6話からです。
定国公弾劾作戦の根回しに活躍してくれた、雲陽伯、顧玉(グーユー)が、宋墨(ソンモー)に、おいおい、誰の入れ知恵だよーと迫ってます(^m^)
そんな宋墨の卓上には、未だ、竇昭(ドウジャオ)の香入れが、ちょーんっとぶら下がっておる。あ、それ、私のよーとなるのはいつのことだろう。
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所感 ネタバレです
宋墨の母親は病気になってて、皇帝も皇后も心配して太医を遣わしたらしいよ。定国公の妹に。
だから顧玉は、朝廷には鄔貽芬(ウーイーフェン)首輔もいるし、定国公は叱責くらいで済むよと言う。
そもそもこの話、福亭の水害の救済に、定国公が独断で国倉を開けて被災者支援をした件よね。
皇帝も一応太子を派遣すると決めたけど、明日をもしれない被災者を前にして、そんなもん待てるかと、定国公は自らの責任の下に決断した。被災者の立場で考えれば、大英断の救世主。
でも、朝廷側には傲慢に見える危険性があり、5万の兵を持ち、民衆からの信頼も篤い定国公に対して、元々うっすら芽生えていた皇帝の疑念を膨らませることにもなった。
そこで大勢が庇い立てれば、皇帝の疑念は払拭されるどころか、増すばかり。だから、ただの陰口みたいな整合性のない弾劾をさせた。
なんだ結局有象無象の讒言かと、そんなものに惑わされるほど朕は愚かではないぞと、ある意味皇帝のプライドをくすぐる策でもあったかな。
その上で、二心などないよと、思い出の戒尺を見せて、旧情を思い出して貰う。
いい作戦ではあったんだけど、宋墨の不安はぬぐい切れないみたい。
というのも、竇世柩(ドウシーシュー)が朝堂で言い放った言葉を、鄔貽芬から聞いてたから。
皇帝が明らかに気遣いから定国公の体調を尋ねたのに、五旦那は、定国公を都に戻せば東南が一辺すると言ったらしい。定国公が軍や民を掌握してしまうだろう、と。
堂官に昇格するまでは慎重だったらしいので、バカ五旦那こそ、図に乗ったんだな。
これで定国公が弾劾されたら、五旦那の手柄になるんだって。横から口出しただけでかよー。
これだけでも、伯父と姪だよなと不安が募ったところで、鄔貽芬は、竇家の粽は食べたか?と宋墨に聞く。なんだそりゃと思ったんだけども。これがなあ…
陸鳴(ルーミン)は、竇昭に靡いていた癖してコロッと悪口を言う。まだ陸争(ルージョン)の方が冷静。宋墨も、もし竇昭が伯父と通じて定国公を陥れようとしてるなら、緝影衛(しゅうえいえい)が譚家荘を潰すはずだが、譚家荘も赤子も無事だと首をひねる。
それでさあ、竇家全体が四お嬢さまの駒ではないか、みたいな話になってくの。アホか。
調べてんでしょ?竇家のことを。
竇昭が荘園に引き取られたのは継母が来た時。崔(ツイ)氏は家柄のいいしっかりした荘園の主で、その崔氏は竇家とはほぼ絶縁状態。竇家の当主兄弟はいまいちアレ。
調べればボロボロ出て来るでしょうに。脳筋には無理でも、宋墨には読み解けるでしょ。てか調べるのが裏を読めない脳筋だからダメなのか…
鄔貽芬から休暇と言う名の謹慎を言い渡された五旦那は、あちこちにいろいろ贈ってみたけど、誰からも相手にして貰えなかった。虎の威を借る狐だしな。
継母の父親、王行宜(ワンシンイー)も距離を置いた上、娘に五旦那の状況を伝えてたわ。
だから五旦那は、姪たちの婚姻で再起を図ろうと必死で、端午宴に鄔善(ウーシャン)と魏廷瑜(ウェイティンユー)を呼ぶことに。
ここで継母が目にした、合歓の花につく蝶をあんなふうに使うとは思わなんだ。
そして、出たよ、魏廷瑜。風流を気取った浪費家で女好き。姉の魏廷珍(ウェイティンジェン)は魏家にお金がないから、事業で稼いでいる竇昭を狙って弟を焚きつけてた。この縁談は6年前に一旦見送ったらしいのに、竇昭が資産家になっちゃってるからね。
竇昭は継母に命じられた端午宴用の虎符を刺繍してました。竇明のより見劣りするように、敢えて見るからにファンキーなのを作ってる(^m^)
ここで昭聞書舗からの知らせが入ります。木枠を叩くと中から密書が出て来るのが面白い。この書舗が情報網なんだね。
手紙には、鄔善が大常寺丞に転任とあったよ。
太常寺は宗廟の祭祀等を担当してる部署。そこの事務方みたいなので、権力など見込めない職ってことね。じいちゃんがわざとそうしたのかも。竇世柩なんかに狙われちゃたまらんってか?
