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「九重紫」【8】悪辣な本人ではなく、周囲の人が報いを受けるような運命は残酷で辛いねえ。

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九重紫
画像出典 百度百科

20話からです。

竇昭(ドウジャオ)の愛情表現がトンチンカン過ぎて、前回は文句タラタラになっちゃったけど(笑)
それは、微妙な笑顔で応対していた宋墨(ソンモー)にも伝わっていたようです。だーよなあ。
ま、それはそれとして。
まずは宋家親族の洗礼。どっちが受ける側?って感じだけど。
親族に挨拶するより先に祠堂に行きやがってと、しみったれた言いがかりを繰り出す親父と親族たち。ご先祖に報告、大事だろう、何の問題があるんだ。
ただここの親族は王映雪(ワンインシュエ)や魏廷珍(ウェイティンジェン)に比べたら、遥かに小物。

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目次

所感 ネタバレです

挨拶なんて行く気もなかった宋墨だけど、竇昭に言いくるめられる。
いずれ対峙しなくちゃいけないんだから、様子見も兼ねて行くべきね。

揃っていたのは、宋宜春(ソンイーチェン)、大伯父夫妻とそこの嫁、三叔父夫妻。
宋宜春は三兄弟の次男なんだな。なんで長男が英国公にならなかったんだろ。
まずは逆らわずに観察している竇昭を庇い、周囲を牽制する宋墨。
宋翰(ソンハン)とは、恙なくご挨拶ね。

そこで、来た来た。頤志堂(いしどう)の修繕をしてやるから、竇昭の嫁荷を本宅の倉に移せ、と。
管理してやるって名目で嫁荷を奪おうってか。今、差配をしているのは大伯母らしい。
宋墨は、敷地内とはいえ頤志堂に引っ込んで本宅とは関わらないから、実質分家状態なのに。
普通家を仕切るのは嫡男の妻、なのに割符も鍵も渡さず、嫁荷だけ欲しがるとはと、言わずと知れた思惑を、宋墨はちゃんと言葉にしてくれる。

竇昭は、ならお任せしますねと、陳曲水(チェンチューシュイ)を呼んで、庭に大量の私財を運ばせます。え、私財、失ったはずではと驚く親父に竇昭は、残った私財を苗家の土豆に投資して増やしたと言い、来ていた苗安素(ミャオアンスー)も、今年分の配当金は7万両ですと。

竇昭は、涼しい顔で畳みかけてく。
年に2割利息が増える見込みなので、その他の利益を合わせて8万両ほど、大義伯母上に任せれば更に稼いでくださるはず。嫁荷の田畑や商店には、貴族のご婦人方も出資されているので、稼ぎが不足すれば関係も途絶える。商いでは信用がモノを言うから、稼げなければ相手を怒らせますよ。

三叔母は私財の量に素直に驚き、大伯母はそんな責任重大なと途端に尻込み。
嫁が、あなたの手腕は有名だから、家の差配など比較にならない、帳簿は分けた方がいいと、のっけ大きく出ちゃった伯母叔母がもう口に出来ないことを言ってくれた。割と賢い人かも。

そのやり取りを、遠くから腕組みで眺めていた宋墨は、まとめにちょいと一言添えただけ。
ふ、うちの妻、さいっこー♪と思っただろうて(^m^)

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小娘に大変な家の差配なんてと侮っていた三叔母は、竇昭に稼ぎ方教えて?なんつってるし、大伯父も金を産む嫁にホクホクで、屋敷のも我らのも、全部任せてみては?と言い出す。
竇昭は、でぇもぉ、義父上が承諾してくださらねばぁ、嫁の私は逆らえませーんて。ふふっ。
不機嫌になって退場する親父を、慌てて説得しようと追う大伯父夫婦と三叔父。
三叔母と嫁は竇昭に擦り寄ってるけど、親父を追った方は決裂ね。ようやく騙されたのかもと思い至る父親。家職も相変わらずだな。

満足そうな宋墨に陳先生は、竇昭の平穏を守りたいなら、舅父君と母君の死を調べねばと言う。
竇昭は財の用途や使用人の言動から、糸口を探すつもり。そのためにまず屋敷の実権を握り、人心の掌握にかかっている。全ては宋墨のため。

