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三国志 Secret of Three Kingdoms 53話 曹操逝く あらすじとネタバレ感想

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三国志 Secret of Three Kingdoms
目次

あらすじ

関羽(かんう)に敗れ窮地に陥る曹(そう)軍。切羽詰まった雰囲気の中、司馬懿(しばい)は劉備(りゅうび)と盟友である筈の孫権(そんけん)と手を組むという奇策を曹操(そうそう)に提案する。曹操の病がひどくなっているとの知らせを受けた劉平(りゅうへい)は、曹節(そうせつ)と共に洛陽まで来ていた曹操のもとへ向かう。自ら治療することを申し出た劉平に曹操は…。

三国志 Secret of Three Kingdoms 公式サイトより引用
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劉平の元に、曹操が関羽に敗れたとの報が入ります。赤壁以来の大敗だと。連絡を持って来たのは盧毓(ろいく)さん。荀彧と同じような衣装なので、尚書台のお役人になってるのかな。
関羽が皇帝を迎えに許都に来るかもとか、劉備と諸葛亮も許都を責めるかもとか、孫権も加わるかもとか、曹操側では劉平を鄴に呼ぼうだとか、いろいろと思惑や情報は交錯している模様。
劉平は、司馬懿が何か策を持っている筈だと考えるんですが、更に曹操の健康問題が。
ここで曹操に何かあれば、関羽は止められなくなります。

柳毅(りゅうき)は許都の県令になってるみたいですね。曹節が難民のための衣類を用意し、柳毅に配るよう指示していました。そっか。あの頃の儒学生達を役人として登用してるから、許都はよりスムーズに人道的な政が進んでいるのかもしれません。

着物を作る時に指を怪我していた曹節の手当をする劉平は、関羽を討つために洛陽に来ている曹操の元に見舞いに行こうと言いました。持病の頭痛が酷くなっているらしいと。劉平は、冷寿光が命がけで渡してくれた青嚢書で医術の勉強を続けてたんですねえ。冷寿光の遺志が繋がっててよかった。うるうる。

曹操はすっかり病人って感じですね。そんな状態での負け戦は、堪えるでしょうよ。
この場面、臣下が向かい合って、ずらっと両側に並んでるのがなんだか面白い。
誰からも打開策が出なくて怒る曹操に、ようやく司馬懿が口を開きました。
孫権を使うと。

劉備と盟友の孫権が、今、なぜ曹操を攻めて来ないのか。
関羽のいる荊州(けいしゅう)は、劉備が孫権から借りて、未だ返していない領地。孫権配下の呂蒙(りょもう)は奇襲で関羽から、長沙、零陵、桂陽の3郡を奪った。両者はもはや盟友とは言えない。
更に関羽は孫権から持ち込まれた縁談を断ってもいて、孔明と魯粛の努力で辛うじて表立った対立は避けられてはいるものの、孫権の心証は悪い。関羽が今、兵糧の足りない曹仁のいる樊(はん)を手に入れれば、蜀から中原を攻めるルートが通じ、劉備は孫権に荊州を返さなくなる。それを孫権が黙っているだろうか。孫権に背後を突かせれば、関羽は退く。

曹操が感心してます。この戦は司馬懿の名を挙げるものとなりそうだってさ。殺さなくてよかったじゃん(笑)曹丕も誇らしげだ。
司馬懿の顔は、野心満々ってより、こりゃ曹操長くないなって顔に見えますね。

曹丕はご機嫌ながら、司馬懿の心のありかが気になるらしい。劉平が洛陽に来たんですね。それで気になると。司馬懿は、参謀を求めるなら使える者を使い、仕えぬ者は殺せばいい、心のありかなどどうでもいいだろうってさ。でもま曹丕も、臣下であってくれれば悪臣でもなんでもいいのだそうな。

そこへ劉平がやって来ました。
瞬間の曹丕の顔よ。まるで元カノに嫉妬してる子みたいよ(^m^)

三国志 Secret of Three Kingdoms
画像出典 天津唐人影視股份有限公司
なによなによっ、キッ!