なぜか崔氏の荘園でやることになった端午宴。あ、褒賞を手渡すためか。
竇家一家と、鄔善、魏廷瑜はお姉ちゃん連れ。この姉、継母と気が合いそうだな。
継母は一生懸命、姉に竇昭を売り込んでるけど、趙璋如(チャオジャンルー)や苗安素(ミャオアンスー)を先頭に、ここはみんな粗忽で粗野なんですよーみたいなふるまいをわざと見せつける。竇昭もまた、歓迎のふりで目の前の柱に矢を射かけたり。技術が足りずに失敗しましたなんて、しおらしく言うのを見て、鄔善は、うは、またコレわざとだ、みたいに噴き出しそう。
ただそこで、魏廷瑜は竇明に目を付けました。いけいけ、そっちでいけ←
4人だけになった時、魏廷瑜が弓矢が苦手なのを知っている竇昭は、わざと煽って恥をかかせてる(^m^)さも得意そうに竇明にうんちく語ってド下手。鄔善は一発で鳥凧を落とし、竇昭も魏廷瑜が失敗した瓢箪の的に一発で当てたのにね。
本当は最初から出来たんでしょ?なんてこそっと鄔善に言われてる竇昭だけど、なぜか魏廷瑜は竇昭が自分に惚れてると思い込んでるんだよ。姉のせいか?勘違いも甚だしい。
4人は、継母や姉の目論見とは違う組み合わせになったよねえ。当然のように。
あの虎符は、ファンキーな竇昭のは魏廷瑜に、綺麗な竇明のは鄔善に渡されるんだけど、竇明が気に入った魏廷瑜は、それを取り換えてしまいます。
ただね、その虎符には継母の細工が入ってたんだわ。ファンキー虎符に仕込まれた合歓の花の香り。
それを持つ魏廷瑜に蝶を差し向け、離れで休ませてるところに竇昭を送ってから乗り込み、縁談を断れなくしようと。蝶なんかに襲われたところでと思うけど、毒持ってる蝶なん?
ってな訳で、襲われてしまったのは鄔善のほうでした。
厨房にいた竇昭は、侍女に料理をかけられ、着替えないとと周ばあやに無理矢理離れに連れて行かれます。竇昭も不審に思い素心(スーシン)達もばあやを阻止して、逆に離れでなんの悪巧みしてんのさと踏み込むと、そこで倒れていたのは、魏廷瑜じゃなくて鄔善。
医術のできる竇昭は、鄔善に肺疾があるのを知り、虎符が交換されてたのを知り、悪巧みに気付く。普通は痒み程度で済むものが、肺に病気のある鄔善にとっては命取りだと、怒り心頭で周ばあやを平手打ち。空気の良い戸外での治療を試みることに。
その頃、五旦那は盛天府府尹の戴健(タイジェン)に「粽」を送ってました。これはアレだ、日本で言う山吹色のお菓子(笑)
そこに宋墨たちが乱入してきたよー。五旦那は鄔貽芬にも贈ってたらしく、それを持ち込んだ宋墨は粽を一刀両断。中には金が入ってました。
定国公を讒言で陥れるつもりなら、これを皇帝にお召し上がり頂くぞ、と宋墨。
そこに、鄔善が倒れたとの知らせ。
鄔貽芬の孫にまで手をかけたかと、宋墨が急ぐと、庭では竇昭が鄔善を上裸にさせて鍼治療を施そうとしてるところ。
宋墨が止め、継母も戴健もやって来て、やいのやいの言う。でも、医者を待っていては間に合わない、一刻を争うのだと竇昭は必死で宋墨の襟元を掴み、じっと目を見ます。表情を読めるなら、私の言うことを信じられるはず、私が救いますと。

宋墨は竇昭を信じてくれます。屏風で周囲を囲い、全員に背を向けさせ、少しでも見たら目をくり抜くってよ。五旦那にも、鄔善がこうなった理由を知ってんだろ、報告するなら竇家の権勢も名誉もいらないんだな?で、五旦那口ごもる。戴健に責め立てられても、自分の目を信じると揺るがない宋墨。
一触即発のところ、崔老婦人が出て来て、周囲のキリキリを収めてくれました。