この短時間で、竇昭は全員を把握してた。
おじ達は利益重視、おば達は隙が多い。みな宋宜春に従うと見せかけて思惑があり、決して一枚岩ではない。大伯父家の嫁だけは、宋墨父子が修復不可能だと理解してるから、突破口になる。
こんな戦略話をしている時は、竇昭もめっちゃ近い距離から、宋墨をじーっと見たりするのにねえ。

宋墨は何かの時のためにと、竇昭に拳銃を渡し、撃ち方を教えてくれます。
弓矢も上手だったけど、この人、あっという間に上手くなる。
妻よ、有望だなと笑う宋墨も、一瞬、マジか?になってたくらい(^m^)

九重紫
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宋墨の手の火傷が酷くなっていて、なぜか湯あみをすることになり、竇昭がお世話。
ここでの宋墨の気遣いって、他でも見た気がするけど、武官の夫の体が傷だらけだとして、痛々しいとは思っても怖がるかな?そんなの覚悟済みじゃないの?
とはいえ背中の傷って、親父の身代わりになった時のと、親父に罰を受けた時のか?戦場じゃない(笑)

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ここから、竇昭夫婦と竇明夫婦の対比が、これでもかってくらい交互に描かれます。
魏廷瑜(ウェイティンユー)は、気位ばかり高くて、高等遊民的生き方に拘り、食うために働くことも、官吏もバカにしてる。済寧侯がどんだけエライんだか知らんケド。
いくら元の質がお粗末でも、これほどアンポンタンにしたのは間違いなく魏廷珍(ウェイティンジェン)のせい。景国公府に居場所がなくて、実家と弟を牛耳って憂さ晴らししてる癖に、都合の悪いことは全部竇明のせいにする。嫁いびりも、まあ苛烈。

高利貸しがダメになり、継母からお金が届かないことが大きな理由だから、仕方なく竇明は実家に無心に行くけど、丁度宋墨と竇昭が、大量の返礼品を届けに来てたんだよなー。
何か言わなくちゃ気が済まない継母はまた、おまいう?な嫌味を投げて、竇昭に鼻であしらわれた。そこに竇明が行っちゃうんだ。

苛烈なイジメはおおかた母親のせいなのに、それでも母を庇おうとする娘に、この母は竇昭の返礼品を見て不機嫌になった自分の感情をぶつける。竇明も無心などできず、実の母まで皮肉るならもう帰って来ないと出てっちゃう。
ただ、周ばあやも魏家で叩かれたので、竇明の環境はそんな生易しいものじゃないと伝えます。

泣きながら庭を歩いているのを見て、宋墨が気を利かせて竇昭と話をさせるんだけど。
竇昭が心から忠告してくれたことが身に染みた竇明は、素直に助言を聞こうとしてたのに。継母が現れて、父に頼んで魏廷瑜に官職を用意させるから、そんなしみったれた技は不要だってさ。
賊と結託してる継母はお金を用意してた。この時の娘の心配が、後に大変なことになるのに。

英国公府も、使用人は家職が握っていて協力はせず動向を探ってくるし、帳簿も穴だらけ。
まずは何としてでも差配の実権を握り、宋墨ママが亡くなった時の使用人の話を聞きたい。
夫婦はまだちょいと相手を慮って遠慮気味。竇昭が自分を軍師と自認してるのも、夫にとってはいまひとつすっきりしない模様。
だよね、従順な妻じゃなく同志だとは言っても、軍師を登用した訳じゃない。

それでもまあ、夫婦がやっと甘い時間を作ったのを覗いてた素姉妹、陳先生と巌もホッとしつつ。
敵同士だったおじさん2人も仲良くなってますな。

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頤志堂には大量に竇昭の事業の帳簿が運び込まれ、大勢が昼夜算盤を弾いてました。
英国公府の帳簿とは比べ物にならないと、親父に報告する家職。
実は竇昭、子供の頃から昭寧(シャオニン)という架空の人物を作り上げ、その名前を使って事業を展開させ、普通に調べても竇昭には辿り着かないようにしてたらしい。なので実は大富豪みたいなもんだった。だー、そこまでやってたかー。

