぬと言った公子楚に、武思月は、必ずや凶徒を捕え、韓執事の魂を慰めますと言いました。
この世で最も貴いのは民だと公子楚。
聯昉は陛下の耳目だが、他の者も守る。見つめるのは天下の万民。民を守るためなら、たとえ10の春秋道があれど、後には引かぬ。
そう言いながら、韓冬青の似顔絵の下に書いた文字は「忠良仁勇 剛正信達」
日本語に訳さなくても、これは漢字の意味で分かりますな。

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さて、内衛府はアーランに振り回されていました(笑)
お願いしますよー、何アイツー的に、口々に李北七に訴えるみなさん。
捜しに行くと、アーランは回廊に立って中庭を眺め、構造に問題がある、ケガをしやすい、組み物にも問題が…なんて言ってます。
李北七は、内衛府を出たいからアーランが理屈で嫌がらせをしていると思い、それでも諦めろと言うと、アーランは平然として、では散歩を続けると行っちゃいました。
ギリギリしちゃった李北七は、牢に入れろと叫びます。だけど、負傷させるな、と付け足して。

内衛府の門前では、門番に七娘が止められていました。
夫は何の罪で拘束されているのかと心配そうですケド。ちょっと放っといてやってください。アーランは安全な場所で、生き生きして嫌がらせしてるので(大笑)
だけどやり過ぎて、牢に入れられてしまってるけど(^m^)
とはいえ、何度も言うけど一番の問題は、全部アーランがこの子を蚊帳の外にしてるせいなんだからね?
でもま、離縁して清々したいと思ってる気持ちがあるうちは、無理かなあ。

アーランの入れられた牢の隣には、天香楼というところにいた李済(りせい)という男がいました。
お、中の人は「山河令」忠犬、韓英(ハンイン)ですよっ。

胡人を殺したのは私ではないと、李済は李北七に訴えますが、聞き入れては貰えません。
むうっとしつつ座り込んだアーランに、アンタは何の罪で?と、李済が話しかけてきました。
何もしていないと言うと、何もしてなくて牢に入るかと言ってから、私は殺しの罪だが無実なんだと。
押されただけで、七穴から血を流して死ぬか?

それを聞いたアーラン、興味が沸いちゃった(笑)
李済は、検視人曰く、臓腑が腐っていたと、絶対おかしいだろと言います。
アーランは、百里延に盛られた沙遅蛇毒(さちしゃどく)と同じだと気付きます。西域で採れる奇怪な毒でペルシャ人が殺されたのだ、と。

骸に外傷はと聞くと、臓腑だけが腐り、死後10日過ぎのような状態だったと。
古傷もなさそうだったし、病人でもなさそうだった。
アーランは、その胡人の名前と骸の場所を尋ねました。
ここから沙遅蛇毒の謎解明へと~。

そして、積善博坊。
久しぶりに小綺麗な身なりで現れた高秉燭を、全てを悟ったような顔で二階から見下ろす女将の窈娘(ようじょう)。
うっすらと微笑み合って降りて来た窈娘は、高秉燭の肩に手を伸ばしますが、高秉燭はそれを避けました。
それでも普段通りに接してくる窈娘に高秉燭は、酒を飲むかと言います。
窈娘は、上等な葡萄酒をとってあるのと言い、今日は店じまいよと、人々を追い出しました。
くぐってきた修羅場の数も質も立場も違うとはいえ、武家のお嬢様より女将の腹の括り具合のほうが潔いなあ。そしてこの後のシーンでも、大人な2人の愛憎入り乱れた会話が続くんですよ。

風起洛陽
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黒兄貴のところには、やだもう、七娘が突撃。
罪のない夫が内衛府に監禁されている、お助けくださいだと。安全のためなんだよぅ(泣笑)
李北七は気まずそうだ。武思月は保護しろと言っただけだけど、牢に入れたのは自分だしな。
黒兄貴の無礼なってのは、どこに向かって?
書類投げてたから、牢に入れた李北七に対して?

