20分前後の22話ってことで、ショートドラマの範疇だけど見てみようと思ったら。
ん?これって「命がけブライダル」の2人では?なカップルが登場。無明と小念。中の人もそのままに。そういえば、赤を効かせた夜の街のビジュアルも、あのドラマに似てる。
「命がけブライダル」や「虚顔」の監督さん&脚本家さんのタッグだったんですねー。監督さん曾庆杰(ゾンチンジェ)氏は、今や「逐玉」でも大注目の方よ。
しかも、最近本当によくヴィランでお見かけする鄧凱(ダンカイ)もいるぞっ。今回もまたあの秀逸な歪み顔が見られるのかっ!?となりまして(^m^)
期待に違わず、面白かったので、めっちゃ長文になってしまい、2記事に分けましたよ。ショートドラマなのに。
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所感 ネタバレです
花陵城の総指揮・凌長風(リン・チャンフォン)と妻・唐千月(タン・チェンユエ)は結婚して3年経つ仲睦まじい夫婦。正月の夜、城内で突如“魂化”の暴乱が起き、凌長風がその騒動を鎮圧して戻ると、妻が血の中で倒れており、胸元には妖艶な花が開いていた。唐千月の身に潜む秘密、そして “魂化”暴乱の黒幕は?物語は2人の3年前にいざなう…
Cinemart「風月変<ふうげつへん>」あらすじ
仲良し夫婦の凌長風と唐千月なんだけど、実は妻は5年前に夫が事件現場で拾った子。
当時、ぼろぼろの状態でひとり生き残っていた彼女は、言葉もおぼつかなく、何一つ常識も知らない不思議な子でした。長風があげた銀票を、えへえへと焚火にくべて燃やしちゃうくらい。
後に、街で出会った無明と小念が口止め料として渡した銀票も、へらへら燃やしてましたな(^m^)
だけど最初に見た人間、みたいな擦り込み状態になって長風に懐いて付いて来るので、優しい長風は捨て置くことが出来ずに連れ帰ることに。名前もなかった彼女を、唐千月と名付けた。

この凌長風役の趙弈欽(チャオイーチン)、ちょっとたれ目で、色気のある人でしたね。
主演ドラマもいくつかあるみたいだけど、古装ヅラ、前髪ありのほうが似合うな。
同じ曾庆杰監督の「招惹」ってドラマでも主演してるみたいなんだけど、民国時代のショートドラマっぽいので、日本のプラットフォームに入ってくるかどうか。
それにしても中国の役者さんたち、どんだけ人材豊富なんでしょ。この中から頭角を現すってことが、どれだけ大変なことか、想像に難くないねえ。
冒頭、大晦日の灯会の夜の街で事件が起こります。
赤い目をした妖が街を襲い、千月もまた犠牲になった思いきや、ぱっと開いた目は妖と同じ赤、そして抱き寄せる長風の首に噛みつく。
と思ったら、時間が巻き戻って当日の朝に戻ったぞ?
え、これもそういうドラマですか?と思ったけど、これだけでした。予知夢?
風月軒という化粧品店を営んでいた千月の元に、鳶(ユエン)先生という巫医が現れて、千月に鍼を施しました。この3年、鳶巫医からの治療を受けてきた千月。今日が最終日、この線香が燃え尽きれば、普通の人間に戻れると。千月本人も、自分が普通の人間ではないことを知ってたんだね。
でもその線香が燃え尽きる前に、さっきと同じ妖の事件が勃発。千月は赤い目になって襲ってきた妖を蹴散らすものの、自分も大怪我をして倒れます。
長風はどうやら太尉の息子だったみたいね。親子仲はイマイチ?