済寧侯府では、クズ夫が嫁の絵を描いてくれたはいいものの。姉に嫁が呼び出されても、先日あれほど虐げられてたのを目撃して庇った経験があったのに、同行してはくれない。暇な癖に。
で、嫁と姉の会話を盗み聞きして、自分に王行宜(ワンシンイー)が五城兵馬司の仕事を用意したと知り、仕官などするもんかと逃げ出すんだよ。頑張って毅然と任命書を渡した嫁に、姉は必ず弟に言い聞かせろと、少しだけ引いたのに。
クズはどこまでいってもクズ。あれほどまでに願った結婚だけど、こんなの離縁だろ。
案の定、姉は嫁をやみくもに叱責しますよ。

頤志堂で、筆を持ったまま眠ってしまった竇昭をベッドに運んだ宋墨。布団に墨がついちゃった。
翌朝、寝かしといてやれだとか、布団が汚れたから変えてくれだとか言うから、みんなが誤解(笑)
竇昭も大慌てだけど、別に誤解されてもいいじゃん。もう夫婦なんだし。巻き戻り前も経験ナシですか?あの夫だったら最初から気に入らない嫁だとかで、それもあったかもしれないけどさー。
全く悪くない宋墨が、汁物攻撃を受けるのは解せぬ。
ただ、2人の仲良しっぷりは使用人の噂にもなりつつある。

宋宜春に叱られた家職が、また荘園周辺に聞き込みに行けば、みんな以前とは全然違い、竇昭を褒めたたえます。そして家職は、崔氏に捕えられた(大笑)
ばーちゃん強いぞ。殴られて、ペラッペラと英国公府の者だと喋っちゃった家職だけど、崔氏に察しが悪いな、それを認めるなとまた殴られる。

英国公府に戻った家職は、拷問されても黙ってましたーと報告。でも竇昭は悍婦などではなかったと。
親父は、金持ったアイツらは死士も密偵も雇える、私は殺されるーだって。
これ、自分がしたことは人もするだろうって話よね、やっぱり。
見舞いに来た何も知らない竇世英(ドウシーイン)が、この薬は娘が煎じたと言った途端、慌てて吐き出すんだもん。宋墨ママ、この親父に毒殺されてるわ、間違いなく。

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その後、竇明は躾と言う名の更なるイジメに遭ってました。魏廷珍の食べ方、品がないなと思ったんだけど、これも演技なんだろな。以前白鹿(バイルー)が「万華楼」でクチャラーを演じてたの思い出した。
倒れた竇明は流産してしまいますよ。気の毒に。
さすがの姉も弟の子を流産させてしまったと慌てるけど、文句を付けられる前に、継母のところに怒鳴り込むんだから、まあ2人とも似たり寄ったり。しかもどちらも脛に傷持つ身だから、訴え出ることもできない。

竇昭が家と妹のために姉を言い負かしてくれたってのに、継母は、まぁだ竇昭のせいでもあるとか言う訳だよ。全く。もう虚勢を張ってどうこうできる話じゃないのに。
この人はずーっとそうね。勝手に周囲を敵認定して自ら仕掛けて、その不手際が全部自分に返ってきてる。可哀そうなのは娘よ。
宋墨もまた、心配しつつ嫁の圧勝を見に来ていて(笑)魏廷瑜を捜索してくれることに。

継母は寝込んでいる竇明を見舞い、滄北幇に返す金を竇明に渡します。
竇昭も竇明を心配して、全部クズ夫のせい、離婚しようと言うけど、未だ妹はあのクズを庇う。

そこに宋墨に蹴とばされつつ、魏廷瑜が戻ります。
中国ドラマのさあ、自分で頬を叩くやつ、ワザとらしいなーと思ってたけど、魏廷瑜はちゃんと両頬を真っ赤にしてましたね(^m^)
魏廷瑜は、竇昭が持って来た離婚届を握っている竇明に、離婚したくないと縋り付く。

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もうここでは暮らせないという竇明に魏廷瑜は、あの人とは縁を切ると。
姉は、妊娠に気付いていた竇明が自分に黙っていたのが悪いと言い、弟は、仕官のことで必死だった竇明が気付かなかったのも当たり前だと、金が欲しいだけの姉を国公夫人と呼び、本当に縁を切るつもり。
そして、自分の絵を売ってお金にしようとするんだけどさー。