アーランの牢には、黒兄貴と李北七が来て、出して貰えました。
黒兄貴は、悪かったなって言ってるけど。李北七、ちゃんと武思月の意向を伝えたのかーい?
アーランは、ちょいと李済を気にしつつ、出て行きます。

人のいなくなった積善博坊で、窈娘から葡萄酒を渡された高秉燭は、いつも最高のもてなしで安心できる、ありがとうと言いました。
知り合って何年だと聞かれ、7年5ヶ月と3日よと、スラスラ答える窈娘。記していたのか覚えていたのか。並々ならぬ思い入れ。
これ、窈娘には、あの5年前の事件よりも先に、出会っていたということ。
あの日、高秉燭だけとどめを刺されなかったのは、やっぱり。

当時この賭場はもっと小さくて、主は窈娘の夫、康九郎という人物だったらしい。でも多額の借金を残して蒸発。その後、店を建て直し、ここまで大きくしたのは窈娘の手腕。
君も苦労したなと言われた窈娘は、友人の助けがあったからよ、特にあなた、と。笑う高秉燭。
当時高秉燭は、窈娘の代わりに酒を飲み、ツケを取り立て、誰かがここで騒げば窈娘を守っていたらしい。感謝していると窈娘は言って、葡萄酒を飲みます。

てか、もう、誰がどう見たって別れの前の語らいね。
お互い全てが分かっていて、だけど今までの交流にも嘘はなかったんだってことも分かっていて。
高秉燭ならば、刺客が命令に背けば、それは即ち自らの死を意味することも、そんな中で自分だけが生かされたことも、分かっていて。

聯昉に入ったと聞いて、知ってると笑った窈娘。
華慶之が十数年潜んだ場所だ。
あなたは韓冬青の後任よね。

本当に君か?
そうよ。私なの。
なぜ俺を生かした?
忍びなくて。

5年前、兄弟分が全滅する中、俺だけが生き残り、大理寺の間者、陳闕(ちんけつ)が殺された時も俺だけが生かされた。その事実を疑えど、考えたくなかった。
窈娘、俺のために、苦心させたな。

この日を待ちわびたわと窈娘は言いました。
これであなたに、隠さずに済む。

付き物が取れたようなすっきりとした笑顔に、高秉燭の目は潤んでます。
今までは、癖の強い姐さんって感じだった女将が、本当に美しいんだわ。
まずは私の話をさせてねと言った窈娘に、聞こうと答える高秉燭の目も優しいよ。

窈娘の父親は、米一袋と引き換えに、幼い窈娘を春秋道に売った。
父は一度も振り返らなかったと笑う窈娘に、高秉燭は涙を流します。

春秋道は、窈娘のような子を100人以上集め、自由を奪い武術と殺人を教えた。
最初の任務は、他の仲間達を殺すこと。残り3人になるまで殺し合うこと。
残るなら自分と誰かと考えたけど、面倒になって戦いまくり、残ったのは窈娘1人だった。
その時、人の命には貴賤も善悪もない、生きて任務を果たせるなら何人殺しても構わないと悟った。

高秉燭は、窈娘の夫、康九郎も標的で、蒸発したのは窈娘が殺したからだと気付いてたみたい。康九郎も春秋道の使徒で長年神都に潜入してたけど、任務に失敗して刺客の十六夜に殺されたワケね。それは掌秋使の命。

そんなある日、高秉燭に会い、窈娘は別の生き方があると知った。
借金取りに囲まれていたところを救ってくれた高秉燭に、多分一目惚れしちゃってるよね。というか、この人は今まで、人から体を張って守られたことなんてなかったんだろう。

当時の高秉燭は、その実、人を殺したこともなく、ただ虚勢を張って助けただけだったらしい。
愚かだった、自分の力量も弁えず人殺しを助けるなんて、虚勢だと分かってたんだろうと高秉燭が言うと、窈娘はゴロツキを脅しただけでしょ、殺しの経験はない人なのに、見ず知らずの私のために覚悟したのかとって。
高秉燭が笑い出します。哀しい大笑い。窈娘も笑います。涙を流して。

感動したわ。でも遅かったの。もう止まれなかった。
5年前、あなた方は来るべきではない場所に、と窈娘が言いかけると、高秉燭は豹変し、俺の兄弟分を語るなと怒鳴ります。

