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君子盟 第9話「幼き日の約束」あらすじとネタバレ感想

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目次

あらすじ

蘭珏と王硯は、張屏が残した謎めいた言葉を手がかりにその行方を追っていた。一方、埋葬人こそ一連の毒殺事件の犯人だとにらんだ張屏は、あえて埋葬人について行ったが、気絶させられ、埋葬人の巣窟に連れ込まれてしまう。実は、埋葬人が選んだ典獄(てんごく)の聖とは大理寺卿(だいりじきょう)・陶周風(とうしゅうふう)ではなく張屏だった。埋葬人は犯行の動機について六聖賢を造化の神にささげるためだと明かす。つまり35年前、友と交わしたある約束を果たそうとしていたのだ。

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君子盟 2024.7.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

埋葬人を手伝うテイで義荘まできた張屏。
フードを被ったままの男に、顔を見てもいいか、どこかで会ったかと聞きます。
私もおまえを捜していたと答える埋葬人。

時間は少々進み。
蘭珏と王硯が、旭東の知らせで張屏を捜しに義荘へ。
蘭珏は、張屏の残した言葉から、胡椒を捜すことに。

その頃、張屏は、犯人によって地下に作られた神殿のような場所に捕えられていました。
周囲には、犠牲者達の遺体で作った六聖賢像が並んでいます。悪趣味だー。

張屏の前にぬんっと顔を出した犯人は、にんまりしてますわ。
同じ空間の中には、龔毓貞(きょういくてい)も捕まってます。
犯人は案の定、龔毓貞を私の羅那錦(らなきん)だと言いました。
六聖賢のうち、残るは、典獄の聖、悪を裁く、烏尤(うゆう)と楽聖、羅那錦。

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犯人はまず張屏に、どうしてここまでついてきたのかを聞きます。
張屏は、お前が犯人だと分かったからだと説明。
左目が義眼であること。それは水路の中の傾いた足跡や体が傾く癖からも確認していて、一致していたこと。更に、長い間、じめじめした水路の中に住んでいた犯人の体にはノミがついていてもおかしくなく、莫日根(ばくじつこん)に見立てた4兄弟の体にも、ノミに食われた痕があったこと。彼らは身分のある家の出で清潔な場所で仕事をしていたはずだから、それは犯人のノミだと推理していたこと。そしてこの男は体が痒そうだったこと。
埋葬人なら、遺体を運んでいても怪しまれない。その上、腰に下げていた袋から赤いものがにじみ出ていたこと。

素晴らしいと笑った犯人は、張屏を烏尤だと見做していたみたいです。
あはっ、ぽよよん大理寺卿じゃなかったー。
一応張屏、話しながら後ろ手で、石かなんかで縄を切ろうとし始めてはいますね。

地上の蘭珏と王硯は、埋葬人が放置した荷車と、張屏の胡椒入れを見つけていました。
その周辺は、身寄りのない流民用の墓地らしい。

犯人曰く、孫神医と楚啓児(そけいじ)の遺品は、烏尤を見つけるために用意したものだったんだそうな。その謎を誰が解くのか。
無名閣に潜んで待っていた犯人は、そこに張屏が来たのを確認してたんですと。
驚堂木(きょうどうぼく)を置いて、大理寺に目を向けさせたのは、警戒させないための目くらまし。
赤い毒を作ったのもこの男で、今までにもう何度も使ってきたらしい。
だけど張屏が摩籮村って名前を出した時は、ちょいっと反応したみたいに見えたね。すぐ、質問が多いって、誤魔化しちゃったけど。

造化の神である因吉天に六聖賢を捧げれば、因吉天は新たな世界を作り、自分と友を救ってくれる、生まれ変われると男は信じてました。
よく分からんけど、コイツにそれを唆したヤツがいるってことね。
でもそんなの、なんで信じ込んでるんだろう。あんな毒を作れるくらいだし、今までのやり方見ても、頭はキレそうなのにさ。

石奴(せきど)と阿虎(あこ)というのが、既に亡くなっているこの人の友達らしい。
男が枯れ枝で作った冠みたいなのを張屏に被せようとした時、張屏の縄が切れました。
咄嗟に立ち上がって、自分のカバンに走った張屏は、中から石灰を掴んで男の顔にぶつけます。
男は刀を持って、余り目の見えない中、迫ってくるんだけど、張屏はなんとなく待ち構えている様子よ。