その頃、継母は滄北幇に攫われてた。
兵部尚書の父親の名前を出し、殺されるのは防いだけど、そこで金が欲しいなら竇昭を狙えと言いやがったよ、この女は。

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その竇昭はまーた宋墨に、思わせぶりなコトしてた。
服のサイズ測るのに、わざわざ目隠しさせてあちこち触らないでしょ。普通にサイズ測らせてねって言えばいいでしょ。
ドギマギした宋墨が見せられたのは、竇昭が作った鎧の下に着る軟甲。
これも一応、夫の体を思い遣ってのことなんだけど、いちいち変な行動し過ぎ。

だから宋墨も、なーんかうちの妻、普通と違う、夫婦の愛じゃないと悩みだす。
でも脳筋巌や陸鳴には分かって貰えない(^m^)ただ嫁は鈍感と気付いただけ。
物語に鈍感女はお約束のように出て来るけど、作り手のあざとさが透けちゃってねー。前回の文句タラタラもそれよね。じゃあ、どうすりゃいいのさってのも難しいけど。

でもここで陸鳴が言った!ワタシは17才。
や、ないわー。年頃の分からん中国ドラマめぇ!(笑)「少年歌行」無心よりはマシか…

打開策として、宋墨は竇昭を夜のデートに連れ出します。だーいぶ気持ちよく酔っ払ってる竇昭。それでようやく、あなたが好き♪なんて可愛く甘える妻を体験できた宋墨だ。

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酔った竇昭を抱いて帰る宋墨は、欲しい物は何でも買ってやるってさ。
部屋のベッドに寝かせて、酔ってる時に付け込むのは良くないなんて呟いたら、酔ってないわって、酔ってる竇昭のほうから迫られた。良かったねえ、旦那サマ。
でも目覚めた嫁は、あんまし覚えてないよー。
翌朝、昨夜酔っ払いが綺麗ねーと言った、どでかい行灯が庭に鎮座してたのはご愛敬。
これ、どうしようなんて言ってるのを、ダンナがちょいっと覗き見てるのもいいよね。

姉夫婦は着実に幸せな日々を過ごしてたのに。
妹夫婦はまたもやバカ旦那のせいで散々。

絵を売ろうと画商に見せた世間知らずな魏廷瑜は、あれこれ注文を付けられて怒っちゃう。
この画商の注文も結構なもんだけど、売れる絵を頼みたいってのも分からないでもない。
絵一枚で千両、1年分の食費になったはずなんだってさ。
それが嫌なら勤めに出てと言われても、なんだかんだ言い訳ばかり。なら私が稼ぐって妻に、済寧侯夫人が店頭なんかに出たら私が笑われる、母君の真似をするなと言っちゃったクズ。さすがに怒った嫁を宥めるため、仕方なく仕事へ行くんだって。続くの?

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その頃、頤志堂には本邸の元使用人が訪ねて来ます。
本邸で馬夫をしていた馬強(マーチアン)は、以前宋墨が使用人の交代を調べた時には姿を隠してた。宋墨ママの侍女だった妻の栖霞(チーシア)が正気を失っていたから。
竇昭、陳先生と宋墨は、馬強の家へ。

奥の使用人の大半は死んでるらしい。栖霞は正気を失っていて厨房に回されていたから無事だったと。
ん?蒋蕙蓀(ジャンフイスン)周りの使用人はみんな殺されたってこと?そこからもう普通じゃない。
栖霞は薬を飲ませようとすると叩き落として抵抗し、薬が苦いのかもと甘草をあげようとしても、毒が入っていると大騒ぎで捨てようとする。こうなったのは宋墨ママが重病になってからだって。
分かりやすっ。

信用できる太医がいないので、竇昭は紀詠(ジーヨン)を呼び出します。
紀詠は宋墨ママの処方箋を見て、この薬は甘草と相克し一緒に摂取すれば治療に至らず死ぬと。
煎じ薬の中に甘草はなかったらしいけど、薬の後食べてた砂糖漬けね。あれに思い至った宋墨、偶然それを持ち歩いてたー。なんでや(笑)ま、いっか。
紀詠はすぐに、コレ砂糖じゃなくて甘草だ、誰が渡した?と言うよ。

甘草の出どころを確実に探すには、家の帳簿を手に入れて密かに調べなくてはならない。
紀詠に治療を任せた栖霞も、頤志堂に引き取ることに。
これで後ろ暗い人物が動き出すかもね。