はい、鄔善は危機を脱しましたよ。そこに医者がやってきて、もう心配はない、鍼治療のお陰で、窒息は免れましたとみんなの前で言ってくれたー。
やっぱり鄔善は救済活動の際に肺を患っていたのね。鄔貽芬にすら言ってなかった。継母の下劣な策のターゲットになっちゃったのは、たまたまだったけど、亡くなってたら大変なことになってたわよ。
鄔善は、人目も憚らず名節を汚すような真似をして救ってくれた、この恩を返すためにはと、思わず求婚しそうになって、竇昭に止められとる(大笑)宋墨もなんだか急いで鄔善を連れてった(^m^)
でもね、鄔善の腰についてた竇昭の虎府を掠め取るのは忘れてない。
竇昭は知らないことなんだよー、卑劣な継母がやったんだよー。
ただ、それを言うと家が危ないから、竇昭は宋墨に真相を言えず、嘘をついている、釈明を待とうと言われてしまう。
帰り道、それでも魏廷瑜は姉に丸め込まれる。
竇昭は継母のしたことを正確に把握してるけど、腹黒い継母はバレても悪びれない。
鄔善と話す宋墨は、継母の策略で竇昭は無関係と気付いていて、でも継母は竇昭と鄔善の噂を作りたくなかったことも察してた。竇昭は真心で鄔善を救ったけど、家を売ることはできなかったとまで。
鄔善ってば、つまり四お嬢さまは私に気がある?て。ちっがーう(大笑)
宋墨は、竇家は狡猾でお前の手には負えないって言うんだけど、鄔善の目はハートだ。
宋墨ママはこの騒ぎを知り、鄔善は竇昭を娶りたいのね、竇世柩は毒蛇みたいに人を害すると言う。ここまで有名なんか、五旦那の悪評。更に、親の庇護なく育った竇昭が敏感で思慮深くなるのも理解できると。定国公といい妹といい、蒋家はこんなにデキた人達なのになあ。
宋墨は、まぁだ少し疑ってるみたいだけど、竇昭は同じなのよ、アナタとさー。
逆にお粗末な竇世柩と竇世英(ドウシーイン)兄弟は、なんとしてでも竇昭を魏廷瑜に嫁がせようとしていて、竇昭が拒否すると竇世柩に叩かれた。竇世英がなんで叩くんだと怒ったけど、それでもこの父親は何も分かってないからな。
庇ってくれた祖母にも竇世柩は、母上は父上と仲違いして竇家を恨み、孫娘をこんな子に育てて復讐するつもりかと言い放つ。うわあ。
そこに継母が褒賞を持って来たけど、祖母は褒賞は竇昭の婚姻を承諾させるためか、私はてっきり真心だと思ってたと、褒賞を捨てて去ります。
追って来た継母に、竇昭はこれ以上祖母を傷つけるなら100倍返しだと宣戦布告。
崔老婦人は、親に決められて竇鐸(ドウドゥオ)と結婚したものの、一生を棒に振り、妥娘(トゥオニャン)も人生を台無しにしたと言います。妥娘は実家から帯同した侍女で婚約者がいたのに、女好きの夫に手を出されてしまった。祖母は夫を瓶で殴って妥娘を助けたけど、竇家は竇鐸を咎めず、逆に夫を害したと祖母を責めた。それでも名門崔氏を恐れて、荘園に追放し、竇家から捨てられた女にした。
そんな竇家の教育を受けた、あの五旦那か。そら、子供らに母親の悪口を吹き込むでしょうな。そして絵に描いたような毒蛇が仕上がったと。ヤダヤダ。
3人娘が池に素足を付けておやつ食べてるところに、お礼に来た鄔善。
名節を汚してしまったから責任を取りたいと。紀詠(ジーヨン)の時と同じ、医術を施す者にとっては、そんなもん屁でもないのに。竇昭はきっぱりと、どちらにも嫁がないと伝えました。
本音を語っても、なかなか諦めてはくれなくて、全力で守るとか言うんだけどね。鄔善は自分が大常寺丞にされたことを知らなかった。なんの決定権もないのに守れないでしょと言われてしまう。
ここまで竇昭に言わせちゃったのは、引かなかったからだぞ?