あら、太尉サマ、趙敬(ジャオジン)さん@山河令、久しぶりっ(笑)
千月のために、太尉に預けていたらしい麒麟血ってのを受け取って、とっとと帰る長風。
延命に効くという麒麟血のお陰で千月は意識を取り戻したけど、3年もかけた鳶巫医の治療は失敗し、千月は普通の人間に戻れなくなってしまった。
この麒麟血ってのと、最初に部屋にあった墨魁花って花が、キーアイテムです。墨魁花でつくられる墨魁湯ってのも、元に戻るための薬になる模様。
でもここで長風は、麒麟血で一旦は意識を取り戻した千月が、突然昨夜の妖と同じように目を赤くして空中でホバリング(笑)し、自分を襲って来たけど、墨魁花のお陰で元に戻ったのを見てしまいましたよ。しかも傷口も塞がってる。
もしかして、千月は最初からあの妖と同じ蝶奴だったのではないかと思い、警戒するように。
でも当人には、全くその記憶がないと分かって、一旦は警戒を解くんだけども。
あ、千月のお世話係として、5年前に連絡用の凧を使って召喚した紅(ホン)さんてさあ。「命がけブライダル」にもいたよね?刺客の連絡役で。中の人は別人かもだけど。このドラマでも、引退したはずの自分を呼び出して、何の用かと思ったら、え、この娘を風呂に入れろだ?みたいなシーンがありました(^m^)
以降ずっと、紅さんは千月の側仕えとして働いてるよ。裏社会を知ってる紅さんは、様々理解も早くて、いい人材だよね。
パパは太尉として、蝶奴撲滅に動いてたのね。
夷瀾族の蝶蠱ってのが原因で、人が蝶奴になってしまうってのも調べがついてた。
そこに武安侯、パパ太尉のもう1人の息子で長風の兄の長燼(チャンジン)が戻ってくるとの報告。
長風が押収していた蝶奴の遺体を調べると、鎖骨に独特の形の痣があった。
昨夜、傷付いた千月の体にも、同じ物があったことを思い出す長風。
以前千月は、ここに醜い痣があったけど、今はなくなったと言ってたのに。
千月自身も、この痣が妖の証で鳶巫医の治療で消えたのに、今また出て来てしまったことに慌ててます。
長風は千月を拾った5年前の事件の資料を確認。
村は花陵と夷瀾の境にあって、山賊の襲撃で村人は全滅、行方不明者が48人もいて、山賊もまた獣に襲われたような傷を残して全滅していた。
当時長風は、夷瀾族の騒ぎを鎮圧しに出向いてたみたいね。
夷瀾は、蠱毒を使って長風のいた軍を脅かした。中でも最も恐ろしいのは侵されたら狂暴化する蝶蠱。政略で夷瀾に嫁に出され、蝶蠱に侵された姉はそれで亡くなってた。
そしてパパ太尉はだね、昔、国のために、公主の代わりに娘を夷瀾族に嫁に出し、娘が蝶奴となって戻されたことで、怒った息子達と疎遠になってたっぽい。本人は息子達大好きなのに。長風の家の前で入れずにウロウロしてる姿が、意外とカワイイのよ(^m^)
千月のところに、宝珠(バオジュー)公主がやって来ます。千月を義姉上と呼ぶ公主は、なんだかとってもいい子で千月とも仲良し。長風とは従兄妹同士?