窈娘の回想シーンを見ると、瀕死の状態で都に戻って来た高秉燭を引き取って看病したのも、窈娘だったんだねえ。

窈娘の両手首を掴み、この両手で殺したんだなと高秉燭。
親友だと思っていたのに。
そして君はあの親子も手にかけた。
林仲親子ね。密告者を除けと窈娘の元には指令が入ってた。

陳闕を殺した時、手戟を残したのは高秉燭に調べさせるため。
素材が奩山(れんざん)の銅だと分かれば、確実に百里延の関与を疑う。そして百里家に忍び込ませたところで百里延を殺し、高秉燭に罪を着せた。
3話で、百里家の婚礼に忍び込めないかと、高秉燭は窈娘に協力させてましたよね。
その後4話で、店で船乗り達に騒がせ、高秉燭を船に行かせたのも窈娘。そして自分も行って戦い、十六夜は死んだと思い込ませようとした。

怒鳴りながら順を追う高秉燭に、そうしないとあなたは死んでいたと叫ぶ窈娘。
あなたは幾度も私の前に現れ、春秋道の計画を乱した。他の者ならとうに殺してた。
でもあなたは諦めず、身代わりにも騙されなかった。
十六夜ならあなたを何百回も殺してる。でも窈娘がさせなかった。

お前の苦心は良く分かった。
でも全て、見破られたわね。

その襟元を掴み上げた高秉燭を、顎を上げて挑戦的に見下ろす窈娘。
だけど2人とも、気付けば涙を流していて。
窈娘は高秉燭の涙を拭ったけど、高秉燭の手は窈娘には触れず。
窈娘ではなく、十六夜と呼ばれた窈娘は、待っててと言って奥に入っていきました。

聯昉にいた武思月は、安白檀に高秉燭の居場所を尋ねてましたが、まあ、ストレートに教えては貰えないよね。
武思月は安白檀の腕を掴んで言いました。
高秉燭は、兄弟の敵を討つためなら自分の命も惜しまない、聯昉の仲間だろう、みすみす死なせたいのか?あなたや公子楚はあの人を守れるのか?私は守れる。
安白檀、負けたわね。教えちゃったね。

十六夜には、掌秋使から、高秉燭と百里弘毅の暗殺指令が入ってた。そこには、これが最後の機会、失望させないで、と書かれていました。
鏡の前で涙を零し、高さんと呟いた窈娘は、黒装束に着替えて出て行きます。
二階から見下ろした十六夜は、その衣装を見覚えがあるでしょと言い、これも、と、あの手戟を見せました。
それを見て、怒りと復讐心が沸き上がる高秉燭。

私はここで、華やかに客を出迎えているように見えるけど、結局は暗い片隅に隠れて遠くからあなたを見つめるしかない。武思月が羨ましいわ。正々堂々とあなたの側にいられる。私は何をしても無理なの。

彼女はお前と違う。
あー、言っちまったなあ。
十六夜が可哀そうだとは言わない。憎い兄弟分の敵には間違いない。
でも武思月を羨ましいと思う気持ちくらいは、そっとしといてー。
親に売られた日から、この人は相手を殺すか自分が死ぬかしかない世界に放り込まれて、逃げ場がなかった。最期の覚悟を決めた今、羨ましいくらい言わせてやれー。

その頃、武思月は夜の街を馬で駆けていました。

高秉燭、上があなたを殺せと言ってきている。生きるには殺すしかない。
そう言った十六夜は、震える手で手戟を構えます。
高秉燭も、刀を握り締める手が震えます。
2人とも、泣いてる。

でも、ふいに十六夜は殺気を納めてしまいました。

風起洛陽
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.

高さん、ごめんなさい。もう騙さないわ。
そう言って窈娘は、手戟を自分の腹に突き刺しました。
高秉燭が、窈娘と叫ぶも、二階に立っていた窈娘のところには到底間に合わず。

いやー、窈娘姐さんの凄みのある美しさから目が離せなかったなー。
今まで見てて、こんなにキレイな女優さんだとは思わなかった。
申し訳ないけど、ヒロイン武思月が霞んだ(笑)

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