ってことで、宋宜春は家職を責めてましたよ。侍女は全員死んだはずだろうと。
で、慌てて陸記補歯舗へ。
そこには太監、汪格(ワンゴー)がいたわ。やっぱりコイツもね。
しかも宋宜春は、継母が滄北幇を城内に招き入れて、竇昭の嫁荷を狙わせることも知ってた。
宋宜春は宋墨がいれば蹴散らされるから遠ざけようとするんだけど、蘇琰(スーイエン)は、竇昭は宋墨を巻き込むための駒、あの方の策を台無しにするつもりかと言う。
そこに竇世柩(ドウシーシュー)も来て、小さな略奪ではなく、都を揺るがす乱にしてしまおうと。
コイツ、竇昭も継母も犠牲にする気だ。継母はハナから駒だと思ってたけど、竇昭までとは。

皇帝は体調が悪く、西山の行宮で療養する。宋墨は金吾衛指揮使として同行するはず。
妻を救えば皇帝への裏切り、戻らねば妻を失うと、汪格と竇世柩。
宋宜春は手を叩いて大喜び。うわあ。
コイツらが揃って破滅するのが、逆に楽しみになったじゃないのさ。←

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継母は済寧侯府の侍女を使って、魏廷瑜の兵馬司の令牌を盗ませてた。
魏廷瑜の令牌が賊の侵入に使われたとしても、景国公府は皇后の実家だからもみ消してくれる、だとさ。あー、済寧侯って身分の上に、嫁ぎ先は皇后の実家か。それであの姉はあんななんだ。
でも竇世柩の介入で、事態は大きくなっちゃうよ。もみ消すどころじゃない、都を揺るがす大事件に。

英国公府では、宋翰が今夜は一歩も外に出るなと言われ、父親が兄を襲撃するのかと不安になる。
とはいえ、宋墨は不在だと言われるけども。

一方、壊しちゃった玉柘榴を修理しようと店を訪ねていた趙璋如(チャオジャンルー)は、陳嘉(チェンジア)に後を付けられてた。

兵馬司に当直に行こうとした魏廷瑜は、沐友明(ムーヨウミン)に呼び止められ、兵馬司は閑職で有名だ、兵馬司の方々も呼んでいるから、みんなで飲もうと誘われ、ついてっちゃうんだよ、びっくりだよ。
あっ、沐友明の父親、沐川(ムーチュワン)も竇世柩の仲間だったっけ。それでかな?

その晩、城北で火事。
火の回りが早いようで、世子の名前で兵馬司に知らせたと巌は言うけど、兵馬司はみんな飲んでるもんなあ。竇昭は巌にも消火に向かわせます。

とうとう城門には魏廷瑜の令牌を使った滄北幇が侵入。更に竇世柩の策で情報を得た流賊も、騒ぎに乗じて一緒に入り込む。頤志堂はおまえにやる、城北の店や穀物倉は俺のだ、と。

西山から都の火を目にした宋墨は、いてもたってもいられず、皇帝に直訴しようとするんだけど。
皇后は、既に休んでいると、皇帝に会わせてはくれません。

街では、あちこちで人々が殺され、火の手が上がり、略奪が起きてました。
店に居座って玉柘榴を直そうとしていた趙璋如も襲われそうになるんだけど、さくっと陳嘉が助けてくれた。玉柘榴、壊しちゃったけど必ず直すねって言う璋如を見つめちゃう陳嘉。ふふっ。

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頤志堂を守る竇昭と陳先生たち。本邸を騙る滄北幇が門を破ろうとしてる。
何かの陰謀だと気付く竇昭だけど、任務中の宋墨が持ち場を離れるのは最悪反逆罪になると、信号弾は撃たないんだよね。

竇昭ならそうすると宋墨も気付いてます。その上、兵馬司も動いてないと知る。
だから、陸鳴に自分の鎧を着せて背中を向けて座らせ、こっそり助けに出てっちゃうんだなー。
陸鳴、がんばれっ。そりゃあ、震えるわ。

竇昭は陳先生を外に出して助けを呼ばせ、中では篝火を焚いて、その火で巌に知らせることに。
みんなが必死で動いてる時に、英国公府の家職が西門を開けて使用人の男を3人入れ、ヤツらは門を開けて賊を招き入れちゃうんだよ、とんでもねーな。
薪小屋に籠っていた竇昭たち。竇昭はそこから滄北幇に向かって拳銃を撃ちます。
熱した油をかけたり、竇昭の以外にも、4丁ほどあった鉄砲も使ったり。

そんな絶体絶命の頤志堂に向かって、まず紀詠が現れた。
後ろの兵達は、都に潜んでいた定国軍のみなさん?
昭聞書舗の番頭、趙良璧(チャオリアンビー)もいた。巌も駆けつけた。陳先生も戻って来た。
てか、紀詠、そんなに戦えたんだ?僧侶の上に文官じゃなかったっけー?