それでも鄔善は、持参した手作りの謝礼と、あの日の対句を竇昭に渡しました。
この子は木工を趣味としてたんだね。でもエエトコのボンの趣味としてはそぐわないと、隠してたみたい。手作りの木のおもちゃは可愛かったし、対句も真摯な思いは伝わるものだったらしいけど。その気のない相手にはねえ。
魏廷瑜は竇家に贈り物をしてた。竇明に送られたしっかりした紙は、姉に対してコンプレックスのある竇明を励ます会話の時に出て来た木で作られたもの。うん、竇明、すっかり魏廷瑜に気持ちが向いたな。
こっちの義妹は悪辣じゃないので、あの男に嫁ぐのは可哀そうではあるけどさあ。
五旦那は鄔貽芬を待ち構えて、奏状を手渡そうとするものの、けんもほろろに断られてた。どこからも却下されてるらしいよ。鄔貽芬は、内閣の者は道徳心を持つ、無駄骨を折る必要はないと。
おまえには道徳心がないから、誰も相手にしてくれないよってコトね(^m^)
王行宜にも窘められた五旦那、内閣府の扁額を上目遣いに見てる。そんなにも入閣したいんか。
ただ、これだけやり込められてるのに、意外と中の人の視線が黒くなってないんだよね。毒蛇なら、もっと強烈でもいい気がしちゃうけど。そこまで悪者にはなりきれない程度の男ってこと?
宋墨は顧玉と一緒に、船で都に到着する定国公を迎えに行こうとしてた。
ところが、乗っているはずの輿は空。人だかりのしている船の中に押し入ると、盛天府府尹の戴健と太監の汪淵(ワンユエン)が阻もうとします。顧玉が先立って2人を振り切る隙に、宋墨が船室に急ぐと、緝影衛も含めた周囲の兵達は皆、殺されており、奥で定国公もまた、拷問された後、惨殺されてたよー。うわあ、なんでだよー!
その手には、皇帝と半分こした戒尺が握られたままでした。
汪淵は、護送した緝影衛もろとも海賊に襲われたと言うけど。そら、信じられないだろ。
定国公の傷口は、東渝(とうゆ)の海賊のものとは逆のつき方だと宋墨は気付いてた。それでも汪淵は、これは皇帝も知らない、調査を待てと言うだけ。
宋墨は亡骸にコートをかけ、戒尺を帯に差し込んで汪淵を人質に取り、陛下に報告すると皇宮へ。
あーあーあー、いくらなんでもそれはー。
ふと思ったんだけど。なんで定国公は船なんかで都に護送されたんだろうか。
一緒に軍営にいた宋墨は、その間に、竇昭の荘園だの都だの、めっちゃ行き来してる。
これ結局、皇帝には会えないまま、船の中で拷問死なんだよね?
皇帝の名前が朱なので、想定してる時代は明。以前、荘園のある貞定から都までは馬車で半日とか言ってたから、多分、都は南京で、福亭や貞定は、南東の沿岸部。
なのに船ってのはもう最初から、外部の邪魔が入らないところで緝影衛共々皆殺しが目的だったとしか。
皇帝は皇后と共に、天災を鎮めるための祭礼の最中。
そこに乗り込んだ宋墨。
定国公の命を取るなら、毒酒を与えれば充分、なぜ拷問で殺したうえ、海賊の報復だなどとでっち上げたのか。定国公への侮辱である、恐れながらご明示頂きたいと。
皇帝、全く知らなかったみたいよ。帰京を楽しみにしていたのにと、ものっすごく驚いてる。
舅父の遺品ですと戒尺を捧げ持った宋墨は、最期まで陛下との約束の証を握り締めていた、もし真相が別にあるなら、ご明察をと。
皇帝サマ、誰が勝手に梅蓀(メイスン)を殺したのか、1人とて見逃すなと叫んで、倒れちゃうんだよぅ。
命がけの直談判をした宋墨は、牢獄行き。
その前に、ちょびっとだけの回想シーンね。
若き皇帝サマ、何与(ホーユー)くんでしたねえ。「少年春風」葉鼎之だぞ。
2人は仲良しだったけど、既にこの頃から陛下が自分の謀反を疑いそうで怖いと言ってた蒋梅蓀(ジャンメイスン)。
皇帝は、丹書鉄券を授け、佩剣での登殿を許し、跪拝を免ずると言って、戒尺を半分に折り、与えてた。
我らに君臣の別はなく、お前が背くこともないと、あれほど朗々と宣言してたのに。
それなのに、うっすら疑念を持ったんだな?ああん?