でもそこで、宝珠が鼻血を出したのを見た千月は、血に反応してしまいます。

さーて、皇太后とまだ5才の少年皇帝の元に来たのは、帰って来た武安侯。出た出た、鄧凱っ(笑)
彼は皇帝の代わりに詔を勝手に書いて、自分が妖事件を調べようとしたり、かなり横暴みたい。
そこに皇太后から呼び出された長風が助け舟。
パパ太尉の元に呼び出された兄弟は、揃って怒られる。長燼は武安侯なのは威張るためじゃないのに、陛下の名で命を下そうとした、長風は大晦日の事件を防げなかった。
事件の罰で、長風は指揮官を辞めさせられ、この件は、夷瀾族の事情に詳しい長燼が仕切ることになってしまいます。
蝶奴になった人は、刀傷くらいでは治っちゃうので死なず、燃やすしかないんですって。
長風が家に戻ると、千月と公主が部屋に籠ってる。
慌てて部屋に入ると、公主は気絶しており、千月は目が赤くなってた。
逃げてと言いながら襲ってくる千月の胸を、すまないと言って刺す長風。蝶奴なら死なないからね。
どうやら千月は、公主を襲いたくなる自分を抑えながら、公主を気絶させてた。
千月は、自分の知っていることを全て長風に話します。
5年前、山賊を殺したのは千月。村人は殺してない。最初から蝶奴だったけど、自分がなぜそうなったのかは分からない。自分の記憶は長風から始まっている。
引き取られてから2年かけて、千月は長風や紅さんから、人としての様々を教えて貰ったのね。優しい月日の中で。そりゃあ、嫌われるの怖いわねえ。

この長い回想シーンの中に、無明と小念も出て来たよ。2人の想いの籠った灯籠の文字を見て、捕えようとした長風が思い直してやめたり、千月をよそへ嫁がせるか嫁がせないかと悩む長風が、ペラペラとめくっていたのは「念念無明」って本。「偽りのブライダル」の原タイトル(^m^)
街中で蝶奴の発作が出てしまった千月は、物乞い姿をしていた鳶巫医と出会い、治療をすることに。治療にはまず1週間かかるみたい。ひとまずそれで、痣はなくなったってことかな。
長風のほうも、黙って姿を消した千月が、こんなにも大切だったと思い知った1週間。
ってな訳で、2人は結婚し、幸せな3年間を送っていたのね。
門につけた小さな鐘で帰宅を知らせるってのも、可愛かったな。
で、大晦日の施術が最後の仕上げだったのにってことだった訳だ。
とはいえ、別れられない2人。蝶蠱をなんとかしようにも、もう千月は試して失敗してるし。
ただ突然、千月が血に反応するようになったのは、蝶蠱の養分にもなる麒麟血を飲んだからで、公主の血に反応したのは、もしや公主が麒麟血の持ち主なのか?ってところまでは気付く。
公主は一月前にも和英(ホーイン)って人物に血を取られ、5年前にも長風の姉を救うために血を取られてた。だけど本人は自分の血が特別なのを知らない。
しかも、お姉ちゃん大好きだった武安侯は、夷瀾族と蝶奴を殊の外憎んでいて、姉の亡骸?を保管して、元に戻そうとしてたんだわよ。
夷瀾残党の長から、麒麟血を没収して飲ませると、姉の赤い爪が普通に戻ったりする。
武安侯は、残党の長から、公主が麒麟血の持ち主だと聞かされ、麒麟血目当てに公主を娶ることに。
あ、鄧凱さんね、このドラマでは今のところ、眉間に皺の厳しい顔はしてても、顔の下半分の歪みはありません(笑)根っからのクソ野郎(ゴメン)じゃないっぽいよ。
しっかし、どうやってこの顔をあれほど歪められるのか、触ってみたいくらいだ。
あ、このドラマでのご披露はありません(^m^)「少年歌行」赤王がスンゴイよ。

ただ可哀そうなのは、公主。
武安侯のことが昔から好きだったのよー。この縁談に大喜びなのよぅ。あんなにいい子なのに。
しかも、皇帝が公主を手放さなかったために姉が身代わりになったらしいから、武安侯にはその恨みもありそうだし。公主の身も案じずに血を採りまくるのはやめたげてー。
だー、蝶奴となった人達に火矢を射かけたのはパパ太尉だったのか。長風がどこぞから麒麟血を持って来たけど、間に合わなかったのか。それが保管されたのが、千月に飲ませた麒麟血だったか。
あれ?でも姉は燃やされなかったの?