そして司馬懿はこの直後、万感胸に迫るみたいな顔になるんですよ。なんだかんだ奥底の情は捨てきれないんだね。

曹操に会った劉平と曹節。
劉平の提案した治療は、開頭手術ですってよー。ひぃ。この時代にかぁ。
あっ、華佗(かだ)が殺されたのは若い頃から頭痛の症状が出ていた曹操に、開頭手術の提案をしたからなんですって。これは三国志演義から持って来た設定かな。

曹操は、陛下は私を救うつもりか、殺すつもりかと聞きます。
劉平は、どちらも考えたことはあるって、まぁ、正直なっ(笑)でも今は、医者として病人を治したいだけだと。
曹操は劉平と2人て話したいと、人払いをしました。
それにしても、曹操、節ちゃんだけには、本当にいいパパの顔になりますねえ。この父とあの母の娘だけど、いい子だもんなあ、この子だけは。

私に残された時間は少ないと陛下は分かっていると曹操。今までずっと、曹操の台詞は「余」「与(字幕はこっち)」だったんですけど、この回から「私」なんですよね。中国語でどう言ってるのか分かりませんが。
劉平は、だから手術をさせてくれと言います。や、そんな簡単にyesは無理だよー。
曹操は、陛下と春になったら青梅を肴に酒を飲んで、英雄を論じることももうできないと言います。そこまで持たないことも自分で分かってるんですね。
劉平が、曹操は生涯をかけて中原統一のために戦い続けてきた、英雄の名にふさわしいと言うと、曹操は、まさか陛下にそのように評されるとはって、感極まっています。

劉備と英雄について語り合った時、曹操は、天下の英雄は私と劉備だけ、子を持つなら孫権のような子をと言ったんだそう。当時はこの2人だけが生涯最大の敵だと思っていたと。
でも違った。わが生涯最大で、その上、恐れ敬う敵は、私の身近にいましたと笑います。
この数年、あなたは本物のようだった、老いて目が霞み、忘れるところだったって笑う顔からは、すっかり毒気が抜けてます。

劉平は、このように私心なく曹操と話がしたかった、自分は今でも敵なのかと聞きます。
すっと、目の表情を変え、そう、敵ですと答えた曹操。
乱世では諸侯は自分の領地しか考えない、皇帝の周囲の人々も似たようなものだった。孫権と劉備は長江の辺りを、私は黄河辺りを収める。でもあなただけは、ただ天下統一を願い、民を思っていた。その馬鹿な考えに多くの者が惹かれた。崔琰、孔融、そして荀彧も。彼らは私が志を変えても得られぬ者達。あなたが最大の敵でしょう。

ではそなたは乱立と統一、どちらを選ぶのだ、私と手を組み天下を平定しようと言われた曹操は、天はその機会をくれなかったと言いました。
この期に及んで、まだ本気でそれを言う人なんだなあと思っただろうなあ、曹操も。というか、劉平はずっとそう言ってきてたんですけどもね。
もしあと10年若ければ手を組みました、ためらいなく統一した、でも人の力には限りがあるのです。

三国志 Secret of Three Kingdoms
画像出典 天津唐人影視股份有限公司

この間の曹操の「ほんの少しの我慢」じゃないけど、本当にほんの少しの歩み寄りで良かったんだけどねえ。曹操にもいろいろと分かっていたのにな。それでも人の心は変わるから。猜疑心の強い自分はそれを信じ切れなかったってことも、分かっている。

部屋を出た劉平は曹丕に、曹操の亡き後はどうするつもりだと聞きます。
考えたこともないとトボける曹丕ですが、そなたなら考えたはずだ、3年は遺志を守る、それが孝行だと劉平は言います。そして今、曹操は10年若かったら漢王朝と手を組み、ためらいなく天下統一をしたと言ったと。一応、ちょこりと釘を刺したってことでしょうかね。でも曹丕はそんなこと、カケラも気にしないんだろうなあ。いつ頃からでしたかねえ、劉平をアイツ呼ばわりになったのは。