ただ、皇帝は目覚めた後、宋墨に対しての処罰は頑として口にしないらしい。
処罰を望んではいないってことだよね。周囲は、大帥が亡くなった後を継ぐであろう小帥の宋墨のしでかしたことで、定国軍の解散だの、宋墨の反逆だのと言い出してるらしいけど。
そして問題なのは定国軍の脳筋たち。竇世柩は、これ幸いと宋墨を弾劾してるっぽい。ま、煮え湯は飲まされてたからな。なので宋墨に何かあったら、竇家も道連れだそうです。はーあ。
しかも、牢を破ろうと言い出して、竇昭に止められる。
それをすれば謀反が事実になってしまう、成功しても蒋氏と宋氏は皆殺しだと。
全く、なんでそれくらい分からんのかな。
ただ今回、巌(イエン)だけは冷静だった。憤る陸兄弟を制して、竇昭の話を聞きます。
中国ドラマって、少年少女役でも大人の役者さんだったりするから分かり難いけど、陸兄弟って、きっと見た目より子供なんだろな。

左、素心、右、素蘭。こちらも見分けが付かない。
宋墨のしたことは万死に値する罪、でも皇帝も内閣も判決を下さないのは、皇帝は定国公の無実を知っていて宋墨を処分せず、朝臣達に議論させて探っているから。皇帝が悔やむ限り、鄔貽芬と王行宜がこの駆け引きを操れる。
更に、定国公は既に亡くなっているから、この問題の変数は宋墨となる。アンタ達が牢を破れば、皇帝の中で宋墨は、忠孝両全の将から、復讐を誓う逆臣となり果てる。
二の句が継げない3人だ。
竇昭は、既に司礼監が調査のために福亭に向かったことを知ってました。
巌は、竇昭が独自の情報網があることには気付いたいたけど、味方になって貰うのに取り引きをしようと、陳曲水(チェンチューシュイ)の命を盾に、脅すような言い方をする。
竇昭もまた、そのやり口にしっかり反応。
我らは盟友、世子を救うのは当然の義務、でもそんなふうに脅迫されたら、話は変わる。
3人を跪かせて、私がちょっとすっきりしちゃった。
ここしばらく、この脳筋どもに腹が立ってたからっ(笑)

左、陸争、右、陸鳴。分かるかーいっ!