もともと蝶蠱っていうのは、夷瀾の巫医が治療に使うものだったんだって。だから夷瀾の巫医として、鳶先生はなんとか千月を救いたいと思ってくれてたみたいだけど。
墨魁湯を飲むと7日間も激痛に見舞われるらしく、千月は行方不明の7日の間、それに耐えてた訳だ。
そしてそれを「百蠱全集」で蠱毒について調べていた長風も知ってしまいます。あの時、千月の身に何が起きていたのかを。
2人は長燼にバレないようにと、絆を深めるけども、初夜のあちらはね…
新郎は何も言わずに新婦の簪を取り、それで新婦の手を切り裂く。酷い。
甘い新婚生活とは程遠い毎日に疲れた公主は、千月の家に泊まりに行こうとするんだけど、途中で転んでしまい、てのひらの傷口が開くと、千月と別の蝶奴が襲ってきます。
別の蝶奴を倒した千月に、飛んで来た長風が墨魁花の精油を嗅がせると、千月は気を失う。ほう、精油も効くのか。
公主に全てを話す2人。怖い思いをしたのに、千月は普通の蝶奴とは違うと、今まで通り接してくれるイイコ過ぎる公主。そして彼女も、自分の血が麒麟血で蝶奴をおびき寄せると知ります。
それでもさ、それで薄々感付いたんだろうに、夫が自分の血を採ってることを誤魔化すのよね。
更に千月は妊娠してました。巫医によると、蝶蠱と胎児に養分を吸われ、出産すれば千月は朽ち木のようになると言われるんだけど、命を賭けても子供を産むと決める。
だけどそんな体調の変化によって、千月は墨魁花も苦手になってしまいます。少量なら蠱毒を抑えるけど、大量だと燃えちゃうんだって。しかも、昔太尉が蝶奴を抑えるために、郊外に大量に墨魁花を植え、それがもうじき満開になりそうなんだってよ。
更に悪いことに、長燼が千月を蝶奴だとロックオン。夷瀾族の場合は、蝶奴になっても理性を保てるんだってさ。なるほど、千月は夷瀾族だったのか。
ただ長燼も公主に、ちょっと心動かされ始めましたね。
自分の血が欲しいのが分かっても、自ら差し出してくれる健気な嫁。
それを持って長燼は、逃げ出す準備をしていた弟夫婦の元へ。
部屋の中にいた千月は、庭で麒麟血の蓋を開けても、飛び出してはきませんでした。
長燼たちが帰った後、長風が部屋に飛び込むと、千月は自分の手足に鎖をつけて欲望に抗ってた。
そして兄も弟から、公主は本当に好きな人と結婚すると喜んでいたと聞き、後ろめたくなる。
よしよし、長風、いい仕事しましたっ(笑)
公主もさ、人助けのためなら、いくらでも血を採ってって笑顔で言うし。
お姉ちゃん大好きで凝り固まった長燼の心も、さすがにズキズキしてることでしょう。優しさを見せ始めましたで(^m^)
ただ、千月の懐妊を知った長風は反対だよねえ。2人は鳶巫医に相談しに行くことに。
子供が影響を受けることはない。そして実は血を分けた肉親がいれば、蝶蠱をなんとかできるんだって。
そこで、長風はある決意をしてしまいます。
まず子供に蝶蠱を移し、次に子供から自分に移す。
この計画は、長風と巫医だけの秘密で、最後まで明らかにはされないんだけど。
そんなこととは知らない千月は、後になって子供を犠牲にする気なんじゃと、不安になったりするんだけど、彼の愛は、その程度じゃなかったんだよぅ。もうこれ哀しい展開しか見えてこないじゃん。
一緒に街を散歩したら、小念と無明と子供の可愛い親子を見ちゃったりしてさ。
家族を知らない千月は、憧れを持って微笑ましく見てるけど、長風の想いやいかに、だわよ。
辛い展開になるのかなあ、ヤだなあと、すっかりカップル2組の味方になっちゃったところで、次の記事へと続きます。
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作品情報
- 制作 2023年発表 22話 芒果TV
- 原題 「风月变」
- 監督 曾庆杰
- 脚本 赵林、李文婷




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