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そこに、金吾衛の鎧を脱いで顔を隠した宋墨が、馬で駆けこみます。こちらが率いていたのは間違いなく、元定国軍のみなさん。まずは街の流賊討伐かな、みんなは。

時間稼ぎだったと気付いた滄北幇は、王映雪に嵌められたと誤解し、撤退していきます。
宋墨が戻った時、既に賊は撤退済で、事後処理に忙しい屋敷の中。
留守を預かる世子夫人として毅然と立ち向かった竇昭は、宋墨の姿を見て気持ちが緩んじゃった。よくやったって褒められて、さっきまで冷静だったのにって言いながら泣いちゃうよ。これはカワイイな。

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竇昭が宋墨に泣きながら抱き着いているのを、紀詠が窓の外から目にしてました。
真っ先に駆け付けてくれたんだけどね。
紀詠は、ほっとしたように、でも寂しそうに、何も言わずに去って行きます。

宋墨は私のせいで危険な目に遭わせたと言うけど、竇昭は狙われたのは本当に嫁荷だったかもと。
任務は大丈夫なのかと聞いた竇昭は、ここでちゃんと定国軍の精鋭が都に潜んでいることを聞かされます。竇昭は急いで宋墨を西山に返そうとしますが。

それを見送った使用人がニヤリとしてるんだ。家職が開けた門から入ってきたヤツら。
竇昭を狙うのも任務だったらしいけど、内部の犯行も視野にいれてた宋墨は、帰るふりでまだ残ってたのよね。宋墨と巌に、あっさり叩きのめされる3人。

その頃、済寧侯府では、継母に買収されて魏廷瑜の令牌を盗んだ侍女が捕まってた。
護衛を連れて、急いで魏廷瑜の元へ向かう竇明。

継母は、40人の滄北幇に竇昭を殺させるだけのつもりが、場内に侵入した賊は200人と聞いて慌てます。これだけの騒ぎ、徹底的に調査されれば自分も終わり。
重大さが分かっていない周ばあやは、これで竇昭も確実に消せる、兵馬司は宴会中だし、流賊が逃げれば問題ない、だって。
でも継母はもう、周ばあやを犠牲にして全部なすり付けようとしてる目だった。
最初からそうしようとしてたのかねえ。もうただの悪辣な犯罪者だわ。

酔仙楼に向かっていた竇明は、滄北幇に見つかってしまいます。
金も返さず、自分たちを嵌めた、あの王映雪の娘だと。

逃げまどう竇明。
周ばあやを配下に殺させながら、神仏に祈る継母。
周ばあや殺害を、扉の外から覗いてしまい、震えが止まらないもう1人の側近侍女。

酔仙楼の中庭で、追いつかれた竇明は、あっさり刺されてしまいます。
それでも這いながら、夫の元に向かおうとする竇明。
途中で魏廷瑜が宴会部屋の扉を開けたのに、酔っ払いは庭に気付かない。哀れ過ぎる。
継母は、周ばあやの筆跡を真似て罪認書を書き、拇印を押してました。

その頃、西山では、少し前と同じ格好で座っている宋墨を不審に思った汪格が、その肩を叩いてた。おおお、間に合った。振り返ったのは陸鳴じゃなくて、宋墨だったー。陸鳴、良かったね。
目論見が外れた汪格だけど、なんとか表情は抑えてますわね。

宋墨と巌が捕らえた3人は、英国公府の使用人。
継母だけじゃなく、クソ親父もまた、コトに乗じて竇昭を殺そうとしたんだ。
巌は、滄北幇が持っていた魏廷瑜の令牌も持って来てました。本来賊を討伐すべき兵馬司の高官たちは、城南で宴会中で城北の騒ぎを知らないと聞き、怒った竇昭はまず本邸へ。