翌日、竇昭は3人を信用させるため、昭聞書舗に連れて行きます。
まあだ、ガタガタ文句言う陸鳴と、なぜか外に向かう陸争。素蘭かな、陸争を追ったね。
説明してくれる昭聞書舗の番頭、趙良璧(チャオリアンビー)も、よくお見かけする方。ヴィラン寄りが多い人だけど、ここでは割と頼もしい味方。
昭聞書舗は、朝廷の中枢が使う紙も一手に引き受けていて、そこから出る古紙も再生紙にしてた。だから宮廷内外の書き損じの文書なんか、手に入れ放題だった訳かー。皇帝の使う祭文の紙まで作ってたよ。
それを目の当たりにして、さすがに舌を巻く巌。
そこに、陛下の容態は安定して太医も全員帰宅したとの知らせ。
竇昭は、陛下の行動を探ると言い、宋墨だって座して死を待つ人ではないくらい、アンタ達だって知ってるでしょ、勝算があるから乗り込んだんだと言います。
そして3日待ってくれと。更に監獄のほうにも少々手を打っていると。
脳筋たちは渋々、待ってみることに。
先に外に出た陸争は牢獄襲撃の準備、素蘭は牢獄に味方を送る準備だったかな。
宋墨は、太監の汪格(ワンゴー)から自白の強要で拷問を受けてたんだけど、隣の房にひょっこり顧玉が囚人服で入って来たよ。これが竇昭の策だった模様。皇后の甥の見ている前で、それ以上の拷問は出来なくなった汪格だ。
汪格、巻き戻り前も慶王配下のヤなヤツだったっけ。ならこの辺りの流れにも、まだ出て来てない慶王の息がかかってるってことでしょうかね。
顧玉ってば、気に入らないヤツを殴って収監されたんですって。誰だと思ったら戴健だった。うは。
皇帝は静養中で、鄔貽芬にも太子にも会おうとはしないらしい。
顧玉は、書舗に出入りしていて竇昭が繋がっている太監から、袋を貰ったんですと。大理寺の書面をもって詔獄へ行けって手紙入り。そんな策を思いつくのは、あの女先生しかいないだろう、おまえより事を見通していると。
更にその袋、あのファンキー虎符だった。宋墨もさすがに苦笑いして、私への皮肉だと。荘園であれ見て、趣があるなんて嫌味言ったからね(^m^)
その後、皇帝は、大臣以外には会わず、祭文を書くか、戒尺を見つめているだけなんだと、先の太監は竇昭に話してました。こうやって時々お金を渡して、情報を得てたのね。
そうこうしているうちに、もう待てないと騒ぎだした脳筋たち。まーたーかーよー。
竇昭は皇帝の様子を聞いて、戒尺を見つめているなら…と考えたであろうところなのに。
と思った私同様、竇昭も、この脳筋たち、めんどくさっ!と思った模様。
やってきた全員を捕え、無駄話はうんざり、炭小屋に入れてって(笑)
ただし、その間の五旦那、どう上手いこと立ち回ったんだか、皇帝に謁見してるよ。長公主に阿ったかな。その上、定国軍の処遇を任されちゃってた。こんなヤツになんでだよー。
ただ、上手いなと思ったのは、宋墨を持ち上げ、彼を唆したのは配下の者たちだと言ったことかな。
皇帝は、年号を改めることにし、その恩赦で宋墨と顧玉を釈放しました。
ただし、宋墨は軍務を取り上げられ、定国軍から引き離されることに。
蒋氏一族も死罪は免じられたけど、庶民に降格の上、追放処分。
冤罪を晴らすことまでは出来てないけど、蒋氏も命は取られなかったので、宋墨もこれでひとまずは矛を収める。
お迎えに来た家職を帰し、ひとりで帰ろうとする宋墨。そこに来たのは素心か素蘭か。
巌が牢獄突入の合図として仕掛けていた花火が上がる中、あやうく世子の命取りになるところでした、でもこの瞬間を飾るためにはそぐうと、シャレた言い方。
流れを読めないヤツらが暴走しようとしやがったのよねーってのが言外に(笑)
案内された先には竇昭。
皇帝の様子を聞いて、定国公の初七日には釈放されるだろうと踏んでたらしいよ。
竇昭は、巌と取り引きをした、先ほど彼らを解放したから、陳曲水を返してと言います。
宋墨にコートをかけてやる仕草は、まるで嫁みたい(^m^)
それだけで伯父に背いたのかと、まぁだ言う宋墨に、伯父と私は違うわと竇昭。
親族だからって、女だからって、おかしいと思うことには従わないってこと、この世界の常識どっぷりの人には理解が難しいのかね。
ありがとうと呟いた宋墨に、聞こえなーい!を連発して、何度も言わせるの、可笑しかった。
隣で、礼を言う宋墨に驚いた顧玉が茶化すのも。竇昭を見送る宋墨の綻んだ口元も。
竇昭が去った後、走ってきた脳筋3人は、宋墨に開口一番、どうした、薄汚れてるなって言われる(大笑)