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地上で、蘭珏が林の中を捜し回ってるシーンが挿入された後。

張屏が烏尤に、龔毓貞が羅那錦にされちゃってて、目が見えなくなってるはずの男が、ちょっと驚きながらも普通にウロついて、これで六聖券賢を捧げられると喜んでる場面に。
ん?なんだなんだと思っているうちに、男は祭壇前でタイコを持って踊り(どーでもいい踊りが長い(笑)、祭壇の石の仕掛けを踏んで赤い毒を振りまき、その真ん中で硬化しました。

あー。
これ既に張屏が男に、鏡花水月の術をかけちゃった、その世界だったみたいですわよ。
男は瞬間、あの大樹の世界に飛ばされたわよ。
あの待ち構えてたそんな一瞬で、術をかけたんかい。すごいな?張屏。
それはそうと、このおっさんの名前、ずっと分からないのよね、犯人だから別にいいケド。

ここが桃源浄土かと喜ぶ犯人だけど、残念っ、心の世界ですよっと。
約束通り、救いに来たぞと、石奴と阿虎を呼ぶけど、2人はいませんでした。
気付けば男は、遺体の火葬場に立っていました。そこに残っていた骨は、友達2人のものだったのかな。
六聖賢を献上したのに、あり得ないと動揺する男の元に、出て来たのは張屏。

やっぱり張屏は、男に石灰を投げつけた時、水器に水を張って、鏡花水月の術をかけてたんですね。
2人の実体は、あの地下の神殿で、水器を前に座っていました。

火葬場のあったところは、薬人塚って名前だったらしい。
なぜだと戸惑う男に、張屏は、友が許していないと言いました。
事情を話せば、私が助けよう。
そうだな、お前は烏尤だと納得した男は、昔話を始めましたよ。
この子役の子「有翡」に出て来た小虎だねえ、ふふっ。

35年前、雍国に疫病が流行り、両親を亡くした男は、都に流れ着いた。
だけど、医館を開くふりで毒を売っていたヤブ医者に捕まって、この地下に監禁された。ヤブは、捕えた子供を毒薬の実験台にしていて、そこで出会ったのが、石奴と阿虎。
肩を寄せ合って生きていたけど、ある日、3人で逃げようとしたところ、2人は捕まり、自分だけが柵の外に出られた。2人はヤブ医者にしがみついて助けを呼んでくれと、男ひとりを逃がしてくれた。

必ず助けると叫んで逃げた男が、数か月後、戻って来ると、2人は既に死んでしまっていて焼かれた後だったみたいね。
うん、仲間を逃がした子供を、数か月も生かしておいたりしないだろなあ。
逃げた子供に何ができるって話だけど、即、手を打たないとダメだったわね。

それから、何をどうしたのか分かりませんが、男は復讐するために長い時間をかけて毒の研究をし、血霧の毒を完成させて、ヤブ医者の一家に復讐を果たした。
それでも心が晴れなかった男に、因吉天の伝説と法陣を教えて唆した者がいた。

信じ切って実行したにも関わらず、成功しなかった男は取り乱し始め、鏡花水月が破られそうになります。
張屏も焦り、蘭珏の到着を待ってるんだけど。

その頃、蘭珏は林の中で、墓の位置と自分の知識を元に、張屏が捕らわれている地下の入り口を見つけていました。
合図の花火を上げてから、ひとり地下へもぐりこむ蘭珏。
張屏の元に辿り着いた時、男が目覚めてかけてしまいます。

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だけどさ、蘭大人、文官だから。張屏もだけど、力はないのよねえ(笑)
それでもまあ、一応、目覚めた男の首に、蘭珏が刀を突き付けている間に、張屏は龔毓貞の縄を解きに走ります。

ただ、驚いたことに、男は蘭珏を見て、お前は蘭林の息子だなと言うんだよ。
コイツ、蘭林の事件のことを知ってた訳ね。
なら間違いなく摩籮村の事件は、コイツの血霧の毒で起こされたもの、蘭林が陥れられたのは、蘭珏と王硯が推理した通り、摩籮村の事件が原因だったってことだ。

でも、何も白状しないつもりの男は、刀を持った蘭珏の手を掴みます。負けちゃう蘭大人(笑)
張屏も飛び込んでいくんだけど、2人して転がされちゃってま(^m^)