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怒り心頭で歩く竇昭を、やらかした家職が必死で止めようとするけど、素心にさくっと左目の上を縦に真っ直ぐ切られる。クズ野郎って捨て台詞吐かれて(笑)咄嗟に目は閉じて無事だったけどなー。

コトの本当の重大さが分からない大伯母は、竇昭の顔色を見ながらも、家職はうかつにも程があると言ってしまい、竇昭に噛みつかれます。今夜どれほどの民が流賊に殺されたか、頤志堂の者たちも危なかった、うかつで済む問題か?斬首刑に値する罪だ。
それを見た賢い嫁は、これは二叔父家のお家騒動、手を引いたほうが賢明ですと耳打ち。
ってな訳で、英国公府の割符と差配権を手に入れたぞー。

その足で竇昭は、令牌を手に酔仙楼に乗り込みます。
宴会中は邪魔をするなと命じられていた兵は、町の惨状を報告することもできずに困ってた。
兵を引き連れた竇昭は、弓矢を取り、バカ騒ぎしている魏廷瑜の盃を射抜きます。
何も知らないバカ共は、竇昭に叱責され兵達にも報告され、何も言い返せない。
魏廷瑜の令牌を持って魏廷瑜の管轄の北門から賊が入ったんだから、盗まれたこと自体大失態。それだけで相当な罪に問われる上、みんなで揃って宴会してて、駆けつけるどころか何も知らずにいたんだもん、クビどころの騒ぎじゃないでしょうな。

そこに済寧侯府の侍女が竇明の異変を知らせに。
どんちゃん騒ぎをしていたすぐ目の前の庭で、妻が刺殺されるって。
まだ息のあった竇明は、それでもこんなクズを庇う言葉を残して、息を引き取ります。
巻き戻り後のこの子の人生ってなんだったんでしょうね。男を見る目がなかったのは間違いないけど。

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皇帝は事態を重く見て、盛天府尹や五城兵馬司の指揮官を呼び出すことに。英国公府の次は自分かもしれないってさ。賊の討伐を願い出た宋墨は、皇帝の剣を下賜され、金吾衛を率いて徹底調査しろと命じられます。全部知ってる汪格が視線を動かしてるけど。コイツ、いつバレるんだろー♪

竇家では、周ばあやの遺体の横で、震えていた侍女が捕まってた。
継母が周ばあやの罪認書を見せたけど、侍女は賊の侵入も周ばあや殺害も全て継母の企みだと証言。
継母は喚き立てるけど、そこには王行宜も呼ばれてた。この人は娘が人の筆跡の模倣が上手いことを知ってた。これは娘の筆跡だと。
竇世柩が口添えしようかと声をかけるけど、王行宜はもともと身贔屓もしないタイプの人。苦労を掛けた罪悪感から娘を甘やかしてしまった、だからこんな人殺しになってしまったと、王映雪を庇うことはしませんでしたよ。
その上、竇世柩の目的は自分が陛下を怒らせることだと気付いている王行宜は、竇世柩の甘言にも乗らず、内閣次輔の地位はそなたに譲ろうと言います。自分は辞任、後のことは竇家の問題、好きに処分してくれと。

それにしても、これだけのことをして、父親に見限られたら呪いの言葉を吐き、叩き捨てられたらワタシは悪くないって、すげーな、継母。
何をどうしたら、これほどまでに歪んだ女が出来上がるんだろうか。意味分からない。

最後の悪あがきで悪態をついていた継母劇場は、竇昭が竇明の遺体を運んできたことで終演となりました。
本当に乱心したのか演技なのか分からないけど。
でもどうして一番悪辣なヤツが生き残って、ずーっと危険なことはしないでと心配し続けてきた人が犠牲になっちゃうのかなあ、もー。世の中が不公平なのは分かってるし、当人が死ぬより打撃が大きいのも分かっちゃいるが。巻き戻り後の竇明は、本当に不憫過ぎました。

息が詰まっちゃうような23話まででした。

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作品情報

  • 制作 2024年発表 34話 腾讯视频
  • 原題 「九重紫」
  • 原作 「九重紫」吱吱
  • 監督 曾庆杰、郭锋
  • 脚本 贾彬彬、迟晚、蓝天雨、李昱萱、王佳绮
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