宋墨が入獄したのは苦肉の策、陛下が蒋家に恩情をかけるのかどうかを見たかったらしい。あの人も見抜けたのに、オマエラ…って3人が言われたのも、すっきりだよ。

英国公府の前では、弟の宋翰(ソンハン)が待ってました。
この子は兄貴を慕ってるんだよなー。鹿を狩ってきたから滋養を取ってと言ってくれる。
ただ、母親の病床では、父親がなー。蒋家と縁を切ろうなんて話してたわよ。
親父は嫌味言ってすぐいなくなったけど、傷だらけの息子を心配する母は、こんな時だけど、心を通わせる相手を探せと言う。宋墨は誰とも知らない狐面の女子を思い浮かべるけど、宋墨ママは、それは竇昭なのねと、ある意味大正解。
宋墨ママは、竇昭の人となりは認めていても、竇世柩に利用されかねないと案じてますね。
そこは息子もな、それが拭えないんだよなー。
一方、竇昭は、自分が動いたことで「昭世録」とは事情が変わっていることに気付きます。
てか、今更?鄔貽芬が未だ首輔だなんて、ここしばらくの件で百も承知でしょうに。
竇昭の聡明さで、それに驚くのは脚本の破綻だなー。
鄔家の状況は、宋墨ママも息子に説明してた。
鄔家は竇家と絶縁し、立場を固めるために戸部尚書の梁継芳(リャンジーファン)の六女を鄔善と結婚させようとした。でも鄔善はそれを拒み、雨に打たれて寝込み、診察も受けないらしい。鄔善に万が一があれば、竇世柩の思う壺だと。
心の中に竇昭がいるって話だけど、その気はないとはっきり告げているのに、それを口実にされるのはちょっと迷惑な話ね。ちゃんと過去にできるまで、他の女性を娶る気にはなれないってのも分かるけど。
太監の汪格は汪淵に、竇世柩みたいに陛下の意を汲み上手く立ち回れと叱られてる。
先走って宋墨に自供させようと拷問した件だね。皇帝や内閣の真意は、宋墨を追い込もうとしてなかったのに、おまえときたらって感じか。判決を下すのは我ら宦官ではないと、釘も刺されてますよ。
緝影衛が福亭に向かったので、汪淵も行かなくちゃならないみたい。
そして定国軍の軍営には、定国軍の処遇を任された竇世柩が、偉そうに到着。
てか、五旦那、皇帝への謁見でも思ったけど、いつの間にそんなに食い込んだのかねえ。
ただあの時皇帝にも言われてたけど、鄔首輔は竇世柩の入閣に反対してたのね。更に竇家と絶縁して鄔善が娘と結婚しなかったから、両家の確執は知れ渡ってる模様。
宋墨は鄔家を心配して、李太医を派遣することにしたらしい。
たださあ、自分たちが連れ去った癖に、陳曲水が滞在してる屋敷を隅々まで把握してしまったと、巌が危険視してんのよ。脳筋にはない頭脳で、周囲の信頼を得てしまった訳ね。
宋墨は盟友、竇昭との約束を破る訳にはいかないと言うんだけど、巌は竇昭の動きは竇世柩と申し合わせたみたいなんだとさ。だーかーらー、いい加減にしなさいよっ。
すっかり病人となっていた鄔善は、自分の人生をコントロールしようとするじいちゃんに初めて反抗してました。今まで何でも言うこと聞いてきたイイコちゃんではあったけど、庶民のやるような木工に熱を入れていても、一応じいちゃんは何も言わなかったみたいだね。
ただ、もう状況が違うと。自分の地位も安泰ではない、もう守り通せるかどうか分からない、だから家のことを考えてくれってじいちゃんの言い分も分かる。
竇昭との会話で孫が、自由に生きたいと思ってしまったのも分からないでもない。
でも鄔善は、家に縛られて苦しんできた経験はない。家の地位と名誉に守られて、のほほんとええとこのボンを享受してきたこの人が、いざ存亡の危機となった時、全部放り出して自由になりたいと言うのは少なからず身勝手だし、1人で荒波の中、立ち向かえる技量も培ってきていない。
だから、おぼっちゃまの初めての反抗でしかないのよなー。性格悪くはないんだけどねえ。
そこに、李太医を拉致して身代わりになった竇昭がやって来ます。
お付きとして付いて来たのは、昭聞書舗の番頭、趙良璧だな。
陳先生がまだ解放されてないからなー。
うーん、また長くなってまいました。
8話まで。やーん、また3話分しか進まなかったー。
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作品情報
- 制作 2024年発表 34話 腾讯视频
- 原題 「九重紫」
- 原作 「九重紫」吱吱
- 監督 曾庆杰、郭锋
- 脚本 贾彬彬、迟晚、蓝天雨、李昱萱、王佳绮





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