男は、祭壇の真ん中に立ち、毒の仕掛けを起動させてしまいました。
仁王立ちのまま、自分の毒で死んでしまった男。
張屏達は、毒を吸い込まないようにしながら、龔毓貞を助け、なんとか脱出するのが精一杯。

うーん、残念だったね、蘭大人。大きなヒントに辿り着いたのに。
でも、35年前には子供で、それから研究して、20年前の摩籮村の事件に関与して、20年後に因吉天事件かい。随分と長いスパンですこと。
血霧の毒でヤブ医者一家を殺した時に、それに目を付けた黒幕がいたってことだよね。で、摩籮村の事件にそれを使わせたんでしょね。それから時々、黒幕に上手いコト使われてたのかも。因吉天の話をして唆したのも、黒幕かな。

刑部が調べている間、林の中で張屏はへたり込み、蘭珏は立ったまま、捜索を見守ってます。
何も話さずに犯人が死んでしまったことで、手がかりは途絶えてしまい、犯人の巣窟の中にも、特に20年前の手がかりはなく、ただ毒が見つかっただけ。

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さすがに落胆の色を隠せない感じの蘭珏に、張屏は、私も調査を手伝いますと声をかけました。
蘭大人にとって、事件は終わっていないはず、と。

その晩、張屏は魘されてました。
ちびっこの、苦若(くじゃく)と呼ばれていた頃の夢。不思議な模様の描かれた木のある森の中で、泣いているちび苦若。
これは4話で、蘭府で鍼打たれてた時にも、夢で見てた場所。
だけど、ちょっと待て。あの、蘭の花の香嚢が出て来たよ。
これ、8話で、南方に出かける蘭林に、子供蘭珏が手渡したものと同じでは?
そして、鏡花水月に使う水器を手にして、嬉しそうな苦若。

張屏は子供の頃に、蘭林と面識があった?
この子、小さい頃の記憶、失くしてたの?

宣政殿では、皇太后の前に皇帝は座っていませんでした。
不在のまま、皇太后が最近都で起きた事件の話に言及。
竇方(とうほう)が、王侍郎が犯人を見つけたものの、犯人は自害していたと報告。
魂が吸われると言う話は流言で、全員毒殺だったと王硯が答えます。
その毒は残ってはいない、犯人の巣窟も摘発した。
王硯は、龔毓貞の関与も伝え、龔尚書の功績も考慮して寛大なお裁きをと願います。

皇太后は、龔毓貞の死罪は免じてくれましたが、楚尚書も娘を失って伏せっているので、目こぼしはできないとし、処罰は刑部に任せてくれましたわ。
皇太后は、蘭珏も関わっていたらしいなと言葉をかけ、礼部でさえ貢献したのに、大理寺は何をしていると、我関せずみたいな顔で立ってた大理寺卿、陶周風(とうしゅうふう)を名指し(笑)

大理寺の面目は失墜したと言われて慌てたのは陶周風だけど、すかさず王硯がそれを庇いました。蘭珏もサポート。陶周風寺卿は、囚人教化のための「勧善小冊」を執筆して努力しているのだと。
それで、一応皇太后も矛先を納めてくれましたよ。良かったね。

皇帝の様子を見て来た応熹(おうき)は、昨日の狩りで疲れたらしいと皇太后に囁いてました(笑)
あの皇帝は、即位して20年くらいらしいよね、いったいいくつくらいの設定なんだろう。見た目は、蘭大人達より上に見えるけども。

他に何かないかと言われて出て来たのは、司天監の監正、玄機(げんき)。
4話で、渾天儀(こんてんぎ)の製作を上奏した人です。
渾天儀の建設は始まったらしいんだけど、その先端の形をどうするか云々で、皇太后へのゴマスリをごりごり入れ込みながら、幸い偶然どこぞの木の下で大きな紅玉を見つけた、これは天意とか言ってる(笑)
そんなワケあるかぁ!中国では、そんな簡単に木の下に希少鉱物が転がってたんですかね。川流れしてきた翡翠や水晶ならいざ知らず。しかも、紅玉ってルビーだよねえ。

で、持ち込まれたものは、ルビーを両眼に嵌め込まれ、金で編まれた鳳凰の頭でした。
皇太后アクビちゃん、満足そう。←皇太后サマ、ハクション大魔王のアクビ娘に似てません?
だけどさっきの竇方や、以前明らかに渾天儀建設を無駄遣いだと思ってたみたいな柳羨(りゅうせん)は、苦い顔してましたわね…

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