回廊を曲がったところで、司馬懿が待っていました。
6~7年ぶりに抱き合う2人です。
司馬懿は、曹操がいれば漢王朝と曹家は上手くやれるが、長くないと知った今、どうする気だと言います。劉平は一応、兵の確保はできてたんですね。約15万。そこに司馬懿が手勢の手助け。
曹操は、黄巾の乱の時の青州の残兵30万を手にしていたのですが、曹操以外のどこにも属さなかった兵達は、曹操が危ういことで漢王朝に身を投じると言っているらしく、その名簿を。
なるほどね。彼らは曹丕ではダメってことなのね。45万いれば、曹操軍とも戦えるらしいよ。
自分の道義を守れ、私は知謀で戦う、気を付けろ、頑張れよと言って、司馬懿は行きます。

この人が劉平を見る目も、随分と毒気が抜けました。曹操陣営で面白いくらい策が決まってるんでしょうね。だとしても、曹操にも曹丕にも心は許してないけどな。でもそんなの最初から、お互い分かっていての主従契約みたいなもんでしたし。ただ、曹丕の器では、乗りこなしきれないってだけだな。曹操はそれも充分分かってたけども。分かりたくなかったのは曹丕だけ。

宮中に戻った劉平の元に、盧毓が、曹操孫権連合軍の大勝と関羽が討ち取られたとの報告に来ました。司馬懿の計算通りだと劉平。孫権が曹操に皇帝になるよう勧めたらしいと聞いても、劉平はそれは無理だろうと言います。病状が病状ですからね。
そういえばこのドラマ、三国志って入ってますけど、劉備も関羽も孫権も諸葛亮も出てこないんですよねえ(笑)

曹操の凱旋。
関羽を討てたのはお前のお陰だと言う曹丕に、司馬懿は、私の手柄ではない、曹操のお陰だ、でも祝宴は開かず、関羽を手厚く葬れと言います。曹操は関羽を気に入っていたから。多分ここでアホみたいに喜べば、曹丕への心証が悪くなるってところかな。
でもその時、先を馬で進んでいた曹操が気を失って落馬し、亡くなってしまいました。馬上でこと切れてしまったのかもしれませんが。

劉平の元には、楊俊義理パパ、盧毓、もうひとりのヒゲの人は、え、高覧?甲冑姿じゃないと見分けがつかん(笑)千載一遇のチャンスだ、曹丕を攻めようって話になってるところへ、柳毅もやってきます。曹家では跡取り争いで、曹丕に対して曹彰が挙兵したらしいと。
兵を集めよ、北へ向かうと劉平。

一方、曹丕と司馬懿は、孫権、劉備、曹彰に対して、誰を向かわせるかの話になってますが、司馬懿の献策は、自分の元から腹心がいなくなる、何を企んでいると言う曹丕。青州の兵の反乱も曹彰の反乱も、おまえの仕業だろうと。似てきましたな、親父に。
余とあいつが戦うならどちらにつくと聞いた曹丕に、司馬懿は、勝つ方にと言います。かっとなって司馬懿の胸倉を掴む曹丕ですが、お静まりをと言われて気を取り直し、負ける時にはおまえは道連れだと。

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画像出典 天津唐人影視股份有限公司

曹丕は、本当の敵は劉備でも孫権でも曹彰でもないとやっと分かったと言います。兵30万を連れて許都に向かうと。司馬懿、それを聞いてにやりとしましたよ。許都には45万ですから。でも、だとしても劉平が戦を起こすはずがないことは分かってると思うので、兵力は保険、加えて曹丕を追い込むためのエサのひとつってことなんでしょうかね。
結局、それが理由で禅譲となるんだろうなあ。せっかく平和に収めていた許都を中原を、もう戦場にはしたくない、民を守りたい。それを貫くってことでしょうか。
次回、最終回です。

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